JP2007102076A - プリント処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】仕上がり希望納期があるオーダーの場合に、他のオーダーの仕上がり納期を遵守しつつ、仕上がり希望納期に従ってオーダーの処理順序を変更可能とするプリント処理システムを提供することである。
【解決手段】オーダーデータをオーダーデータ保存部に登録・保存させるためのオーダー登録部5aと、オーダーのプリント処理の順番を、優先度やオーダー受付順序に基づいて設定するプリント順序設定部5eと、各オーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間の設定を行う処理時間設定部5gと、注文者が希望するオーダーの仕上がり希望納期を受け付け、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せるか否かを他のオーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から判定し、他のオーダーのプリント処理順番を変更することで仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せる場合に、オーダーのプリント処理の順番を変更することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、写真プリントを作成するための画像データを含むオーダーデータをオーダー単位で保存するオーダーデータ保存部を有し、オーダーの仕上がり納期を遵守しつつ、注文者要望の仕上がり希望納期でプリント可能であれば、プリント処理順序を変更可能とするプリント処理システムに関するものである。
写真プリントを作成するプリント処理システムにおいては、適宜の画像形成媒体から画像データを取得し、オーダー単位でオーダーデータ保存部に一旦保存される。ここで、1オーダーとは、ネガフィルム1本に含まれる画像データ、記録メディア1個に格納される画像データのことを指す。プリント処理の注文が多い場合は、オーダーデータ保存部に多数のオーダーが登録され、設定されたプリント順序に従い登録されたオーダーについてプリント処理が行なわれていく。
ここで設定されたプリント順序とは、通常はオーダーを受け付けた順序であり、早く受け付けたオーダーほど早くプリント処理が行われるように設定される。また、プリント処理の仕上がり納期に関して、顧客から指定されることもあり、登録されるオーダーの順番はオーダーの受付順序だけではなく、仕上がりの優先度も考慮して設定する必要がある。例えば、「特急仕上げ」(高優先度オーダー)と「通常仕上げ」(低優先度オーダー)があるとすれば、高優先度のオーダーを低優先度のオーダーに優先してプリント処理を行なう。また、注文者の仕上がり希望時刻に間に合うようにプリント順序を設定する必要がある。
ところで、注文者(顧客)が仕上がり希望納期(例えば、店舗に引き取りにいく希望時刻等)を店舗のオペレータに指示する場合の他に、顧客自身が受付端末から注文する場合にも、優先度の入力や希望する仕上がり希望納期を入力できるようになっている。
さらに、インターネットを介したオンライン注文システムにおいても、希望納期を設定することが可能であった。例えば、プリントサイズ、枚数及び希望納期からなるプリント注文データをワークステーションで受信し、このプリント注文データからプリント納期を求め、求めたプリント納期が希望納期を超えたときに、処理不可能をプリント注文データの送信先に送り、希望納期の変更または注文の中止を選択させるシステムが公知である(特許文献1参照)。
特開2004−030699号公報
しかし、複数のオーダーで同じ優先度の「特急仕上げ」が指定されると、優先度でのプリント順序の設定が行われず、受付順序に従って、プリント処理が実行されることになる。この場合、注文者(顧客)の希望する時刻に写真プリント作成が終了せず、顧客に引き渡せない場合もある。
また、仮に、仕上がり希望納期を入力したとしても、オーダーが蓄積された状態では、蓄積されたオーダーの引き渡し時間に余裕があるか否かを、オペレータが判断し、余裕があればオーダー間に割り込み処理をすることで、顧客の希望納期を遵守するようにしていた。しかし、かかる作業は極めて煩雑な状況となっており、改善が望まれていた。
また、特許文献1の発明は、送られて来たプリント注文データのプリントサイズ及びプリント枚数に基づき、希望納期に間に合うかどうかを他のユーザーの注文数やプリントの処理能力に応じて演算し、プリント仕上り時間を特定する。そして、このプリント仕上り時間に納品処理時間を加算することで、納期を算出する。算出した納期が希望納期を越える場合には、処理不可能メッセージをユーザーに送り、ユーザーは希望納期日時の変更か、注文の中止かを選択するように構成されているが、この構成で算出される納期は、処理待ちの注文データの次に新規オーダーが処理されることを前提に納期を算出するようになっており、処理待ちのオーダーが優先的に処理されるため、処理待ちオーダーが多いほど、新規オーダーの処理が遅くなり、顧客の希望納期どうりに処理されることは困難であった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、仕上がり希望納期があるオーダーの場合に、他のオーダーの仕上がり納期を遵守しつつ、仕上がり希望納期に従ってオーダーの処理順序を変更可能とするプリント処理システムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係るプリント処理システムは、
写真プリントを作成するための画像データを含むオーダーデータをオーダー単位で保存するオーダーデータ保存部と、
新規オーダーに係るオーダーデータをオーダーデータ保存部に登録・保存させるためのオーダー登録部と、
オーダーデータをオーダー登録部に登録するに際し、オーダーのプリント処理の順番を、優先度やオーダー受付順序に基づいて設定するプリント順序設定部と、
各オーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間の設定を行う処理時間設定部と、
新規オーダーを受け付ける際に、注文者が希望するオーダーの仕上がり希望納期を受け付ける第1希望納期受付手段と、
仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せるか否かを他のオーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から判定する判定手段と、
判定結果が、他のオーダーのプリント処理順番を変更することで仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せる場合に、オーダーのプリント処理の順番を変更する順番変更部と、
を備えていることを特徴とする。
かかるプリント処理システムの作用・効果を説明する。画像データを含むオーダーデータは、オーダーデータ保存部にオーダー単位で保存される。新規オーダーをオーダーデータ保存部に登録する場合には、プリント順序設定部によりプリント順序が設定され、優先度やオーダー受付順序に基づいて順番が設定される。例えば、早く受け付けたものほど早くプリント処理され、高優先度オーダーは低優先度オーダーに優先して順序が設定される。「優先度」とは、仕上がり納期に関するものであり「特急仕上げ」、「通常仕上げ」などである。すなわち、プリント処理の対象となる画像データは、オーダーデータ保存部に保存された後、プリント処理が行われることになるため、オーダーデータ保存部にデータが保存できないとプリント処理を行うことができない仕組みとなっている。
また、処理時間設定部を備えており、各オーダーについて仕上がり予想時間と顧客引渡し時間の設定を行なうことができる。「仕上がり予想時間」とは、写真プリント作成が完了する時間のことであり、「顧客引渡し時間」とは顧客に仕上がりの写真プリントを渡すことができる時間のことである。従って、納期を遵守するためには、仕上がり予想時間は顧客引渡し時間内に収まるようにしなければならない。
また、第1希望納期受付手段は、オーダーを受け付ける際に、オーダーの仕上がり希望納期を受け付ける。そして、判定手段は、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せるか否かを他のオーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から判定する。かかる判定結果が、他のオーダーのプリント処理順番を変更することで仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せる場合に、オーダーのプリント処理の順番を変更する。
このように構成することで、顧客の希望納期でプリント処理できる場合には、既に登録済みのオーダー間に新規オーダーを割り込ませるようにしてプリントの処理順序を自動的に変更できる。そして、顧客の希望納期に間に合うようにプリント処理され、希望納期に的確にオーダーの写真プリントを顧客に引き渡すことができる。
本発明において、判定手段が新規オーダーの仕上がり予想時間が仕上がり希望納期以内であるか否かを判定する第1判定部と、新規オーダーの仕上がり希望納期が他のオーダーの顧客引渡し時間以内である場合に、他のオーダーのプリント処理順序を変更して割り込み処理するか否かを判定する第2判定部とを有していることは好ましい実施態様である。
この構成によれば、新規オーダーの仕上がり予想時間が新規オーダーの仕上がり希望納期以内か否かを判定できるので、この判定結果が、新規オーダーの仕上がり予想時間が仕上がり希望納期以内である場合に、登録済みのオーダーの最後尾に登録されるので、他のオーダー間に割り込み処理させる必要がない。また、新規オーダーの仕上がり希望納期が他のオーダーの顧客引渡し時間以内である場合に、他のオーダーのプリント処理順序を変更して割り込み処理するか否かを判定でき、その判定結果が、他のオーダーのプリント処理順序を変更することで希望納期を遵守できる場合に、自動的にオーダーの処理順番を変更できるものとなる。
本発明において、判定結果が、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、新しい仕上がり希望納期を受け付ける第2希望納期受付手段をさらに備えていることは他の好ましい実施態様である。
この構成によれば、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せないとの判定結果の場合に、第2希望納期受付手段は、新しい仕上がり希望納期を受け付けるように構成されている。そして、判定手段は、新しい仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せるか否かを他のオーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から判定する。かかる判定結果が、他のオーダーのプリント処理順番を変更することで仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せる場合に、オーダーのプリント処理の順番を変更することができる。
本発明において、判定結果が、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、お渡し可能納期を通知する通知手段と、通知されたお渡し可能納期に基づいて、仕上がり希望納期を受け付ける第3希望納期受付手段をさらに備えていることは、他の好ましい実施態様である。
