JP2007099793A - 水洗により洗浄される硬質表面用の防汚剤 - Google Patents

水洗により洗浄される硬質表面用の防汚剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、水洗により洗浄される硬質表面に汚垢を付着し難くすると共に、たとえ汚垢が付着しても水洗により容易に洗い流すことを可能にする防汚剤を提供することである。
【解決手段】 芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を硬質表面の防汚剤として使用することにより、水洗により洗浄される硬質表面に対して、汚垢を付着し難くすると共に、たとえ汚垢が付着しても水洗により容易に洗い流すことが可能になる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、水洗により洗浄される硬質表面用の防汚剤に関する。より詳細には、本発明は、水洗により洗浄される硬質表面に汚垢を付着し難くすると共に、一旦汚垢が付着しても水洗により容易に洗い流すことを可能にする防汚剤に関する。更に、本発明は、硬質表面の防汚方法及び洗浄方法に関する。
便器等の硬質表面は、通常、水洗(水流洗浄)により洗浄されている。このような水洗による洗浄は、擦り洗いや浸け洗い等の場合と異なり、一般に洗浄効果が低いため、水洗により洗浄される硬質表面は、汚垢を付着し難くしておくと共に、一旦汚垢が付着してもその除去が容易であるように処理されていることが重要であると考えられている。
従来、便器等の硬質表面に汚垢が付着するのを防止するために、フッ素系両親媒性物質をコーティング剤として使用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、フッ素系両親媒性物質で処理した硬質表面は、疎水性が付与されているため、親水性を示す汚垢(例えば、65〜70%もの水分を含む大便等)の付着防止には一定の効果が認められるものの、一旦汚垢が硬質表面に付着してしまうと、コーティング処理されていない表面よりも汚垢の除去が逆に困難になるという問題があった。
また、従来、硬質表面用の処理剤として、硬質表面の汚垢の付着を防止することを目的として、水の接触角を低下させる作用がある各種界面活性剤を配合した処方が提案されている(例えば、特許文献2参照)。確かに、硬質表面の水接触角を低くすることは、硬質表面の汚垢の付着を防止する上で有効である。しかしながら、硬質表面の水接触角を低くすることは、一度付着した汚垢の除去性には関連性がなく、水接触角を低くした硬質表面に一旦汚垢が付着するとその汚垢の除去が逆に困難になる場合もあることが分かっている。その原因については、現時点で明らかではないが、汚垢が大便の場合を例に挙げると、以下の理由が考えられる。即ち、水接触角を低くなるように処理された便器表面は、空気が介在する雰囲気において、大便に含まれる油性成分を反発することができる。しかしながら、水接触角を低くなるように処理された便器表面に、一旦大便が付着すると、該便器表面と大便との界面は、空気が介在しない雰囲気となり、該界面では、空気が介在する雰囲気とは全く異なる物理化学的作用が働く。つまり、一旦大便が付着した場合、その大便の易除去性については、便器表面と大便との間に介在する化合物の種類や性質等によって定まり、水接触角の高低とは無関係である。そのため、水接触角が低くなるように処理された便器表面に、一旦大便が付着すると、その大便の易除去性については類推すらできない。
このように、従来、硬質表面用の処理剤では、硬質表面に汚垢が付着するのを防止する作用(以下、「汚垢難付着性」と表記することもある)のみを具有しているに過ぎず、該処理剤で処理した硬質表面に付着した汚垢を除去し易くする作用(以下、「汚垢易除去性」と表記することもある)については満足できるものではなかった。それ故、従来の硬質表面用の処理剤の使用では、一旦汚垢が付着すると、擦り洗い等を行うことなく、単に水洗するだけでは付着した汚垢を十分除去できないのが現状であった。このような従来技術を背景として、水洗により洗浄される硬質表面に汚垢を付着し難くすると共に、たとえ汚垢が付着しても水洗により容易に洗い流すことを可能にする防汚剤の開発が切望されていた。
特開2000−144177号公報 特開平9−169995号公報
本発明は、水洗により洗浄される硬質表面に汚垢を付着し難くすると共に、たとえ汚垢が付着しても水洗により容易に洗い流すことを可能にする防汚剤を提供することを目的とする。また、本発明は、水洗により洗浄される硬質表面に対して汚垢難付着性と汚垢易除去性とを付与する防汚方法を提供することを目的とする。更に、本発明は、水洗によって硬質表面を洗浄すると共に、該硬質表面に対して汚垢難付着性と汚垢易除去性とを付与する洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意検討を行ったところ、無数に存在する多種多様な界面活性剤の内、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を使用すると、水洗により洗浄される硬質表面に対して、汚垢を付着し難くすると共に、たとえ汚垢が付着しても水洗により容易に洗い流すことが可能になることを見出した。本発明は、このような知見に基づいて更に改良を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる防汚剤である:
