JP2007102112A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、入出力光ファイバによって接続された光回路を内蔵可能なプラグまたはレセプタクルを有する光モジュールであって、小型、低損失であり、さらに、光コンポーネントにかん合した場合にも外力に強い光モジュールを提供すること。
【解決手段】フェルール1005を有するプラグ1002と、フェルール1007を有するレセプタクル1004であって、プラグ1002の長手方向とレセプタクル1004の長手方向とのなす角度が略90°であるレセプタクル1004と、フェルール1005とフェルール1006とを接続する光ファイバ1012と、プラグ1002とレセプタクル1004との間に形成された、光ファイバ1012を収納する光ファイバ収納空間1009を有する光ファイバ収納部1003とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光モジュールに関し、より詳細には、光通信用光モジュールであって、小型、低損失のプラグレセプタクル型の光モジュールに関する。
インターネットの爆発的な普及に代表される最近の通信技術の進歩には目覚しいものがある。これに伴い、光通信システムの整備が世界的に推進され、その重要性や利便性から、一般消費者にまで光通信システムの普及が拡大されてきた。光通信システムにおいて、重要な役割を果たしている要素部品に、光モジュールがある。光モジュールは、内部に一定の光信号処理機能を持つ光回路を備えており、光回路と光モジュール外部との接続のために、光ファイバが使用される。
図17(a)および(b)は、従来の光モジュールの構造の一例を示す図である。図17に示す構造は、光モジュールの一形態であって、プラグレセプタクル型モジュールと呼ばれている。この光モジュール1701は、プラグ部1702とレセプタクル部1703とを有している。プラグ部1702は、コネクタレセプタクルを有する光送受信モジュールなどの各種光コンポーネント1707にかん合する。レセプタクル部1703は(図17において右側の)、コード付きの光コネクタプラグ1708に対して、スリーブ1706を介してかん合するモジュール構造となっている。
固定減衰器などの従来のプラグレセプタクル型モジュールは、図17(a)に示すようにプラグ部1702とレセプタクル部1703とのフェルールを1本のフェルール1704で共通化しており、そのフェルール1704に光ファイバを通し、フェルール1704にフィルタ挿入溝1705を切ってフィルタなどを挿入する構造であった(非特許文献1参照)。
光モジュール内部の接続用に最も多く使用されている光ファイバは、1.3μm帯シングルモード光ファイバ(SMF:Single Mode Fiber)である。この光ファイバは、モードフィールド径(MFD)が9.3±0.7μmで、屈折率プロファイルがステップインデックス型、コア・クラッド比屈折率差が0.3%のものが一般的である。
昭和電線、"光デバイス、光固定減衰器"、[online]、インターネット<http://www.swcc.co,jp/products/optical device/fix optical.html> 住友電工、"シングルモードファイバ"、[online]、インターネット<http://www.sei.co,jp/fbr-prdcts/02/2-1.html> NTT、"ニュースリリース"、[online]、2003年12月17日、インターネット<http://www.ntt.co,jp/news/news03/0312/031217.html> A. W. Snyder, I. White, and D. J. Mitchell, "Radiation from Bent Optical Waveguide,"Electronics Letters, Vol.11, No.15,pp.332-333, 24thJul.
しかしながら、従来の光モジュールには、次に述べるような問題点があった。
従来の光モジュールは1本のフェルールで構成されているので、入出力がそれぞれ2心以上あるものについて対処できなかった。
また、複数のプラグまたはレセプタクルを持つ光モジュールにおいては、モジュール内部に接続用の光ファイバが必ず用いられる。接続用光ファイバにも、上述したシングルモード光ファイバが用いられる。
光モジュール内に使用されているシングルモード光ファイバは、曲げ損失が大きい(非特許文献2参照)。例えば、従来のシングルモード光ファイバを、曲げ損失10mm、曲げ角度180度の条件で使用すると、曲げ損失が40dB以上も生じてしまう。そのため、この光ファイバを内部の接続に用いた光モジュールでは、光ファイバを小さく曲げて実装することが不可能で光モジュールの小型化に限界があった。
曲げ半径を小さくした曲げ損失の小さいシングルモード光ファイバには、まず、コア・クラッド比屈折率差を大きくしたタイプのものがある。コア・クラッド比屈折率差を大きくすることにより、光ファイバの閉じ込めが強くなり、光ファイバを曲げても曲げ損失は小くなる。ここで、光のモード分散を抑えて伝播モードをシングルモードで動作させるためには、モードフィールド径(MFD)を小さくする必要がある。たとえば、コア・クラッド比屈折率差を1.7%、モードフィールド径6μmと小さくすると、曲げ半径5mm、曲げ角度180度の条件で曲げた場合においても、曲げ損失を0.1dB以下に抑制することが可能である。しかし、この比屈折率差を大きくしたファイバを、通常のシングルモード光ファイバと接続すると、0.8dB程度の接続損失が生じてしまう。それらファイバのMFDが異なるため、両ファイバにおいて、モードミスマッチングが生じるからである。
このように、上記シングルモード光ファイバ(MFDを小さくし、比屈折率差を大きくした光ファイバ)を、光モジュール内部の接続に用いて、光ファイバを小さな曲げ半径として曲げて収納すれば、光モジュールを小型化できる。しかし、通常のシングルモード光ファイバとの接続損失が大きいため実用的でない光モジュールとなってしまう。
シングルモード光ファイバと接続しても接続損失が小さく、曲げ損失も小さい、光ファイバには、ホールアシスト光ファイバがある(非特許文献3参照)。ホールアシスト光ファイバは、通常のシングルモード光ファイバと同じ屈折率プロファイルを持っている。そして、ファイルの中心からコア径の2倍程度離れた位置に、コア径と同程度の内径を持つ空孔を6個程度設けたものである。この光ファイバによると、通常のシングルモード光ファイバとの接続損失を抑制したまま、空孔による強い閉じ込め効果によって、曲げ損失も抑制することができる。
しかし、このホールアシスト光ファイバでは、コネクタ端面などの接続点端面において、ファイバ内の空孔を塞ぐ処理が必要である。この処理を行わないと、水分や他の物質がこの空孔に入り込むことにより、閉じ込め効果が劣化して曲げ損失が増加してしまう。さらには、直線状態の伝送損失までもが増加してしまう。空孔は樹脂などによって塞ぐことができるが、この作業によるコスト増加が問題であった。また、このホールアシスト光ファイバは、空孔を設けるその複雑な構造のため、根本的に、光ファイバとして製造コストが高いという問題があった。したがって、光モジュール内に上述した光ファイバを用いても、端面処理の必要性やコストの高さが、大きな障害となっていた。
