JP2022122661A - 車両用シート装置 - Google Patents

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JP2022122661A JP2021020032A JP2021020032A JP2022122661A JP 2022122661 A JP2022122661 A JP 2022122661A JP 2021020032 A JP2021020032 A JP 2021020032A JP 2021020032 A JP2021020032 A JP 2021020032A JP 2022122661 A JP2022122661 A JP 2022122661A
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正吾 石井
Shogo Ishii
大敬 鳥飼
Hirotaka Torikai
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Abstract

【課題】後側乗員の快適性が損なわれることを抑制できる車両用シート装置を提供する。【解決手段】車両用シート装置の前列シート20は、シートクッション21、シートバック22、フットレスト24、シートバック駆動部26、及びフットレスト駆動部28を備えている。フットレスト24は、シートバック22の後面に沿う格納位置と、当該後面に対して展開された展開位置とに回動可能である。車両用シート装置の制御装置は、前列シート20の状態を、シートバック22が直立位置よりも前傾された前傾位置にある状態を含む退避状態から、シートバック22が直立位置よりも後傾された後傾位置にある状態を含む使用状態に変更する際に、フットレスト24の回動位置が展開位置にある場合には、フットレスト駆動部28によりフットレスト24を格納位置まで回動させた後に、シートバック駆動部26によりシートバック22を後傾位置まで傾動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シート装置に関する。
特許文献1には、フットレスト装置及びオットマン装置付き乗物用シートが開示されている。
特許文献1に記載の後列シートのシートクッションの前部には、オットマン装置が設けられている。シートクッションから離れた前方位置には、オットマン装置とは別のフットレスト装置が設けられている。
フットレスト装置は、後列シートに着座した乗員の脚を支持するフットレスト本体と、アクチュエータとを有している。フットレスト本体は、前列シートのシートバックの後面に対して上下方向に回動可能に取り付けられている。アクチュエータは、フットレスト本体と前列シートのシートバックの後面との間に設けられている。
アクチュエータは、制御手段により制御される。制御手段は、アクチュエータの駆動を通じてフットレスト本体を、収納位置と、下位置と、使用位置とに移動させる。
収納位置は、フットレスト本体の先端部を持ち上げて、フットレスト本体を前列シートのシートバックの後面に沿わせた位置である。下位置は、フットレスト本体の先端部を下げて、フットレスト本体をシートバックの下端側の後面に沿わせた位置である。使用位置は、収納位置と下位置との中間であって、フットレスト本体を略水平にした位置である。
ここで、フットレスト本体を使用位置にする際には、後列シートに着座している乗員(以下、後側乗員)の足元スペースを広く確保するために、制御手段を通じて、前列シートが前端位置までスライドされるとともに、前列シートのシートバックが直立位置よりも前傾される。このとき、前列シートは、実質的に乗員が着座できない姿勢とされる。
特開2005-289133号公報
ところで、フットレスト本体が使用位置にある状態において、前列シートに乗員が着座する際には、制御手段を通じて、前列シートが後方に向けてスライドされるとともに、前列シートのシートバックが直立位置よりも後傾される。この場合、フットレスト本体が使用位置にあると、前列シートのシートバックが後傾されることや、前列シートが後方に向けてスライドされることで、フットレスト本体が後側乗員の脚に近づく。その結果、後側乗員が窮屈に感じるおそれがある。
