JP2007096456A - 撮像装置及び撮像装置の制御プログラム - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置の表示手段の視認性を向上させる。
【解決手段】カメラ300が所定時間無操作状態が続くと、メインCPU20は、フレームレートを下げると共に画像表示LCD102の表示輝度を下げる。フレームレートを下げる処理では、メインCPU20は、切替回路136cに対し、高周波発振器136aから低周波発振器136bへの切替を指示する制御信号を送信する。切替回路136cは、低周波発振器136bによる低周波クロック周波数信号をTG部136に送信する。TG部136は、低周波クロック周波数信号に基づく同期信号をCCDドライバ132c、白バランスγ処理回路133、A/D部134に送信する。再度、操作部120が操作あされると、変更前の状態に復帰する。
【選択図】 図3

Description

本発明は撮像装置及び撮像装置の制御プログラムに係り、特に低電力下を図る技術に関する。
デジタルカメラの低電力下の技術として、回路の動作クロックを下げてフレームレートをダウンする方法がある。特許文献1には、撮像信号制御回路への入力クロック信号を分周期によって可変制御する技術が開示されている。また、特許文献2〜4には、本体の操作ボタンに対して無操作の状態がある一定期間以上続くと、表示器の輝度をダウンさせたり、バックライトをOFFにしたり、電源をOFFにしたりする技術が開示されている。
特開平9−163238号公報 特開2005−130034号公報 特開2000−36143号公報 特開2002―99248号公報
カメラの動画表示のフレームレートをダウンすると、回路の動作クロックを下げることで消費電力の低減を図ることができるが、反面、動画の連続性が損なわれ追従性能も下がるというデメリットがある。
本発明は、使用者が撮影に集中しているときに影響を与えることなく、消費電力の低減を図ることができる撮像装置及び撮像装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る撮像装置は、撮像レンズ及び撮像素子を含む撮像手段と、前記撮像素子から所定のクロック周波数に対応するフレームレートで画像信号を読み出す駆動手段と、前記クロック周波数を可変する可変手段と、ユーザからの指示入力を受け付けるための操作手段と、前記操作手段が受け付けた指示を実行完了してからの経過時間を計測する計時手段と、前記撮像手段から読み出された画像信号に基づくスルー画像を表示する表示手段と、前記表示手段の輝度を決定する照明手段と、前記照明手段の輝度を調整する照明光調整手段と、を更に備え、前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になると、前記可変手段は、前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更し、前記駆動手段は、前記変更されたより低いクロック周波数に基づく同期信号に従って前記撮像素子からの画像信号の読み出しを行うと共に、前記照明光調整手段は、前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整し、前記照明手段は調整されたより低い輝度により前記表示手段の輝度を決定する、ことを特徴とする。
これにより、無操作状態が所定時間経過すると、撮像素子からの画像信号の読み出し動作のクロック周波数を下げることによりフレームレートを下げ、かつ表示装置の輝度を下げることができ、低電力化を図ることができる。
また、前記可変手段は、第一周波数を有する第一クロック信号を発生させる第一発振器と、前記第一周波数よりも低い第二周波数を有する第二クロック信号を発生させる第二発振器と、前記第一発振器及び前記第二発振器の切替動作を行う切替回路と、を備えて構成され、前記計時手段が計測した経過時間が所定時間未満の場合には、前記切替回路は、前記第一発振器による前記第一クロック信号を前記駆動手段に送信し、前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になると、前記切替回路は、前記第二発振器による第二クロック信号を前記駆動手段に送信してもよい。
これにより、複数の発振器を切り換えてクロック周波数を変更することができる。
また、前記可変手段が前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更した状態又は前記照明光調整手段が前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整した状態において前記操作手段が操作されると、前記可変手段は、前記クロック周波数をより低いクロック周波数から変更前のクロック周波数に戻し、かつ、前記照明輝度調整手段は、前記照明手段の輝度をより低い輝度から変更前の輝度に戻してもよい。
これにより、再度操作がされたときには、クロック周波数及び表示輝度を変更する前の状態に復帰させることができる。
また、前記可変手段及び前記照明輝度調整手段の動作制御を行う制御部を更に備え、前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になった場合に、前記制御部は、前記可変手段に対する前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する制御信号と、前記照明光調整手段に対する前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する制御信号と、を時間をずらして送信してもよい。
これにより、フレームレートが下がるときと表示手段が暗くなるときとのタイミングをずらすことができる。
また、周囲の明るさを検出して検出値を出力する検出手段と、前記検出値と、所定の閾値とを比較する比較手段と、を更に備え、前記比較手段は、前記検出値と、前記所定の閾値と、を比較し、前記検出値が前記所定の閾値未満の場合には、前記制御部は、前記照明光調整手段に対して前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する制御信号を送信し、その後、前記可変手段に対して前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する制御信号を送信し、前記検出値が前記所定の閾値以上の場合には、前記制御部は、前記可変手段に対して前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する制御信号を送信し、その後、前記照明光調整手段に対して前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する制御信号を送信してもよい。