さらに、光モジュール1701を光送受信モジュールなどの各種光コンポーネント1707にかん合した場合に、光モジュール全長が長くなる。このため、図17(b)に示すように、装置前面での突き出し量が長くなり、他の作業等で例えば光コネクタプラグ1708に引っ掛けて、垂直方向の力Pが加わった場合に、てこの原理によって、かん合部に大きな曲げモーメントが働く。この大きな曲げモーメントにより、かん合部の光ファイバの光軸ずれが発生しやすくなり、光学特性に影響が出るという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、入出力光ファイバによって接続された光回路を内蔵可能なプラグまたはレセプタクルを有する光モジュールであって、小型、低損失であり、さらに、光コンポーネントにかん合した場合にも外力の影響を軽減可能な光モジュールを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1記載の発明は、光ファイバの向きを変換する光モジュールであって、第1のフェルールを有する少なくとも1つのプラグと、第2のフェルールを有する少なくとも1つのレセプタクルであって、前記プラグの長手方向と前記レセプタクルの長手方向とのなす角度が90°、あるいは0°から90°の間の所定の角度であるレセプタクルと、前記第1のフェルールと前記光モジュールに内蔵された所定の部材とを接続する光ファイバと、前記プラグと前記レセプタクルとの間に形成された、前記光ファイバを収納する空間を有する収納部とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記収納部は、前記プラグと前記レセプタクルとを繋ぎ止め、前記プラグまたは前記レセプタクルの一方に対して、回転中心を中心に前記プラグまたは前記レセプタクルの他方を相対的に回転させる回転手段であって、該回転により、前記角度を可変とする回転手段を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、光ファイバを伝達する光の所定の特性を変化させる光素子を、前記第1のフェルール、または前記第2のフェルール、の少なくともいずれか一方に形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記所定の部材は、前記第2のフェルールであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記光モジュール内に内蔵された光回路をさらに備え、前記所定の部材は、前記光回路であり、前記光モジュールは、光信号処理を行うことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記レセプタクルを複数個備える場合、前記複数のレセプタクルのうちの所定のレセプタクルと、該所定のレセプタクルの隣のレセプタクルとの間の、前記空間側に形成された第2の空間をさらに備え、前記第2の空間は、前記空間と繋がっており、前記光ファイバの一部を収納することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記光ファイバは、前記光モジュール外部の接続対象となる光ファイバのモードフィールド径とほぼ等しいモードフィールド径を有し、所定の曲げ半径および所定の曲げ角度において、1次モード以上の高次モードの曲げ損失を所定値以上とし、基本モードの曲げ損失を所定値以下とする屈折率プロファイルを有するコアとクラッド、または前記光モジュール外部の接続対象となる光ファイバのモードフィールド径と前記光回路の光導波路のモードフィールド径の中間の大きさのモードフィールド径を有し、所定の曲げ半径および所定の曲げ角度において、1次モード以上の高次モードの曲げ損失を所定値以上とし、基本モードの曲げ損失を所定値以下とする屈折率プロファイルを有するコアとクラッドを含むことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記光ファイバの前記高次モードは、1次モードのみであり、2次モード以上は励起されない屈折率プロファイルであることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の発明において、前記光ファイバの前記屈折率プロファイルはステップインデックス型であることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項7乃至9のいずれかに記載の発明において、前記光ファイバのコア・クラッド比屈折率差は0.55±0.1%であって、基本モードのモードフィールド径は波長1.3μm帯において9.3±0.7μmであることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項7乃至10のいずれかに記載の発明において、前記光ファイバのクラッド径は、40μm以上90μm以下であることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記光ファイバは、高Δ光ファイバ、ホールアシスト光ファイバであることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、光モジュールを光コンポーネントにかん合した場合にも、前面への突き出し量が小さく、外力に強い光モジュールを実現できる。さらに、本発明に特有の光ファイバを採用することにより、光ファイバの曲げ損失が小さく、通常の光ファイバとの接続損失を小さくしながら、小型、低損失な光モジュールを提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の一実施形態に係る光モジュールは、プラグレセプタクル型モジュールのプラグに対してレセプタクルを90度下方の向きとすることを特徴としている。これにより、プラグレセプタクル型モジュールを嵌合させるモジュールからの、前面への突き出し量が小さくなり、外力に強い光モジュールとなる(実施例1から5)。さらに、この構成に、本発明の光モジュール特有の光ファイバを使用して、さらに、小型化・低損失化を実現している(実施例6)。以下、実施例に従って詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、実施例1にかかる光モジュールの構造図である。光モジュール1001は、プラグ1002と光ファイバ収納部1003とレセプタクル1004とを備えており、プラグ1002と光ファイバ収納部1003とレセプタクル1004とを一体化した構造である。プラグ1002は、フェルール1005とスプリング1006とを有しており、このスプリング1006が変形することにより、フェルール1005は、プラグ1002の長手方向に沿って所定量だけ移動可能である。また、レセプタクル1004は、フェルール1007とスリーブ1008とを有しており、フェルール1007はスリーブ1008内に収納されている。
また、光ファイバ収納部1003は、光ファイバ収納空間1009を有している。この光ファイバ収納空間1009の第1の面には、フェルール1005と光ファイバ収納空間1009とを接続するための開口1010が形成されており、第2の面には、フェルール1007と光ファイバ収納空間1009とを接続するための開口1011が形成されている。フェルール1005とフェルール1007とは、短尺の光ファイバ1012によって接続されている。すなわち、光ファイバ1012の両端には、フェルール1005とフェルール1007とが装着されており、フェルール1005はプラグ1002に配置され、フェルール1007はレセプタクル1004に配置されることになる。
