JP2007103900A - コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】陽極および陰極の電極箔のセパレータへの配置位置を精度良く可能とし、両電極箔の位置ズレを起こさず容易に巻回することができ、且つ平板状に巻回したコンデンサの厚みを極力薄く仕上げるとともに、コンデンサの幅寸法を小形化が可能な電解コンデンサを提供すること。
【解決手段】複数の矩形の陽極5箔及び陰極箔6が、巻回されたセパレータ2の同一面に適宜配置され、且つ該陽極箔5と陰極箔6とがセパレータ2を介して交互に積層される。
【選択図】図2

Description

本発明は、表面に複数の矩形の陽極箔及び陰極箔を配置した帯状のセパレータを折り曲げ平板状に巻回することにより前記両電極箔を積層したコンデンサおよびその製造方法に関する。
従来、コンデンサとしては、電解コンデンサ、電気2重層コンデンサなどがあり、帯状のセパレータの一面側に複数の矩形の陽極箔を所定間隔あけて、例えば接着剤等で貼着し、もう1つの帯状のセパレータの一面側に同様に複数の矩形の陰極箔を所定間隔あけて貼着し、両セパレータを重ね合わせて平板状に巻回したコンデンサの製造方法は既に公知である(例えば、特許文献1参照)。
この巻回式コンデンサは電極箔が存在しないセパレータ部分で折り曲げて巻回するようにしているので、電極箔に巻回時の負荷が掛からず亀裂や、特に陽極箔の誘電体酸化被膜の損傷を避けることができる利点を有している。
特公平2−52850号公報(第2頁右欄、図1、4)
しかし前記特許文献1に記載された巻回式コンデンサは、陽極箔および陰極箔を貼着する2枚のセパレータを必要とし、かつ巻回後に両箔が位置ズレを起こさず正しい位置に正対できるように巻回の際に細心の注意を要し、しかも平板状に巻回したコンデンサの厚みはセパレータを2枚使用しているので厚くなってしまうと言う問題点が指摘されていた。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、陽極および陰極の電極箔のセパレータへの配置位置を精度良く可能とし、両電極箔の位置ズレを起こさず容易に巻回することができ、且つ平板状に巻回したコンデンサの厚みを極力薄く仕上げるとともに、コンデンサの幅寸法を小形化が可能なコンデンサおよびその製造方法を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のコンデンサは、
複数の矩形の陽極箔及び陰極箔が、巻回されたセパレータの同一面に適宜配置され、且つ該陽極箔と陰極箔とがセパレータを介して交互に積層されたことを特徴としている。
この特徴によれば、セパレータの同一面に陽極箔及び陰極箔が適宜配置されるため、セパレータが少なくとも1枚あれば製造可能であり、コンデンサを薄型とすることができる。
本発明の請求項2に記載のコンデンサは、請求項1に記載のコンデンサであって、
前記巻回されたセパレータの最外周は、陰極箔が2枚配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、最小限度の陽極箔と陰極箔の枚数でコンデンサが製造可能であり、コンデンサを薄型とすることができるとともに、陽極箔には必ず陰極箔がセパレータを介して対向するように配置され、ESR特性が改善される。また巻回されたセパレータの最外周に配置された陰極箔を外装ケースに当接させることにより、放熱性を向上させることもできる。
本発明の請求項3に記載のコンデンサの製造方法は、
表面に複数の矩形の陽極箔及び陰極箔を適宜配置して帯状のセパレータを折り曲げ平板状に巻回することにより前記陽極箔と陰極箔を積層するコンデンサの製造方法であって、
セパレータの同一面に陽極箔と陰極箔とを適宜配置するとともに、該セパレータを巻回することにより、陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して交互に積層することを特徴としている。
この特徴によれば、帯状のセパレータの同一面のみに陽極箔と陰極箔を配置すればよいので、セパレータへの電極箔の配置精度を高められ、位置ずれが抑制されるとともに、製造工程が単純で手間が掛からず、またセパレータが少なくとも1枚あれば製造可能であるので、巻回後のコンデンサを薄型とすることができる。
尚、巻回されたセパレータの最外周に陰極箔が2枚配置されるようにすれば、コンデンサの電気的特性、すなわちESR特性が改善される。
本発明の請求項4に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3に記載のコンデンサの製造方法であって、
巻軸が垂直方向に回動され、該巻軸によってセパレータが巻回されるときに、外側となるセパレータの同一面に、前記陽極箔及び陰極箔を配置することを特徴としている。
この特徴によれば、陽極箔及び陰極箔を巻軸上に配置されるセパレータ上に配置でき、陽極箔及び陰極箔を正確に積層させることができるばかりか、少なくとも巻軸が1回転された後に、陽極箔及び陰極箔がセパレータの間に挟まれるようになるため、セパレータが巻回されて大きくなることで生じる陽極箔及び陰極箔の位置ズレの影響を受け難くなる。
本発明の請求項5に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3または4に記載のコンデンサの製造方法であって、
巻回初め時のセパレータの先端部に載置される陽極箔または陰極箔は、押え板によって押圧されながら巻回されることを特徴としている。
この特徴によれば、セパレータが巻軸に巻き付くまで押え板によりセパレータと巻軸を押圧しているので、巻きはじめの滑りを押さえることができる。なお、セパレータが巻軸に巻き付いた後は、適宜押え板を取り除くことで、巻き付け後のコンデンサ素子の厚みを減らすことができる。
