JP2006352488A - デジタル放送受信機、放送方式判定方法及び放送方式判定プログラム - Google Patents

デジタル放送受信機、放送方式判定方法及び放送方式判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 アナログ放送が存在している現在でも、受信した放送信号がデジタル放送であることを容易かつ確実に判定可能とするとともに、チャンネルサーチの高速化を図る。
【解決手段】 放送波を受信するアンテナ11と、このアンテナ11で受信された放送波から放送信号を取り出す周波数選択手段12と、この周波数選択手段12からの放送信号をデジタル放送データに復調するデジタル放送復調手段16と、周波数選択手段12からの放送信号を複数の周波数帯に分割する周波数帯分割手段13aと、分割された信号のそれぞれについて信号強度を測定する信号強度測定手段14と、この信号強度測定手段14での測定結果にもとづいて、放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する判定制御手段15とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル放送受信機のチャンネル検出機能に関し、特に、放送中のチャンネル検出の高速化に関する。
現在、我が国では、テレビ放送に関し、国策としてアナログ放送からデジタル放送への移行が進められている。
例えば、我が国の地上デジタル放送は、2000年にBSデジタル放送が開始されており、次いで2003年には地上デジタルテレビ放送が開始されている。そして、2011年にはアナログテレビ放送を終了することが計画されている。
ここで、地上デジタル放送とは、デジタル化された地上波テレビ放送をいう。この地上デジタル放送の変調方式は、我が国においては、1チャンネルの周波数帯が13個のセグメントに分割されており(全帯域幅は、5.57MHz)、送信側でサービス毎に1から13のセグメントを組み合わせて送り、受信側で個別のサービスを選択して受ける方式を採用している。
また、アナログテレビ放送からデジタルテレビ放送への移行にともない、2011年以降、すべてのテレビ放送受信機はデジタル放送受信機に置き換えられることとなる。
デジタル放送受信機は、主要構成として、アンテナ、周波数選択手段(チューナ)、デジタル放送復調手段、AVデコーダなどを備えている。アンテナで受信されたOFDM変調信号に対し周波数選択手段がチャンネル選局し、デジタル放送復調手段でAD変換、OFDM復調、誤り訂正が行われ、AVデコーダに入力される。AVデコーダでは、デジタル放送復調手段からのTS出力がビデオ信号とオーディオ信号に分離され、ビデオデコーダで映像信号として、またオーディオデコーダで音声信号としてそれぞれ再生される。
ところで、従来のアナログ放送受信機においては、その受信地点で受信可能な放送のチャンネルを設定する方法として、受信チャンネルをすべて一度受信する方法が知られている。また、この際に放送の有無を判定する方法としては、受信したチャンネルの電界信号強度を用いることが一般に知られている。
これらの方法をデジタル放送受信機に応用することで、このデジタル放送受信機で受信した信号における放送の有無についても動作的には判定可能である。
ところが、デジタル放送とアナログ放送が同時に放送されている現在の状況では、デジタル放送受信機で同様の処理を行った場合には、アナログ放送が行われているチャンネルをデジタル放送が行われているチャンネルと誤認してしまうといった問題が生じる。
そこで、この問題の解決策として、デジタル放送のシンボル検出までを行うことでデジタル放送であることを確認する手段が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、他の解決策として、例えば、デジタル放送受信機が同期検出部を備える構成とし、自動選局処理に際して同期検出部がアナログテレビジョン放送波に含まれる同期信号を検出すると、制御部が当該チャンネルをアナログテレビジョン放送波伝送用の物理チャンネルと判定し、当該物理チャンネル内の各セグメントを更に細かく局検出することなく次の物理チャンネルを局検出の対象とする。同期信号が検出されない場合には、デジタル放送波についての局検出を当該物理チャンネル内において行う。また、最初に局検出すべきセグメントを、アナログテレビジョン放送波に含まれる同期信号の周波数に対応するセグメントとする。また、物理チャンネルをアナログテレビジョン放送波の伝送用チャンネルではないと判定すると、自動選局の開始前に選択されていた物理チャンネル内のセグメントを最初に局検出すべきセグメントに設定して、当該チャンネルの周波数帯域内を細かく局検出する(例えば、特許文献2参照。)。
このような構成により、デジタル及びアナログの放送波が混在する周波数帯域内における自動選局処理を短時間で行うことができる。
また、例えば、選局回路から出力される中間周波信数信号eの電圧又は最大振幅を狭帯域BPFを介して第一測定手段で測定してaを得、eの電圧を所定の広帯域BPFを介して第二測定手段で測定してbを得、比較手段でb/aと所定値との大小を比較し、該比較結果に応じて、選局回路で選局した放送の放送方式を判別する(例えば、特許文献3参照。)。
このような構成により、受信中の放送がアナログ放送であるかデジタル放送であるかを短時間で判別することができる。
