JP2015168930A - 防火戸施解錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作動試験に要する手間を削減し、かつ作動試験時における安全性を向上させる事が可能な防火戸施解錠装置を提供することを提供すること。
【解決手段】防火戸施解錠装置1は、係止状態及び解放状態のいずれかの状態に変位可能な係止機構であって、係止状態においてフックシャフトを係止することにより防火戸2を施錠し、解放状態においてフックシャフトを解放することにより防火戸2を解錠する係止機構と、防火戸2の解錠を要求する解錠要求信号を受けて作動することによって、係止機構を係止状態から解放状態に変位させるソレノイド機構と、防火戸施解錠装置1の機能の動作状態に関する出力を行う第一表示灯、第二表示灯、及び第三表示灯を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、防火戸施解錠装置に関する。
従来から、防火戸の施錠及び解錠を行う防火戸施解錠装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような防火戸施解錠装置は、概略的には、平常時には防火戸のドアフックを係止して防火戸を施錠することによって、当該防火戸が取り付けられた開口部を開放し、火災発生時には防火戸のドアフックを解放して防火戸を解錠することによって、当該防火戸が取り付けられた開口部を閉鎖するものである。
ここで、このような防火戸施解錠装置は、建物の施工における比較的初期の段階(例えば、建物の壁面を形成する段階等)で建物の壁面に埋め込まれて設置されるのに対し、この防火戸施解錠装置に対して取り付けられる防火戸は、建物の施工における比較的終期の段階で建物に設置される。しかし、防火戸施解錠装置が正常に作動するか否かを確認する試験(以下、作動試験)を、防火戸が建物に設置されるのを待ってから実行するのは非効率的であり、防火戸が建物に設置される前段階にこのような作動試験を実行可能な防火戸施解錠装置が要望されていた。そこで、従来では、当該作動試験を実行する者(以下、試験者)が、防火戸のドアフックのみを所持し、建物内に取り付けられた各防火戸施解錠装置に対してドアフックを用いて試験を行っていた。具体的には、ドアフックを防火戸施解錠装置に対して取り付けて擬似的に防火戸が施錠された状態とし、この状態において、所定の機器を用いて防火戸施解錠装置に対して解錠を要求する電気信号を送信することにより、防火戸施解錠装置がドアフックの係止を解放するか否かを確認していた。
特開平8−42214号公報
しかしながら、上記従来の防火戸施解錠装置においては、試験者がドアフックを所持する必要があるので作動試験に要する手間が増大し、さらに防火戸施解錠装置がドアフックの係止を解放した際にドアフックが勢いよく飛び出して試験者が怪我等をする可能性があった。したがって、作動試験に要する手間を削減し、かつ作動試験時における安全性を向上させる事が可能な防火戸施解錠装置が要望されていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作動試験に要する手間を削減し、かつ作動試験時における安全性を向上させる事が可能な防火戸施解錠装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の防火戸施解錠装置は、防火戸の施錠及び解錠を行う防火戸施解錠装置であって、係止状態及び解放状態のいずれかの状態に変位可能な係止手段であって、前記係止状態において前記防火戸に設けられた被係止部を係止することにより前記防火戸を施錠し、前記解放状態において前記被係止部を解放することにより前記防火戸を解錠する係止手段と、前記防火戸の解錠を要求する解錠要求信号を受けて作動することによって、前記係止手段を前記係止状態から前記解放状態に変位させる作動手段と、前記防火戸施解錠装置の機能の動作状態に関する出力を行う出力手段を備える。
請求項2に記載の防火戸施解錠装置は、請求項1に記載の防火戸施解錠装置において、前記出力手段は、前記作動手段が前記解錠要求信号を受けた事を条件として、前記出力を行う。
請求項3に記載の防火戸施解錠装置は、請求項1又は2に記載の防火戸施解錠装置において、前記出力手段は、前記作動手段が作動した事を条件として、前記出力を行う。
請求項4に記載の防火戸施解錠装置は、請求項1から3のいずれか一項に記載の防火戸施解錠装置において、前記出力手段は、前記係止手段が前記係止状態から前記解放状態に変位した事を条件として、前記出力を行う。
請求項5に記載の防火戸施解錠装置は、前記出力手段は、請求項2から4に記載の条件のうちいずれか少なくとも2以上の条件を充足した場合、前記出力を行う。
請求項6に記載の防火戸施解錠装置は、前記出力手段は、請求項2から4に記載の条件のうち、充足した条件、又は充足した条件の組み合わせに応じて異なる出力態様により出力を行う。
請求項7に記載の防火戸施解錠装置は、請求項1から6のいずれか一項に記載の防火戸施解錠装置において、前記係止手段を前記解放状態から前記係止状態に変位させる操作手段を備える。
請求項1に記載の防火戸施解錠装置によれば、防火戸施解錠装置の機能の動作状態に関する出力を行う出力手段を備えるので、ユーザはこの出力手段による出力に基づいて防火戸施解錠装置の機能の動作状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間を削減し、かつ作動試験時における安全性を向上させる事が可能になる。
請求項2に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、作動手段が解錠要求信号を受けた事を条件として出力を行うので、ユーザは、出力手段に対して解錠要求信号が送られていない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
請求項3に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、作動手段が作動した事を条件として出力を行うので、ユーザは、出力手段が作動しない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
請求項4に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、係止手段が前記係止状態から前記解放状態へと変位した事を条件として出力を行うので、ユーザは、係止手段が変位しない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