項1. 芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含有することを特徴とする、水洗により洗浄される硬質表面用の防汚剤。
項2. 前記芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物が、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の水溶性塩及び/又はメラミンスルホン酸ホルマリン縮合物の水溶性塩である、項1に記載の防汚剤。
項3. 更に、界面活性剤を含む、項1又は2に記載の防汚剤。
項4. 前記界面活性剤が、スルホン酸塩型アニオン界面活性剤又は硫酸エステル塩型アニオン界面活性剤である、項3記載の防汚剤。
項5. トイレの便器用の防汚洗浄剤である、項3又は4に記載の防汚剤。
また、本発明は、下記に掲げる防汚方法である。
項6. 芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含む防汚剤を、水洗により洗浄される硬質表面にコーティングすることを特徴とする、防汚方法。
更に、本発明は、下記に掲げる洗浄方法である。
項7. 芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含む防汚剤を硬質表面にコーティングした後に、前記硬質表面に付着した汚垢を、洗浄水で水洗することを特徴とする、洗浄方法。
本発明において、「防汚剤」とは、硬質表面に対して汚垢難付着性と汚垢易除去性を付与させるために使用される剤を意味する。また、「防汚洗浄剤」とは、硬質表面に対して汚垢難付着性と汚垢易除去性を付与すると共に、硬質表面に付着している汚垢を除去して硬質表面を洗浄するために使用される剤を意味する。
I.防汚剤
本発明の防汚剤は、水洗により洗浄される硬質表面に対して使用されるものであって、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含有することを特徴とするものである。
本発明の防汚剤の使用対象となる硬質表面の素材については、特に制限されないが、例えば、陶磁器の表面、ガラス表面;ステンレス等の金属表面;ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、メラミン、レーヨン等のプラスチック表面等が挙げられる。また、水洗により洗浄される硬質表面としては、具体的には、トイレの便器表面、浴槽の表面、窓ガラス、タイル、外壁、車のボディー等が挙げられる。これらの中で、本発明の防汚剤は、トイレ便器の表面に対して好適に使用される。なお、本発明において、「水洗による洗浄」とは、洗浄水を流し、その水流により洗浄することを意味し、擦り洗いや浸け置き洗いとは区別されるものである。ここで、洗浄水は、水に限定されず、洗浄成分や防汚成分を含む水溶液であってもよい。
本発明の防汚剤は、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含有する。ここで、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物としては、ナフタレンスルホン酸系ホルマリン縮合物、メラミンスルホン酸系ホルマリン縮合物、アニリンスルホン酸系ホルマリン縮合物等が挙げられる。これらの芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物は、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。これらの芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物は、本発明の効果を一層向上ならしめるという観点から、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、モノ,ジ,トリエタノールアミン塩等の水溶性塩として用いるのが好ましく、特にナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の水溶性塩及び/又はメラミンスルホン酸ホルマリン縮合物の水溶性塩が好ましく、更に特にナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の水溶性塩が好ましい。
芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物及びその水溶性塩は公知化合物であり、公知の製法に従って調製される。例えば、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物の水溶性塩は、ナフタレン、メラミン、アニリン等をスルホン化剤を用いてスルホン化した後、ホルマリンを添加して縮合させ、中和することにより製造することができる。
本発明の防汚剤は、使用時の芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物の濃度が、例えば0.05〜10000ppm、好ましくは0.1〜1000ppmとなるように水等の適当な溶剤で希釈されて、硬質表面に適用される。本発明の防汚剤は、使用時の芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物の濃度が上記範囲内となるように設計されている限り、該防汚剤中の芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物の配合割合については特に制限されないが、通常、該剤の総量に対して、1〜100重量%或いは1〜99重量%、好ましくは5〜50重量%、更に好ましくは5〜30重量%となる割合が例示される。
本発明の防汚剤には、上記芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物に加えて、他の界面活性剤等の洗浄成分を含有していてもよい。このように、洗浄成分として界面活性剤を含有することにより、硬質表面上に汚垢が付着した場合に、界面活性剤の作用により硬質表面と汚垢との界面に水が浸入しやすくなり、一旦付着した汚垢の除去を効果的に行うことができる。即ち、更に界面活性剤を含む本発明の防汚剤は、汚垢難付着性及び汚垢易除去性に加え、実際に付着した汚垢を除去する作用をも良好に発揮することができ、防汚洗浄剤として有用である。
配合される界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤のいずれを使用してもよいが、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物自体がスルホン基を有し、アニオン性の性質を備えてる点から、類似する性質を備えるアニオン界面活性剤を用いるのが好ましい。
更に、アニオン界面活性剤の中でもスルホン酸塩型アニオン界面活性剤及び硫酸エステル塩型アニオン界面活性剤が好適であり、これらを配合しておくことにより一旦付着した汚垢を除去する作用がより効果的に発揮できる。スルホン酸塩型アニオン界面活性剤としては、具体的には、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、N−アシルメチルタウリン酸塩等を挙げることができる。また、硫酸エステル塩型アニオン界面活性剤としては、具体的には、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等を挙げることができる。
本発明の防汚剤に界面活性剤を配合する場合、該界面活性剤の配合比としては、使用する界面活性剤の種類、使用する芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物の種類等によって異なるが、通常、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物100重量部に対して、界面活性剤が1〜10000重量部、好ましくは10〜1000重量部、更に好ましくは30〜300重量部となる割合が例示される。また、本発明の防汚剤に界面活性剤を配合する場合、該剤中の界面活性剤の配合割合については、上記配合比に基づいて適宜調節されるが、例えば該剤の総量に対して、界面活性剤が1〜99重量%、好ましくは5〜50重量%、更に好ましくは5〜30重量%となる割合が例示される。
本発明の防汚剤には、上記界面活性剤のほかに、香料、消臭成分、着色剤、油性成分の乳化可溶化剤、殺菌剤、キレート剤、増量剤、溶解性調整剤、漂白剤、撥水剤、充填剤、pH調整剤、増粘剤、薬剤安定性向上剤、成形性向上剤、無機系ビルダー、有機系ビルダー、酵素、基剤等を適宜配合することができる。
本発明の防汚剤は、上記含有成分が所定の濃度に水等の溶剤で希釈されて、硬質表面に適用可能である限り、その形状については制限されるものではない。例えば、本発明の防汚剤は固形状であってもよく、また液状であってもよい。