さらに、例えば、電源投入時等の初期設定時にチャンネルオートサーチを開始し、アナログ放送、デジタル放送を区別することなく順にチャンネルサーチして、各チャンネルの放送の有無を判別し、放送がある場合には、アナログ放送かデジタル放送かを判別して、その判別結果をチャンネル情報メモリ部に登録しておく。そして、ユーザのチャンネル指定を受けたとき、そのチャンネル情報をメモリ部から該当するチャンネルの情報を読み出して、その情報から指定チャンネルがアナログ放送かデジタル放送かを判別し、アナログ放送の場合はアナログ復調出力を、デジタル放送の場合はデジタル復調出力を選択的に導出する(例えば、特許文献4参照。)。
このような構成により、アナログ放送及びデジタル放送のチャンネル情報を自動的かつ短時間で取得することができる。
特開平09−232984号公報 特開2003−032562号公報 特開2001−320290号公報 特開2001−230689号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、全チャンネルをサーチして受信可能なデジタル放送が放送中のチャンネルを検出してチャンネルデータと登録する処理を行う場合に時間がかかっていた。特にアナログ放送の多く存在する場合により多くの時間がかかっていた。
その理由は、従来の技術ではチャンネルを選局後にまず信号電界強度の測定を行い、信号電界強度が所定の値以下の場合は放送が存在しないチャンネルとして判断し信号電界強度が所定の値以上ある場合はデジタル放送としての復調処理を行い特許文献1のように復調処理を行いシンボルの検出の確認や、復調器の同期確認を待ってデジタル放送であると確認している。選局したチャンネルがアナログ放送であった場合には前記のデジタル放送の復調処理を行ってもシンボルの検出や復調器の同期確認はできないためアナログ放送と判断する。この方式で判断する場合、受信した放送がデジタル放送であっても復調処理によりシンボルの検出や復調器の同期が確認できるようになるまでの処理時間が必要となるため、アナログ放送を受信した場合においてもデジタル放送を受信した場合に確実にデジタル放送の存在を判定できる処理時間分は待つ必要があることからアナログ放送の判定にデジタル放送の判定と同様の時間が必要となるためである。
また、特許文献2に記載の技術は、二つ存在するフィルタ(アナログTV用帯域通過フィルタ、セグメント選択用帯域通過フィルタ)のうち一つのフィルタでは、アナログ放送(デジタル放送ではない)の判断のためにアナログ放送の同期信号の検出機能が必要となっていた。このため、特許文献1と同様、放送の種類の判定に相当の時間を要するという問題があった。
さらに、特許文献3に記載の技術は、二つのBPF(Band Pass Filter)の出力の比を用いて、放送の種類を判定していた。ところが、国内の地上デジタル放送の受信信号を特許文献3の方式で判定した場合には、比が検出されないため、デジタル放送が検出できないという問題があった。
また、特許文献4に記載の技術は、アナログ放送信号、デジタル放送信号をFFT処理したパターンとの比較判定を行うこととしているため、それぞれのパターンデータと比較器が必要となっていた。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、アナログ放送が存在している現在でも、受信した放送信号がデジタル放送であることを容易かつ確実に判定可能とするとともに、チャンネルサーチの高速化を図ることができ、かつ、同期信号の検出手段,FFT処理したパターンと比較するためのパターンデータ,このパターン比較に用いる比較器などが不要なデジタル放送受信機、放送方式判定方法及び放送方式判定プログラムの提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明のデジタル放送受信機は、アンテナで受信された信号から放送信号を取り出す周波数選択手段と、この周波数選択手段からの放送信号をデジタル放送データに復調するデジタル放送復調手段と、周波数選択手段からの放送信号を複数の周波数帯に分割する周波数帯分割手段と、分割された信号のそれぞれについて信号強度を測定する信号強度測定手段と、この信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する判定制御手段とを備えた構成としてある。
デジタル放送受信機をこのような構成とすると、周波数帯分割手段で分割されたRF信号について各周波数帯ごとに信号強度を測定し、この測定結果にもとづいて、周波数選択手段から出力されるRF信号における放送の有無や放送の種類を判定できる。すなわち、そのRF信号における放送の有無や放送の種類を、簡易な構成で、容易かつ確実に判定することができる。
例えば、周波数選択手段から出力されるRF信号のスペクトラムは、図4に示すように、アナログ放送(同図(a))とデジタル放送(同図(b))で異なる。そこで、そのRF信号を例えば三つの周波数帯に分割し(例えば、(1)0MHz〜2.5MHz、(2)2.5MHz〜4.5MHz、(3)4.5MHz〜6MHz)、これら各周波数帯ごとの信号強度を測定する。この測定結果は、アナログ放送の場合、(1)>(3)>(2)となるのに対し、デジタル放送では(1)=(2)=(3)となる。また、放送が無い場合は、(1),(2),(3)のいずれもが放送が無い場合の信号強度となる。
このように各周波数帯ごとの信号強度を用いることで、放送の有無、あるいはアナログ放送かデジタル放送かを、アナログ放送が存在している現在でも、容易かつ確実に判定できる。
しかも、請求項1に係る発明は、デジタル放送のシンボル検出まで行う必要はなく、しかも、復調器の同期確認を待つことも要しないため、チャンネルサーチの高速化を図ることができる。
