JPH0986809A - エレベータのかご操作盤 - Google Patents

エレベータのかご操作盤

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JPH0986809A
JPH0986809A JP7253985A JP25398595A JPH0986809A JP H0986809 A JPH0986809 A JP H0986809A JP 7253985 A JP7253985 A JP 7253985A JP 25398595 A JP25398595 A JP 25398595A JP H0986809 A JPH0986809 A JP H0986809A
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JP
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maintenance
slide cover
switch
slide
key
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JP7253985A
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Katsu Sugita
克 杉田
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客管理者が操作する必要のない保守点検ス
イッチを操作する誤りを排除することのできるかご操作
盤を得る。 【解決手段】 顧客管理者の操作と保守点検員の操作と
を識別する操作識別手段と、スイッチボックスに蓋をす
るスライドカバーと、操作識別手段の出力に基づいて、
顧客管理者の操作があるとスライドカバーの顧客管理用
スイッチを覆う部分のみを戸開可能にし、保守点検員の
操作があるとスライドカバーの保守点検用スイッチを覆
う部分を戸開可能にし、顧客管理者と保守点検員のいず
れの操作でもない場合はスライドカバーの戸開を制限す
るスライドカバー開閉制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータのか
ご操作盤に関し、特にかご操作盤上に配置されたスイッ
チの誤操作を排除する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のエレベータのかご室内の
構成を示す図である。図9中、1はかご室側壁である。
2はかご室側壁1に設けたかご扉である。3はかごの現
在位置を示すかご扉2の上部に設けられたかご位置表示
器である。4はかご扉2の横に設けたかご操作盤であ
る。
【0003】また、図10は、かご操作盤4の正面図で
ある。図10に示すように、かご操作盤4には上から順
に、かごの走行方向を示すかご内方向灯5と、エレベー
タ利用者が目的とする停止階を指定する呼釦6と、エレ
ベータ利用者がかご扉2の開閉を指示する開閉釦7と、
スイッチボックス8が設けてある。図10中、スイッチ
ボックス8は、スイッチボックス8に蓋をする後述する
スライドカバーを全開にした状態を示している。そし
て、このスイッチボックス8内には、上段、中段、下段
の3列に各段に3個づつスイッチが設けてある。これら
スイッチの内、エレベータを納入した先の管理者(以
下、顧客管理者という。)が管理点検の際に操作する顧
客管理用スイッチ(例えば、かご室照明確認スイッチ、
非常停止階呼びスイッチ、運転停止スイッチなど)9が
上段と中段に、また、エレベータの定期的な試験運転、
保守点検の時に必要な保守点検用スイッチ10が下段に
配置してある。尚、上段、中段、下段の各段と段との間
の間隔は等間隔である。また、スイッチボックス8の最
上部には、後述するスライドカバー上部に設けられたロ
ック機構の回転係止レバーを係止させる係止部11bが
設けられている。
【0004】さらに、図11、図12は共にかご操作盤
4のスイッチボックス8の断面図である。図11に示す
ように、スライドカバー12の上部には、スイッチボッ
クス8内の係止部11bと対応する位置に鍵穴を有する
ロック機構11aが設けてある。そして、この鍵穴に挿
入可能な鍵は、通常は顧客管理者、又はエレベータの保
守点検員が所有している。また、ロック機構11aには
鍵穴に挿入した鍵を回転させる解錠、施錠操作により出
没自在な図示しない回転係止レバーが設けられており、
施錠操作によりこの回転係止レバーは突出して係止部1
1bに係止するようになっている。従って、スライドカ
バー12で蓋をして、ロック機構11aの鍵穴に鍵を挿
入し、鍵を回転させて施錠操作を行うと、この回転係止
レバーが突出して係止部11bに係止して係止状態とな
り、スライドカバー12が開閉が制限されるようになっ
ている。逆に、解錠操作を行う場合、施錠操作の場合と
同様にロック機構11aの鍵穴に鍵を挿入する。そし
て、施錠操作の場合とは逆の方向に鍵穴に挿入した鍵を
回転させれば、回転係止レバーが回転して係止部11b
との係止状態が解除されてスライドカバー12は下方へ
摺動させることが可能になって蓋が開くようになってい
る。尚、スライドカバー12は,通常アルミ板、ステン
レス鋼板等で構成されている。
【0005】このように構成されたエレベータでは、通
