JP2006051287A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発射ハンドルを捻って保持する操作が難しい遊技者であっても、手元での簡単な操作により遊技球の発射及び発射強度の調整ができ、遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】 遊技盤7と、回動操作可能に構成された発射ハンドルHと、発射ハンドルHの回動角度位置に応じた発射強度で遊技盤7に遊技球を発射する発射機構部21とを備えるパチンコ機PMにおいて、電動により発射ハンドルHに回転補助力を付与する駆動補助モータ60と、駆動補助モータ60の駆動制御を行う駆動補助モータ制御手段143と、遊技者により入力操作が可能なリモートコントロール装置70とを備え、リモートコントロール装置70は遊技者が該装置に接触していることを検知する第1タッチ検出器71を有し、駆動補助モータ制御手段143は、第1タッチ検出器71による接触検知を条件として、リモートコントロール装置70の入力操作に応じた回動角度位置に、発射ハンドルHが位置するように、駆動補助モータ60の駆動制御をするように構成される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、弾球遊技機に関し、特に、遊技者により入力操作が可能なリモートコントロール装置を備え、発射ハンドルの操作及びリモートコントロール装置の操作のどちらからでも、遊技球の発射及び発射強度の調整ができる弾球遊技機に関する。
パチンコ機に代表される弾球遊技機の電動式発射装置には、従来から遊技球の発射強度を調整するための発射ハンドルが設けられている。発射ハンドルの構成は電動式発射装置における駆動源の種類によって多少の形態の違いはあるが、駆動源にロータリーソレノイドを採用した場合を例示すれば、発射強度調整用の可変抵抗器、発射装置をオン・オフするスイッチ、遊技者の操作有無を検出するタッチ検出器等が設けられており、発射ハンドルの基体となるハンドルベースとこのハンドルベースの前端に設けられたキャップ体との間に回動可能に挟持された回動レバー(「グリップ」ともいう)を回動操作することにより、その回動角度位置に応じた発射強度で遊技球が遊技盤に向けて発射されるように構成される。回動レバーは、例えば捻りバネ等の付勢手段によって非発射状態となる基準角度位置方向に常時付勢されており、遊技終了等で遊技者が手を離したときに回動レバーが自動的に基準角度位置に戻るようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−346069号公報
しかしながら、このような従来の弾球遊技機における発射ハンドルでは、遊技盤面の左、中央、右など所望領域(例えば、大当たり遊技時は大入賞口が設置されている遊技盤の右方領域)を狙って一定の発射強度で連続的に遊技球を発射させようとする場合、遊技者は付勢手段の付勢力に抗して発射ハンドルを一定の角度位置に捻って保持する必要があり、このような保持操作は長時間遊技を行う遊技者にとって苦痛を伴うものであった。
このため、手首の筋力が弱い遊技者は、仮に発射ハンドルを握ることができても、その後捻って保持するという操作が困難であり、遊技を行う上で負担が大きかった。また、手首を捻る運動が困難な遊技者は、発射ハンドルの操作ができないため、遊技を行うことが難しかった。
本発明はこのような問題に鑑みたもので、発射ハンドルを捻って保持する操作が難しい遊技者であっても、手元での簡単な操作により遊技球の発射及び発射強度の調整ができ、遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明は、遊技盤と、回動操作可能に構成された発射ハンドルと、前記発射ハンドルの回動角度位置に応じた発射強度で前記遊技盤に遊技球を発射する発射機構部とを備える弾球遊技機において、電動により前記発射ハンドルに回転補助力を付与するハンドル駆動機構と、前記ハンドル駆動機構の駆動制御を行う駆動制御手段(例えば、本実施形態における駆動補助モータ制御手段143)と、遊技者により入力操作が可能なリモートコントロール手段(例えば、本実施形態におけるリモートコントロール装置70)とを備え、前記リモートコントロール手段は、遊技者が該リモートコントロール手段に接触していることを検知する第1タッチ検出器を有し、前記駆動制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記リモートコントロール手段の入力操作に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構の駆動制御をするように構成される。
なお、前記リモートコントロール手段は、遊技者の押圧操作により遊技球の発射強度を調整することが可能である押圧操作部を備え、前記駆動制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記押圧操作部の押圧操作に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構の駆動制御をするように構成されることが望ましい。
また、前記リモートコントロール手段は、無線または有線により、前記駆動制御手段に操作信号を伝送するように構成されることが望ましい。
また、遊技状態を判定する遊技状態判定手段を備え、前記発射ハンドルは、遊技者が該発射ハンドルに接触していることを検知する第2タッチ検出器を有し、前記駆動制御手段は、前記第2タッチ検出器による接触検知を条件として、前記遊技状態判定手段による判定結果に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構を駆動制御するように構成されることが望ましい。
また、本発明は、遊技盤と、回動操作可能に構成された発射ハンドルと、前記遊技盤に遊技球を発射する発射機構部と、前記発射ハンドルの回動角度位置に応じた発射強度で前記遊技球を発射させるように前記発射機構部の作動制御を行う発射制御手段とを備える弾球遊技機において、遊技者により入力操作が可能なリモートコントロール手段とを備え、前記リモートコントロール手段は、遊技者が該リモートコントロール手段に接触していることを検知する第1タッチ検出器を有し、前記発射制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記リモートコントロール手段の入力操作に応じた発射強度で遊技球が発射されるように、前記発射機構部の作動制御をするように構成される。
なお、前記リモートコントロール手段は、遊技者の押圧操作により遊技球の発射強度を調整することが可能である押圧操作部を有し、前記発射制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記押圧操作部の押圧操作に応じた発射強度で遊技球が発射されるように、前記発射機構部の作動制御をするように構成されることが望ましい。
また、前記リモートコントロール手段は、無線または有線により、前記発射制御手段に操作信号を伝送するように構成されることが望ましい。
また、前記リモートコントロール手段は、前記遊技機に対して着脱可能に設けられていることが望ましい。
また、前記リモートコントロール手段は、遊技球を貸し出すための操作を行う球貸出操作部と、貸し出し可能である遊技球の個数を記憶する個数記憶部とを備え、前記遊技機は、前記球貸出操作部の操作に応じて、前記個数記憶部に記憶された個数分を上限とした所定数の遊技球の貸し出しを行うように構成されることが望ましい。
このような構成により、本発明は、発射ハンドルに触ったり、リモートコントローラ手段に設けられたボタンを押したりといった手元での簡単な操作により、駆動制御手段によりハンドル駆動機構が駆動制御されて、遊技球の発射及び発射強度の調整ができるため、発射ハンドルを捻って保持する操作が難しい遊技者であっても、遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
なお、前記リモートコントロール手段は、遊技者の押圧操作により遊技球の発射強度を調整することが可能である押圧操作部を備え、前記駆動制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記押圧操作部の押圧操作に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構の駆動制御をするように構成されることが望ましい。このような構成により、ボタンを押圧するという手元の簡単な操作だけで、遊技球の発射及び発射強度の調整ができ、発射ハンドルHを捻って保持する操作が難しい方も、遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
