JP2007072669A - 光学式操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押下入力操作を簡単に認識できる光学式操作装置を提供する。
【解決手段】透明かつ弾性的な操作シート125にはストライプパターン、ハニカムパターン、格子パターンなどの所定の幾何学的なパターンが印刷されている。変形位置認識部20bは、指Fの押下による操作シート125の変形位置を、バッファメモリ135−2に記憶されたパターンデータに基づいて認識する。操作認識部20cは、変形位置認識部20bの認識した操作シート125の変形位置に対応した押下入力操作を認識する。
【選択図】 図6

Description

本発明は光学式の操作装置に関する。
従来、ユーザの指に光を照射し、その指紋形状の動作量を認識することで移動入力操作を受け付ける装置が考案されている。例えば特許文献1によると、指プレートの外面に当てられた指先の指紋などの模様を撮像素子で撮像する。指先を指プレートに当てながら移動させると、撮像素子で撮像される画像が変化し、その変化方向・変化量に応じた距離だけ表示画面に表示されるポインタを移動させる。
特開2002−62984号公報
ところで、指紋の形状は複雑であり、また個々人によって異なるため、この形状の変化によって押下操作を認識するのは非常に複雑な処理を要する。このため、操作の誤認識やデータ処理時間の点で問題がある。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、押下入力操作を簡単に認識できる光学式操作装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る光学式操作装置は、所定の幾何学的パターンが表面に形成されておりかつ操作体の押圧に対して弾性的に変形する操作シートと、操作シートへ発光する発光部と、発光部からの光が操作シートに反射した反射光を受光して幾何学的パターンの形状を示した電気信号を出力する受光部と、受光部の出力した電気信号をデジタルデータに変換して出力するデータ変換部と、データ変換部の出力したデータに基づいて幾何学的パターンの形状の変化を検出する変形検出部と、変形検出部の検出した幾何学的パターンの形状の変化に応じた入力操作を認識する操作認識部と、を備える。
この発明によると、指やペンなどの操作体によって弾性的な操作シートに押圧を加え、操作シートを変形させると、操作シートの幾何学的パターンの形状変化が検出されることで入力操作が認識される。このため、指紋の形状の変化を検出するなどの複雑な処理を経なくても、押下入力操作を簡単に認識でき、入力操作の誤認識防止や操作認識処理時間の短縮化につながる。なお、クリック感を付与する各種構造を操作シートに付加してもよい。例えば、操作シートを外方に向けて皿状に突出するよう形成しておくとよい。
さらに、操作シートは所定の幾何学的パターンの形成された部分を除いて光透過性を有しており、操作認識部は変形位置検出部が幾何学的パターンの形状の変化を検出しない場合、データ変換部の出力したデータに基づいて反射光の受光量を認識し、反射光の受光量に従って操作体までの距離を認識し、操作体までの距離に応じた入力操作を認識する。
このため、ユーザは、操作体の距離を変化させるだけで動作量の入力が可能となる。また、従来のように、平面的な動作量の入力手段(ボタン、レバーなど)を設ける必要がなく、操作装置の省スペース化に役立つ。
この発明によると、指やペンなどの操作体によって弾性的な操作シートに押圧を加え、操作シートを変形させると、操作シートの幾何学的パターンの形状変化が検出されることで入力操作が認識される。このため、指紋の形状の変化を検出するなどの複雑な処理を経なくても、押下入力操作を簡単に認識でき、入力操作の誤認識防止や処理時間の短縮化につながる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ(以下カメラと略す)100の正面図である。
カメラ100の正面に配備されたレンズ鏡胴60には、ズームレンズ101a及びフォーカスレンズ101bを含む撮影レンズ101が内蔵されており、ズームレンズ101aを光軸方向に移動させることで焦点距離調節が行なわれるとともに、フォーカスレンズ101bを光軸方向に移動させることによりピント調節が行なわれる。
