JP2007103152A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型の燃料電池を提供する。
【解決手段】隣接する単位セル1間のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との外周を溶接して形成するビード27によって接合する。また、ビード27上に圧縮シール7aを成型する。アノードセパレータ5は、金属製のプレートであり、ガス拡散層3と向かい合う面は,断面形状が例えばコルゲート状に成形され,水素が流れる水素流路10が形成される。また水素流路10の背面に冷却水が流れる冷却水流路11aが形成される。アノードセパレータ5は頂部12によりガス拡散層3と当接する,なおアノードセパレータ5の表面は,腐食防止のための表面処理を施している。カソードセパレータ6め同様である。
【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池に関するものであり、特に金属セパレータを用いた燃料電池に関するものである。
燃料電池は、固体高分子膜からなる電解層の両主面に電極層およびガス拡散層を配したものと、燃料ガス流路、酸化ガス流路を備えた金属薄板をプレス成型したセパレータや、カーボンと樹脂結合材との混合物を圧縮成形したセパレータとの組み合わせた単位セルを必要出力に応じて、数十セルから200セルを積層して構成する。
セパレータとして金属セパレータを用いる場合には、反りやうねり等の形状誤差により、平面度を確保できない場合がある。特に締め付け荷重がかかると、金属セパレータを含む燃料電池に反りや変形が発生し、その結果金属セパレータ間のシール性が低下する可能性がある。
従来、金属セパレータの変形防止のために、所定数の単位セルを積層した後にカーボン製、または金属製の矯正プレートを介在させて、金属セパレータの反りや変形を抑制し、金属セパレータ間のシール性低下を抑制するものが特許文献1に開示されている。
特開2002−151136号公報
定置用の燃料電池とは異なり、例えば車両などに搭載する移動体用の燃料電池では、車両への積載、ユーティリティスペースの確保のため、空間上の制約が非常に大きい。それゆえ構成部品の小型化が非常に重要な課題となる。
しかし、上記の発明では、矯正プレートを挟むので、その分だけ燃料電池を小型にすることができない、といった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、燃料電池、特に金属セパレータを用いた燃料電池において、シール性を確保して単位セル積層方向の厚さを薄くし、燃料電池を小型にすることを目的とする。
本発明では、燃料ガスが流れる燃料ガス流路を有する金属製のアノードセパレータと、酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する金属製のカソードセパレータと、を備えた単位セルを積層して構成する燃料電池において、隣接する単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとは、燃料ガス流路と酸化剤ガス流路よりも外側で当接し、燃料ガス流路または酸化剤ガス流路よりも外側を溶接により接合する溶接部と、単位セルからの燃料ガスまたは酸化剤ガスのリークを防ぎ、溶接部上に配設する第1のシール部と、を備える。
また、燃料ガスが流れる燃料ガス流路を有する金属製のアノードセパレータと、酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する金属製のカソードセパレータと、を備えた単位セルを積層して構成する燃料電池において、隣接する単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとは、燃料ガス流路または酸化剤ガス流路よりも外側で当接し、燃料ガス流路または酸化剤ガス流路よりも外側を溶接により接合する溶接部と、単位セルからの燃料ガスまたは酸化剤ガスのリークを防ぎ、溶接部よりも内側に設けた第1のシール部と、を備える。
また、燃料ガスが流れる燃料ガス流路を有する金属製のアノードセパレータと、酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する金属製のカソードセパレータと、を備えた単位セルを積層して構成する燃料電池の製造方法において、隣接した単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとを、燃料ガス流路と酸化剤ガス流路よりも外側で当接させ、燃料ガス流路と酸化剤ガス流路よりも外側を溶接した接合部によって接合させる接合工程と、燃料ガスまたは酸化剤ガスのリークを防ぐシール部を接合部の表面に成型する成型工程と、を備える。
本発明によると、隣接する単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとを溶接することで、アノードセパレータとカソードセパレータとの剛性を高くし、単位セルを積層し締め付けた場合に、例えば矯正プレートなどを用いずに締め付け荷重によるアノードセパレータとカソードセパレータとの変形を防止し、燃料電池の変形を防止することができる。
