JP2007097952A - 弾球遊技機の打出制御装置および打出制御方法 - Google Patents

弾球遊技機の打出制御装置および打出制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 弾球遊技機の操作ハンドルから手を放した状態において遊技者が意図した数の遊技球を遊技領域に打出することができる弾球遊技機の打出制御装置および打出制御方法を提供する。
【解決手段】
本発明による打出制御装置は、弾球遊技機における遊技球の打出制御装置であって、入力部を介して設定された遊技球打出パラメータを保持する保持手段と、該遊技球の打出力を調整する打出調整部のロック状況下における手放しを検知した場合に制限手放しモードと判定しこれを設定する手段と、該制限手放しモードが設定された状態において該設定された遊技球打出パラメータを取り込む手段と、該制限手放しモードにある限り、取り込まれた該遊技球打出パラメータに応じて該遊技球の打出指令を供給する手段と、を含む。該遊技球打出パラメータは遊技球数または遊技時間としても良い。
【選択図】 図5

Description

本発明は、弾球遊技機の打出制御装置および打出制御方法に関し、特に操作ハンドルから手を放した状態において遊技者が意図した数の遊技球を遊技領域に打出することができる弾球遊技機の打出制御装置および打出制御方法に関する。
弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)はその前面側に遊技盤を備えており、遊技盤は弾球(以下、遊技球とも称する)の通路となる入賞口、釘、風車、および遊技図柄を表示する図柄可変表示装置等の遊技部品が備えられている遊技領域を有している。遊技盤の右下方には、弾球を遊技盤上へ送り出す操作を制御するための操作ハンドルが設けられている。操作ハンドルは弾球遊技機の操作者(以下、遊技者とも称する)が握りやすいように突設して設けられている。操作ハンドルには所定の角度範囲内で回動する打出調整部が設けられており、該打出調整部はバネ等により反時計回り方向への付勢力が付与された状態で基準位置に配置されている。
打出調整部は弾球の発射装置を駆動せしめる操作スイッチとなっており、打出調整部を基準位置から時計回り方向に回動せしめることによって発射装置が作動するようになっている。また、打出調整部は遊技球が遊技領域に打ち出されない基準位置から所定の角度範囲で回動するようになっており、遊技者が基準位置から打出調整部を回動させると、遊技球は基準位置から回動された該打出調整部の位置に応じた強さで遊技領域に打ち出される。
弾球の発射装置は、打出調整部の捻り操作に応じて弾球を叩き打つ打球杵を駆動する球発射機構を含んでいる。かかる打球杵の駆動は電動モータ等によって行われており、打出調整部の捻り操作量に応じて打力が調整されるようになっている。すなわち、遊技者が打出調整部を時計回り方向へ捻り操作することで、球発射機構が駆動して、打出調整部の捻り操作量に応じた打力で弾球が叩打される。叩き打たれた弾球は、発射装置に連通している案内レールを通って遊技盤の上部に送り込まれるようになっている。
遊技盤上に送り込まれた弾球は、釘等の遊技部品と衝突および反発を繰り返しつつ転動して落下する。かかる落下の途中で遊技球が入賞口を通過すると、所定数の弾球が遊技者に賞球として払い出されるようになっている。また、図柄可変表示装置が備えられている弾球遊技機は、遊技球が入賞口を通過することを契機として抽選を行い、その抽選結果に応じた遊技図柄が図柄可変表示装置に表示されることとなっている。
操作ハンドルの打出調整部はバネによって基準位置に戻るように付勢されていることから、基準位置から回動された打出調整部から一旦手を離してしまうと該打出調整部は基準位置に戻り、遊技球が打ち出されなくなってしまう。このため遊技者が意図する打ち出しの強さを維持しようとする場合は、基準位置からの位置が変わらないように付勢に抗して打出調整部を保持しなければならない。特に長時間、意図する打ち出しの強さを維持しようとすると、遊技者は、バネの付勢力に抗して打出調整部を静止させていなければならず、これに伴う疲労により手元が狂って、遊技しにくいことがあった。
そこで、打出調整部を任意の位置で固定するための固定手段を操作ハンドルに取り付ける技術が提案されている(特許文献1および2参照)。