レンズ鏡筒60は、カメラボディ180に沈胴した状態から、予め設定された最短焦点距離位置であるワイド端と最長焦点距離位置であるテレ端との間で進退することで、カメラボディ180から繰り出し、また収納される。この図では、レンズ鏡胴60がカメラボディ180に沈胴した状態が示されている。
またカメラ100には、非撮影時には撮影レンズ101の前面を覆って撮像レンズ101と外界とを遮ることで撮像レンズ101を保護する状態をつくり出すとともに、撮像時には撮像レンズを外界に露出するレンズカバー61が設けられている。
レンズカバー61は開閉自在な機構で構成されており、開放状態で撮影レンズ101の前面を覆い、閉鎖状態で撮影レンズ101の前面を外界に露出する。レンズカバー61は電源スイッチ121のオン/オフに連動して開放/閉鎖される。この図ではレンズカバー61は開放状態となっている。
カメラ100の上面には、中央部分にレリーズスイッチ104の配備されたモードダイヤル123と電源スイッチ121とが配備されており、正面には、ストロボ105a、AF補助光ランプ105b、セルフタイマランプ105c等が配備されている。
図2はカメラ100の背面図である。カメラ100の背面には、画像表示LCD102、光学式操作機器124が配備されている。光学式操作機器124は、表面積の広い親指によって押下されることで弾性的に変形する操作シート125を備える。操作シート125はPET(ポリエチレンテレフタラート)等の透明かつ弾性のある樹脂フィルムからなる。操作シート125にクリック感を付与するため、皿ばね的な弾性変形特性で変形する材料で構成されてもよい。操作シート125にはストライプパターン、ハニカムパターン、格子パターンなどの所定の幾何学的なパターンが印刷されている。幾何学的なパターンは銅線の埋設や刻溝などで形成してもよい。
光学式操作機器124は、右手親指によって良好に押圧を加えることができるように、カメラ背面右上に配備されている。光学式操作機器124は、光の発光/受光によってユーザの指の動きを検出する。光学式操作機器124は、従来のカメラに配備されるズームスイッチ、切替レバー、十字キー、情報位置指定キー等の操作系の役割を果たす。
図3はカメラ100のブロック図である。カメラ100にはユーザがこのカメラ100を使用するときに種々の操作を行なうための操作部120が設けられている。この操作部120には、カメラ100を作動させるための電源投入用の電源スイッチ121、オート撮影やマニュアル撮影等を選択するためのモードダイヤル123、光学式操作機器124が備えられている。
また、カメラ100には、撮影画像や再生画像等を表示するための画像表示LCD102と、操作の手助けを行なうための操作LCD表示103が備えられている。
このカメラ100にはレリーズスイッチ104が配備されている。このレリーズスイッチ104によって撮影の開始指示がメインCPU20へと伝えられる。このカメラ100では光学式操作機器124によって撮影と再生との切り替えが自在になっていて、撮影を行なうときには光学式操作機器124によって撮影モードに切り替えられ、再生を行なうときには光学式操作機器124によって再生モードに切り替えられる。また、カメラ100には、閃光を発光する閃光発光管105aを有する閃光発光装置が配備されている。
また、カメラ100には、撮影レンズ101と、絞り131と、それら撮影レンズ101および絞り131を経由して結像された被写体像をアナログの画像信号に変換する撮像素子であるCCDセンサ132(以下CCD132と略記する)とが備えられている。CCD132は、詳細には、そのCCD132に照射された被写体光により発生した電荷を可変の電荷蓄積時間(露光期間)の間蓄積することにより画像信号を生成するものである。CCD132からは、CG部136から出力される垂直同期信号VDに同期したタイミングでフレーム毎の画像信号が順次出力される。
撮像素子にCCD132を用いた場合には、色偽信号やモアレ縞等の発生を防止するために、入射光内の不要な高周波成分を除去する光学的ローパスフィルタ132aが配設されている。また、入射光内の赤外線を吸収若しくは反射して、長波長域で感度が高いCCDセンサ132固有の感度特性を補正する赤外カットフィルタ132bが配設されている。光学的ローパスフィルタ132a及び赤外カットフィルタ132bの具体的な配設の態様は特に限定されない。