この構成によれば、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せないとの判定結果の場合に、通知手段はお渡し可能納期を、例えば、オペレータや顧客(注文者)に通知する。そして、通知されたお渡し可能納期に基づいて、第3希望納期受付手段は、仕上がり希望納期を受け付けるように構成されている。「お渡し可能納期」は、判定手段によって算出されるように構成され、例えば、お渡し可能な時刻(例えば、16:00等)、オーダー受付完了から1時間後、1日後等の情報で示され、特に、前回に入力された仕上がり希望納期に近い時刻を通知するように構成することは好ましい。そして、このことにより、受け付けた仕上がり希望納期に従って、順番変更部は、オーダーデータの処理順番を変更することができる。
本発明に係る写真処理システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、システム全体の構成を示す模式図である。
<システムの全体構成>
図1において、写真処理装置100は、取得されたデジタルの画像データに基づいて、写真プリントを作成する機能を有する。画像データは、写真処理装置100に設けられるフィルムスキャナーから取得される現像済みネガフィルムのコマ画像の画像データや、ネットワーク経由で送信されてくる画像データなどがあげられる。
受付端末20は、店頭に設置され、デジタルカメラの記録メディアやその他の記録メディアに格納された画像データを受け付けることができる。記録メディアの種類としては、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(登録商標)、CD−R、DVD−Rなどが例としてあげられる。受付端末20は、主として顧客により操作されるものであり、顧客が自分で持参した記録メディアを挿入し、プリント処理の対象となる画像データの選択、プリント枚数、プリントサイズの設定などを行うことができる。もちろん、店員が受付端末20を操作するようにしてもよい。
記録装置40は、写真処理装置100が取得した画像データをCD−R、DVD−R等の記録メディアに書き込む機能を有する。ネット受付端末50(パソコンにより構成)は、インターネット経由でのプリント注文に係る画像データを受け付ける機能を有する。写真処理装置100、受付端末20、記録装置40、ネット受付端末50は、ネットワーク(例えば、LAN)により接続されている。また、写真処理装置100、受付端末20、記録装置40、ネット受付端末50の設置台数は1台に限定されるものではなく、必要に応じて複数台を設置することができる。
インターネット上に設置されるサーバー60は、オンラインでのプリント注文を受け付ける機能を提供する。プリント注文を行なう場合は、インターネットに接続されるパソコン70から、プリント処理に係る画像データをアップロードすると、サーバー60に画像データが保存される。ネット受付端末50から、当該画像データをサーバー60からダウンロードすることで、プリント処理を行なうことができる。オンラインでプリント処理を受け付けるシステムについては、公知のシステムを利用することができる。
<写真処理システムの機能ブロック構成>
図2は、写真処理システムの中心をなす写真処理装置100の機能を示すブロック図である。フィルムスキャナー1(画像入力手段の一つに相当する)は、現像済みネガフィルム(写真フィルム)に形成されているコマ画像をスキャニングしてデジタルの画像データを取得する。画像取得部2(画像入力手段の一つに相当する)は、主としてネットワーク経由で送信されてくる画像データを取得する。ネットワークを介して通信を行なうために通信制御部3が設けられる。画像取得部2が取得する画像データは、デジタルカメラの記録メディアに格納されていた画像データや、インターネットサーバー60に保存されていた画像データである。なお、写真処理装置100自身に記録メディアを装着することができるようにし、直接記録メディアから画像データを取得できるように構成してもよい。
<画像判定部の構成>
画像判定部4は、取得した画像データに対する判定をオペレータが行なうための機能を提供し、かかる機能は主としてソフトウェアにより提供される。これは、画像データに基づいて写真プリントを作成する前に、適切な画質の写真プリントが作成されるか否かを判定するものであり、かかる作業をプレジャッジと称することとする。画像判定部4には、補正データ設定部4a、プリントデータ設定部4b、サムネイル画像作成部4cが主たる機能として設けられている。なお、プレジャッジは必ず行なわなければならないものではなく、プレジャッジを省略してプリント処理を行うことも可能である。
補正データ設定部4aは、上記のような色や濃度を補正するための補正データを入力する機能を提供するものであり、かかる補正データの入力は必要に応じて設定される。その他の補正データの設定としては、赤目補正、逆光補正などの特殊補正の設定が例としてあげられる。また、プレジャッジ画面から、仕上がり希望納期を入力可能に構成されている。
プリント枚数の設定としては、フィルムスキャナー1から取得した画像データに関してはデフォルトで1が設定されているが、オペレータの入力操作により変更することができる。また、ネットワーク経由で取得した画像データについては、顧客により注文にかかるプリント枚数が既に設定されているため、オペレータにより設定変更できないようにすることが好ましい。このプリント枚数の設定データは、プリントデータに含まれるものであり、プリントデータ設定部4bの機能により提供される。プリントデータには、プリント枚数の他にプリントサイズ、ペーパー面質(光沢面や絹目など)、縁有りプリントか否かについても含まれるものとする。
プレジャッジ画面に示されるコマ画像は、サムネイル画像であり、取得した画像データを縮小処理することで得られるものである。画像取得部2が取得した画像データの場合は、取得したオリジナルの画像データに基づいてサムネイル画像を作成することができる。フィルムスキャナー1からネガフィルムの画像データを取得する場合は、ネガフィルムをプレスキャンした画像データに基づいて、サムネイル画像を作成することができる。サムネイル画像を作成は、サムネイル画像作成部4cの機能による。