その理由は、従来はまず選択した周波数での信号強度を確認して信号強度が測定される場合にはデジタル放送復調手段でのシンボルの検出や同期検出を待ってデジタル放送かアナログ放送かを判断するため特にアナログ放送受信時にもデジタル放送復調手段での判定が可能になるまで待ち時間が発生していたが、本発明では周波数選択手段が周波数を選択した後の信号強度測定結果により放送の有無、デジタル放送とアナログ放送の判定が行えるためアナログ放送受信時のデジタル放送復調手段の処理時間待ちがなくなるためである。
さらに、本発明は、各周波数帯ごとの信号強度を比較するものであって、BPFの出力の比を用いるものではない。このため、国内の地上デジタル放送にも適用可能である。
そして、本発明は、各周波数帯ごとの信号強度を比較するものであるため、同期信号の検出手段,FFT処理したパターンと比較するためのパターンデータ,このパターン比較に用いる比較器などが不要となる。
また、本発明のデジタル放送受信機は、判定制御手段が、測定結果である周波数帯ごとの信号強度をそれぞれ比較したときの大小関係にもとづいて、放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する構成としてある。
デジタル放送受信機をこのような構成とすれば、周波数選択手段から出力されたRF信号における放送の有無及び放送の種類を、容易かつ確実に判定できる。
例えば、上述の例の場合、各周波数帯ごとの信号強度が(1)>(3)>(2)であればアナログ放送であると判定でき、(1)=(2)=(3)であれば、デジタル放送である(あるいは、放送がない)と判定できる。
また、本発明のデジタル放送受信機は、判定制御手段が、周波数帯ごとの信号強度にもとづいて、周波数帯ごとの信号の有無を判定し、周波数帯ごとの信号の有無の組み合わせにもとづいて、放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する構成としてある。
デジタル放送受信機をこのような構成とすると、周波数選択手段から出力されたRF信号における放送の有無及び放送の種類を、容易かつ確実に判定できる。
例えば、上述の例の場合、各周波数帯ごとの信号強度が(1)=有,(2)=無,(3)=有であればアナログ放送であると判定でき、(1)=有,(2)=有,(3)=有であれば、デジタル放送であると判定でき、(1)=無,(2)=無,(3)=無であれば、放送がないと判定できる。
また、本発明のデジタル放送受信機は、チャンネルに関する情報が登録される登録手段を備え、判定制御手段は、順番に受信されたチャンネルのすべてについて放送の有無と放送の種類とを判定し、受信可能なデジタル放送が行われているチャンネルをチャンネル情報として登録手段に登録する構成としてある。
デジタル放送受信機をこのような構成とすれば、全チャンネルをサーチして受信可能なデジタル放送のチャンネルをチャンネル情報に登録する機能を有するデジタル放送受信機のチャンネルサーチ機能として、請求項1〜請求項3や請求項5〜請求項8に係る各発明を採用できる。
また、本発明のデジタル放送受信機は、周波数帯分割手段に代えて、信号の通過する周波数帯を調整可能な可変式フィルタを備え、判定制御手段は、可変式フィルタを制御して、信号の通過する周波数帯を調整し、信号強度測定手段は、調整された周波数帯ごとに信号強度を測定し、判定制御手段は、信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、放送信号中の放送の有無および放送の種類を判定する構成としてある。
デジタル放送受信機をこのような構成とすると、周波数分割手段に代えて可変式フィルタを備えた場合でも、周波数選択手段から出力されたRF手段を周波数帯ごとに分割して各信号強度を測定し、この信号強度にもとづいて容易かつ確実にRF信号における放送の有無及び放送の種類を判定できる。
また、本発明のデジタル放送受信機は、周波数帯分割手段に代えて、周波数帯が固定したフィルタを備え、信号強度測定手段は、フィルタを通過した信号の信号強度と、周波数選択手段から直接入力した信号の信号強度とをそれぞれ測定し、判定制御手段は、信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、放送信号中の放送の有無および放送の種類を判定する構成としてある。
デジタル放送受信機をこのような構成とすれば、周波数分割手段に代えて周波数帯が固定したフィルタを備えた場合でも、周波数選択手段から出力されたRF手段を周波数帯ごとに分割して各信号強度を測定し、この信号強度にもとづいて容易かつ確実にRF信号における放送の有無及び放送の種類を判定できる。
また、本発明のデジタル放送受信機は、デジタル放送復調手段が、放送信号を周波数ごとに変換するFFT部を備え、信号強度測定手段は、FFT部で周波数ごとに変換された値を読み出し、判定制御手段は、信号強度測定手段で読み出された値にもとづいて、放送信号中の放送の有無および放送の種類を判定する構成としてある。
デジタル放送受信機をこのような構成とすれば、周波数分割手段に代えてデジタル放送復調手段に備えられたFFT部を用いた場合でも、FFT部から出力された信号について周波数帯ごとに信号強度を測定し、この信号強度にもとづいて容易かつ確実にRF信号における放送の有無及び放送の種類を判定できる。
また、本発明の放送方式判定方法は、アンテナが信号を受信するステップと、周波数選択手段がアンテナから信号を受け、この信号から放送信号を取り出すステップと、周波数帯分割手段が周波数選択手段からの放送信号を複数の周波数帯に分割するステップと、信号強度測定手段が周波数帯分割手段で分割された信号のそれぞれについて信号強度を測定するステップと、判定制御手段が、信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定するステップとを有した方法としてある。
