JP2007093150A - 貯湯式給湯風呂装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】風呂循環回路の凍結を確実に防止することが出来る貯湯式給湯風呂装置を提供するものである。
【解決手段】加熱手段2で高温に加熱した湯水を貯湯する貯湯タンク1と、該貯湯タンク1下部には給水管7を接続すると共に上部には出湯管8を接続し、更に貯湯タンク1内には浴槽3と風呂循環ポンプ18を備えた風呂循環回路16を介して連通した風呂用熱交換器17を設けたものに於いて、前記風呂循環ポンプ18の駆動で浴槽水を循環させての凍結防止運転中に、浴槽水温度の所定温度未満を検知することで、加熱手段2による貯湯タンク1への高温水の貯湯を開始させる凍結防止運転を行うことで、浴槽水に熱を与える貯湯タンク内の熱量不足を浴槽水温度で判断して、加熱手段による沸き増しを行うので、凍結の防止を直接浴槽水温度の検知で的確に実施出来るものである。
【選択図】 図2
【解決手段】加熱手段2で高温に加熱した湯水を貯湯する貯湯タンク1と、該貯湯タンク1下部には給水管7を接続すると共に上部には出湯管8を接続し、更に貯湯タンク1内には浴槽3と風呂循環ポンプ18を備えた風呂循環回路16を介して連通した風呂用熱交換器17を設けたものに於いて、前記風呂循環ポンプ18の駆動で浴槽水を循環させての凍結防止運転中に、浴槽水温度の所定温度未満を検知することで、加熱手段2による貯湯タンク1への高温水の貯湯を開始させる凍結防止運転を行うことで、浴槽水に熱を与える貯湯タンク内の熱量不足を浴槽水温度で判断して、加熱手段による沸き増しを行うので、凍結の防止を直接浴槽水温度の検知で的確に実施出来るものである。
【選択図】 図2
Description
この発明は、ヒートポンプ回路や電気ヒーターを利用して、貯湯水を加熱し風呂や給湯を行う貯湯式給湯風呂装置に関するものである。
従来よりこの種の貯湯式給湯風呂装置では、切替弁付きのバイパス管路を有し、凍結防止運転では風呂用熱交換器に湯水を通すことなく、このバイパス管路を通すようにするものであった。(例えば、特許文献1参照。)
特開2004−257575号公報
ところでこの従来のものでは、貯湯タンクの熱ロスを極力抑えることが出来るが、浴槽水は熱を得ることが出来ない状態なので、温度低下が進と凍結する危険があり、安心して使用出来ないと言う問題点を有するものであった。
この発明はこの点に着目し、上記問題点を解決する為、特にその構成を、加熱手段で高温に加熱した湯水を貯湯する貯湯タンクと、該貯湯タンク下部には給水管を接続すると共に上部には出湯管を接続し、更に貯湯タンク内には浴槽と循環ポンプを備えた循環回路を介して連通した風呂用熱交換器を設けたものに於いて、前記循環ポンプの駆動で浴槽水を循環させての凍結防止運転中に、浴槽水温度の所定温度未満を検知することで、加熱手段による貯湯タンクへの高温水の貯湯を開始させる凍結防止運転を行うものである。
この発明によれば、凍結防止運転時には、浴槽水は風呂用熱交換器を流通して加熱され、確実に凍結防止出来るものであり、又この時、浴槽水に熱を与える貯湯タンク内の熱量不足を浴槽水温度で判断して、加熱手段による沸き増しを行うので、凍結の防止を直接浴槽水温度の検知で的確に実施出来るものである。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
1は温水を貯湯する貯湯タンク、2は温水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、3は浴槽である。
1は温水を貯湯する貯湯タンク、2は温水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、3は浴槽である。
4は貯湯タンク1とヒートポンプユニット2を循環可能に接続する加熱循環回路で、加熱循環ポンプ5を有し貯湯タンク1の下部に接続されたヒーポン往き管4a及び貯湯タンク1上部に接続されたヒーポン戻り管4bより構成され、貯湯タンク1下部の冷水をヒーポン往き管4aを介してヒートポンプユニット2で加熱し、加熱された高温の温水をヒーポン戻り管4bで貯湯タンク1上部に戻して貯湯タンク1内に温水を加熱貯湯するものである。なお、貯湯タンク1の外周面には縦に複数個の貯湯温度センサ6a、6b、6c、6dを有しており、この貯湯温度センサが所定温度以上を検出することで貯湯量を検知するものである。