光ファイバ収納空間1009において、開口1010と開口1011とは、フェルール1005の長手方向(開口1010の深さ方向)とフェルール1007の長手方向(開口1011の深さ方向)とのなす角度が略90°となるように形成されている。すなわち、プラグ1002の長手方向に対して、レセプタクル1004の長手方向は略90°の角度である。このような構成により、フェルール1005内の光ファイバとフェルール1007内の光ファイバとの向きを変換することが実現される。すなわち、2つのフェルール間で光ファイバが略90°曲げられている。
プラグ1002を光コンポーネントにかん合した場合にはフェルール1005がスプリング1006の変形により後方に移動するが、光ファイバ1012が点線で示すようにたわむことによって、これを吸収できる。
このように、光ファイバ収納空間1009は、フェルール1005とフェルール1009とを接続するための光ファイバ1012を収納するための空間であるので、フェルール1005とフェルール1009とを略90°の角度で接続するために必要な空間を提供する。また、光ファイバ収納空間1009は、プラグ1002のかん合状況に応じて、光ファイバ1012を適切にたわませるための空間を提供する。すなわち、光ファイバ収納空間1009は、光ファイバ1012の曲げ半径を最適にするための空間を提供する。
本構造によれば、図2に示すように、プラグ1002を光コンポーネント1021にかん合した場合にも、プラグ1002の長手方向に対して、レセプタクル1004の長手方向が略90°曲がることになる。よって、レセプタクル1004の長手方向は光コンポーネント1021の壁面に沿って配置されることになるので、光コンポーネントの前面への突き出し量は小さくなり、外力に対して強くなる。また、レセプタクル1004にかん合した光コネクタプラグ1022の長手方向も、プラグ1002の長手方向に対して略90°曲がることになるので、レセプタクル1004および光コネクタプラグ1022双方について、上記前面からの突き出しを小さくすることができ、作業中に引っ掛ける可能性も減る。よって、光軸ずれの発生を抑えることができる。なお、本実施例のように、プラグ1002とレセプタクル1004とのなす角度が略90°の場合は、上記前面からの突き出しを必要最小限に抑えることができるので、好ましい。
さて、本実施例では、プラグ1002(フェルール1005)とレセプタクル1004(フェルール1009)とのなす角度を略90°としているが、この角度に限定されない。すなわち、上記角度は、実現したい光コンポーネントと光コネクタプラグとの配置状態等に応じて設定すれば良い。その際は、設定された角度に応じて、開口1010および開口1011の配置を決めればよい。すなわち、プラグ1002とレセプタクル1004とのなす角度が、例として図20に示す45°のように、0°よりも大きければ、従来の、プラグ1002とレセプタクル1004とのなす角度が0°の場合よりも、外力に対して強くなり、作業中の引っ掛けに対する可能性を低減することができる。さらに、図21に示すように、光モジュール2001の口が縦方向に並んだ場合にも(各光モジュールのレセプタクルの長手方向がそれぞれ、ほぼ同一直線上にある場合にも)、対応することが可能となる。
(実施例2)
図3は、実施例2にかかる光モジュールの構造図である。本実施例において、光モジュール1001は、プラグ1002と光ファイバ収納部1003とレセプタクル1004とを備えており、プラグ1002の長手方向に対してレセプタクル1004が略90度下方を向いている。本実施例ではフェルール1007にフィルタ挿入溝1031が切られており、このフィルタ挿入溝1031には薄膜フィルタが挿入されている。上記薄膜フィルタとしては、光パワーの減衰、所定の波長の遮断、あるいは、透過用などがある。これら機能を果たすとともに、プラグ1002を光コンポーネントにかん合した場合にも、前面への突き出し量が小さくなり、外力に強くなる。また、レセプタクル1004にかん合する光コネクタも下向きとなり、突き出しが小さくなり、作業中に引っ掛けにくくなる。
なお、本実施例では、フィルタ挿入溝をフェルール1007に形成しているが、フェルール1005に形成しても良い。また、上記フィルタ挿入溝を、フェルール1005および1007の双方に形成しても良い。また、本実施例では、フェルールに溝を形成して、フィルタを挿入することが本質ではなく、光ファイバを伝達する光の所定の特性(透過波長帯や強度など)を、そこを通過する前と後とで変化させるための光素子をフェルールに配置することを本質としている。よって、本実施例では、フェルールに挿入されるのはフィルタに限らず、上記光素素子を設けても良い。また、図22に示すように、プラグ1002とレセプタクル1004とのなす角度が0°より大きい、例えば45°であれば、引っ掛けによる影響を低減するとともに、図21に示すように縦方向に並列に実装することも可能となる。
(実施例3)
図4は、実施例3にかかる光モジュールの構造図である。光モジュール1041は、プラグ1002と、2つの部分(部材)(プラグ1002およびレセプタクル1004)を繋ぎ止め、一方の部分に対して回転中心を中心に他方の部分を相対的に回転させる手段としての蝶番1042と、レセプタクル1004とを備えている。蝶番1042は、プラグ1002とレセプタクル1004との間に設けられている。
蝶番1042は、回転中心1043を有しており、この回転中心1043を中心に、プラグ1002(レセプタクル1004)を光コンポーネント等にかん合することにより固定した際に、レセプタクル1004(プラグ1002)を回転させることができる。また、蝶番1042は、光ファイバ収納空間1044を有しており、この中にフェルール1005とフェルール1007とを接続する光ファイバ1012を収納している。なお、蝶番の回転中心1043は、プラグ1002に対してレセプタクル1004が水平時のフェルール間の光ファイバ10012の長さと、プラグ1002に対してレセプタクル1004が垂直時の円弧の長さとが等しくなるように位置している。つまり、図18に示すように、フェルール1005の後端の位置をI、フェルール1007の回転角度が0°(フェルール1005の長手方向とフェルール1007の長手方向とのなす角度が0°)のときのフェルール1007の後端の位置をJ、回転角度90°のときのフェルール1007の後端の位置をKとした時に。円弧IKと線分IJが略同じ長さになるように位置Jを決定する。また、線分JKの垂直二等分線1801を引く。このとき、垂直二等分線1801上で、線分IJと位置Kからの垂線1802の双方からの距離が等しい点を回転中心1043としている。なお、図18では、説明を簡単にするためフェルール以外の部材は省略した。
本実施例では、光ファイバ収納空間1044は、蝶番1042内部に形成された空間と、レセプタクル1004の一方端に形成された、空間形成部材1045とにより形成されている。この光ファイバ収納空間1044の第1の領域には、フェルール1005と光ファイバ収納空間1009とを接続するための開口1046が形成されており、第2の領域には、フェルール1007と光ファイバ収納空間1009とを接続するための開口1047が形成されている。