本発明の第1実施形態の単位セル1の構成を図1の概略構成図を用いて説明する。燃料電池は単位セル1を例えば100枚程度積層して構成する。
単位セル1は、高分子電解質膜(以下、電解質膜とする)2と、単位セル1の発電反応面となる電解質膜2の両主面に設けたガス拡散層(以下、GDLとする)3と、GDL3を設けていない電解質膜2の両主面に設けた樹脂プレート4と、一方のGDL3に水素を供給する水素流路10を有するアノードセパレータ5と、もう一方のGDL3に空気を供給する空気流路14を有するカソードセパレータ6と、アノードセパレータ5、カソードセパレータ6と樹脂プレート4との間に水素、空気のリークを防止する圧縮シール7と、を備える。
電解質膜2は、例えばナフィオン(登録商標)などを用いる。
GDL3は、例えばカーボンペーパなどで構成され、電解質膜2と接する側に例えば白金などの触媒を有する触媒層(図示せず)を備える。
樹脂プレート4は、GDL3を設けた電解質膜2よりも外側の電解質膜2を挟持し、GDL3よりも剛性の高い樹脂で構成される。
ここでアノードセパレータ5について図1、図2、図3を用いて詳しく説明する。図2はアノードセパレータ5をGDL3と接する方向から見た正面図である。図2において、詳しくは後述するがアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを溶接する箇所を破線で示す。図3は図2におけるA−A断面の拡大概略図である。
アノードセパレータ5は、金属製のプレートであり、GDL3と向かい合う面は、断面形状が例えばコルゲート形状に成型され、水素が流れる水素流路10が形成される。また、水素流路10の背面に冷却水が流れる冷却水流路11aが形成される。アノードセパレータ5は頂部12によってGDL3と当接する。なお、アノードセパレータ5の表面は、腐食防止のための表面処理を施している。
また、アノードセパレータ5は、水素流路10に水素を導入する水素導入マニホールド20と、単位セル1の発電反応で使用されなかった水素を単位セル1の外部へ排出する水素排出マニホールド21と、冷却水流路11aに冷却水を導入する冷却水導入マニホールド22と、単位セル1を冷却した冷却水を単位セル1から排出する冷却水排出マニホールド23と、空気流路14に空気を導入する空気導入マニホールド24と、単位セル1の発電反応に使用されなかった空気を排出する空気排出マニホールド25と、を備える。
アノードセパレータ5は図3に示すように、単位セル1の積層方向の高さを変えて成型される。ここでは、水素導入マニホールド20を設けた面5aの高さを基準にして説明する。
アノードセパレータ5は空気導入マニホールド24を設けた面5bの高さt1を面5aよりも高くし、さらに、水素流路10を設けた面5cの高さt2を面5aよりも高く、かつ面5bよりも低くする。これにより、冷却水導入マニホールド22から導入される冷却水を冷却水流路11aに導入し、また水素導入マニホールド20から導入される水素を水素流路10に導入することができる。このような面の高さの違いは冷却水排出マニホールド23付近にも設ける。なお、アノードセパレータ5の面5a、5b、5cの高さについては、以上のような関係に限られることはなく、冷却水を冷却水導入マニホールド22から冷却水流路11aに導入し、また冷却水流路11aから冷却水排出マニホールド23へ排出できればよい。また水素を水素導入マニホールド20から水素流路10に導入し、水素流路10から水素排出マニホールド21へ排出できればよい。
また、水素導入マニホールド20から水素流路10までの間、または水素流路10から水素排出マニホールド21までの間に、水素の流れを整流する整流部としてリブを設けても良い。さらに冷却水導入マニホールド22から冷却水流路11aまでの間、または冷却水流路11aから冷却水排出マニホールド23までの間にも整流部としてリブを設けてもよい。
カソードセパレータ6は、金属製のプレートであり、GDL3と向かい合う面は、断面が例えばコルゲート形状に成型され、空気が流れる空気流路14を形成し、空気流路14の背面に単位セル1を冷却するための冷却水流路11bを形成する。カソードセパレータ6は頂部15によってGDL3と当接する。なお、カソードセパレータ6の表面は、腐食防止のための表面処理を施している。
或る単位セル1のアノードセパレータ5の冷却水流路11aと或る単位セル1と隣接する単位セル1のカソードセパレータ6の冷却水流路11bとによって、1つの冷却水流路11を形成する。
また、カソードセパレータ6は、詳しくは図示しないがアノードセパレータ5と同様に水素導入マニホールド20などを備え、空気導入マニホールド24から空気流路14に空気を導入し、単位セル1の発電反応で使用されなかった空気を空気排出マニホールド25から排出する。
さらにカソードセパレータ6は、アノードセパレータ5と同様に段差を付けて成型する。これにより、冷却水導入マニホールド22から導入される冷却水を冷却水流路11に導入し、また空気導入マニホールド24から導入される空気を空気流路14に導入する。