特開2005‐125003号公報 特開2005‐160961号公報
上記した技術によれば、遊技者は所望の位置に打出調整部を固定することができる故、遊技者の手にかかる負担を軽減することができる。
ところが、打出調整部を固定した後、操作ハンドルの操作を全く行わなくても、弾球遊技機は遊技領域に向けて遊技球を打出し続けることから、遊技者は弾球遊技機に対する操作感を喪失してしまい、結果的に、弾球遊技機に対する魅力が低下するおそれがあった。
本発明は、上述した問題点が一例として挙げられる課題を解決するためになされたものであり、遊技者に対する身体的な負担を軽減しつつ弾球遊技機の操作感を失わせない弾球遊技機の制御装置および制御方法を提供することを目的としている。
本発明による打出制御装置は、弾球遊技機における遊技球の打出制御装置であって、入力部を介して設定された遊技球打出パラメータを保持する保持手段と、該遊技球の打出力を調整する打出調整部のロック状況下における手放しを検知した場合に制限手放しモードと判定しこれを設定する手段と、該制限手放しモードが設定された状態において該設定された遊技球打出パラメータを取り込む手段と、該制限手放しモードにある限り、取り込まれた該遊技球打出パラメータに応じて該遊技球の打出指令を供給する手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明による打出制御方法は、弾球遊技機における遊技球の打出制御方法であって、入力部を介して設定された遊技球打出パラメータを保持する第1ステップと、該遊技球の打出力を調整する打出調整部のロック状況下における手放しを検知した場合に制限手放しモードと判定しこれを設定する第2ステップと、該制限手放しモードが設定された状態において該設定された遊技球打出パラメータを取り込む第3ステップと、該制限手放しモードにある限り、取り込まれた該遊技球打出パラメータに応じて該遊技球の打出指令を供給する第4ステップと、を含むことを特徴とする。
以下、本発明による弾球遊技機における遊技球の打出制御装置および打出制御方法について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、弾球遊技機の1例としてパチンコ機を用いて説明する。
図1に示す如く、パチンコ機1は、本体基部となる本体枠2と、本体枠2の内部に配設された遊技盤3と、遊技盤3の前面に設けられていて本体枠2に対して開閉自在になっている前面枠4と、を有する。遊技盤3の遊技球が打ち出される遊技領域3aの略中央には、所定の入賞ロを遊技球が通過するなどの所定入賞条件に基づいて様々な図柄を変動表示することができる図柄可変表示装置(図示せず)が配置されている。また、図柄可変表示装置の周囲には、釘、風車、始動入賞口、通常入賞口、アタッカ、アウト口等(いずれも図示せず)が設けられている。なお各入賞口(図示せず)内には、遊技球が各入賞口を通過したことを検知する入賞球検知センサ(図示せず)が設けられている。
前面枠4の下方には下扉枠5が設けられている。下扉枠5には、遊技球供給用の供給皿5aと、遊技球の発射の制御および発射強度を制御するための操作ハンドル6と、が設けられている。操作ハンドル6は、パチンコ機1の右側部に配置されておりかつ遊技者が握りやすいように突設している。操作ハンドル6には、所定の角度範囲内で回動自在な打出調整部7が設けられている。打出調整部7は弾球の発射装置(図示せず)を駆動せしめる操作スイッチとなっており、打出調整部7を基準位置から時計回り方向に回動せしめることによって遊技球の該発射装置が作動するようになっている。打出調整部7は、バネ等により反時計回り方向への付勢力が付与された状態で基準位置に配置されている。ここで基準位置とは非変移状態の位置をいい、かかる位置に打出調整部7が配置されている場合に、遊技球は遊技領域に打ち出されないようになっている。
