JP2007088261A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子から放出される光に対して、変換効率が優れた発光装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る発光装置100は、第1の波長の光を放出する発光素子10と、第1の波長の光を吸収して第1の波長の光よりも長波長である第2の波長の光を放出する短波長変換材料と、第1の波長の光を吸収して第2の波長よりも長波長の光を放出する長波長変換材料とを含む波長変換材料によって、第1の波長の光を変換する発光変換部70とを備え、第1の領域20aに含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料の割合は、発光変換部70全体に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合と比べて低く、第2の領域30aに含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料の割合は、発光変換部70全体に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合と比べて高い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
従来、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)チップから照射される光の波長を色変換材料によって変換する技術を用いた発光装置が開発されている。この発光装置の中で、特に白色LEDは、照明用としても期待されているため、高演色性が必要となっている。ここで、高演色性とは、太陽光に近い発光スペクトルを有する性質を示し、演色性が高いほど、物の色が自然光で見た状態に近くなる。また、発光装置自体の高効率化も、重要である。
従来、白色LEDとしては、例えば、発光素子である青色発光LEDチップと、黄色の光を放出する黄色発光色変換材料とを組み合わせることにより、白色の光を作製し高演色性を実現することが試みられてきた。
現在、更なる高演色性の白色LEDを得るために、図8に示すような発光装置が提案されている。例えば、図8に示す発光装置104によると、発光素子14として紫外発光LEDチップと、青色の光を放出する青色発光色変換材料34と、緑色の光を放出する緑色発光色変換材料24Gと、赤色の光を放出する赤色発光色変換材料24Rとを組み合わせることにより、白色の光を作製し更なる高演色性を実現することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上述した発光装置104は、図8に示すように青色発光色変換材料34と、緑色発光色変換材料24Gと、赤色発光色変換材料24Rとを透光性樹脂54中に分散させて、発光素子14である紫外発光LEDチップの励起光を用いて色変換する。
ここで、図8に示すような発光装置104の発光過程を図9に示す。図9に示すように、上述した発光装置104において、青色発光色変換材料34は、発光素子14から放出される紫外線を励起光として吸収し、青色の光を放出する。具体的には、青色発光色変換材料34中の電子が、励起光を吸収し基底状態から励起状態に遷移し、再び基底状態にもどるときに紫外線よりも長波長である青色の光を放出する。同様にして、赤色発光色変換材料24Rは、紫外線を励起光として吸収し、赤色の光を放出する。また、緑色発光色変換材料24Gは、紫外線を励起光として吸収し、緑色の光を放出する。このようにして、色変換材料を多種用いることにより、高演色性の白色の光を作製していた。
特開2000−31531号公報
しかしながら、上述した発光装置104は、色変換材料を透光性樹脂54中に分散させるため、色変換材料によって放出された光が、異なる色変換材料の励起光として再度吸収されてしまう可能性があるという問題点があった。
例えば、図8に示す発光素子14の周辺にある青色発光色変換材料34によって放出された青色の光が、外部に届くまでの間に緑色発光色変換材料24G、もしくは赤色発光色変換材料24Rに励起光として吸収されてしまう場合がある。
この場合、図9に示すように、緑色発光色変換材料24G、もしくは赤色発光色変換材料24Rに至った青色の光は、励起光として吸収され、緑色もしくは赤色の光を放出する。
このように、短波長を発光する色変換材料から放出される光は、エネルギーが大きく、他の色変換材料で再度吸収されるため変換過程が多くなってしまう。
また、色変換材料に吸収される励起光のエネルギーに比べて、色変換材料から放出される発光のエネルギーは、小さい。
