JP2007094945A - 連動制御盤 - Google Patents

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勉 吉田
Akio Okada
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Abstract

【課題】防火戸や防火シャッター、排煙設備、消火設備等の被制御機器の起動時において、その被制御機器の種別に応じた音声警報メッセージを出力することを可能にした連動制御盤を提供する。
【解決手段】連動制御盤100は、火災感知器110及び被制御機器のそれぞれに1つの回線を介して接続され、被制御機器の種別毎の起動音声警報メッセージが格納された音声合成回路20と、被制御機器を選択するための選択手段としてのディップスイッチ80と、被制御機器を起動させるための起動制御回路70と、起動制御回路70によって被制御機器が起動されるときに、ディップスイッチ80により選択された被制御機器の種別に対応した起動音声警報メッセージを音声合成回路20から出力させる制御部10とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、被制御機器の種別に応じた起動音声警報メッセージを出力できる連動制御盤に関するものである。
従来、「防災センタ等に設けられる複合盤等から所定の閉鎖制御信号を受信する受信手段と、受信手段が前記閉鎖制御信号を受信すると、防火設備の閉鎖を警報するための音声合成を行うように指令するとともに、音声合成による報知から一定時間経過後に、防火設備の閉鎖を指令する制御手段と、制御手段からの指令に基づいて防火設備の閉鎖を警報するための音声合成を行う音声合成手段と、音声合成手段の出力に基づいて音声を報知する報知手段と、を備えた」ことを特徴とする防火設備用報知装置が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
この防火設備用報知装置は、防火戸の近傍に設置された制御装置と、ビル内の防災センタに設置された複合盤とを備えている。この複合盤は、火災感知器から発信される火災信号を受信すると、制御装置に起動信号を発信する。そして、この起動信号を受信した制御装置は、防火戸を閉鎖させる前の段階で、防火戸が閉鎖することを音声で警告し、その後、所定時間経過後に防火戸の閉鎖させるようになっている。
実開平5−317436(第5頁、第3図)
上記の防火設備用報知装置は、防火戸以外の種別の被制御機器(たとえば、防火シャッターや排煙機、消火装置等)を接続する場合、その接続する被制御機器の種別に合わせて音声合成手段の音声警告メッセージを変更しなければならなかった。すなわち、被制御機器を変更して接続する場合、音声合成手段に登録されている音声警告メッセージの設定を追加したり、変更したりしなければならなかった。したがって、煩雑な作業が必要になり、施工に多くの手間や時間がかかるという問題があった。
また、この防火設備用報知装置は、制御装置の他に、複合盤も併せて必要な構成であった。すなわち、火災時における防火戸等の一種類の被制御機器の制御を対象として、既設物件に被制御機器を後付け設置する場合であっても、制御装置及び複合盤が必要であるため、上述した問題点に加えて、更にコストの増大や施工の複雑化等といった問題もあった。
さらに、音声警告メッセージを実際に聞く立場から見ても、防火戸の閉鎖動作時に音声警告メッセージによる警報をしないということは、避難人が警報後に防火戸まで赴いた場合において、防火戸が突然閉鎖動作を開始することになり、防火戸に挟まれてしまうといった問題もあった。すなわち、警報後から防火戸の閉鎖動作開始までにおいては、防火戸が閉鎖するということを避難人が確認することができずに、防火戸に挟まれてしまうような事故が発生してしまう可能性があった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、防火戸や防火シャッター、排煙設備、消火設備等の被制御機器の起動時において、その被制御機器の種別に応じた起動音声警報メッセージを出力することを可能にした連動制御盤を提供することを目的としている。
