JP2007088777A - 受信システムと受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信障害の発生を軽減させる。
【解決手段】受信アンテナ11,12からの受信信号SR1,SR2をそれぞれ分配器21,22で分配する。分配された受信信号を信号合成処理部30a〜30dで合成処理することで、複数の受信アンテナの合成指向性を可変する。信号合成処理部30aで合成処理することで得られた受信信号SRaを用いるテレビジョン受信機50は、選択されたチャネルに応じた合成処理制御信号DTを生成して信号合成処理部30aに供給する。信号合成処理部30aは、合成処理制御信号DTに基づき、受信信号の合成処理を行い、選択されたチャネルで受信障害の発生が少なくなるように合成指向性を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、受信システムと受信方法に関する。具体的には、複数の受信アンテナからの受信信号をそれぞれ分配して、この分配された複数の受信アンテナからの受信信号の合成処理を行い、複数の受信アンテナの合成指向性を、受信状況が最良となるように制御して受信障害の発生を軽減させるものである。
従来の受信システム、例えば1つのアンテナを用いてテレビジョン放送を共同で受信する1アンテナ受信システムでは、図4に示すように、1つアンテナ11で放送波を受信して、このアンテナ11で得られた受信信号SR1を分配器70に供給し、複数の壁面端子例えば壁面端子80a〜80dに分配する。このような1アンテナ受信システムでは、壁面端子に接続されたテレビジョン受信機90において、ゴーストやフェージング等による受信障害を発生し易い。このため、ゴーストやフェージング等による受信障害を軽減できるように、アンテナを複数用いた位相差給電方式の受信アンテナシステムが用いられている。
図5は、例えば2つのアンテナを用いて位相差給電を行う2アンテナ受信システムの構成を示している。アンテナ11で得られた受信信号SR1と、アンテナ12で得られた受信信号SR2は、信号合成処理部60に供給される。信号合成処理部60では、受信信号SR1と受信信号SR2を合成して、合成された信号を受信信号SRmcとして分配器70に供給することが行われている。
また、受信システムでは、最適な受信状態を得ることができるように、特許文献1に示されているように、受信チャネル毎に可変利得型低雑音増幅器の利得を決定することも行われている。
特開2005−20302号公報
ところで、図5に示すように2アンテナ受信システムを構成して位相差給電を行う場合、信号合成処理部60で、例えば受信信号SR1,SR2の一方の信号の位相を一定量だけ調整して合成するものとした場合、2アンテナ11,12による合成指向性は固定したものとなる。したがって、いずれかのチャネルで受信障害の発生が最も少なくなるように、信号合成処理部60を設定しても、チャネルが切り換えられて異なる周波数の信号を受信するときには、受信障害を生じた画像となってしまう場合がある。
また、分配器70によって分配された受信信号を複数のテレビジョン受信機に供給する場合、いずれかのテレビジョン受信機で受信障害の発生が少なくとも、異なるチャネルの番組を視聴している他のテレビジョン受信機では、受信障害を生じた画像となってしまう場合がある。
さらに、選択するチャネル毎に可変利得型低雑音増幅器の利得を決定するものとしても、良好な受信信号が可変利得型低雑音増幅器に供給されなければ、ゴーストやフェージング等による受信障害を軽減することはできない。
そこで、この発明では、受信障害の発生を軽減できる受信システムと受信方法を提供するものである。
この発明に係る受信システムおよび受信方法では、複数の受信アンテナからの受信信号をそれぞれ分配器で分配して、この分配された複数の受信アンテナからの受信信号を信号合成処理部で合成処理することで、複数の受信アンテナの合成指向性を可変する。信号合成処理部で合成処理することで得られた受信信号を用いる受信装置例えばテレビジョン受信機では、選択されたチャネルに応じて合成処理動作を制御して、受信障害の発生が少なくなるように、複数の受信アンテナを用いたときの合成指向性を制御する。