その結果、上述した発光装置104の発光素子14から放出される光に対する発光装置104から放出される光の変換効率が小さくなるという問題点があった。特に、この問題は、エネルギーが大きく他の色変換材料で再度吸収されやすい青色の光で顕著であった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、発光素子から放出される光に対して、変換効率が優れた発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る発光装置の第1の特徴は、第1の波長の光を放出する発光素子と、第1の波長の光を吸収して第1の波長の光よりも長波長である第2の波長の光を放出する短波長変換材料と、第1の波長の光を吸収して第2の波長よりも長波長の光を放出する長波長変換材料とを含む波長変換材料によって、第1の波長の光を変換する発光変換部とを備え、発光変換部の第1の領域に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合は、発光変換部全体に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合と比べて低く、発光変換部内で第1の領域よりも発光素子から離れた領域である第2の領域に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合は、発光変換部全体に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合と比べて高いことを要旨とする。
かかる特徴によれば、第1の領域よりも発光素子から離れた領域である第2の領域に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合は、発光変換部全体に含まれる波長変換材料のうち、短波長変換材料が占める割合と比べて高いことにより、短波長変換材料は、発光変換部の外側へ近いところに配置される。
その結果、上述したように短波長変換材料を第2の領域に多く配置することにより、短波長変換材料から放出される第2の波長の光は、長波長変換材料に吸収されることなく発光変換部の外側へ放出されやすくなる。つまり、短波長変換材料から放出される第2の波長の光が、長波長変換材料に再度吸収されるという変換過程の増加を低減することができる。従って、発光素子から放出される光に対して変換効率が優れた発光装置を提供することができる。
本発明の第1の特徴の第2の領域において、短波長変換材料は、長波長変換材料と比べて多く含まれることを要旨とする。
かかる特徴によれば、発光変換部は、第2の領域において、長波長変換材料に対して短波長変換材料が多く含まれることにより、短波長変換材料から放出される第2の波長の光は、長波長変換材料に吸収されることなく発光変換部の外側へ更に放出されやすくなる。したがって、発光素子の発光に対して更に変換効率が優れた発光装置を提供することができる。
本発明の第1の特徴において、第1の領域と第2の領域との間に、第2の波長よりも長波長の光及び第1の波長の光を透過し、第2の波長の光を反射する波長選択材料を備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば第1の領域で長波長変換材料により放出された第2の波長よりも長波長の光は、波長選択材料を透過し、第2の領域を経て発光変換部の外側へ放出される。また、発光素子より放出され、長波長変換材料に吸収されなかった第1の波長の光は、波長選択材料を透過し、第2の領域に放出される。
また、第2の領域で短波長変換材料により放出された第2の波長の光は、波長選択材料により反射され、結局発光変換部の外側へ放出される。つまり、短波長変換材料により放出された第2の波長の光は、第2の波長の光を吸収する長波長変換材料の多い第1の領域に放出されにくくなる。
これにより、第1の光が、短波長変換材料で変換された後に、長波長変換材料に再度吸収されるという、変換過程の増加を低減することができる。
本発明の第1の特徴において、第1の領域と、第2の領域と、波長選択材料とがそれぞれシート状に形成されていることを要旨とする。
かかる特徴によれば、第1の領域と、第2の領域と、波長選択材料とがそれぞれシート状に形成されることにより、第1の領域と、第2の領域と、波長選択材料とを1セットとして取り扱うことが出来る。これにより、例えば、発光素子と、発光素子の上に第1の領域と、第2の領域と、波長選択材料とを1セットにしたものを備えることで容易に発光装置を作製することができる。
また、かかる特徴によれば、長波長変換材料を増減した第1の領域のシートや、短波長変換材料を増減した第2の領域のシート等と入れ替えることにより、放出される光の波長が異なる発光装置を容易に作製することができる。
本発明によれば、発光素子から放出される光に対して、変換効率が優れた発光装置を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意するべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(本発明の第1実施形態に係る発光装置)