打出調整部7には、調整用ギア(図示せず)および打出強さ調整用ボリューム(図示せず)が取り付けられている。該調整用ギアは打出調整部7の回動運動を該打出強さ調整用ボリュームに伝達する伝達手段となっており、打出調整部7が回動することによって該打出強さ調整用ボリュームの軸(図示せず)が連動するようになっている。該打出強さ調整用ボリュームは、パチンコ機1の主制御装置(図示せず)を介して発射装置(図示せず)に電気的に接続されており、打出調整部7の回動量に応じた回動量信号を該主制御装置に供給するようになっている。該主制御装置は、打出調整部7の回動量に対応した駆動信号を該発射装置に供給する。従って、遊技者が基準位置から打出調整部7を回動させると、遊技球は基準位置から回動された打出調整部7の位置に応じた強さで遊技盤3の遊技領域3aの上方に打ち出される。打ち出された遊技球は遊技領域3aの上方から流下する途中で入賞口(図示せず)を通過するか、あるいはアウト口(図示せず)から回収されるようになっている。
打出調整部7の表面上には人体が触れることにより、出力される接触信号が変化する接触検知センサ(いわゆるタッチセンサ)が備えられている。該接触検知センサから出力される接触信号はパチンコ機1の主制御装置(図示せず)の接触検知処理部(図示せず)に入力される。該接触検知処理部は該接触信号を基にして遊技者の手が打出調整部7に接触しているか否かを判断している。なお、接触検知センサ及び接触検知処理部は電気容量の変化から接触しているか否かを検知する方法を用いて説明したが、遊技者の手の接触の検知方法はこれに限らず、他の方式、例えば外部から加えられる圧力の変化から接触を検知する抵抗膜方式で遊技者の手の接触を検知してもよい。この場合には打出調整部7の表面に抵抗膜を形成し、接触検知処理部はこの抵抗膜からの信号をもとに接触を検知する。
操作ハンドル6には打出調整部7を基準位置から回動せしめた位置で固定する固定手段が設けられている。該固定手段は、打出調整部7のロックおよび解除を操作する固定スイッチ8と、打出調整部7に設けられていて該固定スイッチに係合し得る係合部(図示せず)と、を備えている。例えば、該係合部は鋸歯状部であり、固定スイッチ8は該鋸歯状部に係合する噛合部を備えている。固定スイッチ8を操作する(たとえば押し込む)ことによって、該鋸歯状部に該噛合部が係合して、打出調整部7を基準位置から回動せしめた任意の位置に固定することができるようになっている。
操作ハンドル6の近傍には、遊技者が遊技球打出パラメータを入力する入力部9と遊技球打出パラメータを表示する表示部10とが設けられている。ここで遊技球打出パラメータとは、遊技領域3aに向けて打出されるべき遊技球の数に対応している変数をいい、遊技時間若しくは遊技球数となっている。入力部9は、上下キー9aおよび設定キー9bからなっている。上下キー9aは上矢印キーおよび下矢印キーからなり、遊技者が上矢印キーを押すことによって設定すべき遊技球打出パラメータが増加し、下矢印キーを押すことによって設定すべき遊技球打出パラメータが減少するようになっている。設定すべき遊技球打出パラメータは、表示部10に点滅表示され得る。遊技者が設定キー9bの操作を介して設定すべき遊技球打出パラメータをパチンコ機1の主制御装置(図示せず)に供給し、遊技球打出パラメータが設定される。該主制御装置は、RAM(図示せず)等の記憶手段によって設定された遊技球打出パラメータを保持する。なお、該設定された遊技球打出パラメータは、表示部10に点灯表示され得る。
なお、入力部9において、設定すべき遊技球打出パラメータの値を入力する手段は、数字キー(図示せず)又は円筒状若しくは円盤状のダイヤル式キー(図示せず)であっても良い。また、入力部9は、遊技球打出パラメータの値を訂正するための訂正キー(図示せず)、当該パラメータ値をリセットするリセットキー(図示せず)を更に有することとしても良い。また、入力部9には、遊技球打出パラメータのうち遊技球数又は遊技時間の何れかの入力を選択する選択スイッチが設けられていることとしても良い。
入力部9は操作ハンドル6の近傍に設けられている場合に限定されず、例えばパチンコ機1の左側部に設けることとしても良い。左側部に設けることによって、右手による打出調整部7の捻り操作と左手による遊技球打出パラメータの入力操作を同時に行い易くすることができる。
図2に示す如く、パチンコ機1の背面側には、本体枠2の内部に設けられた支持部材を介して、発射装置11、球払出装置12等がそれぞれ組み付けられている。また、スピーカー(図示せず)などの音声発生装置(図示せず)、図柄可変表示装置(図示せず)、発射装置11等の各種装置を作動させるための主制御を行う主制御装置13の他に、副制御装置14が組み付けられている。これら制御装置及び装置は、図示しないケーブル等を介して電気的に接続されている。