放送方式判定方法をこのような方法とすると、周波数帯分割手段で分割されたRF信号について各周波数帯ごとに信号強度を測定し、この測定結果にもとづいて、周波数選択手段から出力されるRF信号における放送の有無や放送の種類を容易かつ確実に判定できる。
また、本発明の放送方式判定プログラムは、アンテナで受信された信号から放送信号を取り出す手順を周波数選択手段に実行させ、周波数選択手段からの放送信号を複数の周波数帯に分割する手順を周波数帯分割手段に実行させ、周波数帯分割手段で分割された信号のそれぞれについて信号強度を測定する手順を信号強度測定手段に実行させ、信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する手順を判定制御手段に実行させる構成としてある。
放送方式判定プログラムをこのような方法とすると、周波数帯分割手段で分割されたRF信号について各周波数帯ごとに信号強度を測定し、この測定結果にもとづいて、周波数選択手段から出力されるRF信号における放送の有無や放送の種類を容易かつ確実に判定できる。
以上のように、本発明によれば、周波数選択手段から出力されたRF信号における放送の有無及び放送の種類を判定する手法として、そのRF信号を複数の周波数帯に分割し、それら周波数帯ごとに信号強度を測定し、この測定結果にもとづいて上記判定を行うこととしてあるため、簡易な構成で、容易かつ確実にその判定結果を得ることができる。
また、本発明は、従来技術のようなデジタル放送のシンボル検出が行われるものではなく、しかも同期確認を待つ必要もない。したがって、チャンネルサーチの処理時間の高速化、短縮化を図ることができる。
さらに、本発明は、周波数選択手段から出力されたRF信号を各周波数帯ごとに分割し、それら周波数帯ごとに信号強度を測定して、その信号強度にもとづきRF信号における放送の有無や放送の種類を判定する構成としてあるため、従来技術のような同期信号の検出手段,FFT処理したパターンと比較するためのパターンデータ,このパターン比較に用いる比較器などが不要となる。
以下、本発明に係るデジタル放送受信機の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明のデジタル放送受信機の第一実施形態について、図1を参照して説明する。
同図は、本実施形態のデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、デジタル放送受信機10aは、アンテナ11と、周波数選択手段12と、周波数帯分割手段13aと、信号強度測定手段14と、判定制御手段15と、デジタル放送復調手段16とを有している。
なお、デジタル放送受信機10aには、これらアンテナ11等の他に、AVデコーダなどを備えることもできるが、この部分は従来技術と同様の構成のため、その説明を省略する。
アンテナ11は、放送波(信号)を受信する。
周波数選択手段12は、判定制御手段15から指定(設定)された周波数帯のRF信号を、アンテナ11で受信された信号から取り出す(選択する)。この取り出されたRF信号は、周波数帯分割手段13aとデジタル放送復調手段16へ送られる。
周波数帯分割手段13aは、周波数選択手段12で取り出されたRF信号を複数の周波数帯に分割する。
この周波数帯分割手段13aは、例えば、図2に示すように、複数のBPFを有して構成することができる。ここで、本実施形態においては、三つのBPF(BPF1、BPF2、BPF3)を有するものとする。ただし、BPFの数は三つに限るものではなく、四つ以上とすることもできる。
各BPFには、通過させる周波数帯がそれぞれ決められている。例えば、図2に示すように、周波数の低い方から2.5MHz幅(BPF1(0〜2.5MHz))、2MHz幅(BPF2(2.5〜4.5MHz))、1.5MHz幅(BPF3(4.5〜6MHz))がそれぞれ割り当てられている。
ただし、それら各BPFに割り当てられる周波数帯は、必ずしも図2に示した周波数帯で割り当てる必要はなく、判定制御手段15でデジタル放送の有無やその種類が判定できるように決められたものであればよい。
各BPFから出力されたRF信号(BPF1から出力されたRF信号出力1、BPF2から出力されたRF信号出力2、BPF3から出力されたRF信号出力3)は、いずれも信号強度測定手段14へ送られる。
信号強度測定手段14は、周波数帯分割手段13の各BPFからのRF信号出力(RF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3)の信号強度をそれぞれ測定する。この測定の結果は、判定制御手段15へ送られる。
判定制御手段15は、放送波から取り出すRF信号の周波数を、周波数選択手段12に対して指定する。
また、判定制御手段15は、信号強度測定手段14での測定結果にもとづいて、RF信号における放送の有無と放送の種類(放送方式)の判定を行う。この判定の方法については、後記の「本実施形態のデジタル放送受信機における放送の有無及び放送の種類の判定の具体例」で詳述する。
デジタル放送復調手段16は、周波数選択手段12からのRF信号を復調しデジタル放送データを出力する。
以上説明した構成を備えるデジタル放送受信機は、登録手段(図示せず)を有している。
登録手段は、判定制御手段15により、チャンネルに関する情報が登録される。この登録手段に登録されたチャンネル情報は、その後、使用者が選局動作をする際のチャンネルリスト表示に使用される。
判定制御手段15は、すべてのチャンネルを順番に受信して放送の有無と放送の種類とを判定し、受信可能なデジタル放送が行われているチャンネルをチャンネル情報として登録手段に登録する。