この発明に係る連動制御盤は、火災感知器及び被制御機器のそれぞれに1つの回線を介して接続される連動制御盤であって、被制御機器の種別毎の起動音声警報メッセージが格納された音声合成手段と、被制御機器の種別の1つを選択するための選択手段と、被制御機器を起動させるための起動制御手段と、起動制御手段によって被制御機器が起動されるときに、選択手段により選択された被制御機器の種別に対応した起動音声警報メッセージを音声合成手段から出力させる制御手段とを有することを特徴とする。
この発明に係る連動制御盤は、火災感知器から発信される火災信号を受信する火災信号受信手段と、火災信号受信手段が火災信号を受信したことを表示する火災灯とを備え、制御手段は、火災信号受信手段が火災信号を受信すると、起動制御手段によって被制御機器を起動させるともに、火災灯に火災信号を受信したことを表示させることを特徴とする。
この発明に係る連動制御盤は、被制御機器を起動させるための被制御機器起動スイッチと、被制御機器の起動状態を表示する被制御機器起動灯とを備え、制御手段は、被制御機器起動スイッチが操作されると、起動制御手段によって被制御機器を起動させるとともに被制御機器起動灯に被制御機器を起動させることを表示させることを特徴とする。
この発明に係る連動制御盤は、被制御機器が起動を開始したことを示す起動応答信号を受信する起動確認用受信手段を備え、制御手段は、起動確認用受信手段が起動応答信号を受信すると、起動制御手段によって被制御機器が起動されるときに、選択手段により選択された被制御機器の種別に対応した起動音声警報メッセージを音声合成手段から出力させるとともに、被制御機器起動灯に被制御機器が起動したことを表示させることを特徴とする。
この発明に係る連動制御盤は、選択手段がディップスイッチであることを特徴とする。また、この発明に係る連動制御盤は、接続される被制御機器が、防火戸、防火シャッター、排煙機または消火装置であることを特徴とする。
この発明に係る連動制御盤は、火災感知器及び被制御機器のそれぞれに1つの回線を介して接続される連動制御盤であって、被制御機器の種別毎の起動音声警報メッセージが格納された音声合成手段と、被制御機器の種別の1つを選択するための選択手段と、被制御機器を起動させるための起動制御手段と、起動制御手段によって被制御機器が起動されるときに、選択手段により選択された被制御機器の種別に対応した起動音声警報メッセージを音声合成手段から出力させる制御手段とを有するので、連動制御盤に接続されている被制御機器の種別に応じた起動音声警報メッセージを出力することが可能になる。
また、被制御機器の一つを選択手段で選択することにより、被制御機器の起動時に、その被制御機器が起動したことを被制御機器の種別(固有名称)を特定して起動音声警報メッセージで警報することが可能になる。そのために、連動制御盤の近傍にいる作業員や保守員、避難人等が迅速に状況把握をすることができる。すなわち、被制御機器が起動したことを音声によって容易に確認することができ、防火戸に挟まれてしまうような事故を防止することができる。さらに、この連動制御盤を既設物件に後付け設置する場合でも、被制御機器の近傍に連動制御盤を設置するだけでよく、施工にかかるコスト及び手間を低減することができる。
この発明に係る連動制御盤は、火災感知器から発信される火災信号を受信する火災信号受信手段と、火災信号受信手段が火災信号を受信したことを表示する火災灯とを備え、制御手段は、火災信号受信手段が火災信号を受信すると、起動制御手段によって被制御機器を起動させるともに、火災灯に火災信号を受信したことを表示させるので、火災が発生したことによって被制御機器が起動したということが容易に把握可能になっている。
この発明に係る連動制御盤は、被制御機器を起動させるための被制御機器起動スイッチと、被制御機器の起動状態を表示する被制御機器起動灯とを備え、制御手段は、被制御機器起動スイッチが操作されると、起動制御手段によって被制御機器を起動させるとともに被制御機器起動灯に被制御機器を起動させることを表示させるので、スイッチの操作入力によって、被制御機器を起動させることができ、また、連動制御盤の近傍にいる作業員や保守員、避難人等が音声だけでなく、表示によっても状況把握をすることができる。
この発明に係る連動制御盤は、被制御機器が起動を開始したことを示す起動応答信号を受信する起動確認用受信手段を備え、制御手段は、起動確認用受信手段が起動応答信号を受信すると、起動制御手段によって被制御機器が起動されるときに、選択手段により選択された被制御機器の種別に対応した起動音声警報メッセージを音声合成手段から出力させるとともに、被制御機器起動灯に被制御機器が起動したことを表示させるので、連動制御盤の近傍にいる作業員や保守員、避難人等は、被制御機器が起動中(作動中)であるのかどうかが容易に判断できる。