本実施例では、開口1046は固定されている。一方、開口1047は、蝶番1042により、フェルール1005の長手方向とフェルール1007の長手方向とがほぼ一致する位置(プラグ1002の長手方向とレセプタクル1004の長手方向とのなす角度が略0°となる位置)から、フェルール1005の長手方向とフェルール1007の長手方向とのなす角度が略90°となる位置(プラグ1002の長手方向とレセプタクル1004の長手方向とのなす角度が略90°となる位置)の間を連続的に移動できる。すなわち、本実施例では、プラグ1002の長手方向とレセプタクル1004の長手方向とのなす角度が0°〜90°まで可変となるように、蝶番1042が構成されている。よって、プラグ1002に対してレセプタクル1004が水平から垂直の角度設定が可能である。
本実施例によれば、後端から光コネクタをレセプタクル1004にかん合する際は、該かん合をプラグ1002とレセプタクル1004とを水平になるようにして行うことができるので、作業性を良く上記かん合を行うことができる。かん合後は蝶番1042によりレセプタクル1004を回転させてプラグ1002に対してレセプタクル1004を垂直にすることで、外力に対して強く、その後の作業で後方の光コネクタを引っ掛けることがない状態にすることが可能である。このように、本実施例では、各作業に適した位置で、各作業を行うことができる。例えば、図21に示すように、光モジュールの口が縦方向に並んだ場合、図20や図21の構造では、(図21の)下から順に接続し、(図21の)上から順に抜く必要があり、途中の(図21では真ん中の)光モジュール(プラグレセプタクルモジュール)だけを光コンポーネントに対して抜き差しすることが不可能である。しかしながら、本実施例によれば、他の光モジュールを抜くことなく、プラグとレセプタクルのなす角度を変えるだけで、所望の光モジュールを抜き差しすることが可能となる。
なお、本実施例では、蝶番1042や空間形成部材1045など、プラグ1002とレセプタクル1004とを相対的に回転させる回転手段を、プラグ1002の長手方向とレセプタクル1004の長手方向とのなす角度を図面上で下方向のみに0°から90°で可変するように構成しているがこれに限定されない。例えば、プラグ1002の長手方向とレセプタクル1004の長手方向とのなす角度が上方向にも可変するように、上記回転手段を構成しても良い。この場合、図19に示すように、フェルール1005と回転角度0°のときのフェルール1007を結ぶ線1901上に回転中心1043を設定し、フェルール1007を上下に回転させたときの2点間の距離の変化を光ファイバ1012のたわみで吸収させるようにすれば良い。図19では、説明を簡単にするためフェルール、光ファイバ以外の部材は省略した。
(実施例4)
図5(a)は、本実施例に係る光モジュールの上面図である。図5(b)、図5(c)はそれぞれ、図5(a)のA−A線、A−A´線による断面図である。また、図5(d)は、図5(a)のB−B線による断面図である。本実施例に係る光モジュールは、プラグが1心、レセプタクルが2心からなるプラグレセプタクルモジュールであり、光回路を内蔵している。
図5(a)〜(d)において、光モジュール1051は、プラグ1052とファイバ収納部1053とレセプタクル部1054と光回路収納部1055とを備えており、プラグ1052と光ファイバ収納部1053とレセプタクル部1054と光回路収納部1055とを一体化した構造である。プラグ1052は、フェルール1056とスプリング1057とを有しており、このスプリング1057が変形することにより、フェルール1056は、プラグ1052の長手方向に沿って所定量だけ移動可能である。
レセプタクル部1054は、レセプタクル1054a、およびレセプタクル1054bを有しており、これらレセプタクル1054aおよび1054bは、互いの長手方向が略一致するように並列に配置されている。図5(c)に示されるように、レセプタクル1054aは、フェルール1058aとスリーブ1059aとを有しており、フェルール1058aはスリーブ1059a内に収納されている。なお、図5(c)では、レセプタクル1054aの様子を示しているが、レセプタクル1054bについても、レセプタクル1054aと同様の構成である。すなわち、レセプタクル1054bは、フェルール1058bとスリーブ(不図示)とを有しており、フェルール1058bはスリーブ1059(不図示)内に収納されている。
光回路収納部1055には、入出力3端子を有する光回路1060が配置されており、この光回路1060は、その長手方向がレセプタクル1054aおよび1054bと略一致するように、かつレセプタクル1054aおよび1054bと並列に配置されている。
また、光ファイバ収納部1053は、実施例1にて説明した光ファイバ収納空間1009と同様の機能を有する光ファイバ収納空間1061を有している。この光ファイバ収納空間1061の第1の面には、フェルール1056と光ファイバ収納空間1061とを接続するための開口1062が形成されている。光ファイバ収納空間1061の第2の面には、フェルール1058aと光ファイバ収納空間1061とを接続するための開口1063a、およびフェルール1058bと光ファイバ収納空間1061とを接続するための開口1063bが形成されている。上記第2の面にはさらに、光回路収納部1055(光回路1060)と光ファイバ収納空間1061とを接続するための開口1064が形成されている。
フェルール1056と光回路1060とは、短尺の光ファイバ1065aによって接続され、フェルール1058aと光回路1060とは、短尺の光ファイバ1065bによって接続され、フェルール1058bと光回路1060とは、短尺の光ファイバ1065cによって接続されている。すなわち、光ファイバ1065aの両端には、フェルール1056と光回路1060とが装着されており、光ファイバ1065bの両端には、フェルール1058aと光回路1060とが装着されており、光ファイバ1065cの両端には、フェルール1058bと光回路1060とが装着されている。
光ファイバ収納空間1061において、開口1062と開口1063aとは、フェルール1056の長手方向(開口1062の深さ方向)とフェルール1058aの長手方向(開口1063aの深さ方向)のなす角度が略90°となるように形成されている。すなわち、プラグ1052の長手方向に対して、レセプタクル1054aの長手方向は略90°の角度である。同様に、開口1063bは、プラグ1052の長手方向に対して、レセプタクル1054bの長手方向が略90°の角度となるように形成されている。さらに、開口1064も、開口1062の深さ方向に対して、開口1064の深さ方向が略90°の角度となるように形成されている。このような構成により、プラグ1052に対してレセプタクル1054aおよび1054bが、図5(b)および(c)において略90度下方を向くことになる。
本実施例では上述のように、光回路1060の入出力3端子に接続された光ファイバ1065a〜1065c先端にはそれぞれ、フェルール1056、1058a、1058bが装着されている。これら光ファイバについて、プラグ1052に装着される光ファイバ1065aは90°曲げられ、レセプタクル1054a、1054bに装着される光ファイバ1065b、1065cは180°曲げられる。