以下において、本発明の第1実施形態に係る発光装置100について説明する。図1は、第1実施形態の白色の光を放出する発光装置100(白色LED)を示す断面図である。
第1実施形態に係る発光装置100は、図1に示すように、発光変換部70と、発光変換部70内にマウントされた発光素子10とを備える。
発光変換部70は、発光素子10に近い領域である第1の領域20aと、第1の領域20aよりも発光素子10から離れた領域である第2の領域30aと、第1の領域20a及び第2の領域30aの間に設置される波長選択材料40とで構成される。なお、図1では、発光素子10をマウントする配線等は、省略されている。
発光装置100から白色の光を発光させる場合、発光素子10は、第1の波長の光として、紫外線を放出する。具体的には、発光素子10は、発光変換部70からの発光波長の補色関係や発光変換部70に配置される透光性樹脂50及び透光性樹脂60の劣化等を考慮して波長のピークが、380nm〜420nmの範囲である紫外線を放出するGaN系の素子を用いることが好ましい。
第1の領域20aには、マウントされた発光素子10の周辺に、透光性樹脂50が配置され、透光性樹脂50中に長波長変換材料として赤色発光色変換材料20Rと、長波長変換材料として緑色発光色変換材料20Gとが含まれる。
第2の領域30aには、透光性樹脂60が配置され、透光性樹脂60中に短波長変換材料として青色発光色変換材料30が含まれる。
赤色発光色変換材料20R、緑色発光色変換材料20G、青色発光色変換材料30には、それぞれ既知の色変換材料を用いる。3種の色変換材料の粒径は、3〜10μm、比重は3.5〜4.5g/cm3である。3種の色変換材料の粒径及び、比重を揃える事により色変換材料を透光性樹脂50及び透光性樹脂60中にほぼ均一に分散させることができる。
透光性樹脂50及び透光性樹脂60は、色変換材料を内部に含むことができるものであればよく、例えば、脂環式エポキシ樹脂、含窒素エポキシ樹脂等の熱硬化性エポキシ樹脂やシリコン樹脂が好適であるが、これに限らず、他のエポキシ樹脂等も用いられる。
なお、これらの透光性樹脂50及び透光性樹脂60は、所望の波長をカットする着色剤、所望の光を拡散させる酸化チタン、酸化アルミニウムなどの無機拡散材やメラニン樹脂、グアナミン樹脂、ベンゾググアナミン樹脂などの有機拡散材、樹脂の耐光性を高める紫外線吸収剤、酸化防止剤や有機カルボン酸亜鉛、酸無水物、亜鉛キレート化合物などの硬化促進剤を種々の添加剤の一つとして含んでもよい。
その他の材料は、既知のものを使用するので、それらの説明を省略する。
(本発明の第1実施形態に係る発光装置の発光過程)
次に、図1に示すような発光装置100の発光過程を図2に示す。図2に示すように、上述した発光装置100は、青色発光色変換材料30が、青色の光を放出し、緑色発光色変換材料20Gが、緑色の光を放出し、赤色発光色変換材料20Rが、赤色の光を放出することで、高演色性の白色の光を作製する。
ここで、青色発光色変換材料30は、発光素子10から放出される紫外線を励起光として吸収し、青色の光を放出する。具体的には、青色発光色変換材料30中の電子が、励起光を吸収し基底状態から励起状態に遷移し、再び基底状態にもどるときに紫外線よりも長波長である青色の光を放出する。同様にして、赤色発光色変換材料20Rは、紫外線を励起光として吸収し、赤色の光を放出する。また、緑色発光色変換材料20Gは、紫外線を励起光として吸収し、緑色の光を放出する。
加えて、青色発光色変換材料30により放出された青色の光は、エネルギーが大きく、緑色発光色変換材料20G或いは赤色発光色変換材料20Rに吸収され、緑色或いは赤色の光を放出する。
しかしながら、本実施形態に係る発光装置100は、第1の領域20aと第2の領域30aとの間に波長選択材料40を備える。波長選択材料40は、紫外線及び青色の波長よりも長い波長の光として例えば、緑色及び赤色の光を透過し、青色の光を反射する。従って、第2の領域30aの青色発光色変換材料30により放出された青色の光は、波長選択材料40により反射されるため、緑色発光色変換材料20G或いは赤色発光色変換材料20Rに吸収されずに、青色の光のまま外部へ放出される。
このようにして、複数の色変換材料を配置することにより、発光装置100は、高演色性の白色光を作製することができる。
(本発明の第1実施形態に係る発光装置の製造方法)
次に、第1実施形態に係る発光装置100の製造方法について図1と、図3とを参照しながら説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る発光装置100の製造方法のフロー図である。
図3に示す、ステップS10において、緑色及び赤色発光色変換材料製造処理を行う。ここでは、図1に示すように緑色発光色変換材料20G及び赤色発光色変換材料20Rを含む第1の領域20aを形成する。