パチンコ機1の作動は基本的に主制御装置13及び副制御装置14によって管制される。
次に、パチンコ機1の制御装置の一例について、図3に示す如き主制御装置13及び副制御装置14を用いて説明する。図3に示す如く、主制御装置13は、メインCPU(central processing unit)15及びメインROM(read only memory)16およびメインRAM(random access memory)17を含んでいる。メインCPU15は、入賞球検知センサ18から入力される入力信号に応じて、メインROM16に記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機1の遊技状態を制御する命令を生成すると共に、副制御装置14に命令情報を送信して所定の遊技状態となるように実行させる。メインROM16には、遊技制御プログラムおよび乱数生成処理プログラムおよび乱数テーブルなどが所定の領域に格納されており、これらはメインCPU15によって読み出され、演算処理されるように適宜用いられる。メインRAM17は、ワーキングエリアとなっており、遊技において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
この他に、主制御装置13には、回動量演算部19、発射モード判定部20、接触検知処理部21、ロック判定部22、パラメータ取込部23および制限手放しモード解除部(解除手段)24が設けられている。
回動量演算部19は、打出強さ調整用ボリューム25からの回動量信号を受信して、該回動量信号に基づき、対応した電圧信号を発射モード判定部20に供給する。接触検知処理部21は、接触検知センサ26からの接触信号を受信して、この接触信号に基づき、発射モード判定部20に発射許可信号を送る。ロック判定部22は、打出調整部7を固定する固定手段における固定センサ27からの固定信号を受信して、該固定信号に基づいて、ロック信号を発射モード判定部20および制限手放しモード解除部24に供給する。
発射モード判定部20は、回動量演算部19からの電圧信号と、接触検知処理部21からの発射許可信号と、ロック判定部22からのロック信号と、を基に、遊技球の発射モードを判定する。電圧信号と発射許可信号とを受信している場合、発射モード判定部20は、一般発射モードと判断して、メインCPU15に駆動信号を供給する。メインCPU15は、送られてきた駆動信号に基づき、発射装置11を駆動して、打出調整部7の回動量に応じた打ち出し強さでパチンコ球を遊技領域3a上に打ち出す動作制御を行う。
発射モード判定部20が電圧信号を受信しない場合、又は電圧信号を受信しかつ発射許可信号およびロック信号を受信しない場合、発射モード判定部20は非発射モードと判断する。非発射モードにおいて、発射モード判定部20はメインCPU15には駆動信号を供給せず、遊技領域3aに向けて遊技球は発射されない。
電圧信号とロック信号とを受信しかつ発射許可信号が受信されない場合、発射モード判定部20は、制限手放しモードと判断して、パラメータ取込部23に取込み許可信号を供給する。パラメータ取込部23は、入力部9からの入力信号を受信してこれに応じて遊技球打出パラメータの値を設定、変更および保持を行っており、取込み許可信号に基づいて、設定された遊技球打出パラメータを発射モード判定部20に送出する。従って、発射モード判定部20は遊技球打出パラメータを取り込む手段となっている。発射モード判定部20は、制限手放しモードの状況下において、遊技球打出パラメータに応じて、遊技球の打出指令となる駆動信号をメインCPU15に供給する。メインCPU15は、送られてきた駆動信号に基づき、発射装置11を駆動して、打出調整部7の回動量に応じた打ち出し強さで遊技球を遊技領域3a上に打ち出す動作制御を行う。すなわち、発射モード判定部20は制限手放しモードにある限り、取り込まれた遊技球打出パラメータに応じて打出指令を供給する手段としての機能も備えている。
なお、発射モード判定部20は、メインCPU15から駆動指令が入力されるようになっており、該駆動指令を受けて上記した発射モードの判定を行う。