また、カメラ100には、CCDセンサ132からのアナログ画像信号が表わす被写体像のホワイトバランスを合わせるとともにその被写体像の階調特性における直線の傾き(γ)を調整し、さらにアナログ画像信号を増幅する増幅率可変の増幅器を含む白バランス・γ処理部133が備えられている。
さらに、カメラ100には、白バランス・γ処理部133からのアナログ信号をデジタルのR,G,B画像データにA/D変換するA/D部134と、そのA/D部134からのR,G,B画像データを格納するバッファメモリ135が備えられている。
本実施形態では、A/D部134は、8ビットの量子化分解能を有し、白バランス・γ処理部133から出力されるアナログR,G,B撮像信号をレベル0〜255のR,G,Bデジタル画像データに変換して出力する。ただし、この量子化分解能はあくまで一例であって本発明に必須の値ではない。
また、カメラ100には、CG(クロックジェネレータ)部136と、測光・測距用CPU137と、充電・発光制御部138と、通信制御部139と、YC処理部140と、電源電池68とが備えられている。
CG部136は、CCDセンサ132を駆動するための垂直同期信号VD,高速掃き出しパルスPを含む駆動信号、白バランス・γ処理部133,A/D部134を制御する制御信号、および通信制御部139を制御する制御信号を出力する。また、このCG部136には、測光・測距用CPU137からの制御信号が入力される。
測光・測距用CPU137は、ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り調整を行う絞り用モータ112を制御してズームレンズ101a、フォーカスレンズ101b、絞り131をそれぞれ駆動することにより測距を行ない、CG部136および充電・発光制御部138を制御する。ズーム用モータ110、フォーカス用モータ111、絞り用モータ112の駆動は、モータドライバ62によって制御され、モータドライバ62の制御コマンドは、測光・測距用CPU137あるいはメインCPU20から送られる。
測光・測距用CPU137は、レリーズスイッチ104が半押し(S1オン)されると、CCD132によって周期的(1/30秒から1/60秒ごと)に得られる画像データに基づいて被写体の明るさの測光(EV値の算出)を行う。
即ち、AE演算部151は、A/D変換部134から出力されたR、G、Bの画像信号を積算し、その積算値を測光・測距用CPU137に提供する。測光・測距用CPU137は、AE演算部151から入力する積算値に基づいて被写体の平均的な明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(EV値)を算出する。
そして、測光・測距用CPU137は、得られたEV値に基づいて絞り131の絞り値(F値)及びCCD132の電子シャッタ(シャッタスピード)を含む露出値を所定のプログラム線図にしたがって決定する(AE動作)。
レリーズスイッチ104が全押し(S2オン)されると、測光・測距用CPU137は、その決定した絞り値に基づいて絞り131を駆動し、絞り131の開口径を制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づき、CG136を介してCCD132での電荷蓄積時間を制御する。
AE動作は、絞り優先AE,シャッタ速度優先AE,プログラムAEなどがあるが、いずれにおいても、被写体輝度を測定し、この被写体輝度の測光値に基づいて決められた露出値、すなわち絞り値とシャッタスピードとの組み合わせで撮影を行うことにより、適正な露光量で撮像されるように制御しており、面倒な露出決定の手間を省くことができる。
AF検出部150は、測光・測距CPU137により選定された検出範囲に対応する画像データをA/D変換部134から抽出する。焦点位置を検出する方法は、合焦位置で画像データの高周波成分が最大振幅になるという特徴を利用して行う。AF検出部150は、抽出された画像データの高周波成分を1フィールド期間積分することにより、振幅値を算出する。AF検出部150は、測光・測距CPU137がフォーカス用モータ110を駆動制御してフォーカスレンズ101aを可動範囲内、即ち無限遠側の端点(INF点)から至近側の端点(NEAR点)の間で移動させている間に順次振幅値の計算を実行し、最大振幅を検出した時に検出値を測光・測距CPU137に送信する。