<オーダー制御部の構成>
オーダー制御部5は、プリント処理すべき画像データをオーダー単位に管理する機能を提供する。ここで1オーダーとは、フィルム1本分あるいは記録メディア1個分についてのプリント注文に係る画像データ群を指すものであるが、これに限定されるものではなく、1オーダーの概念はオペレータにより適宜設定することができる。
オーダー登録部5aは、画像判定部4によりプレジャッジの終了したオーダーデータを記憶装置6に登録・保存する機能を有する。記憶装置6は概念的に、スプーラ6a(オーダーデータ保存部に相当)と呼ばれる部分と、その他の記憶部6bとで構成される。プリント処理すべきオーダーデータは、すべてスプーラ6aに保存される。従って、スプーラ6aにオーダーデータを保存することでオーダーの管理を行なうことができ、プリント処理の順番や割り込みなどの制御を行なうことができる。スプーラ6aと、記憶部6bは、いずれもハードディスクのような大容量記憶装置により構成することができるが、スプーラ6aと記憶部6bは、ハードウェア的に別々のハードディスクにより構成してもよいし、1つのハードディスクの記憶領域を分割して、スプーラ6aとして機能する領域と、それ以外の領域を形成してもよい。
なお、オーダーデータとは1オーダー分のデータのことを指すが、1オーダーに含まれる画像データ群と、プレジャッジにより設定された補正データやプリント枚数などのプリントデータ、オーダーを特定するデータ(オーダー識別ID、顧客の氏名、住所、会員IDなどのデータ)により構成される。ただし、オーダーデータのデータ量は大半が画像データにより決まるため、オーダーデータのデータ量は画像データのデータ量であると考えても問題はない。なお、ネガフィルムから取得した画像データの場合には、本スキャンの画像データのみならずプレスキャンの画像データも合わせてオーダーデータとして保存しておくことが好ましい。
プリント処理制御部5bは、プリント処理の対象となるオーダーのオーダーデータをプリント処理するように指令を与える。図3は、オーダー管理画面の構成例を示す図であり、処理待ちオーダーのリストと、完了済みオーダーのリストが表示されている。処理待ちオーダーのリストには、基本的にはプリント処理が行なわれる順番にオーダーのリストが表示されている。状態表示欄には、オーダーの処理状態が示されており、1番上のオーダーがプリント処理中であること、その他のオーダーについてはプリント処理待ちの状態であることが示されている。プリント処理が完了すると、完了済みオーダーの表示欄へと移行し、状態表示もプリント処理完了に変わる。
オーダーデータ削除部5cは、プリント処理が完了したオーダーデータをスプーラ6aから削除する。これにより、スプーラ6aの保存容量を確保できるようにする。データを削除する場合、スプーラ6aのオーダーデータを完全に削除するようにしても良いし、後日の焼き増し処理の依頼に備えて、記憶部6bやその他の外部記憶装置にオーダーデータを移動するようにしてもよい。
優先度設定部5dは、登録しようとする新規オーダーの優先度を設定する。優先度として「特急仕上げ」「通常仕上げ」「ゆっくり仕上げ」の3段階があり、「特急仕上げ」は高優先度に相当し、「通常仕上げ」「ゆっくり仕上げ」は低優先度に相当する。優先度の設定は、この3段階でなくてもよく、例えば、「特急仕上げ」「通常仕上げ」の2段階でもよく、4段階以上に増やしてもよい。優先度の設定方法としては、例えば、モニター画面の新規オーダー登録ボタンをクリックすると、優先度選択画面がポップアップし、表示されているいずれかの優先度を選択させるようにすることができる。
プリント順序設定部5eは、オーダーデータをスプーラ6aに登録するに際して、オーダーのプリント順序を優先度や受付順序に基づいて設定する。基本的には、受付順序が早いほど先にプリント処理がされる。図3に示す管理画面において、処理待ちオーダーのリストは、プリント処理がされる順番にオーダーがリスト表示されている。すなわち、一番上のオーダーが現在プリント処理中のオーダーであり、以下順番に繰り上がってプリント処理が行なわれていく。また、高優先度である「特急仕上げ」オーダーを登録する場合は、基本的には低優先度の「通常仕上げ」や「ゆっくり仕上げ」のオーダーよりも優先してプリント処理を行なうため、高優先度オーダーは既に登録済みの低優先度オーダーに割り込む形でプリント順序を設定する。高優先度の別オーダーが既に登録されている状態であれば、その登録済みオーダーの次に新規のオーダーをプリント処理できるようにプリント順序を設定する。
処理時間設定部5gは、各オーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間を設定する機能を有する。「仕上がり予想時間」とは、写真プリントの仕上がり予定時間のことであり、「顧客引渡し時間」については、商品としての写真プリントを顧客に引き渡すことが可能な時間である。これらの処理時間の演算方法については後述する。
第1希望納期受付手段18aは、新規オーダーの受付の際に、プリント処理の仕上がり希望納期を受けつける機能を提供する。この具体的内容は後述する。
判定手段5mは、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せるか否かを他のオーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から判定する。そして、判定結果が、他のオーダーのプリント処理順番を変更することで仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せる場合に、順番変更部5nは、オーダーのプリント処理の順番を変更する。
また、判定手段5mの具体的判定方法として、第1判定部は、新規オーダーの仕上がり予想時間が仕上がり希望納期以内であるか否かを判定することができる。また、判定手段5mの第2判定部は、新規オーダーの仕上がり希望納期が他のオーダーの顧客引渡し時間以内である場合に、他のオーダーのプリント処理順序を変更して割り込み処理するか否かを判定することができる。