次に、本実施形態のデジタル放送受信機の動作の概略について、図3を参照して説明する。
判定制御手段15において、周波数選択手段12に対し、アンテナ11で受信された放送波(信号)から取り出すRF信号の周波数が指定(設定)される(ステップ10)。
アンテナ11で放送波が受信される(ステップ11)。
周波数選択手段12において、判定制御手段15から指定された周波数のRF信号が、アンテナ11で受信された放送波から取り出される(選択される)(ステップ12)。この取り出されたRF信号が、デジタル放送復調手段16と周波数帯分割手段13aへ送られる。
デジタル放送復調手段16において、周波数選択手段12からのRF信号が復調されデジタル放送データとして出力される。
一方、周波数帯分割手段13aにおいて、周波数選択手段12からのRF信号がBPF1、BPF2、BPF3により複数の周波数帯に分割される(ステップ13)。
信号強度測定手段14において、周波数帯分割手段13で分割された周波数帯毎のRF信号出力(RF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3)の信号強度がそれぞれ測定される(ステップ14)。
判定制御手段15において、信号強度測定手段14での測定結果にもとづいて、RF信号における放送の有無と放送の種類についての判定が行われる(各信号強度にもとづく放送方式等の判定、ステップ15)。
次に、本実施形態のデジタル放送受信機における放送の有無及び放送の種類の判定の具体例について説明する。
なお、ここでは、(1)選択された周波数でアナログ放送が行われていた場合、(2)選択された周波数でデジタル放送が行われていた場合、(3)選択された周波数でなにも放送が行われていなかった場合の三つに場合分けして説明する。
(選択された周波数でアナログ放送が行われている場合)
周波数選択手段12において、判定制御手段15から指定された周波数のRF信号が、アンテナ11からの信号から選択され出力される。
ここで、選択された周波数でアナログ放送が行われていた場合、出力波形のスペクトラムは、図4(a)のようになる。すなわち、6MHzのうちの低い方から1.25MHz付近や高い方から0.75MHz付近で高い信号強度が測定される。
周波数選択手段12から出力された図4(a)のスペクトラムのRF信号は、周波数帯分割手段13に入力される。
周波数帯分割手段13では三つのBPFによりRF信号が三つの周波数帯に分割され、それぞれRF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3として信号強度測定手段14に入力される。
信号強度測定手段14により各RF信号の信号強度が測定される。
図4(a)に示されるスペクトラムのアナログ放送の場合に検出される信号強度を帯域幅の補正を行い比較すると、RF信号出力1>RF信号出力3>RF信号出力2となる。特にRF信号出力2においては殆ど信号強度が測定されない。このため、判定制御手段15においては、指定された周波数でアナログ放送が行われており、デジタル放送が行われていないと判定される。
(選択された周波数でデジタル放送が行われている場合)
周波数選択手段12にて選択された周波数でデジタル放送が行われていた場合、出力波形のスペクトラムは、図4(b)のようになっている。すなわち、5.7MHzの範囲で高い信号強度が認められる。
周波数選択手段12から出力された図4(b)のスペクトラムのRF信号は、周波数帯分割手段13の各BPFに入力されて、三つの周波数帯に分割され、それぞれRF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3として信号強度測定手段14に入力される。
信号強度測定手段14により各RF信号の信号強度が測定される。
図4(b)に示されるスペクトラムのアナログ放送の場合に検出される信号強度を帯域幅の補正を行い比較すると、RF信号出力1≒RF信号出力2≒RF信号出力3となる。このため、判定制御手段15においては、指定された周波数でデジタル放送が行われていると判定される。
(選択された周波数でなにも放送が行われていなかった場合)
周波数選択手段12で選択され出力されたRF信号は、周波数帯分割手段13の各BPFに入力されて、三つの周波数帯に分割され、それぞれRF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3として信号強度測定手段14に入力される。
信号強度測定手段14により各RF信号の信号強度が測定される。
ここでは、選択された周波数でなにも放送が行われていないため、RF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3とも信号強度測定手段14では信号強度が無いと判断される値が測定される。
このため、判定制御手段15においては、指定された周波数でデジタル放送が行われていないと判定される。
このように、判定制御手段15では、信号強度測定手段14で測定されたRF信号出力の信号強度がRF信号出力1≒RF信号出力2≒RF信号出力3となった場合は、デジタル放送復調手段16でのデジタル放送としての確認を行い、他のパターンとなった場合にはデジタル放送ではないと判断する。
また、判定制御手段15の別の判定方法としては、放送が行われていると判断してもよい信号強度の判定値を設定し測定されたRF信号出力1〜3の各信号強度とこの判定値との比較を行い、信号有無のパターンにより判定を行う方法がある。この場合は、RF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3の各判定がすべて信号ありと判定された場合はデジタル放送と判定し、RF信号出力1とRF信号出力3のみ信号ありと判定されRF信号出力2は信号なしと判定された場合は、アナログ放送と判定し、すべて信号なしと判定された場合は、放送が無いと判定することが可能である。
