JPH1157386A - 排ガス処理装置の破過検知装置 - Google Patents

排ガス処理装置の破過検知装置

Info

Publication number
JPH1157386A
JPH1157386A JP23336397A JP23336397A JPH1157386A JP H1157386 A JPH1157386 A JP H1157386A JP 23336397 A JP23336397 A JP 23336397A JP 23336397 A JP23336397 A JP 23336397A JP H1157386 A JPH1157386 A JP H1157386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breakthrough
gas
reaction tank
cleaning
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23336397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3373763B2 (ja
Inventor
Taro Nagashima
太郎 永嶋
Yoshio Ito
義男 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP23336397A priority Critical patent/JP3373763B2/ja
Publication of JPH1157386A publication Critical patent/JPH1157386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3373763B2 publication Critical patent/JP3373763B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の良い反応槽の破過を検知できる製造プ
ロセス排ガスを処理する排ガス処理装置の破過検知装置
を提供すること。 【解決手段】 除害反応槽を具備し、半導体製造装置1
03と通信回路で接続され、該半導体製造装置103と
の間で信号の送受を行いながら該半導体製造装置103
から排出される製造プロセス排ガスを除害反応槽で除害
する排ガス処理装置の該除害反応槽の交換時期である破
過を検知する破過検知手段を具備する排ガス処理装置1
05の破過検知装置において、半導体製造装置103は
製造プロセス排ガス排出1回当たりの排出時間及び排出
時の単位時間当たりの排出流量が予め設定されており、
破過検知手段は通信回路を介して半導体製造装置103
から排ガス処理装置105に送られてくる排ガス放出指
令(S4)の回数及び/又は排出時間より破過を検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体や液晶素子等
の精密電子部品の製造装置(以下、「半導体製造装置」
と称する)より排出される製造プロセスガスを除害処理
する排ガス処理装置の、特に半導体製造装置の反応室や
ガス流路のクリーニング目的で使用されるClF3ガス
を除害処理する排ガス処理装置の除害反応槽の交換時期
である破過を検知するのに好適な破過検知装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置においては、種々の製造
プロセスガスを使用するが、該製造プロセスガスの多く
は有害ガスであり、そのまま大気に放出することができ
ない。そこで半導体製造装置から排出され製造プロセス
ガスを排ガス処理装置を通して、除害、即ち無害化して
いる。
【0003】図3はこのような排ガス処理設備の概要を
示す図である。図示するように半導体製造装置103に
はガス供給装置101からSiH4ガス等のデポガスが
供給されると共に、ガス供給装置102からは半導体製
造装置103の反応室やガス流路をクリーニングする為
のClF3ガス等が供給されるようになっている。ま
た、半導体製造装置103からのSiH4ガス等のデポ
ガスやClF3ガス等のクリーニングガスはドライポン
プ104により排ガス処理装置105に送られ、該排ガ
ス処理装置105で除害処理された後、工場ダクト10
6に排出されるようになっている。
【0004】上記排ガス処理装置105にはSiH4
ス等のデポガスを除害するデポガス反応槽や、ClF3
ガス等のクリーニングガスを除害するクリーニングガス
反応槽が備えられており、それぞれデポガス及びクリー
ニングガスは除害される。これらデポガス反応槽やクリ
ーニングガス反応槽によって除害できるデポガスやクリ
ーニングガスの処理量は決まっており、この処理量を越
えると除害作用は著しく低下する。そこでこの処理量を
