JPH11224170A - 画像データ印刷装置およびその印刷制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置が利用される状況に応じて、メモリ受信
した画像データの印刷順序を後退することで、より装置
を効率良く利用することができるようにした画像データ
印刷装置およびその印刷制御方法を提供する。 【解決手段】 画像データ印刷装置１では、主制御部１
８の制御のもと、ユーザ操作により操作表示部１６が、
ジョブ管理制御部１８から画像記憶部１１に記憶した印
刷待ち画像データの印刷ジョブ情報を取り出しジョブ状
態の表示を行う。その後、表示された印刷ジョブ情報に
含まれる属性情報をもとに、ユーザにより印刷の緊急性
が無いと判断した画像データの印刷順序を下げるように
指示し、この指示に応じて、ジョブ管理制御部１５が、
該当する画像データの印刷順序を下げるように変更制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、受信した画像デー
タを一旦メモリに蓄積してから印刷処理を行なうメモリ
受信機能を有する画像データ印刷装置に係わり、詳しく
は、装置が利用される状況に応じて、メモリ受信した画
像データの印刷順序を後退することで、より装置を効率
良く利用することができるようにした画像データ印刷装
置およびその印刷制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の画像データ印刷装置にお
いては、使用する環境によって、複数の人や複数部門で
一台の装置を共有し、一度に大量（複数）の印刷処理を
行うような場合がある。

【０００３】しかし、従来の一般的な画像データ印刷装
置では、通常送られてきたデータを時系列の順序通りに
処理を行っているため、例えば、先に印刷処理される文
書が、急いで出力する必要のない緊急性の低いあるいは
データ量が大きく処理に時間がかかるものであると、後
に処理されるデータ量の少ない文書の印刷までに時間が
かかり待たされてしまう。

【０００４】また、従来、出力先の排出トレイを複数持
ち、特定のトレイに出力するような場合に、その該当す
るトレイへ出力している途中でトレイが一杯になってし
まうとそこで処理が止まってしまいこの文書以降の出力
処理が行われなくなってしまう。

【０００５】ところで、特開平６−２９１９２４では、
設定されたジョブの優先処理順序に基づいてジョブの実
行を制御する方式が提案されている。

【０００６】しかし、この方式は、事前に優先順序決定
のための条件の設定が必要であり、設定されている条件
が必要とするジョブを優先するように設定されていると
は限らず、そのような時には、出力を行いたいジョブを
優先処理させるために、優先順序の条件変更を行う必要
がある。また、全てのジョブに対して優先順序の制御処
理を行なっているため、必要としないジョブに対しても
順序変更の処理が行われてしまう。

【０００７】また、特開平５−１４６４５では、キー入
力により指定されたデータの出力優先度を変更すること
を可能にする方式が提案されている。

【０００８】しかし、この方式では、指定されたデータ
の出力優先度を最優先にするものであって、優先度を下
げることはできない。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来の画
像データ印刷装置にあっては、通常送られてきたデータ
を時系列の順序通りに処理を行っているため、例えば、
先に印刷処理される文書が、急いで出力する必要のない
緊急性の低いあるいはデータ量が大きく処理に時間がか
かるものであると、後に処理されるデータ量の少ない文
書の印刷までに時間がかかり待たされてしまうという問
題があった。

【００１０】また、従来、出力先の排出トレイを複数持
つような画像データ印刷装置では、特定の排出トレイに
出力するような場合、該当するトレイへ出力している途
中でトレイが一杯になってしまうとそこで処理が止まっ
てしまい、この文書以降の出力処理が行われなくなると
いう問題があった。

【００１１】そこで、本発明は、上記問題を解決し、装
置が利用される状況に応じて、メモリ受信した画像デー
タの印刷順序を後退することで、より装置を効率良く利
用することができるようにした画像データ印刷装置およ
びその印刷制御方法を提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、受信した画像データを一旦メモ
リに蓄積してから印刷処理を行なうメモリ受信機能を有
する画像データ印刷装置において、前記メモリ受信した
画像データの印刷順序を後退するように指示する指示手
段と、前記指示手段より印刷順序を後退する指示のみを
受け付け、前記印刷順序を後退する指示に応じて、当該
画像データの印刷順序を後退するように変更制御する印
刷順序変更制御手段とを具備することを特徴とする。

【００１３】また、請求項２の発明は、請求項１の発明
において、前記メモリ受信した画像データの印刷ジョブ
情報を表示する印刷ジョブ情報表示手段を有し、前記指
示手段は、前記表示される印刷ジョブ情報に含まれる属
性情報をもとに、ユーザ操作により印刷順序を後退する
ように指示する手段から成ることを特徴とする。

【００１４】また、請求項３の発明は、請求項１の発明
において、前記指示手段は、前記メモリ受信した画像デ
ータの属性情報毎に印刷順序を変更する閾値を設定する
設定手段から成り、前記印刷順序変更制御手段は、前記
設定された閾値に従って、当該画像データの印刷順序を
変更制御することを特徴とする。

【００１５】また、請求項４の発明は、請求項１の発明
において、前記メモリ受信した画像データの印刷順序を
後退するように変更する回数を上限規定した上限規定変
更回数情報を設定する手段を有し、前記印刷順序変更制
御手段は、当該画像データの印刷順序の変更開始時、前
記設定された変更回数を越える場合、当該画像データの
印刷順序の変更を禁止することを特徴とする。