このような構成により、本実施例では、レセプタクル1054a、1054bの長手方向とプラグ1052の長手方向とのなす角度が略90°であるので、実施例1と同様に、全長が短くなり外力に対して強く、その後の作業で後方の光コネクタを引っ掛けることがなくなる、ないし少なくなる。
なお、光回路1060としては、レセプタクルの一方から入力された波長多重光信号を所定の波長を境に2つに分波する回路などがある。この場合、分波した一方をプラグから光コンポーネントに出力し、もう一方を他方のレセプタクルから別の光コンポーネントに向けて光コネクタを介して出力することができる。
たとえば一例として、図6に示すような平面光波回路(Planer Lightwave Circuit:以下PLCと記す)型1入力2出力の波長分割フィルタがある。図6においてPLC型波長分波フィルタ1066では、交差導波路を2ケ所構成し、これらにフィルタ挿入溝をそれぞれ加工し、初段に1500nm/1550nm波長分割薄膜フィルタ1067を、後段に1550nm全反射薄膜フィルタ1068をそれぞれ挿入し固定してある。
このような構成により、波長1310nm、1490nmおよび1550nmの光が伝搬する光ファイバ1069aに接続された入力ポート1070と、波長1310nmおよび1490nmの光が伝搬する光ファイバ1069bに接続された出力ポート1071aとの間を波長1310nmおよび1490nmの信号が通過する。一方、入力ポート1070と、波長1550nmの光が伝搬する光ファイバ1069cに接続された出力ポート1071bとの間を波長1550nm帯の信号が通過する。本光回路は、入出力光ファイバがPLC166の片端に集約されているので小形である。入出力光ファイバ1069a〜1069cはそれぞれ、光コネクタフェルールで終端され、それぞれ、図7に示すように、光回路1060としてのPLC型波長分波フィルタ1066の入力ポート1070がレセプタクル1054aへ、出力ポート1071aはプラグ1052へ、出力ポート1071bはレセプタクル1054bに導かれる。
この光モジュール1051は、図7に示すように、1心双方向通信用ONU1072のレセプタクル1073に接続して用いる。収容局からの光コード1074をレセプタクル1054aに接続し、映像など追加サービスONU1076とレセプタクル1054bとを光コード1075で接続する。収容局とONU間で1310nmと1490nmとの波長の光を用いて上り下りの通信を行い、1550nm帯の波長の光で追加サービス信号を追加サービス用ONUに分配する。既存のONUに装着して映像などのサービスを簡易に追加できる。
図8は、図5の改良形であって、2つのレセプタクル1054aおよび1054bの間に光ファイバの収納スペースとしての光ファイバ余長収納部1081を設けたものである。図8(a)は、本実施例に係る光モジュールの上面図である。図8(b)、図8(c)はそれぞれ、図8(a)のC−C線、C−C´線による断面図である。また、図8(d)は、図8(a)のD−D線による断面図である。
ところで、光モジュールの製造の際に、短い光ファイバの先にフェルールを装着する場合、失敗が許されず、歩留りが極端に低下してしまう。そこで、歩留まりを向上するためには、プラグのフェルールとレセプタクルのフェルールとを接続する光ファイバの長さを長くすることが好ましい。この光もジュールでは、図5における光ファイバ1065a〜1065cの長さを長くするために、レセプタクル1054aとレセプタクル1054bとの間に、光ファイバの長くなった分だけ適切に収納するための収納スペースとしての光ファイバ余長収納部1081を設けている。
このように、収納スペースとしての光ファイバ余長収納部1081を設けることにより、失敗を考慮して、光回路1060から各フェルールまでの光ファイバ長を十分に長くとることが可能となり、製造歩留りが向上する。たとえば、光ファイバの曲げ半径が5mmの場合、フェルール間距離は20mm程度である。この長さは光回路の入出力光ファイバにフェルールを装着する長さとしては非常に短かく、製造時の失敗がゆるされない。これに対して、光ファイバの収納スペースとしての光ファイバ余長収納部1081を設けることにより、一周ごとに31.4mmの余長を確保することができ、入出力光ファイバへのフェルール装着が容易になり、また、失敗時の付け直しが可能となる。なお、別個に州のスペースを設けるのではなく、レセプタクル1054aおよびレセプタクル1054bとの間の領域に光ファイバ余長収納部1081を設けているので、上記新しい収納スペースを設けているが全体の容積増加はない。
(実施例5)
図9(a)〜(c)は、実施例5にかかる光モジュールの構造図である。光モジュール1091は、プラグが2心、レセプタクルが2心からなるプラグレセプタクルモジュールである。図9(a)は、本実施例に係る光モジュールの上面図である。図9(b)は、図9(a)のE−E線による断面図である。また、図9(c)は、図9(a)のF−F線による断面図である。
本実施例において、光モジュール1091は、プラグ1092aおよび1092bを備えている。プラグ1092aおよび1092bはそれぞれ、フェルール1093aおよびスプリング1094a、ならびにフェルール1093bおよびスプリング1094bを有しており、このスプリング1094a、1094bが変形することにより、フェルール1093a、1093bはそれぞれ、プラグ1092a、1092bの長手方向に沿って所定量だけ移動可能である。
光ファイバ収納空間1061において、開口1095aと開口1095bとはそれぞれ、フェルール1093aおよびフェルール1093bの長手方向(開口1095aおよび1095bの深さ方向)とフェルール1058aおよびフェルール1058bの長手方向(開口1095aおよび1095bの深さ方向)のなす角度が略90°となるように形成されている。すなわち、プラグ1092aおよび1092bの長手方向に対して、レセプタクル1054aおよびレセプタクル1054bの長手方向は略90°の角度である。このような構成により、プラグ1092aおよび1092bに対してレセプタクル1054aおよび1054bが、図9(b)および(c)において略90度下方を向くことになる。
本実施例では、光回路1060は入出力4端子を有しており、これら入出力4端子の光ファイバ先端にはフェルールが装着される。すなわち、プラグ1092aおよび1092bに装着される光ファイバ1096aおよび1096bはそれぞれ90°曲げられ、レセプタクル1054aおよび1096bに装着される光ファイバ1096cおよび1096dはそれぞれ180°曲げられている。本実施例では、各レセプタクルが各プラグに対して略90度下方を向いていることにより、全長が短くなり外力に対して強く、その後の作業で後方の光コネクタを引っ掛けることがなくなる、ないしは少なくなる。
なお、光回路としては、レセプタクルの一方から入力された波長多重光信号から、所定の2波長を取り出し、残りをもう一方のレセプタクルから出力する回路などがある。この場合、取り出した2波長はかん合した光コンポーネントの送受信に割り当て、残りを透過させて波長は後段の光コンポーネントに向けて光コネクタを介して出力することができる。
たとえば一例として、入出力4端子を有する光回路1060は、図10に示すようなPLC型波長分割フィルタ1111がある。図10においてPLC型波長分波フィルタ111では、交差導波路を3ケ所構成し、これらにフィルタ挿入溝をそれぞれ加工し、初段にλバンドパスフィルタ1112aを、次段にλバンドパスフィルタ1112bを、終段に全反射フィルタ1113をそれぞれ挿入し固定してある。