越えた時を反応槽の寿命(交換時期)、即ち破過として
デポガス反応槽やクリーニングガス反応槽を交換してい
る。
【0005】ところでこのデポガス反応槽やクリーニン
グガス反応槽の交換時期、即ち破過を精度良く検知する
ことが重要となる。破過が早すぎるとまだ十分に除害機
能を有する反応槽を交換することになり費用の無駄とな
り、遅すぎると有害ガスが放出されるという問題があ
る。
【0006】従来、上記反応槽の破過を検知する方法、
特にClF3ガス等のクリーニングガスを除害する反応
槽の破過検知方法として、下記の及びの方法があっ
た。 反応槽から排出側にガス検知器を設け、該ガス検知器
でクリーニングガスの濃度を検知することにより、該濃
度が所定値以上になったら破過として破過を検知する方
【0007】反応槽の重量を測定し、重量が所定値以
上増加したら破過として破過を検知する方法
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記ガス検知器を用い
る方法は、ガス検知器が長時間ClF3ガス等のクリー
ニングガスに暴露された時または6ケ月以上校正を行わ
れない場合に、正常にガスを検知しない可能性があると
いう問題があった。また、校正に手間とコストがかかる
という問題もあった。重量増加量による方法は、カラム
自重の割に、重量増加量が少なく、精度の良い検知がで
きないという問題があった。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を解消し、精度の良い反応槽の破過を検
知できる製造プロセス排ガス処理装置の破過検知装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明は、除害反応槽を具備し、製造装
置と通信回路で接続され、該製造装置との間で信号の送
受を行いながら該製造装置から排出される製造プロセス
排ガスを除害反応槽で除害する排ガス処理装置の該除害
反応槽の交換時期である破過を検知する破過検知手段を
具備する排ガス処理装置の破過検知装置において、製造
装置は製造プロセス排ガス排出1回当たりの排出時間及
び排出時の単位時間当たりの排出流量が予め設定されて
おり、破過検知手段は通信回路を介して製造装置から排
ガス処理装置に送られてくる排ガス放出指令の回数及び
/又は放出時間より破過を検知することを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は請求項1に
記載の排ガス処理装置の破過検知装置において、破過検
知手段は排ガス排出指令の回数及び/又は放出時間より
破過を検知する手段に加え、ガス検知器で除害反応槽か
ら排出される排ガス濃度を検知して破過を検知する手段
及び/又は反応槽の重量増加より破過を検知する手段を
具備することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて説明する。図2はこの種の製造プロセス排
ガス処理装置の構成を示す図である。図2において、8
は成膜ガス等のデポガスを除害するデポガス反応槽、9
はClF3等のクリーニングガスを除害するクリーニン
グガス反応槽である。デポガス反応槽8は反応槽容器内
にデポガスを物理的吸着又は化学反応によって無害化す
る除害剤(薬剤)が充填されたものであり、クリーニン
グガス反応槽は反応槽容器内にClF3ガス等のクリー
ニングガスを物理的吸着又は化学反応によって無害化す
る除害剤(薬剤)が充填されたものである。
【0013】流入口11に流入する半導体製造装置から
のデポガスはデポ側流入弁2を通してデポガス反応槽8
に流入し、該デポガス反応槽8でSiH4ガス等のデポ
ガス成分は除害剤に物理的吸着又は化学反応によって無
害化(除害)され、デポ側流出弁4を通って、デポ用流
出口12から工場ダクト(図3の工場ダクト106参
照)に排出される。また、ClF3ガス等のクリーニン
グガスは流入口11に流入し、クリーニング側流入弁3
を通ってクリーニングガス反応槽9に流入し、該クリー
ニングガス反応槽9でClF3ガス成分は除害剤に物理
的吸着又は化学反応により無害化(除害)され、除害さ
れ、クリーニング側流出弁5及びクリーニング側流出口
弁7を通ってクリーニング用流出口13から工場ダクト
に排出される。
【0014】1はバイパス弁であり、デポガス反応槽8
又はクリーニングガス反応槽9に詰まり等の障害が発生
し、デポガスのガス圧又はクリーニングガスのガス圧が
異常に高い場合、デポ側流入弁2又はクリーニング側流
入弁3を閉じ該バイパス弁1を開くと共に、デポ側流出
口弁6又はクリーニング側流出口弁7を開いて、デポガ
ス又はクリーニングガスを工場ダクトに排出する。
【0015】上記バイパス弁1、デポ側流入弁2、クリ
ーニング側流入弁3、デポ側流出弁4、クリーニング側
