JP2007094249A - 楽器用のペダル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料コスト及び製造コストを抑制しつつ、回転負荷を使用者の要求に合わせて容易に調節することができる楽器用のペダル装置を提供すること。
【解決手段】下蓋4の小穴4aからドライバー等を支持台6の内部に挿入し、螺子14を締めたり緩めたりすることにより容易に被押圧面11aと押圧部材12との間に生じる摩擦力を調節することができる。よって、踏み台5と支持台6との回転に回転負荷を付与することができると共に、その回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができる。また、本実施形態における楽器用のペダル装置1は非常に単純な構造であり、部品点数が少ないので、その分材料コストを抑制することができる。更に、部品点数が少ない分構造も単純であるので、その分製造コストを抑制することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、楽器用のペダル装置に関し、材料コスト及び製造コストを共に抑制しつつ、回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができる楽器用のペダル装置に関するものである。
従来より、支持台上に揺動自在に係合された踏み台を足によって踏み込み、その支持台に対する踏み台の角度に応じてボリュームの抵抗値を変化させたり、シャッタを開閉させて光源から受光素子に達する光量を変化させたりして楽音出力の制御を行うことができる楽器用のペダル装置が知られている。
例えば、実用新案登録第2583233号公報(特許文献1)には、支持台に対する踏板の角度によって楽音出力の制御を行う電子楽器のペダル装置が開示されている。この特許文献1に記載される電子楽器のペダル装置によれば、支持台に配設された挟持部材により踏板に突設された被挟持部材を挟持する。
実用新案登録第2583233号公報
しかしながら、特許文献1に記載される電子楽器のペダル装置では、被挟持部材を、その両側に摩擦板を介して板バネにより形成される挟持部材で挟持し、被挟持部材との摩擦力をボルトとナットとの間に設置されたコイルばねの長さを調整することにより変化させている。
この構成では、部品点数が多く、材料コストが高くなるとともに構造も複雑になってしまうので、製造コストも高くなってしまうという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、材料コスト及び製造コストを抑制しつつ、回転負荷を使用者の要求に合わせて容易に調節することができる楽器用のペダル装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の請求項1記載の楽器用のペダル装置は、支持台と、その支持台に揺動自在に係合された踏み台とを備え、前記支持台に対する前記踏み台の角度に応じて楽音信号の制御を行うものであって、前記踏み台は、前記支持台に対して回転する回転中心軸を中心として回転するとともに、その回転中心軸に平行な被押圧面が形成される回動部を有し、前記回動部の被押圧面を圧接する押圧部材と、前記回動部の被押圧面を前記押圧部材を介して押圧する板ばねと、前記板ばねが前記回動部を前記押圧部材を介して押圧する押圧力を調整する押圧力調整手段とを備えている。
請求項2記載の楽器用のペダル装置は、請求項1記載の楽器用のペダル装置において、前記回動部は、金属材料で形成されていると共に、前記押圧部材は、樹脂材料で形成されている。
請求項3記載の楽器用のペダル装置は、請求項1または2記載の楽器用のペダル装置において、前記押圧力調整手段は、前記板ばねと前記支持台とを螺子で螺嵌する螺嵌手段である。
請求項4記載の楽器用のペダル装置は、請求項1から3のいずれかに記載の楽器用のペダル装置において、前記押圧部材は、前記回動部の被押圧面の一部と接する凹部を備えている。
請求項5記載の楽器用のペダル装置は、請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置において、前記回動部の被押圧面の回転中心軸に垂直な面での断面形状は、円形である。
請求項6記載の楽器用のペダル装置は、請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置において、前記回動部の被押圧面の回転中心軸に垂直な面での断面形状は、楕円形である。
請求項7記載の楽器用のペダル装置は、請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置において、前記回動部の被押圧面には回転中心軸に平行かつ平坦な平坦面が形成され、前記押圧部材には平らな平面が形成され、前記回動部の平坦面は、前記押圧部材の平面により圧接される。