これにより、周囲の明るさに応じてフレームレートを下げるか表示手段を暗くすることにより低電力化を図るかを決定することができる。
前記検出手段は、周囲光を測光する測光センサ、又は前記撮像手段から得られる画像信号の輝度成分を積算し、該積算値が所定の基準値になるように露出を制御する自動露出制御手段及びその自動露出制御手段による露出の制御値に基づいて被写体の明るさを検知する明るさ検知手段により構成されてもよい。
また、本発明に係る撮像装置は、前記可変手段及び前記照明輝度調整手段の動作制御を行う制御部と、前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になった場合に、前記制御部による前記可変手段に対する前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する動作と、前記照明光調整手段に対する前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する動作と、をユーザに選択させるための選択手段と、を更に備え、前記制御部は、前記選択手段により選択された動作に対応する制御信号を前記可変手段又は前記照明輝度調整手段に択一的に送信する、又は前記選択された動作に対応する制御信号を相対的に早い時間に送信し、前記選択されなかった動作に対応する制御信号を相対的に遅い時間に送信してもよい。
これにより、フレームレートを下げるか表示手段を暗くすることにより低電力化を図るかをユーザが選択することができる。
また、前記表示手段は、液晶モニタであってもよい。
また、前記照明手段は、発光ダイオード又は蛍光管を含み、前記照明光調整手段は、前記発光ダイオード又は蛍光管から発する光量を調整してもよい。
また、本発明に係る撮像装置の制御プログラムは、撮像レンズ及び撮像素子を含む撮像手段と、前記撮像素子から所定のクロック周波数に従って画像信号を読み出す駆動手段と、第一周波数を有する第一クロック信号を発生させる第一発振器と、前記第一周波数よりも低い第二周波数を有する第二クロック信号を発生させる第二発振器と、前記第一発振器及び前記第二発振器の切替動作を行う切替回路と、ユーザからの指示入力を受け付けるための操作手段と、前記操作手段が受け付けた指示を実行完了してからの経過時間を計測する計時手段と、演算装置と、を備えた撮像装置において実行されるプログラムであって、前記操作手段が前記指示入力を受け付けたことを検出するステップと、前記指示入力を受け付けてからの経過時間を前記計時手段に計測させるステップと、前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になると、前記切替回路に対し、前記第一発振器による第一クロック信号を取得する状態から第二発振器による第二クロック信号を取得する状態へ切り換えさせるための制御信号を送信するステップと、を前記演算装置に実行させることを特徴とする。
この発明によると、ユーザが撮影に集中しているときに影響を与えることなく、ユーザが撮影に集中していないときには、LCDの輝度ダウンの制御と連動してフレームレートのダウンを行うことができ、より効率的に消費電力の低減を図ることができる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ(以下カメラと略す)300の正面図である。
カメラ300の正面に配備されたレンズ鏡胴60には、ズームレンズ101a及びフォーカスレンズ101bを含む撮影レンズ101が内蔵されており、ズームレンズ101aを光軸方向に移動させることで焦点距離調節が行なわれるとともに、フォーカスレンズ101bを光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
レンズ鏡筒60は、カメラボディ180に沈胴した状態から、予め設定された最短焦点距離位置であるワイド端と最長焦点距離位置であるテレ端との間で進退することで、カメラボディ180から繰り出し、また収納される。この図では、レンズ鏡胴60がカメラボディ180に沈胴した状態が示されている。
またカメラ300には、非撮影時には撮影レンズ101の前面を覆って撮像レンズ101と外界とを遮ることで撮像レンズ101を保護する状態をつくり出すとともに、撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズカバー61が設けられている。
レンズカバー61は開閉自在な機構で構成されており、開放状態で撮影レンズ101の前面を覆い、閉鎖状態で撮影レンズ101の前面を外界に露出する。レンズカバー61は電源スイッチ121のオン/オフに連動して開放/閉鎖される。図1ではレンズカバー61は開放状態となっている。
カメラ300の上面には、レリーズスイッチ104と電源スイッチ121が配備されており、正面には、閃光発光管(ストロボ)105a、AF補助光ランプ105b、セルフタイマーランプ105c等が配備されている。
図2はカメラ300の背面図である。カメラ300の背面には、ズームスイッチ127が配備されている。ズームスイッチ127のワイド(W)側を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がワイド端(望遠)側に繰り出し、テレ(T)側の他方を押すと、押し続けている間、レンズ鏡胴60がテレ端(広角)側に移動する。
カメラ300の背面には、画像表示LCD102、画像表示LCD102の表示輝度を決定するバックライト106、切替レバー122、十字キー124、情報位置指定キー126等も設けられている。