本発明の請求項6に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3ないし5のいずれかに記載のコンデンサの製造方法であって、
前記両電極箔は前記セパレータの一面に塗工された粘着剤により移動不能に配置したことを特徴としている。
この特徴によれば、電極箔を粘着剤により移動不能にセパレータの一面側に配置できるので、巻回中に電極箔が位置ズレを起こすことがない。なお、粘着剤の塗工量は少ない程、電気的特性への影響が小さいため好ましく、また、矩形の両電極箔は、4隅のうち、巻回される先行側の少なくもと2隅近傍を粘着剤を介してセパレータに貼着すると、巻回時に電極箔がセパレータにより捲れあがることを防げ好ましい。
本発明の請求項7に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3ないし6のいずれかに記載のコンデンサの製造方法であって、
前記矩形の両電極箔は4隅の内、巻回される先行側の隅角部を面取りしたことを特徴としている。
この特徴によれば、電極箔の巻回される先行側の2隅角部のうち少なくとも1隅を面取りすることにより、巻回時に電極箔の巻回される先行側の隅角部がセパレータにより引っかかって捲れあがることが防げる。
本発明の請求項8に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3に記載のコンデンサの製造方法であって、
巻軸が垂直方向に回動され、該巻軸によってセパレータが巻回されるときに、内側となるセパレータの同一面に、前記陽極箔及び陰極箔を配置することを特徴としている。
この特徴によれば、少なくとも巻軸が半回転される前に、陽極箔及び陰極箔がセパレータの間に挟まれるようになるため、セパレータにおける陽極箔及び陰極箔が配置された面が下方を向くようなことがなく、陽極箔及び陰極箔がセパレータから落ちることがなくなる。
本発明の請求項9に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3または8に記載のコンデンサの製造方法であって、
前記セパレータが巻回されるときに、巻回前のセパレータの外面側を押圧手段により押圧するとともに、巻回されたセパレータの外面側と巻回前のセパレータの内面側とで形成されるV字の谷間に陽極箔及び陰極箔を配置することを特徴としている。
この特徴によれば、セパレータに形成されたV字の谷間によって陽極箔及び陰極箔を正確に配置でき、かつ押圧手段により巻回前のセパレータの外面側が押圧されるので、V字の谷間を狭窄させて陽極箔及び陰極箔の位置決めを行うことができ、セパレータが巻回されて大きくなっても、陽極箔及び陰極箔の位置ズレを防止できる。
本発明の請求項10に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3、8または9に記載のコンデンサの製造方法であって、
巻回初め時のセパレータを押え板と巻軸によって挟持することを特徴としている。
この特徴によれば、少なくともセパレータが巻軸に巻き付くまで、セパレータの巻きはじめの滑りを押さえることができる。なお、セパレータが巻軸に巻き付いた後は、適宜押え板を取り除くことで、巻き付け後のコンデンサ素子の厚みを減らすことができる。
本発明の請求項11に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3ないし10のいずれかに記載のコンデンサの製造方法であって、
前記帯状のセパレータを平板状に巻回した後、平板状に仕上げた両面をプレス整形したことを特徴としている。
この特徴によれば、平板状に仕上げた両面をプレス整形することで、巻き付け後のコンデンサの厚みを更に減らすことができる。
本発明の請求項12に記載のコンデンサの製造方法は、請求項3ないし11のいずれかに記載のコンデンサの製造方法であって、
前記セパレータに配置する陽極箔の枚数が偶数枚の際には、最初にセパレータに陰極箔を配置して巻回し、前記セパレータに配置する陽極箔の枚数が奇数枚の際には、最初にセパレータに陽極箔を配置して巻回したことを特徴とする。
この特徴によれば、陽極箔が偶数の場合は、最初に巻回される方から順に、陰極箔、以降2枚の陽極箔と、2枚の陰極箔を交互にセパレータ上に配置して巻回し、陽極箔が奇数の場合は、最初に巻回される方から順に、陽極箔、以降2枚の陰極箔、2枚の陽極箔を交互にセパレータ上に配置して巻回することで、陽極箔の枚数に対してコンデンサとして有効に機能する最小限の陰極箔の枚数をもって巻回することができるので、巻回後のコンデンサをより薄型とすることができる。
本発明に係るコンデンサおよびその製造方法を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1は、実施例1における巻回装置の全体像を示す斜視図であり、図2は、電極箔がセパレータに載置される状態を示す斜視図であり、図3は、電極箔とセパレータを示す平面図であり、図4は、冷間圧接される陽極箔を示す斜視図であり、図5は、積層される2つの陽極箔を示す斜視図であり、図6、図7及び図8は、コンデンサ素子の製造工程を示す概念図であり、図9は、コンデンサ素子を示す斜視図である。
図1の符号1は、本発明の電解コンデンサの製造方法を実施するための巻回装置である。この巻回装置1には、帯状のセパレータ2がロール状に巻き回されて取り付けられている。このセパレータ2の一方の面には、粘着剤3(図3参照)が塗布されており、この粘着剤3が塗布された面に、帯状の剥離紙4が取り付けられ、この剥離紙4とセパレータ2とが一体となって巻き回されている。