請求項5に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、請求項2から4に記載の条件のうちいずれか少なくとも2以上の条件を充足した場合に出力を行うので、条件毎に別個に出力を行う場合と比べて出力を簡素にすることができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
請求項6に記載の防火戸施解錠装置によれば、請求項2から4に記載の条件のうち、充足した条件、又は充足した条件の組み合わせに応じて異なる出力態様により出力を行うので、ユーザはこの出力態様に基づいて、作動手段の作動の状態や係止手段の変位の状態をより具体的に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
請求項7に記載の防火戸施解錠装置によれば、操作手段を備えるので、ユーザは、係止手段を解放状態から係止手段に容易に変位させることができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
本発明の実施の形態に係る防火戸の閉鎖状態を示す正面図である。 防火戸施解錠装置の正面図である。 図2のA−A断面図である。 ドアフックの外観を示す斜視図である。 防火戸施解錠装置の施錠状態を示す図3のB−B断面図である。 防火戸施解錠装置の解錠状態を示す図3のB−B断面図である。 係止機構とソレノイド機構との関係を示す説明図であって、(a)は、正面図であり、(b)はソレノイドレバーの側面図である。 レバー操作部の操作時を示す図3のB−B断面図である。 手動操作に基づく係止機構の解放状態を示す図3のB−B断面図である。 調整スプリング機構を構成する各部を示す説明図である。 マイクロスイッチとソレノイドの関係を示す底面図である。 スイッチOFF状態の防火戸施解錠装置の回路図である。 スイッチON状態の防火戸施解錠装置の回路図である。
以下、本発明に係る防火戸施解錠装置の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、防火戸の施錠及び解錠を行う防火戸施解錠装置に関するものである。ここで、「防火戸」とは、開口部に対して回動自在に設置された戸体であって、開口部を開放する状態(以下、開放状態)と、開口部を閉鎖する状態(以下、閉鎖状態)のいずれかの状態に変位可能に構成されている。なお、この防火戸は、建築基準法に規定されている防火戸を含むが、これに限定されず、任意の法令に基づく戸体を対象とすることができる。
また、「施錠」とは、防火戸を回動不能な状態にすることを示し、「解錠」とは、防火戸を回動可能な状態にすることを示す。ここで、当該防火戸施解錠装置は、開口部近傍の壁面であって、防火戸の開放状態において防火戸が近接する位置の壁面に設けられている。そして、防火戸の開放状態において防火戸施解錠装置が防火戸を施錠することにより、この状態にて防火戸の回動が抑止されて回動不能となり、防火戸の開放状態が維持される。また、この状態において防火戸施解錠装置が防火戸を解錠することにより、防火戸は自重により閉鎖する方向に回動し、閉鎖状態となる。
なお、本実施の形態に係る防火戸施解錠装置は、所定の信号を受けて、又は手動操作により施錠又は解錠を実行するが、この点についての詳細な説明は省略する。また、どのようなタイミングによりこのような施錠又は解錠を行うかは任意であるが、例えば、火災等が発生していない場合(以下、平常時)、防火戸施解錠装置は施錠を行うことにより防火戸を開放状態とし、火災感知器等により火災が感知されている場合(以下、火災発生時)、防火戸施解錠装置は解錠を行うことにより防火戸を閉鎖状態とすることにより、当該防火戸が防災設備として機能する。なお、防火戸施解錠装置により施錠が行われている状態を「施錠時(又は施錠状態)」、解錠が行われている状態を「解錠時(又は解錠状態)」と必要に応じて称して説明する。
また、防火戸施解錠装置が適用される開口部の位置についても任意であり、例えば建物の外部と内部との間に位置する開口部や、建物の内部における一つの部屋と他の部屋との間に位置する開口部を対象とすることができる。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、実施の形態に係る防火戸施解錠装置1及び防火戸2の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る防火戸2の閉鎖状態を示す正面図である。図2は、防火戸施解錠装置1の正面図である。図3は、図2のA−A断面図である。これら図1から図3に示すように、防火戸施解錠装置1は、閉鎖状態において防火戸2と近接する壁面に設置されている。ここで、以下では、図1から図3におけるX−X’方向を「幅方向」と称し、特にX方向を「右方向」、X’方向を「左方向」と称する。また、Y−Y’方向を「奥行き方向」と称し、特にY方向を「前方向」、Y’方向を「後方向」と称する。また、Z−Z’方向を「高さ方向」と称し、特にZ方向を「上方向」、Z’方向を「下方向」と称する。ここで、以下では、初めに防火戸2の構成について説明し、続いて、防火戸施解錠装置1の構成について具体的に説明する。
(構成−防火戸)
防火戸2は、建物の内部における任意の位置に形成された開口部に設置された開閉手段であって、閉鎖時において開口部を遮蔽することにより開口部の防火や防煙を行う防災手段である。なお、この防火戸2の具体的な大きさや素材については任意であるが、本実施の形態においては、高さ2m、幅1.8m程度の金属製の防火扉であるものとして説明する。
ここで、この防火戸2は、開口部の下方の床に埋め込まれたフロアヒンジ3によって回動可能に軸支されており、自重によって常に閉鎖する方向へ回動するように付勢されている。また、防火戸2における閉鎖側の側面の所定位置(閉鎖時に防火戸施解錠装置1と対向する位置)にはドアフック4が設けられている。図4は、ドアフック4の外観を示す斜視図である。このドアフック4は、後述する防火戸施解錠装置1の係止機構20により係止される被係止部であって、概略的に、フックシャフト5、フックアーム6、及びフック座板7を備えて構成されている。
フックシャフト5は、後述するラッチ腕35に係合される部分であって、金属製の円筒体として形成されている。フックアーム6は、フックシャフト5を防火戸2から所定距離(例えば、2cm)離れた位置に保持するためのフックシャフト保持手段であって、金属製の板状体を略コ字状に折り曲げて形成され、フックシャフト5を両端部から挟持している。フック座板7は、フックアーム6を防火戸2に固定するためのフックアーム固定手段であって、2か所において防火戸2に対してネジ止めされ、また、フック座板7、及びフックアーム6を順次介して防火戸2に挿通されたビスによってフックアーム6を防火戸2に固定している。
(構成−防火戸施解錠装置)