図3は本発明に係るカメラ300のブロック図である。カメラ300にはユーザがこのカメラ300を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。この操作部120には、カメラ300を作動させるための電源投入用の電源スイッチ121、撮影モードと再生モードと可視光通信モードとを自在に切り替える切替レバー122、オート撮影やマニュアル撮影等を選択するための撮影モードダイヤル123、各種のメニューの設定や選択あるいはズームを行なうための十字キー124、閃光発光用スイッチ125、および十字キー124で選択されたメニューの実行やキャンセル等を行なうための情報位置指定キー126、左右方向に操作可能なレバースイッチで構成され、該スイッチを右方向に操作することで望遠(TELE)方向にズーム移動し、左方向に操作することで広角(WIDE)方向にズーム移動するズームスイッチ127が備えられている。
また、カメラ300には、撮影画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD102と、操作の手助けを行なうための操作LCD表示103が備えられている。
このカメラ300にはレリーズスイッチ104が配備されている。このレリーズスイッチ104によって撮影の開始指示がメインCPU20へと伝えられる。このカメラ300では切替レバー122によって撮影と再生と可視光通信の切り替えが自在になっていて、撮影を行なうときには切替レバー122が撮影側に切り替えられ、再生を行なうときには切替レバー122が再生側に切り替えられ、可視光通信を行うときは切替レバー122が可視光通信側に切り替えられる。また、カメラ300には、閃光を発光する閃光発光管105aを有する閃光発光装置が配備されている。
また、カメラ300には、撮影レンズ101と、撮影レンズ101を経由して結像された被写体像をアナログの画像信号に変換する撮像素子であるCCDセンサ132とが備えられている。
撮影レンズ101は、ズームレンズ101a,フォーカスレンズ101b、絞り131を備えており、ズーミングを行うズーム用モータ110と、焦点調整を行うフォーカス用モータ111と、絞り調整を行う絞り用モータ112により、それぞれが駆動される。レンズ鏡胴60の進退動力はズーム用モータ110よって供給される。レンズカバー61の開閉動力はレンズカバー用モータ114によって供給され、レンズカバー用モータ114はモータドライバ62によって駆動される。モータドライバ62の駆動は、メインCPU20又は測光・測距CPU137によって制御される。
繰出量検出部70は、レンズ鏡胴60の繰り出し量を検出するセンサであり、ズームレンズ位置検出用のエンコーダなどで構成することができる。
撮像素子にCCDセンサ132を用いた場合には、色偽信号やモアレ縞等の発生を防止するために、入射光内の不要な高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ132aが配設されている。また、入射光内の赤外線を吸収若しくは反射して、長波長域で感度が高いCCDセンサ132固有の感度特性を補正する赤外カットフィルタ132bが配設されている。光学的ローパスフィルタ132a及び赤外カットフィルタ132bの具体的な配設の態様は様々であり、例えば本出願人による特許公開2000−114502号公報0003〜0004段落に記載のようにすることができる。
また、カメラ300には、CCDセンサ132からのアナログ画像信号が表わす被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(γ)を調整し、さらにアナログ画像信号を増幅する増幅率可変の増幅器を含む白バランス・γ処理部133が備えられている。
さらに、カメラ300には、白バランス・γ処理部133からのアナログ信号をデジタルのR,G,B画像データにA/D変換するA/D部134と、そのA/D部134からのR,G,B画像データを格納するバッファメモリ135が備えられている。
CCD132の受光面にはR,G,Bの微小なカラーフィルタがマトリクス状に配列されており、R,G,Bの各色成分を含む撮像信号は、白バランス・γ処理部133で適当なレベルに増幅された後、A/D部134によってR,G,Bの各画像データとされる。なお、CCD132の画素配置はベイヤ型でもよいし、ハニカム型等各種の配列方式を採用してもよい。
本実施形態では、A/D部134は、8ビットの量子化分解能を有し、白バランス・γ処理部133から出力されるアナログR,G,B撮像信号を、CCDセンサ132の受光量に応じ、レベル0〜255のR,G,Bデジタル画像データに変換して出力する。以下、CCD132のR,G,Bの受光量に応じたR,G,Bデジタル画像データのレベルも受光量と呼ぶ。ただし、この量子化分解能はあくまで一例であって本発明に必須の値ではない。
CCDセンサ132は、詳細には、そのCCDセンサ132に照射された被写体光により発生した電荷を可変の電荷蓄積時間(露光期間)の間蓄積することにより画像信号を生成するものである。CCD132からは、CCDドライバ132cを介してタイミングジェネレータ(TG)部136から出力されるクロック信号に基づく垂直同期信号VDに同期したタイミングでフレーム毎の画像信号が順次出力される。
タイミングジェネレータ(TG)部136には、切替回路136cを介して高周波発振器136aと低周波発振器136bとが接続される。高周波発振器136aと低周波発振器136bは共に水晶発振器により構成され、高周波発振器136aの周波数は、低周波発振器136bよりも相対的に高い。高周波発振器136aは、カメラ300が標準的な使用状態(以下「標準モード」という)にあるときにCCD132から画像信号を読み出す読み出しタイミングを決定する高クロック周波数を発生させる。低周波発振器136bは、メインCPU20の動作タイミングを決定するクロック周波数を発生させると共に、低電力下時における使用状態(以下「低電力モード」という)においてCCD132から画像信号を読み出す読み出しタイミングを決定する低クロック周波数を発生させる。切替回路136cは、メインCPU20からの制御信号に従って高周波発振器136aと低周波発振器136bとを切り換えて、標準モードにおいては高周波発振器136aによる高クロック信号をTG部136に送信し、低電力モードにおいては低周波発振器136bによる低クロック信号をTG部136に送信する。
