JP2007092652A - 熱発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 コレクタで作動媒体が十分に加熱されない場合でも、高圧蒸気の作動媒体で確実にタービンを駆動できる熱発電システムを提供する。
【解決手段】 熱エネルギーを吸収するコレクタ1によって、直接または間接的に作動媒体3を加熱し、作動媒体3の蒸気をノズル8から噴出させ、ノズル8からの高圧蒸気によってタービン5を回転駆動させる。タービン5の回転によって、発電機6における発電機ロータ6Aを回転させ、前記発電機ロータ6Aと対向して設けられた発電機ステータ部6Bで発電させる。前記タービン5、発電機6、並びにこれらタービン5および発電機6を支持する軸受11から構成されるタービンユニット2のノズル入り口付近に、作動媒体3を再加熱するための加熱部12を内蔵する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、太陽熱等の熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱発電システムに関する。
この種の熱発電システムの従来例として、太陽熱で作動媒体を加熱し、その作動媒体の高圧蒸気でノズルからタービンに噴射することでタービンを回転駆動し、タービンの回転で発電機を発電させるようにした太陽熱発電システムが知られている(例えば特許文献1〜3)。
特開2002−242693号公報 特開2000−110515号公報 特開2003−227315号公報
しかし、上記した太陽熱発電システムでは、コレクタで太陽熱を獲得し、獲得した熱量を作動媒体に与えることで作動媒体の蒸気圧力を高めるので、十分な熱エネルギーを獲得できない場合、あるいは低圧力(低温度)の蒸気でタービンを駆動する場合には、コレクタで加熱された作動媒体の蒸気がノズル入口に到達するまでに冷えて液化するという問題があった。
また、太陽熱等の再生可能エネルギーは、得られるエネルギーが不安定なため、発電効率が最大となるように制御することが困難であった。
太陽熱発電では、得られるエネルギーが小さく、エネルギー密度が低いため、作動媒体に使用される流体には、気化しやすい、または沸点の低い、例えばアンモニアや代替フロン、アルコール、アセトンなどの有機媒体が使用される。これらの作動媒体を使用した場合には、タービンを回転支持する軸受用の潤滑剤保持が難しく、長期回転ができないという問題もある。
この発明の目的は、コレクタで作動媒体が十分に加熱されない場合でも、高圧蒸気の作動媒体で確実にタービンを駆動できる熱発電システムを提供することである。
この発明の熱発電システムは、熱エネルギーを吸収するコレクタによって、直接または間接的に作動媒体を加熱し、前記作動媒体の蒸気をノズルから噴出させ、ノズルからの高圧蒸気によってタービンを回転駆動させ、前記タービンの回転によって、発電機における発電機ロータを回転させることにより、前記発電機ロータと対向して設けられた発電機ステータ部で発電させるシステムにおいて、前記タービン、発電機、並びにこれらタービンおよび発電機を支持する軸受から構成されるタービンユニットのノズル入り口付近に、作動媒体を再加熱するための加熱部を内蔵したことを特徴とする。熱発電システムは、太陽熱を熱エネルギーとする太陽熱発電システムであっても良い。
この構成によると、タービンユニットのノズル入り口付近に、作動媒体を再加熱するための加熱部を内蔵したため、コレクタで吸収できる熱エネルギが少ない場合であっても、作動媒体が噴射前に液化することを防止できる。例えば、熱発電システムが太陽熱発電システムの場合には、天候条件等によって十分な熱エネルギーをコレクタで獲得できない場合がある。このような場合、コレクタで加熱された作動媒体の蒸気がノズルから噴出されるまでに液化してしまう恐れがある。このような液化が、前記加熱部によって防止され、タービンを確実に回転駆動できる。また、作動媒体を更に高温高圧の蒸気にして、発電機の発電量を向上させることもできる。
この発明において、前記タービンと発電機の間の一部に、熱伝導防止材を介在させても良い。熱伝導防止材は、タービンや発電機のハウジング等を構成する部材よりも熱伝導率の低い物質とする。
