JP2007096182A - プリント配線板、その製造方法、およびプリント配線板を内蔵した電子機器 - Google Patents

プリント配線板、その製造方法、およびプリント配線板を内蔵した電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ加工等の工程を必要とせず、かつ高い信頼性で電子部品の電気的接続を行うことができる部品内蔵型のプリント配線板を提供する。
【解決手段】本発明に係るプリント配線板(1)は、電子部品(10)と、電子部品が実装される基板(20)と、電子部品を挟んで基板と対向して設けられ配線パターンが形成される金属箔(60)と、基板と金属箔との間を充填し電子部品を固定する絶縁樹脂層(50)と、電子部品の金属箔側の電極に設けられる導電性突起部材(40)とを備えており、導電性突起部材は金属箔を貫通し、導電性突起部材と金属箔とは導電性接合材料(80)で電気的に接続されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント配線板、その製造方法、およびプリント配線板を内蔵した電子機器に係り、特に、部品内蔵型のプリント配線板、その製造方法、および部品内蔵型のプリント配線板を内蔵した電子機器に関する。
従来から、電子機器の小型・軽量化に対する要求は高い。特に、近年では、携帯型パーソナルコンピュータや携帯電話等が広く普及してきていおり、これらの携帯型電子機器の小型・軽量化に対する要求は益々高まってきている。
電子機器の小型・軽量化においては、LSI等の個々の電子部品の小型化が重要であることは言を俟たないが、これらの電子部品をプリント配線板等に実装する実装技術も極めて重要な要素技術となっている。
これらの実装技術の中で、チップ抵抗器、チップコンデンサ等の小型電子部品をプリント配線板自体に内蔵する部品内蔵型プリント配線板の技術が注目されている。
部品内蔵型プリント配線板では、従来のプリント配線板のようにその表面、裏面に電子部品を実装することに加えて、プリント配線板の内部にも電子部品を実装する形態であるため、実装密度を格段に向上させることが可能となる。
また、電子部品をプリント配線板の平面方向だけでなく、縦方向にも配置することが可能となるため、電子部品間の配線長を極めて短縮することができる。この結果、配線に起因する伝播遅延や、寄生キャパシタンス、寄生インダクタンスの影響を大幅に削減することが可能となり、特に、高周波アナログ回路や高クロックデジタル回路に有利となる。
このように、部品内蔵型プリント配線板は、高密度実装に寄与するだけでなく電気的性能の向上にも有利であるため、従来から種々の形態の部品内蔵型プリント配線板が開発されてきている。
例えば、特許文献1には、半導体ベアチップを内蔵するプリント配線板に関する技術が開示されている。図7は、特許文献1が開示する部品内蔵型のプリント配線板100の1つを示す図である。
特許文献1が開示するプリント配線板100の製造方法は概略以下の通りである。まず、熱可塑性樹脂を含有する絶縁樹脂基材101の一方の面に、電子部品102の外形に対応した凹部104aを、絶縁樹脂基材101の他方の面に、パターン溝103c、103dを冶具110a、bを用いて形成する。また、接続電極105用のビアホール105aを形成する(工程A,B)。このパターン溝103c、103dやビアホール105aに例えば導電性ペースト106を充填して配線回路107a、107bや接続電極105を形成する(工程C)。
一方、電子部品102の電極端子108は先端が尖った突起形状をなすように形成されている。電子部品102を、加熱した絶縁樹脂基材101に押付けることで、電子部品102が凹部104aに熱圧着されると供に、尖った電極端子108が凹部104aを貫通し、配線回路107bに突き刺さり、電気的接続が確保される(工程D、E)。このプリント配線板100によれば、電子部品102の搭載が容易となり、電極端子108の接続点以外において絶縁確保が容易になる、としている。
この他、例えば特許文献2にも、半導体チップ等を内蔵するプリント配線板に関する技術が開示されている。図8は、特許文献2が開示するプリント配線板200の製造方法の1つを示すものである。