流出弁5、デポ側流出口弁6及びクリーニング側流出口
弁7等の作動弁AはN2流入口14を通ってN2源から供
給されるN2ガスによって作動する弁である。また、N2
ガスは該作動弁Aに供給されると共に、各部の気密をテ
ストするための気密テストブラケットB(図示せず)に
供給され、更に、バルブ15、減圧弁16、接点付流量
計17、逆止弁18を通して、デポ側にパージガスCと
して供給されるようになっている。
【0016】デポガス反応槽8にはその出口側にガス検
知器19が設けられ、更に反応槽内の温度を検出する温
度センサ20及び温度指示計21が設けられている。ま
た、クリーニングガス反応槽9の出口側には流入弁SV
E1、流出弁SVE2を介してガス検知器22が設けら
れ、更に反応槽内の温度を検出する温度センサ23及び
温度指示計24が設けられている。また、クリーニング
ガス反応槽9の重量を検出する重量計25及び荷重指示
計26が設けられている。
【0017】27、28は圧力スイッチであり、圧力ス
イッチ27は、流入口11から流入するデポガス又はク
リーニングガスの圧力が高圧力(例えば0.04Kgf
/cm2(G)以上)になると警報を出し、異常高圧力
(例えば0.1Kgf/cm2(G)以上)になると警
報と共にバイパス弁1を開いて、デポガス又はクリーニ
ングガスをデポ用流出口12又はクリーニング用流出口
13から工場ダクトに排出する。また、圧力スイッチ2
8はN2流入口14に流入するN2ガスの圧力が上記作動
弁Aを作動させる所定の圧力以下のとき警報を出す。
【0018】29はデポ用破過検知器で、ガス検知器1
9で検知したデポガスの濃度が所定の設定値以上になる
とデポガス反応槽8の交換指令信号を出力する。30は
ClF3用破過検知器で、ガス検知器22で検知された
クリーニングガスであるClF3ガスの濃度が所定の設
定値以上になるとクリーニングガス反応槽9の交換指令
信号を出力する。31はClF3用破過検知器で、荷重
指示計26の指示値が設定値以上となったら、クリーニ
ングガス反応槽9の交換指令信号を出力する。32は温
度指示計21の指示するデポガス反応槽8の温度が所定
の設定値以上になった場合に警報を出す警報器である。
【0019】また、33は温度指示計24の指示するク
リーニングガス反応槽9の温度が所定の設定値以上にな
った場合に警報を出す警報器である。また、34は接点
付流量計17がN2ガスの低流量を検出した場合、即ち
2ガスのパージ流量が低い場合に警報を出す警報器で
ある。また、35〜38はフレキシブル配管であり、デ
ポガス反応槽8の入出力側及びクリーニングガス反応槽
9の入出力側に設けられ、これらの反応槽の交換作業が
容易にできるようになっている。
【0020】図1は半導体製造装置103と排ガス処理
装置105の間で送受する信号例を示す図である。図示
するように、半導体製造装置103から排ガス処理装置
105へデポ指令信号S1、クリーニング指令信号S
2、デポ生ガス放出指令信号S3及びクリーニング生ガ
ス放出指令信号S4が出力される。また、排ガス処理装
置105から半導体製造装置103へデポ運転OK信号
S5、デポ反応槽交換準備OK信号S6、クリーニング
運転OK信号S7、クリーニング反応槽交換準備OK信
号S8及び残ガス放出中信号S9が出力される。排ガス
処理装置105から半導体製造装置103へは、重大故
障を示す重故障信号S10、軽い故障を示す軽故障信号
S12及び反応槽交換信号S13も出力される。
【0021】上記重故障信号S10は故障が重大で排ガ
ス処理が不可能な場合に出力される信号であり、ここで
は上記圧力スイッチ27で検出したデポガス圧力やクリ
ーニングガス圧力が異常高圧(例えば0.1Kgf/c
2(G)以上)の場合、漏電及び停電の場合に出され
る。また、軽故障信号S12は故障が軽い場合に出力さ
れる信号であり、ここでは、上記圧力スイッチ27で検
出したデポガス圧力やクリーニングガス圧力が高圧(例
えば0.04Kgf/cm2(G)以上)の場合、上記
圧力スイッチ28が検出するN2ガスの圧力が作動弁を
作動させる所定の圧力以下の場合、N2ガスのパージ流
量が少なく警報器34から警報が発せられた場合、デポ
ガス反応槽8の温度が高く警報器32から警報が発せら
れた場合、クリーニングガス反応槽9の温度が高く警報
器33から警報が発せられた場合に出される。
【0022】また、反応槽交換信号S13は上記デポ用
破過検知器29がガス検知器19で検知したデポガスの
濃度が所定の設定値以上になり、デポガス反応槽8の交
換時期を検知した場合に出力される交換指令信号、上記
ClF3用破過検知器30がガス検知器22で検知した
ClF3ガスの濃度が所定の設定値以上になり、クリー
ニングガス反応槽9の交換時期を検知した場合に出力さ
れる交換指令信号、及び上記ClF3用破過検知器31