本発明の防汚剤を用いて、水洗により洗浄される硬質表面を処理することにより、硬質表面に該剤がコーティングされ、硬質表面に汚垢難付着性と共に汚垢易除去性が付与される。本発明の防汚剤を用いて硬質表面を処理する方法としては、例えば、該防汚剤そのもの、又は該防汚剤を適当な溶媒(例えば水)に希釈した液に、硬質表面を浸漬する方法;該防汚剤そのもの、又は該防汚剤を適当な溶媒(例えば水)に希釈した液を、硬質表面に噴霧又は塗布する方法が挙げられる。その他には、例えば、本発明の防汚剤が固形状の場合であれば、該剤を洗浄水に接触させて徐々に洗浄水中に溶解するようにし、該剤が溶解した洗浄水で硬質表面を洗浄(例えば、流し洗い等)するようにしてもよい。更には、本発明の防汚剤が液状である場合、洗浄水中に該剤が徐々に溶出するように設計された容器に収容し、該容器から溶出した該剤を含む洗浄水で硬質表面を洗浄(例えば、流し洗い等)するようにしてもよい。
このように本発明の防汚剤で処理された硬質表面は、水洗により洗浄される硬質表面に汚垢が付着し難くなっている。また、本発明の防汚剤で処理された硬質表面は、たとえ一旦汚垢が付着しても、該汚垢を容易に洗い流すことが可能になっている。従って、本発明の防汚剤で処理された硬質表面は、一旦汚垢が付着したとしても、水を洗浄水として用いて洗い流すという簡便な方法で該汚垢を除去することが可能になる。特に、本発明の防汚剤で処理された硬質表面に汚垢が付着した場合、該剤を含む水溶液を洗浄水として用いて洗い流すことにより、汚垢の除去を効果的に行うのと同時に、汚垢の付着により損なわれた汚垢難付着性と汚垢易除去性を硬質表面に対して再度付与することができる。
II.防汚方法及び防汚洗浄方法
本発明は、他の観点から、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含む防汚剤を、水洗により洗浄される硬質表面にコーティングすることを特徴とする防汚方法を提供する。当該防汚方法によれば、水洗により洗浄される硬質表面に、汚垢難付着性と汚垢易除去性を付与することができる。
更に、本発明は、他の観点から、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含む防汚剤を硬質表面にコーティングした後に、前記硬質表面に付着した汚垢を、洗浄水で水洗ことを特徴とする洗浄方法を提供する。当該洗浄方法によれば、硬質表面に付着した汚垢を水洗という簡便な方法で洗い流すことができる。特に、当該方法において、洗浄水として、上記防汚剤を含む水溶液を使用することにより、水洗による汚垢の除去効果を高め、更に同時に、硬質表面に対して汚垢難付着性と汚垢易除去性を付与することも可能になる。
当該防汚方法及び洗浄方法の具体的態様については、「I.防汚剤」の欄に記載する通りである。
一般に、水洗による洗浄は、他の洗浄方法による洗浄に比べて、その洗浄作用が弱いため、水洗により洗浄される硬質表面を清潔に保つには、汚垢が付着し難いだけでなく、汚垢が付着しても容易に除去できるように処理されていることが必要とされる。本発明の防汚剤によれば、水洗により洗浄される硬質表面を処理することにより、硬質表面に汚垢を付着し難くすると共に、一旦汚垢が付着しても水洗によって付着した汚垢を容易に洗い流すことが可能になる。また、本発明の防汚剤に、界面活性剤を配合することによって、硬質表面に対する汚垢難付着性と汚垢易除去性に加えて、付着した汚垢を除去する作用自体を一層向上させて発揮させることができるので、防汚洗浄剤としても有用である。
以下、実施例及び試験例等を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
試験例1
本発明に係る防汚剤を使用して便器表面を処理し、その汚垢難付着性及び汚垢易除去性について評価を行なった。具体的には、下記の方法に従って実施した。
[防汚剤水溶液の調製]
芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物として、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物及びメラミンスルホン酸塩ホルマリン縮合物の2種類を使用し、これを水に溶解させて2ppmおよび10ppm濃度の水溶液を調製した。
また、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物と、アニオン界面活性剤とを併用した場合の親水化性能及び防汚性についても評価を行なった。具体的には、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物とα−オレフィンスルホン酸ナトリウムを同量ずつ配合したものを水に溶解して2ppm及び10ppm濃度の水溶液に調製し、これらを合わせて6種類の本発明品の試験液を作製した。
比較品としては、フッ素化合物、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム及び水溶性カチオン化ポリマーを使用して10ppm濃度の水溶液を調製し、さらに水単体の計5種類の試験液を作製した。本発明品及び比較品合わせて11種類の試験液の詳細を表1に示す。
Figure 2007099793
[便器表面の親水化処理]
表1に示す11種類の試験液を使用して水洗用便器の処理を行なった。具体的には、INAX製便器を2×3cmにカットしたテストパネルに各試験液を塗布し、室温にて30分間乾燥させる工程を3回繰返し、テストパネル表面がコーティングされた状態とした。