この発明に係る連動制御盤は、選択手段がディップスイッチであるので、簡易な構成で連動制御盤を製造することができる。また、この発明に係る連動制御盤は、接続される被制御機器が、防火戸、防火シャッター、排煙機または消火装置であるので、火災等の緊急時に起動させたい被制御機器に連動制御盤を接続することが可能になっている。なお、この発明に係る連動制御盤は、1つの回線を介して火災感知器及び被制御機器に接続されるようになっているので、選択手段としてのディップスイッチを数多く設けなくて済む。したがって、製造コストや施工にかかる手間を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる連動制御盤100の回路構成を示すブロック図である。この連動制御盤100は、実際に接続される防火戸や防火シャッター、排煙設備、消火設備等の被制御機器の種別に応じて、被制御機器が起動したことを示す起動音声警報メッセージを切り替え選択できることを特徴としている。そのために、一般的な連動制御盤の構成と異なり、選択手段としてのディップスイッチと、音声合成手段としての音声合成回路とを備えている。
また、この連動制御盤100は、被制御機器が起動した際に、近傍にいる人(避難人や作業員、保守員等)が容易に確認することができるように、被制御機器の近傍に設置されることが望ましい。さらに、火災を感知するための火災感知器も、被制御機器の近傍で発生する火災を感知できるように、被制御機器の近傍に設置されることが望ましい。なお、この実施の形態では、被制御機器が防火戸(防火戸レリーズ120)である場合を例に示すものとする。
連動制御盤100は、制御手段としての制御部10と、ROM(リード・オンリ・メモリ)11と、RAM12(ランダム・アクセス・メモリ)とを主要な回路として構成されている。制御部10は、CPU(中央処理装置)で構成されており、連動制御盤100の動作を統括制御している。ROM11は、制御部10が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAM12は、制御部10がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリやページメモリとして機能する。
また、制御部10には、バスを通じて音声合成回路20、操作部30、表示部40、火災信号受信手段としての火災信号受信回路50、起動確認用受信手段としての起動確認用受信回路60、起動制御手段としての起動制御回路70と、ディップスイッチ80とが接続されている。音声合成回路20は、連動制御盤100に接続される被制御機器の種別を特定するために種別毎に準備された種別音声フレーズ及び起動音声警報メッセージに共通して使用される共通警報音声フレーズを対応するコードに関連付けて格納している。つまり、被制御機器の種別に対応したコード及び共通警報音声フレーズに対応したコードが、それらのコードに関連付けられた音声フレーズとともに格納されているのである。そして、これら音声フレーズによって、被制御機器の種別毎の起動音声警報メッセージを構成している。
図1では、5つのコードが5つの音声フレーズに関連付けられて格納されている場合を例に示している。つまり、制御部10は、選択手段としてのディップスイッチ80によりコード01が選択されていると「防火戸」という種別音声フレーズを抽出し、コード02が選択されていると「防火シャッター」という種別音声フレーズを抽出し、コード03が選択されていると「排煙機」という種別音声フレーズを抽出し、コード04が選択されていると「消火装置」という種別音声フレーズを抽出するようになっている。そして、それらの種別音声フレーズのいずれかとコード05の共通警報音声フレーズとが合成されて、被制御機器の種別毎の起動音声警報メッセージとして出力されるようになっている。
すなわち、ここでは防火戸レリーズ120が接続されているので、「防火戸(コード01)が起動中です。注意して避難して下さい。(コード05)」と音声フレーズが合成されて起動音声警報メッセージが出力されるのである。ここでは、4種類の被制御機器に対応する種別音声フレーズと、1種類の共通警報音声フレーズとが格納されている場合を示しているが、これに限定するものではない。なお、図示しないが、火災に対応するような音声フレーズや、避難場所を指示するような音声フレーズ等も格納しており、これらを用いて各種音声警報メッセージを出力可能としている。また、被制御機器の種別は、後述するディップスイッチ80で切替選択可能となっている。さらに、音声警報メッセージは、音声合成回路20に接続されている増幅回路21で増幅され、スピーカ22から出力されるようになっている。
