JP2007091212A - シート装置 - Google Patents

シート装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007091212A
JP2007091212A JP2006234406A JP2006234406A JP2007091212A JP 2007091212 A JP2007091212 A JP 2007091212A JP 2006234406 A JP2006234406 A JP 2006234406A JP 2006234406 A JP2006234406 A JP 2006234406A JP 2007091212 A JP2007091212 A JP 2007091212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
seat
control unit
operation unit
fine adjustment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006234406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4527698B2 (ja
Inventor
Hironori Satsuden
裕紀 颯田
Hidemitsu Azuma
秀光 東
Eiji Kato
英治 加藤
Masaya Mizuguchi
正也 水口
Tomonori Suzuki
鈴木  智則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2006234406A priority Critical patent/JP4527698B2/ja
Publication of JP2007091212A publication Critical patent/JP2007091212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4527698B2 publication Critical patent/JP4527698B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】操作性に優れたシート装置を提供すること。
【解決手段】シートバック3の背面がテーブルとしてしよう可能なシート装置であって、操作スイッチにより、シートバック3の位置を着座位置とテーブル位置との間で移動可能な装置である。使用者が操作スイッチを操作する毎にシートバック3の移動方向を直近の移動方向と反対方向に切り替える。操作スイッチが押された場合にシートバック3の移動方向を決定する方法として、シートバック3の直近の移動方向に基づきその移動方向と反対の方向に決定することで優れた操作性が実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートバック位置の操作方法に特徴を有する車両用のシート装置に関する。
近年、車室内にて必要に応じてシートを格納可能なシート装置が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の格納シートは、シート本体92、93の不使用時に、着座位置から車両フロア94に設けた収納凹部95内の格納位置に格納できるようにしたものである(図5)。シート本体92、93はシートクッション92とシートバック93とを備えており、格納時にはシートバック93がシートクッション92に重なるような位置にまで倒される。
ここで、シート本体92、93が着座位置にある場合でもシートバック93をシートクッション92に重なるまで倒して(テーブル位置)、テーブルとして機能させることが提案されている(特許文献2、3)。なお、シートバックをシートクッションに重なるまで倒してテーブルとして利用することは格納式のシート装置に限らず実現されている。
ところで、シート装置には電動で作動する電動シートがある。電動シートにおけるシートバックの操作としては、使用者がシートに主に着座した状態で調節されるリクライニング機構の操作と、着座位置及びシートバックの背面側を利用するテーブル位置の間で移行させるテーブル位置への移行操作とがある。両者の操作は大きく異なるので、操作用のスイッチを分離することが行われている。
ここで、着座位置及びテーブル位置の間でシートバックを移動させる操作をコスト低減などの目的で1つのスイッチで行う場合がある。具体的には操作スイッチを押した場合に、シートバックが着座位置近傍にある場合にはテーブル位置に向けて、テーブル位置近傍にある場合には着座位置に向けてシートバックを移動させている。シートバックの移動中に操作スイッチが押された場合はシートバックの移動を停止し、もう一度、操作スイッチが押された場合はそのときのシートバックの位置によりシートバックの移動方向が決定されていた。