なお、本明細書において、「λバンドパスフィルタ(N;整数)」とは、波長λの光を反射し、残りを透過するバンドパスフィルタを意味する。
このような構成により、波長多重信号(波長λ、λ、λ・・・)が、光ファイバ1114aによって入力ポート1115aに入力されると、出力ポート1115bを介して光ファイバ1114bへと波長λの信号が出力され、出力ポート1115cを介して光ファイバ1114cへと波長λの信号が出力される。そして出力ポート111dを介して光ファイバ1114dには、残りの信号(波長λ、λ、λ・・・)が出力される。
この光モジュールは、図11に示すように、2心双方向通信用光送受信モジュールに接続して用いる。信号はCDWMグリットの波長を用い、光送受信モジュール1116aの受信にλ、送信にλ、送受信モジュール1116bの受信にλ、送信にλ、送受信モジュール1116cの受信にλ、送信にλと割り当てる。波長λ以降についても同様に送受信モジュールに割り当てる。すなわち、光送受信モジュール1116aにかん合する光モジュール1091aが有する光回路では、λバンドパスフィルタとλバンドパスフィルタを用いる。また、光送受信モジュール1116bにかん合する光モジュール1091bが有する光回路では、λバンドパスフィルタとλバンドパスフィルタを用いる。さらに、光送受信モジュール1116cにかん合する光モジュール1091が有する光回路では、λバンドパスフィルタとλバンドパスフィルタを用いる。
そして、収容局と光モジュール1091aのレセプタクル1054aとを光コード1117aによって接続する。光モジュール1091aのプラグ1092aを光送受信モジュール1116aの受信用のレセプタクル1118aにかん合させ、光モジュール1091aのプラグ1092bを光送受信モジュール1116aの送信用のレセプタクル1119bにかん合させる。光送受信モジュール1116b、1116cについても同様に、受信用のレセプタクル1118b、1118cにプラグ1092aをかん合させ、送信用のレセプタクル1119b、1119cにプラグ1092bをかん合させる。また、光モジュール1091aのレセプタクル1054bと、光モジュール1091bのレセプタクル1054aとは光コード1117bによって接続されており、光モジュール1091bのレセプタクル1054bと、光モジュール1091cのレセプタクル1054aとは光コード1117cによって接続されている。さらに、光モジュール1091cのレセプタクル1054bは、その次の光モジュールのレセプタクル1054aと光コード1117dによって接続されている。
このように各光モジュールを接続することにより、収容局から各送受信モジュールを光ファイバにより鎖状につなげてCDWM通信が可能で、また、後段に光モジュールを追加していくことで容易に規模を拡張していくことが可能となる。
図12は、実施例5の改良形であって、2つのレセプタクル1054aおよび1054bの間に光ファイバの収納スペースとしての光ファイバ余長収納部1081を設けたものである。製造の際に、短い光ファイバの先にフェルールを装着する場合、失敗が許されず、歩留りが極端に低下してしまう。これに対して、この収納スペースを設けることにより、失敗を考慮して、光回路からフェルールまでの光ファイバ長を十分に長くとることが可能となり、製造歩留りが向上する。
(実施例6)
図13〜16に基づいて、実施例6にかかる光モジュールの設計手順および構成を説明する。実施例6の光モジュールは、実施例1から5の光モジュールに、以下に説明する本発明特有の光ファイバを適用したものである。実施例1〜5において説明した光モジュールの構造と、本実施例に係る光ファイバの組み合わせにより、光モジュールを光コンポーネントにかん合した場合にも、前面への突き出し量が小さいので外力に対して強くなる。また、光モジュールにかん合する光コネクタも、プラグに対して略90°の角度で配置されることになるので、作業中に引っ掛ける可能性を減少することができる。さらに、小形、低損失な光モジュールを実現できる。
本実施例においては、内部の接続に使用される光ファイバが重要な役割を有している。以下、詳細にこの光ファイバについて説明する。本実施例の光モジュールにおいて使用されている光ファイバは、曲げ損失を低減するためにコア・クラッドの比屈折率差を大きくする。しかし、モードフィールド径は、接続対象であるこの光モジュール外部の光ファイバのモードフィールド径とほぼ同一とするという点に、第1の特徴がある。従来、コア・クラッドの比屈折率差を大きくする場合には、シングルモードで動作させるために、モードフィールド径を非常に小さくしていた(例えば、6μm)。本実施例の光モジュールにおいて使用される光ファイバは、モードフィールド径をより大きくして、接続対象のファイバとほぼ同一にしている。したがって、コア・クラッド比屈折率差が大きく、かつ、モードフィールド径が大きいため、マルチモード動作となる。
そこでさらに、基本モードの曲げ損失を小さくし高次モードの曲げ損失は大きくするという第2の特徴となる発想を加え、上記の条件を実現する屈折率プロファイルを求めている。この屈折率プロファイルを採用することにより、曲げ損失が小さく、かつ、通常の光ファイバとの接続損失が小さい光ファイバを実現することができる。なお、この光ファイバは、モードフィールド径の異なる2種類の光ファイバ間、モードフィールド径の異なる2種類の光導波路間、あるいは、モードフィールド径の異なる光ファイバと光導波路間を接続する場合には、次のようにする。すなわち、本実施例の光モジュールにおいて使用される光ファイバのモードフィールド径を、異なる2つの径のほぼ中間の大きさに設定する。これより、2つの接続点の接続損失の和が最小となる。以下、さらに詳細に説明をする。
図13は、本実施例にかかる光モジュールに使用される光ファイバの動作概念を説明する図である。光ファイバ1301は、接続点1304において接続対象である入力シングルモードファイバ1302と、接続点1305においてもうひとつの接続対称である出力シングルモードファイバ1303にそれぞれ接続されている。それぞれのファイバは、コア1308とクラッド1309とを有している。本実施例の光ファイバ1301は、接続対象である入力シングルモードファイバ13022および出力シングルモードファイバ1303と比較して、コア・クラッド比屈折率差Δを高くして、モードフィールド径(以下、MFDとする)をほぼ同一としたマルチモード光ファイバである。
簡単のため、以後この光ファイバを、高Δ太コアファイバと呼ぶ。所定の曲げ半径Rと所定の曲げ角度θの条件にて、接続対象となる光ファイバ間に、光導波路間に、あるいは、光ファイバと光導波路間に接続する。そして、曲げられた状態の本実施例の高Δ太コアファイバ1301において、高次モードの光をファイバ外部へ放射するように設計されている。図13において、山形波形は各モード(LP01、LP11、LP21)の強度プロファイルの様子を示す。
次に、本実施例の特有の効果を生じさせる光ファイバのパラメータの設計手順を説明する。ここでは、高Δ太コアファイバとの接続対象を、シングルモード光ファイバとする。シングルモード光ファイバは、モードフィールド径(MFD)が9.3±0.7μmで、屈折率プロファイルがステップインデックス型、コア・クラッド比屈折率差が0.3%の一般的なものである。高Δ太コアファイバの曲げ条件として、曲げ半径5mm、曲げ角度540度、すなわち一周半曲げて接続する場合を実施例として説明する。