[評価試験]
(1)汚垢難付着性の評価
上記処理後のテストパネルを用い、その表面に蒸留水を着滴させたときの水滴の接触角を接触角計(協和界面化学社製cax−150)により測定し、パネル表面の親水化の程度を評価した。結果を表2に示す。
Figure 2007099793
(2)実際の便器を使用した汚垢易除去性評価
上記試験液をトイレ用防汚洗浄剤として使用したときの汚垢易除去性について評価した。具体的には、トイレタンク内に上記試験液(表3及び4中、前処理液と表記する)を収容し、フラッシュして30分間室温で乾燥させる工程を3回繰返し、便器表面がコーティングされた状態にする。
そこに大便のモデル汚垢を一定量塗り付ける。その後、トイレタンク内に収容した表3及び4に示す試験液(表3及び4中、洗浄液と表記する)をフラッシュし、便器の汚れの残り具合を目視で確認すると共に、汚垢が付着している部分の面積を測定した。なお、モデル汚垢としては、サラダ油とカーボンブラックとを重量比で100:2の割合で混合したものを使用した。評価は以下の判定基準に基づいて行なった。結果を表3及び4に示す。また、以下に示す「汚垢の残留率」とは、付着させた汚垢の面積を100%とした場合に、試験後に残留している汚垢の面積の割合(%)のことである。
◎:汚垢が付いていない
(汚垢の残留率が0以上5%未満である。)
○:汚垢が僅かに付いている
(汚垢の残留率が5以上20%未満である。)
△:汚垢が少し付いている。
(汚垢の残留率が20以上50%未満である。)
×:汚垢がかなり付いている。
(汚垢の残留率が50%以上である。)
Figure 2007099793
Figure 2007099793
[評価結果]
表2より、本発明品で処理したいずれのテストパネルも、水の接触角が30°未満であり、本発明品による処理によりテストパネル表面が良好に親水化され、汚垢の付着の防止効果を有効に奏し得ることが確認された。また、便器を使用した汚垢易除去性評価試験においても、表3に示すように、本発明品を用いて処理した便器についてはいずれも汚垢易除去性は良好で、パネル表面に付着した汚垢を単に水で洗い流すことにより容易に除去することが可能であるという結果が得られた(試験No.7参照)。また、特に、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物とα−オレフィンスルホン酸ナトリウムとを併用した本発明品5及び6を洗浄液として使用すると、付着した汚垢の除去能が相乗的に高くなっていることも確認された。
すなわち、本発明品6に含まれるナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物とα−オレフィンスルホン酸ナトリウムの濃度は、それぞれを単独使用した本発明品1及び比較品3の1/2であるにもかかわらず、防汚性の評価はナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物10ppm濃度である本発明品2と同等であり、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物とα−オレフィンスルホン酸ナトリウムを併用することにより、付着した汚垢を除去する作用自体が大幅に向上することが確認された。
試験例2
次に、親水処理剤として、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物に洗浄成分として界面活性剤を添加し、さらに硫酸ナトリウム、色素及び香料を加えてプレス成形したものを作製した。これをトイレ用防汚洗浄剤として用い、実際の便器の防汚性評価を行なった。以下に詳細を記す。
[トイレ用防汚洗浄剤の調製]
各試料の処方を表5に記す。表中、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物としては、試験例1で用いたナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物と、メラミンスルホン酸塩ホルマリン縮合物の2種類を用い、洗浄成分として洗浄力と持続性とを考慮してアニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とを併用した。
アニオン界面活性剤としては、アミノ酸塩、脂肪酸塩、スルホン酸塩型界面活性剤、硫酸エステル塩型界面活性剤を用い、これらを種々組み合わせて使用した。また、ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ポリオキシブチレンのブロック共重合体(EO/PO/BOブロック共重合体)を使用した。