測光・測距CPU137は、この検出値を取得して対応する合焦位置に、フォーカスレンズ101bを移動させるようにフォーカス用モータ111に指令を出す。フォーカス用モータ111は、測光・測距CPU137の指令に応じてフォーカスレンズ101bを合焦位置に移動させる(AF動作)。
測光・測距用CPU137は、メインCPU20とのCPU間通信によってレリーズスイッチ104と接続されており、ユーザによりレリーズスイッチ104が半押しされた時に、この合焦位置の検出が行われる。また、測光・測距用CPU137には、ズーム用モータ111が接続されており、メインCPU20が、ズームスイッチ127によってユーザからのTELE方向又はWIDE方向へのズームの指令を取得した場合に、ズーム用モータ110を駆動させることにより、ズームレンズ101aをWIDE端とTELE端との間で移動させる。
充電・発光制御部138は,閃光発光管105aを発光させるために電源電池68からの電力の供給を受けて図示しない閃光発光用のコンデンサを充電したり、その閃光発光管105aの発光を制御する。
充電・発光制御部138は,電源電池68の充電開始、レリーズスイッチ104の半押し・全押し操作信号等の各種の信号や、発光量、発光タイミングを示す信号をメインCPU20や測光・測距CPU137から取り込んだことに応じ、セルフタイマランプ105cやAF補助光105bへの電流供給制御を行い、所望の発光量が所望のタイミングで得られるように制御する。
具体的には、メインCPU20あるいは測光・測距CPU137から充電・発光制御部138へハイ(H)レベルの信号が入力されると、セルフタイマランプ105cは通電状態となり点灯する。一方、充電・発光制御部138へロー(L)レベルの信号が入力されると、セルフタイマランプ105cは非通電状態となり消灯する。
メインCPU20あるいは測光・測距CPU137は、H・Lレベル信号の出力時間の比率(デューティ比)を変化させて設定することでセルフタイマランプ105cの輝度(明るさ)を変化させる。
なお、セルフタイマランプ105cはLEDで構成してもよく、AF補助光ランプ105bを構成するLEDと共通にしてもよい。
メインCPU20には、セルフタイマ回路83が接続されている。メインCPU20は、セルフ撮影モードが設定されている場合、レリーズスイッチ104の全押し信号に基づいて計時を行なう。この計時中に、メインCPU20は測光・測距CPU137を介し、残り時間に合わせて点滅速度をだんだんと早めながら、セルフタイマランプ105cを点滅させる。セルフタイマ回路83は、計時完了後に計時完了信号をメインCPU20に入力する。メインCPU20は、計時完了信号に基づいて、CCD132にシャッタ動作を実施させる。
通信制御部139には、通信ポート107が備えられており、この通信制御部139は、カメラ100により撮影された被写体の画像信号をUSB端子が備えられたパーソナルコンピュータ等の外部装置に出力し、およびこのような外部装置からカメラ100に画像信号を入力することにより、その外部装置との間のデータ通信を担うものである。また、このカメラ100は、ロール状の写真フィルムに写真撮影を行なう通常のカメラが有するISO感度100,200,400,1600等に切り替える機能を模擬した機能を有し、ISO感度400以上に切り替えられた場合、白バランス・γ処理部133の増幅器の増幅率が所定の増幅率を越えた高増幅率に設定された高感度モードとなる。通信制御部139は、高感度モードでの撮影中は、外部装置との通信を停止する。
また、カメラ100には、圧縮・伸長&ID抽出部143と、I/F部144が備えられている。圧縮・伸長&ID抽出部143は、バッファメモリ135に格納された画像データを、バスライン142を介して読み出して圧縮し、I/F部144を経由してメモリカード200に格納する。また、圧縮・伸長&ID抽出部143は、メモリカード200に格納された画像データの読み出しにあたり、メモリカード200固有の識別番号(ID)を抽出し、そのメモリカード200に格納された画像データを読み出して伸長し、バッファメモリ135に格納する。