また、判定結果が、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、第2希望納期受付手段18bは、新しい仕上がり希望納期を、例えば、注文者(顧客)又はオペレータから受け付けることができる。
また、判定結果が、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、通知手段19がお渡し可能納期を通知し、この通知されたお渡し可能納期に基づいて、第3希望納期受付手段18cが仕上がり希望納期を、例えば、注文者(顧客)又はオペレータから受け付けることができる。
これにより、プリント処理すべき全オーダーの納期を遵守することができると共に、仕上がり希望納期のあるオーダーを希望納期を遵守するようにプリント処理可能に設定できる。
オーダー制御部5、各希望納期受付手段18a、18b、18c、通知手段19は、通常、ソフトウェアで構成され、CPU、メモリ等のハードウェア資源と協働して動作するものであるが、専用回路、ファームウエア等を組み合わせて構成してもよい。当該ソフトウエアプログラムは、ROM等のメモリに予め格納されている。
図2に戻り、モニター7は、プレジャッジを行なうための画面やオーダー管理画面等を表示させるものであり、プリント処理等を行うために必要な画面を提供する。入力操作部8は、キーボードやマウス等により構成され、プリント処理に必要なデータ入力や設定、各種指令を行う。
画像処理基板9は、スプーラ6aから画像データと補正データを受け取り、補正データに基づいて画像データに対する画像処理を行い、写真プリントを作成するために用いられるプリント用画像データを生成する。画像処理基板9は、入力メモリ、処理回路部、展開メモリにより構成され、処理回路部において指定された画像処理が行なわれる。具体的には、補正データに基づく色・濃度の補正、設定されたプリントサイズに従ったデータの拡縮処理などである。
次に、図2においてプリント処理部の構成を簡単に説明する。ペーパーマガジン10には、写真感光材料であるペーパーがロール状に収容されている。ペーパーマガジン10は、2台を設置することができ、例えば、ペーパー幅の異なるペーパーを予めセットしておくことができる。ペーパーカッター11は、ペーパーマガジン10から引き出された長尺状のペーパーを設定されたプリントサイズになるように切断する。
露光エンジン12は、画像処理基板9の展開メモリから送信されてくるプリント用画像データを受け取り、このプリント用画像データに基づいて、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジン12としては、特定の方式のものに限定されるものではなく、例えば、レーザーエンジン、CRTエンジン、PLZTエンジンなどを用いることができる。
現像処理部13は、画像が焼付露光されたペーパーの現像処理を行い、乾燥処理部14は、現像処理されたペーパーの乾燥処理を行なう。ペーパー排出部15から仕上がりの写真プリントが装置本体外部に排出され、所定の集積装置によりオーダー単位で集積される。
ペーパーセンサー16は、ペーパー排出部15から排出されるペーパーを検出し、あるオーダーの写真プリントが全て排出されたか否かを検出する。センサー制御部17は、ペーパーセンサー16の駆動制御を行なうと共に、ペーパーセンサー16からの信号を受信して解析する。オーダー制御部5のオーダーデータ削除部5cは、あるオーダーについての写真プリントが全て排出されたとセンサー制御部17により検出された場合、そのオーダーについてのオーダーデータをスプーラ6aから削除するようにする。
<オーダー管理の設定画面>
次に、オーダー制御部5によりオーダーの管理を行う場合の設定画面の一例を図4に示す。ネットオーダーモードの設定欄25は、有効もしくは無効の設定を行うことができ、有効を選択することで受付端末20からのオーダーを受け付けることができる。
データ保存設定欄21では、オーダーデータを保存するスプーラ6aに関する設定を行うことができる。ドライブ設定欄21はスプーラ6aを配置するドライブを指定することができる。一度指定したドライブを変更することもできる。スプーラ容量設定欄21bには、スプーラ6aとして使用する領域の要領を設定することができる。プリント処理をスムーズに行なうのに必要な容量(例えば、3GB)を設定することができる。残容量が少なくなってきた場合、この設定値を増やすことで対処することもできる。スプーラ使用容量表示欄21cには、スプーラ6aに保存されている全オーダーデータのデータ量を表示する。
リオーダー用保存容量設定欄21dは、リオーダー用(焼き増し用など)に設定する保存容量を設定することができる。この保存容量は、スプーラ6aとは別の記憶部6bに保存領域を確保することができる。これは、後日焼き増しプリントの依頼を受けた場合、リオーダー用に確保された領域からオーダーデータを読み出すことで、直ちにプリント処理を開始できるという利点がある。従って、フィルムスキャナー1による画像データの読み取り動作などが不要になり、効率よく作業を行うことができる。リオーダー用に確保されたオーダーデータは、所定期間保存され、所定期間が経過した後に削除される。完了済みオーダー保存容量表示欄21eには、リオーダー用に保存されている全オーダーデータのデータ量が表示される。
ソート対象データ設定欄22は、図3に示したオーダーリストを表示するソート順の基準について設定を行う欄である。通常は図3に例示するように「受付日時」が選択される。受付日時を選択した場合、オーダーリストには受け付け順に各オーダーが表示され、基本的に受け付け順にプリント処理が行われていく。基準として「マガジン」を選択することもでき、マガジンに対して付与されているマガジンコード順にソートされる。ただし、装置本体に装着可能なマガジンは2種類であるため、現在装着されているマガジンが上位にソートされる。