まず、絶縁樹脂で生成されたコア基板201に粘着材202を塗布し、接続端子203a、204aを有する電子部品203、204をマウントする(工程A)。次に電子部品203、204を封止用樹脂205によって封止し、加熱等によって封止用樹脂205を硬化させる(工程B)。その後、コア基板201の裏面(非実装面)から、レーザ加工等によって接続端子203a、204aが露出するように貫通孔203b、204bを形成する(工程C)。次に、コア基板201の裏面(非実装面)に銅メッキによって銅箔206を形成する。このとき、銅メッキによって接続端子203a、204aは銅箔206に電気的に接続されることになる。最後に銅箔206に対してエッチング処理を行い、回路パターンを形成する(工程D)。
特許文献2が開示するプリント配線板200によれば、不要な空隙を設けることなく電子部品を実装でき、電子部品の電極パッドが不要となり、高密度実装が可能となる、としている。
特開2003−197822号公報 特開2004−296562号公報
ところで、一般に、部品内蔵型プリント配線板においては、内蔵する電子部品の接続端子(電極)と、プリント配線板の表面と裏面の双方或いは一方に形成される回路パターンとの間を電気的に接続する必要がある。
特に、部品内蔵型プリント配線板では、製造工程が完了した後に電子部品の接続不良や電子部品自体の不具合が発見されたとしても、接続部位の改修や電子部品の交換を行うことが困難であり、実行上不可能な場合も多い。
このため、電子部品の接続は信頼性の高い確実な方法で行う必要がある。また、部品内蔵型プリント配線板の製造工程においては、電子部品の損傷を可能な限り排除する必要がある。
特許文献1が開示する電子部品と回路パターンの接続方法は、電子部品に設けられた突起状の電極を回路パターンに突き刺す形態のものである。この方法は、確かに作業工程としては簡易であるものの、電気的接続の確実性という観点からは十分な信頼性が確保できているとは言い難い。
また、特許文献2が開示する電子部品と回路パターンの接続方法は、電子部品の電極を露出させるための貫通孔をレーザ加工等で形成する方法である。レーザ加工等の工程はコストアップの要因となる他、レーザによって電子部品の電極や電子部品自体を損傷する可能性を完全には排除できない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、レーザ加工等の工程を必要とせず、かつ高い信頼性で電子部品の電気的接続を行うことができる部品内蔵型のプリント配線板、その製造方法、およびプリント配線板を内蔵した電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係るプリント配線板は、上記課題を解決するため、請求項1に記載したように、電子部品と、前記電子部品をマウントする基板と、前記電子部品を挟んで前記基板と対向して設けられ、配線パターンが形成される金属箔と、前記基板と前記金属箔との間を充填し前記電子部品を固定する絶縁樹脂層と、前記電子部品の前記金属箔側の電極に設けられる導電性突起部材と、を備え、前記導電性突起部材は前記金属箔を貫通し、前記導電性突起部材と前記金属箔とは導電性接合材料で電気的に接続されることを特徴とする。
また、本発明に係るプリント配線板の製造方法は、上記課題を解決するため、請求項6に記載したように、電子部品を内蔵するプリント配線板の製造方法において、基板に電子部品をマウントするステップと、前記電子部品の前記基板と反対側の電極に導電性突起部材を形成するステップと、前記導電性突起部材を貫通する金属箔と、前記金属箔と前記基板との間を充填する絶縁樹脂とを前記基板に押圧し、前記電子部品を前記絶縁樹脂によって固定するステップと、前記導電性突起部材と前記金属箔とを導電性接合材料で電気的に接続するステップと、前記金属箔に配線パターンを形成するステップと、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るプリント配線板を内蔵した電子機器は、上記課題を解決するため、請求項12に記載したように、プリント配線板を内蔵する電子機器において、前記プリント配線板は、電子部品と、前記電子部品をマウントする基板と、前記電子部品を挟んで前記基板と対向して設けられ、配線パターンが形成される金属箔と、前記基板と前記金属箔との間を充填し前記電子部品を固定する絶縁樹脂層と、前記電子部品の前記金属箔側の電極に設けられる導電性突起部材と、を備え、前記導電性突起部材は前記金属箔を貫通し、前記導電性突起部材と前記金属箔とは導電性接材料で電気的に接続されることを特徴とする。