【００１６】また、請求項５の発明は、請求項１の発明
において、印刷対象画像データの印刷用紙枚数と、当該
印刷用紙を排出する用紙排出部の収容可能用紙枚数とを
比較判定する手段を有し、前記印刷順序変更制御手段
は、前記比較判定の結果、前記用紙排出部の収容可能用
紙枚数より当該印刷対象画像データの印刷用紙枚数が多
いと判定された場合、当該印刷対象画像データの印刷順
序を後退するように変更制御することを特徴とする。

【００１７】また、請求項６の発明は、請求項１の発明
において、印刷実行中に、当該印刷用紙を排出する用紙
排出部の収容状態を判別する手段を有し、 前記印刷順
序変更制御手段は、前記判別の結果、当該印刷用紙の用
紙排出部が一杯であると判別された場合、当該画像デー
タの印刷順序を後退するように変更制御することを特徴
とする。

【００１８】また、請求項７の発明は、請求項１の発明
において、印刷実行中に、当該印刷用紙の用紙切れが発
生した場合、前記印刷順序変更制御手段は、当該画像デ
ータの印刷順序を後退するように変更制御することを特
徴とする。

【００１９】また、請求項８の発明は、受信した画像デ
ータを一旦メモリに蓄積してから印刷処理を行なうメモ
リ受信機能を有する画像データ印刷装置の印刷制御方法
において、前記メモリ受信した画像データの印刷順序を
後退するように指示し、前記印刷順序を後退する指示の
みを受け付け、前記印刷順序を後退する指示に応じて、
当該画像データの印刷順序を後退するように変更制御す
ることを特徴とする。

【００２０】また、請求項９の発明は、請求項８の発明
において、前記メモリ受信した画像データの印刷ジョブ
情報を表示し、前記表示される印刷ジョブ情報に含まれ
る属性情報をもとに、ユーザ操作により印刷順序を後退
するように指示することを特徴とする。

【００２１】また、請求項１０の発明は、請求項８の発
明において、前記メモリ受信した画像データの属性情報
毎に印刷順序を変更する閾値を設定し、前記設定された
閾値に従って、当該画像データの印刷順序を変更制御す
ることを特徴とする。

【００２２】また、請求項１１の発明は、請求項８の発
明において、前記メモリ受信した画像データの印刷順序
を後退するように変更する回数を上限規定した上限規定
変更回数情報を設定し、前記当該画像データの印刷順序
の変更開始時、前記設定された変更回数を越える場合、
当該画像データの印刷順序の変更を禁止することを特徴
とする。

【００２３】また、請求項１２の発明は、請求項８の発
明において、印刷対象画像データの印刷用紙枚数と、当
該印刷用紙を排出する用紙排出部の収容可能用紙枚数と
を比較判定し、前記比較判定の結果、前記用紙排出部の
収容可能用紙枚数より当該印刷対象画像データの印刷用
紙枚数が多いと判定された場合、当該印刷対象画像デー
タの印刷順序を後退するように変更制御することを特徴
とする。

【００２４】また、請求項１３の発明は、請求項８の発
明において、印刷実行中に、当該印刷用紙を排出する用
紙排出部の収容状態を判別し、前記判別の結果、当該印
刷用紙の用紙排出部が一杯であると判別された場合、当
該画像データの印刷順序を後退するように変更制御する
ことを特徴とする。

【００２５】また、請求項１４の発明は、請求項８の発
明において、印刷実行中に、当該印刷用紙の用紙切れが
発生した場合、当該画像データの印刷順序を後退するよ
うに変更制御することを特徴とする。

【００２６】

【発明の実施の形態】まず、本発明の全体概要について
説明する。

【００２７】本発明は、プリンタ、ファクシミリ等の文
書データ／画像データを出力する機能を持った画像デー
タ印刷装置に関し、特に、 （１）至急出力する必要のない緊急性の低いジョブがあ
る場合には、その該当するジョブの処理順序を後ろに変
更する （２）排出先が一杯であるとか、出力する用紙の紙切れ
がおきた時などにより処理が停止する場合には、該当す
るジョブの処理順序を後ろに変更することができるよう
にした画像データ印刷装置に関するものである。

【００２８】以下、本発明に係る画像データ印刷装置の
一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。

【００２９】図１は、本発明に係わる画像データ印刷装
置１の全体構成を示すブロック図である。

【００３０】図１に示すように、この画像データ印刷装
置１では、原稿を読み取って画像データとして入力する
画像入力部１０と、画像入力部１０から入力された画像
データと後述する通信部１３およびファクス通信部１４
から受信した画像データを記憶する画像記憶部１１と、
複数の排出トレイを収容し、画像データの出力処理を行
なう画像出力部１２と、コンピュータ或はネットワーク
と接続して画像データの通信を行なう通信部１３と、他
のファクシミリ装置と通信回線を介して接続し、画像デ
ータの通信を行なうファクス通信部１４と、受信した画
像データの印刷ジョブ等の管理制御を行なうジョブ管理
制御部１５と、各種情報を表示すると共に、タッチパネ
ル機能を有し、本発明での処理順序の変更指示などを行
うための操作表示部１６と、ユーザＩＤカードを読み取
るカード読み取り装置１７と、それら各構成部を制御す
る主制御部１８とから構成されている。