常運転中、エレベータ利用者によって操作されたかご室
内の呼釦6、又は図示しない乗場階の呼釦からの呼びに
従ってかごは目的とする停止階に向けて走行する。
【0006】この場合、上述のように、通常、スイッチ
ボックス8にスライドカバー12で蓋がしてあり、かつ
スライドカバー12にはロック機構11aと係止部11
bとによって施錠されていることから、エレベータ利用
者によるスイッチボックス8内のスイッチの操作が排除
されている。
【0007】そして、エレベータを納入した先の顧客管
理者が管理運転等に際してエレベータを停止させる場合
は、ロック機構11aの鍵穴に鍵を挿入して解錠操作を
行ってスライドカバー12を開けることにより、顧客管
理用スイッチ9を操作して、目的とする操作を行うこと
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエレ
ベータのかご操作盤では、顧客管理者は、管理運転の
際、ロック機構11aを解錠操作してスライドカバー1
2を開け、スイッチボックス8内の顧客管理用スイッチ
9を操作して、所望の管理運転を行うが、スライドカバ
ー12を開けると、スイッチボックス8には、顧客管理
用スイッチ9だけでなく、保守点検用スイッチ10が収
めてあるため、顧客管理者は操作する必要のない保守点
検用スイッチ10を誤って操作してしまって、エレベー
タが非常停止して対処不能な事態に陥ることがあった。
【0009】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたもので、顧客管理者が操作する必要のない保守
点検用スイッチを操作する誤りを排除することのできる
エレベータのかご操作盤を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タのかご操作盤は、顧客管理者の操作と保守点検員の操
作とを識別する操作識別手段と、スイッチボックスに蓋
をするスライドカバーと、操作識別手段の出力に基づい
て、顧客管理者の操作があるとスライドカバーの顧客管
理用スイッチを覆う部分のみを戸開可能にし、保守点検
員用の操作があるとスライドカバーの保守点検用スイッ
チを覆う部分を戸開可能にし、顧客管理者と保守点検員
のいずれの操作でもない場合は前記スライドカバーの戸
開を制限するスライドカバー開閉制御手段とを備えたも
のである。
【0011】また、スライドカバー開閉制御手段は、押
しバネの付勢によりスライドカバーを押圧するスライド
ストッパーと、スライドカバーの裏面の上下摺動方向に
沿って、スライドカバーが全閉となる場合及びスライド
カバーの上端が顧客管理用スイッチと保守点検用スイッ
チとの間に位置する場合にスライドストッパーに係止す
る位置に設けた第1の突起及び第1の突起よりスライド
カバーと垂直な方向の高さが高い第2の突起と、スライ
ドストッパーを押しバネによるスライドカバーへの押圧
方向とは逆の方向に吸引して、顧客管理者の操作の場合
スライドストッパーに第1の突起は係止しないが第2の
突起は係止する移動量を、保守点検員の操作の場合スラ
イドストッパーに第2の突起が係止しない移動量をそれ
ぞれ与える励磁コイルとにより構成したものである。
【0012】また、顧客管理用鍵による解錠操作とか又
は保守点検員用鍵による解錠操作かを識別する操作識別
手段と、前記操作識別手段の出力に基づいて前記顧客管
理用鍵の解錠操作があると保守点検用スイッチの信号を
無効にすると共に前記保守点検員用鍵の解錠操作がある
と前記保守点検用スイッチを信号を有効にする導通切替
スイッチとを備えたエレベータのかご操作盤。
【0013】また、操作識別手段を、顧客管理者が解錠
することのできる顧客管理用鍵と保守点検員のみが解錠
することのできる保守点検員用鍵とにより構成すると共
に、スライドカバー開閉制御手段によるスライドカバー
戸開操作を、顧客管理用鍵又は保守点検員用鍵の解錠操
作により行うようにしたものである。
【0014】また、操作識別手段を、カード読取装置で
構成すると共に、スライドカバー開閉制御手段によるス
ライドカバー戸開操作を、顧客管理用カード又は保守点
検員用カードのカード読取装置への挿入操作により行う
ようにしたものである。
【0015】また、操作識別手段を、スライドカバーに
設けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に示すエ
レベータのかご操作盤の正面図である。図1中、前記従
来例と同一又は相当部分には同一の符号を付しその説明
を省略する。図1中、20はかご操作盤4のスイッチボ
ックス8の上部に設けられ顧客管理者が所持する鍵のみ
が挿入可能で、解錠、施錠の操作により解錠、施錠の信
号を出力する顧客管理者用鍵操作検出部である。21は
スイッチボックス8の上部に顧客管理者用鍵操作検出部
20と併設された保守点検員が所持する鍵のみが挿入可
能で、解錠、施錠の操作により解錠、施錠の検出信号を
出力する保守点検員用鍵操作検出部である。顧客管理者
用鍵操作検出部20、保守点検員用鍵操作検出部21
は、共に例えば自動車、バイク等を始動させるイグニッ
ション・キースイッチで構成され、後述する鍵制御装置
との組み合わせにより操作識別手段を構成する。
【0017】図2はこの発明の実施の形態1に示すエレ
ベータのかご操作盤3のスイッチボックス8の断面図で