操作部30は、被制御機器起動スイッチ31や連動制御盤100を操作するための各種操作スイッチを備え、作業員や保守員等の使用者からの操作を受け付ける機能を有している。表示部40は、火災灯41と被制御機器起動灯42とを備え、火災発生中である旨の案内表示や起動中である旨の状態表示等を行う機能を有している。図1では、操作部30と表示部40とを別個独立に図示している場合を示しているが、操作部30と表示部40とを操作表示部のように一体として構成してもよい。
この表示部40は、発光ダイオードや電球等のランプで構成してもよく、液晶ディスプレイで構成してもよい。表示部40がランプで構成されている場合は、ランプの点灯や点滅、あるいは、ランプ色の違いで表示を行うとよい。また、表示部40が液晶ディスプレイで構成されている場合は、言語や図画等で表示を行うとよい。なお、操作部30と表示部40とを一体として構成する場合には、タッチパネルを備えた液晶ディスプレイ等で構成するとよい。
火災信号受信回路50は、火災感知器110と1つの感知器回線L1を介して接続されており、その火災感知器110から発信される火災信号S1を受信すると、火災信号S1を受信したことを制御部10に伝達するようになっている。そして、制御部10は、この火災信号受信回路50からの情報に基づいて火災の発生を判断可能になっている。この感知器回線L1には、終端器111が接続されている。
起動確認用受信回路60は、被制御機器である防火戸レリーズ120に1つの制御回線L2(の制御応答回線L3)を介して接続されており、その防火戸レリーズ120から発信される起動応答信号S2を受信すると、起動応答信号S2を受信したことを制御部10に伝達するようになっている。起動制御回路70は、被制御機器である防火戸レリーズ120に1つの制御回線L2を介して接続されており、制御部10から伝達される情報に基づいて防火戸レリーズ120を起動させるようになっている。すなわち、起動制御回路70は、防火戸レリーズ120内に備えられているリミットスイッチ121を起動信号S3で制御することによって防火戸の開閉を制御しているのである。
防火戸レリーズ120は、通常状態において図示省略のラッチ回路によって防火戸を常時開放状態としている。言い換えれば、火災が発生していないような通常時には、防火戸は常時開放されているのである。ここで、起動制御回路70から発信される起動信号S3によってソレノイドが通電すると防火戸レリーズ120のラッチ回路が解除される。このように、防火戸レリーズ120の開錠動作として開放状態にある防火戸を閉鎖させるようになっている。
そして、防火戸レリーズ120内のソレノイドが通電することにより、ラッチ回路が解除されるとリミットスイッチ121がa側からb側に切り替わるようになっている。このように、リミットスイッチ121がa側からb側に切り替わることによって、起動応答信号S2が発信されるようになっている。発信された起動応答信号S2は、起動確認用受信回路60で受信されて、その情報を制御部10に伝達するようになっている。
連動制御盤100には、感知器回線L1及び制御回線L2が複数用意されていない。したがって、連動制御盤100の回路構成を複雑にすることなく、簡易な回路構成とすることができ、製造コストの低減や施工性の向上を実現している。ただし、1つの連動制御盤100に対して1つの火災感知器110及び被制御機器を接続するということではなく、1つの感知器回線L1及び制御回線L2で接続可能であれば、1つの連動制御盤100に対して複数の火災感知器110及び被制御機器を接続することが可能である。なお、被制御機器は、前記起動音声警報メッセージを出力する観点から、同じ種別を接続する必要がある。
ディップスイッチ80は、連動制御盤100に接続する被制御機器の種別の1つを選択・切替するためのものである。ここでは、ディップスイッチ80をスイッチAとスイッチBの2つで構成し、その2つのスイッチのオン・オフの組み合わせで被制御機器の種別を切替選択できるようにしている場合を示している。たとえば、スイッチAをオン、スイッチBをオフにした場合はコード01が、スイッチAをオン、スイッチBをオフにした場合はコード02が、スイッチAをオフ、スイッチBをオンにした場合はコード03が、スイッチAをオフ、スイッチBをオフにした場合はコード04がそれぞれ選択されたものとする。ここで、選択する種別が多い場合には、さらにスイッチを追加することで対応可能である。