請求項8記載の楽器用のペダル装置は、請求項1から7のいずれかに記載の楽器用のペダル装置において、前記回動部の被押圧面は、めっき加工されたものである。
請求項1記載の楽器用のペダル装置によれば、支持台と踏み台とを回転中心軸を中心として回転可能に係合する回動部に形成される回転中心軸に平行な被押圧面が、押圧部材を介して板ばねによって押圧され、その押圧力は、押圧力調整手段によって調節されるので、押圧部材と被押圧面との間に生じる摩擦力を調節することができる。よって、支持台と踏み台との回転に回転負荷を付与することができると共に、その回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができるという効果がある。
また、本発明の楽器用のペダル装置は部品点数が少ないので、材料コストを抑制することができるとともに、構造も単純であるので、製造コストも抑制することができるという効果がある。すなわち、本発明の楽器用のペダル装置は、材料コスト及び製造コストを共に抑制しつつ、回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができるのである。
請求項2記載の楽器用のペダル装置によれば、請求項1記載の楽器用のペダル装置の奏する効果に加え、回動部は金属材料で形成されているとともに、押圧部材は樹脂材料で形成されている。よって、押圧部材に押圧力をかけた場合であっても、円滑に回動部を回動させることができるとともに、回動部と押圧部材とが摩擦により異音を発生することを防止することができるという効果がある。
ここで、回動部及び押圧部材が共に金属材料で形成されている場合には、回動部を回転させる際には異音が発生してしまう。そこで、押圧部材を樹脂部材にすることにより、回動が円滑に行われ、異音を発生させることなく回動部を回転させることができるのである。
請求項3記載の楽器用のペダル装置によれば、請求項1または2記載の楽器用のペダル装置の奏する効果に加え、螺嵌手段により、板ばねと支持台とは、螺子によって螺嵌される。よって、螺子を回すことにより、押圧部材と被押圧面との間に生じる摩擦力を調節することができるので、使用者の要求に合わせた回転負荷を与え、踏み台の操作性を良好に保つことができるという効果がある。
また、螺子は、汎用の部材であるので、非常に安価であるとともに、容易に加工し、形成することができる。従って、材料コストおよび製造コストを抑制することができるという効果がある。
請求項4記載の楽器用のペダル装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の楽器用のペダル装置の奏する効果に加え、回動部の被押圧面の一部と接する凹部は、板ばねによって回動部に押圧されて固定されている。従って、押圧部材を板ばねに固着せずに、板ばねの押圧力のみによって、押圧部材を回動部と板ばねとの間に保持することができる。よって、板ばねの押圧力を弱めることによって、押圧部材を回動部から取り外すことができる。したがって、摩擦係数が異なる様々な材料で形成された押圧部材に交換することができるという効果がある。
請求項5記載の楽器用のペダル装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置の奏する効果に加え、回動部の被押圧面の回転中心軸に垂直な面での断面形状は円形であるので、支持台に対する踏み台の角度を変化させても、支持台に対する踏み台の角度の変化前と比較して、回転中心軸と押圧部材との距離は変化しない。すなわち、元の状態に戻ろうとする復元力が作用しないので、支持台に対する踏み台の角度を保持できるいう効果がある。
請求項6記載の楽器用のペダル装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置の奏する効果に加え、回動部の被押圧面の回転中心軸に垂直な面での断面形状は楕円形であるので、支持台に対する踏み台の角度を変化させると、支持台に対する踏み台の角度の変化前と比較して、回転中心軸と押圧部材との距離が変化する。よって、元の状態に戻す場合には軽い力で操作することができ、使用者の負担を軽減させることができるという効果がある。
請求項7記載の楽器用のペダル装置によれば、請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置の奏する効果に加え、回動部の被押圧面に備えられた回転中心軸に平行かつ平坦な平坦面は、押圧部材に形成される平らな平面に圧接されるので、支持台に対する踏み台の角度を変化させると、支持台に対する踏み台の角度の変化前と比較して、回転中心軸と押圧部材との距離が大きくなる。よって、回転中心軸と押圧部材との距離を縮める復元力が作用するので、支持台に対する踏み台の角度を変化させても、自動的に変化前の支持台に対する踏み台の角度に戻すことができるという効果がある。