本発明に係るプリント配線板、その製造方法、およびプリント配線板を内蔵した電子機器によれば、レーザ加工等の工程を必要とせず、かつ高い信頼性で電子部品の電気的接続を行うことができる。
本発明に係るプリント配線板、その製造方法、およびプリント配線板を内蔵した電子機器の実施形態に付いて、添付図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリント配線板1の構造例を示す断面図である。
プリント配線板1は、電子部品10、電子部品10が接合材料30を介してマウントされる基板20、電子部品10を挟んで基板20と対向して設けられ配線パターンが形成される金属箔60、基板20と金属箔60との間および電子部品10の周囲を充填し電子部品10を固定する絶縁樹脂層50、電子部品10の金属箔60側の電極に設けられる導電性突起部材40、を備えて構成される部品内蔵型のプリント配線板1である。
導電性突起部材40は金属箔60の設けられた貫通孔を貫通し、導電性突起部材40と金属箔60に形成された配線パターンとが導電性接合材料80によって電気的に接続されることにより、電子部品10の電極と配線パターンとの電気的接続が確保される。
電子部品10の種類等は本発明で特に限定するものではないが、例えば、チップ抵抗器やチップコンデンサ等の小型受動電子部品である。
プリント配線板1の製造工程の一例を図2乃至図4を用いて説明する。このうち、図2は、プリント配線板1の製造工程の全体の流れを示した図である。
工程100では、基板20の上に電子部品10をマウントし、接合材料30によって電子部品10を固定する。
図3は、工程100の細部工程を示した図である。基板20は、例えば、ガラスエポキシ板のような絶縁性基板22の両面全体に銅箔21、23を設けた基板材料から形成する(工程100−1)。
工程100−2において、絶縁性基板22の内側の面(図3において、上側の面)の銅箔に、エッチング等によってパッド21aを形成する。パッド21aは、電子部品10の電極に対応する位置に形成され、電子部品10を固定する基部として機能させるものである。
工程100−3では、基板20のパッド21aの上に接合材料30、例えば、半田ペーストを塗布する。この塗布は、例えば、メタルマスクを用いた印刷によって行う。その後、工程100−4において、接合材料30の上から電子部品10を載置する。
次に、工程100−5で、リフロー処理やキュア処理によって接合材料30、例えば半田ペースとを硬化させ、電子部品10の電極とパッド21aとを固定する。
次の工程110(図2)では、電子部品10の図2において上側の電極に、導電性突起部材40を形成する。
図4は、導電性突起部材40を形成する細部工程の一例を示した図である。導電性突起部材40は、例えば、電極上に印刷した導電性ペーストを硬化させて形成する。図4における工程110−1は、基板20の上に電子部品10を固定した状態(工程100)を示したものである。
工程110−2で、段差付きメタルマスク90を基板20に載置する。段差付きメタルマスク90は、例えば、メタルマスク本体90aと基台90cとから構成されるもので、メタルマスク本体90aには電極の位置に印刷孔90bが設けられている。基台90cは、電極の位置と基板20の位置の段差を補うために設けられるもので、基台90cによってメタルマスク本体90aを電極の位置に水平に保持することが容易となる。
工程110−3では、メタルマスク本体90aの印刷孔90bに導電性ペーストを充填する。導電性ペーストの充填は、例えば、スキージ(図示せず)を用いて行われる。
工程110−4で段差付きメタルマスク90を基板20から引き上げて除去する。このとき、導電性ペーストとして銀ペーストのように比較的粘性が高いものを用いた場合には、段差付きメタルマスク90の引き上げに伴って、導電性突起部材40の先端部に先鋭な形状が形成され易い。
最後に、工程110−5において導電性ペーストを、例えは、リフロー処理やキュア処理によって硬化させる。この硬化処理によって、工程120で絶縁樹脂層50や金属箔60をプレスする際に、導電性突起部材40の破壊を防止することができる。
一方、導電性ペーストとして半田ペーストのような比較的粘性の低いものを用いた場合には、導電性突起部材40の先端形状は丸みを帯びた形状となるが、この場合であっても本発明の実施に大きな支障とはならない。
この他、銅、アルミニウム等の導電性金属材料で別途形成した導電性突起部材40を、電子部品10の電極に接合する形態でもよい。また、電子部品10の電極の形状を予め突起状に形成する形態であっても良い。