なお、ディップスイッチ80で選択された状態は、RAM12に記憶されるようになっている。つまり、制御部10は、RAM12に記憶された状態に基づいて被制御機器の種別(すなわち、被制御機器に対応するコード)を抽出するようになっているのである。このように、ディップスイッチ80で選択された状態をRAM12に記憶するようになっているので、新たな記憶装置(たとえば、HDD(ハードディスク装置)や不揮発メモリ等)を連動制御盤100内に設ける必要がなく、製造コストを低減することができる。また、製造にかかる手間・時間を低減することもできる。
次に、連動制御盤100の動作について説明する。
図2は、連動制御盤100の動作の流れを示すフローチャートである。図2に基づいて、連動制御盤100の動作の流れを説明する。連動制御盤100は、被制御機器(ここでは、防火戸レリーズ120)の近傍に設置されており、商用電源や電池等の電源から電力が投入されることによって起動するようになっている。なお、ディップスイッチ80は、作業員や保守員等の使用者の手動で操作されるようになっている。ここでは、防火戸レリーズ120が接続されているので、コード01に対応するように選択操作されている。つまり、ディップスイッチ80のスイッチAをオン、スイッチBをオンに設定しているのである。
連動制御盤100が起動すると、まず、ディップスイッチ80の読み込みが行われる(ステップS101)。つまり、防火戸レリーズ120が選択されていることが読み込まれるのである。そして、この情報がRAM12に記憶される(ステップS102)。この状態で、連動制御盤100の制御部10は、被制御機器起動スイッチ31が操作されたかどうかを判断する(ステップS103)。
被制御機器起動スイッチ31がオンされると(ステップS103;YES)、その情報が制御部10に伝達される。そして、制御部10は、起動制御回路70に起動信号S3を発信させる(ステップS106)。つまり、上述したように、起動制御回路70から発信される起動信号S3によって防火戸レリーズ120内のソレノイドが通電すると、防火戸レリーズ120のラッチ回路が解除されて防火戸を閉鎖(起動)させるようになっているのである。
制御部10は、起動制御回路70に起動信号S3を発信させるとともに、表示部40の被制御機器起動灯42を点滅させる。ここでは、被制御機器起動灯42が点滅することで、防火戸レリーズ120に起動信号S3を発信したことを示すものとする。すなわち、連動制御盤100の近傍にいる人(避難人や使用者)は、被制御機器起動灯42の点滅で、防火戸が閉鎖状態を開始(起動)することを確認することができるのである。したがって、連動制御盤100が防火戸レリーズ120の近傍に設置されているので、連動制御盤100の近傍にいる人が、状況把握を迅速に行うことができ、避難人が防火戸に挟まれるような事故を未然に防止できるのである。
被制御機器起動灯42の点滅は、防火戸レリーズ120から起動応答信号S2が発信されるまで継続される(ステップS107)。つまり、上述したように、防火戸レリーズ120内のソレノイドが通電することにより、ラッチ回路が解除されてリミットスイッチ121が切り替わることによって起動応答信号S2が発信されるようになっているのである。そして、起動確認用受信回路60が起動応答信号S2を受信すると、その情報が制御部10に伝達される(ステップS107;YES)。
起動確認用受信回路60からの情報を受信した制御部10は、RAM12に記憶されている内容に基づいて、音声合成回路20に関連付けられている音声フレーズを合成して起動音声警報メッセージとして、増幅回路21で増幅させてスピーカ22から出力させる(ステップS108)。ここでは、RAM12に防火戸レリーズ120のコード01が記憶されているので、コード01とコード05との組み合わせで「防火戸が起動中です。注意して避難して下さい。」という起動警報メッセージが合成されてスピーカ22から出力される。
制御部10は、起動音声警報メッセージを出力させるとともに、被制御機器起動灯42を点滅から点灯に切り替える。ここでは、被制御機器起動灯42が点灯状態のとき、防火戸が起動したことを示しているのである。したがって、この被制御機器起動灯42の状態に応じて、被制御機器(防火戸レリーズ120)の状態が容易かつ迅速に把握できるようになっているのである。