バッファメモリ135に格納されたY/C信号は、圧縮・伸長&ID抽出部143によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、I/F144を介してメモリカード200のようなリムーバブルメディアないしハードディスク(HDD)75のような内蔵型大容量記憶媒体に所定の形式(例えばExif(Exchangeable Image File Format)ファイル)で記録される。ハードディスク(HDD)75へのデータ記録またはハードディスク(HDD)75からのデータの読込みは、メインCPU20の指令に応じてハードディスクコントローラ74によって制御される。
また、カメラ100には、メインCPU20と、EEPROM146と、YC/RGB変換部147と、表示用のドライバ148とが備えられている。メインCPU20は、このカメラ100全体の制御を行なう。EEPROM146には、このカメラ100固有の固体データやプログラム等が格納されている。YC/RGB変換部147は、YC処理部140で生成されたカラー映像信号YCを3色のRGB信号に変換して表示用のドライバ148を経由して画像表示LCD102に出力する。
CPU20は、ドライバ148に内蔵されたOSD信号発生回路148aに対し、シャッタ速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)等の文字及び記号情報を表示するための信号を発生させるコマンドを送る。OSD信号発生回路148aはこのコマンドに従って映像情報を出力する。OSD信号発生回路148aから出力される信号は、必要に応じてYC/RGB変換部147からの画像信号に混合されて、液晶パネル71に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字等が合成された合成画像が表示される。
また、カメラ100は、AC電源から電力を得るためのACアダプタ48と電源電池68とが着脱可能な構成となっている。電源電池68は充電可能な二次電池、例えばニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池で構成される。電源電池68は使い切り型の一次電池、例えばリチウム電池、アルカリ電池で構成してもよい。電源電池68は図示しない電池収納室に装填することにより、カメラ100の各回路と電気的に接続される。
ACアダプタ48がカメラ100に装填されAC電源からACアダプタ48を介してカメラ100に電力が供給される場合には、電源電池68が電池収納室に装填されている場合であっても、優先的に当該ACアダプタ48から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。また、ACアダプタ48が装填されておらず、かつ電源電池68が電池収納室に装填されている場合には、当該電源電池68から出力された電力がカメラ100の各部に駆動用の電力として供給される。
なお、図示しないが、カメラ100には、電池収納室内に収納される電源電池68とは別にバックアップ電池が設けられている。内蔵バックアップ電池には例えば専用の二次電池が用いられ、電源電池68によって充電される。バックアップ電池は、電源電池68の交換や取り外し等、電源電池68が電池収納室に装填されていない場合、カメラ100の基本機能に給電する。
即ち、電源電池68又はACアダプタ48からの電源供給が停止すると、バックアップ電池がスイッチング回路(図示せず)によってRTC15等に接続され、これらの回路に給電する。これにより、バックアップ電池29が寿命に達しない限り、RTC15等の基本機能には、電源供給が間断なく継続する。
RTC(Real Time Clock)15は計時専用のチップであり、電源電池68やACアダプタ48からの給電がオフされていてもバックアップ電池から電源供給を受けて継続的に動作する。