また、前記リモートコントロール手段は、無線または有線により、前記駆動制御手段に操作信号を伝送するように構成されることが望ましい。このような構成により、身体を起こしてパチンコ機PMの発射ハンドルHに近づくのが困難な方でも、遊技機本体とは別に構成されているリモートコントローラ手段を用いることにより、手元で遊技球の発射及びその発射強度を調整するための操作が可能となって、パチンコ遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
また、遊技状態を判定する遊技状態判定手段を備え、前記発射ハンドルは、遊技者が該発射ハンドルに接触していることを検知する第2タッチ検出器を有し、前記駆動制御手段は、前記第2タッチ検出器による接触検知を条件として、前記遊技状態判定手段による判定結果に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構を駆動制御するように構成されることが望ましい。このような構成により、発射ハンドルHに触る(第2タッチ検出器の部分に触る)という手元の簡単な操作で、遊技球の発射及びその発射強度を調整ができるため、発射ハンドルHを捻って保持する操作が難しい方も、パチンコ遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
また、本発明は、遊技盤と、回動操作可能に構成された発射ハンドルと、前記遊技盤に遊技球を発射する発射機構部と、前記発射ハンドルの回動角度位置に応じた発射強度で前記遊技球を発射させるように前記発射機構部の作動制御を行う発射制御手段とを備える弾球遊技機において、遊技者により入力操作が可能なリモートコントロール手段とを備え、前記リモートコントロール手段は、遊技者が該リモートコントロール手段に接触していることを検知する第1タッチ検出器を有し、前記発射制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記リモートコントロール手段の入力操作に応じた発射強度で遊技球が発射されるように、前記発射機構部の作動制御をするように構成される。このような構成により、本発明は、リモートコントローラ手段に設けられたボタンを押すという手元での簡単な操作だけで、発射制御手段により発射機構部が作動制御されて、遊技球の発射及び発射強度の調整ができるため、発射ハンドルを捻って保持する操作が難しい遊技者であっても、遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
なお、前記リモートコントロール手段は、遊技者の押圧操作により遊技球の発射強度を調整することが可能である押圧操作部を有し、前記発射制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記押圧操作部の押圧操作に応じた発射強度で遊技球が発射されるように、前記発射機構部の作動制御をするように構成されることが望ましい。このような構成により、ボタンを押圧するという手元の簡単な操作だけで、遊技球の発射及び発射強度の調整ができ、遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
また、前記リモートコントロール手段は、無線または有線により、前記発射制御手段に操作信号を伝送するように構成されることが望ましい。このような構成により、身体を起こしてパチンコ機PMの発射ハンドルHに近づくのが困難な方でも、遊技機本体とは別に構成されているリモートコントローラ手段を用いることにより、手元で遊技球の発射及びその発射強度を調整するための操作が可能となって、パチンコ遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
また、前記リモートコントロール手段は、前記遊技機に対して着脱可能に設けられていることが望ましい。このような構成により、リモートコントロール手段を必要に応じて設置することができるため、利便性を向上させることができる。
また、前記リモートコントロール手段は、遊技球を貸し出すための操作を行う球貸出操作部と、貸し出し可能である遊技球の個数を記憶する個数記憶部とを備え、前記遊技機は、前記球貸出操作部の操作に応じて、前記個数記憶部に記憶された個数分を上限とした所定数の遊技球の貸し出しを行うように構成されることが望ましい。このような構成により、リモートコントロール手段の使い勝手をより向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。本発明に係る弾球遊技機の一例として、図1及び図2に示すパチンコ機PMの概要構成について説明する。図1(A)はパチンコ機PMの全体正面図であり、図1(B)はパチンコ機PMの全体背面図であり、図2はパチンコ機の遊技盤正面図である。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠2が、互いに正面左側に配設されたヒンジ機構3a、3bで、横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合された閉鎖状態に保持される。
前枠2の前面上部には、前枠2の前面域に合わせた方形状のガラス扉5及び球受け皿6aを有する球皿ユニット6が、正面左側に設けられたヒンジ機構3a,3bで横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。ガラス扉5の背後には遊技盤7を立設姿勢で収容する収容枠が前枠2と一体に成型されており、この収容枠に遊技盤7が着脱可能に収容保持され、常には閉鎖保持されるガラス扉5にその前面を臨ませている。球皿ユニット6の前面には、右下側に遊技球の発射操作を行う発射ハンドルH、左側に駆動補助モータ60の駆動により発射ハンドルHに回転補助力を付与するか否かを遊技者の押圧操作により選択可能な操作スイッチSW、及び、遊技の展開状態に応じて効果音を発生させるスピーカー8などが設けられている。また、前枠2及び遊技盤7には、遊技状態に応じて点灯・点滅する多数の各種遊技効果ランプ(図示略)が設けられている。
遊技盤7には、レール9で区画された略円形の遊技領域10が形成され、この遊技領域10には図柄始動ゲート11、図柄表示装置12、可変誘導装置13、中央役物14、大入賞口作動ゲート15、大入賞口16、賞球の払出条件となる複数の一般入賞口17と、打球の落下に影響を与える風車18、図示省略する遊技釘、及び、各種入賞口に入賞せずに落下した遊技球を遊技盤7の裏面側に排出させるアウト口19などの遊技構成部品が取り付けられている。
図柄始動ゲート11は、遊技領域10の左方領域(第1の遊技領域α)に配設されているものであり、内部には遊技球が通過可能な上下に貫通する通路が形成され、該通路を通過する遊技球の有無を検出する図柄始動ゲート通過検出器11aを内蔵している(図6参照)。図柄始動ゲート通過検出器11aは、該通路を通過する遊技球を検出すると、図柄表示装置12における図柄の変動を開始させる。
図柄表示装置12は、図柄の変動及び停止表示するための液晶表示器である。なお、本実施形態においては、図柄表示装置12として7セグメント表示画面を用いたが、これに限られるものではなく、例えば、ドットマトリクス表示画面や液晶表示画面等、遊技者が表示内容を認識できるものであればよい。
可変誘導装置13は、いわゆる電動チューリップと呼ばれるものであり、遊技領域10の中央領域(第2の遊技領域β)に配設されており、上部左右には電動役物ソレノイド13m(図6参照)によって開閉される電動役物13a,13bを備えている。電動役物13a,13bは、図柄表示装置12が所定図柄(例えばぞろ目)で停止したときに所定時間(例えば約0.5秒)逆ハの字型に開き、可変誘導装置13への遊技球の入賞を容易にする。
中央役物14は、遊技領域10の中央領域(第2の遊技領域β)に配設されており、真上に位置する可変誘導装置13を通過した遊技球がこの中央役物14の内部に収まるように構成されている。中央役物14は、該中央役物14に遊技球が入賞したことを検出する中央役物入賞検出器14a(図6参照)と、中央役物入賞検出器14aによる遊技球の入賞検出を条件に駆動する振分部材ソレノイド14m(図6参照)と、振分部材ソレノイド14mに駆動されて該中央役物14に入賞した遊技球を通常入賞口14b又は権利入賞口14cのいずれかに振り分ける振分部材(図示略)と、(アタッカー内部に形成されている)遊技球が入賞すると所定の賞球(例えば、5個)の払い出しが行われる通常入賞口14bと、遊技球が入賞すると特別遊技が開始される(いわゆる権利発生)権利入賞口14cと、権利入賞口14cに遊技球が入賞したことを検出する権利入賞口入賞検出器14d(図6参照)などから構成されている。