具体的には、マウントされた発光素子10の周辺に、緑色発光色変換材料20G及び赤色発光色変換材料20Rを含んだ透光性樹脂50を塗布して硬化する。この際、例えば、緑色発光色変換材料20G及び赤色発光色変換材料20Rは、発光変換部70全体に塗布される樹脂に対して重量比でそれぞれ緑色発光色変換材料20Gが6%、赤色発光色変換材料20Rが24%になるように量られる。
次に、緑色発光色変換材料20Gと、赤色発光色変換材料20Rとを混合し、透光性樹脂50中に分散する。そして、発光素子10を設置、且つ、配線した発光変換部70になる実装部材上に、透光性樹脂50を既知の方法で塗布し、150℃、3時間の加熱条件で硬化させる。
ステップS11において、波長選択材料製造処理を行う。ここでは、図1に示すように波長選択材料40を形成する。具体的には、第1の領域20aの外側で、発光素子10とは反対側の面に波長選択材料40を形成する。波長選択材料40は、材料自体が膜形状のもの或いは、材料を樹脂に混入させたものでもよい。
ステップS12において、青色発光色変換材料製造処理を行う。ここでは、図1に示すように青色発光色変換材料30を形成する。具体的には、青色発光色変換材料30を含んだ透光性樹脂60を形成する。例えば、青色発光色変換材料30は、発光変換部70全体に塗布される樹脂に対して重量比で青色発光色変換材料30が10%になるように量られる。
次に、青色発光色変換材料30を透光性樹脂60中に分散する。そして、透光性樹脂60を既知の方法で、波長選択材料40上に塗布し、150℃、3時間の加熱条件で硬化する。
以上のようにして発光装置100を製造することができる。
(本発明の第1実施形態に係る発光装置の作用・効果)
以上説明した本発明に係る第1実施形態の発光装置100によれば、発光変換部70は、第1の領域20aと、第2の領域30aと、第1の領域20aと第2の領域30aとの間の波長選択材料40とで構成される。第1の領域20aには、緑色発光色変換材料20G及び赤色発光色変換材料20Rが含まれる。また、第2の領域30aには、青色発光色変換材料30が含まれる。
このように青色発光色変換材料30を第2の領域30aに配置することにより、青色発光色変換材料30から放出される青色の光は、緑色発光色変換材料20G及び赤色発光色変換材料20Rに吸収されることなく発光変換部70の外側へ放出されやすくなる。つまり、青色発光色変換材料30から放出される青色の光が、緑色発光色変換材料20G及び赤色発光色変換材料20Rに再度吸収されて、緑色及び赤色の光に変換されるという、変換過程の増加を低減することができる。
また、青色発光色変換材料30から放出された青色の光は、波長選択材料40により反射され、第2の領域30aの波長選択材料40とは反対側から発光変換部70の外側へ放出される。
つまり、青色の光は、青色の光を吸収する緑色発光色変換材料20G及び赤色発光色変換材料20Rが含まれている第1の領域20aに放出されにくくなる。これにより、青色発光色変換材料30を経て緑色発光色変換材料20G或いは赤色発光色変換材料20Rに至る紫外線の変換過程を低減できるため、更に変換効率を向上することができる。
(本発明の第1実施形態に係る発光装置における変形例)
以下において、本発明の第1実施形態に係る発光装置100における変形例について、図4及び図5を参照して説明する。なお、図4、図5に示す変形例については、上述した第1実施形態に係る発光装置100との相違点を主として説明する。
図4に示す発光装置101は、発光変換部71が、波長選択材料40を備えず、第1の領域21aと、第2の領域31aとで構成される。また、色変換材料としては、発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21及び黄色発光色変換材料31の2種類の色変換材料を用いた。
具体的には、発光装置101から白色の光を発光させる場合、発光素子11は、第1の波長の光として、青色の光を放出する青色LEDの素子を用いることが好ましい。
また、第1の領域21aには、マウントされた発光素子11の周辺に、透光性樹脂51が配置され、透光性樹脂51中に長波長変換材料として発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21と、短波長変換材料として、黄色発光色変換材料31とが含まれる。
第1の領域21aに含まれる波長変換材料のうち、黄色発光色変換材料31が占める割合は、発光変換部71全体に含まれる波長変換材料のうち、黄色発光色変換材料31が占める割合と比べて低い。
また、第2の領域31aには、透光性樹脂61が配置され、透光性樹脂61中に発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21及び黄色発光色変換材料31が含まれる。
第2の領域31aに含まれる波長変換材料のうち、黄色発光色変換材料31が占める割合は、発光変換部71全体に含まれる波長変換材料のうち、黄色発光色変換材料31が占める割合と比べて高い。
第2の領域31aにおける黄色発光色変換材料31は、第2の領域31aにおける発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21と比べて第2の領域31aに多く含まれることが好ましい。