が荷重指示計26の指示値が設定値以上を示し、クリー
ニングガス反応槽9の交換時期を検知した場合に出力さ
れる交換指令信号である。
【0023】図3に示すような構成の排ガス処理設備に
おいては、通常オペレータは半導体製造装置103の側
に居る。排ガス処理装置105でデポ用破過検知器29
及びClF3用破過検知器30、31がデポガス反応槽
8及びクリーニングガス反応槽9の交換時期を検知し、
反応槽交換信号S13を半導体製造装置103に出力し
た場合、オペレータは排ガス処理装置105に出向き、
デポガス反応槽8又はクリーニングガス反応槽9を交換
する。しかしながら、デポ用破過検知器29及びClF
3用破過検知器30、31による破過検知、特にClF3
用破過検知器30、31によるガス濃度による破過検知
や重量による破過検知は上記のように精度の良い破過を
検知することができないという問題があった。
【0024】そこで、本実施形態例では、図1に示すよ
うに、半導体製造装置103からのクリーニング生ガス
放出指令信号S4の出力回数及び/又はクリーニングガ
ス放出時間をカウントするカウンター40を設け、この
カウント値からクリーニングガスの排出量を検知し、ク
リーニングガス反応槽9の交換時期を検知するようにし
た。
【0025】図2に示す構成の排ガス処理装置におい
て、該排ガス処理装置の流入口11から流入した半導体
製造装置103(図3参照)の反応室やガス流路をクリ
ーニングしたクリーニングガス(主にClF3ガス)は
クリーニングガス反応槽9に流入し、該反応槽容器に充
填された除害剤により物理的吸着又は化学反応によって
無害化される。この際、除害剤はクリーニングガスが流
入する流入口に近い方から除々に無害性能を失なう。1
本のクリーニングガス反応槽で除害されるクリーニング
ガス量は決められており、流入するクリーニングガス量
がその量に達すると、クリーニングガス反応槽9はその
無害性能を失なう。
【0026】クリーニングガス反応槽9に流入するガス
流入量は単位時間当たりのガス流入量と流入時間の積で
決まるから、排ガス処理装置に流入する単位時間当たり
の流入量及びクリーニング1回当たりの流入時間は予め
半導体製造装置103の側で決められている。クリーニ
ングガスの流入タイミング及び流入時間は、図1の排ガ
ス処理装置105が半導体製造装置103からクリーニ
ング生ガス放出指令信号S4を受け取ることで確認でき
る。従って、このクリーニング生ガス放出指令信号S4
の出力回数及びクリーニング時間(クリーニングガス排
出時間)を計測するカウンター40を設け、該カウンタ
ー40に予めクリーニングガス反応槽9で処理できるク
リーニング回数及びクリーニング時間を設定しておき、
クリーニング回数又はクリーニング時間のどちらかが設
定値に達した時にクリーニングガス反応槽9の交換時期
として、半導体製造装置103に反応槽交換信号S13
を出力し、クリーニングガス反応槽9の破過を知らせ
る。
【0027】上記のように、クリーニングガス反応槽9
の破過検知をClF3用破過検知器30、31によるガ
ス濃度や重量による破過検知とは異なり、半導体製造装
置103から排ガス処理装置105に出力されるクリー
ニング生ガス放出指令信号S4の出力回数とクリーニン
グ時間から検知するので、精度良く確実にクリーニング
ガス反応槽9の破過を検知できる。しかも、クリーニン
グ生ガス放出指令信号S4の出力回数とクリーニング時
間はカウンターを設けるのみで計測できるから、破過検
知装置の構成が極めて簡単となる。
【0028】なお、上記実施形態例ではクリーニングガ
ス反応槽9の破過検知を例に示したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、半導体製造装置のデポ運転に
おける単位時間当たりのデポガス流量及びデポ運転時間
が予め決められている場合、デポ生ガス放出指令信号S
3の出力回数及びデポ運転時間をカウント(計測)する
カウンターを設け、該カウンターにデポガス反応槽8で
処理できるデポ運転回数及びデポガス排出(流入)時間
を設定しておき、デポ運転回数又はデポガス排出(流
入)時間のどちらかが設定値に達した時にデポガス反応
槽8の交換時期として、半導体製造装置103に反応槽
交換信号S13を出力し、デポガス反応槽8の破過を知
らせるように構成してもよい。
【0029】なお、上記例ではデポガスとしてモノシラ
ン(SiH4)を示したが、デポガスとしては例えばホ
スファン(PH3)、アルシン(AsH3)、ジボラン
(B26)、ジシラン(Si26)等でよい。またクリ
ーニングガスもClF3ガスに限定されるものではな
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、破過検知手段は通信回路を介して製造装置
から送られてくる排ガス放出指令の回数及び/又は排出