主制御装置13には手放し制限モードを解除する解除手段となっている制限手放しモード解除部24が設けられており、制限手放しモード解除部24には解除ボタン28が接続されている。解除ボタン28は、パチンコ機1の操作ハンドル6の近傍など外部から操作しやすい位置に設けられている(図1参照)。解除ボタン28が入力された場合、制限手放しモード解除部24は当該入力を解除指令と判断して、該解除指令を基に発射モード判定部20へ解除信号を供給する。
また、制限手放しモード解除部24はロック判定部22からロック信号を受信できるように接続されている。打出調整部7のロックが解除された場合、制限手放しモード解除部24は、ロック判定部22からロック信号が供給されなくなったことを基にして解除指令と判断し、発射モード判定部20へ解除信号を供給する。
さらに、制限手放しモード解除部24は、遊技領域3aに打出されるべき遊技球を検知する球通過センサ29に接続されている。球通過センサ29は、供給皿5aから遊技領域3aに至る経路の途中に設けられており、例えば供給皿5aから発射装置11へ至る経路の途中、若しくは案内レールの途中に設けられている。球通過センサ29が所定の期間に亘って遊技球の通過を検知しない場合、球通過センサ29は非検知信号を制限手放しモード解除部24に供給する。制限手放しモード解除部24は、非検知信号を解除指令と判断し、発射モード判定部20へ解除信号を供給する。
解除信号を受信した発射モード判定部20が制限手放しモードにある場合、発射モード判定部20は制限手放しモードを解除する。制限手放しモードが解除されたときに、発射モード判定部20は、一般発射モード又は非発射モードの何れかを判断する。
以上のように、主制御装置13は、発射モード判定部20を中心として遊技球の打出を制御する打出制御装置を構成している。
なお、パラメータ取込部23は入力部9から入力された遊技球打出パラメータの値をメインCPU15に送出し、メインCPU15は当該入力値を表示部10に送出して表示させるようになっている。パラメータ取込部23は、入力部9の上下キー9aが入力されてから設定キー9bが入力されるまでの未設定の遊技球打出パラメータの値を未設定値信号としてメインCPU15に送出する。メインCPU15は、該未設定値信号を基にして、表示部10に当該未設定パラメータを点滅表示させる点滅表示信号を送出する。
設定キー9bの入力があった場合、パラメータ取込部23は、設定キー9bが入力された時点の遊技球打出パラメータの値を設定値として保持し、当該設定値を設定値信号としてメインCPU15に送出する。メインCPU15は、該設定値信号を基にして、表示部10に当該設定値を点灯表示させる点灯表示信号を送出する。
発射モード判定部20が制限手放しモードと判断した場合、発射モード判定部20は、パラメータ取込部23に保持された遊技球打出パラメータの値を取り込むと共に、制限手放しモードの進行に応じて、表示部10に当該設定パラメータ値を減数して表示(いわゆるカウントダウン表示)をさせる。すなわち、発射モード判定部20は、制限手放しモードと判定してから当該モードの進行状況に応じて当該設定パラメータ値を順次減数させ、この減数値に対応する減数表示信号をメインCPU15へ送出する。メインCPU15は、表示部10に向けて該点灯表示信号に替えて該減数表示信号を送出して、該減数表示信号に対応するパラメータ値を表示させる。
副制御装置14は、サブCPU30及びサブROM31及びサブRAM32から構成されている。サブCPU30は、サブROM31に格納された副制御装置用制御プログラムを適宜読み出し、主制御装置13から命令情報として入力される制御信号に応じて、副制御用制御プログラムに従って副制御装置14と、図柄可変表示装置33及び音声発生装置34及びランプ35との間で制御信号の入出力を行い、所定の遊技状態となるようにするための駆動制御を行う。サブRAM32はワーキングエリアとなっており、図柄可変表示装置33及び音声発生装置34及びランプ35の制御において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。なお、サブCPU30により駆動を制御する装置は、図柄可変表示装置33、音声発生装置34及びランプ35に限られず、遊技領域3aに設けた可動式の入賞装置なども含まれることとする。