大入賞口作動ゲート15は、遊技領域10の右方領域(第3の遊技領域γ)に配設されており、内部に遊技球が通過可能な上下に貫通する通路が形成され、該通路を通過する遊技球の有無を検出する大入賞口作動ゲート通過検出器15aを内蔵している。大入賞口作動ゲート通過検出器15aは、遊技球が権利入賞口14cに入賞して特別遊技が成立したことを条件に、該作動ゲート内の通路を通過する遊技球を検出すると、大入賞口16が開作動するようになっている。
大入賞口16は、遊技領域10の右方領域(第3の遊技領域γ)に配設されており、大入賞口ソレノイド16m(図6参照)により開作動されると遊技球の入賞が容易となり、内蔵されている大入賞口入賞検出器16aにより遊技球の入賞が検出される毎に、所定数(例えば、10球)の賞球が払い出される。なお、開作動した大入賞口16は、所定期間(例えば、1回の開作動中に10個入賞するか、あるいは開作動してから15秒経過)経過すると、閉作動するように構成されている。
球皿ユニット6の背後には、遊技盤7と上下に整合し得る遊技補助盤が形成されており、ここに、発射ハンドルHの回動操作(回動角度位置)に応じて遊技球を打ち出す遊技球発射装置の発射機構部21(図1(B)参照)、賞球払出装置25(図6参照)から払い出された遊技球のうち球受け皿6aに排出しきれない遊技球を一時貯留する貯留ケース、遊技球発射装置によって打ち出された遊技球のうち遊技領域10に到達できずに戻ってきたファール球を貯留ケースを介して球受け皿6aに回収処理するファール球回収通路、遊技の展開状態に応じて効果音を発生させるスピーカーなどが設けられている。
前枠2の裏側には、裏セット盤20が着脱可能に取り付けられている。裏セット盤20には、遊技球の貯留する球貯留タンクや、遊技盤7における入賞状態に基づいて遊技球を払い出す賞球払出装置25(図6参照)、賞球払出装置25から払い出された遊技球を貯留ケースに導く払出通路などの賞球機構が設けられるとともに、その裏面側に電源基板や発射制御基板、主制御基板、払出制御基板、ランプ・音声制御基板などの各種回路基板が取り付けられ、これらの回路基板と電気・電子部品とはワイヤーハーネスで接続されて、遊技可能に構成される。
パチンコ機PMは、ガラス扉5、球皿ユニット6などが閉鎖施錠された状態で遊技に供され、球受け皿6aに遊技球を貯留させて発射ハンドルHを回動操作することにより遊技が開始される。図1(A)中に太線矢印で示すように発射ハンドルHが回動操作されると、球受け皿6aに貯留された遊技球が1球ずつ発射機構部21に送り出され、発射機構部21の打球杵21aにより遊技領域10に打ち出され、パチンコゲームが展開される。
このように概要構成される本発明のパチンコ機PMでは、遊技球発射装置は、遊技者が遊技領域10内の所望位置に遊技球が打ち出せるように、遊技者自身が発射強度を調整可能に構成され、上述した発射ハンドルHがその調整装置になっている。さらに、本発明では、以下に詳細を説明するが、発射ハンドルHが、第1タッチ検出器71による遊技者の接触検知を条件とするか、もしくは、操作スイッチSWの入力操作がなされ且つ第2タッチ検出器65による遊技者の接触検知を条件として、駆動補助モータ60により回転補助力が付与されるように構成されている。
これより図3〜図5を用いて、発射ハンドルHの機構について説明する。図3は発射ハンドルHの分解斜視図、図4は駆動補助モータ60を用いて発射ハンドルHを駆動させる機構を説明するための略断面図、図5は回動レバー40の背面図である。
発射ハンドルHは、パチンコ機PM本体側から前方に突出するハンドルベース30、ハンドルベース30の前方に回動可能に支持された回動レバー40、発射ハンドルHの前端に固定配設されたキャップ体50などを備えて構成される。
ハンドルベース30は、球皿ユニット6の下部に固定されて前方に突出する円筒状の支軸部31と、この支軸部31の前方に椀状に開く機構収容部32からなり、これらはネジ締結することにより結合される。なお、支軸部31と機構収容部32は、それぞれABS樹脂などの樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段で形成されている。
支持部31には、(インデックスセンサ回転軸62及びこれに係合するハンドル回転軸61を介して)回動レバー40を回転させる駆動補助モータ60が取り付けられている。
駆動補助モータ60は、後方に突出した駆動軸t1と、この軸に取り付けられたインデックスセンサ回転軸62の第4ギア62dと係合する駆動ギア60aとから構成されている。また、駆動補助モータ60には、何らかの原因によって駆動ギア60aに過大なトルクが作用した場合に該駆動ギア60a等が破損するのを防止するため、トルクリミッタ機構TL(図4参照)が取り付けられている。
トルクリミッタ機構TLは、駆動補助モータ60から突出した駆動軸t1に取り付けられたプレート部材t2をバネt3の付勢力で駆動ギア60aに圧着させて、駆動ギア60aのトルクを摩擦係合によってプレート部材t2に伝達する構造になっており、通常時は駆動ギア60aの回転がそのままプレート部材t2に伝達され、プレート部材t2に過負荷がかかったときは駆動ギア60aがプレート部材t2に対してスリップして空転する。このような構成により、トルクリミッタ機構TLは、駆動ギア60aとプレート部材t2との噛合部が損傷したり、あるいは駆動補助モータ60が焼損してしまうなどの故障を防止することができるようになっている。
機構収容部32は、外周側に一部切り欠かれた略円筒形の支持フランジ部33が前方に延出して成型され、内側に先端側に平行軸部を有する中空軸状の支軸34(34a,34b,34c)が前方に突出して成型されている。また、隣接する支軸34b,34cの間には、捻りバネ45を係止するバネ支柱35が前方に突出して成型されている。また、機構収容部32には、発射機構部21の作動をオン・オフする作動スイッチ36と、この作動スイッチ36に近接して揺動可能に軸支される発射停止ボタン37とが取り付けられている。発射停止ボタン37には、支持フランジ部33に形成された切り欠き部から機構収容部32の外方に突出しているボタン操作部が形成されている。
そして、機構収容部32には、ハンドル回転軸61と、インデックスセンサ回転軸62と、可変抵抗器63と、ハンドル軸61と可変抵抗器63とを連結する連結ギア64と、第2タッチ検出器65が配設されている。
ハンドル回転軸61は、支持フランジ部33の軸心に位置するように機構収容部32を貫通して取り付けられており、前端に第1ギア61aと、該第1ギア61aから前方に突出し且つ略平行である2本の連結ピン61b,61bとを備え、後端に第2ギア61cを備えている。
インデックスセンサ回転軸62は、ハンドル回転軸61の第2ギア61cと該回転軸62の第3ギア62cが係合するように機構収容部32を貫通して取り付けられており、前端にハンドル回転軸61の位置を検出するためのインデックス62aと、該インデックス62aの位置を読み取って現在の発射ハンドルHの回動角度位置を検出するハンドル位置検出器62b(図4参照)と、第3ギア62cとを備え、後端に駆動補助モータ60の駆動ギア60aと係合する第4ギア62dを備えている。なお、ハンドル位置検出器62bにより検出されたハンドル回転軸61の回動角度位置は、遊技制御装置100に送信され、駆動補助モータ60を駆動制御するための情報として用いられる。
可変抵抗器(ポテンショメータ)63は、ハンドル回転軸61を介して回動レバー40の回動角度を抵抗の大きさとして検出するものであり、機構収容部32を貫通して取り付けられ、前方に突出する検出軸の先端がDカットに成形されており、ハンドル回転軸61の第1ギア61aと係合する連結ギア64のザグリ部(図示略)と嵌合するようになっている。なお、可変抵抗器63により検出された抵抗値は、遊技制御装置100に送信され、発射モータ21mを駆動制御するための情報として用いられる。
第2タッチ検出器65は、遊技者が回動レバー40に接触しているか否かを検出するためのものである。第2タッチ検出器65は、回動レバー40の表面に施された導電性の硬質メッキ部分であるタッチ部と、このタッチ部と図示しないリード線により電気的に接続されて該タッチ部の静電容量の変化を検出する検出回路部65aとを備え、タッチ部に接触している物体の静電容量の変化が特定値を示したとき検出回路部65aは遊技者(人体)が発射ハンドルH(回動レバー40)に接触したと検出するように構成されている。