図15は、実施例3の光モジュールに使用される光ファイバのパラメータ設計方法を説明する図である。最初に、比屈折率差Δをパラメータとして、所望のMFD範囲に対し、高Δ太コアファイバの基本モードと1次モードの曲げ損失をそれぞれ計算する。曲げ損失の計算値は、屈折率プロファイルによって異なるが、ここではステップインデックス型プロファイルとした。
曲げ損失の計算は、例えば次式により計算する。
Figure 2007102112
尚、αは減衰係数で、このαに光ファイバの長さを乗じて曲げ損失を計算する。ここで、ρは曲げ半径、aは光ファイバのコア半径、vは光ファイバの伝播光の規格化周波数、uとwは光ファイバのコアとクラッドの伝播定数、Δはコア・クラッド比屈折率差である。u、v、wはコア、クラッドの屈折率、コア半径より求められ、MFDはコア径から求められる(非特許文献4を参照)。
図15からわかるように、曲げ損失は、基本モードに対して、1次モードのほうが大きい。MFDが大きくなるにつれて、曲げ損失は小さくなる。また、比屈折率差Δが大きいほど曲げ損失は小さく、Δ<Δ<Δの関係が成り立つ。本実施例においては、比屈折率差Δを、Δ=0.55%、Δ=0.60%、Δ=0。65%とした。
接続対象であるシングルモード光ファイバのMFDは、波長1.3μmにおいて9.3±0.7μmである。実施例3の高Δ太コアファイバのMFDも、9.3±0.7μmと設定する。
次に、基本モードの曲げ損失の上限値と、1次モードの曲げ損失の下限値を決定する。本実施例においては、上限値として波長1.55μmにおける曲げ損失を0.1dB以下、下限値をとして波長1.31μmにおける曲げ損失を10dB以上と決定した。同一の光ファイバにおいては、波長1.31μmと比較して波長1.55μmの場合の曲げ損失の方が大きいので、上限値を波長1.55μmに対して、下限値を波長1.31μmに対して計算している。なお、曲げ損失の計算を行う波長は、接続対象の光ファイバ等の使用条件に合わせて変更してよい。
図15において、上述した基本モードと高次モードの両方の条件を満たす領域は、ハッチングを施した部分である。つまり、比屈折率差Δ=0.60±0.05%、MFD=9.3±0.7μmが上記の条件を満たす範囲となる。下側のハッチング領域は、基本モードの条件を満たす領域であり、この領域の下辺は、1次モードの下限値の状態に対応している。上側のハッチング領域は、1次モードの条件を満たす領域であり、この領域の上辺は、基本モードの上限値の状態に対応している。
次に、上で説明した図15のハッチング領域の中から、白丸の領域中央点の比屈折率差Δ=0.60%、MFD=9.3μmを、本実施例の光モジュール内で使用する高Δ太コアファイバの設計値として選択する。
図16は、本実施例にかかる高Δ太コアファイバの屈折率プロファイルの一例を示す図である。上述した比屈折率差の設計値Δ0.60%の時にMFD9.3μmを得るために必要なコア径を計算すると、コア径10μmとなる。図13に示すように、コア径として10±0.5μmを採用し、ステップインデックス型の屈折率プロファイルとした。
上記の説明では、曲げ角度θ=540°の条件で設計しているが、曲げ角度θ=90°とすると、図15において曲げ損失の計算値は半分に低下し、グラフは下方に移動する。ハッチングの領域に入るためにはΔ=0.50±0.05%となる。したがって、実用上使用する曲げ角度θの範囲を90°〜540°とすると、比屈折率差Δの範囲はΔ=0.55±0.1%となる。なお、シングルモード光ファイバ以外の接続対象に対しても、比屈折率差Δは0.75未満で十分である。したがって、極端に比屈折率差Δの高い光ファイバとする必要はなく、本光ファイバの製造上も有利である。
図6、図10に示した光回路(PLC)においては、光回路中の光導波路のMFDは、低Δタイプの場合で、シングルモード光ファイバと同程度である。図6、図10に示した光回路の場合においても、シングルモード光ファイバ同士を接続することを想定して設計した上記の比屈折率差Δの値を適用できる。
図14は、本実施例において使用される光ファイバの別の動作状態を説明する図である。図13において説明した場合と同様に、本実施例の光モジュールで使用される高Δ太コア光ファイバ1301は、接続点1304において接続対象である入力シングルモードファイバ1302と、接続点1305においてもうひとつの接続対称である出力シングルモードファイバ1303と、それぞれ接続されている。この高Δ太コア光ファイバ1301を用いる場合は、図14に示すように、基本モード(LP01)と1次モード(LP11)のみが励起される。そして、曲げられた高Δ太コア光ファイバ全長に渡って1次モード(LP11)がファイバ外部へ放射され、基本モード(LP01)のみが、入力シングルモードファイバ1302から出力シングルモードファイバ1303に伝播される。
上述した設計値により製作された高Δ太コア光ファイバを、シングルモード光ファイバ間に接続し、曲げ半径R=5mm、曲げ角度θ=540度の条件で測定したところ、全損失0.2dBを実現した。この全損失の内訳は、曲げ損失が0.05dB以下で、接続損失が1接続点当たり0.1dB弱であった。これらの損失値は、通常のシングルモード光ファイバを単に曲率半径5mmで540度曲げた場合の損失値である50dB、あるいは、高Δシングルモード光ファイバを適用した場合の損失値1.6dBと比較して、格段に低い値である。
なお、屈折率プロファイルは上記の本実施例のステップインデックス型以外の形状であっても構わない。また、図13に示すように高次モードはLP11モードに加えてLP21モードなどの多数のモードが発生する場合であってもよい。屈折率プロファイルをステップインデックスに限定することにより設計が容易できるという効果があり、曲げ半径を小さくしても低損失な光ファイバを実現できる。高次モードを1次モードのみに限定すれば、高次モードが減少し、曲げ半径を小さくしても、より低損失で、偏波依存損失(PDL)の小さい光ファイバにより、光モジュールを実現できる。
比屈折率差Δを0.55±0.1%として、波長1.3μm帯における基本モードのMFDは9.3±0.7μmであるので、最も一般的に広く使用されている1.3μm帯用シングルモード光ファイバとの接続損失を小さくできるとともに、曲げ半径を小さくしても低損失な光ファイバにより光モジュールを実現できる。
次に、本実施例にかかる光モジュールに使用される高Δ太コア光ファイバの機械的信頼性について説明する。曲げ半径5mmの条件で光モジュール内において実用的に使用するためには、光ファイバの曲げに対する機械的信頼性を確保する必要がある。一般に、外径125μmの光ファイバを半径5mmで曲げた場合、光ファイバの最外径では1GPaの引張応力が常時印加されることになる。また、外径125μmの光ファイバでは、スクリーニング歪3%(張力3kg)が必要となり、通常のスクリーニング歪条件の1%(1kg)に対して非常に大きいため、製造上の困難が生じる。また、製造歩留まりが低下する。
これに対して、光ファイバの外径(クラッド径)を90μm以下として、曲げ半径を小さくして曲げた場合、光ファイバの最外径で発生する引張応力を0.6GPaに下げることができる。光ファイバ製造時のスクリーニング歪を1.8%(張力670g)印加しておけば、例えば光モジュール内での使用する光ファイバ長10mm程度の中での故障率を3Fitと実用的な値とすることが可能である。外径を90μm以下とすることにより、機械的信頼性の高い、曲げ半径を小さくしても低損失な光ファイバを実現できる。尚、外径が小さすぎると光の伝播に影響を与えるので、外径(クラッド径)は40μm以上が望ましい。