上記課題を達成する車両用シート装置は、車両のフロアに連結されたシートクッション、前記シートクッションの後端部に対して傾動可能に連結されたシートバック、前記シートバックの後面に対して回動可能に連結されたフットレスト、前記シートバックを傾動させるシートバック駆動部、及び前記フットレストを回動させるフットレスト駆動部を備えるシートと、前記シートバック駆動部及び前記フットレスト駆動部の作動を制御する制御装置と、を備え、前記フットレストが、前記シートバックの後面に沿う格納位置と、前記シートバックの後面に対して展開された展開位置とに回動可能に構成されている車両用シート装置であって、前記フットレストの回動位置を検出する検出部を備え、前記制御装置は、前記シートの状態を、前記シートバックが前記フロアに対して直立した直立位置よりも前傾された前傾位置にある状態を含む退避状態から、前記シートバックが前記直立位置よりも後傾された後傾位置にある状態を含む使用状態に変更する際に、前記フットレストの回動位置が前記展開位置にある場合には、前記フットレスト駆動部により前記フットレストを前記格納位置まで回動させた後に、前記シートバック駆動部により前記シートバックを前記後傾位置まで傾動させる。
同構成によれば、シートの状態を退避状態から使用状態に変更する際に、フットレストが展開位置にある場合には、まず、フットレストが格納位置に回動される。その後、シートバックが前傾位置から後傾位置まで傾動される。これにより、シートバックを後傾位置まで傾動させる際に、シートの後方に配置されるシートに着座している乗員(以下、後側乗員)の脚にフットレストが近づくことが抑えられる。このため、後側乗員が窮屈に感じにくくなる。したがって、後側乗員の快適性が損なわれることを抑制できる。
上記車両用シート装置において、前記シートクッションは、車両の前後方向において前記フロアに対してスライド可能に連結されており、前記シートクッションをスライドさせるスライド駆動部を備え、前記退避状態は、前記シートクッションが車両の前後方向における第1位置にある状態を含み、前記使用状態は、前記シートクッションが車両の前後方向において前記第1位置よりも後方の第2位置にある状態を含み、前記制御装置は、前記スライド駆動部の作動を制御するものであり、前記シートの状態を、前記退避状態から前記使用状態に変更する際に、前記フットレストの回動位置が前記展開位置にある場合には、前記フットレスト駆動部により前記フットレストを前記格納位置まで移動させた後に、前記スライド駆動部により前記シートクッションを前記第2位置までスライドさせることが好ましい。
同構成によれば、シートの状態を退避状態から使用状態に変更する際に、フットレストが展開位置にある場合には、まず、フットレストが格納位置に回動される。その後、シートクッションが第1位置から第2位置までスライドされる。これにより、シートクッションを第2位置まで後方に向けてスライドさせる際に、後側乗員の脚にフットレストが近づくことが抑えられる。このため、後側乗員が窮屈に感じにくくなる。したがって、後側乗員の快適性が損なわれることを抑制できる。
上記課題を達成する車両用シート装置は、車両の前後方向において車両のフロアに対してスライド可能に連結されたシートクッション、前記シートクッションの後端部に連結されたシートバック、前記シートバックの後面に対して回動可能に連結されたフットレスト、前記シートクッションをスライドさせるスライド駆動部、及び前記フットレストを回動させるフットレスト駆動部を備えるシートと、前記スライド駆動部及び前記フットレスト駆動部の作動を制御する制御装置と、を備え、前記フットレストが、前記シートバックの後面に沿う格納位置と、前記シートバックの後面に対して展開された展開位置とに回動可能に構成されている車両用シート装置であって、前記フットレストの回動位置を検出する検出部を備え、前記制御装置は、前記シートの状態を、前記シートクッションが車両の前後方向における第1位置にある状態を含む退避状態から、前記シートクッションが車両の前後方向において前記第1位置よりも後方の第2位置にある状態を含む使用状態に変更する際に、前記フットレストの回動位置が前記展開位置にある場合には、前記フットレスト駆動部により前記フットレストを前記格納位置に移動させた後に、前記スライド駆動部により前記シートを前記第2位置までスライドさせる。
同構成によれば、シートの状態を退避状態から使用状態に変更する際に、フットレストが展開位置にある場合には、まず、フットレストが格納位置に回動される。その後、シートクッションが第1位置から第2位置までスライドされる。これにより、シートクッションを第2位置まで後方に向けてスライドさせる際に、後側乗員の脚にフットレストが近づくことが抑えられる。このため、後側乗員が窮屈に感じにくくなる。したがって、後側乗員の快適性が損なわれることを抑制できる。