回動レバー40は、遊技者が操作して発射強度を調整する部分であり、ハンドルベース30の前方に支持され、全体としては球殻の前後を平行に切断した外郭円盤状をなし、遊技者が把持するグリップ部41と、このグリップ部41から略三角形状に外周方向に突出する指掛け部42(42a,42b,42c)とを有し、ハンドルベース30と同様の樹脂材料を用いて一体成型されたうえ、表面に導電性の硬質メッキを施して形成される。
グリップ部41の後端側には、支持フランジ部33の外周を覆う円筒状の周壁部43が形成される。一方、グリップ部41の前端側にはこのグリップ部41から前方に延びて、キャップ体50の外周面(後述するキャップフランジ部51)と嵌合する嵌合部44が形成されている。グリップ部41の内側には、前後を仕切るプレート部を貫通して回動規制溝45(45a,45b)が形成され、また回動規制溝45より内側には、ハンドル回転軸61の2本の連結ピン61bとそれぞれ係脱可能な長孔状のピン係合孔46が軸心を挟んでプレート部に形成されている。
回動規制溝45(45a,45b)は、グリップ部41の軸線を中心とする円弧状に形成されるとともに、その溝幅が支軸34a,34b,34cの先端側の平行軸部の径よりもわずかに大きめに形成されており、支軸34a,34b,34cを前後に挿通させて各支軸の外周面と係脱可能に形成されている。そして、これら回動規制溝45a,45bは、図5に示す背面図において、下側に位置する回動規制溝45aが左下の支軸34aと係合し、上側に位置する回動規制溝45bが右上の2本の支軸34b,34cと係合する。このような3点の支軸34a,34b,34cとの係合によって、回動レバー40は、機構収容部32と同一の軸線上に配設され、回動規制溝45の円弧形態により軸線周りに回動可能に支持される。
グリップ部41に形成された指掛け部42は、主として親指が掛止される第1指掛け部42a、人差し指と中指との間に挟持される第2指掛け部42b、薬指と小指の間に挟持される第3指掛け部42cからなる。各指掛け部42a,42b,42cは丸み帯びた三角錐形態をなし、グリップ部41から外周方向に突出する外殻壁面により形成されている。各指掛け部42a,42b,42cの角度位置及び形状は人間工学的な見地に基づいて設定されており、遊技者が発射ハンドルHを前方から把持したときに、指掛け部42を利用して回動レバー40を回動操作しやすいように構成されている。
回動レバー40の前方を覆って発射ハンドルHの前端に固定配設されるキャップ体50は、グリップ部41と滑らかに繋がる球殻状に形成されており、ハンドルベース30と同様の樹脂材料を用いて一体成型される。
キャップ体50の後部には、回動レバー40のグリップ部41から前方に突出する円筒状の嵌合部44と嵌合するキャップフランジ部51が形成されている。また、キャップ体50の内部には、回動レバー40の回動規制溝45a,45bを通って前方に突出する支軸34a,34b,34cと位置整合して、これら支軸34a,34b,34cの前端に形成されたザグリ部とそれぞれ嵌合する固定ボス52が突出成型されている。なお、図3には、支軸34aに対応する固定ボスは図示せず、支軸34b,34cに対応する固定ボス52b,52cのみ図示している。固定ボス52の中心には、それぞれネジを受容するネジ受容孔が形成されている。
回動レバー40は、上下のピン係合孔46をハンドル回転軸61の連結ピン61bと係合させ、ハンドルベース30から前方に突出する支軸34a,34b,34c及びバネ支柱35を回動規制溝45a,45bを通して前方に挿通させ、捻りバネ55のコイル部を回動レバー40のプレート部前面に前方に延びるように円筒状に形成されたバネ支軸47に掛合させた上、この捻りバネ55の一端を回動レバー40のプレート部前面に形成されたバネフック48に掛止し、他端をバネ支柱35の前端部にネジ固定することで、ハンドルベース30の前方に取り付けられる。
そして、回動レバー40の前方からキャップ体50を覆い被せて、キャップ体50内面の固定ボス52を支軸34の前端のザグリ部に嵌合させ、機構収容部32の後方から支軸34a,34b,34cの中空軸の内部にネジを挿入して締め込むことで、ハンドルベース30とキャップ体50とが連結固定されて、これらの間には回動レバー40が回動可能に挟持される。回動レバー40は、捻りバネ55の作用により基準角度位置(遊技球発射装置の作動がオフとなる位置)の方向に常時付勢されており、常には基準角度位置に保持される。
上記構成の発射ハンドルHは、遊技者が(捻りバネ55の付勢力に抗して)回動レバー40を回動操作した場合、ピン係合孔46で係合する連結ピン61b,61b及び第1ギア61aと係合する連結ギア64を介して可変抵抗器63の検出軸が回動され、その抵抗値に応じた発射強度、すなわち回動レバー40の回動角度位置に応じた発射強度で、遊技球が遊技盤7に向けて発射される。
また、発射ハンドルHは、操作スイッチSWが遊技者により入力操作された場合、第2タッチ検出器65による遊技者の接触検知を条件として、駆動補助モータ60が駆動し、駆動ギア60a及び第4ギア62dを介してインデックスセンサ回転軸62が回動され、第3ギア62c及び第2ギア61cを介してハンドル回転軸61が回動され、該ハンドル回転軸61に連結ピン61b,61bで連結された回動レバー40が回動される。このように回動レバー40が回動すると、上記同様に、ピン係合孔46で係合する連結ピン61b,61b及び第1ギア61aと係合する連結ギア64を介して可変抵抗器63の検出軸が回動され、その抵抗値に応じた発射強度、すなわち回動レバー40の回動角度位置に応じた発射強度で、遊技球が遊技盤7に向けて発射される。
なお、遊技終了等で遊技者が発射ハンドルHから手を離した場合、駆動補助モータ60は作動せず、回動レバー40は捻りバネ55の付勢力により自動的に基準角度位置に戻り、遊技球発射装置の作動がオフになる。
また、上記のように、本発明では駆動補助モータ60により発射ハンドルHに回転補助力が付与される構成となっているが、回転補助力の大きさは、適宜設定することができる。例えば、遊技者が発射ハンドルHに軽い力を加えるだけで、所望の角度位置で発射ハンドルHの保持操作や遊技球の所望領域への打ち分けを容易に行えるように、遊技者のハンドル操作の一部をアシストする程度に設定したり、あるいは、手の力の弱い方が遊技を楽しめたりするように、遊技者が発射ハンドルHに接触するだけで、遊技球の発射、保持操作、所望領域への打ち分け等を行えるように、遊技者のハンドル操作を全面的にアシストする程度に設定したりすることができるようになっている。
続いて、図7を用いて、リモートコントロール装置70について説明する。図7(A)はリモートコントロール装置70の正面図及び側面図、図7(B)はリモートコントロール装置70を有線によりパチンコ機PMに接続した状態を示す図である。
リモートコントロール装置70は、第1タッチ検出器71と、押圧操作部72などから構成されている。
第1タッチ検出器71は、遊技者がリモートコントロール装置70の本体に接触しているか否かを検出するためのものである。第1タッチ検出器71は、リモートコントロール装置70のケース表面に施された導電性の硬質メッキ部分である第1タッチ部と、リモートコントロール装置70の内部に前記第1タッチ部と図示しないリード線により電気的に接続されて該第1タッチ部の静電容量の変化を検出する第1検出回路部(図示略)とを備え、第1タッチ部に接触している物体の静電容量の変化が特定値を示したとき、第1検出回路部(図示略)は遊技者(人体)がリモートコントロール装置70に接触したと検出するように構成されている。
押圧操作部72は、遊技者の押圧操作により、遊技球の発射強度を調整するためのものである。本実施形態では、押圧操作部72は、遊技球の発射強度を現在の状態よりも弱く調整する弱ボタン72aと、遊技球の発射強度を現在の状態よりも強く調整する強ボタン72aと、遊技球の発射強度をゼロに調整する(すなわち、遊技球の発射を停止させる)発射停止ボタン72cとから構成されている。
このような構成のリモートコントロール装置70は、図7(B)に示すように、有線でパチンコ機PM本体と接続しており、押圧操作部72は押圧操作されると、パチンコ機PMに設けられた(後述の)駆動補助モータ制御手段143に該操作信号を伝送するように構成される。
なお、リモートコントロール装置70は、本実施形態のように有線に限定されるものではなく、例えば、無線でパチンコ機PMに設けられた駆動補助モータ制御手段143に該操作信号を伝送するように構成することも可能である。このような構成により、身体を起こしてパチンコ機PMに近づくのが困難な方でも、手元で簡単に遊技球の発射及びその発射強度を調整ができ、パチンコ遊技を楽しむことができる。