TG部136は、クロック信号をCCDドライバ132c、白バランスγ処理回路133、A/D部134に送信する。CCDドライバ132c、白バランスγ処理回路133、A/D部134は、TG部136から送信されるクロック信号に同期して処理を行う。このクロック周波数により、画像表示LCD102に表示されるスルー画像のフレームレートが決定される。本実施の形態に係るカメラ300では、高周波発振器136aによる高クロック信号に基づくフレームレートは毎秒30フレーム(以下「標準フレームレート」という)であり、低周波発振器136bによる低クロック信号に基づくフレームレートは毎秒15フレーム(以下「低フレームレート」という)であるが、フレームレートの数値は、上記の例に限らない。また、TG部136には、後述する測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
また、カメラ300には、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、通信制御部139と、YC処理部140と、電源電池68とが備えられている。
測光・測距用CPU137は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り調整を行う絞り用モータ112を制御してズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131をそれぞれ駆動することにより測距を行ない、TG部136および充電・発光制御部138を制御する。測光・測距用CPU137は、レリーズスイッチ104が半押しされると、CCD132によって周期的(1/30秒から1/60秒ごと)に得られる画像データに基づいて被写体の明るさの測光(EV値の算出)を行う。
即ち、AE演算部151は、A/D部134から出力されたR、G、Bの画像信号を積算し、その積算値を測光・測距用CPU137に提供する。測光・測距用CPU137は、AE演算部151から入力された積算値に基づいて被写体の平均的な明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(EV値)を算出する。
そして、測光・測距用CPU137は、得られたEV値に基づいて絞り131の絞り値(F値)及びCCD132の電子シャッタ(シャッタスピード)を含む露出値を所定のプログラム線図にしたがって決定する。
レリーズスイッチ104が全押しされると、モータドライバ62は、その決定した絞り値に基づいて絞り用モータ112を駆動し、絞り131の開口径を制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づき、TG部136を介してCCD132での電荷蓄積時間を制御する(AE動作)。
AE動作は、絞り優先AE,シャッタ速度優先AE,プログラムAEなどがあるが、いずれにおいても、被写体輝度を測定し、この被写体輝度の測光値に基づいて決められた露出値、すなわち絞り値とシャッタスピードとの組み合わせで撮影を行うことにより、適正な露光量で撮像されるように制御しており、面倒な露出決定の手間を省くことができる。
AF検出部150は、測光・測距CPU137により選定された検出範囲に対応する画像データをA/D部134から抽出する。焦点位置を検出する方法は、合焦位置で画像データの高周波成分が最大振幅になるという特徴を利用して行う。AF検出部150は、抽出された画像データの高周波成分を1フィールド期間積分することにより、振幅値を算出する。AF検出部150は、測光・測距CPU137がフォーカス用モータ111を駆動制御してフォーカスレンズ101bを可動範囲内、即ち無限遠側の端点(INF点)から至近側の端点(NEAR点)の間で移動させている間に順次振幅値の計算を実行し、最大振幅を検出した時に検出値を測光・測距CPU137に送信する。
測光・測距CPU137は、この検出値を取得して対応する合焦位置に、フォーカスレンズ101bを移動させるようにモータドライバ62に指令を出す。モータドライバ62は、測光・測距CPU137の指令に応じてフォーカス用モータ111を駆動し、フォーカスレンズ101bを合焦位置に移動させる(AF動作)。
測光・測距用CPU137は、メインCPU20とのCPU間通信によってレリーズスイッチ104と接続されており、ユーザによりレリーズスイッチ104が半押しされた時に、この合焦位置の検出が行われる。また、測光・測距用CPU137には、モータドライバ62が接続されており、メインCPU20が、ズームスイッチ127によってユーザからのTELE方向又はWIDE方向へのズームの指令を取得した場合に、モータドライバ62を制御してズーム用モータ110を駆動させることにより、ズームレンズ101aをWIDE端とTELE端との間で移動させる。
充電・発光制御部138は、閃光発光管105aを発光させるために電源電池68からの電力の供給を受けて図示しない閃光発光用のコンデンサを充電したり、その閃光発光管105aの発光を制御したりする。充電・発光制御部138は,AF補助光ランプ105bやセルフタイマーランプ105cの発光も制御する。
通信制御部139には、通信ポート107が備えられており、この通信制御部139は、カメラ300により撮影された被写体の画像信号をUSB端子が備えられたパーソナルコンピュータ等の外部装置に出力し、およびこのような外部装置からカメラ300に画像信号を入力することにより、その外部装置との間のデータ通信を担うものである。また、このカメラ300は、ロール状の写真フイルムに写真撮影を行なう通常のカメラが有するISO感度100,200,400,1600等に切り替える機能を模擬した機能を有し、ISO感度400以上に切り替えられた場合、白バランス・γ処理部133の増幅器の増幅率が所定の増幅率を越えた高増幅率に設定された高感度モードとなる。
また、カメラ300には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、I/F部144が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、I/F部144を経由してメモリカード200に格納する。また、圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しにあたり、メモリカード200固有の識別番号(ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
また、カメラ300には、メインCPU20と、EEPROM146と、YC/RGBデコーダ147と、表示用のドライバ148とが備えられている。メインCPU20は、このカメラ300全体の制御を行なう。EEPROM146には、このカメラ300固有の固体データやプログラム、標準モード及び低電力モードのバックライト106の輝度値(標準輝度及び低電力輝度)を決定する電流値情報、バックライト106の輝度及び高周波発振器136aから低周波発振器136bに切り換えるタイミングを決定する無操作状態の経過時間などが格納されている。YC/RGBデコーダ147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