このように熱伝導防止材を介在させることで、タービンと発電機間の熱伝導を減らすことができる。上記のようにタービンの内部のノズル入り口付近に加熱部を設置した場合、ハウジングに対して発電機の熱が伝導し、発電機が故障する恐れがある。前記熱伝導防止材を設けることで、このような熱伝導を低減させ、熱伝導に起因する発電機の故障を防止することができる。
この発明において、前記コレクタとノズル間の前記作動媒体の圧力、または前記コレクタの温度、または前記コレクタに入力される熱量を測定する手段を有し、この手段で測定される圧力または温度または熱量を一定に保つように前記加熱部の出力を調整する加熱制御手段を有するものとしても良い。
この構成の場合、コレクタが獲得する熱エネルギーが不安定な太陽熱発電システムのような場合であっても、加熱部の出力を加熱制御手段で調整することで、タービンに入力されるエネルギーを一定となるように調整することなどで、発電制御が容易となる。例えば発電効率が最大となるように入力エネルギーを制御することも可能となる。
この発明において、前記タービンと前記発電機ロータとを連結する主軸が非接触軸受によって支持されていても良い。
熱発電システムが太陽熱発電システムである場合には、コレクタで得られる熱エネルギーが小さく、エネルギー密度も低いため、作動媒体として使用される流体には、気化し易いもしくは沸点の低い、例えばアンモニアや、代替フロン、アルコール、アセトンなどの有機溶媒が使用される。この場合に、主軸を接触式の軸受で支持すると、軸受用の潤滑剤が高熱の作動媒体で劣化するので長期回転ができない。これに対して、主軸を非接触軸受で支持すると、潤滑剤が不要となる。そのため、作動媒体による軸受用潤滑剤の劣化という問題が無く、長期回転が可能である。
この発明の熱発電システムは、熱エネルギーを吸収するコレクタによって、直接または間接的に作動媒体を加熱し、前記作動媒体の蒸気をノズルから噴出させ、ノズルからの高圧蒸気によってタービンを回転駆動させ、前記タービンの回転によって、発電機における発電機ロータを回転させることにより、前記発電機ロータと対向して設けられた発電機ステータ部で発電させるシステムにおいて、前記タービン、発電機、並びにこれらタービンおよび発電機を支持する軸受から構成されるタービンユニットのノズル入り口付近に、作動媒体を再加熱するための加熱部を内蔵したため、コレクタで作動媒体が十分に加熱されない場合でも、高圧蒸気の作動媒体で確実にタービンを駆動することができる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。この熱発電システムは、熱エネルギーである太陽熱を電気エネルギーに変換して出力する太陽熱発電システムであって、図1に示すように、太陽熱を吸収するコレクタ1と、タービン5および発電機6を有するタービンユニット2と、コレクタ1とタービン5との間で作動媒体3を循環させる作動媒体循環路4とを備える。
作動媒体循環路4は、前記コレクタ1で直接的に加熱された作動媒体3の蒸気を高圧蒸気として前記タービン5に噴射させタービン5を回転駆動するノズル8と、タービン5の回転に使用された作動媒体3をコレクタ1に循環供給するポンプ9とを有する。タービン5とポンプ9の間には、作動媒体3を貯蔵もしくは冷却するためのタンク(図示なし)を設けても構わない。
タービンユニット2の発電機6は、回転部分である発電機ロータ6Aと静止部分である発電機ステータ部6Bとでなり、タービン5と発電機ロータ6Aとは主軸7で連結されている。具体的には、発電機6はアキシャルギャップ発電機であり、主軸7の一端に設けられた円形のフランジ部であるスラスト板7aの外周部に発電機ロータ6Aが設けられ、この発電機ロータ6Aを挟んで、軸方向に所定のギャップを介して一対の発電機ステータ部6B,6Bが対向配置される。主軸7の他端にはタービン5の翼車(図1には図示せず)が連結される。主軸7は非接触軸受11によって回転自在に支持される。非接触軸受11は、主軸7を径方向で支持するラジアル軸受部11Aと、前記スラスト板7aを軸方向で挟むことにより主軸7を軸方向で支持するスラスト軸受部11Bとでなる。これにより、タービン翼車の回転が発電機ロータ6Aの回転となり、発電機ロータ6Aと対向して設けられた発電機ステータ部6Bで発電される。この発電はコントローラ10によって制御される。非接触軸受11は、動圧軸受,フォイル軸受,磁気軸受などを用い、その種類により配置や構造は異なる。