本発明によれば、後側乗員の快適性が損なわれることを抑制できる。
車両用シート装置の一実施形態について、使用状態にある前列シートと、後列シートとを示す側面図。 車両用シート装置の電気的構成を示すブロック図。 退避状態にある前列シートと、後列シートとを示す側面図。 リターン制御の処理手順を示すフローチャート。 (a)~(c)は、リターン制御の実行に伴う前列シートの動作態様を順に示す側面図。
以下、図1~図5を参照して、車両用シート装置の一実施形態について説明する。
なお、以降においては、車両の前後方向の前側及び後側を単に前側及び後側として説明する。また、車両が水平面上に位置するときの車両の上下方向の上側及び下側を単に上側及び下側として説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両のフロア90には、前列シート20及び後列シート40が前後方向に並んで設けられている。前列シート20は、助手席である。
<前列シート20>
前列シート20は、シートクッション21と、シートバック22と、ヘッドレスト23と、フットレスト24と、スライド駆動部25と、シートバック駆動部26と、ヘッドレスト駆動部27と、フットレスト駆動部28と、スライド機構29とを備えている。
<シートクッション21及びスライド駆動部25>
シートクッション21は、フロア90に設けられたスライド機構29を介して前後方向にスライド可能に連結されている。
スライド機構29は、フロア90に固定されたロアレール30と、ロアレール30に対して前後方向にスライド可能に設けられたアッパレール31とを備えている。アッパレール31には、シートクッション21が支持されている。
シートクッション21は、スライド機構29を介して、前後方向においてフロア90に対してスライド可能に連結されている。
図1及び図2に示すように、スライド駆動部25は、駆動源としてのモータ25Mを備えている。モータ25Mの作動によりロアレール30に対してアッパレール31をスライドさせることで、シートクッション21がスライドされる。
<シートバック22及びシートバック駆動部26>
図1に示すように、シートバック22は、シートクッション21の後端部に対して前後方向に傾動可能に連結されている。シートバック22は、前列シート20の幅方向、すなわち車幅方向に沿って延びる図示しない軸線を中心に傾動可能である。
シートバック駆動部26は、駆動源としてのモータ26Mを備えている。モータ26Mの作動によりシートクッション21に対してシートバック22が傾動される。
<ヘッドレスト23及びヘッドレスト駆動部27>
ヘッドレスト23は、シートバック22の上端部に対して前後方向に傾動可能に連結されている。ヘッドレスト23は、前列シート20の幅方向、すなわち車幅方向に沿って延びる図示しない軸線を中心に傾動可能である。
図1及び図2に示すように、ヘッドレスト駆動部27は、駆動源としてのモータ27Mを備えている。モータ27Mの作動によりシートバック22の上端部に対してヘッドレスト23が傾動される。
<フットレスト24及びフットレスト駆動部28>
図1に示すように、フットレスト24は、シートバック22の後面に対して回動可能に連結されている。フットレスト24は、シートバック22の下端部の後面に連結されている。フットレスト24は、前列シート20の幅方向、すなわち車幅方向に沿って延びる図示しない軸線を中心に傾動可能である。
フットレスト24は、格納位置と展開位置とに回動可能に構成されている。
格納位置は、フットレスト24の先端部が持ち上げられることでシートバック22の後面に沿う位置である。
展開位置は、フットレスト24の先端部がシートバック22の後面に対して展開された位置である。
図1及び図2に示すように、フットレスト駆動部28は、駆動源としてのモータ28Mを備えている。モータ28Mの作動によりシートバック22の後面に対してフットレスト24が傾動される。
<前列シート20のセンサ及びスイッチ>
図2に示すように、前列シート20には、シートクッション21の前後方向における位置を検出するスライド位置センサ25Sが設けられている。