工程120(図2)では、絶縁樹脂層50および金属箔60を、基板20に固定された電子部品10の上から加熱・加圧して押付ける。
絶縁樹脂層50は、例えば、樹脂材料にフィラーとしてシリカ粒子を混合して生成されるもので、常温において半硬化性を有する熱硬化性樹脂であり、加熱によって溶融し、常温にもどすことによって硬化する性質を有するものである。
金属箔60は、導電性突起部材40に対応する位置に予め貫通孔60aを設けた金属箔60であり、例えば銅箔で形成されるものである。貫通孔60aは、導電性突起部材40の外周にたいして所定の間隙をもたせることで貫通を容易にしている。
加熱によって溶融した絶縁樹脂層50を、金属箔60と供に電子部品10の上から加圧して押付けることによって、絶縁樹脂層50は基板20と金属箔60との間、および電子部品10の周囲に充填される。
絶縁樹脂層50を冷却して常温に戻すことによって(工程130)、電子部品10は、基板20と金属箔60とに挟まれた絶縁樹脂層50に内蔵され固定される。また、電子部品10の電極に形成された導電性突起部材40は、金属箔60の貫通孔60aから先端の一部が露出した状態となる。
次の工程140乃至160は、導電性突起部材40と金属箔60とを電気的に接続する工程である。
まず、工程140において、導電性突起部材40の位置に印刷孔70aを設けたメタルマスク70を金属箔60の上に設置する。
次に、工程150で、メタルマスク70の上から、導電性接合材料80、例えば半田ペーストを、スキージ(図示せず)等を用いて印刷する。
メタルマスク70を金属箔60から剥離した後リフロー処理することによって、導電性接合材料80、例えば半田ペーストが溶融後固化し、導電性突起部材40と金属箔60とが密着され、電気的接続が確保される。(工程160)。
なお、メタルマスクを用いず、注射器等の器具で半田ペースト等を押し出し、導電性突起部材40の部位に直接半田ペースト等を塗布し、その後リフロー処理を行う形態であっても良い。
最後に、工程170で、金属箔60にエッチング等によって所定の配線パターンが形成され、プリント配線板1が完成する。
本実施形態に係るプリント配線板1、およびその製造方法によれば、電子部品に設けられた突起状の電極を回路パターンに突き刺すだけで電気的接続をとる形態(特許文献1が開示する技術)と異なり、金属箔60に設けた貫通孔60aに導電性突起部材40を貫通させ、その後半田ペースト等を充填して電気的接続を確保する形態であるため、信頼性の高い電気的接続の実現が可能となる。
また、導電性突起部材40と金属箔60との接続は、リフロー処理等によって一括接続が可能であるため、作業時間の短縮が図れる。
さらに、絶縁樹脂層50に内蔵された電子部品10の電極に対する接続用の貫通孔を、レーザ加工によって穿孔する形態(特許文献2が開示する形態)とは異なり、レーザ加工自体が不要な形態である。このため、レーザ加工による電極への損傷の虞がなく、高い信頼性を維持することができる。
(2)他の実施形態
図5は、第2の実施形態に係るプリント配線板1aの製造工程を例示する図である。図5において、第1の実施形態と同じ部材に対しては同じ符号を付している。
第2の実施形態に係るプリント配線板1aの製造工程において、工程200および工程210は、第1の実施形態と同じ工程である。但し、工程210において形成する導電性突起部材40の頭部形状は、第1の実施形態においては丸みを持った形状でも支障が無かったのに対して、第2の実施形態では先鋭な形状を有している必要がある。
工程220は、絶縁樹脂層50および金属箔60を、基板20に固定された電子部品10の上から加熱・加圧して押付ける工程である。第1の実施形態において対応する工程120との相違点は、第1の実施形態が金属箔60に予め貫通孔60aを設けた形態であるのに対して、第2の実施形態では貫通孔60aを設けていない金属箔60を押付ける形態である点にある。絶縁樹脂層50については、第1の実施形態と異なる点は無い。
加熱によって溶融した絶縁樹脂層50を、金属箔60と供に電子部品10の上から加圧して押付けることによって、絶縁樹脂層50は基板20と金属箔60との間、および電子部品10の周囲に充填される。
併せて、金属箔60を加圧して押付けることによって、先鋭な導電性突起部材40の先端が金属箔60を突き刺抜けて、その先端の一部は金属箔60を貫通して金属箔60の上から露出する(工程230)。