この発明によれば、複数の受信アンテナからの受信信号をそれぞれ分配器で分配して、この分配された複数の受信アンテナからの受信信号を信号合成処理部で合成処理することで、複数の受信アンテナの合成指向性が可変される。このため、分配器の分配数以下の数だけ受信装置を設ける場合に、受信装置毎に信号合成処理部を設けて、各信号合成処理部で独立して複数の受信アンテナの合成指向性を可変することにより、複数の受信アンテナを共用しながら各受信装置における受信障害の発生を独立して軽減できる。
また、信号合成処理部で合成処理することで得られた受信信号を用いる受信装置例えばテレビジョン受信機では、選択されたチャネルに応じて合成処理動作を制御して、受信障害の発生が少なくなるように、複数の受信アンテナの合成指向性を制御する。このため、信号合成処理部を複数設けて、この信号合成処理部にテレビジョン受信機を接続すれば、テレビジョン受信機毎に、選択されたチャネルに応じて合成指向性が制御されて、受信障害の発生を個々のテレビジョン受信機で軽減させることができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は、受信システムの構成を示している。アンテナ11は放送波を受信して得られた受信信号SR1を分配器21に供給する。また、アンテナ12は放送波を受信して得られた受信信号SR2を分配器22に供給する。アンテナ11とアンテナ12は、受信信号SR1におけるフェージング等による変動と受信信号SR2におけるフェージング等による変動の相関が小さくなるように、距離を離して設置する。例えば、受信信号の波長の1/2以上あるいは1/4以上離して設置する。
信号合成処理部は、分配器21,22の分配数以下の数だけ設けるものとする。例えば、図1では、分配器21,22の分配数が「4」であり、4つの信号合成処理部30a〜30dを設ける。信号合成処理部30a〜30dには、それぞれ壁面端子を接続して、この4つの壁面端子40a〜40dを用いることで4台のテレビジョン装置を接続することが可能となる。
分配器21は、受信信号SR1を信号合成処理部30a〜30dに供給する。また、分配器22は、受信信号SR2を信号合成処理部30a〜30dに供給する。
信号合成処理部30a〜30dは、等しい構造とされている。ここで、後述するテレビジョン受信機50が壁面端子40aを介して接続されている信号合成処理部30aには、テレビジョン受信機50の制御部55から、合成処理制御信号DTが供給される。信号合成処理部30aは、合成処理制御信号DTに基づき、受信信号SR1と受信信号SR2の合成処理を行い、受信信号SRaを生成する。また、生成した受信信号SRaを、テレビジョン受信機50のチューナ部51に供給する。受信信号SR1と受信信号SR2の合成処理では、合成処理制御信号DTに基づき、例えば受信信号SR1と受信信号SR2の混合比を可変して合成する。また、受信信号SR1と受信信号SR2の利得、受信信号SR1あるいは受信信号SR2の位相を可変して、受信信号SR1と受信信号SR2の合成を行うものとしても良い。このように、合成処理制御信号DTによって、混合比や利得,位相を可変して受信信号の合成を行うことで、アンテナ11とアンテナ12を用いたときの合成指向性を制御できる。
テレビジョン受信機50から信号合成処理部30aに合成処理制御信号DTを供給する場合、受信信号SRaの伝送に用いられる信号ケーブルを用いるものとすれば、新たにケーブル等を設ける必要がないので、従来の壁面端子や信号ケーブルをそのまま流用することが可能となる。ここで、受信信号SRaの伝送に用いられる信号ケーブルを用いて、合成処理制御信号DTの供給を行う場合、例えばEIA/CEA−909として規格されているアンテナコントロールインタフェースと同様な方法を用いるものとすれば良い。すなわち、合成処理制御信号DTは、チューナ部51における受信品質に悪影響を及ぼすことがないように、受信信号SRaで用いられている周波数帯域よりも低い周波数帯域の信号として、コンデンサを介して信号ケーブルに重畳させる。このように、受信信号SRaと合成処理制御信号DTを異なる周波数帯の信号とすることで、信号合成処理部30aは、フィルタを用いることにより合成処理制御信号DTを抽出できる。同様に、チューナ部51もフィルタを用いることで受信信号SRaを抽出できる。また、信号ケーブルを介して、テレビジョン受信機50から信号合成処理部30aに直流電力PWの供給を行う。