ある。図2中、前記従来例と同一又は相当部分には同一
の符号を付しその説明を省略する。23は顧客管理者用
鍵操作検出部20、又は保守点検員用鍵操作検出部21
の解錠、施錠操作の検出による出力に基づいて後述する
スライドカバー12の解錠、施錠の制御信号(後述する
励磁コイルへの励磁電流)を送出する鍵制御装置であ
る。また、スイッチボックス8内には前記従来例と同様
に、上段に顧客管理用スイッチ9が、中段と下段に保守
点検用スイッチ10が配置されている。
【0018】24は通常は後述する押しバネの付勢によ
りスライドカバー12を押圧すると共に、スライドカバ
ー12の裏面に設けた後述する突起が係止してスライド
カバー12の下方への摺動を抑止するスライドストッパ
ーである。25a〜25cはスライドカバー12の裏面
に設けられた突起であり、これら突起25a〜25cは
スライドストッパー24の端部に係止するようになって
いる。ここで、突起25aのスライドカバー12と垂直
な方向の高さをha 、突起25bのスライドカバー12
と垂直な方向の高さをhb 、突起25cのスライドカバ
ー12と垂直な方向の高さをhc とすると、これらの関
係はha >hb >hcとなっている。
【0019】また、突起25a〜25cは前述したスイ
ッチボックス8内の顧客管理用スイッチ9、保守点検用
スイッチ10の操作を可能にする位置に設けられてい
る。すなわち、突起25aはスライドカバー12の上端
に、突起25bはスライドカバー12の下端付近にそれ
ぞれ設けてある。そして、突起25bは突起25cを設
けた位置より上方に距離lのスライドカバー12の裏面
の位置に設けてある。そして、この距離lは、スイッチ
ボックスの上側面からスイッチ中段と下段との中心線ま
での距離Lと等しくなっている。
【0020】したがって、突起25cがスライドストッ
パー24に係止した状態ではスライドカバー12はスイ
ッチボックス8に蓋をした全閉状態となっている。そし
て、スライドストッパー24の突起25cへの係止が解
けてスライドカバー12を距離lだけ下方に摺動させて
スライドストッパー24が突起25bに再度係止した場
合、保守点検用スイッチ10だけがスライドカバー12
により依然として覆われた状態となって、顧客管理用ス
イッチ9の操作だけが可能となっている。さらに、スラ
イドストッパー24の突起25bへの係止が解けてさら
にスライドカバー12を下方に摺動させてスライドスト
ッパー24が突起25aに再度係止した場合、スライド
カバー12は全開状態となってスイッチボックス8内に
配置された顧客管理用スイッチ9と保守点検用スイッチ
10の全ての操作が可能となっている。
【0021】さらに、26はスイッチボックス8のスイ
ッチ配置面とスライドストッパー24に設けた係止部2
4aとの間に設けられ、通常はスライドカバー12を押
圧して開かないようにスライドストッパー24を押圧す
る押しバネである。27は鍵制御装置23の出力に基づ
いて押しバネ26が押圧する方向とは逆の方向にスライ
ドストッパー24を吸引する励磁コイルである。したが
って、励磁コイル27がスライドストッパー24を吸引
して所定の移動量をスライドストッパー24に与えるこ
とにより、突起25のスライドストッパー24への係止
が解けてスライドカバー12は上下に摺動させることが
自在な構成となっている。
【0022】このような構成により、顧客管理者は、顧
客管理者用鍵操作検出部20に鍵を挿入した解錠操作に
より、突起25aのスライドストッパー24への係止状
態を解いて顧客管理用スイッチ9のカバーが開く位置ま
でスライドカバー12を下方に摺動させることが可能に
なって、顧客管理用スイッチ9のみの操作が可能になっ
ている。また、保守点検員は保守点検員用鍵操作検出部
21に鍵を挿入した解錠操作により、突起25bのスラ
イドストッパー24への係止状態を解いて保守点検用ス
イッチ10のカバーが開く位置までスライドカバー12
を下方に摺動させる(全開状態とする)ことが可能にな
って、顧客管理用スイッチ9と保守点検用スイッチ10
の操作が可能になっている。
【0023】このように構成されたエレベータのかご操
作盤について説明する。通常運転中は、押しバネ26の
付勢によりスライドストッパー24がスライドカバー1
2を押圧し、また突起25cがスライドストッパー24
に係止した状態で、前記従来例のように顧客管理者用鍵
操作検出部20又は保守点検員用鍵操作検出部21を操
作して鍵を施錠してスイッチボックス8の蓋をすれば、
スライドカバー12の下方への摺動が禁止され、この状
態ではエレベータ利用者のスイッチの操作が排除され
る。
【0024】そして、顧客管理者は管理運転のための顧
客管理用スイッチ9の操作に際し、自らが所有する鍵を
顧客管理者用鍵操作検出部20に挿入し解錠操作する。
顧客管理者用鍵操作検出部20からの検出信号の出力に
より、鍵制御手段23は顧客管理者用鍵操作検出部20
の解錠操作を検知して、励磁コイル27にスライドカバ
ー12の顧客管理用スイッチ9を覆う部分のみが開くよ
うに、スライドストッパー24に所定の移動量を与える
大きさの励磁電流を所定時間(例えば5秒)励磁コイル
27に出力する。
【0025】この励磁電流に基づいて、所定時間、励磁
コイル27は押しバネ26による付勢とは逆の方向にス
ライドストッパー24を吸引する。この場合の励磁コイ