画像表示LCD102の下面には、画像表示LCD102の表示輝度を調整するためのバックライト106が配設される。バックライト106は、光源としての複数個の発光ダイオード(LED)と、このLEDから発行された光を画像表示LCD102の下面に導く導光板とから構成されている。メインCPU20は、無操作状態が所定時間経過するとバックライト106の照明光が暗くなるようにドライバ153を介してLEDの発光量(LEDに流す電流)を制御し、再度ユーザが各種操作ボタン120を操作したことを検出するとバックライト106の照明光が明るくなるようにドライバ153を介してLEDの発光量を制御する。なお、光源として蛍光管を使用しているバックライトの場合には、蛍光管を駆動するインバータへのPWN(パルス幅変調)によってバックライトの輝度を調整する。
また、カメラ300は、AC電源から電力を得るためのACアダプタ48と電源電池68とが着脱可能な構成となっている。電源電池68は充電可能な二次電池、例えばニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池で構成される。電源電池68は使い切り型の一次電池、例えばリチウム電池、アルカリ電池で構成してもよい。電源電池68は図示しない電池収納室に装填することにより、カメラ300の各回路と電気的に接続される。
ACアダプタ48がカメラ300に装填されAC電源からACアダプタ48を介してカメラ300に電力が供給される場合には、電源電池68が電池収納室に装填されている場合であっても、優先的に当該ACアダプタ48から出力された電力がカメラ300の各部に駆動用の電力として供給される。この場合、ACアダプタ48から出力される電力の一部は電源電池68に供給され、電源電池68はこの電力によって充電される。
また、ACアダプタ48が装填されておらず、かつ電源電池68が電池収納室に装填されている場合には、当該電源電池68から出力された電力がカメラ300の各部に駆動用の電力として供給される。
電池残量検出部65は、電源電池68の電池残量を検出する回路である。メインCPU20は、電池残量検出部65の検出した電池残量に基づき、ACアダプタ48による電源電池68の充電の進行状況を監視するプログラムを実行する。このプログラムはEEPROM146に記憶されている。
なお、図示しないが、カメラ300には、電池収納室内に収納される電源電池68とは別にバックアップ電池が設けられている。内蔵バックアップ電池には例えば専用の二次電池が用いられ、電源電池68によって充電される。バックアップ電池は、電源電池68の交換や取り外し等、電源電池68が電池収納室に装填されていない場合、カメラ300の基本機能に給電する。
即ち、電源電池68又はACアダプタ48からの電源供給が停止すると、バックアップ電池がスイッチング回路(図示せず)によってRTC15等に接続され、これらの回路に給電する。これにより、バックアップ電池29が寿命に達しない限り、RTC15等の基本機能には、電源供給が間断なく継続する。
RTC(Real Time Clock)15は計時専用のチップであり、電源電池68やACアダプタ48からの給電がオフされていてもバックアップ電池から電源供給を受けて継続的に動作する。
図4は、メインCPU20が実行するプログラムを示すブロック図である。プログラムは、プログラムである操作検出部20a、計時部20b,周囲光測定部20c、発振器切替部20d、輝度制御部20eの各プログラムから構成される。操作検出部20aは、操作部120が操作されたことを検出する。計時部20bは、RTC15に計時させ、その結果を取得すると共にEEPROM146に格納された所定時間を示す閾値との比較を行う。周囲光測定部20cは、測定・測距CPU137からEV値を取得し、EEPROM146に格納された所定の明るさを示す閾値との比較を行う。発振器切替部20dは、切替回路136cに対し高周波発振器136aと低周波発振器136bとの切替を行うための制御信号を送信する。輝度制御部20eは、標準輝度及びこれより暗い低電力モード輝度の変更を行うための制御信号をドライバ153に送信する。これらの各プログラムは、EEPROM146に格納され、メインCPU20が適宜図示しないメモリ上に読み出して実行する。なお、周囲光測定部20cは、第一実施形態では必須ではなく、第二実施形態において用いられるプログラムである。
<第一実施形態>
上記カメラ300の第一実施形態に係る動作処理について図5のフローチャートに従って説明する。
S1では、ユーザが電源スイッチ121を操作してカメラ300の電源をONにする(S1)。
S2では、メインCPU20は、カメラを標準モードに設定する(S2)。標準モードでは、メインCPU20は、EEPROM146からバックライト106の標準モード時における輝度値(標準輝度値)を決定する電流値情報を読み出す。そして、メインCPU20は、その電流値情報に基づく電気信号をドライバ153に送出し、ドライバ153は、バックライト106にその電気信号に基づく電流を送出する。これによりバックライト106は標準輝度に設定される。同時に、メインCPU20は、切替回路136cに対し高周波発振器136aに切り換えるための制御信号を送信する。切替回路136cは、高周波発振器136aからの高クロック信号をTG部136に送信する。TG部136は、CCDドライバ132c、白バランスγ処理回路133、及びA/D部134に高クロック周波数に基づく同期信号を送信する。これにより、CCDドライバ132は、高クロック周波数に応じてCCD132から画像信号を読み出し、順次白バランスγ処理回路133、及びA/D部134において同期をとりつつ処理が実行される。その結果、標準フレームレートにより画像表示LCD102にスルー画像が表示され、かつ画像表示LCD102は標準輝度で表示される。
S3では、メインCPU20は、ユーザが操作部120を操作したことを検出する(S3)。