次に、防火戸施解錠装置1の構成について説明する。図5は、防火戸施解錠装置1の施錠状態を示す図3のB−B断面図である。また、図6は、防火戸施解錠装置1の解錠状態を示す図3のB−B断面図である。また、図7は、係止機構20とソレノイド機構90との関係を示す説明図であって、(a)は、正面図であり、(b)はソレノイドレバー93(後述する)の側面図である。これらの図5、図6、及び図7、並びに上述した図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る防火戸施解錠装置1は、ケース10、係止機構20、検知スイッチ60、レバー操作部70、調整スプリング機構80、ソレノイド機構90、第一表示灯101、第二表示灯102、第三表示灯103、及びマイクロスイッチ111、112、113を備えて構成されている。
(構成−防火戸施解錠装置−ケース)
ケース10は、防火戸施解錠装置1の外郭を形成する筐体であって、本実施の形態では図2等に示すように、正面形状を略正方形とする中空の直方体に形成されているものとして説明するが、この形状に限定されない。そして、このケース10は、その内部に防火戸施解錠装置1を構成する各種機器を収容しており、正面から壁面に対してネジ止め等の公知の方法で固定されている。なお、最もユーザの目に留まる部分であるケース10の正面部分には、上述した第一表示灯101、第二表示灯102、及び第三表示灯103が設けられており、ユーザは正面からこれらの各表示灯の点灯の有無を確認することができる。また、ケース10にはフックシャフト5の正面形状も大きな幅に切り欠かれたラッチ溝11が設けられており、このラッチ溝11にフックシャフト5を挿入可能となっている。
(構成−防火戸施解錠装置−係止機構)
係止機構20は、係止状態又は解放状態のいずれかの状態に変位可能な係止手段である。ここで、「係止状態」とは、防火戸2に設けられたドアフック4を係止することにより防火戸2を施錠可能な状態であって、具体的には、図5に示すように、防火戸2のフックシャフト5を、後述するラッチ腕35により係止することによって奥行き方向に移動不能とする状態である。また、「解放状態」とは、防火戸2に設けられたドアフック4を解放することにより防火戸2を解錠可能な状態であって、具体的には、図6に示すように、後述するラッチ腕35による係止を解放することにより、防火戸2のフックシャフト5を奥行き方向に移動可能とする状態である。ここで、係止機構20は、概略的に、ラッチ部30、レバー部40、及びトグルリンク50を備えて構成されている。
ラッチ部30は、概略的にラッチ軸31、ラッチ板32、ラッチストッパーピン33、ラッチスプリング34、ラッチ腕35、及びラッチカム36を備えて構成されている。ラッチ軸31は、ケース10の中央付近において、上下方向に沿って設置された円筒形状体である。ラッチ板32は、ラッチ軸31を中心に平面上を回動可能に設置されている板状体である。ラッチストッパーピン33は、ラッチスプリング34を固定するためのラッチスプリング34固定手段であって、ラッチ軸31の側方位置において上下方向に沿って設置された円筒形状体として形成され、その両端部がケース10の内面に固定されている。ラッチスプリング34は、ラッチ板32を、防火戸2を解錠する方向すなわち時計回りに付勢する付勢手段である。具体的には、ラッチスプリング34は、ラッチ軸31に巻装されており、一方の端部はラッチストッパーピン33に接続され、他方の端部はラッチ板32に接続されており、ラッチストッパーピン33とラッチ板32とを相互に離す方向に付勢している。ラッチ腕35は、ラッチ板32の回転に伴って防火戸2のフックシャフト5を係止又は解放する係止解放手段であって、平面形状を鉤型状とするラッチ板32の一部であり、ラッチ板32の前端付近に形成されている。ラッチカム36は、ラッチ板32の回転を抑止する回転抑止手段であって、ラッチ板32の後端付近において、係止状態において後述するレバー軸44と当接するように配置されている部分である。
レバー部40は、ラッチ部30の回動を制限する回動制限手段であって、概略的に、レバー板41、連結ピン42、スライドピン43、及びレバー軸44を備えて構成されている。レバー板41は、トグルリンク50の屈折に基づいて可動する可動手段であって、上下方向に沿って相互に間隔を隔てて配置された二枚の略S字形状の板状体により構成されている。連結ピン42は、レバー板41とトグルリンク50とを相互に回動可能に接続する接続手段である。スライドピン43は、レバー板41と調整スプリング機構80とを相互に回動可能に接続する接続手段であって、レバー板41、後述する調整スプリング機構80のスライドスプリング受け85、及びケース10に設けられたキー孔12をそれぞれ挿通するピンである。なお、このスライドピン43はキー孔12の長手方向すなわち奥行き方向に沿ってキー孔12の内部をスライド可能に形成されている。レバー軸44は、ラッチ部30の回動を制限する部分であって、具体的には、レバー板41を構成する二枚の板状体を相互に接続する円筒形状体に形成されている。ここで、上述したようにラッチ板32はラッチスプリング34によって時計回りに付勢されているが、図5に示すように、ラッチカム36がこのレバー軸44に係止されることによって、ラッチ板32の回動が係止される。
トグルリンク50は、ソレノイド機構90の動作をレバー部40に伝達するための伝達手段であって、概略的に、可動部51、トグルジョイント52、及びトグルピン53を備えて構成されている。可動部51は、後述するソレノイドレバー93からの打撃を受けてトグルジョイント52を基点として屈折可能な折曲部であって、前片51aと後片51bとをトグルジョイント52を介して接続して構成されている。トグルジョイント52は、上述した可動部51を構成する前片51aと後片51bとを屈折可能に接続するピンである。トグルピン53は、トグルリンク50が後述するソレノイドレバー93の近傍に位置するようにトグルリンク50をケース10に固定するための固定手段である。
(構成−防火戸施解錠装置−検知スイッチ)
検知スイッチ60は、係止機構20が係止状態から解放状態に変位したか否かを検知する検知手段である。この検知スイッチ60は、上記のような検知が可能である限り、任意の位置や構成とすることが可能であるが、本実施の形態においては、レバー部40の奥の位置において、ケース10に固定された押圧式スイッチであるものとして説明する。具体的には、図5に示すように係止機構20が施錠状態である場合にはレバー部40と接触せず、図6に示すように係止機構20が解放状態である場合にはレバー部40と接触するような位置に配置されている。このように係止機構20が解放状態となり、レバー部40によって検知スイッチ60が押圧されると、この押圧を検知した事を示す信号が第三表示灯103に出力されて、第三表示灯103が点灯する。なお、この点についての詳細は後述する。