ル27がスライドストッパー24を吸引する所定の移動
量m1 は、前述した突起25の高さとの関係で、hb
1 >hc となる移動量、すなわち、スライドストッパ
ー24のスライドカバー12への押圧が解除されて、ス
ライドストッパー24に対し突起25cは係止しない
が、突起25bは係止してスライドカバー12が下方に
摺動しない移動量である。そして、図3に示すように、
上述した所定時間経過後に、励磁電流は切れて励磁コイ
ル27によるスライドストッパー24の吸引がなくな
り、スライドストッパー24は、突起25bがスライド
ストッパー24に係止する位置で、押しバネ26に付勢
されてスライドカバー8を再び押圧する。
【0026】上述したように、解錠操作により所定時間
励磁電流が流れて、励磁コイル27がスライドストッパ
ー24を吸引することにより、スライドストッパー24
のスライドカバー12への押圧が解除されて、スライド
カバー12は自重で下方に摺動するが、この場合のスラ
イドストッパー24の移動量m1 は、上述のように、ス
ライドストッパー24に対し突起25cは係止しない
が、突起25bは係止してスライドカバー12の下方へ
の摺動が禁止される移動量であるから、スライドカバー
12が開いても顧客管理者はスイッチボックス8の中の
スイッチの内、顧客管理用スイッチ9の部分のみが操作
可能になる。なお、スライドカバー12は、鍵が解錠
(スライドストッパー24の押圧が解除)されると自重
により下方へ摺動するものであるから、落下時の衝撃を
考慮してアルミ板で構成するのが好ましい。
【0027】一方、保守点検員が保守点検運転の際には
自らが所有する鍵により保守点検員用鍵操作検出部21
を操作する。保守点検員用鍵操作検出部21からの検出
信号の出力により、鍵制御手段23は保守点検員用鍵操
作検出部21が解錠操作されたことを検知して、励磁コ
イル27にスライドカバー12が全開となるように、所
定の移動量m2に相当する励磁電流を所定時間(例えば
5秒)励磁コイル27に出力する。
【0028】この励磁電流に基づいて、所定時間、励磁
コイル27は押しバネ26による付勢とは逆の方向にス
ライドストッパー24を吸引する。この場合の励磁コイ
ル27がスライドストッパー24を吸引する所定の移動
量m2 は、前述した顧客管理用鍵操作検出部20に挿入
した鍵の解錠操作に基づいた移動量m1 よりも大きく、
前述した突起25の高さとの関係で、ha >m2 >hb
となる移動量、すなわち、スライドストッパー24のス
ライドカバー12への押圧が解除されて、スライドスト
ッパー24に対し突起25bは係止しないが、突起25
aは係止してスライドカバー12が下方に摺動しない移
動量である。そして、図3に示すように、上述した所定
時間経過後に、励磁電流は切れて励磁コイル27による
スライドストッパー24の吸引がなくなり、スライドス
トッパー24は、突起25aがスライドストッパー24
に係止する位置で、押しバネ26に付勢されてスライド
カバー8を再び押圧する。
【0029】上述したように、この解錠操作により励磁
コイル27に所定時間励磁電流が流れて、励磁コイル2
7がスライドストッパー24を吸引することにより、ス
ライドカバー12は自重で下方に摺動するが、この場合
のスライドストッパー24の移動量m2 は、上述のよう
に、スライドストッパー24に対し突起25bは係止し
ないが、突起25aは係止してスライドカバー12の下
方への摺動が禁止される移動量である。従って、スライ
ドカバー12は全開状態となり、保守点検員はスイッチ
ボックス8内の顧客管理用スイッチ9、保守点検用スイ
ッチ10の全ての操作可能になる。
【0030】スライドカバー12により再び蓋をする場
合は、スライドカバー12の図示しない取手を手でつま
み、顧客管理者用鍵操作検出部20又は保守点検員用鍵
操作検出部21に鍵を挿入して施錠操作を行う。
【0031】鍵制御手段23は、顧客管理者用鍵操作検
出部20に鍵が挿入されて施錠操作に基づいた検出信号
を受信した場合は、励磁コイル27に対し、スライドス
トッパー24にスライドカバー12への押圧を解除して
先の移動量m1 を与える励磁電流を、また、保守点検員
用鍵操作検出部21に鍵が挿入されて施錠操作に基づい
た検出信号を受信した場合は、スライドストッパー24
にスライドカバー12への押圧を解除して先の移動量m
2 を与える励磁電流を、所定時間それぞれ出力する。
【0032】この所定時間、所定時間励磁コイル27に
励磁電流が流れて、励磁コイル27がスライドストッパ
ー24を吸引することにより、スライドストッパー24
のスライドカバー12への押圧は解除されるので、この
間、スライドカバー12を手で全閉位置まで引き上げる
(上方に摺動させる)。そして、所定時間経過後に、ス
ライドストッパー24は、突起25cがスライドストッ
パー24に係止する位置(全閉位置)で、押しバネ26に
付勢されてスライドカバー8を再び押圧する。
【0033】実施の形態1によれば、顧客管理者の操作
と保守点検員の操作とを識別する操作識別手段20、2
1と、スイッチボックス8に蓋をするスライドカバー1
2と、操作識別手段20、21の出力に基づいて、顧客
管理者の操作があるとスライドカバー12の顧客管理用
スイッチ9を覆う部分のみを戸開可能にし、保守点検員
の操作があるとスライドカバー12の保守点検用スイッ