隣接する単位セル1間のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とは、図4に示すようにアノードセパレータ5の面5aの背面とカソードセパレータ6の面6aの背面とで当接する。そして、その一部が溶接され、隣接する単位セル1のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とは接合される。図4は、隣接する単位セル1のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを図2に示すA−A断面において切断した場合の概略構成図である。
この実施形態では水素流路10よりも外側のアノードセパレータ5と、空気流路14よりも外側のカソードセパレータ6と、が当接する箇所を溶接する。ここではアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との外周部の溶接箇所をビード(接合部)27とし、水素導入マニホールド20、水素排出マニホールド21、空気導入マニホールド24、空気排出マニホールド25の周辺部の溶接箇所をビード28とする。つまり、ビード27、28によってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とは接合される。
ビード27は、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6とが当接する外周部を連続的に溶接して形成され、これにより隣接する単位セル1間からの冷却水のリークを防止する。
ビード28は、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6との水素導入マニホールド20、水素排出マニホールド21、空気導入マニホールド24、空気排出マニホールド25、の周辺部を連続的に溶接して形成され、水素導入マニホールド20などへの冷却水のリーク、または水素導入マニホールド20などから水素、または空気のリークを防止する。
隣接する単位セル1間のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを溶接により接合することで、剛性を高くし、荷重がかかった場合に生じる反りや変形を抑制することができる。これにより矯正プレートなどを用いずに、燃料電池の剛性を高くし、燃料電池を小型にすることができる。
圧縮シール7について図5を用いて詳しく説明する。図5はアノードセパレータ5に圧縮シール7を形成した図である。圧縮シール7は、図2の破線で示す溶接によって生じたビード27上部を覆うように成型された圧縮シール(第1のシール部、シール部)7aと、アノードセパレータ5においては、冷却水導入マニホールド22、冷却水排出マニホールド23、空気導入マニホールド24、空気排出マニホールド25、の周辺部に形成された圧縮シール7bと、から構成する。
また、詳しくは図示しないが、カソードセパレータ6においては、水素導入マニホールド20、水素排出マニホールド21、冷却水導入マニホールド22、冷却水排出マニホールド23、の周辺部に圧縮シール7bを形成する。
圧縮シール7aは、アノードセパレータ5、またはカソードセパレータ6に直接射出成型することによって成型される。アノードセパレータ5に成型した圧縮シール7aによって、水素流路10に供給される水素の単位セル1外部へのリークを防止する。また、カソードセパレータ6に成型した圧縮シール7aによって、空気流路14に供給される空気の単位セル1外部へのリークを防止する。
圧縮シール7bは、予め成型した圧縮シールをアノードセパレータ5、またはカソードセパレータ6に接着して形成する。アノードセパレータ5に形成した圧縮シール7bによって、水素流路10への冷却水、または空気のリークを防止する。また、カソードセパレータ6に形成した圧縮シール7bによって、空気流路14への冷却水、または水素のリークを防止する。
溶接によってアノードセパレータ5、カソードセパレータ6の金属組織が変わり耐腐食性が低下した箇所の一部を圧縮シール7aで覆うことで、アノードセパレータ5、カソードセパレータ6の耐腐食性の低下、つまりアノードセパレータ5、カソードセパレータ6からのイオン溶出を抑制することができ、燃料電池の劣化を抑制することができる。
次に、隣接する単位セル1のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との製造方法について図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS100では、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6とに予め成型した圧縮シール7bを接着する。ステップS103で後述するアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを溶接した後に、冷却水導入マニホールド22などの周辺部、例えば図4に示す面5b、面6b上に圧縮シールを射出成型すると、アノードセパレータ5、またはカソードセパレータ6が高圧の射出成型により変形する場合があるが、予め成型した圧縮シール7bをアノードセパレータ5、またはカソードセパレータ6に接着させるので、アノードセパレータ5、またはカソードセパレータ6の変形を防止することができる(ステップS100がシール部の一部を形成する工程を構成する)。
ステップS101では、或る単位セル1を構成するアノードセパレータ5と、或る単位セル1に隣接する単位セル1のカソードセパレータ6と、治具によって当接させて挟み、固定する。