図2は、信号合成処理部30aの構成を示している。なお、図2では、合成処理制御信号DTによって、混合比と利得と位相を可変できる構成を示している。また、上述のように信号合成処理部30b〜30dは、信号合成処理部30aと等しい構造とされており、説明は省略する。
分配器21から供給された受信信号SR1は、移相器301に供給する。また分配器22から供給された受信信号SR2は、移相器302に供給する。
移相器301は、後述する合成制御部308から供給された位相制御信号PC1に基づき受信信号SR1の位相を調整して、受信信号SR1'として可変利得アンプ303に供給する。移相器302は、合成制御部308から供給された位相制御信号PC2に基づき受信信号SR2の位相を調整して、受信信号SR2'として可変利得アンプ304に供給する。
可変利得アンプ303は、合成制御部308から供給された利得制御信号GC1に基づき利得を制御して受信信号SR1'の増幅を行い、増幅後の受信信号SR1''を混合部305に供給する。可変利得アンプ304は、合成制御部308から供給された利得制御信号GC2に基づき利得を制御して受信信号SR2'の増幅を行い、増幅後の受信信号SR2''を混合部305に供給する。
混合部305は、受信信号SR1''と受信信号SR2''を混合して受信信号SRaを生成する。また、混合部305は、合成制御部308から供給された混合制御信号MCに基づき、受信信号SR1''と受信信号SR2''の混合比を設定する。混合部305で生成した受信信号SRaは、コンデンサ306を介することで、直流成分を除去してテレビジョン受信機50に供給する。
合成制御部308は、コンデンサ307を介して信号ケーブルと接続されており、信号ケーブルに重畳された交流成分の信号が供給されるようになされている。合成制御部308はフィルタ処理を行い、信号ケーブルに重畳された交流成分の信号から合成処理制御信号DTを抽出する。さらに、抽出した合成処理制御信号DTに基づいて、位相制御信号PC1,PC2、利得制御信号GC1,GC2、混合制御信号MCの生成を行い、受信信号SR1,SR2の位相や信号レベルおよび混合比を可変して、アンテナ11とアンテナ12を用いたときの合成指向性を制御する。
電源部309は、テレビジョン受信機50と接続されており、テレビジョン受信機50から供給された直流電力PWを用いて信号合成処理部30aを動作させるための電源電圧Vdを生成して各部に供給する。
なお、図2では、混合比と利得と位相を可変することができる構成を示したが、混合比と利得と位相のいずれか1つ、あるいは複数を組み合わせて可変することにより、合成指向性を制御するものとしても良い。
図1に示すテレビジョン受信機50のチューナ部51は、制御部55から供給された選局信号TUに基づいて、受信信号SRaから所望のチャネルの信号を選択する。次に、選択した信号の周波数変換を行い、中間周波信号IFを生成して信号処理部52に供給する。また、チューナ部51は、受信信号SRaのレベル検出を行い、検出結果を受信品質情報RPaとして制御部55に供給する。なお、チューナ部51は、受信信号SRaのレベル調整を行う際のAGCレベルや、チューナ部51に等化器を設けて波形等化を行う場合の種々の設定情報等を受信品質情報RPaとして用いることもできる。
信号処理部52は、チューナ部51から供給された中間周波信号IFを用いて信号処理を行い、表示部53を駆動するための表示駆動信号DGを生成する。なお、信号処理部52では、音声信号の生成も行う。