チ10を覆う部分を戸開可能にし、顧客管理者と保守点
検員のいずれの操作でもない場合はスライドカバーの戸
開を制限するスライドカバー開閉制御手段とを備えたの
で、顧客管理者が顧客管理者用鍵操作検出部20の解錠
操作によりスライドカバー12を開けても保守点検用ス
イッチ10はスライドカバー12に覆われたままとなっ
て、顧客管理者による保守点検用スイッチ10の操作を
排除することができる。
【0034】また、スライドカバー開閉制御手段は、押
しバネ26の付勢によりスライドカバー12を押圧する
スライドストッパー24と、スライドカバー12の裏面
の上下摺動方向に沿って、スライドカバー12が全閉と
なる場合及びスライドカバー12の上端が顧客管理用ス
イッチ9と保守点検用スイッチ10との間に位置する場
合にスライドストッパー24に係止する位置に設けた突
起25c及び突起25cよりスライドカバー12と垂直
な方向の高さが高い突起25bと、スライドストッパー
24を押しバネ26によるスライドカバー12への押圧
方向とは逆の方向に吸引して、顧客管理者の操作の場合
スライドストッパー24に突起25cは係止しないが突
起25bは係止する移動量を、保守点検員の操作の場合
スライドストッパー24に突起25bが係止しない移動
量をそれぞれ与える励磁コイル27とにより構成したの
で、顧客管理者の解錠操作の場合は、スライドストッパ
ー24に突起25cは係止しないが突起25bは係止し
てスライドカバー12の保守点検用スイッチ10を覆う
部分のみを戸開させることが可能になって、顧客管理者
によりスライドカバー12が無理に戸開されることが制
限され、顧客管理者による保守点検用スイッチ10の操
作を排除できる。
【0035】また、操作識別手段を、顧客管理者が解錠
操作することのできる顧客管理用鍵操作検出部20と保
守点検員のみが解錠することのできる保守点検員用鍵操
作検出部21とにより構成すると共に、スライドカバー
の戸開操作を、顧客管理用鍵操作検出部20又は保守点
検員用鍵操作検出部21の解錠操作により行うようにし
たので、顧客管理者の解錠操作と保守点検員の解錠操作
とが区別され、顧客管理者による保守点検用スイッチ1
0の操作を排除することができる。
【0036】また、顧客管理者用鍵操作検出部20、及
び保守点検員用鍵操作検出部21を、従来のようにスラ
イドカバー12に設け、解錠操作をした顧客管理者、及
び保守点検員は、励磁コイル27が励磁されている所定
の時間の間にスライドカバー12をスライドさせて下げ
るようにし、逆に、スライドカバー12で蓋をする際
は、施錠操作により励磁コイル27が励磁されている所
定の時間の間にスライドカバー12を引き上げるように
してもよい。このようにすれば、スライドカバー12に
取手を設ける必要がなくなり、挿入した鍵を取手代わり
に利用して、スライドカバー12を下げたり、引き上げ
たりすることができ、スライドカバー12の開閉の操作
性が向上する。
【0037】また、実施の形態1において、スライドカ
バー12に設けた突起25b、25cの縦方向の断面形
状は箱型であったが、スライドカバー12を閉める場合
の操作の容易性を考慮して、図5に示すように、スライ
ドカバー12を閉める場合にスライドストッパー24に
係止する突起25b、25cの側壁部分に傾斜部を設け
てもよい。このようにすれば、スライドカバー12を引
き上げて蓋をする際、顧客管理者用鍵操作検出部20又
は保守点検員用鍵操作検出部21に鍵を挿入して施錠操
作を行わなくても、スライドカバー12の取手を手で引
き上げて全閉状態に戻すことが容易になる。
【0038】実施の形態2.実施の形態1では、かご操
作盤3に顧客管理者用鍵操作検出部20と保守点検員用
鍵操作検出部21の2つを設け、顧客管理者に顧客管理
者用鍵操作検出部20の解錠、施錠操作ができる鍵を、
保守点検員に保守点検員用鍵操作検出部21が解錠、施
錠操作ができる鍵をそれぞれ持たせるようにしたが、顧
客管理者用鍵操作検出部20と保守点検員用鍵操作検出
部21の代わりに、1台のカード読取装置を設け、顧客
管理者、保守点検員それぞれに、それぞれの用途別のカ
ードを持たせ、解錠、施錠操作を行わせるようにしても
よい。
【0039】図6はこの発明の実施の形態2に示すエレ
ベータのかご操作盤3の正面図であるり、図7はエレベ
ータのかご操作盤4のスイッチボックス8の断面図であ
る。図6、7中、前記従来例と同一又は相当部分には同
一の符号を付しその説明を省略する。図6に示すよう
に、顧客管理者用鍵操作検出部20と保守点検員用鍵操
作検出部21の代わりに、カード読取装置28を設け
る。カード読取装置28は、図7に示すように顧客管理
者、保守点検員それぞれが持つカードを識別して鍵制御
装置23に識別信号を出力するようにする。
【0040】そして、鍵制御装置23は、カード読取装
置28が出力した顧客管理者用カードの識別信号に基づ
いて、実施の形態1に示した顧客管理者用鍵操作検出部
20の鍵の解錠操作と同様に、励磁コイル27へ所定時
間スライドストッパー24を吸引する励磁電流を、ま
た、カード読取装置28が出力した保守点検員用カード
の識別信号に基づいて、実施の形態1に示した保守点検
員用鍵操作検出部21にの鍵の解錠操作と同様に、励磁
コイル27に所定時間スライドストッパー24を吸引さ
せる励磁電流を、それぞれ出力するようにしてもよい。