請求項8記載の楽器用のペダル装置によれば、請求項1から7のいずれかに記載の楽器用のペダル装置の奏する効果に加え、回動部の被押圧面は、めっき加工されたものである。よって、回動部の被押圧面が滑らかになり、滑りが良くなるので、踏み台を円滑に操作することができるとともに、踏み台の操作感が良好であるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の一実施の形態における楽器用のペダル装置1の下面図であり、図1(b)は、楽器用のペダル装置1の斜視図である。また、図2は、図1(a)のII−II線における楽器用のペダル装置1の断面図である。なお、これらの図面では、内部構造の視認を容易にするために、下蓋4を省略して示している。また、図1(b)では、踏み台5及び支持台6の一部を省略して示している。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の楽器用のペダル装置1は、台形状の方体であって内部が空洞である支持台6と、その支持台6の上方に付設される踏み台5と、支持台6の下面を覆う下蓋4とを主に備えている。
支持台6は、前方の側面6Cと、三方の側面6Aと上面6Bとを備え、内部が空洞である台形状の方体であり、アルミダイカストにより形成されている。この支持台6の上面6Bには、矩形状の穴である第1穴部6dと第2穴部6gとが形成されている。また、四方の側面の下部には、下蓋4を取り付けるための螺子穴6fが形成されている。
支持台6の内部であって第1穴部6dの下方には、可変抵抗器7が備えられている。この可変抵抗器7は、回転式のものであって、その軸部7aは、後述する踏み台5の回動軸11に平行になるように支持台6に取り付けられている。
この軸部7aの端部には、その先端に軸を挟むことができるU字状の鋏部7bが備えられている。
図2に示すように、第1穴部6dを通って踏み台5からプレート8が垂下され、プレート8の先端に設けられた軸8aが、この鋏部7bに挟まれる。踏み台5の回転に応じてプレート8が揺動し、可変抵抗器7の軸部7aが回転され、可変抵抗器7の抵抗値が変化する。
支持台6の前方側面6Cには、複数の円形の穴であるジャック孔6eが形成されている。このジャック孔6eに入力用及び出力用のジャック(非表示)が装着され、入力用ジャックは、可変抵抗器7の入力端子に接続され、可変抵抗器7の出力端子は、出力用のジャックに接続されている。したがって、電気ギターなどの出力のプラグが、入力用ジャックに装着され、出力用のジャックには、アンプに接続されたプラグが装着されると、アンプから出力される音量を調整することができる。
踏み台5は、矩形状の板であって、支持台6の上面6Bに備えられ、支持台6と同様にアルミダイカストにより形成されている。踏み台5の上面には、使用者が足で踏み込む際に滑ることがないように、所定の厚さを有するラバー(非表示)が付着されている。
踏み台5の支持台6側であって長手方向の端部には、それぞれ踏み台5の回転範囲を規制する半円形の規制部5a,5bが備えられている。踏み台5には、回動軸11が固着され、回動軸11は、支持台6に備えられた軸受けであるブッシュ30(図3(a)参照)に回動自在に軸支される。なお、本実施形態のブッシュ30は、PE(ポリエチレン)によって形成されている。
次に、この回動軸11に対して摩擦力を付与する押圧部について説明する。この押圧部は、回動軸11を押圧する押圧部材12と、板ばね13と、螺子14とを備えている。
押圧部材12は、略直方体で樹脂材料、例えばPP(ポリプロピレン)により形成されている。押圧部材12の回動軸11に当接する面は、回動軸11の被押圧面11aに沿って略半円の凹部12aが形成されている。また、その凹部12aの反対側の板ばね13に当接する部分は、板ばね13を跨ぐ形状(図3(a)参照)に形成されており、この当接部分は、板ばね13には固着されていない。押圧部材12の凹部12aを回動軸11に嵌合し、平面部を板ばね13で回動軸11方向に押圧することにより、押圧部材12が回動軸11に対して摩擦力を付与するとともに、押圧部材12が板ばねに固着されていなくても、回動軸11と板ばね13との間に保持される。
板ばね13は、鉄鋼により形成された強力な弾性力を有する板状のばねであって、長手方向の一方の端部13aには、螺子14が挿入される係止孔13cが形成されている。板ばね13は、係止孔13cに螺子14が挿入され、螺子14の頭部により支持台6の雌螺子部6bに螺嵌され、他方の端部13bは、支持台6に形成される矩形状の第2穴部6gの上面6Bの縁である縁部6cに対応する湾曲した形状になっており、縁部6cに係止されている。よって、板ばね13は、第2穴部6gの縁部6cを支点として、螺子14により螺嵌される端部13aを力点とし、押圧部材12を作用点として回動軸11の被押圧面11aを押圧している。