仕上がり予定時間設定エリア23は、仕上がり予想時間を演算するために必要なデータを設定入力する。このエリア23は、オーダーの仕上がり時間を演算するために、写真プリント出力の予定時間等を設定するものであり、各写真店の事情に合わせて設定することができる。演算された仕上がり予想時間は、図3に示したリストに表示される。予想時間は、仕上がりの時刻で表示しても良いし、オーダーを受け付けてからオーダーが仕上がるまでに要する処理時間を表示してもよい。オーダーの受付時点とは、例えば、記録メディアを受付端末20に装着して受付処理を完了した時点、プレジャッジ作業を開始した時点、スプーラ6aに新規オーダーを登録した時点など適宜定義することができる。オーダーの仕上がり時点とは、1オーダー分の写真プリントが全て装置外部に排出された時点、集積装置に集積された時点など適宜定義することができる。このような定義は、写真店ごとに決めることができる。
エリア23aには、標準プリントサイズ(図例はL判)で24コマ分プリントするのに要する時間を設定する。エリア23bには、標準プリントサイズよりも大きな大サイズ(図例では6つ切)で12コマ分プリントするのに要する時間を設定する。エリア23cには、特大サイズ(長尺サイズ)で8コマ分プリントするのに要する時間を設定する。エリア23dには、記録装置40を利用してCD−R1枚に画像データを書き込む時間を設定する。エリア23eには、顧客に仕上がり写真プリントを渡すまでの時間を設定する。これは、オペレータが写真プリントをDP袋に袋詰めする時間などを考慮して設定する。
余裕時間設定エリア24には、余裕時間を優先度ごとに設定するものであり、優先度には「特急仕上げ」「通常仕上げ」「ゆっくり仕上げ」の3段階があるが、更に段階を増やしてもよい。このような優先度は顧客からの要望に基づいてオーダーごとに設定されるものである。余裕時間とは、ペーパーマガジン10の交換に備えた予備時間、割り込みオーダーに備えた予備時間、トラブルに備えた予備時間などが含まれる。そして、各エリア24a〜24cには、各優先度が指定されたオーダーに対する余裕時間を設定することができ、優先度が低くなるほど余裕時間を大きく設定する。
ここで、具体的な仕上がり予想時間の演算方法の一例を説明する。仕上がり予想時間については、
仕上がり予想時間=待ち時間+処理時間
により演算する。ここで、(処理時間=プリント処理時間+余裕時間)であり、余裕時間については、優先度の違いに応じて余裕時間設定エリア24において設定した時間である。プリント処理時間については、仕上がり予定時間設定エリア23にて設定したデータに基づいて演算することができる。「待ち時間」とは、注目しているオーダーよりもプリント順序が早い全てのオーダーの処理時間の合計のことである。以上のように、仕上がり予想時間を各オーダーにつき求めることができる。
なお、仕上がり予想時間と比較される顧客引渡し時間については、各オーダーごとに入力されるものであり、例えば、新規オーダーを受け付けるときや、スプーラ6aに登録するときに設定することができる。
<オーダー登録の手順>
次に、新規のオーダーをスプーラ6aに登録するときの手順を図5のフローチャートにより説明する。
新規オーダーを、例えば、受付端末20、記録装置40、ネット受付端末50等から受け付けた場合に、或いは、ネガフィルムから画像データをフィルムスキャナー1で読み取る場合に、注文者が希望するオーダーの仕上がり希望納期を受け付ける(S1)。
注文者自身が受付端末20を用いてオーダーを受け付ける場合、図6(a)に示す受付画面で仕上がり希望納期の受付欄61に仕上がり希望納期(例えば、16:00)をタッチパネルやキーボードを用いて入力する。かかる受付画面では、その他のプリントデータ(コマ毎のプリント枚数63、プリントサイズ62等)、注文者識別情報(例えば、顧客ID、氏名、TEL、住所等)が入力され、これらのデータに、画像データを加えてオーダーデータが構成される。次いで、受付端末20からオーダーデータが、通信制御部3を介して画像取得部2に送信され、一旦、記憶部6b又はその他のメモリに格納され、オーダーが受け付けられる。
また、オンラインプリントでオーダーを注文する形態では、注文者自身が自宅のパソコン70から、サーバー60にアクセスし、オンラインプリント注文受付画面をダウンロードして、受付画面の操作に従って、画像データをサーバー60にアップロードし、次いで、「仕上がり希望納期」やプリントデータ、注文者識別情報等を入力する。次いで、サーバー60からネット受付端末50に、オーダーデータが送信される。さらに、ネット受付端末50から、通信制御部3を介して画像取得部2に送信され、一旦、記憶部6b又はその他のメモリに格納され、オーダーが受け付けられる。
次に、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せるか否かを他のオーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から判定する。具体的に、新規オーダーの仕上がり予想時間が仕上がり希望納期以内であるか否かを判定する(S2)。なお、説明上、仕上がり希望納期が「16:00」として説明する。判定結果が、新規オーダーの仕上がり予想時間(15:00)が仕上がり希望納期(16:00)以内である場合には、図9に示すように、オーダー管理画面に、プリント処理待ちの最後尾のオーダーに受付ナンバー「30」として登録される(S3、S4)。そして、顧客引渡し時間として、仕上がり希望納期(16:00)が設定される。なお、新規オーダーの仕上がり予想時間は、上述した方法で処理時間設定部5gによって算出される。
仕上がり希望納期に写真プリントを注文者に渡せる場合に、図6(b)に示すように、受付端末20の受付画面に、引渡し可能時間として、希望納期を表示させることができる。これは、判定結果が、新規オーダーの仕上がり予想時間(15:00)が仕上がり希望納期(16:00)以内である場合に、通知手段19が受付端末20に判定結果を送信し、受付端末20の制御手段(不図示)が、上記のように機能するものである。