以上のように、アナログ放送を受信した場合とデジタル放送を受信した場合と放送がなかった場合に信号強度測定手段14で測定される信号強度の状態が異なることを利用して放送の有無および種類の判定を行う。
なお、信号強度測定の際に、フェージングやドップラー現象などによる信号強度の変動による誤判定を防ぐために適当な回数の測定を行って平均信号強度を求めることも有効である。これにより、選択した周波数でアナログ放送が行われていた場合にデジタル放送復調手段16でのシンボル検出や同期確認までの処理時間を待つことなく判定できる。
[第二実施形態]
次に、本発明に係るデジタル放送受信機の第二実施形態について、図5を参照して説明する。
同図は、本実施形態のデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、周波数帯分割手段の構成が相違する。すなわち、第一実施形態では、複数(例えば、三つ)のBPFで構成するのに対し、本実施形態では、可変式BPFで構成する。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図5において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5に示すように、デジタル放送受信機10bは、アンテナ11と、周波数選択手段12と、可変式BPF13bと、信号強度測定手段14と、判定制御手段15と、デジタル放送復調手段16とを有している。
ここで、可変式BPF13bは、通過させる信号の周波数帯が判定制御手段15からの設定により調整できるようになっている。
調整される周波数帯は、例えば、図2に示す周波数と同様、例えば、0〜2.5MHz、2.5〜4.5MHz、4.5〜6MHzのようにすることができる。なお、調整される周波数帯は、これらに限らず、任意に設定可能である。
次に、本実施形態のデジタル放送受信機の動作について説明する。
判定制御手段15において、周波数選択手段12に周波数設定が行われる。次いで、判定制御手段15で、可変式BPF13が制御される。ここでは、まず図2のRF信号出力1と同等の信号が得られるように可変式BPF13の状態が設定される。そして、この可変式BPF13を通過した信号(RF信号出力1)が信号強度測定手段14へ送られ、そのRF信号出力1の信号強度測定値が読み出される。
続いて、判定制御手段15により可変式BPF13が制御され、ここでは、図2のRF信号出力2と同等の信号が得られるように、可変式BPF13の状態が設定される。そして、この可変式BPF13を通過した信号(RF信号出力2)が信号強度測定手段14へ送られ、そのRF信号出力2の信号強度測定値が読み出される。
さらに、判定制御手段15により可変式BPF13が制御され、ここでは、図2のRF信号出力3と同等の信号が得られるように、可変式BPF13の状態が設定される。そして、この可変式BPF13を通過した信号(RF信号出力3)が信号強度測定手段14へ送られ、そのRF信号出力3の信号強度測定値が読み出される。
これらRF信号出力1、RF信号出力2、RF信号出力3の各信号強度測定値が信号強度測定手段14から判定制御手段15へ送られ、デジタル放送の有無の判定が行われる。
なお、判定の方法については、第一実施形態における「本実施形態のデジタル放送受信機における放送の有無及び放送の種類の判定の具体例」と同様である。
以上の動作により図1での動作の場合と同様にRF信号を三つに分割しそれぞれの信号強度を測定してデジタル放送の有無と放送の種類とを判断できる。
[第三実施形態]
次に、本発明に係るデジタル放送受信機の第三実施形態について、図6を参照して説明する。
同図は、本実施形態のデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、周波数帯分割手段の構成等が相違する。すなわち、第一実施形態では、複数(例えば、三つ)のBPFにより構成しているのに対し、本実施形態では、周波数帯を特定した一つのBPFで構成しており、周波数選択手段からの信号がその一つのBPFと信号強度測定手段とのそれぞれへ送られることとしてある。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図6において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図6に示すように、デジタル放送受信機10cは、アンテナ11と、周波数選択手段12と、BPF13cと、信号強度測定手段14と、判定制御手段15と、デジタル放送復調手段16とを有している。
ここで、BPF13cは、第一実施形態における周波数帯分割手段13aと比較して、分割する周波数の数量を変更してある。具体的には、第一実施形態の周波数帯分割手段13aでは、0MHz〜6MHzを通過させる周波数帯としこれを三分割している。これに対し、本実施形態のBPF13cは、2.5MHzから5.5MHzまでの周波数の信号が通過するようになっている。
信号強度測定手段14は、BRF13cを通過した信号を受ける。さらに、信号強度測定手段14は、周波数選択手段12からも直接信号を受ける。
次に、本実施形態のデジタル放送受信機の動作について説明する。
周波数選択手段12で選択されたRF信号は、信号強度測定手段14に直接入力されるとともに、BPF13c(2.5MHz−4.5MHz)を介して信号強度測定手段14に入力される。