螺子14は、支持台6の上面6Bの下面に下方に延設された雌ねじ6bに螺嵌されているので、螺子14を締めることにより、頭部が板ばね13の一端13aを押圧するように構成されている。
図3(a)は、図1(a)のIIIa−IIIa線における楽器用のペダル装置1の断面図であり、回動軸11付近の詳細を示すものである。
図3(a)に示すように、支持台6の上面6Bには、第2穴部6gの両側にブッシュ30が圧入される圧入部6aが上方へ突出して形成されており、圧入されたブッシュ30は回動軸11を回転可能に支持する。
踏み台5のブッシュ30の外側(両側)は、回動軸11を保持する貫通孔5dが下方へ突出して形成され、その貫通孔5dの支持台6側には、ビス31が挿入される係止穴5cが備えられている。また、回動軸11には係止穴5cに対応する2つの雌螺子孔11bが形成されており、ビス31が係止穴5cを通過し雌螺子孔11bに螺嵌されることにより、貫通孔5dは、回動軸11を踏み台5に固着している。
ここで、回動軸11は、金属材料で形成され、ニッケルめっき又はクロムめっき等のめっき加工が施されている。
図3(b)は、下蓋4を支持台6の下面に取り付けた状態のペダル装置1の下面図である。下蓋4には、下蓋4を支持台6に小螺子6hによって取り付けるための螺子孔と、板ばね13の回動軸11に付与する弾性力を調整する螺子14に対応する位置に小穴4aが形成されている。
よって、使用者は、この小穴4aにドライバーを挿入し、螺子14を締めたり緩めたりすることができる。したがって、下蓋4を外すことなく、容易に回動軸11にかかる摩擦力を調節することができる。
以上、実施形態に基づいて説明したように、本楽器用のペダル装置1によれば、使用者は、踏み台5を足で操作することにより、踏み台5を支持台6に対して回転させることができ、その結果、支持台6に対する踏み台5の角度を変化させることができる。
支持台6に対する踏み台5の角度が変化すると、プレート8の高さが変化し、可変抵抗器7の電気抵抗を変化させることができる。
また、使用者は、下蓋4の小穴4aからドライバー等を支持台6の内部に挿入し、螺子14を締めたり緩めたりすることにより容易に被押圧面11aと押圧部材12との間に生じる摩擦力を調節することができる。よって、踏み台5と支持台6との回転に回転負荷を付与することができると共に、その回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができる。
また、本実施形態における楽器用のペダル装置1は非常に単純な構造であり、部品点数が少ないので、その分材料コストを抑制することができる。更に、部品点数が少ない分構造も単純であるので、その分製造コストを抑制することができる。
また、回動軸11の被押圧面11aの回転中心軸Oに垂直な面での断面形状は円形であるので、支持台6に対する踏み台5の角度を変化させても、支持台6に対する踏み台5の角度の変化前と比較して、回転中心軸Oと押圧部材12との距離は変化しない。すなわち、元の状態に戻ろうとする復元力が作用せず、押圧部材12の凹部12aによる保持力が作用するので、作動し終わった後も回動軸11の状態を保持することができる。
また、回動軸11は金属材料(本実施の形態では、鋼)で形成され、押圧部材12は樹脂材料で形成されているので、無音で回動軸11を回転させることができる。なお、回動軸11には、ニッケルめっき又はクロムめっき等のめっき加工が施されているので、円滑に回動軸11を押圧部材12の表面上で摺動させることができる。
また、被押圧面11aと押圧部材12の凹部12aとは、板ばね13の押圧力のみによって固定されているので、更に螺子14を緩め、板ばね13の押圧力を弱めることによって、押圧部材12を回動軸11から取り外すことができる。よって、摩擦係数が異なる様々な材料で形成された押圧部材12を用いることができるので、被押圧面11aと押圧部材12との間の摩擦係数の範囲を拡大することができるのである。
次に、図4を参照して、上述した楽器用のペダル装置1を第1実施形態として、楽器用のペダル装置1に関する第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態の楽器用のペダル装置を示し、図2のAで示した部分に対応する部分を拡大した断面図である。なお、以下の図面については、上述した楽器用のペダル装置1と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
第1実施形態では、回動軸11は、踏み台5に固着され、支持台6に設けられた軸受けに軸止されて踏み台5が操作されると回転するものであったが、第2実施形態では、軸26が支持台6に固着され、その軸26を軸止する軸受けが、踏み台5に固着されて踏み台5の操作により、軸26を中心として回転するものである。