また、本実施形態のように、有線によりリモートコントロール装置70とパチンコ機PMが接続されている場合、パチンコ機PMに対して着脱可能に設けるとより、必要に応じて設置することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、リモートコントロール装置70では、上記の押圧操作部72の他に、遊技球を貸し出すために操作される球貸し操作ボタン80と、貸し出し可能である遊技球の個数を記憶する個数記憶部81とが設けられ、球貸し出し操作ボタン80の操作に応じて、前記個数記憶部81に記憶された個数分を上限とした所定数の遊技球の貸し出しとなるように構成されている。
なお、リモートコントロール装置70に取り付けられるボタン類は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜設定可能である。例えば、本実施形態のパチンコ機PMのように、本体側方に設けられたカードユニット(図示略)に有価価値が記録されたカード(例えば、磁気カード)を差し込んで、球貸出しボタン80を押して所望数の遊技球の貸出しを受けながら遊技を行う遊技機である場合は、前記カードを返却させるために操作されるカード返却ボタン82、球受け皿6aの下方に配される遊技機外の箱(通称「ドル箱」)に排出させるために操作される球抜きボタン83や、店員を呼び出すために操作される店員呼び出しボタン84等が設けられていると、リモートコントロール装置70の使い勝手をより向上させることができる。
また、遊技が終了したとき、多くの遊技球が入ったドル箱をパチンコ機PMから交換機まで運ぶ必要があるが、多くの遊技球が入ったドル箱は比較的重いものであり、該パチンコ機PMから交換機までそのようなドル箱を運ぶのは、遊技者又は遊技場の店員にとって負担が大きく、特に女性や手の力が弱い方にとっては非常に苦痛で困難である。そこで、本発明のパチンコ機PMを、遊技球が機内に封入され且つ同機内で循環される封入形態とし、出玉情報を上記カードに書き込むように構成することにより、遊技者は、カードユニットにカードを挿入することができれば、遊技終了後に重いドル箱を運ぶことなしに、リモートコントロール装置70の簡単な操作だけでパチンコ遊技を楽しむことができる。
次に、発射ハンドルHに回動補助力を与える駆動補助モータ60の駆動制御を含む、パチンコゲームの全般的な制御を行う遊技制御装置100について図を用いて説明する。図6は、遊技制御装置100の構成を示すブロック図である。
なお、図6のブロック図中において太線で囲っている部分、すなわち、発射制御手段140、発射ハンドルH及びリモートコントロール装置70は、詳細は後述するが、本発明のパチンコ機PMでは、発射ハンドルH及びリモートコントロール装置70のどちらを遊技者が操作しても、駆動補助モータ制御手段143により駆動補助モータ60が駆動され、遊技球の発射と該遊技球の発射強度の調整ができるように構成されていることを表している。
遊技制御装置100は、裏セット盤20を構成する各種回路基板からなり(図1(B)参照)、図柄始動ゲート通過検出器11a、中央役物入賞検出器14a、権利入賞口入賞検出器14d、大入賞口作動ゲート通過検出器15a、大入賞口入賞検出器16a、操作スイッチSW、発射ハンドルHの可変抵抗器63,ハンドル位置検出器62b及び第2タッチ検出器65、リモートコントロール装置70の第1タッチ検出器71及び押圧操作部72等が電気的に接続しており、これらからの検出信号が遊技制御装置100に入力される。
遊技制御装置100は、上記のように入力された信号に応じて各種作動制御を行うものであり、この制御対象として、賞球の払い出しを行う賞球払出装置25、図柄表示装置12、可変誘導装置13の電動役物ソレノイド13m、中央役物14の振分部材ソレノイド14m、大入賞口16の大入賞口ソレノイド16m、発射モータ21m、駆動補助モータ60等が電気的に接続している。これらは、全て遊技制御装置100からの制御信号に基づいて作動制御されている。
次に、この遊技制御装置100によるパチンコゲームの制御内容について説明する。遊技制御装置100は、パチンコゲームの制御を行うため上述したようにCPU,ROM,RAM等を有して構成され、通常遊技制御手段110と、特別遊技制御手段120と、賞球払出制御手段130、発射制御手段140とを備えている。
通常遊技制御手段110は、入賞判定手段111、当たり決定手段112、停止図柄決定手段113、図柄制御手段114、電動役物開閉制御手段115、中央役物制御手段116を備えている。
入賞判定手段111は、遊技領域10に設けられた各入賞口への入賞口への入賞に関する処理を行うためのものである。なお、入賞判定手段110については、従来と変わらないのでここでの詳細な説明は省略する。
当たり決定手段112は、特別遊技(大当たり遊技)を行うか否か、すなわち大当たりか否かを決定するためのものである。例えば、図柄始動ゲート検出器11aにおける遊技球の通過検出を条件に、ハードウエアのインクリメントカウンタによって生成された0〜65535(65536通り)の乱数を取得し、ROMに記憶された当たり値「0〜200」と先の当たり乱数として取得された乱数値(0〜65535のうちの1つ)とを比較して、この乱数値が当たり値「0〜200」である場合に「当たり」と判定する。なお、明細書中の乱数とは、インクリメントカウンタのように規則性のあるものであっても、その取得タイミングに規則性がないために実際に乱数として機能するものを含む概念である。
停止図柄決定手段113は、図柄表示装置12に停止表示させる停止図柄を決定するためのものである。例えば、図柄始動ゲート検出器11aにおける遊技球の通過検出を条件に、左図柄用として0〜9(10通り)の乱数及び右図柄用として0〜9(10通り)の乱数を取得して、これらの乱数に応じた停止図柄をセットする。なお、停止図柄は、左図柄と右図柄から構成され、各図柄はそれぞれ0〜9までの数字を表示できるようになっている。また、停止図柄には当たり図柄と外れ図柄とがあり、本実施形態において、当たり図柄とは、当たり決定手段112により当たりと決定された場合、左図柄、右図柄に表示された2つの数字が同一となる図柄(いわゆる、ぞろ目)を示す。また、当たり図柄以外の図柄、すなわち外れ図柄とは、当たり決定手段112により当たりと決定されなかった場合、すなわち外れの場合、2つの数字が同一とはならない図柄のことを示す。
図柄制御手段114は、図柄表示装置12における図柄の表示制御を行うためのものである。例えば、本実施形態においては、図柄始動ゲート検出器11aにおける遊技球の通過検出を条件に、図柄表示装置14において、図柄の変動態様を所定時間表示した後に、停止図柄決定手段113によって決定された停止図柄を表示する。
電動役物開閉制御手段115は、可変誘導装置13の電動役物13a,13bの開閉作動させる、電動役物ソレノイド13mの駆動制御を行うためのものである。例えば、電動役物開閉制御手段115は、図柄表示装置12の停止図柄が当たり図柄(例えば、ぞろ目)であるとき、電動役物ソレノイド13mを駆動して、電動役物13a,13bを開放して(例えば、0.5秒)、可変誘導装置13への遊技球の入賞を容易にしている。
中央役物制御手段116は、中央役物14のアタッカー内部に設けられ、中央役物14に入賞した遊技球を通常入賞口14bあるいは権利入賞口14cのどちらかに振り分ける振分部材(図示略)を作動させる、振分部材ソレノイド14mの駆動制御を行うためのものである。例えば、中央役物制御手段116は、中央役物入賞検出器14aによる遊技球の入賞検出を条件に、当たり決定手段112により当該遊技が「当たり」であると決定された場合、振分部材ソレノイド14mを駆動して、遊技球が権利入賞口14cに入賞するように振分部材を傾ける。権利入賞口14cに遊技球が入賞すると、特別遊技が開始する。一方、当たり決定手段112により当該遊技が「当たり」ではない、すなわち「外れ」であると決定された場合、振分部材ソレノイド14mを駆動制御して、遊技球が通常入賞口14bに入賞するように振分部材を傾ける。
特別遊技制御手段120は、権利入賞口14cへの遊技球の入賞を条件に、特別遊技を実行するためのものであり、大入賞口制御手段121を備える。
大入賞口制御手段121は、大入賞口16の開閉作動をさせる、大入賞口ソレノイド16mの駆動制御を行うためのものである。例えば、権利入賞口入賞検出器14aによる遊技球の入賞検出を条件に、大入賞口作動ゲート通過検出器15aにより遊技球の通過が検出されると、大入賞口ソレノイド16mを駆動して、大入賞口16を開作動させ、(大入賞口入賞検出器16aにより所定数の入賞があった場合などの終了条件を満足するまでの間)該大入賞口16への入賞を容易にする。
賞球払出制御手段130は、賞球払出装置25から賞球を払い出させる制御を行うためのものである。
発射制御手段140は、発射モータ21m及び駆動補助モータ60の発射制御を行うためのものであり、発射モータ駆動制御手段141と、発射強度決定手段142と、駆動補助モータ制御手段143とを備えている。