メインCPU15は、入賞球検知センサ18からの信号が入力されると、メインROM16に記憶されている遊技制御プログラムに基づいて、球払出装置12を駆動して所定個数の賞球を供給皿5a上に払い出す。なお、賞球の個数は、遊技球が入った各入賞口の種類に応じて適宜設定して良い。
次に、上記の如き構成のパチンコ機1の制御方法について説明する。なお、遊技球打出パラメータが遊技球数である場合における発射モード判定部20の動作の一例についてフローチャートを用いて説明する。また、入力部9を介して主制御装置13のパラメータ取込部23に遊技球打出パラメータを保持せしめるステップは、発射モード判定部20の動作とは別のルーチンで行われている。従って、設定された遊技球打出パラメータを保持するステップは、以下に説明する発射モード判定ルーチンの前後に行われる。
発射モード判定部20は、メインCPU15からの駆動指令を受けて、図4に示す如き発射モードの判定ルーチンを行う。まず発射モード判定部20は、回動量演算部19からの電圧信号の入力の有無を判定する(ステップS1)。電圧信号の入力が無い場合、発射モード判定部20は非発射モードと判定して、発射モードの判定ルーチンを終了させる。
回動量演算部19から電圧信号が入力されている場合、次に接触検知処理部21からの発射許可信号の入力の有無を判定する(ステップS2)。発射許可信号の入力がある場合、発射モード判定部20は一般発射モードと判断して、メインCPU15に駆動信号を送出する(ステップS3)。駆動信号を送出した後は、発射モードの判定ルーチンが終了する。
発射許可信号の入力が無かった場合、ロック判定部22からのロック信号の入力の有無を判断するステップ(ステップS4)に移行する。このステップS4において、ロック信号の入力が無かった場合は、発射モードの判定ルーチンが終了する。
ステップS4にて、ロック信号が入力されている場合、発射モード判定部20は、制限手放しモードと判定しこれを設定して、制限手放しモードルーチンを実行する。
図5に示す如く、制限手放しモードルーチンにおいて、まず発射モード判定部20は、パラメータ取込部23に遊技球打出パラメータ、すなわち遊技球数が設定されているか否か判断する(ステップS11)。ここで遊技球数が設定されていない場合、発射モード判定部20は、制限手放しモードルーチンを終了させ、さらに発射モードの判定ルーチンを終了させる(図4参照)。
ステップS11において遊技球数の設定がある場合、発射モード判定部20は、当該設定値(遊技球打出パラメータ)を取り込んで、打出パラメータNを設定する(ステップS12)。さらに、発射モード判定部20は、遊技球の打出指令となる駆動信号をメインCPU15に供給(ステップS13)して、遊技球を発射させる。
ステップS13の後、発射モード判定部20は打出パラメータNを1つ減じた値(N−1)を打出パラメータNに代入してセットし(ステップS14)、さらにかかるセット後の打出パラメータNが0を超えるか否かを判定する(ステップS15)。
ステップS15において、打出パラメータNが0よりも大であると判断された場合、発射モード判定部20は、制限手放しモード解除部24からの解除信号の入力の有無を判定する(ステップS16)。
解除信号が入力されていない場合、発射モード判定部20は接触検知処理部21からの発射許可信号の入力の有無を判定する(ステップS17)。発射許可信号の入力が無い場合、ステップS13に戻り、発射モード判定部20は制限手放しモードを続行する。すなわち、発射モード判定部20は、制限手放しモードにある限り、取り込まれた遊技球数に応じて遊技球の打出指令を供給する。
なお、ステップS15において打出パラメータNが0以下である場合、又はステップS16において制限手放しモードの解除指令となる解除信号の入力があった場合、又はステップS17において発射許可信号の入力があった場合、発射モード判定部20は制限手放しモードルーチンを終了させ、さらに発射モードの判定ルーチンを終了させる(図4参照)。
上記の如き動作により、遊技者が意図した回動位置に打出調整部7を固定し、さらに打出調整部7から手を離した状態であっても、所望の数の遊技球を遊技領域に打出することができる。