また図1に示すように、巻回装置1には、セパレータ2を電極箔5,6と共に巻き回すための巻軸板7が設けられている。巻軸板7は略平板状を成しており、その一端が駆動部8に固着されている。巻軸板7は、駆動部8によって垂直方向に回転され、巻軸板7の上下面が180°反転できるようになっている。尚、巻軸板7は反時計回り(図1中の矢印の方向)に連続的に回転され、セパレータ2を巻き取ることができる。
尚、巻軸板7の近傍には、押え板10が配置されており、この押え板10は巻軸板7の上面に重なるようになっている。押え板10の一端は、駆動部9に固着されており、巻軸板7の垂直方向の回転と同時に、押え板10が垂直方向に回転できるようになっている。また、この押え板10は水平方向と上下方向にスライドできるようになっている。
図1に示すセパレータ2は、複数のローラ11によって案内されながらその先端が巻軸板7まで延びている。尚、セパレータ2の取り付けられている剥離紙4は、セパレータ2がローラ11によって案内される途中で剥離されて巻き取られるようになっている。また、巻軸板7の近傍には、セパレータ2を切断できる切断装置12が設けられている。
更に図1に示すように、巻軸板7の近傍には、水平方向にスライドされるスライド板13が配置されており、このスライド板13の上面には、複数枚の陽極箔5及び陰極箔6で構成される電極箔が載置されている。このスライド板13の上方には、電極箔5,6を巻軸板7の上面まで移動させることができるアーム14が配置されている。このアーム14は、上下方向と水平方向にスライド移動でき、アーム14の下端には、吸着パット15が設けられている。
図1に示すように、アーム14の下端の吸着パット15を電極箔5,6に接触させて吸着パット内の空気圧を低減させることで、電極箔5,6を1枚づつ保持できるようになっている。そして、図2に示すように、アーム14によって電極箔5,6を巻軸板7の上面まで移動させて、吸着パット15内の空気圧を増大させると、電極箔5,6が吸着パット15から離れて、巻軸板7の上面のセパレータ2上に載置されるようになっている。
図2に示すように、巻軸板7の上面のセパレータ2の表面上に電極箔6が載置されると、駆動部8によって巻軸板7が180°反転され、次の電極箔5が巻軸板7の上面のセパレータ2上に載置されるようになっている。この動作を繰り返すことで、セパレータ2が電極箔5,6を巻き込みながら平板状に巻回されるようになっている。
図2に示すように、巻軸板7に取り付けられたセパレータ2の上面は平坦面をなし、そのセパレータ2上に陽極箔5及び陰極箔6が各々2枚づつ交互に載置されるようになっている。図3に示すように、セパレータ2上に載置される電極箔5,6には、平面視で右側にアルミタブ16が取り付けられた陽極箔5と、左側にアルミタブ16が取り付けられた陽極箔5と、右側にアルミタブ17が延設された陰極箔6と、左側にアルミタブ17が延設された陰極箔6との4種類の電極箔5,6が使用される。これら4種類の電極箔5,6は、同極の電極箔がセパレータの折り曲げ位置に対して対称となるように配置される。つまり、陽極箔5は、隣接する陽極箔5とアルミタブ16が近接する様に配置され、陰極箔6は、隣接する陰極箔6とアルミタブ17が離間する様に配置され、セパレータが巻回された際には、アルミタブ16,17は、それぞれ揃って重ね合わされる。なお、セパレータに、陰極箔6のアルミタブ17を近接するように配置し、陽極箔5のアルミタブ16を離間するように配置しても良い。
更に図3に示すように、セパレータ2上には、最初に巻回される方から順に、1枚の陰極箔6、2枚の陽極箔5、2枚の陰極箔6、以降2枚の陽極箔5と、2枚の陰極箔6とが交互に配置され、最後に2枚の陰極箔6で終わるようにセパレータ2上に電極箔5,6が順次配置されるようになっている。このようにすれば、陽極箔5の枚数に対してコンデンサ素子20として有効に機能する最小限の陰極箔6の枚数をもって巻回することができるので、巻回後のコンデンサ素子20をより薄型とすることができる。
尚、コンデンサの電気的特性(ESR)を低減させる際には、1枚の陽極箔5に対してその両面に対向するように2枚の陰極箔6が配置されるようにすることが望ましい。この陽極箔5の両面に陰極箔6を対向するように巻回する際には、前述した配置の仕方以外にも、例えば、最初に1枚の陽極箔5を配置したならば、次に2枚の陰極箔、以降2枚の陽極箔5と、2枚の陰極箔6とが交互に配置され、最後に2枚の陰極箔6で終わるようにセパレータ2上に配置すればよい。最初に巻回される電極箔5,6を適宜選択することで、電気的特性が優れ且つ収納効率の高い薄型のコンデンサが得られる。
また図3に示すように、セパレータ2に塗布される粘着剤3は、電極箔5,6が載置される面に直線状に2条塗られており、セパレータ2は、粘着剤3が塗布された面が、上方になるように巻軸板7に取り付けられる。なお、この粘着剤3は、前述した2条に限定されるものではなく、1条であっても複数状であっても良い。更になお、粘着剤3はセパレータ2の長手方向に沿って間欠的に塗られてもよく、粘着剤3が間欠的に塗られると、コンデンサ素子20が電解液に含浸された際に、電解液が粘着剤3同士の間隙から浸透し易くなり、電解液の含浸性が向上するので好ましい。尚、電極箔5,6はセパレータ2の一面に塗工された粘着剤3により移動不能に配置できるので、巻回中に電極箔5,6が位置ズレを起こすことがない。
更に図3に示す電極箔5,6は、平面視で略矩形状を成しており、その4隅角部の内、巻回される先行側の2隅角部が面取りされ、ラウンドされた角部を有している。このように電極箔5,6の巻回される先行側の2隅角部を面取りすることにより、巻回時に電極箔5,6の巻回される先行側の2隅角部がセパレータ2により引っかかって捲れあがることが防げるようになっている。なお、電極箔5,6の4隅角部全てを面取りしてもよく、また先行側の2隅角部の内、1隅のみ面取りしても良い。