前列シート20には、シートバック22の傾動位置、所謂リクライニング角度を検出するシートバック位置センサ26Sが設けられている。
前列シート20には、シートバック22に対するヘッドレスト23の傾動位置を検出するヘッドレスト位置センサ27Sが設けられている。
前列シート20には、シートバック22の後面に対するフットレスト24の回動位置を検出するフットレスト位置センサ28Sが設けられている。
車両には、シートクッション21の前後方向における位置を変更するスライド操作スイッチ32が設けられている。
車両には、シートバック22の傾動位置を変更するシートバック操作スイッチ33が設けられている。
車両には、ヘッドレスト23の傾動位置を変更するヘッドレスト操作スイッチ34が設けられている。
スライド操作スイッチ32、シートバック操作スイッチ33、及びヘッドレスト操作スイッチ34の配設位置は、例えば前列シート20のシートクッション21の側面が挙げられる。
本実施形態のシートクッション21、シートバック22、スライド駆動部25、シートバック駆動部26が、本発明に係るシートクッション、シートバック、スライド駆動部、シートバック駆動部にそれぞれ相当する。また、フットレスト24、フットレスト駆動部28、フットレスト位置センサ28Sが、本発明に係るフットレスト、フットレスト駆動部、検出部にそれぞれ相当する。
<後列シート40>
後列シート40は、前列シート20と同様な構成を有している。以降では、後列シート40の構成のうち前列シート20の構成と対応する構成については、前列シート20の構成の符号「**」に「20」を加算した符号を付すことにより重複した説明を省略する。
図1に示すように、後列シート40は、シートクッション41と、シートバック42と、ヘッドレスト43と、スライド駆動部45と、シートバック駆動部46と、ヘッドレスト駆動部47と、スライド機構49とを備えている。
ただし、後列シート40は、フットレスト24、フットレスト駆動部28、フットレスト位置センサ28Sに対応する構成を備えていない。
スライド機構49は、前列シート20のスライド機構29よりも後方に設けられている。
<後列シート40のセンサ及びスイッチ>
図2に示すように、後列シート40には、スライド位置センサ45S、シートバック位置センサ46S、及びヘッドレスト位置センサ47Sが設けられている。
車両には、シートクッション41の前後方向における位置を変更するスライド操作スイッチ52が設けられている。
車両には、シートバック42の傾動位置を変更するシートバック操作スイッチ53が設けられている。
車両には、ヘッドレスト43の傾動位置を変更するヘッドレスト操作スイッチ54が設けられている。
車両には、前列シート20のフットレスト24の回動位置を変更するフットレスト操作スイッチ55が設けられている。
スライド操作スイッチ52、シートバック操作スイッチ53、ヘッドレスト操作スイッチ54、及びフットレスト操作スイッチ55は、例えば後列シート40のシートクッション41の側面、あるいは後列シート40と車幅方向に隣り合って設けられた図示しないコンソールボックスなどに設けられている。
<リラックスモードスイッチ81>
車両には、前列シート20を後述する退避状態に変更するリラックスモードスイッチ81が設けられている。リラックスモードスイッチ81の配設位置は、例えば、後列シート40のシートクッション41の側面、あるいは後列シート40と車幅方向に隣り合って設けられた図示しないコンソールボックスなどが挙げられる。
<リターンスイッチ82>
車両には、前列シート20を退避状態から後述する使用状態に変更するリターンスイッチ82が設けられている。リターンスイッチ82の配設位置は、例えば、前列シート20のシートクッション21の側面、図示しないインストルメントパネル、あるいは運転席のドアトリムなどが挙げられる。
<退避状態>
図3に示すように、退避状態は、前列シート20のシートクッション21が、前後方向における第1位置にある状態を含む。第1位置は、例えば前列シート20の前後方向におけるスライド可能な範囲の前端位置である。
退避状態は、前列シート20のシートバック22が、フロア90に対して直立した直立位置よりも前傾された前傾位置にある状態を含む。
退避状態は、前列シート20のヘッドレスト23がシートバック22の上端部に対して前方に屈曲された前位置にある状態を含む。
退避状態においては、フットレスト操作スイッチ55の操作を通じてフットレスト24の回動位置を格納位置と展開位置との間で変更することが可能である。