(構成−防火戸施解錠装置−レバー操作部)
レバー操作部70は、係止機構20を解放状態から係止状態に変位させる操作手段である。図8はレバー操作部70の操作時を示す図3のB−B断面図である。このレバー操作部70は、係止機構20の解放状態から係止状態に変位させることが可能な限りにおいて任意の構成を採用することができるが、本実施の形態においては、ラッチ溝11の右側方に形成された押しボタン式の操作部であるものとして説明する。具体的には、レバー操作部70は、ラッチ溝11の右側方の位置において、ケース10を前後に挿通するようにはめ込まれた円筒体形状に形成されており、前端部がケース10の外側に突出し、後端部がケース10の内側に収容されるように配置されている。
ここで、図6に示すように、係止機構20が解放状態である場合にはレバー操作部70の後端部はラッチ板32に当接しており、ユーザの指等によりレバー操作部70を押圧すると、ラッチ板32がラッチ軸31を中心として係止状態に向かう方向(すなわち反時計回り)に回動する。そして、押圧を続けると、図8に示すようにラッチカム36がレバー軸44を乗り越えるまで回動し、係止機構20が係止状態に維持される。なお、このレバー操作部70には、レバー操作部70を前方向に付勢する操作部スプリング71が設けられており、ユーザが指等による押圧を解除すると、レバー操作部70は押圧前の状態に戻る。このように、レバー操作部70を形成することによって、ドアフック4を用いることなく、ユーザの指等による操作によって容易に係止機構20を解放状態から係止状態に変位させることができ、試験時においてユーザがドアフック4を持ち歩く手間を削除することが可能になる。
(構成−防火戸施解錠装置−調整スプリング機構)
調整スプリング機構80は、手動操作により係止機構20を係止状態から解放状態に変位させる操作手段である。図9は、手動操作に基づく係止機構20の解放状態を示す図3のB−B断面図である。この調整スプリング機構80は、具体的には、ユーザがドアフック4を所定以上の力量で手前に引っ張った際に、ラッチ板32を回転させてフックシャフト5をラッチ腕35から外し、係止機構20を解放状態に変位させる機構である。図10は、調整スプリング機構80を構成する各部を示す説明図である。この図10に示すように、この調整スプリング機構80は、概略的に、固定用ネジ81、調整ネジ受け板82、係止力ネジ83、スライドナット84、スライドスプリング受け85、及び係止力スプリング86を備えて構成されている。
固定用ネジ81は、調整スプリング機構80を構成する各部をケース10に対して固定するための固定手段であって、ケース10の前方から挿通されて調整ネジ受け板82に対してネジ止めされている。調整ネジ受け板82は、係止力ネジ83の回転を抑止する回転抑止手段であって、固定用ネジ81を挿通するためのネジ孔と、係止力ネジ83を挿通するためのネジ孔とが並設された板状体に形成されている。係止力ネジ83は、係止力スプリング86による付勢力を調節するためのネジであって、ケース10の前方から奥行き方向に沿って挿通されており、軸部にはスライドナット84が取り付けられている。スライドナット84は、係止力スプリング86の付勢力を調整する付勢力調整手段であって、係止力ネジ83の軸部に挿通された公知のナットである。このスライドナット84は、係止力ネジ83を回すことにより、後述するスライド窓87の長手方向(すなわち、奥行き方向)に沿って前後に移動する。
スライドスプリング受け85は、ユーザの手動操作(フックの取り外し)を受けて前後に摺動する摺動手段であって、全体として略コ字状に折り曲げて形成された板状体として構成されており、その側面にはスライド窓87が形成されている。このスライド窓87は、スライドスプリング受け85に側面に設けられた長方形状の孔であり、スライドスプリング受け85の摺動方向を決定するためのガイド手段である。すなわち、スライドスプリング受け85は、このスライド窓87にスライドナット84をはめ込んだ状態で、スライド窓87の長手方向に沿って摺動可能に形成されている。係止力スプリング86は、スライドスプリング受け85に対して前方向の付勢力を与える付勢手段であって、スライドナット84とスライドスプリング受け85との間で、係止力ネジ83の周囲に巻装されている。したがって、係止力ネジ83を回してスライドナット84を前に移動させる程、この係止力スプリング86の前方向への付勢力は大きくなり、スライドナット84を後ろに移動させる程、この係止力スプリング86の前方向への付勢力は小さくなる。
ここで、スライドスプリング受け85は、スライドピン43を介してレバー板41と接続されているため、係止力スプリング86の前方向への付勢力はレバー板41に直接伝達される。すなわち、係止力スプリング86は、ユーザがドアフック4を前方向に引っ張る力(すなわち、ラッチカム36がレバー軸44を介してレバー板41を後方に押す力)に抗して、レバー板41を前方に引っ張る力を付勢している。そして、ユーザがドアフック4を引っ張る力が、係止力スプリング86の付勢力よりも大きくなった場合、スライドピン43はキー孔12の長手方向に沿って後方に移動し、レバー軸44がラッチカム36の係止を外し、図9に示すように係止機構20が解放状態となる。このような調整スプリング機構80を備えることにより、防火戸2の重量等に基づいて、係止力ネジ83を回して係止力スプリング86の係止力を適宜調節することが可能となる。
(構成−防火戸施解錠装置−ソレノイド機構)
ソレノイド機構90は、防火戸2の解錠を要求する解錠要求信号を受けて作動することによって、係止機構20を係止状態から解放状態に変位させる作動手段である。ここで、図7に示すように、ソレノイド機構90は、概略的に、ソレノイド91、戻しスプリング92、ソレノイドレバー93、及びリミットスイッチ94を備えて構成されている。なお、「解錠要求信号」とは、ユーザが防火戸2の解錠を要求する所定のタイミングで当該ソレノイド機構90に対して出力される信号であって、例えば、火災感知器にて火災を感知した際に出力される信号や、ユーザが防火戸施解錠装置1の作動試験を実行する際に所持する試験用信号出力機等から出力される信号を含む概念である。
ソレノイド91は、解錠要求信号を受けて磁力により、ソレノイドピン95を所定方向(本実施の形態では右方向)に突出させる公知のソレノイド91であって、ケース10に対してネジ止め等公知の方法で固定されている。なお、この際のソレノイドピン95が突出する方向(本実施の形態における右方向)を「突出方向」と必要に応じて称して以下では説明する。戻しスプリング92は、ソレノイドピン95を突出方向と反対方向に付勢する付勢手段であって、この戻しスプリング92の付勢力によって、ソレノイド91への解錠要求信号が遮断された場合にはソレノイドピン95は直ちに元の位置まで戻される。