発射モータ駆動制御手段141は、発射機構部21の打球杵21aを揺動付勢する発射モータ21mの駆動制御を行うためのものである。
発射強度決定手段142と、可変抵抗器63により検出された抵抗値、すなわち遊技球が発射されない基準角度位置に対する現在の発射ハンドルHの回動角度位置に基づいて、遊技球を遊技盤7内に発射する強度を決定するためのものである。
駆動補助モータ制御手段143は、駆動補助モータ60を駆動制御するためのものであり、遊技状態判定手段143Aと、ハンドル位置判定手段143Bとを備えている。
駆動補助モータ制御手段143についてより詳しく述べると、本実施形態では、リモートコントロール装置70の第1タッチ検出器71により接触検知を条件に、該リモートコントロール装置70の押圧操作部72の操作量に応じた回動角度位置に、発射ハンドルHが位置するように、駆動補助モータ60を駆動制御するように構成される。
また、駆動補助モータ制御手段143は、(遊技者により操作スイッチSWが入力操作され、且つ)発射ハンドルHの第2タッチ検出器65により接触検知を条件に、後述の遊技状態判定手段143Aの判定結果に応じて、駆動補助モータ60を駆動制御するように構成される。
遊技状態判定手段143Aは、現在の遊技状態を判定するためのものである。なお、本実施形態では、パチンコ機PMに、予め駆動補助モータ60の駆動制御のパターンが複数設定されており(特殊揺動パターン、α位置変位パターン、β位置変位パターン、γ位置変位パターン及び基準位置変位パターン)、遊技状態判定手段143Aは、読み込んだ現在の遊技状態に応じて、前記複数のパターンの中からいずれかのパターンを選択・セットする。
ここで、図13及び図14を用いて、遊技状態判定手段143Aの機能について具体的に説明する。なお、図13は上記遊技制御装置100による駆動補助モータ60の駆動制御の様子を示すタイミングチャートであり、図14は駆動補助モータ60が駆動して回転補助力が加えられたときの発射ハンドルHの回動角度位置を説明する図である。
遊技状態判定手段143Aは、現在の遊技状態が、図柄表示装置12で図柄の変動表示が実行中であるとき、(発射機構部21により遊技球が発射されない基準角度位置P(図14参照)にて)発射ハンドルHを(揺動)振動させるように駆動補助モータ60を駆動制御する特殊揺動パターンを選択・セットする(図13の(a)参照)。なお、この特殊揺動パターンは、図柄表示装置12において変動表示後に停止表示される図柄が当たり図柄となる可能性の高い場合に選択・セットされるものであり、該パターンに基づいて上記のように発射ハンドルHを駆動制御することにより、遊技者の当たり図柄への期待感を高めることが可能である。
また、遊技状態判定手段143Aは、現在の遊技状態が、可変誘導装置13が入賞させ易い状態にあるとき、発射機構部21により遊技球が第2の遊技領域β(遊技領域10の中央部)に向けて発射される回動角度位置R(図14参照)に発射ハンドルHが位置するように駆動補助モータ60の駆動制御を行わせるβ位置変位パターンを選択・セットする(図13の(b)参照)。なお、このβ位置変位パターンに基づいて上記のように発射ハンドルHを駆動制御することにより、可変誘導装置13を狙って一定の発射強度で連続的に遊技球を発射できるように、遊技者の操作を補助することが可能である。
また、遊技状態判定手段143Aは、現在の遊技状態が、中央役物14に遊技球が入賞中であるとき、発射機構部21により遊技球が発射されない基準角度位置P(図14参照)に発射ハンドルHが位置するように駆動補助モータ60の駆動制御を行わせる基準位置変位パターンを選択・セットする(図13の(c)参照)。なお、この基準位置変位パターンに基づいて上記のように発射ハンドルHを駆動制御することにより、遊技者にとって遊技が有利に展開するように、遊技球の無駄打ちを防ぐことが可能である。
また、遊技状態判定手段143Aは、現在の遊技状態が、大入賞口16が開作動中であるとき(大当たり中であるとき)、発射機構部21により遊技球が遊技領域10の中央にある第3の遊技領域γ(遊技領域10の右方領域)に向けて発射される回動角度位置S(図14参照)に発射ハンドルHが位置するように駆動補助モータ60の駆動制御を行わせるγ位置変位パターンを選択・セットする(図13の(d)参照)。なお、このγ位置変位パターンに基づいて上記のように発射ハンドルHを駆動制御することにより、大入賞口16を狙って一定の発射の発射強度で連続的に遊技球を発射できるように、遊技者の操作を補助することが可能である。
また、遊技状態判定手段143Aは、現在の遊技状態が、図柄表示装置12で図柄の変動表示が実行中ではなく、可変誘導装置13が入賞させ難い状態にあり、中央役物14に遊技球は入賞しておらず、且つ、大入賞口16が閉作動中であると判定された場合、発射機構部21により遊技球が第1の遊技領域α(遊技領域10の左方領域)に向けて発射される回動角度位置Q(図14参照)に発射ハンドルHが位置するように駆動補助モータ60の駆動制御を行わせるα位置変位パターンを選択・セットする(図13の(e)参照)。なお、このα位置変位パターンに基づいて上記のように発射ハンドルHを駆動制御することにより、図柄始動ゲート11を狙って一定の発射の発射強度で連続的に遊技球を発射できるように、遊技者の操作を補助することが可能である。
ハンドル位置判定手段143Bは、発射ハンドルHが所望の位置にあるよう監視するため、ハンドル位置検出器62bにより発射ハンドルHの位置を検出し、現在セットされている駆動制御パターンに基づく所望の角度位置に発射ハンドルHがあるか否かを判定するためのものである。
具体的には、ハンドル位置判定手段143Bは、特殊揺動パターンがセットされているときは基準角度位置P(図14参照)に発射ハンドルHがあるか否かを判定し、α位置変位パターンがセットされているときは回動角度位置Q(図14参照)に発射ハンドルHがあるか否かを判定し、β位置変位パターンがセットされているときは回動角度位置R(図14参照)に発射ハンドルHがあるか否かを判定し、γ位置変位パターンがセットされているときは回動角度位置S(図14参照)に発射ハンドルHがあるか否かを判定し、基準位置変位パターンがセットされているときは基準角度位置P(図14参照)に発射ハンドルHがあるか否かを判定する。
このような構成により、駆動補助モータ制御手段143は、操作スイッチSWが遊技者により入力操作された場合、遊技状態判定手段143Aにより遊技状態に応じて上記いずれかの駆動制御パターンをセットし、第2タッチ検出器65による接触検知を条件に、現在セットされているパターンに基づく所望の回動角度位置に発射ハンドルHがあるように、駆動補助モータ60を駆動制御する。(但し、特殊揺動パターンがセットされている場合は、発射ハンドルHが所望の回動角度位置に位置して揺動振動するように、駆動補助モータ60を駆動制御する)。
また、駆動補助モータ制御手段143は、常に発射ハンドルHが所望位置にあるように監視しており、ハンドル位置判定手段143Bにより所望の角度位置に発射ハンドルHがあると判定されたときは現在の発射ハンドルHの位置を維持するように、また所望の角度位置に発射ハンドルHがないと判定されたときは所望の角度位置に発射ハンドルが位置するように、駆動補助モータ制御手段143は駆動補助モータ60の駆動制御をする。
次に、遊技制御装置100による制御概要について、図8〜図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下に示す処理は、全て並行に行われる。
図8に示すように、遊技制御装置100は、電源が遮断されるまで、通常遊技処理S1、特別遊技処理S2及び発射制御処理S3を実行する。
通常遊技処理S1は、図9に示すように、入賞判定処理S11、当たり決定処理S12、図柄制御処理S13を行うように構成されている。
入賞判定処理S11では、入賞判定手段110が賞球の払出条件となる複数の入賞口のいずれかに遊技球が入賞したことを検出すると、賞球払出制御手段130が賞球払出装置45を作動させ、各入賞球に対して所定数(例えば、5球)の賞球を賞球払出装置45から球受け皿6aに払い出す。