【００３１】この画像データ印刷装置１では、画像入力
部１０、通信部１３およびファクス通信部１４から入力
した（複数の送信元から送られてきた）複数の文書デー
タ／画像データを一時画像記憶部１１に記憶する。そし
て、この画像記憶部１１に記憶されている印刷待ちデー
タのジョブ状態を表示するなどのために、データ毎にい
くつかの属性情報（データ名称、データサイズ、相手先
電話番号、相手先名称、データ番号、ユーザ識別子（番
号／名前等）、部門識別子（番号／名前等）、処理予想
時間、処理優先順位、処理期限時刻、処理実行不可能状
態、順序変更回数など）を持っており、ユーザが操作表
示部１６より現在のジョブ状況の表示要求を指示する
と、操作表示部１６が、ジョブ管理制御部１５よりジョ
ブ情報を取り出し、ジョブ状態の表示を行なうものであ
る。

【００３２】図２は、図１に示すジョブ管理制御部１６
が記憶管理する印刷ジョブ情報管理テーブル１５０の内
容の一例を示す構成図であり、この印刷ジョブ情報管理
テーブル１５０に記憶されている情報をもとに、操作表
示部１６が印刷ジョブ状態の表示を行う。

【００３３】図２に示すように、この印刷ジョブ情報管
理テーブル１５０では、情報項目として、受信した画像
データの印刷処理の順番を示す「処理順」の項目と、受
信した画像データのデータ番号を示す「データ番号」の
項目と、受信した画像データのデータ名を示す「データ
名称」の項目と、受信した画像データの属性情報を示す
「属性情報」の項目とから構成され、更に、この「属性
情報」の項目は、データ名称、データサイズ、相手先電
話番号、相手先名称、データ番号、ユーザ識別子（番号
／名前等）、部門識別子（番号／名前等）、処理予想時
間、処理優先順位、処理期限時刻、処理実行不可能状
態、順序変更回数などから構成されている。

【００３４】なお、この例では、例えば、「処理順：０
０１」に対応して、「データ番号」項目に「０１２３」
が、「データ名称」項目に「ファクス（ｘｘ工業注文
書）」が、「処理優先順位」項目に「高」が、「処理期
限時刻」項目に「１９：００」が、「データサイズ」項
目に「２００」が、「処理予想時間」項目に「１０分」
が代入された状態を示している。

【００３５】図３は、図１に示すジョブ管理制御部１６
が記憶管理する順序変更条件情報管理テーブル１５１の
内容の一例を示す構成図であり、この順序変更条件情報
管理テーブル１５１に記憶されている情報に従って、画
像データ印刷装置１が自動的に該当するデータの印刷順
序の変更を制御する。

【００３６】図３に示すように、この印刷ジョブ情報管
理テーブル１５１では、情報項目として、データ名称、
データサイズ、相手先電話番号、相手先名称、データ番
号、ユーザ識別子（番号／名前等）、部門識別子（番号
／名前等）、処理予想時間、処理優先順位、処理期限時
刻、処理実行不可能状態、順序変更回数などの項目から
構成されており、これら各項目には、順序変更の基準と
なる設定値が代入されている。尚、この例では、「処理
優先順位」の項目に、「無／低」が、「順序変更回数」
の項目に、「１０回」が代入された状態を示している。

【００３７】図４から図８は、図１に示す操作表示部１
６により表示されるジョブ状況表示画面の一構成例を示
す図であり、このジョブ状況表示画面は、情報項目とし
て、受信した画像データの印刷処理の順番を示す「処理
順」の項目と、受信した画像データのデータ番号を示す
「データ番号」の項目と、受信した画像データのデータ
名を示す「データ名称」の項目と、受信した画像データ
の属性情報を示す「属性情報」の項目とから構成されて
いる。

【００３８】尚、図４は、上記「属性情報」の項目とし
て、受信した画像データの印刷処理の優先度を示す「処
理優先順位」項目を表示する場合のジョブ状況表示画面
１６１の構成を示す図であり、ユーザが、このジョブ状
況表示画面１６１に表示される「処理優先順位」項目を
参照し、処理順の前の方に優先度が「無」もしくは
「低」であるデータがあると判断した場合、同図に示す
「順序変更指示」ボタンを押下することで、その該当す
るデータの処理順を下げるように（後に）変更する指示
を行う。

【００３９】また、図５は、上記「属性情報」の項目と
して、受信した画像データの印刷処理期限時刻を示す
「印刷処理期限時刻」項目を表示する場合のジョブ状況
表示画面１６２の構成を示す図であり、このジョブ状況
表示画面１６２に表示される「印刷処理期限時刻」項目
を参照し、ユーザが、処理順の前の方に印刷処理期限時
刻が現在時刻よりもかなり遅い時刻あるいは人がいない
深夜などの時刻が指定されているデータがあると判断し
た場合、同図に示す「順序変更指示」ボタンを押下する
ことで、その該当するデータの処理順を下げるように
（後ろ）変更する指示を行う。

【００４０】また、図６は、上記「属性情報」の項目と
して、受信した画像データのデータサイズを示す「デー
タサイズ」項目を表示する場合のジョブ状況表示画面１
６３の構成を示す図であり、このジョブ状況表示画面１
６３に表示される「データサイズ」項目を参照し、ユー
ザにより処理順の前の方にデータサイズが大きいデータ
があると判断した場合、同図に示す「順序変更指示」ボ
タンを押下することで、その該当するデータの処理順を
下げるように（後ろ）変更する指示を行う。