また、注文者のパソコン70の受付画面でも同様の表示をさせることができる。これは通知手段19が、ネット受付端末50を介してサーバー60に判定結果を送信し、サーバー60が、パソコン70に、引き渡し可能時間として、希望納期を表示させるように機能するものである。
しかし、判定結果が、新規オーダーの仕上がり予想時間(17:00)が仕上がり希望納期(16:00)以内でない場合において、新規オーダーの仕上がり希望納期(16:00)が他のオーダーの顧客引渡し時間以内である場合に、他のオーダーのプリント処理順序を変更して割り込み処理するか否かを判定する(S3、S5)。
例えば、図10に示すように、受付ナンバー「25」の顧客引渡し時間が「16:00」であり、仕上がり予想時間が「15:30」であれば、それらの時間間隔(以下、「予備時間」と呼ぶ。)が30分であるので、新規オーダーのプリント処理時間が「10分」であるとすれば、この新規のオーダーを、受付ナンバー「25」の前に割り込み登録する(S6)。これは、順番変更部5nの機能による。ただし、この際、受付ナンバー「26」以降のオーダーの予備時間が、新規オーダーのプリント処理時間「10分」より長い場合に限られる。仮にその各オーダーの予備時間が新規オーダーのプリント処理時間「10分」より短いと、顧客引き渡し時間を遵守できないためである。そして、受付ナンバー「25」以降の仕上がり予想時間が、新規オーダーのプリント処理時間の「10分」分が加算されて設定される。なお、新規のオーダーを、受付ナンバー「25」の次に割り込み登録するように構成してもよい。この場合も受付ナンバー「26」以降のオーダーの予備時間が、新規オーダーのプリント処理時間「10分」より長い場合に限られる。
また、最初に処理されるプリント処理待ちのオーダーから順番に割り込み登録できるか否かを判定するように構成できる。この場合、例えば、受付ナンバー「23」(最初に処理されるプリント待ち状態のオーダー)の顧客引渡し時間が(15:45)であり、仕上がり予想時間が(15:10)であれば、予備時間が35分あるので、新規オーダーのプリント処理時間が「10分」であるとすれば、この新規のオーダーを、受付ナンバー「23」の前又は次に割り込み登録するように構成できる。ただし、この場合も割り込まれた次のオーダーの全ての予備時間が、新規オーダーのプリント処理時間「10分」より長い場合に限られる。そして、受付ナンバー「23」の前又は次に割り込み登録できない場合には、受付ナンバー「24」以降のオーダーについて、同様に割り込み登録できるかを判定する。すなわち、新規オーダーのプリント処理時間が、各オーダーの予備時間よりも短い場合に、割り込み処理可能であり、このような判定方法を用いることができる。なお、優先度が「特急仕上げ」で登録されているオーダーに対しては、その前に割り込み登録できないように設定できる。
図10に、オーダー管理画面に新規オーダーが割り込まれて登録された例を示す。新規オーダー(受付ナンバー「30」)は、受付ナンバー「25」と「26」の間に割り込み登録され、受付ナンバー「26」以降の仕上がり予想時間は、再設定されている。
しかし、判定結果が、オーダーの順番を変更しても、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、新たな仕上がり納期を受け付ける(S7)。この際に、通知手段19は、受付端末20の受付画面に、図7(a)に示すように、仕上がり希望納期で処理できない旨の情報(例えば、「希望納期に写真プリントをお渡しできません。新しい仕上がり希望納期を入力してください」等)を表示させるように機能する。図7(a)では、仕上がり希望納期で処理できない旨の情報は、画面中央にポップアップ表示されているが、これに限定されない。そして、注文者は、新しい仕上がり希望納期の入力を仕上がり希望納期の受付欄61に入力する。そして、ステップS2の判定が繰り返される。
また、通知手段19は、注文者のパソコン70の受付画面に、仕上がり希望納期で処理できない旨の情報を表示させるように機能する。そして、注文者は、受付画面から、新しい仕上がり希望納期の入力を行えるように構成される。そして、ステップS2の判定が繰り返される。
(別実施形態)
以下に、別の手順を図11のフローチャートにより説明する。なお、同一の符号を用いたステップは、図5と同様の処理であるので、簡単に説明する。
新規オーダーの受け付けた際に、注文者から仕上がり希望納期を受け付ける(S1)。次いで、新規オーダーの仕上がり予想時間が仕上がり希望納期以内であるか否かを判定する(S2)。判定結果が、新規オーダーの仕上がり予想時間(15:00)が仕上がり希望納期(16:00)以内である場合には、プリント処理待ちの最後尾に受付ナンバー「30」として登録される(S3、S4)。
しかし、判定結果が、新規オーダーの仕上がり予想時間(17:00)が仕上がり希望納期(16:00)以内でない場合において、新規オーダーの仕上がり希望納期(16:00)が他のオーダーの顧客引渡し時間以内である場合に、他のオーダーのプリント処理順序を変更して割り込み処理するか否かを判定し、割り込み処理してオーダーの処理順番を変更することで、仕上がり希望納期を遵守できる場合に、プリントの処理順番が変更される(S3、S5、S6)。
しかし、判定結果が、オーダーの順番を変更しても、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、通知手段19が、お渡し可能納期を通知する(S8)。次いで、通知されたお渡し可能納期に基づいて、仕上がり希望納期を受け付ける(S9)。