次に、図2に基づいて、火災が発生した場合における連動制御盤100の動作の流れを説明する。連動制御盤100は、防火戸レリーズ120の近傍に設置されており、商用電源や電池等の電源から電力が投入されることによって起動するようになっている。連動制御盤100が起動すると、まず、ディップスイッチ80の読み込みが行われる(ステップS101)。そして、この情報がRAM12に記憶される(ステップS102)。この状態で、連動制御盤100の制御部10は、被制御機器起動スイッチ31が操作されたかどうかを判断する(ステップS103)。
被制御機器起動スイッチ31が操作されオンされたとき(ステップS103;YES)の流れは、上述した通りである。被制御機器起動スイッチ31が操作されていない状態のとき(ステップS103;NO)、制御部10は、火災の発生に備えている(ステップS104)。つまり、被制御機器は、被制御機器起動スイッチ31が操作されることによって起動される場合、及び火災の発生等のような緊急時において強制的に起動される場合の2パターンで閉鎖されるのである。
火災が発生すると、火災感知器110から火災信号S1が発信される。この火災信号S1を火災信号受信回路50が受信すると(ステップS104;YES)、その情報が制御部10に伝達される。火災信号受信回路50からの情報を受信した制御部10は、RAM12に記憶されている内容に基づいて、音声合成回路20に関連付けられている音声フレーズを合成して火災音声警報メッセージとして、増幅回路21で増幅させてスピーカ22から出力させる(ステップS105)。
つまり、音声合成回路20には、たとえば、コード06に対応して「火災が発生しました。」という火災音声フレーズ1、コード07に対応して「をこれから起動させます。」という火災音声フレーズ2(起動開始音声フレーズ)が格納されている。そして、ここでは、RAM12に防火戸レリーズ120のコード01が記憶されているので、コード06とコード01とコード07との組み合わせで「火災が発生しました。防火戸をこれから起動させます。」という火災音声警報メッセージが合成されてスピーカ22から出力される。
制御部10は、火災音声警報メッセージを出力させるとともに、火災灯41を点灯させる。すなわち、連動制御盤100の近傍にいる人は、火災音声警報メッセージ及び火災灯41の点灯によって火災発生の緊急時であることがわかり、防火戸が強制的に閉鎖(起動)するということを把握することができるのである。したがって、火災感知器110も連動制御盤100と同様に防火戸レリーズ120の近傍に設置されているので、連動制御盤100の近傍にいる人が、状況把握に基づいて迅速な避難ができるのである。
そして、制御部10は、起動制御回路70に起動信号S3を発信させる(ステップS106)。被制御機器起動灯42の点滅は、防火戸レリーズ120から起動応答信号S2が発信されるまで継続される(ステップS107)。起動確認用受信回路60が起動応答信号S2を受信すると、その情報が制御部10に伝達される(ステップS107;YES)。起動確認用受信回路60からの情報を受信した制御部10は、RAM12に記憶されている内容に基づいて、音声合成回路20に関連付けられている音声フレーズを合成して起動音声警報メッセージとして、増幅回路21で増幅させてスピーカ22から出力する(ステップS108)。
ここでは、RAM12に防火戸レリーズ120のコード01が記憶されているので、コード01とコード05との組み合わせで「防火戸が起動中です。注意して避難して下さい。」という起動警報メッセージが合成されてスピーカ22から出力される。また、制御部10は、起動音声警報メッセージを出力させるとともに、被制御機器起動灯42を点滅から点灯に切り替える。
以上のように、被制御機器起動スイッチ31が操作された場合、及び、火災が発生した場合に被制御機器である防火戸レリーズ120を起動させることができる。そして、防火戸レリーズ120が被制御機器起動スイッチ31の操作で起動しているのか、火災の発生で起動しているのかが、表示部40の表示(つまり、火災灯41の点灯の有無)によって容易に把握可能になっている。また、起動音声警報メッセージが出力されるようになっているので、表示部40だけでなく、音声によっても防火戸レリーズ120が起動していることが分かる。さらに、火災音声警報メッセージによって、事前に被制御機器が起動することがわかる。