図4(a)に示すスペクトラムになるアナログ放送が入力されている場合、周波数選択手段12から信号強度測定手段14に直接入力されているRF信号では信号強度が測定される。
一方、BPF13cを介して信号強度測定手段14に入力されたRF信号では信号強度が信号が無いと判断できる値として測定される。
図4(b)に示すスペクトラムとなるデジタル放送が入力されている場合には周波数選択手段12から信号強度測定手段14に直接接続されているRF信号、BPF13cを介して入力されているRF信号とも信号強度が測定される。
放送が行われていない周波数を選択した場合には、前記の二系統のRF信号のどちらも信号強度が信号がないと判断できる値となる。
以上の動作により判定制御手段15では、二系統とも信号強度が測定されない場合は放送無し、二系統とも信号強度が測定された場合にはデジタル放送、周波数選択手段12から直接入力されたRF信号のみ信号強度が検出され、BPF13cを介して入力されたRF信号からは信号強度が測定されなかった場合は、アナログ放送と判断を行う。
[第四実施形態]
次に、本発明に係るデジタル放送受信機の第四実施形態について、図7を参照して説明する。
同図は、本実施形態のデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
本実施形態は、第一実施形態と比較して、信号を分割する構成が相違する。すなわち、第一実施形態では、周波数帯分割信号にて分割を行うこととしているのに対し、本実施形態では、デジタル放送復調手段に含まれるFFT部より分割を行うこととしている。他の構成要素は第一実施形態と同様である。
したがって、図7において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図7に示すように、デジタル放送受信機10dは、アンテナ11と、周波数選択手段12と、信号強度測定手段14と、判定制御手段15と、デジタル放送復調手段16とを有している。
ここで、デジタル放送復調手段16は、FFT部17を備えている。
FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)は、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換するフーリエ変換を高速に演算するアルゴリズムである。
そして、FFT部17は、周波数選択手段12から入力したRF信号に対して高速フーリエ変換を行うものであり、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重方式)復調では多重された多数の搬送波を分離する。
このFFT部17から出力される信号は、各周波数(デジタル放送のOFDM信号の各キャリア)毎のレベル値に変換されたものである。
このように、本実施形態は、RF信号を直接分割するものではなく、デジタル放送復調手段16に含まれるFFT部17により周波数ごとに変換された値を判定制御手段15で読み出し、その値にもとづいて第一実施形態から第三実施形態までの帯域幅での電力を計算で求めることで判定と同様の動作を実現している。
ここで、「第一実施形態から第三実施形態までの帯域幅」とは、第一実施形態及び第二実施形態における、0−2.5MHz、2.5MHz−4.5MHz、4.5MHz−6MHzの各帯域、第三実施形態における、2.5MHz−4.5MHzと0−6MHzの各帯域をいう。
地上デジタル放送で使用されているOFDM方式はマルチキャリア(帯域内に複数のキャリアが存在する)方式である。モードにより異なるが、放送の帯域(5.7MHz)内に約1400〜5600本のキャリアが存在する。FFT後のデータは、これらの各キャリア周波数ごとの信号強度になる。(横軸をキャリア周波数、縦軸をレベルとしてグラフを書くとスペクトラムアナライザの画面表示と同じようになる。)
第一実施形態から第三実施形態まではBPFを使用していたが、本実施形態のようにFFT後のデータを使用する場合には、BPFの帯域に含まれるキャリアのレベルを合計することで帯域毎の信号強度を測定できる。
これにより、第一実施形態から第三実施形態までと同じ判定方法による判定を行うことができる。
以上、本発明のデジタル放送受信機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るデジタル放送受信機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
なお、本発明のデジタル放送受信機は、第一実施形態,第二実施形態,第三実施形態及び第四実施形態のそれぞれにおけるデジタル放送受信機を任意に組み合わせたものであってもよい。
本発明は、地上デジタル放送を受信して映像出力や音声出力を行うための装置(例えば、テレビジョンや携帯電話など)に接続又は内蔵されるデジタル放送受信機として利用可能である。
本発明の第一実施形態に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 周波数帯分割手段の構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態に係るデジタル放送受信機の動作を示すフローチャートである。 周波数選択手段から出力されたRF信号のスペクトラムを示す図であって、(a)は、選択された周波数でアナログ放送が行われている場合、(b)は、選択された周波数でデジタル放送が行われている場合を示す。 本発明の第二実施形態に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施形態に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 本発明の第四実施形態に係るデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 デジタル放送受信機