時間より破過を検知するので、構成が簡単で精度良い破
過検知装置を提供できる。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、破
過検知手段は排ガス放出指令の回数及び/又は排出時間
より破過を検知する手段に加え、ガス検知器で除害反応
槽から排出されるガス濃度を検知して破過を検知する手
段及び/又は反応槽の重量増加による破過を検知する手
段を具備するので、確実に破過を検知することができ、
排ガス処理装置から有害ガスが排出することを極力防止
できる。
【0032】また、各請求項に記載の発明は、ClF3
ガスを使用したクリーニングに限定されず、バッチ式の
製造装置であればプロセスに関係なく精度良い破過検知
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の破過検知装置を具備する排ガス処理装
置と半導体製造装置の間の信号の送受関係を示す図であ
る。
【図2】本発明の破過検知装置を具備する排ガス処理装
置の構成を示す図である。
【図3】排ガス処理設備の概要を示す図である。
【符号の説明】 1 バイパス弁 2 デポ側流入弁 3 クリーニング側流入弁 4 デポ側流出弁 5 クリーニング側流出弁 6 デポ側流出口弁 7 クリーニング側流出口弁 8 デポガス反応槽 9 クリーニングガス反応槽 11 流入口 12 デポ用流出口 13 クリーニング用流出口 14 N2流入口 15 バルブ 17 接点付流量計 19 ガス検知器 20 温度センサ 21 温度指示計 22 ガス検知器 23 温度センサ 24 温度指示計 25 重量計 26 荷重指示計 27 圧力スイッチ 28 圧力スイッチ 29 デポ用破過検知器 30 ClF3用破過検知器 31 ClF3用破過検知器 32 警報器 33 警報器 34 警報器 40 カウンター 103 半導体製造装置 105 排ガス処理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除害反応槽を具備し、製造装置と通信回
    路で接続され、該製造装置との間で信号の送受を行いな
    がら該製造装置から排出される製造プロセス排ガスを前
    記除害反応槽で除害する排ガス処理装置の該除害反応槽
    の交換時期である破過を検知する破過検知手段を具備す
    る排ガス処理装置の破過検知装置において、 前記製造装置は製造プロセス排ガス排出1回当たりの排
    出時間及び排出時の単位時間当たりの排出流量が予め設
    定されており、 前記破過検知手段は前記通信回路を介して製造装置から
    排ガス処理装置に送られてくる排ガス放出指令の回数及
    び/又は放出時間より破過を検知することを特徴とする
    排ガス処理装置の破過検知装置。
  2. 【請求項2】 前記破過検知手段は前記排ガス放出指令
    の回数及び/又は放出時間より破過を検知する手段に加
    え、ガス検知器で前記除害反応槽から排出される排ガス
    濃度を検知して破過を検知する手段及び/又は反応槽の
    重量増加より破過を検知する手段を具備することを特徴
    とする請求項1に記載の排ガス処理装置の破過検知装
    置。
JP23336397A 1997-08-13 1997-08-13 排ガス処理装置の破過検知装置 Expired - Fee Related JP3373763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23336397A JP3373763B2 (ja) 1997-08-13 1997-08-13 排ガス処理装置の破過検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23336397A JP3373763B2 (ja) 1997-08-13 1997-08-13 排ガス処理装置の破過検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1157386A true JPH1157386A (ja) 1999-03-02
JP3373763B2 JP3373763B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=16953978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23336397A Expired - Fee Related JP3373763B2 (ja) 1997-08-13 1997-08-13 排ガス処理装置の破過検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3373763B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098081A1 (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Tokyo Electron Limited 処理装置,処理装置の消耗部品管理方法,処理システム,処理システムの消耗部品管理方法