図3に示す陽極箔5及び陰極箔6は、それぞれアルミニウムで形成されている。陰極箔6のアルミタブ17は、陰極箔6から延設され一体となって形成されているが、別途アルミタブを取り付けても良い。次に陽極箔5について詳述すると、図4に示すように、電解コンデンサの静電容量を増やすため、陽極箔5は2枚のアルミ箔18と、この2枚のアルミ箔18の中間に介挿された外部に突出するアルミタブ16とで構成されている。
図4に示すアルミ箔18におけるアルミタブ16が介挿された部位の2箇所には、外方から押圧されて冷間圧接された圧接位置19が形成されている。この圧接位置19によって2枚のアルミ箔18及びアルミタブ16が連結されている。これは、2枚のアルミ箔18にそれぞれアルミタブ16を接続することもできるが、アルミタブ16が増え、コンデンサ素子の厚くなってしまう。そこで、2枚のアルミ箔18を重ね合わせ、その上にアルミタブ16を配置して冷間圧接して接続することもできるが、重ね合わされたアルミ箔18は、それぞれその表面に形成された硬い酸化皮膜どうしが面するため、この酸化皮膜を超えてアルミ地金どうしを接続するのは難しく、従って、このように、2枚の陽極箔5の中間にアルミタブ16を介挿させて冷間圧接することで、表面に硬い酸化皮膜が形成されている2枚の陽極箔5は、それぞれ表面に酸化皮膜のない比較的柔らかいアルミタブ16と面して接続されるため、信頼性の高い接続となる。また、アルミタブ16はアルミ箔18に介挿され、その角部はアルミ箔18によって保護されているため、アルミタブ16の角部によるセパレータの損傷などがない。また、アルミタブ16を2枚のアルミ箔の中間に介挿して2点で冷間圧接するので、アルミタブ16の回動を抑止してアルミ箔18にしっかりと取り付けることができる。
図5の部分拡大図に示すように、2枚のアルミ箔18及びアルミタブ16が圧接されると、アルミ箔18が冷間圧接によって圧接位置19を中心に若干盛り上がっている。例えば、積層された各々の陽極箔5の圧接位置19を同じ位置に形成した場合、圧接位置19によって形成された盛り上がりの部位が重なってしまい、そこの部分だけが膨出状態になるため、製造されるコンデンサ素子20の厚みが厚くなってしまう。
そこで図5に示すように、冷間圧接される2点の圧接位置19は、巻回装置1によってセパレータ2が巻回されてセパレータ2の内部で積層された状態において、積層された各々の陽極箔5毎に極力ずれた位置に設定されるようになっている。2点の圧接位置19をずらすことで、巻回後にアルミタブ16の圧接位置19が重なり合って、そこの部分だけが膨出状態になるのが防げるようになる。そのため製造されたコンデンサ素子20の厚みを薄くすることができる。なお、本実施例では、アルミ箔18とアルミタブ16との接続として冷間圧接を用いたが、これに限らず、超音波溶接、ステッチ、レーザなどにて接続することもできる。
図6から図8に示すコンデンサ素子20の概念図を用いて製造工程を詳述する。先ず図6(a)に示すように、巻軸板7の上面にセパレータ2の先端部を載置すると共に、1枚目の陰極箔6を、スライド板13からアーム14によって巻軸板7の上面に移動する。次に図6(b)に示すように、1枚目の陰極箔6の上方から押え板10を当接させ、巻軸板7と押え板10によってセパレータ2の先端部と1枚目の陰極箔6を挟み込むように押圧する。なお、セパレータ2は塗布されている接着剤3により電極箔5,6を容易に固定できるため、巻初め部においては、陰極箔6の一部がセパレータ2上に位置するように載置するだけで足り、セパレータ2を節約できるとともにコンデンサ素子20の厚みを低減できる。
次に、図6(c)に示すように、駆動部8,9を駆動させて、巻軸板7と押え板10を180°反転させる。すると1枚目の陰極箔6が巻軸板7の下面に配置される。セパレータ2が巻軸板7に巻き付くまで押え板10によりセパレータ2と巻軸板7を押圧しているので、巻きはじめのセパレータ2と陰極箔6の滑りを押さえることができる。
そして、巻軸板7の上面側のセパレータ2上に1枚目の陽極箔5を載置する。更に図6(d)に示すように、駆動部8,9を駆動させて、巻軸板7と押え板10を180°反転させると、巻軸板7及び押え板10は巻回初めの位置から360°回転(1回転)された状態となる。このとき巻軸板7の下面側の陽極箔5はセパレータ2に塗布された粘着剤3によって保持されている。
更に、図7(e)に示すように、巻回されたセパレータ2から押え板10を水平方向にスライド移動させて抜き取る。このようにセパレータ2が巻軸板7に巻き付いた後は押え板10を取り除くことで、巻き付け後のコンデンサ素子20の厚みを減らすことができる。次に巻軸板7の上面側のセパレータ2上に2枚目の陽極箔5を載置する。
そして、図7(f)に示すように、駆動部8を駆動させて、巻軸板7を180°反転させる。このとき巻軸板7の下面側の陽極箔5は、セパレータ2に塗布された粘着剤3によって保持されている。そして、巻軸板7の上面側のセパレータ2上に2枚目の陰極箔6を載置する。また、1枚目の陽極箔5はセパレータ2の間に挟持され、以後、巻軸板7が1回転されるたびに、巻軸板7の上面側のセパレータ2上に配置される陽極箔5及び陰極箔6はセパレータ2の間に挟持されて積層される。