比較品としては、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を添加せずにそれ以外の成分のみを配合したものを作製した。なお、比較品においては、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物が減った分だけ増量剤である硫酸ナトリウムを増量し、その他成分の配合量は一定とした。
Figure 2007099793
[実際の便器を使用した評価試験]
トイレタンクの放水タップの下に表5で作製したトイレ用防汚洗浄剤を配し、タップから放出された水がトイレ用防汚洗浄剤に接触するようにセットした。次に、タンク内の水をフラッシュしてトイレ用防汚洗浄剤を溶解させ、タンク内に防汚洗浄剤を含む水溶液(水溶液中の防汚洗浄剤の濃度:およそ10〜15ppm)が貯蔵されるようにした。
ここまで準備した上で、タンク内の防汚洗浄剤の水溶液(表6及び7中、前処理液と表記する)をフラッシュして30分間室温で乾燥させる工程を3回繰返し、便器表面がコーティングされた状態にした。そこに前述のモデル汚垢を一定量塗り付けた後、トイレタンク内の防汚洗浄剤を含む水溶液又は水(表6及び7中、洗浄液と表記する)を1回だけフラッシュし、便器の汚れの残り具合を目視で確認した。判定基準は前記試験例1と同様である。結果を表6及び7に示す。
[評価結果]
表6及び7より、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を配合した本発明品7〜16を使用して便器表面を処理することにより、便器表面に優れた汚垢易除去性を備えさせることができたのに対して、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を配合しない比較品6〜14を使用して便器表面を処理しても、便器表面に優れた汚垢易除去性を備えさせることはできなかった。
本発明品の中でも、特にアニオン界面活性剤の1種類としてスルホ脂肪酸エステル塩を除くスルホン酸塩型アニオン界面活性剤(本発明品7〜10)を洗浄液として使用した場合、又は硫酸エステル塩型アニオン界面活性剤(本発明品11、12)を洗浄液として使用した場合は、その他のアニオン界面活性剤を使用した時に比べて著しく汚垢除去能が向上している。この結果から、芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物と、スルホン酸塩型アニオン界面活性剤又は硫酸エステル塩型アニオン界面活性剤とを併用することによって汚垢除去能が相乗的に高められることが確認された。
Figure 2007099793
Figure 2007099793
比較試験例1 各種防汚剤を用いた汚垢難付着性及び汚垢易除去性の評価
[評価方法]
表8に示す組成の防汚剤含有試験液(比較試験品)を調製した。この試験液を用いて、上記試験例1と同様の方法で、汚垢難付着性(硬質表面に付与できる水の接触角)及び汚垢易除去性について評価を行った。
Figure 2007099793
[評価結果]
汚垢難付着性についての評価結果を表9に、汚垢易除去性についての評価結果を表10及び11に示す。この結果から、今回試験した防汚剤の中には、硬質表面を処理することにより水の接触角を小さくできるものがあることが分かった。その反面、今回試験した防汚剤の全ての場合において、防汚剤でコーティングされた硬質表面に一旦汚垢が付着すると、水又は該防汚剤を含む水溶液で水洗しても汚垢を十分に除去できないことが確認された。
Figure 2007099793
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Claims (7)

  1. 芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含有することを特徴とする、水洗により洗浄される硬質表面用の防汚剤。
  2. 前記芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物が、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の水溶性塩及び/又はメラミンスルホン酸ホルマリン縮合物の水溶性塩である、請求項1に記載の防汚剤。
  3. 更に、界面活性剤を含む、請求項1又は2に記載の防汚剤。
  4. 前記界面活性剤が、スルホン酸塩型アニオン界面活性剤又は硫酸エステル塩型アニオン界面活性剤である、請求項3記載の防汚剤。
  5. トイレの便器用の防汚洗浄剤である、請求項3又は4に記載の防汚剤。
  6. 芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含む防汚剤を、水洗により洗浄される硬質表面にコーティングすることを特徴とする、防汚方法。
  7. 芳香族スルホン酸系ホルマリン縮合物を含む防汚剤を硬質表面にコーティングした後に、前記硬質表面に付着した汚垢を、洗浄水で水洗することを特徴とする、洗浄方法。
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