JP2007088166A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006098081A1 (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Tokyo Electron Limited 処理装置,処理装置の消耗部品管理方法,処理システム,処理システムの消耗部品管理方法
JP2006253541A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Tokyo Electron Ltd 処理装置,処理装置の消耗部品管理方法,処理システム,処理システムの消耗部品管理方法
KR100918601B1 (ko) 2005-03-14 2009-09-25 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 처리 장치, 처리 장치의 소모 부품 관리 방법, 처리시스템, 처리 시스템의 소모 부품 관리 방법
US7842189B2 (en) 2005-03-14 2010-11-30 Tokyo Electron Limited Treatment device, treatment device consumable parts management method, treatment system, and treatment system consumable parts management method
JP2007088166A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3373763B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100339449B1 (ko) 차동식가스감지용인라인감시시스템
RU2113706C1 (ru) Способ контроля целостности фильтрующего элемента и фильтрационный блок
US5169419A (en) Gas adsorber for exhaust gas
JPH06503648A (ja) 流れガス流における不純物濃度の実時間量定のためのインライン検出器システム
CN211872081U (zh) 排气装置及半导体设备
US20050087072A1 (en) Gas cabinet including integrated effluent scrubber
JP3373763B2 (ja) 排ガス処理装置の破過検知装置
CN107219086B (zh) 一种基于气路自动控制评价有机废气处理装置性能的测试平台及其测试方法
KR890004764A (ko) 반도체 제조 공정의 배기가스 처리방법 및 장치
JP2007044667A (ja) 排ガス処理装置及び方法
KR20220016725A (ko) 이동형 시표채취 및 분석장치.
US6148846A (en) Waste liquid collection system
JP2005216982A (ja) 真空処理装置及びそのパージ方法
JP2003257870A (ja) 半導体装置の製造システム及びガス供給方法
JP2000081196A (ja) 半導体プロセスガス用バルク供給装置
JP3413711B2 (ja) ガス漏洩検知システム
US6715338B1 (en) Apparatus and method for detecting flammable gas in a gas mixture
JPH0650855A (ja) 排ガス除害装置の破過検知方法及び装置
RU225400U1 (ru) Устройство для очистки газов от трития
CN115359941B (zh) 气体环境控制方法和系统
JPH07275659A (ja) 乾式排ガス処理装置及び乾式排ガス処理方法
CN218687908U (zh) 尾气排放装置
JPH10135196A (ja) 真空薄膜堆積装置
CN221280891U (en) Highly toxic tail gas adsorbent testing device
CN220038205U (zh) 特气监测管理系统

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees