JP2007088166A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007088166A
JP2007088166A JP2005274255A JP2005274255A JP2007088166A JP 2007088166 A JP2007088166 A JP 2007088166A JP 2005274255 A JP2005274255 A JP 2005274255A JP 2005274255 A JP2005274255 A JP 2005274255A JP 2007088166 A JP2007088166 A JP 2007088166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
raw material
liquid raw
gas
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005274255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4963817B2 (ja
Inventor
Kenji Ono
健治 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2005274255A priority Critical patent/JP4963817B2/ja
Publication of JP2007088166A publication Critical patent/JP2007088166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4963817B2 publication Critical patent/JP4963817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】処理室内へ液体原料を気化させたガスを供給する供給ラインと、液体原料を収容する液体原料タンクとを備えた基板処理装置であって、液体原料が人体・環境に与える悪影響を抑え、処理される基板の性能を安定させることができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板200を処理する処理室201と、処理室201内へ液体原料を気化させたガスを供給する供給ライン232bと、液体原料を収容する液体原料タンク260とを備えた基板処理装置であって、供給ライン232bは、少なくともフレキシブル配管274と第1と第2の短配管とを含み、フレキシブル配管274と第1の短配管272との間には閉塞手段273と第1の配管接続手段277、278が、第1の短配管272と第2の短配管279との間には第2の配管接続手段275、276が、それぞれ設けられ、第2の短配管279は液体原料タンク260に接続されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、基板処理装置に関し、特に、Si半導体デバイスを製造する際に用いられる、ALD(Atomic layer Deposition)法による成膜を行う成膜装置に関するものである。
まず、CVD(Chemical Vapor Deposition)法の中の1つであるALD法を用いた成膜処理について、簡単に説明する。
ALD法は、ある成膜条件(温度、時間等)の下で、成膜に用いる2種類(またはそれ以上)の原料ガスを1種類ずつ交互に基板上に供給し、1原子層単位で吸着させ、表面反応を利用して成膜を行う手法である。
即ち、例えばAl(酸化アルミニウム)膜を形成する場合には、ALD法を用いて、TMA(Al(CH、トリメチルアルミニウム)とO(オゾン)とを交互に供給することにより250〜450℃の低温で高品質の成膜が可能である。このように、ALD法では、複数種類の反応性ガスを1種類ずつ交互に供給することによって成膜を行う。そして、膜厚制御は、反応性ガス供給のサイクル数で制御する。例えば、成膜速度が1Å/サイクルとすると、20Åの膜を形成する場合、成膜処理を20サイクル行う。
このようにTMA等の液体原料を使用する場合に、液体材料を液体原料タンクに保留し、適宜、液体材料を気化させ、処理室内に導入し、所望の薄膜を生成する成膜装置においては、液体材料の消費による残量不足時や液体原料タンク性能が劣化した時には、液体原料タンク交換が必要となる。
液体原料タンク交換時は、装置側配管と液体原料タンク側配管を切り離すが、切り離した配管の端部が大気開放される。
大気開放された配管内に液体材料が残っていると、液体材料やその気化ガスが放出されたり、配管内に液体材料と大気成分との反応物が発生する可能性がある。
液体材料やその気化ガス及びその反応物は、人体や周辺環境に悪影響を与えることがある。
又、反応物は除去し難い場合があり、完全に除去できない状態で再び液体原料タンクを取付し、装置を運用すると、残った反応物が、装置で処理される半導体デバイスの性能に悪影響を与える。
これらの悪影響を避けるため、液体原料タンク交換の前に、大気開放される配管内を洗浄し、液体材料の除去を行っている。
洗浄方法としては、溶剤で洗い流したり、不活性ガスなどで置換と減圧排気を繰り返す手段が一般的である。
ところで、液体原料タンク側の配管と装置側の配管が供にハード配管であると、液体原料タンクの設置位置に再現性が必要になり、液体原料タンク脱着を繰返して行うことが困難である。
そこで、図7に示すように、一方の配管をフレキシブル配管274にすることで、液体原料タンクの脱着を容易に繰返して行えるようになる。すなわち、液体原料タンク260に接続されているハード配管279の直上にバルブ271を取り付け、バルブ271の直上にフレキシブル配管274を継ぎ手276を介して取り付け、フレキシブル配管274の直上にバルブ273を継ぎ手277を介して取り付けている。なお、液体原料タンクを取り外す場合には、バルブ271、273を閉じた状態で、継ぎ手276を取り外す。
しかし、フレキシブル配管は、ハード配管と比較すると、内表面積が大きく、配管内の流れ分布として、よどみ点が形成され易く、洗浄し難いといった欠点がある。
現状、タンク側配管と装置側配管の接続箇所にフレキシブル配管274を用いることで、液体原料タンク260の脱着の容易性を得ている一方で、念入りな配管洗浄が必要なため、維持コストが高くなるだけでなく、洗浄不足にもなり易く、洗浄不足な状態で、図8に示すように、配管が大気開放されると、フレキシブル配管274も大気解放されることになり、残留物放出や反応物発生が起き易く、人体・環境及び当該装置で処理される半導体デバイスの性能に悪影響を与えている。
従って、本発明の主な目的は、処理室内へ液体原料を気化させたガスを供給する供給ラインと、液体原料を収容する液体原料タンクとを備えた基板処理装置であって、液体原料が人体・環境に与える悪影響を抑え、処理される基板の性能を安定させることができる基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、
基板を処理する空間を提供する処理室と、
前記処理室内へ所望の液体原料を気化させたガスを供給する供給ラインと、
前記液体原料を収容する液体原料タンクと、を備えた基板処理装置であって、
前記供給ラインは、少なくともフレキシブル配管と第1と第2の短配管とを含み、
前記フレキシブル配管と前記第1の短配管との間には閉塞手段と第1の配管接続手段が、前記第1の短配管と前記第2の短配管との間には第2の配管接続手段が、それぞれ設けられ、
前記第2の短配管は前記液体原料タンクに接続されていることを特徴とする基板処理装置が提供される。
本発明によれば、処理室内へ液体原料を気化させたガスを供給する供給ラインと、液体原料を収容する液体原料タンクとを備えた基板処理装置であって、液体原料が人体・環境に与える悪影響を抑え、処理される基板の性能を安定させることができる基板処理装置が提供される。
次に、本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、本実施例にかかる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面で示し、図2は本実施例にかかる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を横断面で示す。図3は、本実施例の基板処理装置における縦型基板処理炉のノズル233を説明するための図であり、図3Aは概略図であり、図3Bは図3AのA部の部分拡大図である。
加熱手段であるヒータ207の内側に、基板であるウエハ200を処理する反応容器として反応管203が設けられ、この反応管203の下端には、例えばステンレス等よりなるマニホールド209が係合され、さらにその下端開口は蓋体であるシールキャップ219により気密部材であるOリング220を介して気密に閉塞され、少なくとも、このヒータ207、反応管203、マニホールド209、及びシールキャップ219により処理炉202を形成している。また、反応管203、マニホールド209及びシールキャップ219により処理室201を形成している。マニホールド209は保持手段(以下ヒータベース251)に固定される。
反応管203の下端部およびマニホールド209の上部開口端部には、それぞれ環状のフランジが設けられ、これらのフランジ間には気密部材(以下Oリング220)が配置され、両者の間は気密にシールされている。
シールキャップ219には石英キャップ218を介して基板保持手段であるボート217が立設され、石英キャップ218はボート217を保持する保持体となっている。そして、ボート217は処理炉202に挿入される。ボート217にはバッチ処理される複数のウエハ200が水平姿勢で管軸方向に多段に積載される。ヒータ207は処理炉202に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱する。
処理炉202へは複数種類、ここでは2種類のガスを供給する供給管としての2本のガス供給管232a、232bが設けられている。ガス供給管232a、232bは、マニホールド209の下部を貫通して設けられており、ガス供給管232bは、処理炉202内でガス供給管232aと合流して、2本のガス供給管232a、232bが一本の多孔ノズル233に連通している。ノズル233は、処理炉202内に設けられており、ガス供給管232bから供給されるTMAの分解温度以上の領域にその上部が延在している。しかし、ガス供給管232bが、処理炉202内でガス供給管232aと合流している箇所は、TMAの分解温度未満の領域であり、ウエハ200およびウエハ200付近の温度よりも低い温度の領域である。ここでは、第1のガス供給管232aからは、流量制御手段である第1のマスフローコントローラ241a及び開閉弁である第1のバルブ243aを介し、更に後述する処理炉202内に設置された多孔ノズル233を通して、処理炉202に反応ガス(O)が供給され、第2のガス供給管232bからは、流量制御手段である第2のマスフローコントローラ241b、開閉弁である第2のバルブ252、TMA容器260、及び開閉弁である第3のバルブ250を介し、先に述べた多孔ノズル233を介して処理炉202に反応ガス(TMA)が供給される。TMA容器260からマニホールド209までのガス供給管232bには、ヒータ300が設けられ、ガス供給管232bを50〜60℃に保っている。
ガス供給管232bには、不活性ガスのライン232cが開閉バルブ253を介して第3のバルブ250の下流側に接続されている。また、ガス供給管232aには、不活性ガスのライン232dが開閉バルブ254を介して第1のバルブ243aの下流側に接続されている。
処理炉202はガスを排気する排気管であるガス排気管231により第4のバルブ243dを介して排気手段である真空ポンプ246に接続され、真空排気されるようになっている。尚、この第4のバルブ243dは弁を開閉して処理炉202の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能になっている開閉弁である。
ノズル233が、反応管203の下部より上部にわたりウエハ200の積載方向に沿って配設されている。そしてノズル233には複数のガスを供給する供給孔であるガス供給孔248bが設けられている。
反応管203内の中央部には複数枚のウエハ200を多段に同一間隔で載置するボート217が設けられており、このボート217は図中省略のボートエレベータ機構により反応管203に出入りできるようになっている。また処理の均一性を向上する為にボート217を回転するための回転手段であるボート回転機構267が設けてあり、ボート回転機構267を回転することにより、石英キャップ218に保持されたボート217を回転するようになっている。
制御手段であるコントローラ121は、第1、第2のマスフローコントローラ241a、241b、第1〜第4のバルブ243a、252、250、243d、バルブ253、254、ヒータ207、真空ポンプ246、ボート回転機構267、図中省略のボート昇降機構に接続されており、第1、第2のマスフローコントローラ241a、241bの流量調整、第1〜第3のバルブ243a、252、250、バルブ253、254の開閉動作、第4のバルブ243dの開閉及び圧力調整動作、ヒータ207の温度調節、真空ポンプ246の起動・停止、ボート回転機構267の回転速度調節、ボート昇降機構の昇降動作制御が行われる。
次に、図4、図5を参照して、本実施例の基板処理装置の液体原料タンク周辺の配管接続状態を説明する。図4は、本実施例の基板処理装置の液体原料タンク周辺の配管接続状態を示す図であり、図5は、本実施例の基板処理装置の液体原料タンクを切り離した場合の液体原料タンク周辺の配管接続状態を示す概略縦断面図図である。
液体原料タンク260に接続されているハードな短配管279の直上に継ぎ手275を介してバルブ271を取り付け、バルブ271の直上に継ぎ手276を介してハードな短配管272を取り付け、短配管272の直上に継ぎ手277を介してバルブ273を取り付け、バルブ273の直上に継ぎ手278を介してフレキシブル配管274を取り付けている。
液体原料タンク260には液体原料(本実施例ではTMA)が収容され、液体原料タンク260からは処理室201内へ液体原料を気化させたガスが供給される。
液体原料タンクを取り外す場合には、バルブ271、273を閉じた状態で、継ぎ手276を取り外す(図5参照)。
本実施例では、液体原料タンク260のタンク側配管と基板処理装置側配管の接続箇所には、ストレートのハードの短配管272を用い、よどみ点が形成され難い構造としている。さらに、その長さをタンク交換時の作業を阻害しない最短長さとすることで、洗浄範囲(大気解放範囲280)であるハード短配管272内の表面積・体積も抑えている。
これにより、洗浄時、ハード短配管272の内部に残留物が残り難くでき、タンク交換時に、ハード配管272の内部が大気開放されても、残留物放出や反応物発生の可能性を低減できる。また、洗浄範囲を抑えているので、溶剤使用量や洗浄所要時間を抑制でき、洗浄コストを低減できる。
なお、バルブ273の直上にフレキシブル配管274を取り付けているので、フレキシブル配管274の取り付け位置は、取液体原料タンク260側配管と基板処理装置側配管の接続箇所を避けており、液体原料タンクを取り外す場合でも大気解放されないので、洗浄する必要がない。その一方で、フレキシブル配管274を使用することにより、従来の構造で得られていたタンク交換作業の容易性も確保している。
このように、本実施例によれば、人体・環境に与える悪影響を抑え、処理される半導体ウエハ等の基板の性能が安定した基板処理装置が提供され、この基板を使用した半導体デバイスの特性も優れたものが得られる。
次にALD法による成膜例として、TMA及びOガスを用いてAl膜を成膜する場合を説明する。
まず成膜しようとする半導体シリコンウエハ200をボート217に装填し、処理炉202に搬入する。搬入後、次の3つのステップを順次実行する。
[ステップ1]
ステップ1では、Oガスを流す。まず第1のガス供給管232aに設けた第1のバルブ243a、及びガス排気管231に設けた第4のバルブ243dを共に開けて、第1のガス供給管232aから第1のマスフローコントローラ243aにより流量調整されたOガスをノズル233のガス供給孔248bから処理炉202に供給しつつガス排気管231から排気する。Oガスを流すときは、第4のバルブ243dを適正に調節して処理炉202内圧力を10〜100Paとする。第1のマスフローコントローラ241aで制御するOの供給流量は1000〜10000sccmである。Oにウエハ200を晒す時間は2〜120秒間である。このときのヒータ207温度はウエハの温度が250〜450℃になるよう設定してある。
同時にガス供給管232bの途中につながっている不活性ガスのライン232cから開閉バルブ253を開けて不活性ガスを流すとTMA側にOガスが回り込むことを防ぐことができる。
このとき、処理炉202に内に流しているガスは、OとN、Ar等の不活性ガスのみであり、TMAは存在しない。したがって、Oは気相反応を起こすことはなく、ウエハ200上の下地膜と表面反応する。
[ステップ2]
ステップ2では、第1のガス供給管232aの第1のバルブ243aを閉めて、Oの供給を止める。また、ガス排気管231の第4のバルブ243dは開いたままにし真空ポンプ246により、処理炉202を20Pa以下に排気し、残留Oを処理炉202から排除する。また、この時には、N等の不活性ガスを、O供給ラインである第1のガス供給管232aおよびTMA供給ラインである第2のガス供給管232bからそれぞれ処理炉202に供給すると、残留Oを排除する効果が更に高まる。
[ステップ3]
ステップ3では、TMAガスを流す。TMAは常温で液体であり、処理炉202に供給するには、加熱して気化させてから供給する方法、キャリアガスと呼ばれる窒素や希ガスなどの不活性ガスをTMA容器260の中に通し、気化している分をそのキャリアガスと共に処理炉へと供給する方法などがあるが、例として後者のケースで説明する。まずキャリアガス供給管232bに設けたバルブ252、TMA容器260と処理炉202の間に設けられたバルブ250、及びガス排気管231に設けた第4のバルブ243dを共に開けて、キャリアガス供給管232bから第2のマスフローコントローラ241bにより流量調節されたキャリアガスがTMA容器260の中を通り、TMAとキャリアガスの混合ガスとして、ノズル233のガス供給孔248bから処理炉202に供給しつつガス排気管231から排気する。TMAガスを流すときは、第4のバルブ243dを適正に調整して処理炉202内圧力を10〜900Paとする。第2のマスフローコントローラ241aで制御するキャリアガスの供給流量は10000sccm以下である。TMAを供給するための時間は1〜4秒設定する。その後さらに吸着させるため上昇した圧力雰囲気中に晒す時間を0〜4秒に設定しても良い。このときのウエハ温度はOの供給時と同じく、250〜450℃である。TMAの供給により、下地膜上のOとTMAとが表面反応して、ウエハ200上にAl膜が成膜される。
同時にガス供給管232aの途中につながっている不活性ガスのライン232dから開閉バルブ254を開けて不活性ガスを流すとO側にTMAガスが回り込むことを防ぐことができる。
成膜後、バルブ250を閉じ、第4のバルブ243dを開けて処理炉202を真空排気し、残留するTMAの成膜に寄与した後のガスを排除する。また、この時にはN等の不活性ガスを、O供給ラインである第1のガス供給管232aおよびTMA供給ラインである第2のガス供給管232bからそれぞれ処理炉202に供給すると、さらに残留するTMAの成膜に寄与した後のガスを処理炉202から排除する効果が高まる。
上記ステップ1〜3を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことによりウエハ200上に所定膜厚のAl膜を成膜する。
処理炉202内を排気してOガスを除去しているからTMAを流すので、両者はウエハ200に向かう途中で反応しない。供給されたTMAは、ウエハ200に吸着しているOとのみ有効に反応させることができる。
また、O供給ラインである第1のガス供給管232aおよびTMA供給ラインである第2のガス供給管232bを処理炉202内で合流させることにより、TMAとOをノズル233内でも交互に吸着、反応させて堆積膜をAlとすることができ、TMAとOを別々のノズルで供給する場合にTMAノズル内で異物発生源になる可能性があるAl膜が生成するという問題をなくすることができる。Al膜は、Al膜よりも密着性が良く、剥がれにくいので、異物発生源になりにくい。
次に、図6を参照して、本発明が好適に適用される基板処理装置の一例である半導体製造装置についての概略を説明する。
筐体101内部の前面側には、図示しない外部搬送装置との間で基板収納容器としてのカセット100の授受を行う保持具授受部材としてのカセットステージ105が設けられ、カセットステージ105の後側には昇降手段としてのカセットエレベータ115が設けられ、カセットエレベータ115には搬送手段としてのカセット移載機114が取り付けられている。また、カセットエレベータ115の後側には、カセット100の載置手段としてのカセット棚109が設けられると共にカセットステージ105の上方にも予備カセット棚110が設けられている。予備カセット棚110の上方にはクリーンユニット118が設けられクリーンエアを筐体101の内部を流通させるように構成されている。
筐体101の後部上方には、処理炉202が設けられ、処理炉202の下方には基板としてのウエハ200を水平姿勢で多段に保持する基板保持手段としてのボート217を処理炉202に昇降させる昇降手段としてのボートエレベータ121が設けられ、ボートエレベータ121に取りつけられた昇降部材122の先端部には蓋体としてのシールキャップ219が取りつけられボート217を垂直に支持している。ボートエレベータ121とカセット棚109との間には昇降手段としての移載エレベータ113が設けられ、移載エレベータ113には搬送手段としてのウエハ移載機112が取りつけられている。又、ボートエレベータ121の横には、開閉機構を持ち処理炉202の下面を塞ぐ遮蔽部材としての炉口シャッタ116が設けられている。
ウエハ200が装填されたカセット100は、図示しない外部搬送装置からカセットステージ105にウエハ200が上向き姿勢で搬入され、ウエハ200が水平姿勢となるようカセットステージ105で90℃回転させられる。更に、カセット100は、カセットエレベータ115の昇降動作、横行動作及びカセット移載機114の進退動作、回転動作の協働によりカセットステージ105からカセット棚109又は予備カセット棚110に搬送される。
カセット棚109にはウエハ移載機112の搬送対象となるカセット100が収納される移載棚123があり、ウエハ200が移載に供されるカセット100はカセットエレベータ115、カセット移載機114により移載棚123に移載される。
カセット100が移載棚123に移載されると、ウエハ移載機112の進退動作、回転動作及び移載エレベータ113の昇降動作の協働により移載棚123から降下状態のボート217にウエハ200を移載する。
ボート217に所定枚数のウエハ200が移載されるとボートエレベータ121によりボート217が処理炉202に挿入され、シールキャップ219により処理炉202が気密に閉塞される。気密に閉塞された処理炉202内ではウエハ200が加熱されると共に処理ガスが処理炉202内に供給され、ウエハ200に処理がなされる。
ウエハ200への処理が完了すると、ウエハ200は上記した作動の逆の手順により、ボート217から移載棚123のカセット100に移載され、カセット100はカセット移載機114により移載棚123からカセットステージ105に移載され、図示しない外部搬送装置により筐体101の外部に搬出される。尚、炉口シャッタ116は、ボート217が降下状態の際に処理炉202の下面を塞ぎ、外気が処理炉202内に巻き込まれるのを防止している。
前記カセット移載機114等の搬送動作は、搬送制御手段124により制御される。
本発明の一実施例の基板処理装置における縦型基板処理炉の概略縦断面図である。 本発明の一実施例の基板処理装置における縦型基板処理炉の概略横断面図である。 本発明の一実施例の基板処理装置における縦型基板処理炉のノズル233を説明するための図であり、図3Aは概略図であり、図3Bは図3AのA部の部分拡大図である。 本発明の一実施例の基板処理装置の液体原料タンク周辺の配管接続状態を示す図である。 本発明の一実施例の基板処理装置の液体原料タンクを切り離した場合の液体原料タンク周辺の配管接続状態を示す概略縦断面図図である。 本発明の一実施の形態の基板処理装置を説明するための概略斜示図である。 従来の基板処理装置の液体原料タンク周辺の配管接続状態を示す図である。 従来の基板処理装置の液体原料タンクを切り離した場合の液体原料タンク周辺の配管接続状態を示す概略縦断面図である。
符号の説明
121…コントローラ
200…ウエハ
201…処理室
202…処理炉
203…反応管
207…ヒータ
209…マニホールド
217…ボート
218…石英キャップ
219…シールキャップ
220…Oリング
231…ガス排気管
232a…第1のガス供給管
232b…第2のガス供給管
232c…不活性ガスライン
232d…不活性ガスライン
233…ノズル
241a…第1のマスフローコントローラ
241b…第2のマスフローコントローラ
243a…第1のバルブ
243d…第4のバルブ
246…真空ポンプ
248b…ガス供給孔
250…第3のバルブ
251…ヒータベース
252…第2のバルブ
253…バルブ
254…バルブ
260…液体原料保留タンク(TMA容器)
267…ボート回転機構
300…ヒータ
271…バルブ(タンク側)
272、279…ハード配管
273…バルブ(装置側)
274…フレキシブル配管
275、276、277、278…継ぎ手
280、281…大気開放範囲(斜線部)

Claims (1)

  1. 基板を処理する空間を提供する処理室と、
    前記処理室内へ所望の液体原料を気化させたガスを供給する供給ラインと、
    前記液体原料を収容する液体原料タンクと、を備えた基板処理装置であって、
    前記供給ラインは、少なくともフレキシブル配管と第1と第2の短配管とを含み、
    前記フレキシブル配管と前記第1の短配管との間には閉塞手段と第1の配管接続手段が、前記第1の短配管と前記第2の短配管との間には第2の配管接続手段が、それぞれ設けられ、
    前記第2の短配管は前記液体原料タンクに接続されていることを特徴とする基板処理装置。
JP2005274255A 2005-09-21 2005-09-21 基板処理装置 Active JP4963817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274255A JP4963817B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005274255A JP4963817B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007088166A true JP2007088166A (ja) 2007-04-05
JP4963817B2 JP4963817B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=37974859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005274255A Active JP4963817B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4963817B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156048A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社デンソー シャワーヘッド、シャワーヘッドシステム、及び成膜装置
KR20160113977A (ko) * 2015-03-23 2016-10-04 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 열처리 장치
JP2020025131A (ja) * 2019-11-08 2020-02-13 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置および半導体装置の製造方法並びにプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257000U (ja) * 1988-10-18 1990-04-24
JPH09148257A (ja) * 1995-11-29 1997-06-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 原料供給装置
JPH1157386A (ja) * 1997-08-13 1999-03-02 Ebara Corp 排ガス処理装置の破過検知装置
JP2007031752A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Renesas Technology Corp 薬液供給装置および薬液供給システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0257000U (ja) * 1988-10-18 1990-04-24
JPH09148257A (ja) * 1995-11-29 1997-06-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 原料供給装置
JPH1157386A (ja) * 1997-08-13 1999-03-02 Ebara Corp 排ガス処理装置の破過検知装置
JP2007031752A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Renesas Technology Corp 薬液供給装置および薬液供給システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016156048A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社デンソー シャワーヘッド、シャワーヘッドシステム、及び成膜装置
KR20160113977A (ko) * 2015-03-23 2016-10-04 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 열처리 장치
JP2016181563A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置
KR102105225B1 (ko) * 2015-03-23 2020-04-27 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 열처리 장치
JP2020025131A (ja) * 2019-11-08 2020-02-13 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置および半導体装置の製造方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4963817B2 (ja) 2012-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3913723B2 (ja) 基板処理装置及び半導体デバイスの製造方法
JP5720406B2 (ja) ガス供給装置、熱処理装置、ガス供給方法及び熱処理方法
JP2006222265A (ja) 基板処理装置
JP5344663B2 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法および基板処理方法
JP2009267345A (ja) 基板処理装置
JP4963817B2 (ja) 基板処理装置
JP2009224588A (ja) 基板処理装置
JP4979965B2 (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP4415005B2 (ja) 基板処理装置
JP2011187485A (ja) 基板処理装置
JP2005064306A (ja) 基板処理装置
JP2006066557A (ja) 基板処理装置
JP4434807B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005064538A (ja) 基板処理装置及び半導体デバイスの製造方法
JP2005243737A (ja) 基板処理装置
JP2009088565A (ja) 基板処理装置
JP2005197541A (ja) 基板処理装置
JP4509697B2 (ja) 基板処理装置
JP2007194331A (ja) 基板処理装置
JP2005167027A (ja) 基板処理装置
JP2006295032A (ja) 基板処理装置
JP2005340281A (ja) 基板処理装置
JP2005303153A (ja) 基板処理装置及び半導体デバイスの製造方法
JP2005167021A (ja) 基板処理装置
JP5273936B2 (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090508

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120313

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4963817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250