【００４１】また、図７は、上記「属性情報」の項目と
して、受信した画像データの処理予想時間を示す「処理
予想時間」項目を表示する場合のジョブ状況表示画面１
６４の構成を示す図であり、このジョブ状況表示画面１
６４に表示される「処理予想時間」項目を参照し、ユー
ザにより処理順の前の方に処理予想時間が多いデータが
あると判断した場合、同図に示す「順序変更指示」ボタ
ンを押下することで、該当データの処理順を下げるよう
に（後ろ）変更する指示を行うものである。

【００４２】図８は、本発明に係わる画像データ印刷装
置１で印刷順序を変更する文書を特定する条件を指示す
る順序変更条件指示画面１６５の構成を示す図である。

【００４３】図８において、この順序変更条件指示画面
１６５では、受信した画像データの印刷順序を変更する
条件を示す情報項目として、「データ名称」、「データ
サイズ」、「ユーザ（番号）識別子」、「ユーザ（名
前）識別子」、「相手先電話番号」、「データ番号」、
「相手先名称」、「部門識別子（番号）」、「部門識別
子（名前）」、「処理予想時間」、「処理優先順位」、
「処理期限時刻」、「処理実行不可能状態」、「順序変
更回数」を備えている。尚、この例では、それら情報項
目のうち「処理優先順位」および「順序変更回数」の項
目が指示されている状態を示しており、それぞれに「無
／低」および「１０回」が設定されている状態を示して
いる。

【００４４】次に、本発明に係わる画像データ印刷装置
１の動作について説明する。

【００４５】最初に、上述した（１）至急出力する必要
のない緊急性の低いジョブがある場合には、該当するジ
ョブの処理順序を後ろに変更する場合の実施例について
説明する。

【００４６】図９は、本発明に係わる画像データ印刷装
置１の印刷順序の変更動作を示すフローチャートであ
り、この例では、受信した画像データ／文書データ（以
下、単に「データ」という。）の属性情報の一つである
「処理優先順位」情報を基に、印刷の処理順序を変更す
る場合を示している。

【００４７】図９に示すように、この処理を開始する場
合、まず、ユーザが、操作表示部１６から印刷ジョブ状
態の表示要求を行なう（ステップ１０１）。

【００４８】この要求に対応して、画像データ印刷装置
１では、主制御部１８の制御のもと、ジョブ管理制御部
１５が記憶管理する印刷ジョブ情報管理テーブル１５０
から必要な情報を取り出し、操作表示部１６より印刷ジ
ョブ状態を表示する（ステップ１０２）。

【００４９】その後、ユーザが、この表示された印刷ジ
ョブ状態、すなわち、この実施例では、「属性情報」項
目である「処理優先順位」項目を参照して、処理順序が
前の方のデータの中に、処理優先順位が「無し」もしく
は「低い」のデータがあるかどうかチェックする（ステ
ップ１０３）。

【００５０】このチェックの結果、ユーザが処理順序が
前の方のデータの中に、処理優先順位が「無し」もしく
は「低い」のデータがないと判断した場合（ステップ１
０３ＮＯ）、この処理を終了する。

【００５１】一方、ユーザが処理順序が前の方のデータ
の中に、処理優先順位が「無し」もしくは「低い」のデ
ータがあると判断した場合（ステップ１０３ＹＥＳ）、
その処理優先順位が「無し」もしくは「低い」データの
処理順序を後への変更指示を行う（ステップ１０４）。

【００５２】この指示に対応して、画像データ印刷装置
１では、変更指示対象となるデータの印刷順序を後に変
更し（ステップ１０５）、この処理を終了する。

【００５３】図１０は、本発明に係わる画像データ印刷
装置１の印刷順序の変更動作を示すフローチャートであ
り、この例では、受信したデータの属性情報の一つであ
る「処理期限時刻」情報を基に、印刷の処理順序を変更
する場合を示している。

【００５４】図１０に示すように、この処理を開始する
場合、まず、ユーザが、操作表示部からジョブ状態の表
示要求を行なう（ステップ２０１）。

【００５５】この要求に対応して、画像データ印刷装置
１では、主制御部１８の制御のもと、ジョブ管理制御部
１５が記憶管理する印刷ジョブ情報管理テーブル１５０
から必要な情報を取り出し、操作表示部１６より印刷ジ
ョブ状態を表示する（ステップ２０２）。

【００５６】その後、ユーザが、この表示された印刷ジ
ョブ状態、すなわち、この実施例では、「属性情報」項
目である「処理期限時刻」項目を参照して、処理順序が
前の方のデータの中に、処理期限時刻が、現在時刻より
かなり遅いもの、或は人がいない深夜などの時刻が指定
されているものがあるかどうかチェックする（ステップ
２０３）。

【００５７】このチェックの結果、ユーザが処理順序が
前の方のデータの中に、処理期限時刻が、現在時刻より
かなり遅いもの、或は人がいない深夜などの時刻が指定
されているものが無いと判断した場合（ステップ２０３
ＮＯ）、この処理を終了する。