当たり決定処理S12では、図柄始動ゲート検出器11aが図柄始動ゲート11において遊技球が通過したことを検出すると、当たり決定手段112は当該遊技が当たりか否かを決定し、この決定に基づいて停止図柄決定手段122は図柄表示装置12に表示する停止図柄を決定する。続いて、図柄表示装置12に表示された停止図柄が当たり図柄の場合、電動役物開閉制御手段140は電動役物ソレノイド13mを駆動し、所定時間電動役物13a,13bを開放する。ここで、可変誘導装置13に入賞した遊技球のうち、真下に位置する中央役物14に入賞すると、内蔵されている中央役物入賞検出器14aによる遊技球の入賞検出を条件に、当たり決定手段112により当該遊技が「当たり」であると決定された場合は振分部材ソレノイド14mを駆動して遊技球が権利入賞口14cに入賞するように振分部材を傾け、また、当たり決定手段112により当該遊技が「外れ」であると決定された場合は振分部材ソレノイド14mを駆動制御して遊技球が通常入賞口14bに入賞するように振分部材を傾ける。そして、権利入賞口14cに遊技球が入賞すると特別遊技が開始され、また、通常入賞口14bに遊技球が入賞すると所定の賞球(例えば、5個)の払い出しが行われる。
図柄制御処理S13では、図柄制御手段130が、第1の遊技領域α内に配置された図柄始動ゲート11を遊技球が通過すると、図柄表示装置14において図柄の変動態様を所定時間表示した後に、停止図柄決定手段113により決定された停止図柄を表示する。
特別遊技処理S2(図8参照)では、特別遊技制御手段120が、権利入賞口入賞検出器14dが権利入賞口14cへの遊技球の入賞検出を条件に、大入賞口作動ゲート通過検出器15aにより第3の遊技領域γに設けられた大入賞口作動ゲート15において遊技球の通過が検出されると、大入賞口制御手段121に大入賞口ソレノイド16mを駆動させて第3の遊技領域γに設けられた大入賞口16を開作動させ、遊技者が大量の遊技球を獲得できるようになっている。
発射制御処理S3は、図10に示すように、発射モータ駆動処理S31と、駆動補助モータ駆動処理S32とから構成されている。
発射モータ駆動処理S31では、遊技球発射装置の発射機構部21が発射ハンドルHの回動操作(回動角度位置)に応じた発射強度で遊技領域10内に遊技球を打ち出す。
駆動補助モータ駆動処理S32は、まず、図11に示すように、第1タッチ検出器71による接触検知がされているか否か、すなわち遊技者がリモートコントロール装置70に接触しているか否かを判定する(ステップS320)。ここで、第1タッチ検出器71による接触検知がされていないと判定された場合は、ステップS330に進む(図12参照)。一方、第1タッチ検出器71による接触検知がされていると判定された場合は、押圧操作部72が押圧操作された否かを判定する(ステップS321)。ここで、押圧操作部72が押圧操作されたと判定された場合は、この押圧操作に応じた回動角度位置に発射ハンドルHが位置するように、駆動補助モータ制御手段143は駆動補助モータ60の駆動制御を行い(ステップS322)、本処理を終了する。一方、押圧操作部72が押圧操作されていないと判定された場合は、本処理を終了する。
ところで、上記ステップS320から図12に示すステップS330に進んだ場合は、操作スイッチSWが遊技者により入力操作されたか否かを判定する。ここで、操作スイッチSWが遊技者により入力操作されなかったと判定された場合は、本処理を終了する。一方、操作スイッチSWが遊技者により入力操作されたと判定された場合は、遊技状態判定手段143Aが遊技状態を読み込み(ステップS331)、図柄表示装置12で図柄の変動表示中であるか否かを判定する(ステップS332)。ここで、遊技状態判定手段143Aにより図柄表示装置12で図柄の変動表示が実行中であると判定された場合は、特殊揺動パターンをセットし(ステップS333)、ステップS341に進む。
一方、ステップS332で、図柄表示装置12で図柄の変動表示が実行中ではないと判定された場合は、遊技状態判定手段143Aは可変誘導装置13が入賞させ易い状態にあるか否か、すなわち電動役物13a,13bが開放されているか否かを判定する(ステップS334)。ここで、可変誘導装置13が入賞させ易い状態にあると判定された場合は、β位置変位パターンをセットし(ステップS335)、ステップS341に進む。
また、ステップS334で、可変誘導装置13が入賞させ易い状態にないと判定された場合は、遊技状態判定手段143Aは中央役物14に遊技球が入賞中であるか否かを判定する(ステップS336)。ここで、中央役物14に遊技球が入賞中であると判定された場合は、基準角度位置パターンをセットし(ステップS337)、ステップS341に進む。
また、ステップS336で、中央役物14に遊技球が入賞中でないと判定された場合は、遊技状態判定手段143Aは、大当たり中であるか否か、すなわち大入賞口16が開作動中であるか否かを判定する(ステップS338)。ここで、大入賞口16が開作動中であると判定された場合は、γ位置変位パターンをセットし(ステップS339)、ステップS341に進む。一方、ステップS338で大入賞口16が開作動中ではないと判定された場合は、α位置変位パターンをセットし(ステップS340)、ステップS341に進む。
ステップS341では、第2タッチ検出器65による接触検知がされているか否か、すなわち遊技者が発射ハンドルH(回動レバー40)に接触しているか否かを判定する。ここで、第2タッチ検出器65による接触検知がされていると判定された場合は、駆動補助モータ制御手段143は、上記ステップにおいてセットされた駆動制御パターンに基づいて駆動補助モータ60の駆動制御を行う(ステップS342)。このとき、駆動補助モータ制御手段143は、ハンドル位置判定手段143Bにより発射ハンドルHの位置を監視して、常に所望の回動角度位置に発射ハンドルHがあるように、駆動補助モータ60を駆動制御している。一方、第2タッチ検出器65による接触検出がされていないと判定された場合は、本処理を終了する。
以上のように、本発明のパチンコ機PMは、リモートコントロール装置70及び発射ハンドルHのどちらを遊技者が操作しても、遊技球の発射と該遊技球の発射強度の調整ができるように構成されている。さらに、パチンコ機PMは、操作スイッチSWが設けられており、遊技者の身体の障害の有無や程度、技術レベル、好み、遊技状態等に応じて、発射ハンドルに対して回転補助力を付与するか否かを選択することができるように構成されている。
これにより、本発明は、発射ハンドルを捻って保持する操作が難しい遊技者であっても、「ボタンを押す」,「触る」といった手元での簡単な操作により、遊技球の発射及び発射強度の調整ができ、より多くの人々がパチンコ遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上記実施形態では、パチンコ機PMに予め設定されている駆動補助モータ60の駆動制御のパターンとして、特殊揺動パターン、α位置変位パターン、β位置変位パターン、γ位置変位パターン及び基準位置変位パターンが設定されているが、これに限定されるものではない。例えば、現在の遊技状態が、第1タッチ検出器71による遊技者の接触検知がされている場合、言い換えると遊技者によりリモートコントロール装置70の操作が行われている場合、駆動補助モータ60の駆動を規制する駆動規制パターンを設けて、遊技状態判定手段143Aは、第1タッチ検出器により接触検知を条件に、この駆動規制パターンを選択・セットするように構成してもよい。
ここで、上記駆動規制パターンを用いた制御について、図15のフローチャートを用いて説明する。なお、図15は、上記した図12の駆動補助モータ駆動処理S32において、ステップS320とステップS321の間に、下記のステップS400〜S402を追加したものである。図15に示すように、駆動補助モータ駆動処理S32において、まず、第1タッチ検出器71による接触検知がされているか否か、すなわち遊技者がリモートコントロール装置70に接触しているか否かを判定する(ステップS320)。ここで、第1タッチ検出器71による接触検知がされていないと判定された場合は、ステップS330に進む(図12参照)。一方、第1タッチ検出器70による接触検知がされていると判定された場合は、遊技状態判定手段143Aが遊技状態を読み込み(ステップS400)、上記駆動規制パターンをセットし(ステップS401)、駆動補助モータ制御手段143は前記ステップにおいてセットされた駆動規制パターンに基づいて駆動補助モータ60の駆動規制を行う(ステップS402)。続いて、押圧操作部72が押圧操作された否かを判定する(ステップS321)。ここで、押圧操作部72が押圧操作されたと判定された場合は、この押圧操作に応じた回動角度位置に発射ハンドルHが位置するように、駆動補助モータ制御手段143は駆動補助モータ60の駆動制御を行い(ステップS322)、本処理を終了する。一方、押圧操作部72が押圧操作されていないと判定された場合は、本処理を終了する。
上記実施形態では、リモートコントロール装置70は、パチンコ機PM側の駆動補助モータ制御手段143に操作信号を伝送していたが、これに限定されるものではない。例えば、リモートコントロール装置70は、無線または有線により、発射制御手段140に操作信号を伝送するように構成してもよい。