なお、遊技球打出パラメータは遊技球数である場合に限定されず、遊技時間であっても良い。次に、遊技球打出パラメータが遊技時間である場合における発射モード判定部20の動作の一例についてフローチャートを用いて説明する。なお、上述した実施例と同様に、入力部9を介して主制御装置13のパラメータ取込部23に遊技球打出パラメータを保持せしめるステップは、発射モード判定部20の動作とは別のルーチンで行われている。従って、設定された遊技球打出パラメータを保持するステップは、以下に説明する発射モード判定ルーチンの前後に行われ得る。
遊技球打出パラメータが遊技時間である場合において、発射モード判定部20は、上述した発射モードの判定ルーチン(図4)と同様の動作を行う。当該判定ルーチンにおいて、制限手放しモードと判定された場合(ステップS5)、図6に示す如く、まず発射モード判定部20は、パラメータ取込部23に遊技球打出パラメータ、すなわち遊技時間が設定されているか否か判断する(ステップS21)。ここで遊技時間が設定されていない場合、発射モード判定部20は、制限手放しモードルーチンを終了させ、さらに発射モードの判定ルーチンを終了させる(図4参照)。
遊技時間の設定がある場合、発射モード判定部20は、当該設定値(遊技球打出パラメータ)を取り込んで、打出パラメータNを設定する(ステップS22)。ステップS22の後、発射モード判定部20はタイマー(図示せず)をスタートさせてから(ステップS23)、メインCPU15に駆動信号を供給(ステップS24)して、遊技球を発射させる。
ステップS24の後、発射モード判定部20は打出パラメータNとタイマー動作開始後の経過時間Tとを比較判定する(ステップS25)。
ステップS25において、経過時間Tが打出パラメータNよりも小である場合、発射モード判定部20は、制限手放しモード解除部24からの解除信号の入力の有無を判定する(ステップS26)。
ステップS26において、解除信号が入力されていない場合、発射モード判定部20は接触検知処理部21からの発射許可信号の入力の有無を判定する(ステップS27)。発射許可信号の入力が無い場合、ステップS24に戻り、発射モード判定部20は制限手放しモードを続行する。すなわち、発射モード判定部20は、制限手放しモードにある限り、取り込まれた遊技時間に応じて遊技球の打出指令を供給する。
なお、ステップS25において経過時間Tが打出パラメータN以上である場合、又はステップS26において制限手放しモードの解除指令となる解除信号の入力があった場合、又はステップS27において発射許可信号の入力があった場合、発射モード判定部20は制限手放しモードルーチンを終了させ、さらに発射モードの判定ルーチンを終了させる(図4参照)。
上記の如き動作により、遊技球打出パラメータを遊技時間としても、遊技者が意図した回動位置に打出調整部7を固定し、さらに打出調整部7から手を離した状態において、所望の数の遊技球を遊技領域3aに打出することができる。
上記の如く、遊技者が所望の回動位置に打力調整部を固定した後に打力調整部から手を放した場合、弾球遊技機は遊技者が意図した数の遊技球を打出する。すなわち、遊技者は、意図した数を打ち出すように弾球遊技機を間接的に操作することとなり、結果的に、遊技者に弾球遊技機を操作している操作感を与えることができる。
また、弾球遊技機は遊技者の意図した遊技球数又は遊技時間で自動的に打出を停止する故、遊技者の意に反して遊技球を打出したり時間を消費させたりすることが無くなる。その結果、遊技者は遊技を安心してかつ集中して楽しむことができるようになる。
さらに、遊技者が操作中の弾球遊技機に対して見切りを付けたい場合や遊技終了後に予定がある場合など遊技を中断する際の目安を能動的に設定することができる故、弾球遊技機に対する遊技者の操作性を高めることができる。
さらにまた、弾球遊技機が遊技者の意図する範囲を超えて遊技を必要以上に続行させないことから、消費電力を削減することができる。
本発明による弾球遊技機の概略正面図である。 本発明による弾球遊技機の裏面側の概略斜視図である。 本発明による弾球遊技機の制御装置の概略ブロック図である。 本発明による弾球遊技機における発射モード判定部の動作を示す フローチャートである。 本発明による弾球遊技機における発射モード判定部の動作を示す フローチャートである。 本発明による弾球遊技機における発射モード判定部の動作を示す フローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機