【００５８】一方、ユーザが処理順序が前の方のデータ
の中に、処理期限時刻が、現在時刻よりかなり遅いも
の、或は人がいない深夜などの時刻が指定されているも
のがあると判断した場合（ステップ２０３ＹＥＳ）、操
作表示部１６よりその現在時刻よりかなり遅いあるいは
人がいない深夜などの時刻が指定されているデータの処
理順序を後の方への変更指示を行なう（ステップ２０
４）。

【００５９】この指示に対応して、画像データ印刷装置
１では、変更指示対象となるデータの印刷順序を後に変
更し（ステップ２０５）、この処理を終了する。

【００６０】図１１は、本発明に係わる画像データ印刷
装置１の印刷順序の変更動作を示すフローチャートであ
り、この例では、受信したデータの属性情報の一つであ
る「データサイズ」情報あるいは「処理予想時間」情報
を基に、印刷の処理順序を変更する場合を示している。

【００６１】図１１に示すように、この処理を開始する
場合、まず、ユーザが、操作表示部１６からジョブ状態
の表示要求を行なう（ステップ３０１）。

【００６２】この要求に対応して、画像データ印刷装置
１では、主制御部１８の制御のもと、ジョブ管理制御部
１５が記憶管理する印刷ジョブ情報管理テーブル１５０
から必要な情報を取り出し、操作表示部１６より印刷ジ
ョブ状態を表示する（ステップ３０２）。

【００６３】その後、ユーザが、この表示された印刷ジ
ョブ状態、すなわち、この実施例では、「属性情報」項
目である「データサイズ」あるいは「処理予想時間」項
目を参照して、処理順序が前の方のデータの中に、処理
順序が前の方のデータの中に、処理時間のかかるものが
あるかどうかチェックする（ステップ３０３）。

【００６４】このチェックの結果、ユーザが処理順序が
前の方のデータの中に、処理時間のかかるものが無いと
判断した場合（ステップ３０３ＮＯ）、この処理を終了
する。

【００６５】一方、ユーザが処理順序が前の方のデータ
の中に、処理時間のかかるものがあると判断した場合
（ステップ３０３ＹＥＳ）、操作表示部１６よりその処
理時間のかかるデータの処理順序を後への変更指示を行
なう（ステップ３０４）。

【００６６】この指示に対応して、画像データ印刷装置
１では、変更指示対象となるデータの印刷順序を後に変
更し（ステップ３０５）、この処理を終了する。

【００６７】このような構成によると、メモリ受信した
印刷待ちデータの印刷ジョブ情報を表示し、この表示し
た印刷ジョブ情報に含まれる属性情報をもとに、ユーザ
が印刷の緊急性の有無を判断し、緊急性が低いと判断し
たデータの印刷順序を後に変更する指示を行い、この指
示に対応して、当該データの印刷順序を後に変更制御す
るようにしたため、例えば、印刷待ちデータが複数ある
ような場合、印刷順序の前の方に、緊急性の低いまたは
印刷処理に時間のかかるようなデータがある場合、それ
ら該当するデータの印刷順序を後に変更することによ
り、緊急性の高いまたは印刷処理時間の短いデータを先
に印刷することができ、装置が利用される環境に応じ
て、より効率良く装置を利用することができる。

【００６８】図１２は、本発明に係わる画像データ印刷
装置１における処理順序変更条件の入力手順およびその
時の印刷順序の変更動作を示すフローチャートである。
尚、この実施例では、ユーザが印刷順序を変更するデー
タを直接指定して変更指示を行なうのではなく、予め印
刷順序を変更する条件を設定しておくことで、その条件
に該当するデータの印刷順序を変更するようにした場合
を示している。

【００６９】図１２に示すように、この処理を開始する
場合、まず、ユーザにより操作表示部１６から順序変更
条件指示画面の表示要求を行う（ステップ４０１）。

【００７０】この要求に対応して、画像データ印刷装置
１では、主制御部１８の制御のもと、操作表示部１６よ
り順序変更条件指示画面１６５を表示する（ステップ４
０２）。

【００７１】これにより、ユーザが、この順序変更条件
指示画面１６５を用いて、印刷順序を変更するデータを
特定する「属性情報」を選択し（ステップ４０３）、そ
の後、選択した「属性情報」毎に印刷順序を変更する判
断基準となる閾値を入力する（ステップ４０４）。

【００７２】この時、ユーザは、所望する全ての順序変
更条件の選択および入力が終了するまで、上記ステップ
４０３およびステップ４０４を繰り返し行う。

【００７３】そして、ユーザにより所望する全ての順序
変更条件の選択および入力が終了すると（ステップ４０
５ＹＥＳ）、この選択および入力に対応して、画像デー
タ印刷装置１では、ジョブ管理制御部１５が順序変更条
件情報管理テーブル１５１にそれら選択および入力され
た情報を記憶する。

【００７４】それ以後、画像データ印刷装置１では、ユ
ーザにより選択および入力された属性情報とその閾値を
もとに、該当するデータをチェックし、その該当データ
の印刷順序を後にするように制御する（ステップ４０
６）。

【００７５】この構成によると、メモリ受信した画像デ
ータの属性情報毎に印刷順序を変更する閾値を設定し、
設定された閾値に従って、当該画像データの印刷順序を
変更制御するようにしたため、ユーザが印刷順序を変更
するデータを直接指定しなくても、予め印刷順序を変更
する条件を設定しておくことで、装置側で自動的にその
条件に該当するデータの印刷順序を変更することができ
る。