<使用状態>
図1に示すように、使用状態は、前列シート20のシートクッション21が、前後方向における第1位置よりも後方の第2位置にある状態を含む。第2位置は、前列シート20のシートクッション21の前方に、乗員が着座するために必要な空間が確保された位置である。
使用状態は、前列シート20のシートバック22が、直立位置よりも後傾された後傾位置にある状態を含む。
使用状態は、前列シート20のヘッドレスト23がシートバック22に沿う上位置にある状態を含む。
<制御装置60>
車両には、前列シート20の作動を制御する第1ECU61及び後列シート40の作動を制御する第2ECU62を含む制御装置60が設けられている。本実施形態の制御装置60が、本発明に係る制御装置に相当する。
第1ECU61と第2ECU62とは車載ネットワークを介して電気的に接続されている。
<第1ECU61>
図2に示すように、第1ECU61には、スライド駆動部25、シートバック駆動部26、及びヘッドレスト駆動部27が電気的に接続されている。
第1ECU61には、スライド位置センサ25S、シートバック位置センサ26S、及びヘッドレスト位置センサ27Sが電気的に接続されている。
第1ECU61には、スライド操作スイッチ32、シートバック操作スイッチ33、ヘッドレスト操作スイッチ34、及びリターンスイッチ82が電気的に接続されている。
第1ECU61は、スライド操作スイッチ32からの指令信号に基づきスライド駆動部25の作動を制御する。第1ECU61は、スライド操作スイッチ32が前方に向けて押し操作されると、シートクッション21を前方に向けてスライドさせるべくスライド駆動部25を作動させる。第1ECU61は、スライド操作スイッチ32が後方に向けて押し操作されると、シートクッション21を後方に向けてスライドさせるべくスライド駆動部25を作動させる。
第1ECU61は、シートバック操作スイッチ33からの指令信号に基づきシートバック駆動部26の作動を制御する。第1ECU61は、シートバック操作スイッチ33が前方に向けて押し操作されると、シートバック22を前方に向けて傾動させるべくシートバック駆動部26を作動させる。第1ECU61は、シートバック操作スイッチ33が後方に向けて押し操作されると、シートバック22を後方に向けて傾動させるべくシートバック駆動部26を作動させる。
第1ECU61は、ヘッドレスト操作スイッチ34からの指令信号に基づきヘッドレスト駆動部27の作動を制御する。第1ECU61は、ヘッドレスト操作スイッチ34が前方に向けて押し操作されると、ヘッドレスト23を前位置に向けて傾動させるべくヘッドレスト駆動部27を作動させる。第1ECU61は、ヘッドレスト操作スイッチ34が後方に向けて押し操作されると、ヘッドレスト23を上位置に向けて傾動させるべくヘッドレスト駆動部27を作動させる。
第1ECU61は、前列シート20の退避状態及び使用状態を記憶するメモリ61Mを備えている。具体的には、第1ECU61は、リラックスモードスイッチ81が操作されたときの前列シート20の状態を前列シート20の使用状態として記憶する。
<第2ECU62>
図2に示すように、第2ECU62には、スライド駆動部45、シートバック駆動部46、及びヘッドレスト駆動部47が電気的に接続されている。また、第2ECU62には、フットレスト駆動部28が電気的に接続されている。
第2ECU62には、スライド位置センサ45S、シートバック位置センサ46S、及びヘッドレスト位置センサ47Sが電気的に接続されている。また、第2ECU62には、フットレスト位置センサ28Sが電気的に接続されている。
第2ECU62には、スライド操作スイッチ52、シートバック操作スイッチ53、及びヘッドレスト操作スイッチ54が電気的に接続されている。また、第2ECU62には、フットレスト操作スイッチ55、及びリラックスモードスイッチ81が電気的に接続されている。
第2ECU62は、スライド操作スイッチ52からの指令信号に基づきスライド駆動部45の作動を制御する。
第2ECU62は、シートバック操作スイッチ53からの指令信号に基づきシートバック駆動部46の作動を制御する。
第2ECU62は、ヘッドレスト操作スイッチ54からの指令信号に基づきヘッドレスト駆動部47の作動を制御する。