ソレノイドレバー93は、ソレノイドピン95によって押圧されて変位する変位手段である。図7(b)に示すように、ソレノイドレバー93は、支点軸93a、力点部93b、及び押板93cを備えて構成されており、支点軸93aを中心として正面視において反時計回りに回動可能な板状体に形成されている。支点軸93aはソレノイドレバー93を回動自在に軸支する軸支手段である。力点部93bは、ソレノイドピン95により押圧される部分であって、ソレノイドピン95の突出方向の延長線上の位置に配置される。押板93cは、トグルリンク50を打撃して係止機構20の状態を係止状態から解放状態に変位させる打撃手段であって、図5に示すようにトグルリンク50におけるトグルジョイント52付近の位置に設置されている。
リミットスイッチ94は、係止機構20が係止状態から解放状態に変位したことを検知して、ソレノイド91への解錠要求信号の入力を遮断する入力遮断手段である。具体的には、レバー軸44におけるケース10の下方に突設した部分に対してレバーばね板96を介して接続されており、レバーばね板96の動きを検知した場合にソレノイド91に対して入力遮断信号を出力する公知のリミットスイッチとして構成されている。
このような構成により、ソレノイド91が解錠要求信号を受けると、ソレノイドピン95が力点部93bを押圧し、てこの原理により押板93cがトグルリンク50を打撃してトグルリンク50を屈折させて、係止機構20を係止状態から解放状態に変位させる。そして、係止機構20が解放状態に変位したことに伴ってレバー軸44が後方に移動すると、この移動に伴ってレバーばね板96がリミットスイッチ94を作動させて、ソレノイド91の作動を停止させる。すなわち、ソレノイド91の駆動電力の消費は極めて短時間である。そしてソレノイド91の作動が停止した場合、戻しスプリング92の作用によってソレノイド91は再び元の状態に戻される。
(構成−防火戸施解錠装置−第一表示灯)
第一表示灯101は、ソレノイド機構90が解錠要求信号を受けた事を条件として出力を行う出力手段である。具体的には、この第一表示灯101は、ユーザが作動試験を実行するにあたり、防火戸施解錠装置1が解錠要求信号を正常に受信していることをユーザに確認させるための表示灯であって、ユーザにとって視認し易い位置に配置される。例えば、本実施の形態では、図2に示すように、ケース10正面における係止機構20の右上方位置に配置されており、防火戸施解錠装置1の正面から視認可能となっている。また、この第一表示灯101は他の表示灯(第二表示灯102、及び第三表示灯103)と並べて配置されており、これらは相互に任意の手段により区別される。例えば、ケース10に各表示灯の名称を記載して区別しても良い。
(構成−防火戸施解錠装置−第二表示灯)
第二表示灯102は、ソレノイド機構90が作動した事を条件として出力を行う出力手段である。具体的には、この第二表示灯102は、ユーザが作動試験を実行するにあたり、解錠要求信号を受けてソレノイド91がソレノイドピン95を正常に突出させたことをユーザに確認させるための表示灯であって、ユーザにとって視認し易い位置に配置される。本実施の形態においては、第一表示灯101の右側方に配置されている。なお、具体的な構成については、第一表示灯101と同様である。
(構成−防火戸施解錠装置−第三表示灯)
第三表示灯103は、係止機構20が係止状態から解放状態に変位した事を条件として出力を行う出力手段である。具体的には、この第三表示灯103は、ユーザが作動試験を実行するにあたり、ソレノイドレバー93の押板93cがトグルリンク50の可動部51を打撃して屈折した状態にすることにより、係止機構20が係止状態から解放状態に変位したことをユーザに確認させるための表示灯であって、ユーザにとって視認し易い位置に配置される。本実施の形態においては、第二表示灯102の右側方に配置されている。なお、具体的な構成については、第一表示灯101や第二表示灯102と同様である。
(構成−防火戸施解錠装置−マイクロスイッチ)
マイクロスイッチ111、112、113は、外部から力を受けて機械的に電気信号の切換えを行う公知のマイクロスイッチであって、本実施の形態においては、ソレノイド91の作動に応じて接点が切り換えられる3つのスイッチ(マイクロスイッチ111、マイクロスイッチ112、及びマイクロスイッチ113)を含むスイッチである。ここで、各マイクロスイッチ111、112、113が電気信号の切換えを行う目的としては任意であり、本実施の形態においては、マイクロスイッチ111は動作確認用のスイッチであり、マイクロスイッチ112は移報出力用のスイッチであり、マイクロスイッチ113は第二表示灯102の点灯用のスイッチであるものとして説明するが、その他のスイッチを適宜付加し、又はスイッチを削除しても良い。なお、マイクロスイッチ111の切換えにより行われる動作確認の処理や、マイクロスイッチ112の切換えにより行われる移報出力の処理については公知であるため、その詳細な説明を省略する。また、以下では、これら3つのマイクロスイッチ111、112、113を特に区別する必要のないときは、単に「マイクロスイッチ」111、112、113と称して説明する。図11は、マイクロスイッチ111、112、113とソレノイド91の関係を示す底面図である。なお、各マイクロスイッチ111、112、113は、高さ方向に沿って並設されており、図11においては最も下方に位置するマイクロスイッチのみを図示している。
ここで、各マイクロスイッチ111、112、113はいずれも同様に構成されており、具体的には、各マイクロスイッチ111、112、113にはレバー120が設けられており、このレバー120は、ソレノイド91の突出方向に向けてバネ等の公知の手段により付勢されている。そして、ソレノイド91が作動していない状態においては、各マイクロスイッチ111、112、113のレバー120がソレノイドピン95の突出方向後端部と接触して係止されている(スイッチOFF状態)。ここで、図12は、スイッチOFF状態の防火戸施解錠装置1の回路図である。一方、ソレノイド91が解錠要求信号を受けて磁力によりソレノイドピン95を突出方向に突出させた場合、各マイクロスイッチ111、112、113に対するソレノイドピン95の係止が解除され、このことにより、各マイクロスイッチ111、112、113のレバー120は付勢された方向に変位した状態となる(スイッチON状態)。ここで、図13は、スイッチON状態の防火戸施解錠装置1の回路図である。そして、係止機構20が係止状態から解放状態に変位した場合に、リミットスイッチ94及び戻しスプリング92の機能により、ソレノイドピン95が再び元の状態に戻されることによりソレノイドピン95がマイクロスイッチ111、112、113のレバー120を突出方向と反対方向に押圧して元の位置まで押し戻し、再びマイクロスイッチ111、112、113はスイッチOFF状態となる。このように、各マイクロスイッチ111、112、113は、ソレノイド91の物理的な動作に応じてスイッチON状態とスイッチOFF状態とが切換えられる。