ステップS102では、例えばレーザ溶接、電子ビーム溶接などによってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6を連続溶接し、ビード27、28によってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6を接合する。アノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを溶接によって接合するので、燃料電池の剛性を高くすることができる。また、ビード27によって隣接する単位セル1間からの冷却水のリークを防止することができ、ビード28によって水素、空気のリークを防止することができる(ステップS102が接合工程、連続的に溶接する工程を構成する)。
ステップS103では、溶接したアノードセパレータ5とカソードセパレータ6のビード27上に圧縮シール7aを射出成型する。ビード27上に圧縮シール7aを成型するので、溶接によりアノードセパレータ5、カソードセパレータ6の表面の金属組織が変化した場合でも、ビード27からのイオン溶出を抑制することができる(ステップS103が成型工程を構成する)。
なお、ステップS100によって形成した圧縮シール7aとステップS102とによって成型した圧縮シール7bとの接合部の接合強度を高くするために、圧縮シール7aと圧縮シール7bとの接合部に接着シール剤を塗布しても良い。
なお、溶接による接合は、例えば図7に示すように、一本のビード27によって接合した後に更にビード27に交差するように溶接を行い、ビード29を形成しても良い。また、図8に示すように、ビード27の形状を鋸歯形状、つまりジグザク形状としても良い。これによって、溶接する箇所を多くし、アノードセパレータ5、カソードセパレータ6との剛性を高くすることができる。図7、図8は隣接したアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とにおいてアノードセパレータ5の正面図の一部を示す概略図である。
また、図9に示すように、一旦スポット溶接を行い(スポット溶接する工程)、ビード30を形成した後に、ステップS102によって溶接を行いビード27を形成しても良い。一旦アノードセパレータ5とカソードセパレータ6との距離を詰めておき、その後ステップS102によって溶接を行うことで、確実にアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを接合することができ、冷却水のリークを確実に防止することができる。図9は隣接したアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との一部を示す概略図である。
また、圧縮シール7aの一部をアノードセパレータ5とカソードセパレータ6の外部へ延長しても良い。つまり、圧縮シール7aの外縁がアノードセパレータ5、カソードセパレータ6の外縁よりも外側に位置するように圧縮シール7aを設けても良い。これにより、燃料電池をケースなどに収容する場合に、振動などによって燃料電池が他の部材と接触した場合に圧縮シール7によって衝撃を小さくし、燃料電池の劣化を抑制することができる。また、圧縮シール7aに絶縁材を使用することで、燃料電池とケースなどを絶縁することができる。
またこの実施形態では圧縮シール7aをビード27上に成型したが、ビード27よりも内側、つまりビード27と水素流路10または空気流路14との間に成型しても良い。これにより、ビード27によってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との表面が粗となる場合があるが、ビード27よりも内側であり、表面が比較的平らなアノードセパレータ5、またはカソードセパレータ6に圧縮シール7aを成型することで、アノードセパレータ5、またはカソードセパレータ6の表面と圧縮シール7aとの密着性を良くし、確実に水素、または空気のリークを防止することができる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
隣接する単位セル1のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを溶接し、ビード27、28によって接合するので、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6との剛性を高くすることができ、燃料電池の剛性を高くすることができる。これにより、矯正プレートなどを使用せずに、燃料電池の剛性を保ち、燃料電池を小型にすることができる。
また、溶接により金属セパレータであるアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との組織が変化した場合でも、ビード27の上部に圧縮シール7aを成型することで、ビード27からのイオンの溶出を抑制することができ、燃料電池の劣化を抑制することができる。