【0041】さらに、スライドカバー12で蓋をする場
合には、カードをカード読取装置28に挿入し、励磁コ
イル27がスライドストッパー24を吸引している所定
時間にスライドカバー12を引き上げる操作を行うよう
にしてもよい。
【0042】実施の形態2によれば、操作識別手段を、
カード読取装置28で構成すると共に、スライドカバー
戸開操作を、顧客管理用カード又は保守点検員用カード
のカード読取装置28への挿入操作により行うようにし
たので、顧客管理者、保守点検員はそれぞれの持つ鍵を
挿入する鍵穴を間違える必要がなくなり、カードの挿入
操作により容易に解錠操作を行うことができる。
【0043】また、カード読取装置28を、小型に構成
してスライドカバー12に設けてもよい。
【0044】実施の形態3.顧客管理者の操作のため、
従来のようにスライドカバー12を全開とした場合、保
守点検員のみが操作可能なスイッチによる導通を遮断し
てスイッチ入力を無効にするようにしてもよい。
【0045】図8は、実施の形態3に示すかご操作盤4
のスイッチボックス8の断面図である。実施の形態3で
は、実施の形態1、2に示したかご操作盤4での、スラ
イドストッパー24、押しバネ26、励磁コイル27を
廃してあり、前記従来例と同様に解錠操作を行うと、ス
ライドカバー12は自重で下方に摺動し蓋が全開状態と
なるようになっている。
【0046】図8中、29は管理者用鍵操作検出部20
の解錠操作検出信号を検知した鍵制御装置23が出力す
る所定のレベル以上の電流出力(所定時間の所定の大き
さの励磁電流)に基づいて、保守点検員用スイッチ9の
導通を有効にする導通切替スイッチである。導通切替ス
イッチ29は、保守点検者用鍵操作検出部21からの解
錠操作検出信号を検知した鍵制御装置23が出力する電
流の大きさの励磁電流の入力があると導通状態となり、
顧客管理用鍵操作検出部20からの解錠操作検出信号を
検知した場合の鍵制御装置23が出力する電流の大きさ
の励磁電流では、保守点検者用鍵操作検出部21からの
解錠操作検出信号に基づいた鍵制御装置23が出力する
励磁電流のレベルには達しないため、遮断状態となるよ
うになっている。導通切替スイッチ29は電磁石、リレ
ー等を組み合わせた公知の技術で構成され、保守点検用
スイッチ10それぞれの裏面に設けてある。
【0047】このように構成されたエレベータのかご操
作盤では、顧客管理者用鍵操作検出部20に挿入した鍵
の操作による解錠操作の検出(解錠、施錠操作は鍵を回
す方向より分かる)信号に基づいて、鍵制御装置23は
前記実施の形態のような顧客管理者用鍵操作検出部20
に挿入した鍵の解錠操作の識別に基づいた所定の励磁電
流を出力する。
【0048】しかし、導通切替スイッチ29を導通させ
るためには、顧客管理者用鍵操作検出部20からの解錠
操作検出信号を検知した場合の鍵制御装置23が出力す
る電流では電流が小さいので(保守点検員用鍵操作検出
部21からの解錠操作検出信号を検知した場合の鍵制御
装置23が出力する励磁電流の大きさより小さい)、導
通切替スイッチ29を導通させることができず、導通切
替スイッチ29は遮断状態のままである。従って、顧客
管理者用鍵操作検出部20に対して解錠操作を行って保
守点検員用スイッチ10を操作しても、操作入力の信号
を与えることができない。
【0049】一方、保守点検員用鍵操作検出部21に挿
入した鍵の操作があった場合、保守点検員用鍵操作検出
部21からの挿入した鍵による解錠操作検出信号に基づ
いて、鍵制御装置23は、前述したような保守点検員用
鍵操作検出部21に挿入した鍵の操作の識別に基づいた
所定の励磁電流を出力する。この励磁電流は導通切替ス
イッチ29を導通させるには十分な大きさなので、導通
切替スイッチ29を導通状態とすることができる。従っ
て、保守点検員用鍵操作検出部21に挿入した鍵により
解錠して保守点検用スイッチ10を操作すると、所定の
入力を行うことができる。
【0050】また、スライドカバー12を閉じて蓋をす
る動作は前記従来例と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0051】実施の形態3によれば、顧客管理用鍵によ
る解錠操作と保守点検員用鍵による解錠操作とを識別す
る操作識別手段20、21と、操作識別手段20、21
の出力に基づいて顧客管理用鍵操作検出部20の解錠操
作があると保守点検用スイッチ10の信号を無効にする
と共に保守点検員用鍵操作検出部21の解錠操作がある
と保守点検用スイッチ10を信号を有効にする導通切替
スイッチ29とを備えたので、顧客管理者用鍵操作検出
部20を解錠操作して保守点検員用スイッチ10を操作
しても、操作入力の信号を与えることができず、顧客管
理者による保守点検用スイッチ10の操作を排除するこ
とができる。
【0052】また、スイッチボックス8内には、顧客管
理用スイッチ9、保守点検用スイッチ10が収められて
いるから、顧客管理者が操作できる顧客管理用スイッチ
9をランプ点灯式スイッチで構成し、顧客管理者用鍵操
作検出部20を解錠操作をしてスライドカバー12を開
けた場合、顧客管理用スイッチ9は点灯するよう公知の
技術で構成にすれば、顧客管理者にとって便利である。
【0053】また、保守点検用スイッチ10を前述のよ
うな遮断状態とするだけでなく、さらに、顧客管理者