7は貯湯タンク1に水を供給する給水管、8は貯湯タンク1内の温水を出湯する出湯管、9は給水管7からの冷水と出湯管8からの温水を設定温度になるように混合する混合弁、10は混合された設定温度の温水を給湯する給湯管、11は給湯管10の端部に設けられる蛇口である。12は混合弁9の下流に設けた給湯温度センサ、13は給湯量をカウントする給湯流量センサである。なお、14は水道圧を所定の圧力に減圧する減圧弁、15は加熱されることによる過圧を逃がす圧力逃し弁である。
16は風呂循環回路で、貯湯タンク1内に設けられた蛇管よりなる風呂用熱交換器17と浴槽3とを風呂往き管16a及び風呂戻り管16bとで循環可能に接続するものである。18は風呂循環回路16に設けられた風呂循環ポンプ、19は流水の有無を検知する流水センサ、20は風呂循環回路16を流れる浴槽水の温度を検出する風呂温度センサ、21は浴槽水の水圧から浴槽3内の水位を検出する水位センサである。
22は風呂用熱交換器17をバイパスして風呂往き管16aと風呂戻り管16bとを接続するバイパス管で、中間位置において三方が全て連通する三方弁よりなる流路切換手段23がバイパス管22と風呂戻り管16bの接続部に設けられ、風呂循環回路16を流れる温水を風呂用熱交換器17を流すか否かを選択的に切換えるものである。
24は前記バイパス管22の流路切換手段23とは反対側の風呂往き管16a側の接続部より風呂3側に備えられた混合温度センサで、流路切換手段23の開度調節で風呂用熱交換器17内に残留した高温温水とバイパス管22を流通してくる風呂循環回路16の低温水との混合水温度を検出し、予め設定された安全温度である設定温度50℃〜60℃と比較して、この温度になるように開度調節するものであり、この調節は追い焚きまたは保温運転開始が所定時間ここでは60秒経過後に終了して、通常の追い焚きまたは保温運転の経路状態に戻るものである。
25は給湯管10途中から分岐されて風呂循環回路16に接続され浴槽3への湯張りを行うための湯張り管、26はこの湯張り管25に設けられ浴槽3への湯張りの開始、停止を行う湯張り弁、27は浴槽3への湯張り量をカウントする風呂流量センサである。なお、28は湯張り管25と水位センサ21との間に設けられる二方弁で、湯張り時に一旦開弁して風呂戻り管16bの湯張り管25から浴槽3までの配管のエアパージを行った後、閉弁して水位センサ21で正確な水位を監視しながら湯張りを行えるようにするものである。
29はヒートポンプユニット2の加熱制御を行う加熱制御部、30は給湯および風呂の制御を行う給湯風呂制御部であり、31はヒートポンプユニット2内に備えられた外気温検知センサである。
次に、この貯湯式給湯風呂装置の凍結防止運転について図2のフローチャートに従って説明する。
今ステップ32で外気温センサ31が外気温0℃以下を検知することで、YESでステップ33に進み風呂循環ポンプ18を駆動させるので、浴槽水は流路切換手段23がバイパス管22側を開成状態であり、風呂用熱交換器17を通ることなく風呂循環回路16を循環して凍結を防止するものである。
今ステップ32で外気温センサ31が外気温0℃以下を検知することで、YESでステップ33に進み風呂循環ポンプ18を駆動させるので、浴槽水は流路切換手段23がバイパス管22側を開成状態であり、風呂用熱交換器17を通ることなく風呂循環回路16を循環して凍結を防止するものである。
そして、ステップ34で風呂循環ポンプ18の駆動から10秒経過したかを判断し、YESでステップ35に進み風呂温度センサ20で循環している浴槽水温度を検知し、この温度が5℃未満かを判断し、NOではステップ32に戻り、YESではステップ36に進んで流路切換手段23を風呂用熱交換器17側に切換て、浴槽水を風呂用熱交換器17まで流通させることにより、貯湯タンク1内の貯湯水との熱交換による温度上昇を図り凍結の危険を防止するものである。
更にステップ37に進み風呂用熱交換器17を通すことで、浴槽水が温度上昇しているかを、風呂温度センサ20による浴槽水温度を検知し、これが10℃以上かを判断して、YESではステップ38に進んで流路切換手段23を再びバイパス管22側に戻し、ステップ39で一旦凍結防止の制御を終了する。