(作動試験の方法)
続いて、上記のように構成された防火戸施解錠装置1に対して実行される作動試験の方法について説明する。この作動試験は、具体的には、解錠要求信号を受けた防火戸施解錠装置1の係止機構20が係止状態から解放状態に正常に変位するか否かを確認するための試験である。まずこの作動試験は、前提としては、壁面に防火戸施解錠装置1を設置した後であって、防火戸2を設置する前に実行されるものとして以下では説明するが、このような条件に限定されず、例えば防火戸2を設置した後に実行しても良い。また、初期状態として、係止機構20は解放状態となっているものとする。
初めに、ユーザは、係止機構20を係止状態に変位させる。なお、上述したように、従来の作動試験方法では、ユーザがドアフック4のみを所持して、ドアフック4のフックシャフト5を係止機構20に押し込んでラッチ部30を反時計回りに回動させることによって係止状態に変位させていたが、本実施の形態における防火戸施解錠装置1においては、このようにドアフック4を用意しなくても係止機構20を係止状態に変位させることができる。すなわち、ユーザは、図8に示すようにレバー操作部70を押圧することによって、ラッチ部30を反時計回りに回動させて係止機構20を係止状態に変位させることができる。
このように係止機構20を係止状態に変位させた後に、ユーザは所定の機器を用いてソレノイド91に対して解錠要求信号を送信し、第一表示灯101、第二表示灯102、及び第三表示灯103の点灯の有無を確認する。以下ではこのようにソレノイド91に対して解錠要求信号が送信された際に防火戸施解錠装置1により実行される処理について各図面を適宜参照して説明する。
まず、ソレノイド91が解錠要求信号を受けると、図12に示す回路図の第一表示灯101及びソレノイド91に電流が流れる。
このように第一表示灯101に電流が流れた場合、上述したように第一表示灯101は点灯する。ここで、図2に示すように、第一表示灯101はケース10の前方から視認可能な位置に設置されているため、ユーザはこの第一表示灯101の点灯を視認することにより、ソレノイド91に対して解錠要求信号が正常に入力されたことを確認することができる。また、第一表示灯101が点灯しない場合には、ユーザは、ソレノイド91に対して解錠要求信号が正常に入力されていないと判断することができる。さらに、ユーザは、この点灯の有無に基づいて防火戸施解錠装置1を構成する部分のうちどの部分に故障が生じているかの判断でき、例えば第一表示灯101が点灯していない場合には、解錠要求信号を受信する部分等の故障、配線の断線、もしくは誤配線等が発生していると判断することが可能である
また、このようにソレノイド91に電流が流れた場合、上述したようにソレノイド91はソレノイドピン95を突出させる。そして、ソレノイドピン95が突出することにより、上述したように各マイクロスイッチ111、112、113のレバー120が突出方向に変位し、これに伴って図13に示すようにマイクロスイッチ111、112、113の接点が切り換えられてスイッチOFF状態からスイッチON状態に切り換えられる。
このようにマイクロスイッチ111、112、113がスイッチON状態に切換えられると、第二表示灯102に電流が流れて第二表示灯102が点灯する。ここで、図2に示すように、第二表示灯102はケース10の前方から視認可能な位置に設置されているため、ユーザはこの第二表示灯102の点灯を視認することにより、ソレノイド91が正常に動作したことを確認することができる。また、第二表示灯102が点灯しない場合には、ユーザは、ソレノイド91が正常に動作していないと判断することができる。さらに、ユーザは、この点灯の有無に基づいて防火戸施解錠装置1を構成する部分のうちどの部分に故障が生じているかの判断でき、例えば第二表示灯102が点灯していない場合にはソレノイド91やソレノイドピン95等が故障していると判断することが可能である
そして、このようにソレノイドピン95が突出した場合、ソレノイドピン95が力点部93bを押圧し、てこの原理により押板93cがトグルリンク50を打撃してトグルリンク50を屈折させて、レバー軸44が後方に押し下げられてラッチカム36の係止を解放する。このことにより、ラッチ板32はラッチ軸31を中心として時計回りに回動し、係止機構20が係止状態から解放状態に変位する。この際にレバー部40のレバー板41が奥方向に移動することにより検知スイッチ60を押圧し、このことにより、検知スイッチ60から第三表示灯103に信号が送信されて第三表示灯103が点灯する。ここで、図2に示すように、第三表示灯103はケース10の前方から視認可能な位置に設置されているため、試験者はこの第三表示灯103の点灯を視認することにより、係止機構20が係止状態から解放状態に変位したことを確認することができる。また、第三表示灯103が点灯しない場合には、ソレノイド91が動作したにも関わらず、係止機構20が係止状態から解放状態に変位していないと判断することできる。さらに、ユーザは、この点灯の有無に基づいて防火戸施解錠装置1を構成する部分のうちどの部分に故障が生じているかの判断でき、例えば第三表示灯103が点灯していない場合にはトグルリンク50やレバー部40等が故障していると判断することが可能である。
そして、係止機構20が解放状態に変位したことに伴ってレバー軸44が後方に移動すると、この移動に伴ってレバーばね板96がリミットスイッチ94を作動させて、所定時間(本実施の形態では5秒)経過後にソレノイド91の作動を停止させる。そしてソレノイド91の作動が停止した場合、戻しスプリング92の作用によってソレノイド91は再び元の状態に戻される。なお、各表示灯は、通電の有無に関わらず点灯を開始してから所定時間(例えば5秒)経過後に点灯を終了するものとしてもよく、このように各表示灯の点灯の継続時間を予め定めておくことにより、点灯の継続時間が短いためにユーザが点灯を見逃してしまう事態を防止でき、また点灯の継続時間が不要に長くなってしまうことを防止できる。以上により、作動試験方法の説明を終了する。
(実施の形態の効果)
このように、本実施の形態に記載の防火戸施解錠装置1によれば、防火戸施解錠装置1の機能の動作状態に関する出力を行う第一表示灯101、第二表示灯102、及び第三表示灯103を備えるので、ユーザはこの第一表示灯101、第二表示灯102、及び第三表示灯103による出力に基づいて防火戸施解錠装置1の機能の動作状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間を削減し、かつ作動試験時における安全性を向上させる事が可能になる。