特開2004−196163号公報 特開2001−322461号公報 特開平10−287160号公報
しかしながら、上記、操作方法では、シートバックの移動方向を反転したい場合でもシートバックの位置をある程度まで移動させた後でないと反転することができず、操作性が悪かった。
本発明は上記実情に鑑み為されたものであり、操作性に優れたシート装置を提供することを解決すべき課題とする。
(1)本発明のシート装置は、使用者の背中に前面が対面可能で背面がテーブルとして使用可能なシートバックと、前記シートバックを移動させて着座位置及びテーブル位置の間で角度を変化させるシートバック駆動装置と、前記シートバック駆動装置を制御する制御部と、を有するシート装置である。
本シート装置は、シートバック駆動装置が制御部からの制御により、シートバックの位置を着座位置とテーブル位置との間で変化させることで、シートバックの位置を着座位置とテーブル位置との間で移動可能な装置である。
(2)上記課題を解決する本発明のシート装置は、前記制御部が、使用者の所定の動作により操作信号を該制御部に供給することで前記シートバック駆動装置を操作する操作部を備え、
使用者が該所定の動作を行った場合に前記シートバックの移動方向を直近の移動方向と反対方向に切り替えることを特徴とする。
すなわち、操作部からの操作信号が供給された場合にシートバックの移動方向を決定する方法として、従来のシート装置がシートバックの位置に応じて移動方向を決定していたのに対して、本発明のシート装置はシートバックの直近の移動方向に基づきその移動方向と反対の方向に決定することで優れた操作性が実現できる。なお、「直近の移動方向」とは操作部からの操作信号の供給によりシートバックを移動させた場合の直近の移動方向を表す。
着座位置とテーブル位置との間で変化させる操作部を使用者が操作した場合に、使用者が再び操作部を操作するということは、使用者の意志はシートバックの動作を元に戻したい場合が多いことが判った。そこで、シートバックの直近の移動方向に基づいてシートバックの移動方向を決定することで、操作性が向上する。ここで、万が一、使用者の意志がそのままの移動方向の維持であるとしても操作部の操作を再度、繰り返すことにより実現可能であり、シートバックの位置が目的のシートバックの移動方向に合致する所定の位置にまで移動することでしかシートバックの移動方向を決定できない従来のシート装置よりも使用者の意志の反映が速やかに実現できるので、操作性が著しく向上する。
ここで、前記制御部は、シートバックが動作中に使用者が該所定の動作を行った場合にシートバックの作動を停止させ、シートバックが停止中に使用者が該所定の動作を行った場合に前記シートバックの移動方向を停止前の移動方向と反対方向にシートバックを作動させることで更なる操作性の向上が実現できる。
また、制御部は、シートバックが着座位置あるいはテーブル位置に達したときシートバックを停止させることで更なる操作性の向上が実現できる。
そして、前記操作部は一時的に開状態又は閉状態になることで前記操作信号を発生する自動復帰式のスイッチが採用できる。この場合に、前記制御部は、該操作信号が供給されると、前記シートバックが前記着座位置又は前記テーブル位置に至るまで移動させることができるほか、前記操作部を使用者が操作している間のみ前記シートバックを移動させることもできる。また、操作部としては使用者の操作による開状態又は閉状態を保持して前記操作信号を発生する自動保持式のスイッチを採用することもできる。
更に、前記制御部は、前記シートバックの角度を微調整する微調整信号を該制御部に供給するシートバック微調整用操作部を備えることができる。この場合に、該シートバック微調整用操作部が操作された後、初めて前記操作部を使用者が操作した場合に、前記シートバックを前記テーブル位置に至る方向に移動させることが望ましい。使用者がシートバックの角度の微調整(すなわち、リクライニングの微調整)を行ったということは本シート装置に使用者が着座した状態を経ているということであるので、その後に操作部を操作するということは着座位置をテーブル位置に変化させることを欲していると推測されるからである。
本発明のシート装置について以下実施形態に基づき詳細に説明を行う。本実施形態のシート装置はシートクッションとシートバックとシートバック駆動装置と制御部とその他必要に応じて採用されるその他手段とを有する。シートクッションは使用者の尻に対面可能な部材である。シートバックは使用者の背中に前面が対面可能で背面がテーブルとして使用可能な部材である。シートバックはその下端部近傍にてシートクッションの後端部近傍に前後方向に揺動可能に枢設されている。シートバックの前面はシートクッションの座面にほぼ接するような位置であって、背面が略水平位置になるテーブル位置にまで揺動可能である。ここで、シートバックの移動範囲としてはシートクッションにほぼ重なるテーブル位置からほぼ180°に近い位置にまで移動させるようにすることも可能であるが、シートバックが垂直に近い位置で、使用者が着座した場合に一般的に採用するであろう角度を着座位置として以下説明する。