図7(g)に示すように、駆動部8を駆動させて、巻軸板7を180°反転させると共に、巻軸板7の上面側のセパレータ2上に3枚目の陰極箔6を載置する。このような動作を繰り返すことで、巻回されたセパレータ2内で陽極箔5と陰極箔6が積層されるようになっており、かつ陽極箔5と陰極箔6がセパレータ2の外側の同一面に配置されるようになる。このように、陽極箔5又は陰極箔6をセパレータ2を介して巻軸の中心に配置して巻軸を回転し、その後巻軸の中心に陽極箔5又は陰極箔6を順次配置するだけで、巻回して積層される陽極箔5及び陰極箔6のアルミタブ16,17を容易に揃えることができ好ましい。セパレータ2に予め陽極箔5及び陰極箔6を順次配置して巻回する場合に比べて、巻回数によって電極箔の配置距離が変わり、予めこの配置距離を考慮して電極箔を配置しなければならないなどの手間が省ける。そして、切断装置12によってセパレータ2を切断し、図7(h)に示すように、巻軸板7に巻回されたセパレータ2の周囲にテープ21を巻き付ける。この際に、巻回されたセパレータ2の最外周に配置された陰極箔6に直接テープ21が貼り付けられるとともに、テープ21による積層厚みを低減するために、テープ21の巻止め初端および終端どうしを重ねず、陰極箔6の端部に貼り付けている。このようにすれば、電解コンデンサ25のESR特性が改善され、且つ巻回されたセパレータ26の最外周に配置された陰極箔6をラミネートフィルム(外装ケース)24に当接させることにより、電解コンデンサ25の放熱性を向上させることもできる。
次に図8(i)に示すように、最後に平板状に巻回されたセパレータ2から巻軸板7が取り除かれ、平板状に仕上げた両面を上下方向から押圧してプレス整形する。このように巻軸板7を取り除き、平板状に仕上げた両面をプレス整形することで、巻き付け後のコンデンサ素子20の厚みを更に減らすことができる。
また、図6から図8に示した概念図では、陽極箔5及び陰極箔6の枚数を簡略化して示しているが、本実施例では、1つのユニット22に12枚の陽極箔5と13枚の陰極箔6とが用いられるようになっている。尚、1つのユニット22に使用される陰極箔6の枚数は、陽極箔5の枚数よりも1枚多くなっている。
また、前述したコンデンサ素子20を1つのユニットにて使用することもできるが、図8(j)に示すように、3つのユニット22を積層してワンユニットに形成することで1つの大容量形電解コンデンサ素子20が製造される。このようにすれば、コンデンサ素子20の大容量を得るために電極箔5,6の積層枚数を増やし、セパレータ2の巻回数を多くしてワンユニットのコンデンサ素子20にするよりも、セパレータ2の使用量が少なくて済み、また少ない積層枚数の電極箔5,6を巻回した1つのユニット22を複数積層してワンユニットとすれば、電極箔5,6の積層枚数が多くなるほど、コンデンサ素子20の電極箔5,6が介在されていない側面部が厚くなり、コンデンサ素子20の幅寸法が大きくなってしまうことがなく、更には、ユニット22の積層数を選択することにより、コンデンサ素子20の容量の調整が可能である。
なお、複数のユニット22を積層したワンユニットのコンデンサ素子20では、図8(j)に示すように、各ユニット22は、陰極箔6同士が対向する形態となっており、対向する一方の陰極箔6を予め外してコンデンサ素子20を作成すること、例えば中央のユニットの最外周に配置される2枚の陰極を外すことで、コンデンサ素子20の厚みを低減することができる。
図9に示すように、製造されたコンデンサ素子20のセパレータ2からアルミタブ17,16が外部に延びている。尚、陽極箔5のアルミタブ16と陰極箔6のアルミタブ17とが、各々束ねられるようになっている。アルミタブ17,16には、外部リード23が冷間圧接、超音波溶接、レーザ溶接などによって取り付けられる。その後、コンデンサ素子20は電解液に含浸され、セパレータ2の内部に電解液が保持される。そして、コンデンサ素子20の周りをラミネートフィルム24で覆い、熱溶着させて内部を密封することで、積層電解コンデンサ25が形成される。
以上、実施例1によれば、帯状のセパレータ2の一面側のみに陽極箔5と陰極箔6を配置すればよいので、製造工程が単純で手間が掛からない。またセパレータ2が1枚あれば製造可能であるので、巻回後のコンデンサ素子20を薄型とすることができる。
また、平板状の巻軸板7が垂直方向に回動され、長手が水平方向を向くように配置されたセパレータ2が巻軸板7の上方側から巻回され、陽極箔5及び陰極箔6をセパレータ2の上面側に配置することで、回動される巻軸板7が水平をなしたときに、その巻軸板7上に配置されるセパレータ2上に陽極箔5及び陰極箔6を配置できるようになり、陽極箔5及び陰極箔6を正確に積層することができる。更に、少なくとも巻軸板7が1回転された後に、陽極箔5及び陰極箔6がセパレータ2の間に挟まれるようになるため、常に回動される巻軸板7が水平をなしたときに、セパレータ2上に陽極箔5及び陰極箔6を配置でき、セパレータ2が巻回されて大きくなることで生じる陽極箔5及び陰極箔6の位置ズレの影響を受け難くなる。
次に、実施例2に係る電解コンデンサの製造方法につき、図10及び図11を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図10は、実施例2における電極箔とセパレータを示す平面図であり、図11は、巻回されたコンデンサを示す概念図である。
図10に示すように、セパレータ26上に載置される電極箔27,28には、平面視で右側にアルミタブ29が取り付けられた陽極箔27と、左側にアルミタブ29が取り付けられた陽極箔27と、右側にアルミタブ30が延設されて陽極箔27と同じ長さを有する陰極箔28’と、右側にアルミタブ30が延設されて陽極箔27の略2枚分の長さを有する陰極箔28との4種類の電極箔27,28が使用される。
更に図10に示すように、セパレータ26上には、最初に巻回される方から順に、1枚の陰極箔28’、2枚の陽極箔27、陽極箔27の略2枚分の長さを有する1枚の陰極箔28、以降2枚の陽極箔27と、1枚の陰極箔28を交互に配置し、最後に陰極箔28で終わるようにセパレータ上に順次配置されるようになっている。
また図10に示すように、電極箔27,28をセパレータ26に貼り付ける粘着剤31は、セパレータ26の表面に円形状に複数塗布されている。粘着剤31は、陽極箔27の巻回される先行側の2隅近傍と、陰極箔28の巻回される先行側の2隅近傍を粘着できるようにセパレータ26に塗布されている。このようにすれば、陽極箔27及び陰極箔28の巻回される先行側の2隅がセパレータ26に貼着されているので、巻回時に陽極箔27及び陰極箔28がセパレータ26により捲れあがることが防げる。