画像表示LCD102には透過型又は半透過型の液晶パネル71を背面側から照明するバックライト70が配設されており、省電力モードの場合には、メインCPU20によりそのバックライト70の明るさ(輝度)がバックライトドライバ72を介して制御され、バックライト70の消費電力が低減されるようになっている。また、省電力モードは、光学式操作機器124を操作して画像表示LCD102にメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面で所定の操作を行うことによってオン/オフを設定することができるようになっている。
図4は本発明に係る光学式操作機器124周辺の要部構成を示す。光学式操作機器124は、光を発光するLEDならびに電源電池68からLEDへの供給電流量の制御、LEDのオンオフのタイミング制御、LEDの発光量の制御を行うLEDドライバで構成された発光部124−1、発光部124−1の発光した光が操作シート125で反射した反射光を受光する受光部124−2を備えている。本実施形態において、受光部124−2は操作シート125のパターンを被写体として撮影するCCDやCMOS等の撮像素子で構成される。以下、受光部124−2の被写体は操作シート125のストライプパターンであるものとして説明するが、指の指紋など幾何学的な特徴を有するその他の物体を被写体としてもよい。
受光部124−2は、CG136から周期的に発生されるパルスの発生タイミングごと(例えば1/60秒ごと)に反射光を撮像信号に光電変換して白バランス・γ処理部133−2に出力する。白バランス・γ処理部133−2は撮像信号にホワイトバランス・γ調整を施してA/D変換部134−2に出力する。A/D変換部134−2は、白バランス・γ処理部133−2からの撮像信号をデジタル画像データに変換してバッファメモリ135−2とAF検出部150−2に出力する。A/D変換部134−2から出力された画像データをパターンデータと呼ぶ。パターンデータは、受光部124−2から撮像信号が出力されるごとに、バッファメモリ135−2の2つの領域に交互に記憶される。これにより、撮影時刻の異なる2つのパターンデータが同時に記憶され、撮像信号が出力されるごとに古い時刻の画像データが新しいものに書き換えられる。なお、3つ以上のパターンデータを同時に記憶してもよい。
AF検出部150−2は、パターンデータを1画面の所定の分割エリア毎にかつ同じ色成分毎に積算平均し、さらにフレームごとに、全エリアのR,G,Bの色ごとの積算平均値Ir,Ig,Ibを算出する。この積算平均値Ir,Ig,Ibは受光量データとしてRAM149に記憶される。RAM149の受光量データは、受光部124−2から撮像信号が出力されるごとに、RAM149の2つの領域に交互に記憶される。これにより、算出時刻の異なる2つの受光量データが同時に記憶され、撮像信号が出力されるごとに古い時刻の受光量データが新しいものに書き換えられる。なお、3つ以上の受光量データを同時に記憶してもよい。
CPU20の実行するプログラムモジュールは、発光部124−1の発光量や発光開始・終了タイミングを制御する発光制御部20a、指Fの押下による操作シート125の変形位置を、バッファメモリ135−2のパターンデータに基づいて認識する変形位置認識部20b、変形位置に応じた入力操作を認識する操作認識部20c、指Fの押下位置が静止している時間をパターンデータとRTC15から出力される現在時刻データとに基づいて計算する計時部20d、は、指Fの押下位置に応じた動作制御を行う動作制御部20eを含む。発光制御部20a、変形位置認識部20b、操作認識部20c、計時部20d、動作制御部20eは、EEPROM146に記憶されている。
図5はパターンデータのイメージを示す。図5(a)に示すように、操作シート125に押圧力が加えられていない状態では、変形していないストライプパターンが撮影され、この形状がパターンデータとして変形位置認識部20bに出力される。一方、図5(b)に示すように、操作シート125に押圧力が加えられると、弾性的に変形することでパターンが変形し、変形したパターンが撮影され、この形状がパターンデータに変形位置認識部20bに出力される。
計時部20dは、操作シート125の変形が開始したと判断すると、直ちに計時を開始し、操作シート125の変形が終了したと判断すると、計時を停止し、それまでの経過時間を指Fの押下時間として確定する。