第2ECU62は、フットレスト操作スイッチ55からの指令信号に基づきフットレスト駆動部28の作動を制御する。第2ECU62は、フットレスト操作スイッチ55が上方に向けて押し操作されると、フットレスト24を格納位置に向けて回動させるべくフットレスト駆動部28を作動させる。第2ECU62は、フットレスト操作スイッチ55が下方に向けて押し操作されると、フットレスト24の先端部を下方に向けて回動させるべくフットレスト駆動部28を作動させる。
第2ECU62は、後列シート40の使用状態を記憶するメモリ62Mを備えている。
ここで、リラックスモードスイッチ81が操作されると、第1ECU61は、前列シート20の状態を使用状態から退避状態に変更するための制御を実行する。この際、スライド駆動部25によりシートクッション21を第2位置から第1位置までスライドさせるとともにシートバック駆動部26によりシートバック22を後傾位置から前傾位置まで傾動させる。
前列シート20が退避状態である場合に、リターンスイッチ82が操作されると、第1ECU61は、前列シート20の状態を退避状態から使用状態に変更するための制御(以下、リターン制御)を実行する。この際、第1ECU61は、第2ECU62を通じてフットレスト位置センサ28Sからの検出結果に基づいてフットレスト24の回動位置が展開位置にあるか否かを判断する。そして、フットレスト24の回動位置が展開位置にある場合には、第1ECU61は、第2ECU62を通じてフットレスト駆動部28によりフットレスト24を格納位置まで回動させる。その後、スライド駆動部25によりシートクッション21を第2位置までスライドさせる。また、シートバック駆動部26によりシートバック22を後傾位置まで傾動させる。また、ヘッドレスト駆動部27によりヘッドレスト23を上位置まで傾動させる。
<リターン制御>
次に、図4のフローチャートを参照して、リターン制御の処理手順について説明する。
リターン制御は、リターンスイッチ82が操作された場合に、第1ECU61を通じて実行される。
図4に示すように、この一連の処理では、まず、第1ECU61は、第2ECU62からフットレスト24の回動位置についての情報を取得し、フットレスト24の回動位置が展開位置か否かを判断する(ステップS1)。
ここで、第1ECU61は、フットレスト24の回動位置が展開位置ではないと判断した場合(ステップS1:「NO」)には、次に、スライド駆動部25を作動させて前列シート20のシートクッション21を第2位置までスライドさせる。また、第1ECU61は、シートバック駆動部26を作動させてシートバック22を後傾位置まで傾動させる。また、第1ECU61は、ヘッドレスト駆動部27を作動させてヘッドレスト23を上位置まで傾動させる(以上、ステップS3)。そして、この一連の処理を終了する。
一方、第1ECU61は、フットレスト24の回動位置が展開位置であると判断した場合(ステップS1:「YES」)には、次に、第2ECU62を通じてフットレスト駆動部28を作動させてフットレスト24を格納位置まで回動させる(ステップS2)。
次に、第1ECU61は、上記ステップS3を実行して、この一連の処理を終了する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5(a)に示すように、前列シート20の状態を退避状態から使用状態に変更する際に、フットレスト24が展開位置にある場合には、図5(b)に示すように、まず、フットレスト24が格納位置に回動される。
その後、図5(c)に示すように、シートクッション21が退避状態のときの第1位置(前端位置)から第2位置までスライドさせる。また、シートバック22が退避状態のときの前傾位置から後傾位置まで傾動される。また、ヘッドレスト23が退避状態のときの前位置から上位置まで傾動される。
これにより、シートクッション21を第2位置までスライドさせるとともにシートバック22を後傾位置まで傾動させる際に、後列シート40に着座している乗員(以下、後側乗員)の脚にフットレスト24が近づくことが抑えられる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
制御装置60は、前列シート20の状態を、退避状態から使用状態に変更する際に、フットレスト24の回動位置が展開位置にある場合には、フットレスト駆動部28によりフットレスト24を格納位置まで回動させる。その後、制御装置60は、シートクッション21を第1位置から第2位置までスライドさせるとともに、シートバック22を後傾位置まで傾動させる。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、後側乗員が窮屈に感じにくくなる。したがって、後側乗員の快適性が損なわれることを抑制できる。
<変形例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・リターンスイッチ82、リラックスモードスイッチ81、スライド操作スイッチ32、シートバック操作スイッチ33、ヘッドレスト操作スイッチ34、スライド操作スイッチ52、シートバック操作スイッチ53、ヘッドレスト操作スイッチ54、及びフットレスト操作スイッチ55の配設位置は適宜変更できる。また、こうしたスイッチは、車両に搭載されているものに限定されず、リモコンキーに設けられていてもよいし、車両と通信可能なタブレット端末に設定されていてもよい。
・上記実施形態では、リターンスイッチ82の操作に基づいてリターン制御が実行される態様について例示した。これに加えて、あるいはこれに代えて、例えば前列シート20の乗降用のドアが開かれたことをセンサによって検出するとともに、当該ドアが開かれることに基づいてリターン制御を実行するようにしてもよい。この場合、前列シート20に着座するために上記ドアが開かれたことをセンサによって検出することにより、リターン制御を実行することができる。
・リラックスモードスイッチ81が操作された場合に、第2ECU62がスライド駆動部45によりシートクッション41を後方にスライドさせるとともに、シートバック駆動部46によりシートバック42を後方に傾動させるようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1ECU61はリラックスモードスイッチ81が操作されたときの前列シート20の状態を前列シート20の使用状態として記憶したが、予め定められた所定の前列シート20の状態を前列シート20の使用状態として記憶してもよい。
・上記実施形態では、第1ECU61と第2ECU62とを別々に設けるようにしたが、前列シート20の作動及び後列シート40の作動の双方を1つの制御装置によって制御するようにしてもよい。
・前列シート20のヘッドレスト駆動部27を省略することもできる。また、後列シート40のヘッドレスト駆動部47を省略することもできる。
・前列シート20の退避状態は、シートバック22が前傾位置にある状態を含む一方、シートクッション21が第1位置にある状態を含まないものであってもよい。この場合であっても、前列シート20の状態を退避状態から使用状態に変更する際に、フットレスト24が格納位置に回動された後に、シートバック22が前傾位置から後傾位置まで傾動されることにより、上記作用効果に準じた作用効果を奏することができる。
・前列シート20の退避状態は、シートクッション21が第1位置にある状態を含む一方、シートバック22が前傾位置にある状態を含まないものであってもよい。この場合であっても、前列シート20の状態を退避状態から使用状態に変更する際に、フットレスト24が格納位置に回動された後に、シートクッション21が第1位置から第2位置までスライドされることにより、上記作用効果に準じた作用効果を奏することができる。
・上記実施形態では、本発明に係るシートを前列シート20、すなわち助手席として具体化したが、運転席として具体化することもできる。この場合、例えば停車中の車両や自動運転中の車両において、前列シート20を退避状態とすることができる。
・上記実施形態では、本発明に係るシートを前列シート20として具体化したが、本発明に係るシートを例えば3列シート車両の2列目のシートとして具体化することもできる。この場合、上記実施形態の前列シート20を2列目のシートとし、後列シート40を3列目のシートとして置き換えればよい。
20…前列シート
21…シートクッション
22…シートバック
23…ヘッドレスト
24…フットレスト
25…スライド駆動部
25M…モータ
25S…スライド位置センサ
26…シートバック駆動部
26M…モータ
26S…シートバック位置センサ
27…ヘッドレスト駆動部
27M…モータ
27S…ヘッドレスト位置センサ
28…フットレスト駆動部
28M…モータ
28S…フットレスト位置センサ(検出部)
29…スライド機構
30…ロアレール
31…アッパレール
32…スライド操作スイッチ
33…シートバック操作スイッチ