また、セパレータ26が巻軸板32に巻回される際に、図10に示す破線Lの部位で折り曲げられるようになっている。巻回される際に、陽極箔27の略2枚分の長さを有する陰極箔28は、この破線Lの部位で折り曲げられ、図11の概念図に示すように、1枚の陰極箔28が上下方向から2枚の陽極箔27を挟み込むように配置される。
尚、図11に示した概念図では、陽極箔27及び陰極箔28の枚数を簡略化して示しているが、実施例2では、1つのユニット33に、12枚の陽極箔27と、最初に巻回される陽極箔27と同じ長さを有する1枚の陰極箔28と、陽極箔27の略2枚分の長さを有する6枚の陰極箔28とが用いられるようになっている。
以上、実施例2によれば、陽極箔27の枚数に対してコンデンサ素子34として有効に機能する最小限の陰極箔28枚数をもって巻回して、巻回後の電解コンデンサ素子34をより薄型とすることができるばかりでなく、陰極箔28の枚数を半減できるので陰極箔28をセパレータ26上に配置させる手間が低減できる。
次に、実施例3に係る電解コンデンサの製造方法につき、図12を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図12は、実施例3における電極箔とセパレータを示す斜視図である。
図12(a)に示すように、先ず、巻回前の帯状を成す1枚のセパレータ35の一面側半分に電極箔36を配置する。次に、図12(b)に示すように、電極箔36が載置されていないセパレータ35の一面側他半分を電極箔36側に折り返して、セパレータ35によって電極箔36を上下両側から挟持する。その後、セパレータ35の先端部を巻軸板37に取り付けて折り曲げながら平板状に巻回する。
以上、実施例3によれば、セパレータ35の一面側半分に電極箔36を載置した後、セパレータ35の一面側他半分を電極箔36側に折り返して電極箔36を両側から挟持するので、粘着剤を使用しなくても電極箔36をセパレータ35に固定しながら巻回できる。
次に、実施例4に係る電解コンデンサの製造方法につき、図13を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図13は、実施例4における電極箔とセパレータを示す斜視図である。
図13(a)に示すように、先ず、巻回前の帯状を成す2枚のセパレータ38,39の内、一方のセパレータ39上に電極箔40を配置する。次に、図13(b)に示すように、他方のセパレータ38を、電極箔40が載置されたセパレータ39上に載置させ、2枚のセパレータ38,39によって電極箔40を上下両側から挟持する。その後、セパレータ38,39の先端部を巻軸板41に取り付けて折り曲げながら平板状に巻回する。
次に、実施例5に係る電解コンデンサの製造方法につき、図14を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図14は、実施例5における電極箔とセパレータを示す斜視図である。
図14に示すように、先ず、幅広の帯状を成す巻回前のセパレータ42をV字状に折り曲げ、V字状の開口側が上方になるように配置する。そして、電極箔43をセパレータ42のV字状の開口側から投入して配置する。次いで、V字開口を閉じて、電極箔43を両側から挟持し、その後、セパレータ42の先端部を巻軸板44に取り付けて折り曲げながら平板状に巻回する。このようにすれば、セパレータ42のV字状開口側より両電極箔43を投入配置し、次いでV字開口を閉じて折り曲げるので、粘着剤を使用しなくても電極箔43をセパレータ42に固定しながら巻回できる。
次に、実施例6に係る電解コンデンサの製造方法につき、図15から図17を参照して説明する。尚、実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図15、図16及び図17は、コンデンサ素子の製造工程を示す概念図である。
前述した実施例1では、巻軸板7が反時計回りに回動するようになっていたが、実施例6における巻回装置1では、巻軸板7が時計回り(図1中の矢印の方向の反対方向)に連続的に回転され、セパレータ2を巻き取ることができる。尚、実施例6におけるセパレータ2には、前述した粘着剤3が塗布されていないものを用いている。
先ず図15(a)に示すように、巻軸板7の下面にセパレータ2を当接させるとともに、巻軸板7の下面に下方から押え板10を当接させ、セパレータ2を押え板10と巻軸板7によって挟持する。このときセパレータ2の先端部2aは巻軸板7と押え板10との間から所定長突出される。次に図15(b)に示すように、巻軸板7が垂直方向に回転されて巻軸板7の上面が所定角度傾斜されることで、巻軸板7とセパレータ2の上面によって側面視で略V字状をなす谷間が形成される。そして、1枚目の陰極箔6を、スライド板13からアーム14によって巻軸板7の近傍のセパレータ2の上面、つまりV字の谷間に移動する。
尚、巻軸板7の近傍には、本実施例における押圧手段としての位置決め装置45が配置されている。この位置決め装置45は、ローラ46がバネ等の付勢手段47によって巻軸板7に近づく方向に付勢されており、ローラ46がV字の谷間を形成するセパレータ2の外面側に当接して巻軸板7に向かって押圧することで、位置決め装置45がV字の谷間の下部を狭窄させるようになっている。このようにV字の谷間の下部を狭窄させることで、セパレータ2が弛んだり陰極箔6の載置位置がずれることを防止でき、正確に陰極箔6をセパレータ2上に載置できる。
更に尚、本実施例では、ローラ46が付勢手段47によって付勢される位置決め装置45が用いられているが、ローラ46以外にも、セパレータ2の外面側に当接される板部材等を付勢手段47によって付勢する構成とした位置決め装置45であってもよい。