発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21及び黄色発光色変換材料31には、第1実施形態の発光装置100と同様にそれぞれ既知の色変換材料を用いる。
このような、発光装置101は、マウントされた発光素子11の周辺に、発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21を含んだ透光性樹脂51を塗布して硬化後、黄色発光色変換材料31を含んだ透光性樹脂61を第1の領域21aの外側で、発光素子11とは反対側の面に塗布して硬化することにより形成される。
また、赤色発光色変換材料21を含んだ透光性樹脂51を塗布後、硬化する前に黄色発光色変換材料31を含んだ透光性樹脂61を第1の領域21aの外側で、発光素子11とは反対側の面に塗布し、透光性樹脂51及び透光性樹脂61を同時に硬化させることもできる。このように、透光性樹脂51及び透光性樹脂61を同時に硬化させることで、作製時間を短縮して発光装置101を製造することができる。
なお、この場合には未硬化の状態の透光性樹脂51上に透光性樹脂61を塗布するため、透光性樹脂51と透光性樹脂61との境界は、明確には形成されない。このため、発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、第1の領域21aの赤色発光色変換材料21の一部は、第2の領域31aに流れる。同様にして、第2の領域31aの黄色発光色変換材料31の一部が、第1の領域21aに流れる。
このようにして、発光素子11に青色LEDを用いて、発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21及び黄色発光色変換材料31を用いることにより、発光装置101は、2種類の色変換材料で白色光を作製することができる。
図4に示した、発光装置101によれば、短波長変換材料である黄色発光色変換材料31を第2の領域31aに多く配置することにより、黄色発光色変換材料31から放出される黄色の光は、長波長変換材料である発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21に吸収されることなく発光変換部71の外側へ放出されやすくなる。つまり、黄色発光色変換材料31から放出される黄色の光が、発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21に再度吸収されるという、変換過程の増加を低減することができる。
また、発光変換部71は、第2の領域31aにおける発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21に対して黄色発光色変換材料31が多く含まれることにより、黄色発光色変換材料31から放出される黄色の光は、発光装置100の3種類の色変換材料と異なり、赤色発光色変換材料21に吸収されることなく発光変換部71の外側へ更に放出されやすくなる。
図5に示す発光装置102は、図4の発光装置101と同様に、発光変換部72が、波長選択材料40を備えず、第1の領域22aと、第2の領域32aとで構成される。また、色変換材料としては、発光装置100の3種類の色変換材料と同様に、赤色発光色変換材料22Rと、緑色発光色変換材料22Gと、青色発光色変換材料32の3種類の色変換材料を用いた。
このようにして、波長選択材料40を備えていない発光装置102によっても、青色発光色変換材料32を第2の領域32aに配置することにより、青色発光色変換材料32から放出される青色の光は、緑色発光色変換材料22G及び赤色発光色変換材料22Rに吸収されることなく発光変換部72の外側へ放出されやすくなるため、青色の光が、緑色発光色変換材料22G及び赤色発光色変換材料22Rに再度吸収されて、緑色及び赤色の光に変換されるという、変換過程の増加を低減することができる。
[第2実施形態]
(本発明の第2実施形態に係る発光装置)
以下において、本発明の第2実施形態に係る発光装置103について図6を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態に係る白色の光を放出する発光装置103(白色LED)を示す断面図である。
なお、本発明の第2実施形態に係る発光装置103について、上述した第1実施形態に係る発光装置100との相違点を主として説明する。
第1実施形態に係る発光装置100は、図1に示すように、発光変換部70が、第1の領域20aと、波長選択材料40と、第2の領域30aとで構成される。
これに対して、第2実施形態に係る発光装置103は、図6に示すように、カップ部200と、カップ部200の上部を包む集光レンズ201と、発光素子13と、発光変換部73と、可視光反射層83と、紫外線反射層93とで構成される。更に、発光変換部73は、第1の領域23aと、波長選択材料43と、第2の領域33aとで構成され、それぞれシート状に形成される。