11 アンテナ
12 周波数選択手段
13a 周波数帯分割手段
13b 可変式BPF
13c BPF
14 信号強度測定手段
15 判定制御手段
16 デジタル放送復調手段
17 FFT部

Claims (9)

  1. アンテナで受信された信号から放送信号を取り出す周波数選択手段と、
    この周波数選択手段からの放送信号をデジタル放送データに復調するデジタル放送復調手段と、
    前記周波数選択手段からの放送信号を複数の周波数帯に分割する周波数帯分割手段と、
    分割された信号のそれぞれについて信号強度を測定する信号強度測定手段と、
    この信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、前記放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する判定制御手段とを備えた
    ことを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記判定制御手段は、前記測定結果である周波数帯ごとの信号強度をそれぞれ比較したときの大小関係にもとづいて、前記放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記判定制御手段は、
    前記周波数帯ごとの信号強度にもとづいて、前記周波数帯ごとの信号の有無を判定し、
    前記周波数帯ごとの信号の有無の組み合わせにもとづいて、前記放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  4. チャンネルに関する情報が登録される登録手段を備え、
    前記判定制御手段は、順番に受信されたチャンネルのすべてについて放送の有無と放送の種類とを判定し、受信可能なデジタル放送が行われているチャンネルを前記チャンネル情報として前記登録手段に登録する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記周波数帯分割手段に代えて、信号の通過する周波数帯を調整可能な可変式フィルタを備え、
    前記判定制御手段は、前記可変式フィルタを制御して、前記信号の通過する周波数帯を調整し、
    前記信号強度測定手段は、前記調整された周波数帯ごとに信号強度を測定し、
    前記判定制御手段は、前記信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、前記放送信号中の放送の有無および放送の種類を判定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデジタル放送受信機。
  6. 前記周波数帯分割手段に代えて、周波数帯が固定したフィルタを備え、
    前記信号強度測定手段は、前記フィルタを通過した信号の信号強度と、前記周波数選択手段から直接入力した信号の信号強度とをそれぞれ測定し、
    前記判定制御手段は、前記信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、前記放送信号中の放送の有無および放送の種類を判定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデジタル放送受信機。
  7. 前記デジタル放送復調手段が、前記放送信号を周波数ごとに変換するFFT部を備え、
    前記信号強度測定手段は、前記FFT部で周波数ごとに変換された値を読み出し、
    前記判定制御手段は、前記信号強度測定手段で読み出された値にもとづいて、前記放送信号中の放送の有無および放送の種類を判定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のデジタル放送受信機。
  8. アンテナが信号を受信するステップと、
    周波数選択手段が前記アンテナから前記信号を受け、この信号から放送信号を取り出すステップと、
    周波数帯分割手段が前記周波数選択手段からの放送信号を複数の周波数帯に分割するステップと、
    信号強度測定手段が前記周波数帯分割手段で分割された信号のそれぞれについて信号強度を測定するステップと、
    判定制御手段が、前記信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、前記放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定するステップとを有した
    ことを特徴とする放送方式判定方法。
  9. アンテナで受信された信号から放送信号を取り出す手順を周波数選択手段に実行させ、
    前記周波数選択手段からの放送信号を複数の周波数帯に分割する手順を周波数帯分割手段に実行させ、
    前記周波数帯分割手段で分割された信号のそれぞれについて信号強度を測定する手順を信号強度測定手段に実行させ、
    前記信号強度測定手段での測定結果にもとづいて、前記放送信号中の放送の有無と放送の種類とを判定する手順を判定制御手段に実行させる
    ことを特徴とする放送方式判定プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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