【００７６】次に、上述した（２）排出先が一杯である
とか、出力する用紙の紙切れがおきた時などにより処理
が停止する場合には、該当するジョブの処理順序を後に
変更する場合の実施例について説明する。

【００７７】図１３は、本発明に係わる画像データ印刷
装置１における印刷処理前に排出不可能を判断して印刷
順序の変更を行う場合の処理動作を示すフローチャート
である。

【００７８】図１３において、この処理を開始するに
は、まず、画像データ印刷装置１では、主制御部１８の
制御のもと、ジョブ管理制御部１５が、ジョブを受付け
た時あるいはジョブが終了した時などのジョブの処理順
序に変化がおきた場合に、印刷順序の先頭のデータをチ
ェックする（ステップ５０１）。

【００７９】この時、この先頭のデータの属性情報から
「排出する用紙枚数」情報を得ると共に、このデータの
排出先トレイの「排出可能用紙枚数」情報を得て、両者
を比較判定する（ステップ５０２）。

【００８０】この比較判定の結果、排出先トレイの排出
可能用紙枚数より印刷処理するデータの排出用紙枚数の
方が少ないと判定された場合（ステップ５０３ＮＯ）、
この処理を終了する。

【００８１】一方、上記比較判定の結果、排出先トレイ
の排出可能用紙枚数より印刷処理するデータの排出用紙
枚数の方が多いと判定された場合は（ステップ５０３Ｙ
ＥＳ）、このデータの印刷順序を後にするよう変更し
（ステップ５０４）、この処理を終了する。

【００８２】図１４は、本発明に係わる画像データ印刷
装置１での印刷処理の途中で排出不可能になった場合の
印刷順序の変更処理動作を示すフローチャートである。

【００８３】図１４において、この処理を開始する場
合、まず、画像データ印刷装置１では、あるデータの排
出途中で排出先が一杯になると（ステップ６０１）、主
制御部１８の制御のもと、ジョブ管理制御部１５が、該
当するデータの印刷処理を一時停止し、他の排出先へ排
出可能な設定であるかどうかをチェックする（ステップ
６０２）。

【００８４】このチェックの結果、他の排出先へ排出可
能な設定であると判定された場合（ステップ６０３ＹＥ
Ｓ）、排出先を変更し続けて印刷処理を再開し（ステッ
プ６０５）、この処理を終了する。

【００８５】一方、上記チェックの結果、他の排出先へ
排出可能な設定でないと判定された場合（ステップ６０
３ＮＯ）、該当するデータの印刷処理を中断し、該当す
るデータの印刷順序を後に変更し（ステップ６０４）、
この処理を終了する。

【００８６】このような構成によると、印刷対象画像デ
ータの印刷用紙枚数と、当該印刷用紙を排出する排出先
トレイの収容可能用紙枚数とを比較判定し、比較判定の
結果、排出先トレイの収容可能用紙枚数より当該印刷対
象画像データの印刷用紙枚数が多いと判定された場合、
あるいは印刷実行中に、当該印刷用紙を排出する排出先
トレイが一杯になった場合、当該画像データの印刷順序
を下げるように変更制御するようにしたため、例えば、
複数の排出先トレイを持っている装置で、あるトレイが
一杯に近い状態で更に出力を行うとトレイが一杯になり
処理が停止してしまう場合でも、該当するデータの印刷
ジョブの処理順序を後に変更することで、排出可能なト
レイへの印刷ジョブを先に処理することができ、それに
より、より効率良く装置を利用することができる。

【００８７】図１５は、本発明に係わる画像データ印刷
装置１での用紙紙切れで排出不可能になった場合の印刷
順序の変更処理動作を示すフローチャートである。

【００８８】図１５において、この処理を開始する場
合、画像データ印刷装置１では、まず、あるデータの印
刷処理の途中で、使用する用紙が紙切れになると（ステ
ップ７０１）、主制御部１８の制御のもと、該当するデ
ータの印刷処理を一時停止する（ステップ７０２）。

【００８９】そして、ジョブ管理制御部１５が、中断し
た画像データの処理順序を後に変更し（ステップ７０
３）、この処理を終了する。

【００９０】この構成によると、印刷実行中に、当該印
刷用紙の用紙切れが発生した場合、当該画像データの印
刷順序を下げるように変更制御するようにしたため、印
刷中データの用紙切れが発生した場合でも、この印刷中
データの印刷順序を下げることで、他の印刷可能なデー
タの印刷を行うことができ、それにより、より効率良く
装置を利用することができる。

【００９１】図１６は、本発明に係わる画像データ印刷
装置１での印刷順序変更回数を制限した場合の処理動作
を示すフローチャートである。

【００９２】図１６に示すように、この処理を開始する
場合、まず、ユーザが操作表示部１６より順序変更条件
指示画面１６５の表示要求を行なう（ステップ８０
１）。

【００９３】この要求に対応して、画像データ印刷装置
１では、主制御部１８の制御のもと、順序変更条件指示
画面１６５を操作表示部１６に表示する（ステップ８０
２）。