発光変換部73について、図6のA部の拡大図である図7を用いて更に説明する。
図7に示すように発光変換部73は、発光素子13に近い側から第1の領域23aと、波長選択材料43と、第2の領域33aとで構成される。
第1の領域23aには、第1実施形態と同様に透光性樹脂53が配置され、透光性樹脂53中に赤色発光色変換材料23Rと、緑色発光色変換材料23Gとが含まれる。
第2の領域33aには、第1実施形態と同様に透光性樹脂63が配置され、第1実施形態と同様に透光性樹脂63中に青色発光色変換材料33が含まれる。
また、可視光反射層83は、発光変換部73よりも発光素子13に近い領域に備えられる。可視光反射層83は、可視光である青色、緑色、赤色の光を反射する特性を有し、一般的な蒸着法により、板状のガラス表面に可視光を反射する層を形成することにより形成される。
紫外線反射層93は、発光変換部73よりも発光素子13から遠い領域に備えられる。紫外線反射層93は、紫外線を反射する特性を有し、一般的な蒸着法により、板状のガラス表面に紫外線を反射する層を形成することにより形成される。
発光装置103は、可視光反射層83と紫外線反射層93との間に発光変換部73を備え、カップ部200と集光レンズ201とで、可視光反射層83と発光変換部73と紫外線反射層93とを固定する。
具体的には、発光装置103は、図7に示すようにカップ部200の一部で可視光反射層83を支持し、カップ部200と集光レンズ201とに設けた溝部で紫外線反射層93を押さえることにより、可視光反射層83と発光変換部73と紫外線反射層93とを固定する。
(本発明の第2実施形態に係る発光装置の作用・効果)
以上説明した本発明に係る第2実施形態の発光装置103によれば、第1の領域23aと、第2の領域33aと、波長選択材料43とがそれぞれシート状に形成されることにより、第1の領域23aと、第2の領域33aと、波長選択材料43とを1セットとして取り扱うことが出来る。これにより、例えば、発光素子13と、発光素子13の上に第1の領域23aと、第2の領域33aと、波長選択材料43とを1セットにしたものを備えることで容易に発光装置103を作製することができる。
また、赤色発光色変換材料23Rと、緑色発光色変換材料23Gとを増減した第1の領域23aのシートや、青色発光色変換材料33を増減した第2の領域33aのシート等と入れ替えることにより、放出される光の波長が異なる発光装置103を容易に作製することができる。
また、発光変換部73よりも発光素子13に近い領域に、可視光反射層83が備えられることにより、発光素子13側に放出された可視光(青色、緑色、赤色の光)は、反射され、集光レンズ201側に放出される。
また、発光変換部73よりも発光素子13から離れた領域に、紫外線反射層93が備えられることにより、発光素子13から放出された紫外線は、発光変換部73の外側へ放出されずに、紫外線反射層93で反射される。これにより、赤色発光色変換材料23Rと、緑色発光色変換材料23Gと、青色発光色変換材料33とは、反射された紫外線を吸収し、それぞれ、赤色、緑色、青色の光を放出することができる。
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
例えば、本実施形態では白色の光を放出する発光装置についてのみ例示したが、本発明はこれに限らず、長波長変換材料及び短波長変換材料を備えるものであれば同等の効果を得ることが出来る。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
次に、本発明に係る発光装置について、実施例を挙げて具体的に説明すると共に、高演色性及び高効率化が両立されることを、比較例を挙げて明らかにする。なお、本発明に係る発光装置は、下記の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができるものである。
(実施例1)
実施例1においては、図1に示すように、発光素子と、緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料を含む第1の領域と、波長選択材料と、青色発光色変換材料第2の領域とを備える発光装置を作製した。ここで、発光素子にはGaN系素子を用い、発光波長のピークは、380nm〜420nmでであった。
始めに、緑色及び赤色発光色変換材料製造処理を行った。ここでは、図1に示すように緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料を含む第1の領域を形成した。
ここで用いた、緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料は、酸化物系の材料であり、放出される光は、それぞれ、530nm、620nm付近にピークを有する。