また、第一表示灯101は、ソレノイド機構90が解錠要求信号を受けた事を条件として出力を行うので、ユーザは、第一表示灯101に対して解錠要求信号が送られていない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置1の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
また、第二表示灯102は、ソレノイド機構90が作動した事を条件として出力を行うので、ユーザは、第二表示灯102が作動しない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置1の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
また、第三表示灯103は、係止機構20が係止状態から解放状態へと変位した事を条件として出力を行うので、ユーザは、係止機構20が変位しない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置1の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
また、レバー操作部70を備えるので、ユーザは、係止機構20を解放状態から係止機構20に容易に変位させることができ、防火戸施解錠装置1の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。例えば、従来の作動試験よりも作動試験に要する手間を削減できない場合や、従来の作動試験よりも安全性を向上させることができない場合であっても、従来の作動試験と同程度の手間や同程度の安全性を本願発明の防火戸施解錠装置1によって達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(出力の条件について)
本実施の形態では、ソレノイド91が解錠要求信号を受けた場合、ソレノイド91が作動した場合、係止機構20が係止状態から解放状態に変位した場合、の3種類の場合に出力手段は出力を行うものとして説明したが、ソレノイド91の作動の状態、又は係止機構20の変位の状態に関する出力を行う限り、これらの場合に限定されない。例えば、ユーザがレバー操作部70を押圧して、係止機構20が解放状態から係止状態に変位した場合に出力を行うことにより、レバー操作部70が正常に作動するか否かを確認できるものであっても良い。
(出力手段について)
本実施の形態では、出力手段は、光による出力を行う表示灯(第一表示灯101、第二表示灯102、及び第三表示灯103)であるものとして説明したが、音による出力を行うスピーカ等であっても構わない。この際に各スピーカから出力する音の具体的な内容は任意であるが、例えば、ブザー音、必要に応じて生成された合成音声、又は予め録音された音声等を出力しても良く、例えば防火戸施解錠装置1における正常に作動していない可能性のある部分の名称等を出力しても良い。
また、本実施の形態では、三つの出力手段(第一表示灯101、第二表示灯102、及び第三表示灯103)を備え、これら各出力手段をそれぞれ異なる条件に基づいて出力させることにより、当該防火戸施解錠装置1における正常に動作していない部分をユーザに特定させるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、一つのみの出力手段を備え、条件に応じて異なる出力態様によりこの出力手段を出力させることにより、当該防火戸施解錠装置1における正常に作動していない部分をユーザに特定させても良い。
例えば、出力手段として、複数種類の色を点灯させることが可能な表示灯を備え、ソレノイド91が解錠要求信号を受けた場合(以下、条件1)は表示灯を赤色に点灯させ、ソレノイド91が作動した場合(以下、条件2)は表示灯を黄色に点灯させ、係止機構20が係止状態から解放状態に変位した場合(以下、条件3)は表示灯を青色に点灯させても良い。また、出力手段として、複数種類の周期で点滅させることが可能な表示灯を備え、条件1においては1秒周期で点滅させ、条件2においては2秒周期で点滅させ、条件3においては3秒周期で点滅させても良い。また、出力手段として、複数種類のブザー音を出力することが可能なスピーカを備え、条件1においては「解錠要求信号を検知しました」という電子音声を出力させ、条件2においては「ソレノイドが作動しました」という電子音声を出力させ、条件3においては「係止機構が解放状態になりました」という電子音声を出力させても良い。
また、本実施の形態では出力手段は表示灯であるものとして説明したが、これに限定されず、例えば出力手段として出力確認用の端子を設けて、ユーザが端子電圧をテスターなどで確認しても良い。
また、本実施の形態では条件毎に何らかの出力を行うものとして説明したが、これに限定されない。例えば、条件1、条件2、及び条件3の全ての条件を満たした場合(条件1〜条件3のAND条件を満たした場合)や、これら3つの条件の中の所定の2つの条件を満たした場合に出力を行っても良い。このように全ての条件を満たした場合に限定することで、出力手段の構成を極めて簡素なものとすることができ、防火戸施解錠装置1が正常であるか否かという最低限必要な情報のみをユーザに出力することができる。また、このような条件の組み合わせに応じて異なる出力を行ってもよく、例えば、条件1及び条件3の条件を満たした際による出力と、条件1と条件2とを満たした際による出力とを異なるものとしても良い。また、このような出力は、一つの出力手段により行っても良いし、上述した第一表示灯101、第二表示灯102、及び第三表示灯103に加えて別の表示灯を設け、この表示灯によって各条件の組み合わせに対応する出力を行っても良い。
(付記)
付記1に記載の防火戸施解錠装置は、防火戸の施錠及び解錠を行う防火戸施解錠装置であって、係止状態及び解放状態のいずれかの状態に変位可能な係止手段であって、前記係止状態において前記防火戸に設けられた被係止部を係止することにより前記防火戸を施錠し、前記解放状態において前記被係止部を解放することにより前記防火戸を解錠する係止手段と、前記防火戸の解錠を要求する解錠要求信号を受けて作動することによって、前記係止手段を前記係止状態から前記解放状態に変位させる作動手段と、前記防火戸施解錠装置の機能の動作状態に関する出力を行う出力手段を備える。
付記2に記載の防火戸施解錠装置は、付記1に記載の防火戸施解錠装置において、前記出力手段は、前記作動手段が前記解錠要求信号を受けた事を条件として、前記出力を行う。