又ステップ37でNOの場合は、ステップ40に進み10秒経過までは継続してステップ37の温度検知を行い、10秒経過するとYESでステップ41に進んでヒートポンプユニット2を駆動して、貯湯タンク1の沸き増し運転を行い、ステップ42で風呂温度センサ20が10℃以上を検知するまで継続され、10℃以上を検知してYESでステップ43に進み沸き増し運転及び凍結防止運転の全運転停止となるものである。
従って、凍結防止運転時には、浴槽水温度が低ければ、浴槽水は風呂用熱交換器17を流通して加熱され、確実に凍結防止出来るものであり、又この時、浴槽水に熱を与える貯湯タンク1内の熱量不足を浴槽水温度で判断して、ヒートポンプユニット2による沸き増しを行うので、凍結の防止を直接浴槽水温度の検知で的確に実施出来るものである。
前記給湯風呂制御部30に接続されたリモコン(図示せず)にて風呂の追焚きが指示されると、風呂給湯制御部30は流路切換手段23を風呂用熱交換器17側に切換えて風呂循環ポンプ18を駆動し、浴槽3内の浴槽水を貯湯タンク1内の高温の温水中に設けられた風呂用熱交換器17を流通させ、貯湯タンク1の貯湯温水の熱を利用して浴槽水を加熱するものである。貯湯タンク1の温水を用いて浴槽3内の温水を追焚きあるいは保温可能にしたため、追焚きあるいは保温専用の電熱ヒータが不要となり、コストの低減および電力消費量の低減を計れるものである。
そして、追焚きまたは保温を停止すると風呂用熱交換器17内に浴槽水が残留して貯湯タンク1内の高温の温水と熱交換され高温に加熱されてしまう。しかし、本発明では風呂の追焚きまたは保温を開始する際には、給湯風呂制御部30は一旦流路切換手段23を中間位置で保持して風呂用熱交換器17側とバイパス管22側と風呂循環回路16側の三方を連通させる状態にして風呂循環ポンプ18を駆動開始するので、風呂用熱交換器17内の高温の残留浴槽水と風呂循環ポンプ18によって循環される比較的低温の浴槽水とが混合して供給される。
次にこの混合水温度を混合温度センサ24が検出し、設定温度と比較してその差に応じて流路切換手段23による各部への開度調節を行い、即ち混合水温度が設定温度より高い場合には、風呂用熱交換器17側を少なく、バイパス管22側を増加させ、逆に混合水温度が設定温度より低い場合には、風呂用熱交換器17側を増加させ、バイパス管22側を少なくして、設定温度になるように開度調節を行うものである。
従って、高温の残留浴槽水の温度が危険の少ない温度まで確実に低下されて浴槽に供給されることとなり、入浴者が予期しない高温の湯が浴槽内に供給されることがなくなるので火傷の危険性をなくすことが出来、常に安心して使用出来るものである。
そして、給湯風呂制御部30が追焚きまたは保温の開始から予め定められた所定時間ここでは60秒をカウントすると、流路切換手段23を風呂用熱交換器17側と風呂循環回路16側を連通しバイパス管22側を閉鎖する。よって浴槽水が全て風呂用熱交換器17を通過して加熱されることとなり効率よく追焚きまたは保温を行うことが可能である。
前記所定時間は風呂循環ポンプ18の循環能力と風呂用熱交換器17の容量と流路切換手段23の三方を連通した際の風呂用熱交換器17側とバイパス管22側の流量比率より求まる時間で、予め試験等により設定して給湯風呂制御部30に記憶させておけばよいものである。
又、追焚き又は保温の停止直後においては、風呂用熱交換器17内の残留浴槽水は火傷の危険性があるほど高温にはなっていないので、追焚きまたは保温の停止から一定時間以内に再度追焚きまたは保温が開始される場合は、流路切換手段23を開度調節する制御を行わずに追焚きまたは保温の開始から流路切換手段23を風呂用熱交換器17側と風呂循環回路16側を連通してバイパス管22側を閉鎖するようにすると追焚きまたは保温にかかる時間を短縮することが可能となるものである。