S4では、メインCPU20は、S3でユーザが操作部120により指示した操作処理が完了してからの経過時間をRTC15に計測させる(S4)。ユーザが、切替レバー122で撮影モードを選択し、レリーズボタン104を操作して撮影を開始した場合には、ユーザが指示した操作処理を実行中である(撮影処理が完了していない)ため、計時は行わない。撮影指示以外の指示入力をするためにユーザが操作を行った場合にのみ計時は開始される。
S5では、メインCPU20はEEPROM146から、無操作状態が所定時間経過したか否かを判断するための経過時間の閾値情報を読取り、RTC15が計測した経過時間との比較を行う。「Y」であればS6へ、「N」であればS2へ戻る。
S6では、メインCPU20は、カメラを低電力モードに設定する(S6)。低電力モードでは、メインCPU20は、EEPROM146からバックライト106の低電力モード時における輝度値(標準輝度値より暗い低電力輝度値)を決定する電流値情報を読み出す。そして、メインCPU20は、その電流値情報に基づく電気信号をドライバ153に送出し、ドライバ153は、バックライト106にその電気信号に基づく電流を送出する。これによりバックライト106は標準輝度よりも暗い低電力輝度に設定される。同時に、メインCPU20は、切替回路136cに低周波発振器136bに切り換えるための制御信号を送信する。切替回路136cは、低周波発振器136bからの低クロック信号をTG部136に送信する。TG部136は、CCDドライバ132c、白バランスγ処理回路133、及びA/D部134に低クロック信号に基づく同期信号を送信する。これにより、CCDドライバ132は、低クロック周波数に応じてCCD132から画像信号を読み出し、順次白バランスγ処理回路133、及びA/D部134において同期をとりつつ処理が実行される。その結果、標準フレームレートよりも低い低電力フレームレートに基づくスルー画像が画像表示LCD102に表示され、かつ画像表示LCD102は低電力輝度で表示される。
S7では、メインCPU20は、再度ユーザが操作部120を操作したことを検出したか否かを判定する(S7)。「Y」であればS8へ、「N」であればS9へ進む。
S8では、メインCPU20は、S2と同様、標準モードに設定する(S8)。
S9では、メインCPU20は、電源スイッチ121がOFFされた否かを判定する(S9)。「Y」であれば処理を終了し、「N」であればS6へ戻る。
本実施の形態により、ユーザが指定した操作を完了してから所定の時間が経過すると、フレームレートをダウンすると共に画像表示LCD102のバックライト106の輝度をダウンすることができ、低電力化を図ることができる。また、再度、ユーザが操作部120を操作すると、標準モードに復帰することができる。そのため、ユーザが撮影しているときにはそれを妨げることなく低電力化を図ることができる。
なお、本実施形態では、標準モードと低電力モードとをバックライト106の輝度調整及びクロック周波数切替を用いて行ったが、クロック周波数切替のみを用いて標準モードと低電力モードと実現してもよい。すなわち、画像表示LCD102の輝度は標準モード及び低電力モードにおいて同じであるが、標準モードにおいては高周波発振器136aに切替て高クロック信号に基づいてCCD132からの画像信号の取り込みやそれに続くアナログフロントエンド処理を行い、低電力モードにおいて低周波発振器136bに切り換えては低クロック信号に基づいて上記処理を行う。これにより、標準モード及び低電力モードにおいてフレームレートを調整して低電力化を図ることができる。
<第二実施形態>
第二実施形態では、標準モードから低電力モードに切り換えたときに、フレームレートを下げるタイミングと、バックライト106の輝度を下げるタイミングとをずらした態様である。第一実施形態が、標準モードから低電力モードに切り換えたときに、フレームレートとバックライト106の輝度とを同時に下げた実施形態であるのに対し、本実施形態では、フレームレートの変更とバックライト106の輝度変更とのタイミングにタイムラグを設ける点で異なる。なお、本実施形態は、図5のフローチャートにおいてステップS6の「低電力モードに設定」の処理に相当し、その他の処理の流れは、図5のフローチャートと同様である。
カメラ300の周囲環境がそれほど明るくないところでは、バックライト106の輝度を下げたとしても極端に画像表示LCD102の視認性が悪くならない。そこで、周囲光がそれほど明るくないところでは、まずバックライト106の輝度を下げ、その後しばらくしてからフレームレートを下げる処理(フレームレート優先処理)を行う。一方、周囲光が相対的に明るい場合には、LCDの輝度を下げると視認性が著しく損なわれる恐れがある。そこで、フレームレートよりもLCDの輝度を優先し、まず、フレームレートを下げ、その後LCDの輝度を下げる処理(LCD輝度優先処理)を行う。
図6(a)は、フレームレート優先処理を説明する模式図、図6(b)は、LCD輝度優先処理を説明する模式図である。
フレームレート優先処理では、無操作時間がA(例えば10〜15秒)続くと、まず、画像表示LCD102のバックライト106の輝度を低減する。更に無操作時間が経過し、B(例えば20〜30秒)経過すると、フレームレートのダウンを行う。この状態で、ユーザが再度操作を行うと、バックライト及びフレームレートを同時に標準モードに戻す。
LCD輝度優先処理では、無操作時間がA(例えば10〜15秒)続くと、まず、フレームレートのダウンを行う。更に無操作時間が経過し、B(例えば20〜30秒)経過すると、画像表示LCD102のバックライト106の輝度を低減する。この状態で、ユーザが再度操作を行うと、バックライト及びフレームレートを同時に標準モードに戻す。
図7は、本実施の形態の処理の流れを示すフローチャートである。
本実施の形態に係る処理は、図5のステップS1〜S5に続いて行われる。図5のステップS5において、無操作状態がA(10〜15秒)以上続いたと判断されると、ステップS601に進む。
ステップS601では、メインCPU20は、周囲光を測光する(S601)。メインCPU20は、測光・測距用CPU137から被写体の明るさを示すEV値(検出値)を取得する。
ステップS602では、周囲光が所定の明るさよりも暗いか否かを判定する(S602)。メインCPU20は、S601で取得したEV値と、EEPROM146に格納された閾値とを比較する。この閾値は、周囲光が所定の明るさよりも暗いか否かを判定するための閾値である。EV値(検出値)が閾値よりも低い場合には、メインCPU20は、所定の明るさよりも暗いと判定し(「Y」に相当)、S603へ進む。EV値(検出値)が閾値以上である場合には、メインCPU20は、所定の明るさよりも明るいと判定し(「N」に相当)、S607へ進む。S603〜S606はフレームレート優先処理である。S607〜S610はLCD輝度優先処理である。