34…ヘッドレスト操作スイッチ
40…後列シート
41…シートクッション
42…シートバック
43…ヘッドレスト
45…スライド駆動部
45M…モータ
45S…スライド位置センサ
46…シートバック駆動部
46M…モータ
46S…シートバック位置センサ
47…ヘッドレスト駆動部
47M…モータ
47S…ヘッドレスト位置センサ
49…スライド機構
50…ロアレール
51…アッパレール
52…スライド操作スイッチ
53…シートバック操作スイッチ
54…ヘッドレスト操作スイッチ
55…フットレスト操作スイッチ
60…制御装置
61…第1ECU
61M…メモリ
62…第2ECU
62M…メモリ
81…リラックスモードスイッチ
82…リターンスイッチ
90…フロア

Claims (3)

  1. 車両のフロアに連結されたシートクッション、前記シートクッションの後端部に対して傾動可能に連結されたシートバック、前記シートバックの後面に対して回動可能に連結されたフットレスト、前記シートバックを傾動させるシートバック駆動部、及び前記フットレストを回動させるフットレスト駆動部を備えるシートと、
    前記シートバック駆動部及び前記フットレスト駆動部の作動を制御する制御装置と、を備え、
    前記フットレストが、前記シートバックの後面に沿う格納位置と、前記シートバックの後面に対して展開された展開位置とに回動可能に構成されている車両用シート装置であって、
    前記フットレストの回動位置を検出する検出部を備え、
    前記制御装置は、前記シートの状態を、前記シートバックが前記フロアに対して直立した直立位置よりも前傾された前傾位置にある状態を含む退避状態から、前記シートバックが前記直立位置よりも後傾された後傾位置にある状態を含む使用状態に変更する際に、前記フットレストの回動位置が前記展開位置にある場合には、前記フットレスト駆動部により前記フットレストを前記格納位置まで回動させた後に、前記シートバック駆動部により前記シートバックを前記後傾位置まで傾動させる、
    車両用シート装置。
  2. 前記シートクッションは、車両の前後方向において前記フロアに対してスライド可能に連結されており、
    前記シートクッションをスライドさせるスライド駆動部を備え、
    前記退避状態は、前記シートクッションが車両の前後方向における第1位置にある状態を含み、
    前記使用状態は、前記シートクッションが車両の前後方向において前記第1位置よりも後方の第2位置にある状態を含み、
    前記制御装置は、前記スライド駆動部の作動を制御するものであり、前記シートの状態を、前記退避状態から前記使用状態に変更する際に、前記フットレストの回動位置が前記展開位置にある場合には、前記フットレスト駆動部により前記フットレストを前記格納位置まで移動させた後に、前記スライド駆動部により前記シートクッションを前記第2位置までスライドさせる、
    請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 車両の前後方向において車両のフロアに対してスライド可能に連結されたシートクッション、前記シートクッションの後端部に連結されたシートバック、前記シートバックの後面に対して回動可能に連結されたフットレスト、前記シートクッションをスライドさせるスライド駆動部、及び前記フットレストを回動させるフットレスト駆動部を備えるシートと、
    前記スライド駆動部及び前記フットレスト駆動部の作動を制御する制御装置と、を備え、
    前記フットレストが、前記シートバックの後面に沿う格納位置と、前記シートバックの後面に対して展開された展開位置とに回動可能に構成されている車両用シート装置であって、
    前記フットレストの回動位置を検出する検出部を備え、
    前記制御装置は、前記シートの状態を、前記シートクッションが車両の前後方向における第1位置にある状態を含む退避状態から、前記シートクッションが車両の前後方向において前記第1位置よりも後方の第2位置にある状態を含む使用状態に変更する際に、前記フットレストの回動位置が前記展開位置にある場合には、前記フットレスト駆動部により前記フットレストを前記格納位置に移動させた後に、前記スライド駆動部により前記シートを前記第2位置までスライドさせる、
    車両用シート装置。
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