2 本体枠
3 遊技盤
3a 遊技領域
4 前面枠
5 下扉枠
5a 供給皿
6 操作ハンドル
7 打出調整部
8 固定スイッチ
9 入力部
9a 上下キー
9b 設定キー
10 表示部
11 発射装置
12 球払出装置
13 主制御装置(打出制御装置)
14 副制御装置
15 メインCPU
16 メインROM
17 メインRAM
18 入賞球検知センサ
19 回動量演算部
20 発射モード判定部
21 接触検知処理部
22 ロック判定部
23 パラメータ取込部
24 制限手放しモード解除部(解除手段)
25 打出強さ調整用ボリューム
26 接触検知センサ
27 固定センサ
28 解除ボタン
29 球通過センサ
30 サブCPU
31 サブROM
32 サブRAM
33 図柄可変表示装置
34 音声発生装置
35 ランプ

Claims (14)

  1. 弾球遊技機における遊技球の打出制御装置であって、
    入力部を介して設定された遊技球打出パラメータを保持する保持手段と、
    前記遊技球の打出力を調整する打出調整部のロック状況下における手放しを検知した場合に制限手放しモードと判定しこれを設定する手段と、
    前記制限手放しモードが設定された状態において該設定された遊技球打出パラメータを取り込む手段と、
    前記制限手放しモードにある限り、取り込まれた前記遊技球打出パラメータに応じて前記遊技球の打出指令を供給する手段と、を含むことを特徴とする打出制御装置。
  2. 解除指令を待って前記手放し制限モードを解除する解除手段を含むことを特徴とする請求項1記載の打出制御装置。
  3. 前記解除手段は解除ボタン入力を前記解除指令と判断することを特徴とする請求項2記載の打出制御装置。
  4. 前記解除手段は前記打出調整部のロックの解除を前記解除指令と判断することを特徴とする請求項2記載の打出制御装置。
  5. 前記解除手段は前記弾球遊技機の遊技領域に打出されるべき遊技球の非検知を前記解除指令と判断することを特徴とする請求項2記載の打出制御装置。
  6. 前記遊技球打出パラメータは遊技球数であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1に記載の打出制御装置。
  7. 前記遊技球打出パラメータは遊技時間であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1に記載の打出制御装置。
  8. 弾球遊技機における遊技球の打出制御方法であって、
    入力部を介して設定された遊技球打出パラメータを保持する第1ステップと、
    前記遊技球の打出力を調整する打出調整部のロック状況下における手放しを検知した場合に制限手放しモードと判定しこれを設定する第2ステップと、
    前記制限手放しモードが設定された状態において該設定された遊技球打出パラメータを取り込む第3ステップと、
    前記制限手放しモードにある限り、取り込まれた前記遊技球打出パラメータに応じて前記遊技球の打出指令を供給する第4ステップと、を含むことを特徴とする打出制御方法。
  9. 解除指令を待って前記手放し制限モードを解除する第5ステップを含むことを特徴とする請求項8記載の打出制御方法。
  10. 前記第5ステップは解除ボタン入力を前記解除指令と判断するステップを含むことを特徴とする請求項9記載の打出制御方法。
  11. 前記第5ステップは前記打出調整部のロックの解除を前記解除指令と判断するステップを含むことを特徴とする請求項9記載の打出制御方法。
  12. 前記第5ステップは前記弾球遊技機の遊技領域に打出されるべき遊技球の非検知を前記解除指令と判断するステップを含むことを特徴とする請求項9記載の打出制御方法。
  13. 前記遊技球打出パラメータは遊技球数であることを特徴とする請求項8乃至12の何れか1に記載の打出制御方法。
  14. 前記遊技球打出パラメータは遊技時間であることを特徴とする請求項8乃至12の何れか1に記載の打出制御方法。
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