次に本発明の第2実形態について図10、図11を用いて説明する。この実施形態の燃料電池は隣接する単位セル50のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とをスポット溶接して接合するビード40と、水素、空気、および冷却水の外部へのリークを防止する圧縮シール41と、を備える。その他の構成については第1実施形態と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。図11は隣接したアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とにおいてアノードセパレータ5の正面図の一部を示す概略図である。
この実施形態では、隣接する単位セル50のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との周辺部をスポット溶接することで形成するビード40によってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを接合する。これにより連続した溶接を行うスペースがないアノードセパレータ5、カソードセパレータ6を用いた単位セル50においても、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6との剛性を高くすることができる。
圧縮シール41は、ビード40を覆う圧縮シール41(第1のシール部)aと、アノードセパレータ5に設けた圧縮シール41aとカソードセパレータ6に設けた圧縮シール41aとを連結する連結部(第2のシール部)41bと、によって構成する。
圧縮シール41aによってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とのビード40を覆い、さらに連結部41bによって単位セル50の側面部となるアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との側面を覆うことで冷却水のリークを防止することができる。
次に、隣接する単位セル50のアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との製造方法について図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップS200とステップS201は第1実施形態のステップS100とステップS101と同じなので、ここでの説明は省略する。
ステップS202では、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6をスポット溶接し、ビード40によってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6を接合する。
ステップS203では、溶接したアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とに圧縮シール41を射出成型する。アノードセパレータ5の圧縮シール41aとカソードセパレータ6の圧縮シール41aとを連結部41bによって連結した圧縮シール41を成型するので、隣接するアノードセパレータ5とカソードセパレータ6とから冷却水のリークを防止することができる。また、水素、空気のリークを防止することができる。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
アノードセパレータ5とカソードセパレータ6との外周部をスポット溶接によって形成したビード40によって接合する。また、アノードセパレータ5のビード40を覆う圧縮シール41aとカソードセパレータ6のビード40を覆う圧縮シール41aを連結する連結部41bによって隣接する単位セル50からの冷却水のリークを防止する。これにより、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを溶接するスペースを多く確保できない場合でも、アノードセパレータ5とカソードセパレータ6とを溶接することによってアノードセパレータ5とカソードセパレータ6との剛性を高くし、連結部41bによって冷却水のリークを防止することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
車両に搭載する燃料電池に利用することができる。
本発明の第1実施形態の単位セルの概略構成図である。 本発明の第1実施形態のアノードセパレータの概略構成図である。 図2におけるA−A断面の概略構成図である。 本発明の第1実施形態の隣接する単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとの断面を示す概略図である 本発明の第1実施形態の圧縮シールの配置を示す概略図である。 本発明の第1実施形態の隣接する単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとの製造方法を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変更例を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態の変更例を示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態の変更例を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の単位セルの概略構成図である。 本発明の第2実施形態の隣接する単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとにおいてアノードセパレータから見た正面図の一部を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の隣接する単位セルのアノードセパレータとカソードセパレータとの製造方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1、50 単位セル