図2は図1におけるタービンユニット2の拡大断面図を示し、図3は図2におけるIII −III 矢視断面図を示す。図2において、主軸7の他端に連結されるタービン翼車5aの外周には、円筒状のノズル部材18が微小隙間を介して固定設置され、このノズル部材18にタービン翼車5aのタービン翼5aaに向けて貫通するノズル8が、周方向に複数分配して設けられている。ノズル部材18の外周側には、作動媒体循環路4の上流部に繋がりコレクタ1で加熱された作動媒体3を流入させる給気ポート19が、タービンユニット2のユニットハウジング2aを貫通して設けられている。タービン5の一端の回転中心部には、タービン翼車5aに回転エネルギーを与えた作動媒体3を作動媒体循環路4の下流部に流出させる排気ポート20が開口させてある。タービンユニット2を水平面に対して傾けて設置すれば、作動媒体3がタービンユニット2内で液化した場合でも、自重により廃棄ポート20から排出させることができる(図示なし)。
非接触軸受11を構成するラジアル軸受部11Aの一部は、タービン翼車5aを支持する。タービン5は、作動媒体3に侵されないプラスチック材料で構成される。特に、タービン5のタービン翼車5aが上記プラスチック材料で構成される。この場合のプラスチック材料としては、例えばPEEK材(ポリエーテルエーテルケトン材)等が好適である。タービン5をプラスチック材料製とした場合は、軽量化されるため、僅かな噴出力でも回転できるようになる。プラスチック材料を用いても、作動媒体3に侵されない材質のものを使用することで支障が生じない。PEEK材は、耐熱性、難燃性、耐薬品性に優れたエンジニアリングプラスチックであり、タービン5の材質として各種の面で優れたものとなる。
発電機6の回転部分と静止部分との間の一部には隔壁21が設けられている。具体的には、発電機6の静止部分である発電機ステータ部6B,6Bの表面を隔壁21で被覆保護している。このように隔壁21で発電機ステータ部6Bを被覆保護することにより、発電機ステータ部6Bにおけるコイルの表面の絶縁皮膜が、作動媒体3である有機溶媒等により侵されて安定した発電が行えなくなるのを回避できる。
また、タービンユニット2におけるタービン5と発電機6の間の一部には、熱伝導防止材15が介在させてある。具体的には、ユニットハウジング2aにおいて、タービン5の配置部と発電機6の配置部との間の部分に前記熱伝導防止材15が介在させてある。熱伝導防止材15は、ユニットハウジング2aよりも、熱伝導率の低い物質、例えば空気や樹脂などが用いられる。熱伝導防止材15は、特に、ユニットハウジング2aが金属製の場合に設けることが効果的である。
タービンユニット2におけるノズル8の入り口付近には、給気ポート19から流入する作動媒体3を再加熱する加熱部として複数本のヒータ12が内蔵されている。ヒータ12には電気ヒータが用いられる。具体的には、円筒状のノズル部材18とその外周側のユニットハウジング2aとの間に形成される空間に、複数本のヒータ12が周方向に分配設置されている。
この加熱部であるヒータ12への電力供給は、例えば図1のように、測定手段13の測定値に応じて電力を制御する加熱制御手段14によって制御される。測定手段13は、コレクタ1とノズル8の間の作動媒体3の圧力、またはコレクタ1の温度、またはコレクタ1に入力される熱量を測定するものである。加熱制御手段14は、例えば、測定手段13の測定値(圧力または温度または熱量)を一定に保つように、ヒータ12への供給電力を制御するものとされる。