ステップS603では、メインCPU20は、EEPROM146から低電力モードにおけるバックライト106の輝度値(低輝度値)を決定する電流値情報を読み出し、その電流値情報に基づいてドライバ153に電気信号を送出する。ドライバ153は、バックライト106にその電気信号に基づく電流を送出する。これにより、画像表示LCD102は、低輝度値に基づく明るさに変更され、表示画面は相対的に暗くなる。
ステップS604では、図5のステップS4で開始した計時処理を継続する(S604)。メインCPU20は、RTC15に計時処理を継続させる。
ステップS605では、所定時間が経過したか否かを判断する(S605)。メインCPU20は、EEPROM146から、所定時間(図6における無操作時間B:20〜30秒)を示す情報を読み出し、S604でRTC15が計測した経過時間との比較を行う。「Y」であればS606へ、「N」であればS604へ戻る。
ステップS606では、高周波発振器136aから低周波発振器136bへ切り換える(S606)。メインCPU20は、切替回路136cに対し、高周波発振器136aから低周波発振器136bへ切り換える指示を示す制御信号を送信する。切替回路136cは、その制御信号に従って高周波発振器136aから低周波発振器136bへ切り換える。そして、低周波発振器136bによる低クロック信号を、TG部136へ送信する。TG部136は、低クロック信号に基づく同期信号をCCDドライバ132C、白バランスγ処理回路133、A/D部134に送信する。そして、図5のフローチャートにおけるステップS7へ進む。
ステップS607〜S610では、周囲光が相対的に明るい場合であるので、LCD輝度優先処理を行う。ステップS607では、メインCPU20は、高周波発振器136aから低周波発振器136bへの切替を行う(S607)。この処理は、ステップS606と同様である。
ステップS608では、ステップS604と同様、計時処理を継続する(S608)。ステップS609では、S605と同様、所定時間が経過したか否を判断し(S609)、「Y」であればS610へ、「N」であればS608へ戻る。ステップS610では、S603と同様、バックライトの輝度を下げる処理を行う(S610)。そして、図5のフローチャートにおけるステップS7へ進む。
なお、本実施の形態では、被写体輝度を用いて周囲の明るさを判定したが、周囲光を測定するための測光センサを別途設け、その測光センサの検出値と閾値とを比較して上記処理を行ってもよい。
<その他の実施形態>
第二実施形態では、周囲光を測光し、その結果に基づいてフレームレート優先処理とLCD輝度優先処理とを選択したが、フレームレート優先処理とLCD輝度優先処理とを選択する操作ボタンを設け、ユーザに所望する処理を選択させてもよい。例えば、動きがゆっくりまたは静止した被写体を撮影する場合には、フレームレートが下がっていても撮影画角の確認及び再生時に及ぼす影響が少ない。そこで、ユーザが、操作ボタンによりLCD輝度優先処理を選択すると、周囲光の明るさを問わずフレームレートを下げることにより低電力化を図るように構成してもよい。
また、上記実施形態ではカメラ300の表示手段として画像表示LCDを用いたが表示手段は液晶パネルに限らず、例えば有機ELを用いて構成してもよい。この場合、有機ELそのものが表示手段及び照明手段となり、照明輝度調整手段は、この有機ELにかける電流を調整する制御回路として構成する。また、反射型の機能有するディスプレイで、表示面を照らすためのフロントライトを別途設けている場合には、上記ライト及びそのライトの照明輝度を調整する手段を備えることにより有機ELや反射型のディスプレイにも本発明を適用することができる。
さらに、上記実施形態では、デジタルカメラ300を用いて説明したが、本発明は、カメラ付携帯電話、カメラ付PDAなど、カメラ機能を有する機器に適用可能である。
デジタルカメラの正面図 デジタルカメラの背面図 デジタルカメラのブロック構成図 プログラムブロック図 第一実施形態に係る処理の流れを示すフローチャート 第二実施形態を説明する模式図 第二実施形態に係る処理の流れを示すフローチャート
符号の説明
14:発光制御CPU、17:LED群、19:LEDドライバ、16:通信用発光装置、20:メインCPU、60:レンズ鏡胴、61:レンズカバー、62:モータドライバ、63:赤外線受光回路、101:撮影レンズ、101a:ズームレンズ、101b:フォーカスレンズ、110:ズーム用モータ、111:フォーカス用モータ、112:絞り用モータ、114:レンズカバー用モータ、125:LCD明るさアップキー、131:絞り、132:CCD、134:A/D部、150:AF検出部、151:AE演算部

Claims (10)

  1. 撮像レンズ及び撮像素子を含む撮像手段と、
    前記撮像素子から所定のクロック周波数に対応するフレームレートで画像信号を読み出す駆動手段と、
    前記クロック周波数を可変する可変手段と、
    ユーザからの指示入力を受け付けるための操作手段と、
    前記操作手段が受け付けた指示を実行完了してからの経過時間を計測する計時手段と、
    前記撮像手段から読み出された画像信号に基づくスルー画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段の輝度を決定する照明手段と、
    前記照明手段の輝度を調整する照明光調整手段と、
    を備え、
    前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になると、前記可変手段は、前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更し、前記駆動手段は、前記変更されたより低いクロック周波数に基づく同期信号に従って前記撮像素子からの画像信号の読み出しを行うと共に、前記照明光調整手段は、前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整し、前記照明手段は調整されたより低い輝度により前記表示手段の輝度を決定する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記可変手段は、第一周波数を有する第一クロック信号を発生させる第一発振器と、前記第一周波数よりも低い第二周波数を有する第二クロック信号を発生させる第二発振器と、前記第一発振器及び前記第二発振器の切替動作を行う切替回路と、を備えて構成され、