発光制御部20aは、RAM149の2つの受光量データを比較することで外光の入射量の増減を判断する。外光の入射量が減少していると判断すれば、発光制御部20aは指Fが操作シート125上に存在していると判断して発光を開始するよう発光部124−1に指令する。一方、外光の入射量が増加したと判断すれば、発光制御部20aは指Fが操作シート125上に存在しないと判断して発光を停止するよう発光部124−1に指令する。これにより、指Fが操作シート125に存在しないときの発光による無駄な電力消費を抑えることができる。
操作認識部20cは、変形位置認識部20bの認識した操作シート125の変形位置に対応した押下入力操作を認識する。具体的には、図6に示すように、変形位置認識部20bの認識した、上、下、左、右、右上、左上、左下、右下、中央の9つのうちいずれか1つの変形位置に対応して、上、下、左、右、右上、左上、左下、右下、中央を押下で指定する操作を認識する。
以下、図6のフローチャートを参照し、本発明に係る光学式入力操作認識動作の流れを説明する。
S1では、デジタルカメラ100の電源スイッチ121がオンされると、発光制御部20aは、発光部124−1に発光を開始する指令を送る。発光部124−1は、この指令を受け取ると、LEDなどの発光手段を所定の発光量、所定の発光タイミングで発光させる。ただし、指Fが操作シート125上に存在しないと判断された場合は発光しないのは上述の通りである。
S2では、受光部124−2から撮像信号が出力されるごとに、バッファメモリ135−2にパターンデータが順次記憶される。
S3では、指Fによって操作シート125を押下させる。変形位置認識部20bは、バッファメモリ135−2の2つのパターンデータを比較し、パターンデータが変化したか否かを判断することで操作シート125が押下されたか否かを判断する。操作シート125が押下されたと判断した場合はS4に移行し、操作シート125が押下されていないと判断した場合はS7に移行する。
S4では、変形位置認識部20bは、バッファメモリ135−2のパターンの形状変化に応じて指Fの押下位置を認識する。具体的には、格子パターンパターンが拡大されている位置(図5(b)の領域P)を押下位置と認識する。
S5では、操作認識部20cは、押下位置に応じた入力操作を認識する。
S6では、動作制御部20eは、操作認識部20cの認識した入力操作に応じた動作制御を行う。例えば、上、下、左、右を指定する入力操作が認識されれば、動作制御部20eは、従来の十字キーの上、下、右、左ボタンが押下されたときと同様の制御、例えば、グラフィカルユーザインターフェースのカーソルの上下左右方向への移動表示を行う指令をOSD信号発生回路148aに送る。あるいは、中央を指定する入力操作が認識されれば、動作制御部20eは、従来の情報位置指定キーが押下されたときと同様の制御、例えば、カーソル位置に存在するメニューの選択の確定や特定の動作モードへの移行を行う。
S7以降では、指Fからの反射光の光量に応じて指Fまでの距離を認識し、その距離に応じた動作を行う。S7では、計時部20dは、所定時間T0(例えば0.2秒間)の経過を計時する。動作制御部20eは、計時部20dが所定時間T0を計時する間、受光量の変化があったか否かを判断する。
S8では、距離認識部20bは、バッファメモリ135−2に記憶されたパターンデータに基づいて受光量を確定するとともに、EEPROM146に記憶さている受光量−距離曲線を参照し、受光量データに対応する指Fの距離L(L0〜L6のいずれか)を認識する。なお、受光量は、操作シート125のパターンによって生じる明暗の影響を排除するため、1つのパターンデータにおける明るさの平均値とすることが好ましいが、AE演算部151によって算出してもよい。
図8を参照すると、受光量−距離曲線は、受光量と距離の関係を規定した曲線である。この受光量−距離曲線は、L0〜L6までの7つの離散的な距離と、受光量データによって識別される反射光の受光量との関係を規定する。
S7では、計時部20dは、所定時間T0(例えば0.2秒間)の経過を計時する。動作制御部20eは、所定時間T0が経過する間、受光量の変化量がほぼ0(所定の閾値未満)であるか否かを判断する。所定時間T0が経過する間、受光量の変化量がほぼ0の場合はS8に移行し、それ以外の場合はS1に戻る。
S8では、操作認識部20cは、バッファメモリ135−2に記憶された新しい方の受光量データとEEPROM146に記憶さている受光量−距離曲線を参照し、受光量データに対応する指Fの距離L(L0〜L6のいずれか)を認識する。
図8は、操作認識部20cが受光量から距離を認識するために参照する、受光量と距離の関係を規定した曲線(受光量−距離曲線)の一例を示す。この受光量−距離曲線は、L0〜L6までの7つの離散的な距離と、受光量データによって識別される反射光の受光量との関係を規定する。
S9では、距離認識部20bは、さらに、所定時間T0が経過する間、受光量の変化量がほぼ0(所定の閾値未満)であるか否かを判断する。所定時間T0が経過する間、受光量の変化量がほぼ0の場合はS10に移行し、それ以外の場合はS1に戻る。
S10では、操作認識部20cは、動作量の入力があったと認識する。これに応じ、動作制御部20eは、指Fの距離に応じた制御を行う。例えば、動作制御部20eは、指Fの距離に比例した繰出量でレンズ鏡胴60を移動する指令をモータドライバ62に出力する。
以上説明した通り、本実施形態に係るデジタルカメラ100では、ユーザの指Fによって所望の位置に操作シート125に押圧を加えることで入力操作を行える。また、操作シート125に押圧を加えない場合は、操作シート125から指Fまでの距離を変えることでデジタルカメラ100の動作量を入力することができる。
<第2実施形態>
第1実施形態において、所定の幾何学的パターンを印刷した操作シート125として、所定の幾何学的パターンの形成された弾性的なマスクを用いてもよい。
例えば図9に示すように、弾性的な格子状のマスク125a(シリコン、ウレタンなどで作成可能)が貼付された弾性的な透明フィルム125bで操作シート125を形成し、マスク125aに形成されたパターンに対応して発光部124−1及び受光部124−2をアレイ状に並列配列した基板11を操作シート125に積層する。
かつ、図10に示すように、各発光部124−1から各格子を反射面として発光する。各格子に対応した受光部124−2による受光ができる。各格子までの距離が近くなれば、各格子からの反射光の光量が増加すると考えられるから、変形位置認識部20cは、各格子に対応する受光部124−2の受光量から各格子の距離の遠近を認識することで、変形している格子の位置を認識できる。
デジタルカメラの正面図 デジタルカメラの背面図 デジタルカメラのブロック構成図 光学式操作機器周辺の要部構成図 パターンデータのイメージ図 変形位置認識部の認識する、上、下、左、右、右上、左上、左下、右下、中央の9つの変形位置を示す図 光学式入力操作認識動作の流れを示すフローチャート 受光量−距離曲線の一例を示す図 第2実施形態に係る操作シートの斜視図 操作シートの格子パターンに対応した発光および受光の一例を示した図操作時間と入力操作の関係を例示する図
符号の説明
20a:発光制御部、20b:変形位置認識部、20c:操作認識部、20d:計時部、20e:動作制御部、124−1:発光部、124−2:受光部

Claims (2)

  1. 所定の幾何学的パターンが表面に形成されておりかつ操作体の押圧に対して弾性的に変形する操作シートと、
    前記操作シートへ発光する発光部と、
    前記発光部からの光が前記操作シートに反射した反射光を受光して前記幾何学的パターンの形状を示した電気信号を出力する受光部と、
    前記受光部の出力した電気信号をデジタルデータに変換して出力するデータ変換部と、
    前記データ変換部の出力したデータに基づいて前記幾何学的パターンの形状の変化を検出する変形検出部と、
    前記変形検出部の検出した前記幾何学的パターンの形状の変化に応じた入力操作を認識する操作認識部と、
    を備える光学式操作装置。
  2. 前記操作シートは前記所定の幾何学的パターンの形成された部分を除いて光透過性を有しており、
    前記操作認識部は前記変形位置検出部が前記幾何学的パターンの形状の変化を検出しない場合、前記データに基づいて前記反射光の受光量を認識し、前記反射光の受光量に従って前記操作体までの距離を認識し、前記操作体までの距離に応じた入力操作を認識する請求項1に記載の光学式操作装置。
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