具体的には、粒径が3〜10μmで、比重が3.5〜4.5g/cm3である緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料をシリコン樹脂中に分散させ、緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料混入シリコン樹脂を作製した。この際、緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料は、発光変換部全体に塗布されるシリコン樹脂に対して重量比でそれぞれ緑色発光色変換材料が6%、赤色発光色変換材料が24%になるように量られた。
緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料を十分に分散させるため、攪拌器を用いて、公転2000rpm、自転800rpmで5分間撹拌し、その後、ロータリーポンプを用いた真空引きにより、10分間脱泡を行った。なお、撹拌には、物理的に羽根でかき混ぜる方法、脱泡には、公転方法など既知の方法を用いてもよい。
そして、発光素子を設置、且つ、配線した発光変換部になる実装部材上に、透光性樹脂を既知の方法で塗布し、150℃、3時間の加熱条件で硬化させた。
次に、波長選択材料製造処理を行った。ここでは、図1に示すように波長選択材料を形成した。波長選択材料としては、50%以上のカット波長が420nm〜510nmのブロッキングカットフィルターを用いた。
具体的には、第1の領域の外側で、発光素子とは反対側の面に波長選択材料を形成した。波長選択材料は、材料自体が膜形状のもの或いは、材料を樹脂に混入させたものでもよい。
次に、青色発光色変換材料製造処理を行った。ここでは、図1に示すように青色発光色変換材料を形成した。ここで用いた、青色発光色変換材料は、酸化物系の材料であり、放出される光は、460nm付近にピークを有する。
具体的には、粒径が3〜10μmで、比重が3.5〜4.5g/cm3である青色発光色変換材料をシリコン樹脂中に分散させ、青色発光色変換材料混入シリコン樹脂を作製した。この際、青発光色変換材料は、発光変換部全体に塗布されるシリコン樹脂に対して重量比で10%になるように量られた。
青色発光色変換材料を十分に分散させるため、攪拌器を用いて、公転2000rpm、自転800rpmで5分間撹拌し、その後、ロータリーポンプを用いた真空引きにより、10分間脱泡を行った。なお、撹拌には、物理的に羽根でかき混ぜる方法、脱泡には、公転方法など既知の方法を用いてもよい。
その後、既知の方法で、砲弾型LEDを作製した。その際、樹脂にはシリコン系樹脂を
用いた。
以上のようにして実施例1にかかる発光装置を作製した。
(実施例2)
実施例2においては、図5に示すように、発光素子と、第1の領域と、第2の領域とを備える発光装置を作製した。
実施例2は、実施例1から波長選択材料を除いた発光装置であり、実施例1と同様に、発光素子にはGaN系素子を用い、発光波長のピークは、390nm〜410nmでであった。また、実施例2の製造方法は、波長選択材料を形成しない点を除いて、実施例1と同様であった。
(実施例3)
実施例3においては、図6に示すように、カップ部と、カップ部の上部を包む集光レンズと、発光素子と、発光変換部と、可視光反射層と、紫外線反射層とを備える発光装置を作製した。
発光変換部は、緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料を含む第1の領域と、波長選択材料と、青色発光色変換材料を含む第2の領域とで構成され、それぞれシート状に形成した。
実施例3は、実施例1と同様の発光素子と、発光色変換材料とを備え、発光変換部全体に塗布されるシリコン樹脂に対する重量比も実施例1と同様にした。
具体的には、実施例1と同様に緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料を含むシートは、発光変換部全体に塗布されるシリコン樹脂に対して重量比でそれぞれ緑色発光色変換材料が6%、赤色発光色変換材料が24%になるように量られた。緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料を十分に分散させるため、実施例1と同様に撹拌し、その後、ロータリーポンプを用いた真空引きにより、10分間脱泡を行った。
得られた透光性樹脂を約100μmの厚みに成形後、150℃、3時間の加熱条件で硬化させた。同様にして、青色発光色変換材料を含む第2の領域を作製した。
(比較例1)
比較例1においては、図8に示すように、発光素子と、緑色発光色変換材料と、赤色発光色変換材料と、青色発光色変換材料とを備える発光装置を作製した。
比較例1は、第1の領域と、第2の領域とを設けずに、透光性樹脂中に緑色発光色変換材料と、赤色発光色変換材料と、青色発光色変換材料とを分散させている点で、実施例1〜3と異なる。
比較例1は、実施例1と同様の発光素子と、緑色発光色変換材料と、赤色発光色変換材料と、青色発光色変換材料等を用いて作製された。