    前記計時手段が計測した経過時間が所定時間未満の場合には、前記切替回路は、前記第一発振器による前記第一クロック信号を前記駆動手段に送信し、
    前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になると、前記切替回路は、前記第二発振器による第二クロック信号を前記駆動手段に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記可変手段が前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更した状態又は前記照明光調整手段が前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整した状態において前記操作手段が操作されると、前記可変手段は、前記クロック周波数をより低いクロック周波数から変更前のクロック周波数に戻し、かつ、前記照明輝度調整手段は、前記照明手段の輝度をより低い輝度から変更前の輝度に戻す、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記可変手段及び前記照明輝度調整手段の動作制御を行う制御部を更に備え、
    前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になった場合に、前記制御部は、前記可変手段に対する前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する制御信号と、前記照明光調整手段に対する前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する制御信号と、を時間をずらして送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 周囲の明るさを検出して検出値を出力する検出手段と、
    前記検出値と、所定の閾値とを比較する比較手段と、を更に備え、
    前記比較手段は、前記検出値と、前記所定の閾値と、を比較し、
    前記検出値が前記所定の閾値未満の場合には、前記制御部は、前記照明光調整手段に対して前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する制御信号を送信し、その後、前記可変手段に対して前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する制御信号を送信し、前記検出値が前記所定の閾値以上の場合には、前記制御部は、前記可変手段に対して前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する制御信号を送信し、その後、前記照明光調整手段に対して前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する制御信号を送信する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記検出手段は、周囲光を測光する測光センサ、又は前記撮像手段から得られる画像信号の輝度成分を積算し、該積算値が所定の基準値になるように露出を制御する自動露出制御手段及びその自動露出制御手段による露出の制御値に基づいて被写体の明るさを検知する明るさ検知手段により構成される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記可変手段及び前記照明輝度調整手段の動作制御を行う制御部と、
    前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になった場合に、前記制御部による前記可変手段に対する前記クロック周波数をより低いクロック周波数に変更する動作と、前記照明光調整手段に対する前記照明手段の輝度をより低い輝度に調整する動作と、をユーザに選択させるための選択手段と、を更に備え、
    前記制御部は、前記選択手段により選択された動作に対応する制御信号を前記可変手段又は前記照明輝度調整手段に択一的に送信する、又は前記選択された動作に対応する制御信号を相対的に早い時間に送信し、前記選択されなかった動作に対応する制御信号を相対的に遅い時間に送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置
  8. 前記表示手段は、液晶モニタであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記照明手段は、発光ダイオード又は蛍光管を含み、前記照明光調整手段は、前記発光ダイオード又は蛍光管から発する光量を調整することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 撮像レンズ及び撮像素子を含む撮像手段と、前記撮像素子から所定のクロック周波数に従って画像信号を読み出す駆動手段と、第一周波数を有する第一クロック信号を発生させる第一発振器と、前記第一周波数よりも低い第二周波数を有する第二クロック信号を発生させる第二発振器と、前記第一発振器及び前記第二発振器の切替動作を行う切替回路と、ユーザからの指示入力を受け付けるための操作手段と、前記操作手段が受け付けた指示を実行完了してからの経過時間を計測する計時手段と、演算装置と、を備えた撮像装置において実行されるプログラムであって
    前記操作手段が前記指示入力を受け付けたことを検出するステップと、
    前記指示入力を受け付けてからの経過時間を前記計時手段に計測させるステップと、
    前記計時手段が計測した経過時間が所定時間以上になると、前記切替回路に対し、前記第一発振器による第一クロック信号を取得する状態から第二発振器による第二クロック信号を取得する状態へ切り換えさせるための制御信号を送信するステップと、
    を前記演算装置に実行させることを特徴とする撮像装置の制御プログラム。
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