次に、この太陽熱発電システムの動作を説明する。作動媒体循環路4内の作動媒体3は、太陽熱を吸収するコレクタ1によって直接的に加熱され高圧蒸気となり、この高圧蒸気はノズル8を介してタービン5のタービン翼5aaに噴射される。これにより、タービン5が回転駆動される。タービンユニット2のノズル8の入り口付近には、作動媒体3を再加熱する加熱部としてヒータ12が設けられているので、作動媒体4の蒸気がノズル8の入り口に到達するまでに液化するのを防止でき、タービン5が確実に回転駆動される。タービン5の回転によって発電機ロータ6Aが回転し、発電機ロータ6Aと対向して設けられた発電機ステータ部6Bで発電される。タービン5に回転エネルギーを与えた作動媒体3は、ポンプ9によってコレクタ1まで輸送される。このとき、タービン5が、作動媒体3の高圧蒸気を膨張に伴う冷却作用によって液化させるものとしてあると、タービン5からポンプ9までの経路において作動媒体3は完全に液体に戻る。これにより、作動媒体3を冷却させる専用の機器が不要となり、それだけコスト低減が可能となる。
太陽熱発電システムでは、天候条件等によって十分な熱エネルギーをコレクタ1で獲得できない場合があり、コレクタ1で加熱された作動媒体3の蒸気がタービンユニット2のノズル8の入り口付近に到達するまでに液化してしまう恐れがある。この太陽熱発電システムの場合は、上記したようにタービンユニット2のノズル8の入り口付近に設けたヒータ12で作動媒体3を再加熱するようにしているので、上記した作動媒体3の液化を防止でき、タービン5を確実に回転駆動できる。
この実施形態では、コレクタ1とノズル8の間の作動媒体3の圧力、またはコレクタ1の温度、またはコレクタ1に入力される熱量を測定する測定手段13を設けると共に、測定される前記圧力または温度または熱量を一定に保つように、加熱制御手段14で前記ヒータ12への供給電力を調整するようにしている。このため、コレクタ1が獲得する熱エネルギーが不安定な太陽熱発電システムの場合でも発電制御が容易になる。
また、この実施形態では、タービン5と発電機6の間の一部に熱伝導防止材15を介在させているので、タービンユニット2のノズル8の入り口付近に設けたヒータ12による熱が、ユニットハウジング2aを介して発電機6に伝導するのを低減して、熱伝導に起因する発電機6の故障を防止できる。
さらに、この実施形態では、主軸7を非接触軸受11で支持しているので、潤滑剤が不要となり、作動媒体3による軸受用潤滑剤の劣化という問題が無くて長期回転が可能である。すなわち、この実施形態のように熱発電システムが太陽熱発電システムである場合には、コレクタ1で得られる熱エネルギーが小さく、エネルギー密度も低いため、作動媒体3として使用される流体には、気化し易いもしくは沸点の低い、例えばアンモニアや、代替フロン、アルコール、アセトンなどの有機溶媒が使用される。このため、主軸7を支持する軸受が接触式の軸受であると、軸受用の潤滑剤が高熱の作動媒体3で劣化するので長期回転ができない。この実施形態では、このような問題が非接触軸受11の使用により解消される。
図4はタービンユニット2の他の例を示す拡大断面図、図5は図4のV−V矢視断面図である。このタービンユニット2の例では、図2のタービンユニット2において、ユニットハウジング2aの外周壁部に設けていた給気ポート19を、排気ポート20と同様にユニットハウジング2aの端部側に設けている。また、ノズル入り口付近で作動媒体3を再加熱する加熱部であるヒータ12を、タービン5側のユニットハウジング2a’の外周壁部の周囲の全周に設け、ユニットハウジング2a’を加熱することにより、ユニットハウジング2a’の内壁部分で作動媒体3を加熱している。その他の構成は図2の例と同じである。
図6はタービンユニット2のさらに他の例を示す拡大断面図、図7は図6のVII −VII 矢視断面図である。このタービンユニット2の例では、図2のタービンユニット2において、タービン翼車5aの内周に円筒状のノズル部材18が微小隙間を介して固定設置され、このノズル部材18にタービン翼車5aのタービン翼5aaに向けて貫通するノズル8が、周方向に複数分配して設けられている。ノズル部材18の一端には、作動媒体循環路4の上流部に繋がりコレクタ1で加熱された作動媒体3を流入させる給気ポート19が、ユニットハウジング2aの端部壁を貫通して設けられている。ノズル部材18の外周側には、タービン翼車5aに回転エネルギーを与えた作動媒体3を作動媒体循環路4の下流部に流出させる排気ポート20が開口させてある。また、ノズル入り口付近で作動媒体3を再加熱する加熱部であるヒータ12を、ノズル部材18の軸心位置に固定設置している。その他の構成は図2の例と同じである。