また、比較例1の製造方法は、透光性樹脂中に緑色発光色変換材料と、赤色発光色変換材料と、青色発光色変換材料とを一緒に混合、分散する点を除いては、実施例1と同様であった。
(試験方法)
次に、上記のようにして作製した実施例1〜3及び比較例1の演色指数と、色温度と、色変換材料の変換効率を測定した。なお、演色指数とは、自然光を100とし、色が太陽光のもとで見た場合とどの程度同じように見えるかを表わす数値である。また、色温度とは、対象にする色の光が、黒体を加熱したときに放出する色と同じになる時の温度である。また、色変換材料の変換効率は、色変換材料が吸収した光の入力に対する色変換材料が放出した光の出力の割合である。
(試験結果)
実施例1〜3及び比較例1の演色指数と、色温度と、色変換材料の変換効率を測定した試験結果を表1に示す。
Figure 2007088261
実施例1〜3及び比較例1の演色指数及び色温度は、ほぼ同等の値を示し、白色の光を放出した。
それに対し、実施例1〜3の色変換材料の変換効率は、比較例1の色変換材料の変換効率に対して、20%以上向上していた。特に、実施例1、3の色変換材料の変換効率は、比較例1の色変換材料の変換効率に対して、50%程度向上していた。
これは、比較例1は、青色発光色変換材料から放出された青色の光が、緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料で吸収されたためであると考えられる。
また、実施例1の色変換材料の変換効率は、実施例2の色変換材料の変換効率と比べて向上していた。
これは、波長選択材料を備えたためであり、第2の領域の青色発光色変換材料から放出された青色の光が、第1の領域の緑色発光色変換材料及び赤色発光色変換材料には吸収されなかったためであると考えられる。
本発明の第1実施形態に係る発光装置の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置において発光過程を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示すフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の変形例の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る発光装置の変形例の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置の断面図である。 従来技術に係る発光装置の断面図である。 従来技術に係る発光装置において発光過程を説明するための図である。
符号の説明
10〜14…発光素子、20a〜23a…第1の領域、20G〜24G…緑色発光色変換材料、
20R〜24R…赤色発光色変換材料、30a〜33a…第2の領域、
30、32〜34…青色発光色変換材料、31…黄色発光色変換材料、
40、43…波長選択材料、50〜54…透光性樹脂、60〜63…透光性樹脂、
70〜73…発光変換部、83…可視光反射層、93…紫外線反射層、
100〜104…発光装置、200…カップ部、201…集光レンズ

Claims (4)

  1. 第1の波長の光を放出する発光素子と、
    前記第1の波長の光を吸収して前記第1の波長の光よりも長波長である第2の波長の光を放出する短波長変換材料と、前記第1の波長の光を吸収して前記第2の波長よりも長波長の光を放出する長波長変換材料とを含む波長変換材料によって、前記第1の波長の光を変換する発光変換部とを備え、
    前記発光変換部の第1の領域に含まれる前記波長変換材料のうち、前記短波長変換材料が占める割合は、前記発光変換部全体に含まれる前記波長変換材料のうち、前記短波長変換材料が占める割合と比べて低く、
    前記発光変換部内で前記第1の領域よりも前記発光素子から離れた領域である第2の領域に含まれる前記波長変換材料のうち、前記短波長変換材料が占める割合は、前記発光変換部全体に含まれる前記波長変換材料のうち、前記短波長変換材料が占める割合と比べて高いことを特徴とする発光装置。
  2. 前記第2の領域において、前記短波長変換材料は、前記長波長変換材料と比べて多く含まれることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1の領域と前記第2の領域との間に、前記第1の波長の光及び前記第2の波長よりも長波長の光を透過し、前記第2の波長の光を反射する波長選択材料を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1の領域と、前記第2の領域と、前記波長選択材料とが、それぞれシート状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
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