【００９４】これにより、ユーザが、操作表示部１６よ
り順序変更回数の項目を選択し、制限値の入力指示操作
を行なう（ステップ８０３）。この指示操作に対応し
て、画像データ印刷装置１では、ジョブ管理制御部１５
が指示された順序変更回数の制限値を、順序変更条件情
報管理テーブル１５１に記憶する（ステップ８０４）。

【００９５】それ以後、画像データ印刷装置１では、順
序変更処理が開始される度に（ステップ８０５ＹＥ
Ｓ）、変更対象データが持つ順序変更回数と上記順序変
更回数の制限値とを比較し、制限値の範囲内であるか否
かを判定する（ステップ８０６）。

【００９６】この比較判定の結果、変更対象データが持
つ順序変更回数が順序変更回数の制限値の範囲内でない
と判定された場合（ステップ８０６ＮＯ）、当該変更対
象データの印刷順序変更を中止し（ステップ８０８）、
この処理を終了する。

【００９７】一方、上記比較判定の結果、変更対象デー
タの順序変更回数が順序変更回数の制限値の範囲内であ
ると判定された場合（ステップ８０６ＹＥＳ）、当該変
更対象データの印刷順序を後に変更し（ステップ８０
７）、この処理を終了する。

【００９８】この構成によると、メモリ受信した画像デ
ータの印刷順序を下げるように変更する回数を上限規定
した上限規定変更回数を設定し、当該画像データの印刷
順序の変更開始時、上記設定された変更回数を越える場
合、当該画像データの印刷順序の変更を禁止するように
したため、例えば、印刷順序を変更される画像データの
変更回数が、上記設定された上限規定変更回数を越える
場合、当該画像データの印刷順序の変更を禁止すること
で、当該画像データの印刷順序の変更を何度も行えない
ようにし、それにより、当該画像データの印刷を保証す
ることができる。

【００９９】尚、上記実施例では、印刷順序を変更する
回数を上限規定して、その上限規定した変更回数以上の
順序変更を禁止するようにしたが、これに限らず、変更
する処理順序位置に制限を設け、あるデータの属性情報
の特定の値を制限値として、その制限値をもったデータ
以降への順序位置への変更を禁止するようにしても良い
ものとする。

【０１００】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
メモリ受信した画像データの印刷順序を後退するように
指示し、印刷順序を後退する指示のみを受け付け、印刷
順序を後退する指示に応じて、当該画像データの印刷順
序を後退するように変更制御するようにしたため、印刷
待ち画像データが複数あり、印刷順序の前の方に、緊急
性の低いあるいは印刷に時間のかかるような画像データ
がある場合でも、それら該当する画像データの印刷順序
を後に変更することで、緊急性の高いあるいは印刷に時
間のかからない画像データを先に印刷することができ、
より効率良く装置を利用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わる画像データ印刷装置１の全体構
成を示すブロック図。

【図２】図１に示すジョブ管理制御部１６が記憶管理す
る印刷ジョブ情報管理テーブル１５０の内容の一例を示
す構成図。

【図３】図１に示すジョブ管理制御部１６が記憶管理す
る順序変更条件情報管理テーブル１５１の内容の一例を
示す構成図。

【図４】図１に示す操作表示部１６で表示するジョブ状
況表示画面の一構成例を示す図。

【図５】図１に示す操作表示部１６で表示するジョブ状
況表示画面の一構成例を示す図。

【図６】図１に示す操作表示部１６で表示するジョブ状
況表示画面の一構成例を示す図。

【図７】図１に示す操作表示部１６で表示するジョブ状
況表示画面の一構成例を示す図。

【図８】本発明に係わる画像データ印刷装置１で印刷順
序を変更する文書を特定する条件を指示する順序変更条
件指示画面１６５の構成を示す図。

【図９】本発明に係わる画像データ印刷装置１の印刷順
序の変更動作を示すフローチャート。

【図１０】本発明に係わる画像データ印刷装置１の印刷
順序の変更動作を示すフローチャート。

【図１１】本発明に係わる画像データ印刷装置１の印刷
順序の変更動作を示すフローチャート。

【図１２】本発明に係わる画像データ印刷装置１におけ
る処理順序変更条件の入力動作およびその時の印刷順序
の変更動作を示すフローチャート。

【図１３】本発明に係わる画像データ印刷装置１におけ
る印刷処理前に排出不可能を判断して印刷順序の変更を
行う場合の処理動作を示すフローチャート。

【図１４】本発明に係わる画像データ印刷装置１での印
刷処理の途中で排出不可能になった場合の印刷順序の変
更処理動作を示すフローチャート。

【図１５】本発明に係わる画像データ印刷装置１での用
紙紙切れで排出不可能になった場合の印刷順序の変更処
理動作を示すフローチャート。

【図１６】本発明に係わる画像データ印刷装置１での印
刷順序変更回数を制限した場合の処理動作を示すフロー
チャート。

【符号の説明】

１…画像データ印刷処理装置、１０…画像入力部、１１
…画像記憶部、１２…画像出力部、１３…通信部、１４
…ファクス通信部、１５…ジョブ管理制御部、１６…操
作表示部、１７…カード読み取り装置、１８…主制御部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 明仁 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパーク イーストタワー13 Ｆ 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 天野 浩治 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパーク イーストタワー13 Ｆ 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 紙本 嘉見 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパーク イーストタワー13 Ｆ 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 粟野 繁 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパーク イーストタワー13 Ｆ 富士ゼロックス株式会社内