すなわち、発射制御手段140は、第1タッチ検出器71による接触検知を条件として、リモートコントロール装置70の入力操作に応じた発射強度で(押圧操作部72の押圧操作に応じた発射強度で)遊技球が発射されるように、発射機構部21の作動制御をするように構成してもよい。
さらに、有線によりリモートコントロール装置70とパチンコ機PMが接続されている場合は、パチンコ機PMに対して着脱可能に設けるとより利便性を向上させることができる。
図1(A)は上記弾球遊技機の全体正面図であり、図1(B)は上記弾球遊技機の全体背面図である。 上記弾球遊技機の遊技盤前面を示す正面図である。 上記発射ハンドルの部品構成図である。 上記発射ハンドルの機構配置を説明する略断面図である。 上記発射ハンドルの回動レバーの背面図である。 上記弾球遊技機のゲーム制御を行う遊技制御手段の構成を示すブロック図である。 図7(A)はリモートコントロール装置の正面図及び側面図、図7(B)はリモートコントロール装置を有線によりパチンコ機に接続した状態を示す図である。 上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。 上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。 上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。 上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。 上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。 上記遊技制御装置による駆動補助モータの駆動制御の様子を示すタイミングチャートである。 駆動補助モータが駆動して回転補助力が加えられたときの発射ハンドルHの回動角度位置を説明する図である。 上記遊技制御装置による他の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
PM パチンコ機(弾球遊技機)
7 遊技盤
10 遊技領域
11 図柄始動ゲート
11a 図柄始動ゲート通過検出器
12 図柄表示装置
13 可変誘導装置
13m 電動役物ソレノイド
14 中央役物
14a 中央役物入賞検出器
14d 権利入賞口入賞検出器
14m 振分部材ソレノイド
15 大入賞口作動ゲート
15a 大入賞口作動ゲート通過検出器
16 大入賞口
16a 大入賞口入賞検出器
16m 大入賞口ソレノイド
21 発射機構部
21m 発射モータ
25 賞球払出装置
30 ハンドルベース
40 回動レバー
50 キャップ体
60 駆動補助モータ(ハンドル駆動機構)
61 ハンドル回転軸
62 インデックスセンサ回転軸
62a インデックス
62b ハンドル位置検出器(ハンドル駆動機構)
63 可変抵抗器
64 連結ギア
65 第2タッチ検出器
70 リモートコントロール装置(リモートコントロール手段)
71 第1タッチ検出器
72 押圧操作部
100 遊技制御装置
110 通常遊技制御手段
111 入賞判定手段
112 当たり決定手段
113 停止図柄決定手段
114 図柄制御手段
115 電動役物開閉制御手段
116 中央役物制御手段
120 特別遊技制御手段
130 賞球払出制御手段
140 発射制御手段
141 発射モータ駆動手段
142 発射強度決定手段
143 駆動補助モータ制御手段(駆動制御手段)
143A 遊技状態判定手段
143B ハンドル位置判定手段
H 発射ハンドル
SW 操作スイッチ
TL トルクリミッタ機構

Claims (9)

  1. 遊技盤と、回動操作可能に構成された発射ハンドルと、前記発射ハンドルの回動角度位置に応じた発射強度で前記遊技盤に遊技球を発射する発射機構部とを備える弾球遊技機において、
    電動により前記発射ハンドルに回転補助力を付与するハンドル駆動機構と、
    前記ハンドル駆動機構の駆動制御を行う駆動制御手段と、
    遊技者により入力操作が可能なリモートコントロール手段とを備え、
    前記リモートコントロール手段は、遊技者が該リモートコントロール手段に接触していることを検知する第1タッチ検出器を有し、
    前記駆動制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記リモートコントロール手段の入力操作に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構の駆動制御をすることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記リモートコントロール手段は、遊技者の押圧操作により遊技球の発射強度を調整することが可能である押圧操作部を備え、
    前記駆動制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記押圧操作部の押圧操作に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構の駆動制御をすることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記リモートコントロール手段は、無線または有線により、前記駆動制御手段に操作信号を伝送することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 遊技状態を判定する遊技状態判定手段を備え、
    前記発射ハンドルは、遊技者が該発射ハンドルに接触していることを検知する第2タッチ検出器を有し、
    前記駆動制御手段は、前記第2タッチ検出器による接触検知を条件として、前記遊技状態判定手段による判定結果に応じた回動角度位置に、前記発射ハンドルが位置するように、前記ハンドル駆動機構を駆動制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の弾球遊技機のハンドル装置。
  5. 遊技盤と、回動操作可能に構成された発射ハンドルと、前記遊技盤に遊技球を発射する発射機構部と、前記発射ハンドルの回動角度位置に応じた発射強度で前記遊技球を発射させるように前記発射機構部の作動制御を行う発射制御手段とを備える弾球遊技機において、
    遊技者により入力操作が可能なリモートコントロール手段とを備え、
    前記リモートコントロール手段は、遊技者が該リモートコントロール手段に接触していることを検知する第1タッチ検出器を有し、
    前記発射制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記リモートコントロール手段の入力操作に応じた発射強度で遊技球が発射されるように、前記発射機構部の作動制御をすることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 前記リモートコントロール手段は、遊技者の押圧操作により遊技球の発射強度を調整することが可能である押圧操作部を有し、
    前記発射制御手段は、前記第1タッチ検出器による接触検知を条件として、前記押圧操作部の押圧操作に応じた発射強度で遊技球が発射されるように、前記発射機構部の作動制御をすることを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記リモートコントロール手段は、無線または有線により、前記発射制御手段に操作信号を伝送することを特徴とする請求項5又は6に記載の弾球遊技機。
  8. 前記リモートコントロール手段は、前記遊技機に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の弾球遊技機。
  9. 前記リモートコントロール手段は、遊技球を貸し出すための操作を行う球貸出操作部と、貸し出し可能である遊技球の個数を記憶する個数記憶部とを備え、
    前記遊技機は、前記球貸出操作部の操作に応じて、前記個数記憶部に記憶された個数分を上限とした所定数の遊技球の貸し出しを行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012187204A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Heiwa Corp 弾球遊技機
JP2013013574A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Newgin Co Ltd 遊技機

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