図15(c)に示すように、1枚目の陰極箔6がセパレータ2の上面に配置された状態で、巻軸板7及び押え板10を巻回初めの位置から180°回転(半回転)させると、1枚目の陰極箔6が巻軸板7とセパレータ2との間に挟持される。更に、図15(d)に示すように、巻軸板7及び押え板10を回転させてV字の谷間を形成し、1枚目の陽極箔5を巻軸板7の近傍のセパレータ2の上面(V字の谷間)に載置する。
更に、図16(e)に示すように、巻軸板7及び押え板10を巻回初めの位置から360°回転(1回転)させると、1枚目の陽極箔5が巻軸板7とセパレータ2との間に挟持される。そして、押え板10を水平方向にスライド移動させて抜き取る。このように押え板10は、少なくともセパレータ2が巻軸板7に巻き付くまで、セパレータ2の巻きはじめの滑りを押さえることができ、セパレータ2が巻軸板7に巻き付いた後は押え板10を取り除くことで、巻き付け後のコンデンサ素子の厚みを減らすことができる。ここで、陽極箔5は、セパレータの先端部2aによって覆われているため、陰極箔6と接触してショートすることはない。
図16(f)に示すように、巻軸板7を回転させて巻回されたセパレータ2の外面側と巻回前のセパレータ2の内面側とでV字の谷間を形成し、2枚目の陽極箔5を巻軸板7の近傍のセパレータ2の上面(V字の谷間)に載置する。以後、図16(g)に示すように、巻軸板7の回転が繰り返されるたびに、セパレータ2の上面(V字の谷間)に配置される陽極箔5及び陰極箔6はセパレータ2に挟持されて積層される。このような動作を繰り返すことで、巻回されたセパレータ2内で陽極箔5と陰極箔6が積層されるようになっていおり、かつ陽極箔5と陰極箔6がセパレータ2の内側の同一面に配置されるようになる。
尚、巻軸板7にセパレータ2が巻回されると、巻回されたセパレータ2の厚み(大きさ)が増していき、陽極箔5及び陰極箔6が正確に積層されなくなってしまう虞があるが、V字の谷間を形成する巻回前のセパレータ2の外面側を位置決め装置45により押圧してV字の谷間の下部を狭窄することで、セパレータ2上の所定の位置に陽極箔5及び陰極箔6を配置することができ、陽極箔5及び陰極箔6の位置ズレを防止できる。
更に尚、特に図示はしないが、巻軸板7による巻回を終了させるときには、セパレータ2が最外周に配置されるようようにセパレータ2を切断し、その切断されたセパレータ2の端部を巻回されたセパレータ2の外面側にテープで固定させる。実施例1のように、巻回されたセパレータ2の最外周全体にテープ21を巻き付ける必要がなくなり(図7(h)参照)、セパレータ2の端部をテープで固定させるだけで済むので、巻回作業が簡素化される。最後に平板状に巻回されたセパレータ2から巻軸板7が取り除かれ、平板状に仕上げた両面を上下方向から押圧してプレス整形する。
次に、実施例6における巻回方法の変形例を説明する。先ず図17(a)に示すように、巻軸板7の下面にセパレータ2を当接させるとともに、セパレータ2の先端部2aを巻軸板7の上面に当接するように折り曲げ、巻軸板7の上面に上方から押え板10を当接させ、セパレータ2の先端部2aを押え板10と巻軸板7によって挟持する。次に図17(b)に示すように、巻軸板7が垂直方向に回転されて巻軸板7の上面が所定角度傾斜されることで、巻軸板7とセパレータ2の上面によって側面視で略V字状をなす谷間が形成される。
そして、1枚目の陰極箔6を、巻軸板7の近傍のセパレータ2の上面、つまり前記V字の谷間に移動して、図17(c)に示すように、巻軸板7及び押え板10を巻回初めの位置から180°回転(半回転)させると、1枚目の陰極箔6が巻軸板7とセパレータ2との間に挟持される。このときに押え板10を水平方向にスライド移動させて抜き取ると、先端部2aが巻軸板7と巻軸板7の下面側のセパレータ2との間に挟持される。以後、図17(d)に示すように、巻軸板7が半回転されるたびに、セパレータ2上に配置される陽極箔5及び陰極箔6がセパレータ2とともに巻回されて積層される。
以上、実施例6によれば、平板状の巻軸板7が垂直方向に回動され、長手が水平方向を向くように配置されたセパレータ2が巻軸板7の下方側から巻回されるようになっており、陽極箔5及び陰極箔6がセパレータ2の上面側に配置されることで、少なくとも巻軸板7が半回転される前に、陽極箔5及び陰極箔6がセパレータ2の間に挟まれるようになるため、セパレータ2における陽極箔5及び陰極箔6が配置された面が下方を向くようなことがなく、陽極箔5及び陰極箔6がセパレータから落ちることがなくなり、実施例1で用いたような陽極箔5及び陰極箔6をセパレータ2に保持させるための粘着剤3をセパレータ2に塗布する必要がなくなる。
また、セパレータ2が巻回されるときに、巻回前のセパレータ2の外面側を位置決め装置45により押圧するとともに、巻回されたセパレータ2の外面側と巻回前のセパレータ2の内面側とで形成されるV字の谷間に陽極箔5及び陰極箔6を配置することで、セパレータ2に形成されたV字の谷間によって陽極箔5及び陰極箔6を正確に配置できる。かつ位置決め装置45により巻回前のセパレータ2の外面側が押圧されるので、V字の谷間の下部を狭窄させて陽極箔5及び陰極箔6の位置決めを行うことができ、セパレータ2が巻回されて大きくなっても、陽極箔5及び陰極箔6の位置ズレを防止できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、巻軸板7が180°回転する度に、巻軸板7の上面側のセパレータ2上に電極箔5,6が取り付けられるようになっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、巻軸板7が360°回転する度に、巻軸板7の上面と下面の両側に配置されるセパレータ2の表面に電極箔5,6を貼り付けるようにしてもよい。