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 受信した画像データを一旦メモリに蓄積
   してから印刷処理を行なうメモリ受信機能を有する画像
   データ印刷装置において、 前記メモリ受信した画像データの印刷順序を後退するよ
   うに指示する指示手段と、 前記指示手段より印刷順序を後退する指示のみを受け付
   け、前記印刷順序を後退する指示に応じて、当該画像デ
   ータの印刷順序を後退するように変更制御する印刷順序
   変更制御手段とを具備することを特徴とする画像データ
   印刷装置。
2. 【請求項２】 前記メモリ受信した画像データの印刷ジ
   ョブ情報を表示する印刷ジョブ情報表示手段を有し、 前記指示手段は、前記表示される印刷ジョブ情報に含ま
   れる属性情報をもとに、ユーザ操作により印刷順序を後
   退するように指示する手段から成ることを特徴とする請
   求項１記載の画像データ印刷装置。
3. 【請求項３】 前記指示手段は、前記メモリ受信した画
   像データの属性情報毎に印刷順序を変更する閾値を設定
   する設定手段から成り、 前記印刷順序変更制御手段は、前記設定された閾値に従
   って、当該画像データの印刷順序を変更制御することを
   特徴とする請求項１記載の画像データ印刷装置。
4. 【請求項４】 前記メモリ受信した画像データの印刷順
   序を後退するように変更する回数を上限規定した上限規
   定変更回数情報を設定する手段を有し、 前記印刷順序変更制御手段は、当該画像データの印刷順
   序の変更開始時、前記設定された変更回数を越える場
   合、当該画像データの印刷順序の変更を禁止することを
   特徴とする請求項１記載の画像データ印刷装置。
5. 【請求項５】 印刷対象画像データの印刷用紙枚数と、
   当該印刷用紙を排出する用紙排出部の収容可能用紙枚数
   とを比較判定する手段を有し、 前記印刷順序変更制御手段は、前記比較判定の結果、前
   記用紙排出部の収容可能用紙枚数より当該印刷対象画像
   データの印刷用紙枚数が多いと判定された場合、当該印
   刷対象画像データの印刷順序を後退するように変更制御
   することを特徴とする請求項１記載の画像データ印刷装
   置。
6. 【請求項６】 印刷実行中に、当該印刷用紙を排出する
   用紙排出部の収容状態を判別する手段を有し、 前記印刷順序変更制御手段は、前記判別の結果、当該印
   刷用紙の用紙排出部が一杯であると判別された場合、当
   該画像データの印刷順序を後退するように変更制御する
   ことを特徴とする請求項１記載の画像データ印刷装置。
7. 【請求項７】 印刷実行中に、当該印刷用紙の用紙切れ
   が発生した場合、 前記印刷順序変更制御手段は、当該画像データの印刷順
   序を後退するように変更制御することを特徴とする請求
   項１記載の画像データ印刷装置。
8. 【請求項８】 受信した画像データを一旦メモリに蓄積
   してから印刷処理を行なうメモリ受信機能を有する画像
   データ印刷装置の印刷制御方法において、 前記メモリ受信した画像データの印刷順序を後退するよ
   うに指示し、 前記印刷順序を後退する指示のみを受け付け、前記印刷
   順序を後退する指示に応じて、当該画像データの印刷順
   序を後退するように変更制御することを特徴とする印刷
   制御方法。
9. 【請求項９】 前記メモリ受信した画像データの印刷ジ
   ョブ情報を表示し、 前記表示される印刷ジョブ情報に含まれる属性情報をも
   とに、ユーザ操作により印刷順序を後退するように指示
   することを特徴とする請求項８記載の印刷制御方法。
10. 【請求項１０】 前記メモリ受信した画像データの属性
    情報毎に印刷順序を変更する閾値を設定し、 前記設定された閾値に従って、当該画像データの印刷順
    序を変更制御することを特徴とする請求項８記載の印刷
    制御方法。
11. 【請求項１１】 前記メモリ受信した画像データの印刷
    順序を後退するように変更する回数を上限規定した上限
    規定変更回数情報を設定し、 前記当該画像データの印刷順序の変更開始時、前記設定
    された変更回数を越える場合、当該画像データの印刷順
    序の変更を禁止することを特徴とする請求項８記載の印
    刷制御方法。
12. 【請求項１２】 印刷対象画像データの印刷用紙枚数
    と、当該印刷用紙を排出する用紙排出部の収容可能用紙
    枚数とを比較判定し、 前記比較判定の結果、前記用紙排出部の収容可能用紙枚
    数より当該印刷対象画像データの印刷用紙枚数が多いと
    判定された場合、当該印刷対象画像データの印刷順序を
    後退するように変更制御することを特徴とする請求項８
    記載の印刷制御方法。
13. 【請求項１３】 印刷実行中に、当該印刷用紙を排出す
    る用紙排出部の収容状態を判別し、 前記判別の結果、当該印刷用紙の用紙排出部が一杯であ
    ると判別された場合、当該画像データの印刷順序を後退
    するように変更制御することを特徴とする請求項８記載
    の印刷制御方法。
14. 【請求項１４】 印刷実行中に、当該印刷用紙の用紙切
    れが発生した場合、 当該画像データの印刷順序を後退するように変更制御す
    ることを特徴とする請求項８記載の印刷制御方法。