が、顧客管理者用鍵操作検出部20を解錠操作してスラ
イドカバー12を開け、保守点検用スイッチ10を操作
すると警報音を発するように公知の技術で構成してもよ
い。
【0054】また、顧客管理者用鍵操作検出部20、保
守点検員用鍵操作検出部21の代わりカードリーダ装置
28を設けて、カードリーダ装置28に挿入したカード
の識別により顧客管理者又は保守点検員の操作の識別を
行うようにしてもよい。そして、カード読取装置28
は、小型に構成してスライドカバー12に設けてもよ
い。
【0055】この発明によれば、顧客管理用スイッチと
顧客管理用スイッチの下部に保守点検用スイッチとを上
下方向に所定の間隔をおいてそれぞれ配置したスイッチ
ボックスを備えたエレベータのかご操作盤において、顧
客管理者の操作と保守点検員の操作とを識別する操作識
別手段と、スイッチボックスに蓋をするスライドカバー
と、操作識別手段の出力に基づいて、顧客管理者の操作
があるとスライドカバーの顧客管理用スイッチを覆う部
分のみを戸開可能にし、保守点検員の操作があるとスラ
イドカバーの保守点検用スイッチを覆う部分を戸開可能
にし、顧客管理者と保守点検員のいずれの操作でもない
場合はスライドカバーの戸開を制限するスライドカバー
開閉制御手段とを備えたので、顧客管理者が顧客管理者
用鍵操作検出部の解錠操作によりスライドカバーを開け
ても保守点検用スイッチはスライドカバーに覆われたま
まとなって、顧客管理者による保守点検用スイッチの操
作を排除することができる。
【0056】また、スライドカバー開閉制御手段は、押
しバネの付勢によりスライドカバーを押圧するスライド
ストッパーと、スライドカバーの裏面の上下摺動方向に
沿って、スライドカバーが全閉となる場合及びスライド
カバーの上端が顧客管理用スイッチと保守点検用スイッ
チとの間に位置する場合にスライドストッパーに係止す
る位置に設けた第1の突起及び第1の突起よりスライド
カバーと垂直な方向の高さが高い第2の突起と、スライ
ドストッパーを押しバネによるスライドカバーへの押圧
方向とは逆の方向に吸引して、顧客管理者の操作の場合
スライドストッパーに第1の突起は係止しないが第2の
突起は係止する移動量を、保守点検員の操作の場合スラ
イドストッパーに第2の突起が係止しない移動量をそれ
ぞれ与える励磁コイルとにより構成したので、顧客管理
者の解錠操作の場合は、スライドストッパー24に第1
の突起は係止しないが第2の突起は係止してスライドカ
バーの保守点検用スイッチを覆う部分のみを戸開させる
ことが可能になって、顧客管理者によりスライドカバー
が無理に戸開されることが制限され、顧客管理者による
保守点検用スイッチの操作を排除できる。
【0057】また、顧客管理用鍵による解錠操作と保守
点検員用鍵による解錠操作とを識別する操作識別手段
と、操作識別手段の出力に基づいて顧客管理用鍵の解錠
操作があると保守点検用スイッチの信号を無効にすると
共に保守点検員用鍵の解錠操作があると保守点検用スイ
ッチを信号を有効にする導通切替スイッチとを備えたの
で、操作入力の信号を与えることができなくなり、顧客
管理者による保守点検用スイッチの操作を排除すること
ができる。
【0058】また、操作識別手段を、顧客管理者が解錠
することのできる顧客管理用鍵と保守点検員のみが解錠
することのできる保守点検員用鍵とにより構成すると共
に、スライドカバー開閉制御手段によるスライドカバー
戸開操作を、顧客管理用鍵又は保守点検員用鍵の解錠操
作により行うようにしたので、顧客管理者の解錠操作と
保守点検員の解錠操作とが区別され、顧客管理者による
保守点検用スイッチの操作を排除することができる。
【0059】また、操作識別手段を、カード読取装置で
構成すると共に、スライドカバー開閉制御手段によるス
ライドカバー戸開操作を、顧客管理用カード又は保守点
検員用カードのカード読取装置への挿入操作により行う
ようにしたので、顧客管理者、保守点検員はそれぞれの
持つ鍵を挿入する鍵穴を間違える必要がなくなり、カー
ドの挿入操作により容易に解錠操作を行うことができ
る。
【0060】また、操作識別手段を、スライドカバーに
設けたので、スライドカバーに取手を設ける必要がなく
なり、挿入した鍵を取手代わりに利用して、スライドカ
バーを下げたり、引き上げたりすることができ、スライ
ドカバーの開閉の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に示すエレベータのかご操作盤
4の正面図である。
【図2】 実施の形態1に示すエレベータのかご操作盤
4のスイッチボックス8の断面図である。
【図3】 実施の形態1に示すエレベータのかご操作盤
4のスイッチボックス8の動作を示す図である。
【図4】 実施の形態1に示すエレベータのかご操作盤
4のスイッチボックス8の動作を示す図である。
【図5】 実施の形態1に示すエレベータのかご操作盤
4のスイッチボックス8の断面図である。
【図6】 実施の形態2に示すエレベータのかご操作盤
4の正面図である。
【図7】 実施の形態2に示すエレベータのかご操作盤
4のスイッチボックス8の断面図である。
【図8】 実施の形態3に示すかご操作盤4のスイッチ
ボックス8の断面図である。
【図9】 従来のエレベータのかご室の構成を示す図で
ある。
【図10】 従来のかご操作盤4の正面図である。