シートバック駆動装置はシートバックを移動させてシートクッションとの相対的な角度を変化させる手段である。具体的には電動機などにより構成される。制御部はシートバック駆動装置を制御する手段である。制御部はシートバック駆動装置を制御するにあたり、シートバックの現在位置を取得する手段を有する。例えば、シートバック駆動装置に用いる電動機の回転軸や、シートバックとシートクッションとの枢設部分にロータリーエンコーダを設けて現在の角度を読み取ったり、電動機として回転角度が追跡可能なステッピングモータなどを採用するなどしている。
制御部は操作部を有する。操作部は使用者の所定の動作により操作信号を発する部材である。例えば、押し釦式スイッチなどの自動復帰式のスイッチが挙げられる。制御部は操作部から供給される操作信号に基づいてシートバック駆動装置を制御する。例えば、自動復帰式のスイッチを採用した場合に、使用者がスイッチを押し続ける間のみシートバックを移動させるような制御方法や、一度スイッチを押した後、着座位置又はテーブル位置に至るまでシートバックを自動的に移動させ続けるような制御方法が挙げられる。
シートバックの移動方向は以下のように決定する。すなわち、制御部は直近のシートバックの移動方向に対して反対方向にシートバックが移動するようにシートバック駆動装置を制御する。例えば、シートバック駆動装置がシートバックを着座位置からテーブル位置に向けて移動させていた場合に、操作信号が制御部に供給された場合は、制御部はシートバックを着座位置方向に移動させるようにシートバック駆動装置を制御する。反対に、シートバック駆動装置がシートバックをテーブル位置から着座位置に向けて移動させていた場合に、操作信号が制御部に供給された場合は、制御部はシートバックをテーブル位置方向に移動させるようにシートバック駆動装置を制御する。
なお、操作信号が制御部に供給された場合、一回おきにシートバックを停止するようにシートバック駆動装置を制御することができる。例えば、シートバックがいずれかの方向に移動しているときに使用者が操作部を操作した場合にシートバックを一旦停止させ、その後、再度の操作信号の供給によりシートバックの移動を停止前とは逆の方向に再開させることができる。シートバックを一旦停止させることで、使用者に操作のゆとりを与えることが可能になり、安全性の向上が期待できる。
また、制御部は操作部の他にシートバック微調整用操作部を備えることができる。シートバック微調整操作部はシートバックの角度を微調整する微調整信号を制御部に供給する手段である。本シート装置に使用者が着座している場合など、シートバックの角度を微調整(リクライニング)する要望があり、その動作もシートバック駆動装置にて行うことが可能だからである。ここで、着座位置及びテーブル位置の間で移動させる(切り替える)操作部と、リクライニングの微調整を行うシートバック微調整操作部とは操作目的が大きく異なるので、別々の分離された手段(操作部とシートバック微調整操作部)にて操作を行うようにすることが望ましい。シートバック微調整操作部にて調整可能なリクライニングの調整範囲は使用者が着座できる程度の範囲に制限することができる。
制御部は、シートバック微調整操作部が操作された後、初めて操作部が操作された場合にシートバックを移動する方向としてテーブル方向を採用する。つまり、使用者によりリクライニングの微調整が行われる状況としては使用者が着座している状態(着座位置)であることが殆どであると考えられるので、その後に操作部を操作する場合には着座位置からテーブル位置に変更することを意図しているものと考えられるからである。
(構成)
図1に示すように、シート本体1はシートクッション2とシートバック3とを有する。シートバック3は下端部にて揺動自在にシートクッション2の後端部に枢支されている。シートバック3は図1の破線で示すようなシートクッション2とほぼ重なる位置にまで前に倒すことができる。このように前に倒した位置(図1における左方の破線で示す位置)ではシートバック3の背面をテーブルとして使用可能になるので以下「テーブル位置」と称する。また、図1における実線で示したシートバック3の位置を以下「着座位置」と称する。なお、シートバック3の位置は着座位置を超えて後ろに倒すことも可能である。
シートバック3とシートクッション2とは、外力による自由な揺動を防止する装置(図略)と、シートクッション2を揺動させるシートクッション駆動装置としてのシートクッションモータ402(図3)と、シートバック3を揺動させるシートバック駆動装置としてのシートバックモータ400(図3)とを備える。更にシート本体1はシートバックモータを制御する制御部をロジックとして有するECU600(図3)を備える。なお、本実施形態ではシートバックモータ400とシート格納モータ19とを別々に設けているが、シート格納モータ19を廃止して、シートバックモータ400がシート本体1を格納するモータを兼ねるようにしても良い。