図4に示すように、踏み台5には、支持台6に形成される矩形状の第2穴部6gの上方に、回動部51の軸心である回転中心軸Oと踏み台5の長手方向とが直角になるように、回動部51が形成されている。
回動部51は、踏み台5から下方に突出し、転がり軸受け(ベアリング)27が圧入される軸孔51eを有する。軸26は、図示しない支持台6に形成された軸受けにビス(非表示)等によって固着され、回転しないものである。転がり軸受け27は、回動部51に形成された軸孔51eに圧入され、その内輪に軸26が圧入される。よって、使用者が踏み台5を足で操作すると回転中心軸Oを中心として踏み台5が支持台6に対して回転し、支持台6に対する踏み台5の角度を変化させることができる。
回動部51には、回転中心軸Oに平行な円筒状の被押圧面51aが形成されている。また、押圧部材12の回動部51に当接する面には回動部51の被押圧面51aに沿う凹部52aが形成されている。この被押圧面51aは、第1の実施形態と同様に、凹部52aが当接され、押圧部材12は、板ばね13によって押圧部材12の下方から押圧されている。
その押圧力は、上記に記載の螺嵌手段(押圧力調整手段)によって調節されるので、押圧部材12と被押圧面51aとの間に生じる摩擦力を調節することができる。よって、支持台6と踏み台5との回転に回転負荷を付与することができると共に、その回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができる。
次に、図5を参照して、楽器用のペダル装置1に関する第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態の楽器用のペダル装置を示し、図2のAで示した部分に対応する部分を拡大した断面図である。
第1実施形態では、回動軸11の被押圧面11aの回転中心軸Oに垂直な面での断面形状は円形に形成されていたが、第3実施形態では、回動軸11の被押圧面11aの回転中心軸Oに垂直な面での断面形状が楕円形に形成されているもの、又は、回動軸71の被押圧面71aの回転中心軸Oに平行かつ平坦な平坦面72aに形成されているものである。
図5(a)に示すように、回動軸61は、第1の実施形態と同様に、踏み台5に固着されるとともに、支持台6に備えられた軸受けであるブッシュ30(図3参照)に回動自在に軸止されている。
回動軸61のブッシュ30に軸止される部分よりも内側には、回転中心軸Oに平行かつ回動軸61の被押圧面11aの回転中心軸Oに垂直な面での断面形状が楕円形の被押圧面61aが形成されている。また、押圧部材12の回動軸61に当接する面には回動軸61の被押圧面61aに沿って略半円の凹部62aが形成されている。この被押圧面61aには、第1の実施形態と同様に、凹部62aが当接され、押圧部材12は、板ばね13によって押圧部材12の下方から押圧されている。
その押圧力は、上記に記載の螺嵌手段(押圧力調整手段)によって調節されるので、押圧部材12と被押圧面61aとの間に生じる摩擦力を調節することができる。よって、支持台6と踏み台5との回転に回転負荷を付与することができると共に、その回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができる。
また、回動軸61の被押圧面11aの回転中心軸Oに垂直な面での断面形状は楕円形であるので、支持台6に対する踏み台5の角度を変化させると、支持台6に対する踏み台5の角度の変化前と比較して、回転中心軸Oと押圧部材12との距離が変化する。よって、元の状態に戻す場合には軽い力で操作することができ、使用者の負担を軽減させることができる。
次に、第3実施形態の別の形態について説明する。上記第3実施形態では、回動軸61の被押圧面61aの回転中心軸Oに垂直な面での断面形状は楕円形に形成されていたが、第3実施形態の別の形態では、回動軸71の被押圧面71aの回転中心軸Oに平行かつ平坦な平坦面72aが形成されているものである。
図5(b)に示すように、回動軸71は、第1の実施形態と同様に、踏み台5に固着されるとともに、支持台6に備えられた軸受けであるブッシュ30(図3参照)に回動自在に軸止されている。また、回動軸71のブッシュ30に軸止される部分よりも内側には、回転中心軸Oに平行な被押圧面71aが形成され、その被押圧面71aは平坦な平坦面を備えている。
また、押圧部材72の回動軸71に当接する面には、回動軸71の被押圧面71aに沿う凹部72aが形成されており、凹部72aは、平らな平面を備えている。この被押圧面71aには、第1の実施形態と同様に、凹部72aが当接され、押圧部材72は、板ばね13によって押圧部材72の下方から押圧されている。