例えばディジタルテレビジョン放送を受信する場合、信号処理部52は、中間周波信号IFのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調やTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)のデコード、誤り訂正処理、多重化されているトランスポートストリームから所望のパケットを取り出す処理を行う。また、取り出したパケットのデコード処理を行って映像信号や音声信号を生成する。また、生成した映像信号に基づいて表示駆動信号DGを生成して表示部53に供給する。さらに、信号処理部52は、誤り訂正処理でエラーレートの検出を行い、検出したエラーレートを受信品質情報RPbとして制御部55に供給する。
アナログテレビジョン放送を受信する場合、信号処理部52は、中間周波信号IFを増幅したのち検波を行い、カラーテレビ信号や音声信号を生成する。また、カラーテレビ信号から輝度信号や色差信号を生成して、この輝度信号や色差信号に基づき表示駆動信号DGを生成して表示部53に供給する。
表示部53は、液晶表示素子やプラズマディスプレイあるいは陰極線管等を用いて構成されており、信号処理部52から供給された表示駆動信号DGに基づき表示素子を駆動して、選局したチャネルの放送番組を画面上に表示する。
制御部55にはユーザインタフェース部56とメモリ57が接続されている。ユーザインタフェース部56は、操作キースイッチやリモートコントロール装置から送信されたリモートコントロール信号を受信する受信部で構成されている。ユーザインタフェース部56は、ユーザによる操作キースイッチのスイッチ操作やリモートコントロール装置のキー操作に応じた操作信号USを生成して、制御部55に供給する。
制御部55は、操作信号USに基づき、制御信号CTを生成して信号処理部等に供給することで、テレビジョン受信機50をユーザ操作に応じて動作させる。また、操作信号USに基づき、選局信号TUを生成してチューナ部51に供給することで、ユーザ操作に応じた選局動作を行う。
さらに、制御部55は、合成指向性を設定するための合成処理制御情報JSに基づいて合成処理制御信号DTの生成を行い、生成した合成処理制御信号DTを、チューナ部51を介して信号合成処理部30aに供給することで、上述のように合成指向性を制御する。また、合成処理制御情報JSを順次変更することで合成指向性を順次可変して、受信状況が最良となるときの合成指向性をチャネル毎に判別する。すなわち、合成指向性を順次可変しながら、受信品質情報RPa,RPbの確認を行い、受信品質情報RPa,RPbが最も良好となる合成指向性をチャネル毎に判別する。ここで、受信品質情報RPa,RPbが最も良好となる合成指向性が判別されたときは、この合成指向性に設定するための合成処理制御情報JSを、選局しているチャネルと関係付けてメモリ57に記憶させる。その後、ユーザ操作に応じた選局動作を行うときには、選局するチャネルと対応する合成処理制御情報JSをメモリ57から読み出して、この合成処理制御情報JSに基づき合成処理制御信号DTを生成して信号合成処理部30aに供給することで、選局するチャネルに応じて、受信状況が最良となるように合成指向性を制御する。
また、テレビジョン受信機50は、受信信号の合成処理を信号合成処理部30aで行うことができるように直流電力PWの供給を行う。この直流電力PWの供給は、図示していない電力供給部から供給するものとしても良く、チューナ部51から供給するものとしても良い。
次に、受信システムにおける合成処理制御動作について図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップST1で制御部55は、指向性設定モードの選択が行われているか否かを判別する。ここでユーザ操作によって指向性設定モードが選択されたときにはステップST2に進み、指向性設定モードが選択されていないときにはステップST7に進む。
ステップST2で制御部55は、アンテナ11,12を用いて受信するテレビジョン放送の例えば最初のチャネルを選局してステップST3に進む
ステップST3で制御部55は、合成指向性と受信状況の関係を判別する。すなわち、制御部55は、合成処理制御情報を順次変更して合成処理制御信号DTの生成を行い、生成した合成処理制御信号DTを信号合成処理部に供給して合成指向性を可変する。また、合成指向性を可変する毎に受信状況を判別する。