シートクッション2は底面にシートクッションフレーム(図略)を備え、シートクッションフレームは、左右一組の、フロントレッグ9及びリヤレッグ10を備える。フロントレッグ9及びリヤレッグ10はそれぞれ車両のフロア4から突設されたストライカ5、6に係合自在なラッチ7、8を備える。ラッチ7、8がストライカ5、6に係合することでシートクッション2がフロア4に支持固定される。
シートクッション2の左右両側下面にはサポータ11が枢支されている。サポータ11は、対のリンク12,13、即ちフォー平行リンクを構成する。第1リンク12の一端はシートクッション2の下面に設けられたシートクッションフレームの枢支点14に支持され、第1リンク12の他端はシート格納スペース15内の枢支点16に支持される。第2リンク13の一端はリヤレッグ10に固定され、第2リンク13の他端はシート格納スペース15内の枢支点17に支持される。
一組のリヤレッグ10はシートクッションフレームにシャフト18を介して揺動自在に支持されている。シャフト18はシートクッションフレームに保持されたシート格納モータ19により回動させられる。シート格納モータ19はECU600により制御される。シート格納モータ19によってシャフト18が回動することで、シャフト18に固定されたリヤレッグ10及びリヤレッグ10に固定された第2リンク13がシートクッション2に対し揺動される。シャフト18にはECU600に角度信号を供給するロータリエンコーダであるシート位置センサ302(図3)が設けられており、シャフト18とシートクッション2との角度が測定できるようになっている。
フロントレッグ9は、枢支点21にて、シートクッションフレームに対して揺動自在に枢支されている。シャフト18にはブラケット20が固定されている。ブラケット20とフロントレッグ9の枢支点下部とを縒り線ケーブル22にて連結する。フロントレッグ9はスプリング(図略)により図1で見て時計方向に付勢されるが、ストッパ24によりその動きは規制される。縒り線ケーブル22及びスプリングによりフロントレッグ9はブランケット20、すなわちリヤレッグ10の揺動に合わせて揺動する。
フロントレッグ9のラッチ7は、図1に示すロック状態を確保したことを出力する着座ロック検出スイッチ27を備える。
制御部は図3に示すECU600に組み込まれたロジックとして実現されている。ECU600には、格納位置及び着座位置の間でシート本体1を切り替える操作スイッチ100、シートバック3の角度を微調整するシートバック微調整操作部としてのシートバック操作スイッチ102、着座位置及びテーブル位置の間でシートバック3の角度を切り替える操作部としてのオート作動操作スイッチ104、ヘッドレストの位置を微調整するヘッドレスト操作スイッチ106及びシートクッション2の前後・上下位置を微調整するシートスライド操作スイッチ108が接続され、それぞれのスイッチからの操作信号が供給される。
そして、シート本体1のフロントレッグ9及びリアレッグ10のラッチ7、8がそれぞれストライカ5、6に係合したことを検出する着座ロック検出スイッチ27及びシート本体1が格納位置に納まったときに格納信号を生成する格納スイッチ33が接続されている。また、シートバックの角度を検出するシートバック位置センサ300、格納位置・着座位置などのシート本体1の位置を検出するシートクッション位置センサ302、ヘッドレストの位置を検出するヘッドレスト位置センサ304及びシートクッション2の位置を検出するシートスライド位置センサ306が接続されている。
また、ECU600は、シートバック3の角度を調節するシートバックモータ400、シートクッション2の位置を調節するシートクッションモータ402、ロック解除モータ404、ヘッドレストの位置を微調整するヘッドレストモータ406、シートのスライドの位置を微調整するシートスライドモータ408及びシート本体1を格納するシート格納モータ19を制御している。
制御部は、図4に示すフローチャートに従って動作する。まず、シートバック操作スイッチ102のスイッチ操作があったことを検出する(ステップ601)。スイッチ操作があったときには、シートバック3が作動中であるかどうかを判断する(ステップ602)。更に、シートバック3が作動中でない場合には、直前にシートバック微調整があったかどうかを判断する(ステップ603)。スイッチ操作があり、シートバック3が作動中でなく、かつ、直前にシートバック微調整があった場合には、制御部はシートバック3をテーブル方向に動かすようシートバックモータ400に通電させる(ステップ604)。一方、スイッチ操作があり、シートバック3が作動中でなく、かつ、直前にシートバック微調整がなかった場合には、制御部はシートバック3を停止前の方向とは反対の方向へ動かすようシートバックモータ400に通電させる(ステップ605)。いずれの場合も作動方向を記憶し(ステップ606)、ステップ601へ戻る。スイッチ操作があり、シートバック3が作動中の場合には、シートバックモータ400を停止させ、シートバック3の作動を停止させる(ステップ607)。