導電性突起部材40が金属箔60を突き抜けることによって、導電性突起部材40と金属箔60との十分な接触が可能となり、導電性突起部材40と金属箔60との電気的接続が確保される。
工程240では、第1の実施形態における工程170と同様に、金属箔60にエッチング等で配線パターンを形成する。
この段階で、電子部品10の電極と金属箔60との電気的接続は確保されているものの、さらにより確実な接続が必要な場合には、工程250において、導電性突起部材40と金属箔60との接合部に対して半田付け等を行う。この半田付けは、半田ペーストを用いたリフロー処理によっても実現できる。
工程240と工程250の順序を換えて、半田付けを行った後に金属箔60に配線パターンを形成する形態としても良い。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態とほぼ同等の効果が得られるほか、金属箔60に予め貫通孔を設ける必要がないため、作業工程の簡素化が図れる。
図6は、第3の実施形態に係るプリント配線板1bの製造工程を例示する図である。図6においても、第1の実施形態と同じ部材に対しては同じ符号を付している。
第3の実施形態では、基板20aにも配線パターンを形成する形態としている。第1の実施形態においては、基板20の内側の面に電子部品10を固定するためのパッド21aのみを形成する形態としている。これに対して、第3の実施形態では、基板20aの内側の面にパッドを兼用する配線パターン21bを形成する形態としている。
この配線パターン21bによって、複数の電子部品10を基板20aの内側の面においても電気的に接続することが可能となる(工程300)。
配線パターン21bが形成された基板20aを用いる点以外の製造工程310乃至340は、基本的には第1の実施形態と同様のものである。工程340において、金属箔60にも配線パターンを形成することで、電子部品10に対する2層の配線パターンが実現可能となる。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加えて、電子部品10に対する2層の配線パターンが実現可能となり、配線の自由度が向上し、結果的には部品の実装密度を向上させることが可能となる。
なお、第3の実施形態のように、基板20にも配線パターン21bを形成する場合には、金属箔60側のパターンの電気的接続は1箇所で十分な場合がある。このような場合には、導電性突起部材40を両電極に形成するのではなく、何れか一方の電極に形成する形態であっても良い。
第1乃至第3の実施形態に係るプリント配線板1、1a、1bは、各種の電子機器に内蔵される。本発明では電子機器の種類等を特に限定するものではないが、例えば、パーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置や、DVD等の映像音声機器等にこれらのプリント配線板を内蔵することによって、電子機器の小型・軽量化が実現できると供に、プリント配線板に実装される電子部品の電気的接続の信頼性を向上させることができる。
なお、本発明は上記の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明に係るプリント配線板の第1の実施形態における構造例を示す断面図。 本発明に係るプリント配線板の第1の実施形態の全体製造工程の一例を示す図。 全体製造工程のうち、工程100の細部製造工程の一例を示す図。 全体製造工程のうち、工程110の細部製造工程の一例を示す図。 本発明に係るプリント配線板の第2の実施形態の全体製造工程の一例を示す図。 本発明に係るプリント配線板の第3の実施形態の全体製造工程の一例を示す図。 従来技術に係る部品内蔵型プリント配線板の製造工程を示す第1の図。 従来技術に係る部品内蔵型プリント配線板の製造工程を示す第2の図。
符号の説明
1、1a、1b プリント配線板
10 電子部品
20、20a 基板
21a パッド
21b 配線パターン
30 接合材料
40 導電性突起部材
50 絶縁樹脂層
60 金属箔
70 メタルマスク
80 導電性接合材料
90 段差付きメタルマスク

Claims (12)

  1. 電子部品と、
    前記電子部品が実装される基板と、
    前記電子部品を挟んで前記基板と対向して設けられ、配線パターンが形成される金属箔と、
    前記基板と前記金属箔との間を充填し前記電子部品を固定する絶縁樹脂層と、
    前記電子部品の前記金属箔側の電極に設けられる導電性突起部材と、