以上に説明した高Δ太コアファイバを適用することにより、実施例1〜5の光モジュールを小形、低損失で実現することができる。
なお、本実施例では、光ファイバとして高Δ光ファイバを用いているが、これに限定されず、ホールアシスト光ファイバを用いても良い。
本発明の実施例1に係る光モジュールの断面構造図である。 本発明の実施例1に係る光モジュールを光コンポーネントおよび光コネクタプラグに接続する様子についての説明図である。 本発明の実施例2に係る光モジュールの断面構造図である。 本発明の実施例3に係る光モジュールの断面構造図である。 (a)は、実施例4に係る光モジュールの上面図であり、(b)、(c)はそれぞれ、(a)のA−A線、A−A´線による断面図であり、(d)は、(a)のB−B´線による断面図である。 本発明の実施例4に係るPLC型波長分波フィルタの構造図である。 本発明の実施例4に係る光モジュールの適用例を示す説明図である。 (a)は、本発明の実施例4に係る光モジュールの上面図であり、(b)、(c)はそれぞれ、(a)のC−C線、C−C´線による断面図であり、(d)は、(a)のD−D線による断面図である。 (a)は、本発明の実施例5に係る光モジュールの上面図であり、(b)は、(a)のE−E線による断面図であり、(c)は、(a)のF−F線による断面図である。 本発明の実施例5に係るPLC型CWDMフィルタの構造図である。 本発明の実施例5に係る光モジュールの適用例を示す説明図である。 (a)は、本発明の実施例5に係る光モジュールの上面図であり、(b)は、(a)のG−G線による断面図であり、(c)は、(a)のH−H線による断面図である。 本発明の実施例6に係る、高Δ太コア光ファイバの原理説明図である。 本発明の実施例6に係る、高Δ太コア光ファイバの別の原理説明図である。 本発明の実施例6に係る、高Δ太コア光ファイバの設計方法の説明図である。 本発明の実施例6に係る、高Δ太コア光ファイバの屈折率プロファイルの一例である。 従来技術の光モジュールの断面構造図である。 本発明の実施例3に係る、フェルールの回転を説明する図である。 本発明の実施例3に係る、フェルールの回転を説明する図である。 本発明の実施例1に係る光モジュールの断面構造図である。 本発明の実施例1に係る光モジュールを光コンポーネントおよび光コネクタプラグに接続する様子についての説明図である。 本発明の実施例2に係る光モジュールの断面構造図である。
符号の説明
1001 光モジュール
1002 プラグ
1003 光ファイバ収納部
1004 レセプタクル
1005、1007 フェルール
1006 スプリング
1008 スリーブ
1009 光ファイバ収納空間
1010、1011 開口
1012 光ファイバ

Claims (12)

  1. 光ファイバの向きを変換する光モジュールであって、
    第1のフェルールを有する少なくとも1つのプラグと、
    第2のフェルールを有する少なくとも1つのレセプタクルであって、前記プラグの長手方向と前記レセプタクルの長手方向とのなす角度が90°、あるいは0°から90°の間の所定の角度であるレセプタクルと、
    前記第1のフェルールと前記光モジュールに内蔵された所定の部材とを接続する光ファイバと、
    前記プラグと前記レセプタクルとの間に形成された、前記光ファイバを収納する空間を有する収納部と
    を備えることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記収納部は、
    前記プラグと前記レセプタクルとを繋ぎ止め、前記プラグまたは前記レセプタクルの一方に対して、回転中心を中心に前記プラグまたは前記レセプタクルの他方を相対的に回転させる回転手段であって、該回転により、前記角度を可変とする回転手段を有することを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
  3. 光ファイバを伝達する光の所定の特性を変化させる光素子を、前記第1のフェルール、または前記第2のフェルール、の少なくともいずれか一方に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の光モジュール。
  4. 前記所定の部材は、前記第2のフェルールであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光モジュール。
  5. 前記光モジュール内に内蔵された光回路をさらに備え、
    前記所定の部材は、前記光回路であり、
    前記光モジュールは、光信号処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光モジュール。
  6. 前記レセプタクルを複数個備える場合、
    前記複数のレセプタクルのうちの所定のレセプタクルと、該所定のレセプタクルの隣のレセプタクルとの間の、前記空間側に形成された第2の空間をさらに備え、
    前記第2の空間は、前記空間と繋がっており、前記光ファイバの一部を収納することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の光モジュール。
  7. 前記光ファイバは、
    前記光モジュール外部の接続対象となる光ファイバのモードフィールド径とほぼ等しいモードフィールド径を有し、所定の曲げ半径および所定の曲げ角度において、1次モード以上の高次モードの曲げ損失を所定値以上とし、基本モードの曲げ損失を所定値以下とする屈折率プロファイルを有するコアとクラッド、または前記光モジュール外部の接続対象となる光ファイバのモードフィールド径と前記光回路の光導波路のモードフィールド径の中間の大きさのモードフィールド径を有し、所定の曲げ半径および所定の曲げ角度において、1次モード以上の高次モードの曲げ損失を所定値以上とし、基本モードの曲げ損失を所定値以下とする屈折率プロファイルを有するコアとクラッドを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれかに記載の光モジュール。
  8. 前記光ファイバの前記高次モードは、1次モードのみであり、2次モード以上は励起されない屈折率プロファイルであることを特徴とする請求項7記載の光モジュール。
  9. 前記光ファイバの前記屈折率プロファイルはステップインデックス型であることを特徴とする請求項7または8記載の光モジュール。
  10. 前記光ファイバのコア・クラッド比屈折率差は0.55±0.1%であって、基本モードのモードフィールド径は波長1.3μm帯において9.3±0.7μmであることを特徴とする請求項7乃至請求項9いずれかに記載の光モジュール。
  11. 前記光ファイバのクラッド径は、40μm以上90μm以下であることを特徴とする請求項7乃至請求項10いずれかに記載の光モジュール。
  12. 前記光ファイバは、高Δ光ファイバ、ホールアシスト光ファイバであることを特徴とする請求項1乃至請求項6いずれかに記載の光モジュール。
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