スイッチ操作がなかったときには、シートバックが着座位置又はテーブル位置に到達したかどうかを判断する(ステップ608)。シートバックが着座位置又はテーブル位置に到達した場合には、シートバックモータ400を停止させ、シートバック3の作動を停止させる(ステップ607)。
尚、シートバックモータ400への通電中は、図3の開始/終了/警報ブザー500を鳴らし、警報ランプ502を点灯もしくは点滅させるようにするとよい。
(作用効果)
まず、シートバック3の操作を説明する。シート本体1が着座位置(図1の実線で示した位置)にあるときに使用者がオート作動操作スイッチ104を操作した場合には、シートバック3が作動中でないので、直前にシートバック微調整の有無に応じてシートバック3が移動される。直前の操作がテーブル位置から着座位置に移動させていたと仮定すると、シートバック3はテーブル位置方向へと動かされる。シートバック3が移動中にオート作動操作スイッチ104を操作した場合には、シートバック3の動作は停止される。更にもう一度続けてオート作動操作スイッチ104を操作した場合には、停止前の作動方向=テーブル位置方向とは逆の方向=着座位置方向にシートバック3の移動が開始される。シートバック3が移動中にオート作動操作スイッチ104が操作されない場合には、シートバック3はテーブル位置まで到達し、そこで停止する。
シート本体1がテーブル位置にあるときに使用者がオート作動操作スイッチ104を操作した場合には、シートバック3が作動中でないので、シートバック3は着座位置方向へと動かされる。シートバック3が移動中にオート作動操作スイッチ104を操作した場合には、シートバック3の動作は停止される。更にもう一度続けてオート作動操作スイッチ104を操作した場合には、停止前の作動方向=着座位置方向とは逆の方向=テーブル位置方向にシートバック3の移動が開始される。シートバック3が移動中にオート作動操作スイッチ104が操作されない場合には、シートバック3は着座位置まで到達し、そこで停止する。
このように、シートバック3の移動方向は直近のシートバック3の移動方向に対して反対の方向に移動させる。シートバック3が着座位置方向(後傾方向)に移動させていた場合にはテーブル位置方向(前傾方向)に移動させ、反対に前傾方向に移動させていた場合には後傾方向に移動させる。また、シートバック3を移動させている間に再びオート作動操作スイッチ104を操作した場合にはシートバック3を一旦停止させることができる。一旦停止した場合にはもう一度オート作動操作スイッチ104を操作することで一旦停止する前の移動方向(直近の移動方向)と反対の方向にシートバック3を移動させる。
尚、図4において、ステップ602を削除し、ステップ601にてスイッチ操作があったときステップ603へ跳ぶようにすると、シートバック3の移動途中でのオート作動操作スイッチ104の操作による一旦停止はなくなり、すぐに反転作動するようになる。
シート本体1に使用者が着座している場合などでシートバック操作スイッチ102を操作してシートバック3の角度を微調整した後にオート作動操作スイッチ104を操作した場合は直近の移動方向にかかわらずシートバック3を前傾方向、すなわちテーブル位置にまで移動させる。
なお、図1における実線に示した状態である着座位置(又は着座位置よりも後ろ側に開いた位置)にシートバック3が位置する場合には直近の移動方向にかかわらずシートバック3を前傾方向に移動させるようにもできる。この場合には、ステップ603にてシートバック3の位置を判断し、シートバック3の位置が着材位置よりも後方にあった場合にはステップ604へ跳ぶようにすればよい。尚、シートバック3を着材位置よりも後方に移動させる手段がシートバック微調整の手段に限られる場合は、特に修正の必要はない。
シートバック3の位置が図1の破線で示すテーブル位置にある場合には、停止前の作動方向がテーブル位置方向であるので、オート作動操作スイッチ104を操作したときシートバック3は後傾方向に移動される。
上記したように作動するので、シートバック3の位置に関わらず、シートバック3の移動方向を使用者の意志によく適合させて制御することが可能になる。
次に、格納操作について説明する。シート1の格納のための操作スイッチをオン状態とさせると、シートバック3が前倒れする。シートバック3の前倒れ中、図示しないアクチュエータがオン状態となりラッチ8とストライカ6との係合を解除する。併せて、シート格納モータ19を作動させ、シャフト18を作動させる。これにより、リヤレッグ10はシャフト18を中心に時計方向に回動し、かつブラケット20を同方向に回動させる。ブラケット20の時計方向への回動は、縒り線ケーブル22を図1右方に引っ張り、フロントレッグ9を枢支点21を中心に反時計方向に回動させる。このフロントレッグ9の動きに連動してラッチ7とストライカ5との係合が解除される。