5 アノードセパレータ
6 カソードセパレータ
7、7a、7b、41、41a、41b 圧縮シール
10 水素流路
11、11a、11b 冷却水流路
14 空気流路
27、28、29、30、40 ビード

Claims (11)

  1. 燃料ガスが流れる燃料ガス流路を有する金属製のアノードセパレータと、
    酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する金属製のカソードセパレータと、を備えた単位セルを積層して構成する燃料電池において、
    隣接する前記単位セルの前記アノードセパレータと前記カソードセパレータとは、前記燃料ガス流路と前記酸化剤ガス流路よりも外側で当接し、
    前記燃料ガス流路または前記酸化剤ガス流路よりも外側を溶接により接合する接合部と、
    前記単位セルからの前記燃料ガスまたは前記酸化剤ガスのリークを防ぎ、前記接合部上に配設する第1のシール部と、を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 燃料ガスが流れる燃料ガス流路を有する金属製のアノードセパレータと、
    酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する金属製のカソードセパレータと、を備えた単位セルを積層して構成する燃料電池において、
    隣接する前記単位セルの前記アノードセパレータと前記カソードセパレータとは、前記燃料ガス流路または前記酸化剤ガス流路よりも外側で当接し、
    前記燃料ガス流路または前記酸化剤ガス流路よりも外側を溶接により接合する接合部と、
    前記単位セルからの前記燃料ガスまたは前記酸化剤ガスのリークを防ぎ、前記接合部よりも内側に設けた第1のシール部と、を備えることを特徴とする燃料電池。
  3. 前記第1のシール部は、圧縮シールであることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池。
  4. 前記第1のシール部は、前記アノードセパレータまたは前記カソードセパレータの外縁よりも外側に外縁を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の燃料電池。
  5. 隣接する単位セル間で当接する前記アノードセパレータの前記燃料ガス流路の背面と前記カソードセパレータの前記酸化剤ガス流路の背面とによって形成する冷却水流路を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の燃料電池。
  6. 隣接する前記単位セル間で当接する前記アノードセパレータの前記第1のシール部と前記カソードセパレータとの前記第1のシール部とを連結する第2のシール部、を備えることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池。
  7. 前記接合部は、前記燃料ガス流路と前記酸化剤ガス流路との外側に連続して設けることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の燃料電池。
  8. 燃料ガスが流れる燃料ガス流路を有する金属製のアノードセパレータと、
    酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路を有する金属製のカソードセパレータと、を備えた単位セルを積層して構成する燃料電池の製造方法において、
    隣接した前記単位セルの前記アノードセパレータと前記カソードセパレータとを、前記燃料ガス流路と前記酸化剤ガス流路よりも外側で当接させ、前記燃料ガス流路と前記酸化剤ガス流路よりも外側を溶接した接合部によって接合させる接合工程と、
    前記燃料ガスまたは前記酸化剤ガスのリークを防ぐシール部を前記接合部の表面に成型する成型工程と、を備えることを特徴とする燃料電池の製造方法。
  9. 前記接合工程は、少なくとも2種類の溶接工程を行うことを特徴とする請求項8に記載の燃料電池の製造方法。
  10. 前記接合工程は、
    隣接する前記単位セル間で当接する前記アノードセパレータと前記カソードセパレータとをスポット溶接する工程と、
    前記スポット溶接を行った後に、隣接する前記単位セル間で当接する前記アノードセパレータと前記カソードセパレータとを連続的に溶接する工程と、を備えることを特徴とする請求項9に記載の燃料電池の製造方法。
  11. 前記接合工程の前に、前記シール部の一部を形成する工程を備えることを特徴とする請求項8から10のいずれか一つに記載の燃料電池。
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