【図11】 従来のかご操作盤4のスイッチボックス8
の断面図である。
【図12】 従来のかご操作盤4のスイッチボックス8
の断面図である。
【符号の説明】
20 顧客管理者用鍵操作検出部、21 保守点検員用
鍵操作検出部、23 鍵制御装置、24 スライドスト
ッパー、25 突起、26 押しバネ、27 励磁コイ
ル、28 カード読取装置、29 導通切替スイッチ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客管理用スイッチと前記顧客管理用ス
    イッチの下部に保守点検用スイッチとを上下方向に所定
    の間隔をおいてそれぞれ配置したスイッチボックスを備
    えたエレベータのかご操作盤において、顧客管理者の操
    作と保守点検員の操作とを識別する操作識別手段と、前
    記スイッチボックスに蓋をするスライドカバーと、前記
    操作識別手段の出力に基づいて、顧客管理者の操作があ
    ると前記スライドカバーの前記顧客管理用スイッチを覆
    う部分のみを戸開可能にし、保守点検員の操作があると
    前記スライドカバーの前記保守点検用スイッチを覆う部
    分を戸開可能にし、顧客管理者と保守点検員のいずれの
    操作でもない場合は前記スライドカバーの戸開を制限す
    るスライドカバー開閉制御手段とを備えたことを特徴と
    するエレベータのかご操作盤。
  2. 【請求項2】 前記スライドカバー開閉制御手段は、押
    しバネの付勢により前記スライドカバーを押圧するスラ
    イドストッパーと、前記スライドカバーの裏面の上下摺
    動方向に沿って、前記スライドカバーが全閉となる場合
    及び前記スライドカバーの上端が前記顧客管理用スイッ
    チと前記保守点検用スイッチとの間に位置する場合に前
    記スライドストッパーに係止する位置に設けた第1の突
    起及び前記第1の突起より前記スライドカバーと垂直な
    方向の高さが高い第2の突起と、前記スライドストッパ
    ーを前記押しバネによる前記スライドカバーへの押圧方
    向とは逆の方向に吸引して、顧客管理者の操作の場合前
    記スライドストッパーに前記第1の突起は係止しないが
    前記第2の突起は係止する移動量を、保守点検員の操作
    の場合前記スライドストッパーに前記第2の突起が係止
    しない移動量をそれぞれ与える励磁コイルとにより構成
    したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのか
    ご操作盤。
  3. 【請求項3】 顧客管理用鍵による解錠操作と保守点検
    員用鍵による解錠操作とを識別する操作識別手段と、前
    記操作識別手段の出力に基づいて前記顧客管理用鍵の解
    錠操作があると保守点検用スイッチの信号を無効にする
    と共に前記保守点検員用鍵の解錠操作があると前記保守
    点検用スイッチを信号を有効にする導通切替スイッチと
    を備えたエレベータのかご操作盤。
  4. 【請求項4】 前記操作識別手段は、顧客管理者が解錠
    することのできる顧客管理用鍵と保守点検員のみが解錠
    することのできる保守点検員用鍵とにより構成すると共
    に、前記スライドカバー開閉制御手段によるスライドカ
    バー戸開操作を、前記顧客管理用鍵又は前記保守点検員
    用鍵の解錠操作により行うことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載のエレベータのかご操作盤。
  5. 【請求項5】 前記操作識別手段は、カード読取装置で
    構成すると共に、前記スライドカバー開閉制御手段によ
    るスライドカバー戸開操作を、顧客管理用カード又は保
    守点検員用カードの前記カード読取装置への挿入操作に
    より行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のエレベータのかご操作盤。
  6. 【請求項6】 前記操作識別手段は、前記スライドカバ
    ーに設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載のエレベータのかご操作盤。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264841A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ
JP2009120290A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの防災装置
CN102275790A (zh) * 2010-06-08 2011-12-14 株式会社日立建筑系统 按钮误操作防止装置
CN102381600A (zh) * 2010-08-26 2012-03-21 东芝电梯株式会社 用于电梯的管制运行的装置以及方法
JP2018038804A (ja) * 2017-07-31 2018-03-15 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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