ステップST4で制御部55は、合成処理制御情報の登録処理を行う。この登録処理では、受信状況が最良となったときの合成処理制御情報を、チャネル番号と関係付けてメモリ57に記憶させる。
ステップST5で制御部55は、全てのチャネルに対して合成処理制御情報の登録処理が完了しているか否かを判別する。ここで、登録処理が完了していないときにはステップST6に進み、登録処理が完了しているときはステップST1に戻る。
ステップST6で制御部55は、チャネル切換を行い、合成処理制御情報の登録処理が完了していないチャネルを選局してステップST3に戻る。
ステップST1からステップST7に進むと、制御部55は選局動作を行う。この選局動作では、例えば動作終了時のチャネルを記憶するラストチャネルメモリ機能によって記憶されたチャネルを選局する。また、ラストチャネルメモリ機能を有していないときには、予め設定されているチャネルを選局する。
ステップST8で制御部55は、合成処理制御信号DTの出力処理を行う。この合成処理制御信号の出力処理では、選局されているチャネルに対応した合成処理制御情報をメモリ57から読み出して、この読み出した合成処理制御情報に基づく合成処理制御信号DTを生成して信号合成処理部に供給する。このため、信号合成処理部によって、合成指向性が選局されているチャネルで受信状況が最良となるように、受信信号の合成処理が行われる。
ステップST9で制御部55は、チャネル切換操作が行われたか否かを判別する。ここで、操作信号USに基づき、ユーザによってチャネル切換操作が行われたと判別されたときにはステップST10に進む。また、チャネル切換操作が行われたと判別されないときにはステップST11に進む。
ステップST10で制御部55は、チャネル切換操作に応じたチャネルを選局してステップST8に戻り、切換後のチャネルに対応した合成処理制御情報をメモリ57から読み出して、この読み出した合成処理制御情報に基づく合成処理制御信号DTを信号合成処理部に供給する。このため、チャネル切換操作が行われても、信号合成処理部によって、合成指向性が操作後のチャネルで受信状況が最良となるように、受信信号の合成処理が行われる。
ステップST11で制御部55は、合成処理制御情報の再登録操作が行われたか否かを判別する。ここで、再登録操作が行われたと判別されないときにはステップST9に戻る。また、再登録操作が行われたと判別されたときにはステップST12に進む。
ステップST12で制御部55は、ステップST3と同様に、合成指向性と受信状況の関係を判別してステップST13に進む。
ステップST13で制御部55は、ステップST4と同様に、合成処理制御情報の登録処理を行い、受信状況が最良となる合成処理制御情報を視聴中のチャネルと関係付けてメモリ57に記憶させて、ステップST8に戻り、新たに登録した合成処理制御情報に基づき合成処理制御信号DTを生成して出力する。
このように、指向性設定モードを選択すれば、アンテナ11,12を用いて受信できるチャネルのそれぞれについて、受信状況が最良となるように合成指向性を制御するための合成処理制御情報を、自動的にまとめてメモリ57に登録できる。また、視聴しているチャネルの受信状況が良好でないような場合、再登録操作を行うものとすれば、合成指向性と受信状況の関係が再度判別されて、合成処理制御情報が更新されたのち、更新後の合成処理制御情報に基づいて生成した合成処理制御信号DTが出力される。したがって、視聴中のチャネルに対して、受信状況が最良となるように合成指向性を再調整することが容易に可能となる。
以上のように、複数の受信アンテナからの受信信号をそれぞれ分配器で分配して、この分配された複数の受信アンテナからの受信信号を信号合成処理部で合成処理することで、複数の受信アンテナの合成指向性を可変する。このようにすれば、分配器の分配数以下の数だけ受信装置を設ける場合、受信装置毎に信号合成処理部を設けて、各信号合成処理部で独立して合成処理を行い最適な合成指向性での受信信号を生成することにより、複数の受信アンテナを共用しながら各受信装置における受信障害の発生を独立して軽減できる。