また、前記実施例では、本発明のコンデンサの製造方法が、2枚のアルミ箔18が重ねられることで、1つの陽極箔5が構成されるダブルアノードのコンデンサ素子20の製造に適用されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、1枚のアルミ箔18によって1つの陽極箔5が構成されるシングルアノードのコンデンサ素子の製造に適用してもよい。
また、前記実施例では、コンデンサとして電解コンデンサを例示して説明してきたが、これに限らず、電気2重層コンデンサ、電気化学キャパシタなどの各種コンデンサ、キャパシタに適用でき、更には、電池にも適用できる。
また、前記実施例では、巻軸板及び押え板が垂直方向に回転することで、セパレータを巻回するようになっていたが、巻軸板及び押え板が水平方向に回転することで、セパレータを巻回するようにしてもよい。更に、巻軸板及び押え板が水平方向に回転したときに、巻回されたセパレータの外面側と巻回前のセパレータの内面側とで形成されるV字の谷間に陽極箔及び陰極箔を配置するようにしてもよい。
実施例1における巻回装置の全体像を示す斜視図である。 電極箔がセパレータに載置される状態を示す斜視図である。 電極箔とセパレータを示す平面図である。 冷間圧接される陽極箔を示す斜視図である。 積層される2つの陽極箔を示す斜視図である。 コンデンサ素子の製造工程を示す概念図である。 コンデンサ素子の製造工程を示す概念図である。 コンデンサ素子の製造工程を示す概念図である。 コンデンサ素子を示す斜視図である。 実施例2における電極箔とセパレータを示す平面図である。 巻回されたコンデンサを示す概念図である。 実施例3における電極箔とセパレータを示す斜視図である。 実施例4における電極箔とセパレータを示す斜視図である。 実施例5における電極箔とセパレータを示す斜視図である。 実施例6におけるコンデンサ素子の製造工程を示す概念図である。 実施例6におけるコンデンサ素子の製造工程を示す概念図である。 実施例6におけるコンデンサ素子の製造工程を示す概念図である。
符号の説明
1 巻回装置
2 セパレータ
3 粘着剤
5 陽極箔(電極箔)
6 陰極箔(電極箔)
7 巻軸板(巻軸)
10 押え板
16,17 アルミタブ
18 アルミ箔
20 コンデンサ素子
22 ユニット
25 電解コンデンサ
26 セパレータ
27 陽極箔(電極箔)
28 陰極箔(電極箔)
29,30 アルミタブ
32 巻軸板(巻軸)
33 ユニット
34 コンデンサ素子
35 セパレータ
36 電極箔(陽極箔,陰極箔)
37 巻軸板(巻軸)
38,39 セパレータ
40 電極箔(陽極箔,陰極箔)
41 巻軸板(巻軸)
42 セパレータ
43 電極箔(陽極箔,陰極箔)
44 巻軸板(巻軸)
45 位置決め装置(押圧手段)
46 ローラ
47 付勢手段

Claims (12)

  1. 複数の矩形の陽極箔及び陰極箔が、巻回されたセパレータの同一面に適宜配置され、且つ該陽極箔と陰極箔とがセパレータを介して交互に積層されたことを特徴とするコンデンサ。
  2. 前記巻回されたセパレータの最外周は、陰極箔が2枚配置されている請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 表面に複数の矩形の陽極箔及び陰極箔を適宜配置して帯状のセパレータを折り曲げ平板状に巻回することにより前記陽極箔と陰極箔を積層するコンデンサの製造方法であって、
    セパレータの同一面に陽極箔と陰極箔とを適宜配置するとともに、該セパレータを巻回することにより、陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して交互に積層することを特徴とするコンデンサの製造方法。
  4. 巻軸が垂直方向に回動され、該巻軸によってセパレータが巻回されるときに、外側となるセパレータの同一面に、前記陽極箔及び陰極箔を配置する請求項3に記載のコンデンサの製造方法。
  5. 巻回初め時のセパレータの先端部に載置される陽極箔または陰極箔は、押え板によって押圧されながら巻回される請求項3または4に記載のコンデンサの製造方法。
  6. 前記両電極箔は前記セパレータの一面に塗工された粘着剤により移動不能に配置した請求項3ないし5のいずれかに記載のコンデンサの製造方法。
  7. 前記矩形の両電極箔は4隅の内、巻回される先行側の隅角部を面取りした請求項3ないし6のいずれかに記載のコンデンサの製造方法。
  8. 巻軸が垂直方向に回動され、該巻軸によってセパレータが巻回されるときに、内側となるセパレータの同一面に、前記陽極箔及び陰極箔を配置する請求項3に記載のコンデンサの製造方法。
  9. 前記セパレータが巻回されるときに、巻回前のセパレータの外面側を押圧手段により押圧するとともに、巻回されたセパレータの外面側と巻回前のセパレータの内面側とで形成されるV字の谷間に陽極箔及び陰極箔を配置する請求項3または8に記載のコンデンサの製造方法。
  10. 巻回初め時のセパレータを押え板と巻軸によって挟持する請求項3、8または9に記載のコンデンサの製造方法。
  11. 前記帯状のセパレータを平板状に巻回した後、平板状に仕上げた両面をプレス整形した請求項3ないし10のいずれかに記載のコンデンサの製造方法。
  12. 前記セパレータに配置する陽極箔の枚数が偶数枚の際には、最初にセパレータに陰極箔を配置して巻回し、前記セパレータに配置する陽極箔の枚数が奇数枚の際には、最初にセパレータに陽極箔を配置して巻回した請求項3ないし11のいずれかに記載のコンデンサの製造方法。
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