よって、支持台6に対する踏み台5の角度を変化させると、支持台6に対する踏み台5の角度の変化前と比較して、回転中心軸Oと押圧部材72との距離が大きくなる。よって、回転中心軸Oと押圧部材72との距離を元の状態に戻すための復元力が作用するので、支持台6に対する踏み台5の角度を変化させても、自動的に元の状態に戻すことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施の形態では、押圧部材12の樹脂材料をPPとしたが、POM(ポリオキシメチレン(ポリアセタール))やPEであっても良い。かかる場合には、樹脂材料がPPの場合と比較して、摩擦抵抗が小さいため、回転負荷を小さくすることができる。また、押圧部材12の樹脂材料として、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)を使用しても良い。かかる場合には、樹脂材料がPPの場合と比較して、摩擦抵抗が大きいため、回転負荷を大きくすることができる。
また、押圧部材12と被押圧面11aとの間にグリス等の潤滑剤を塗布しても良い。また、押圧部材12の材料として、グリス等を含浸させた樹脂材料を用いても良い。かかる場合においても、支持台6と踏み台5との回転に回転負荷を付与することができると共に、その回転負荷を使用者の要求に合わせて調節することができるのである。
また、上記実施の形態では、ブッシュ30の樹脂材料をPEとしたが、POMを使用しても良い。かかる場合においても、回動軸11を回動自在に軸支することができる。
(a)は、本発明の一実施の形態における楽器用のペダル装置の下面図であり、(b)は、楽器用のペダル装置の斜視図である。 図1(a)のII−II線における楽器用のペダル装置の断面図である。 (a)は、図1(a)のIIIa−IIIa線における楽器用のペダル装置の断面図であり、(b)は、楽器用のペダル装置に下蓋が備えられた下面図である。 図2のAで示した部分に対応する部分を更に拡大した断面図であり、第2実施形態の楽器用のペダル装置を示している。 図2のAで示した部分に対応する部分を更に拡大した断面図であり、第3実施形態の楽器用のペダル装置を示している。
符号の説明
1 楽器用のペダル装置
5 踏み台
6 支持台
7 可変抵抗器
11 回動軸(回動部)
11a 被押圧面
12 押圧部材
12a 凹部
13 板ばね
14 螺子
O 回転中心軸

Claims (8)

  1. 支持台と、その支持台に揺動自在に係合された踏み台とを備え、前記支持台に対する前記踏み台の角度に応じて楽音信号の制御を行う楽器用のペダル装置において、
    前記踏み台は、前記支持台に対して回転する回転中心軸を中心として回転するとともに、その回転中心軸に平行な被押圧面が形成される回動部を有し、
    前記回動部の被押圧面を圧接する押圧部材と、
    前記回動部の被押圧面を前記押圧部材を介して押圧する板ばねと、
    前記板ばねが前記回動部を前記押圧部材を介して押圧する押圧力を調整する押圧力調整手段とを備えていることを特徴とする楽器用のペダル装置。
  2. 前記回動部は、金属材料で形成されていると共に、
    前記押圧部材は、樹脂材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載の楽器用のペダル装置。
  3. 前記押圧力調整手段は、前記板ばねと前記支持台とを螺子で螺嵌する螺嵌手段であることを特徴とする請求項1または2記載の楽器用のペダル装置。
  4. 前記押圧部材は、前記回動部の被押圧面の一部と接する凹部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の楽器用のペダル装置。
  5. 前記回動部の被押圧面の回転中心軸に垂直な面での断面形状は、円形であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置。
  6. 前記回動部の被押圧面の回転中心軸に垂直な面での断面形状は、楕円形であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置。
  7. 前記回動部の被押圧面には回転中心軸に平行かつ平坦な平坦面が形成され、
    前記押圧部材には平らな平面が形成され、
    前記回動部の平坦面は、前記押圧部材の平面により圧接されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の楽器用のペダル装置。
  8. 前記回動部の被押圧面は、めっき加工されたものであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の楽器用のペダル装置。
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