さらに、合成処理することで得られた受信信号を用いる例えばテレビジョン受信機では、選択されたチャネルに応じて合成処理動作を制御して、受信障害の発生が少なくなるように合成指向性を制御する。このように合成指向性の制御を行うものとすれば、分配器の分配数以下の数だけテレビジョン受信機を設ける場合に、各信号合成処理部では、接続されているテレビジョン受信機で選択されたチャネルに応じて合成指向性が制御されるので、受信障害の発生を個々のテレビジョン受信機毎に軽減させることができる。
また、受信信号の伝送に用いる信号ケーブルに合成指向性を制御するための合成処理制御信号を重畳させることで、従来の1アンテナ受信システムで用いられている既設の信号ケーブルをそのまま利用することが可能となり、受信システムの設置コストを抑えることができる。また、戸建住宅や小規模アパート等の受信システムに上述の受信システムを用いるものとすれば、安価に受信障害の発生を軽減できる。
なお、上述の受信システムでは、2つのアンテナ11,12を用いる場合について説明したが、アンテナは2つに限られるものではなく、3つ以上設けるものとしても良いことは勿論である。また、上述の分配器21,22の分配数も例示的なものであり、図1に示す分配数に限られるものではない。
受信システムの構成を示す図である。 信号合成処理部の構成を示す図である。 合成処理制御動作を示すフローチャートである。 従来の1アンテナ受信システムの構成を示す図である。 従来の2アンテナ受信システムの構成を示す図である。
符号の説明
11,12・・・アンテナ、21,22,70・・・分配器、30a〜30d,60・・・信号合成処理部、40a〜40d,80a〜80d・・・壁面端子、50,90・・・テレビジョン受信機、51・・・チューナ部、52・・・信号処理部、53・・・表示部、55・・・制御部、56・・・ユーザインタフェース部、57・・・メモリ、301,302・・・移相器、303,304・・・可変利得アンプ、305・・・混合部、308・・・合成制御部、309・・・電源部

Claims (5)

  1. 複数の受信アンテナと、
    前記複数の受信アンテナからの受信信号をそれぞれ分配する分配器と、
    前記分配器で分配された前記複数の受信アンテナからの受信信号の合成処理を行い、前記複数の受信アンテナの合成指向性を可変する信号合成処理部とを有する
    ことを特徴とする受信システム。
  2. 前記信号合成処理部で前記受信信号の合成処理を行うことにより得られた受信信号を用いる受信装置を備え、
    前記受信装置は、前記合成処理することにより得られた受信信号から所望の周波数の信号を選択して用いるとき、受信状況が最良となるように前記信号合成処理部の合成処理を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の受信システム。
  3. 前記受信装置は、選択する周波数の信号毎に、前記受信状況が最良となるように前記合成指向性を制御するための合成処理制御情報を記憶しておき、前記所望の周波数の信号を選択する際に、該選択する周波数の信号に応じた合成処理制御情報を用いて前記信号合成処理部の合成処理を制御することで、前記合成指向性を前記受信状況が最良となる方向に設定する
    ことを特徴とする請求項2記載の受信システム。
  4. 前記受信装置は、前記信号合成処理部の合成処理を制御するための合成処理制御信号を、前記受信信号の伝送に用いる信号ケーブルに重畳させるものとし、
    前記信号合成処理部は、前記信号ケーブルに重畳されている合成処理制御信号を抽出して、該抽出した合成処理制御信号に基づいて前記合成処理を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の受信システム。
  5. 複数の受信アンテナからの受信信号をそれぞれ分配する工程と、
    前記分配された前記複数の受信アンテナからの受信信号を合成処理して、前記複数の受信アンテナの合成指向性を可変する工程とを有する
    ことを特徴とする受信方法。
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