付記3に記載の防火戸施解錠装置は、付記1又は2に記載の防火戸施解錠装置において、前記出力手段は、前記作動手段が作動した事を条件として、前記出力を行う。
付記4に記載の防火戸施解錠装置は、付記1から3のいずれか一項に記載の防火戸施解錠装置において、前記出力手段は、前記係止手段が前記係止状態から前記解放状態に変位した事を条件として、前記出力を行う。
付記5に記載の防火戸施解錠装置は、前記出力手段は、付記2から4に記載の条件のうちいずれか少なくとも2以上の条件を充足した場合、前記出力を行う。
付記6に記載の防火戸施解錠装置は、前記出力手段は、付記2から4に記載の条件のうち、充足した条件、又は充足した条件の組み合わせに応じて異なる出力態様により出力を行う。
付記7に記載の防火戸施解錠装置は、付記1から6のいずれか一項に記載の防火戸施解錠装置において、前記係止手段を前記解放状態から前記係止状態に変位させる操作手段を備える。
(付記の効果)
付記1に記載の防火戸施解錠装置によれば、防火戸施解錠装置の機能の動作状態に関する出力を行う出力手段を備えるので、ユーザはこの出力手段による出力に基づいて防火戸施解錠装置の機能の動作状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間を削減し、かつ作動試験時における安全性を向上させる事が可能になる。
付記2に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、作動手段が解錠要求信号を受けた事を条件として出力を行うので、ユーザは、出力手段に対して解錠要求信号が送られていない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
付記3に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、作動手段が作動した事を条件として出力を行うので、ユーザは、出力手段が作動しない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
付記4に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、係止手段が前記係止状態から前記解放状態へと変位した事を条件として出力を行うので、ユーザは、係止手段が変位しない状態を容易に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
付記5に記載の防火戸施解錠装置によれば、出力手段は、付記2から4に記載の条件のうちいずれか少なくとも2以上の条件を充足した場合に出力を行うので、条件毎に別個に出力を行う場合と比べて出力を簡素にすることができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
付記6に記載の防火戸施解錠装置によれば、付記2から4に記載の条件のうち、充足した条件、又は充足した条件の組み合わせに応じて異なる出力態様により出力を行うので、ユーザはこの出力態様に基づいて、作動手段の作動の状態や係止手段の変位の状態をより具体的に認識することができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
付記7に記載の防火戸施解錠装置によれば、操作手段を備えるので、ユーザは、係止手段を解放状態から係止手段に容易に変位させることができ、防火戸施解錠装置の作動試験に要する手間をより削減することが可能になる。
1 防火戸施解錠装置
2 防火戸
3 フロアヒンジ
4 ドアフック
5 フックシャフト
6 フックアーム
7 フック座板
10 ケース
11 ラッチ溝
12 キー孔
20 係止機構
30 ラッチ部
31 ラッチ軸
32 ラッチ板
33 ラッチストッパーピン
34 ラッチスプリング
35 ラッチ腕
36 ラッチカム
40 レバー部
41 レバー板
42 連結ピン
43 スライドピン
44 レバー軸
50 トグルリンク
51 可動部
51a 前片
51b 後片
52 トグルジョイント
53 トグルピン
60 検知スイッチ
70 レバー操作部
71 操作部スプリング
80 調整スプリング機構
81 固定用ネジ
82 調整ネジ受け板
83 係止力ネジ
84 スライドナット
85 スライドスプリング受け
86 係止力スプリング
87 スライド窓
90 ソレノイド機構
91 ソレノイド
92 戻しスプリング
93 ソレノイドレバー
93a 支点軸
93b 力点部
93c 押板
94 リミットスイッチ
95 ソレノイドピン
96 レバーばね板
101 第一表示灯
102 第二表示灯
103 第三表示灯
111、112、113 マイクロスイッチ
120 レバー

Claims (7)

  1. 防火戸の施錠及び解錠を行う防火戸施解錠装置であって、
    係止状態及び解放状態のいずれかの状態に変位可能な係止手段であって、前記係止状態において前記防火戸に設けられた被係止部を係止することにより前記防火戸を施錠し、前記解放状態において前記被係止部を解放することにより前記防火戸を解錠する係止手段と、
    前記防火戸の解錠を要求する解錠要求信号を受けて作動することによって、前記係止手段を前記係止状態から前記解放状態に変位させる作動手段と、
    前記防火戸施解錠装置の機能の動作状態に関する出力を行う出力手段を備える、
    防火戸施解錠装置。
  2. 前記出力手段は、前記作動手段が前記解錠要求信号を受けた事を条件として、前記出力を行う、
    請求項1に記載の防火戸施解錠装置。
  3. 前記出力手段は、前記作動手段が作動した事を条件として、前記出力を行う、
    請求項1又は2に記載の防火戸施解錠装置。
  4. 前記出力手段は、前記係止手段が前記係止状態から前記解放状態に変位した事を条件として、前記出力を行う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の防火戸施解錠装置。
  5. 前記出力手段は、
    請求項2から4に記載の条件のうちいずれか少なくとも2以上の条件を充足した場合、前記出力を行う、
    防火戸施解錠装置。
  6. 前記出力手段は、
    請求項2から4に記載の条件のうち、充足した条件、又は充足した条件の組み合わせに応じて異なる出力態様により出力を行う、
    防火戸施解錠装置。
  7. 前記係止手段を前記解放状態から前記係止状態に変位させる操作手段を備える、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の防火戸施解錠装置。
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