又、リモコンにて風呂の湯張りが指示されると、給湯風呂制御部30は湯張り弁26を開弁し、給水管7からの冷水と出湯管8からの温水とが混合弁9にて風呂リモコンにて設定された温度に調節されて湯張り管25および風呂循環回路16を介して浴槽3へ風呂流量センサ27で所定量をカウントするまで湯張りを行う。このとき、バイパス管22に設けられた流路切換手段23はバイパス管22側に切換えられ、湯張りによって風呂循環回路16に流入する設定温度に調節された湯はバイパス管22を流れるので、一度混合弁9にて設定温度に調節された湯がそれよりも高温の温水が貯められた貯湯タンク1内の風呂用熱交換器17を流れることがなく、風呂用熱交換器17によって設定温度を上回って加熱されてしまうことがなくなる。
ここでもしも、バイパス管22および流路切換手段23がなく湯張り時に風呂用熱交換器17をバイパスすることができないとすると、湯張り時には混合弁9で調節する温度を貯湯タンク1内の風呂用熱交換器17付近の湯温を監視して風呂用熱交換器17によって加熱される分を考慮した温度に調節しなければならず、制御が複雑になると共に湯張りの湯温が安定しないといった不具合があるが、本発明のようにバイパス管22および流路切換手段23を設ければ湯張り時には風呂用熱交換器17をバイパスすることができるので、混合弁9で設定温度に調節するのみの比較的簡単な制御にて湯温を安定させることができるものである。
なお、本発明はこの一実施形態に限定されるものではなく、例えば貯湯タンク内1の温水を沸かし上げる電熱ヒータを貯湯タンク1内に有した公知の電気温水器でもよい。
また、混合温度センサ24と風呂温度センサ20をそれぞれ設けたが、混合温度センサ24が風呂温度センサ20を兼用するようにしてもよいものである。
また、混合温度センサ24と風呂温度センサ20をそれぞれ設けたが、混合温度センサ24が風呂温度センサ20を兼用するようにしてもよいものである。
1 貯湯タンク
2 ヒートポンプユニット(加熱手段)
3 浴槽
7 給水管
8 出湯管
16 風呂循環回路
17 風呂用熱交換器
18 風呂循環ポンプ
22 バイパス管
23 流路切換手段
24 混合温度センサ
2 ヒートポンプユニット(加熱手段)
3 浴槽
7 給水管
8 出湯管
16 風呂循環回路
17 風呂用熱交換器
18 風呂循環ポンプ
22 バイパス管
23 流路切換手段
24 混合温度センサ
Claims (1)
- 加熱手段で高温に加熱した湯水を貯湯する貯湯タンクと、該貯湯タンク下部には給水管を接続すると共に上部には出湯管を接続し、更に貯湯タンク内には浴槽と循環ポンプを備えた循環回路を介して連通した風呂用熱交換器を設けたものに於いて、前記循環ポンプの駆動で浴槽水を循環させての凍結防止運転中に、浴槽水温度の所定温度未満を検知することで、加熱手段による貯湯タンクへの高温水の貯湯を開始させる凍結防止運転を行う事を特徴とする貯湯式給湯風呂装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005285716A JP2007093150A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 貯湯式給湯風呂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005285716A Pending JP2007093150A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 貯湯式給湯風呂装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007093150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013083360A (ja) * | 2011-10-06 | 2013-05-09 | Corona Corp | 貯湯式給湯装置 |
JP2015017756A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | 株式会社コロナ | 貯湯式給湯風呂装置 |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005285716A patent/JP2007093150A/ja active Pending
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