シート格納モータ19の作動は、図2に示すように、両レッグ9,10の自由端部を互いに接近させる方向に動かすとともに、リヤレッグ10とリヤレッグ10と一体の第2リンク13とが枢支点17を中心に時計方向に回動し、フォーリンク機構のサポーター11によりシート本体1は図1に仮想線で示すようにスペース15内に格納される。
実施例のシート装置が着座位置及び格納位置の間を移動する様子を示した模式図である。 実施例のシート装置が着座位置及び格納位置の間を移動途中の様子を示した模式図である。 実施例のシート装置の制御部のブロック図である。 実施例のシート装置の制御部の動作を示すフローチャート図である。 従来の格納可能なシート装置の概略を示す図である。
符号の説明
1…シート本体
2…シートクッション
3…シートバック
4…フロア
5,6…ストライカ(ロック装置)
7,8…ラッチ(ロック装置)
9…フロントレッグ(ベース部材)
10…リヤレッグ
11…サポーター
12,13…リンク
14,16,17…枢支点
18…シャフト
20…ブラケット
22…縒り線ケーブル
400…シートバックモータ(シートバック駆動装置)

Claims (9)

  1. 使用者の背中に前面が対面可能で背面がテーブルとして使用可能なシートバックと、
    前記シートバックの位置を着座位置及びテーブル位置の間で角度を変化させることが可能なシートバック駆動装置と、
    前記シートバック駆動装置を制御する制御部と、を有するシート装置であって、
    前記制御部は、使用者の所定の動作を受け付ける操作部を備え、
    前記制御部は、使用者が該所定の動作を行った場合に直近の移動方向と反対方向に切り替えることを特徴とするシート装置。
  2. 前記制御部は、シートバックが動作中に使用者が該所定の動作を行った場合にシートバックの作動を停止させ、
    前記制御部は、シートバックが停止中に使用者が該所定の動作を行った場合に前記シートバックの移動方向を停止前の移動方向と反対方向にシートバックを作動させることを特徴とする請求項1に記載のシート装置。
  3. 前記制御部は前記シートバックが着座位置あるいはテーブル位置に達したとき前記シートバックを停止させる請求項1に記載のシート装置。
  4. 前記制御部は前記シートバックが着座位置あるいはテーブル位置に達したとき前記シートバックを停止する請求項2に記載のシート装置。
  5. 前記操作部は、使用者の操作による開状態又は閉状態を保持して前記操作信号を発生する自動保持式のスイッチであり、
    前記制御部は、該操作信号が供給されると、前記シートバックが前記着座位置又は前記テーブル位置に至るまで移動させる請求項1に記載のシート装置。
  6. 前記操作部は一時的に開状態又は閉状態になることで前記操作信号を発生する自動復帰式のスイッチであり、
    前記制御部は、前記操作部を使用者が操作している間のみ前記シートバックを移動させる請求項1に記載のシート装置。
  7. 前記制御部は、
    前記シートバックの角度を微調整する微調整信号を該制御部に供給するシートバック微調整用操作部を備え、
    該シートバック微調整用操作部が操作された後、初めて前記操作部を使用者が操作した場合に、前記シートバックを前記テーブル位置に至る方向に移動させる請求項1に記載のシート装置。
  8. 前記制御部は、
    前記シートバックの角度を微調整する微調整信号を該制御部に供給するシートバック微調整用操作部を備え、
    該シートバック微調整用操作部が操作された後、初めて前記操作部を使用者が操作した場合に、前記シートバックを前記テーブル位置に至る方向に移動させる請求項2に記載のシート装置。
  9. 前記制御部は、
    前記シートバックの角度を微調整する微調整信号を該制御部に供給するシートバック微調整用操作部を備え、
    該シートバック微調整用操作部が操作された後、初めて前記操作部を使用者が操作した場合に、前記シートバックを前記テーブル位置に至る方向に移動させる請求項3に記載のシート装置。
JP2006234406A 2005-08-30 2006-08-30 シート装置 Expired - Fee Related JP4527698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006234406A JP4527698B2 (ja) 2005-08-30 2006-08-30 シート装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249705 2005-08-30
JP2006234406A JP4527698B2 (ja) 2005-08-30 2006-08-30 シート装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007091212A true JP2007091212A (ja) 2007-04-12