    を備え、
    前記導電性突起部材は前記金属箔を貫通し、前記導電性突起部材と前記金属箔とは導電性接合材料で電気的に接続されることを特徴とするプリント配線板。
  2. 前記金属箔は、前記導電性突起部材を所定の間隙をもって貫通させる貫通孔が設けられた金属箔である、ことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 前記導電性突起部材は、前記電子部品の電極と予め一体的に形成する方法、前記電子部品の電極に突起状部材を載置し固定する方法、および前記電子部品の電極に導電性ペーストを印刷し成型固化する方法のいずれかの方法で形成する、ことを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  4. 前記基板は、前記電子部品が実装される面に配線パターンが形成された基板であり、前記電子部品の基板側の電極と前記基板の配線パターンとがさらに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
  5. 前記導電性突起部材と前記金属箔とを電気的に接続する導電性接材料は、塗布された導電性ペーストであることを特徴とする請求項2に記載のプリント配線板。
  6. 電子部品を内蔵するプリント配線板の製造方法において、
    基板に電子部品を実装するステップと、
    前記電子部品の前記基板と反対側の電極に導電性突起部材を形成するステップと、
    前記導電性突起部材を貫通する金属箔と、前記金属箔と前記基板との間を充填する絶縁樹脂とを前記基板に押圧し、前記電子部品を前記絶縁樹脂によって固定するステップと、
    前記導電性突起部材と前記金属箔とを導電性接合材料で電気的に接続するステップと、
    前記金属箔に配線パターンを形成するステップと、
    を備えたことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  7. 前記金属箔は、前記導電性突起部材を所定の間隙をもって貫通させる貫通孔が設けられた金属箔である、ことを特徴とする請求項6に記載のプリント配線板の製造方法。
  8. 前記導電性突起部材は、前記電子部品の電極に導電性ペーストを印刷し成型固化して形成されることを特徴とする請求項6に記載のプリント配線板の製造方法。
  9. 前記基板は、前記電子部品を実装する面に配線パターンが形成された基板であり、前記電子部品の基板側の電極と前記基板の配線パターンとをさらに電気的に接続することを特徴とする請求項6に記載のプリント配線板の製造方法。
  10. 前記金属箔の貫通孔と略同形の印刷孔を有するメタルマスクを前記金属箔の上に載置し、
    前記メタルマスクの上から導電性ペーストを印刷し、
    前記メタルマスクを除去した後、前記導電性ペーストを固化させる、
    ことによって、前記導電性突起部材と前記金属箔とを電気的に接続することを特徴とする請求項7に記載のプリント配線板の製造方法。
  11. 電子部品を内蔵するプリント配線板の製造方法において、
    導電性突起部材が電極に設けられた電子部品を基板に実装するステップと、
    前記導電性突起部材を貫通する金属箔と、前記金属箔と前記基板との間を充填する絶縁樹脂とを前記基板に押圧し、前記電子部品を前記絶縁樹脂によって固定するステップと、
    前記導電性突起部材と前記金属箔とを導電性接合材料で電気的に接続するステップと、
    前記金属箔に配線パターンを形成するステップと、
    を備えたことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  12. プリント配線板を内蔵する電子機器において、
    前記プリント配線板は、
    電子部品と、
    前記電子部品が実装される基板と、
    前記電子部品を挟んで前記基板と対向して設けられ、配線パターンが形成される金属箔と、
    前記基板と前記金属箔との間を充填し前記電子部品を固定する絶縁樹脂層と、
    前記電子部品の前記金属箔側の電極に設けられる導電性突起部材と、
    を備え、
    前記導電性突起部材は前記金属箔を貫通し、前記導電性突起部材と前記金属箔とは導電性接材料で電気的に接続されることを特徴とするプリント配線板を内蔵する電子機器。
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