この構成のタービンユニット2では、給気ポート19から流入した作動媒体3の蒸気がヒータ12で再加熱されてから、タービン翼車5aの内周側のノズル8からタービン翼車5aaに噴射されることで、タービン5が回転駆動される。タービン翼車5aを通過した作動媒体3は、タービン5の外周側の排気ポート20からタービンユニット2の外側に排出される。
図8は、この発明の他の実施形態を示す。この熱発電システムは、図1の実施形態における作動媒体循環路4に代えて、コレクタ1に第1の作動媒体3Aを循環させる第1の作動媒体循環路4Aと、タービン5に第2の作動媒体3Bを循環させる第2の作動媒体循環路4Bを設けている。これにより、コレクタ1によって加熱された第1の作動媒体3Aの熱量を、熱交換器22を介して第2の作動媒体3Bに与えることにより、第2の作動媒体3Bを間接的に加熱するようにしている。ノズル8およびポンプ9は第2の作動媒体循環路4Bに設けられる。その他の構成は第1の実施形態の場合と同じである。
このように、コレクタ1から熱エネルギーを獲得するための作動媒体3Aと、タービン5を駆動する作動媒体3Bとを分離することにより、それぞれの役目に適した作動媒体を個別に選択でき、作動媒体の選択自由度を拡大できる。
なお、上記各実施形態では、発電機6としてアキシャルギャップ発電機を用いた場合について説明したが、ラジアルギャップ発電機を用いても良い。また、上記各実施形態では太陽熱を熱エネルギーとする太陽熱発電システムの場合を例示して説明したが、他の熱源を熱エネルギーとする熱発電システムに適用しても、上記と同様の効果を上げることができる。
この発明の第1の実施形態にかかる熱発電システムの概略構成を示す断面図である。 同熱発電システムにおけるタービンユニットの拡大断面図である。 図2におけるIII −III 矢視断面図である。 タービンユニットの他の例を示す拡大断面図である。 図4におけるV−V矢視断面図である。 タービンユニットのさらに他の例を示す拡大断面図である。 図6におけるVII −VII 矢視断面図である。 この発明の他の実施形態にかかる熱発電システムの概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1…コレクタ
2…タービンユニット
3,3A,3B…作動媒体
5…タービン
6…発電機
6A…発電機ロータ
6B…発電機ステータ部
7…主軸
11…非接触軸受
12…ヒータ(加熱部)
13…測定手段
14…加熱制御手段
15…低熱伝導物質
22…熱交換器

Claims (5)

  1. 熱エネルギーを吸収するコレクタによって、直接または間接的に作動媒体を加熱し、前記作動媒体の蒸気をノズルから噴出させ、ノズルからの高圧蒸気によってタービンを回転駆動させ、前記タービンの回転によって、発電機における発電機ロータを回転させることにより、前記発電機ロータと対向して設けられた発電機ステータ部で発電させるシステムにおいて、
    前記タービン、発電機、並びにこれらタービンおよび発電機を支持する軸受から構成されるタービンユニットのノズル入り口付近に、作動媒体を再加熱するための加熱部を内蔵したことを特徴とした熱発電システム。
  2. 請求項1において、前記タービンと発電機の間の一部に、熱伝導防止材を介在させた熱発電システム。
  3. 請求項1または請求項2において、前記コレクタとノズル間の前記作動媒体の圧力、または前記コレクタの温度、または前記コレクタに入力される熱量を測定する手段を有し、この手段で測定される圧力または温度または熱量を一定に保つように前記加熱部の出力を調整する加熱制御手段を有する熱発電システム。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記タービンと前記発電機ロータとを連結する主軸が非接触軸受によって支持されている熱発電システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記熱エネルギーは太陽熱である熱発電システム。
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