なお、実施の形態では、被制御機器が防火戸レリーズ120である場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、被制御機器が、防火シャッターや排煙機、消火装置等であってもよい。また、音声合成回路20に格納されている各種音声警報メッセージは、一例であり、これに限定するものではなく、発生した緊急時のケースに応じた、最適な音声警報メッセージを出力することができればよい。
実施の形態に係わる連動制御盤の回路構成を示すブロック図である。 連動制御盤の動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 制御部、11 ROM、12 RAM、20 音声合成回路、21 増幅回路、22 スピーカ、30 操作部、31 被制御機器起動スイッチ、40 表示部、41 火災灯、42 被制御機器起動灯、50 火災信号受信回路、60 起動確認用受信回路、70 起動制御回路、80 ディップスイッチ、100 連動制御盤、110 火災感知器、111 終端器、120 防火戸レリーズ、121 リミットスイッチ。

Claims (6)

  1. 火災感知器及び被制御機器のそれぞれに1つの回線を介して接続される連動制御盤であって、
    前記被制御機器の種別毎の起動音声警報メッセージが格納された音声合成手段と、
    前記被制御機器の種別の1つを選択するための選択手段と、
    前記被制御機器を起動させるための起動制御手段と、
    前記起動制御手段によって前記被制御機器が起動されるときに、前記選択手段により選択された被制御機器の種別に対応した起動音声警報メッセージを前記音声合成手段から出力させる制御手段とを有する
    ことを特徴とする連動制御盤。
  2. 前記火災感知器から発信される火災信号を受信する火災信号受信手段と、
    前記火災信号受信手段が火災信号を受信したことを表示する火災灯とを備え、
    前記制御手段は、
    前記火災信号受信手段が火災信号を受信すると、
    前記起動制御手段によって前記被制御機器を起動させるともに、前記火災灯に火災信号を受信したことを表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の連動制御盤。
  3. 前記被制御機器を起動させるための被制御機器起動スイッチと、
    前記被制御機器の起動状態を表示する被制御機器起動灯とを備え、
    前記制御手段は、
    前記被制御機器起動スイッチが操作されると、
    前記起動制御手段によって前記被制御機器を起動させるとともに前記被制御機器起動灯に前記被制御機器を起動させることを表示させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の連動制御盤。
  4. 前記被制御機器が起動を開始したことを示す起動応答信号を受信する起動確認用受信手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記起動確認用受信手段が起動応答信号を受信すると、
    前記起動制御手段によって前記被制御機器が起動されるときに、前記選択手段により選択された被制御機器の種別に対応した起動音声警報メッセージを前記音声合成手段から出力させるとともに、前記被制御機器起動灯に前記被制御機器が起動したことを表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の連動制御盤。
  5. 前記選択手段がディップスイッチである
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の連動制御盤。
  6. 接続される被制御機器が、防火戸、防火シャッター、排煙機または消火装置である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の連動制御盤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168930A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 ホーチキ株式会社 防火戸施解錠装置

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