通知手段19は、受付端末20の受付画面に、図7(b)に示すように、お渡し可能納期(例えば、前回の希望納期「16:00」に近い時刻の「16:30」等)をポップアップ表示させるように機能する。お渡し可能納期は、判定手段5mの機能によって算出・判定される。具体的に、仕上がり希望納期を越える時刻の顧客引渡し時間を有するオーダーにおいて、上述した方法で仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から予備時間を算出し、新規オーダーのプリント処理時間が予備時間以内であれば、割り込み処理できるものと判定できる。そして、注文者は、新しい仕上がり希望納期(16:30)を仕上がり希望納期受付欄61に入力する。そして、その受け付けた新しい仕上がり希望納期(16:30)に従って、オーダーが登録される(S10)。
また、通知手段19は、注文者のパソコン70の受付画面に、お渡し可能納期を表示させるように機能する。そして、注文者は、受付画面から、新しい仕上がり希望納期の入力を行えるように構成される。そして、その受け付けた新しい仕上がり希望納期に従って、オーダーが登録される(S10)。
以上の実施形態において、ネガフィルムからプリント処理を行なうオーダーと、受付端末20で注文を受け付けた記録メディアからのプリント処理を行なうオーダーとを混在させて処理することもできるが、これを別々に行なわせることもできる。すなわち、写真処理装置100におけるプリント処理モードとして、通常モードとネットモードを切り換えるようにし、通常モードでは写真処理装置100自身で受け付けたネガフィルムからのプリント処理のみを行なうようにし、ネットモードでは受付端末20やネット受付端末50で受け付けたオーダーのプリント処理のみを行なうように構成してもよい。この場合は、夫々のモードにおいて本発明の構成を適用することができる。また、夫々のモード用にスプーラ6aを別々に設けてもよい。
また、仕上がり希望納期の入力において時刻を入力することに限定されず、画面上の「最短時刻」ボタンを選択して入力することも適宜可能である。
また、写真処理装置100自身でオーダーを受け付ける場合には、注文者が仕上がり希望納期をオペレータに伝え、オペレータが、「仕上がり希望納期」を、操作画面から入力するように構成される。例えば、図8に示すように、操作画面上で希望納期ボタン81を選択し、仕上がり希望納期受付欄82を表示して、仕上がり希望納期を、キーボードを用いて入力するように構成してもよい。
写真処理システムの構成を示す概念図 写真処理装置の機能を示すブロック図 オーダー管理画面の構成例を示す図 オーダー管理の設定画面の構成例を示す図 オーダー登録を行なうときの手順を示すフローチャート 受付端末の受付画面の表示例を示す図 受付端末の受付画面の表示例を示す図 操作画面の仕上がり希望納期受付欄の表示例を示す図 オーダー管理画面のオーダー登録の例を示す図 オーダー管理画面のオーダー登録の例を示す図 オーダー登録を行なうときの手順を示すフローチャート
符号の説明
4 画像判定部
5 オーダー制御部
5a オーダー登録部
5b プリント処理制御部
5c オーダーデータ削除部
5d 優先度設定部
5e プリント順序設定部
5g 処理時間設定部
5m 判定手段
5n 順番変更部
6 記憶装置
6a スプーラ
6b 記憶部
18a 第1希望納期受付手段
18b 第2希望納期受付手段
18c 第3希望納期受付手段
19 通知手段
20 受付端末
40 記録装置
100 写真処理装置

Claims (4)

  1. 写真プリントを作成するための画像データを含むオーダーデータをオーダー単位で保存するオーダーデータ保存部と、
    新規オーダーに係るオーダーデータをオーダーデータ保存部に登録・保存させるためのオーダー登録部と、
    オーダーデータをオーダー登録部に登録するに際し、オーダーのプリント処理の順番を、優先度やオーダー受付順序に基づいて設定するプリント順序設定部と、
    各オーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間の設定を行う処理時間設定部と、
    新規オーダーを受け付ける際に、注文者が希望するオーダーの仕上がり希望納期を受け付ける第1希望納期受付手段と、
    前記仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せるか否かを他のオーダーの仕上がり予想時間と顧客引渡し時間から判定する判定手段と、
    前記判定結果が、他のオーダーのプリント処理順番を変更することで仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せる場合に、オーダーのプリント処理の順番を変更する順番変更部と、
    を備えていることを特徴とするプリント処理システム。
  2. 前記判定手段は、
    新規オーダーの仕上がり予想時間が仕上がり希望納期以内であるか否かを判定する第1判定部と、
    新規オーダーの仕上がり希望納期が他のオーダーの顧客引渡し時間以内である場合に、他のオーダーのプリント処理順序を変更して割り込み処理するか否かを判定する第2判定部と
    を有していることを特徴とする請求項1に記載のプリント処理システム。
  3. 前記判定結果が、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、新しい仕上がり希望納期を受け付ける第2希望納期受付手段を
    さらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリント処理システム。
  4. 前記判定結果が、仕上がり希望納期に写真プリントを引き渡せない場合に、お渡し可能納期を通知する通知手段と、
    前記通知されたお渡し可能納期に基づいて、仕上がり希望納期を受け付ける第3希望納期受付手段を
    さらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリント処理システム。
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