JP4527698B2 JP4527698B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=37977397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006234406A Expired - Fee Related JP4527698B2 (ja) 2005-08-30 2006-08-30 シート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4527698B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05168545A (ja) * 1991-12-24 1993-07-02 Tachi S Co Ltd パワーシートのランバーサポート制御方法およびパワーシートのモータ制御装置
JPH0723631U (ja) * 1993-10-06 1995-05-02 デルタ工業株式会社 自動車用パワーシート
JP2004196163A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Aisin Seiki Co Ltd シート装置
JP2005518983A (ja) * 2002-03-05 2005-06-30 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 電気的に位置可変である背もたれを有する車両シート

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05168545A (ja) * 1991-12-24 1993-07-02 Tachi S Co Ltd パワーシートのランバーサポート制御方法およびパワーシートのモータ制御装置
JPH0723631U (ja) * 1993-10-06 1995-05-02 デルタ工業株式会社 自動車用パワーシート
JP2005518983A (ja) * 2002-03-05 2005-06-30 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 電気的に位置可変である背もたれを有する車両シート
JP2004196163A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Aisin Seiki Co Ltd シート装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4527698B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7699399B2 (en) Seat apparatus
JP4494314B2 (ja) シート装置
JP4354502B2 (ja) 車両用シート
JP2002240598A (ja) 乗物用電動シートおよびその調整方法
US20070046088A1 (en) Seat apparatus
JP6690408B2 (ja) シート調節装置
WO2015040771A1 (ja) 車両用シート
KR100461102B1 (ko) 차량용 리어시트의 리클라이닝 장치
JP2002211295A (ja) 車両用シート支持機構
JP6346226B2 (ja) 車両用シート制御装置
JP4527698B2 (ja) シート装置
JP4761123B2 (ja) シート装置
JP2010124831A (ja) 車両用シートのリクライニング装置
JP5291573B2 (ja) シート状態変更装置
JP4723954B2 (ja) シート装置
JP7049184B2 (ja) 乗物用シートの制御方法
JP4761122B2 (ja) シート装置
JP6651987B2 (ja) 車両用シート調節装置
JP4602874B2 (ja) シート装置
JP2008017905A (ja) 車両用シート装置
JP2022122661A (ja) 車両用シート装置
JP4761124B2 (ja) シート装置
JP7347196B2 (ja) 車両用シートの制御装置
JP2022133710A (ja) 車両用シート装置
JP6882682B2 (ja) シート装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100603

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4527698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees