JP2005216982A - 真空処理装置及びそのパージ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業者の安全性を損なうことなく、効率よく短時間でパージ作業を行なうことができ、さらに不活性ガスの消費量も低減することができる真空処理装置及びそのパージ方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の真空処理装置1は、ガス供給管7a〜7cに取り付けられたMFC8a〜8c等の接続機器を交換する際に、ガス供給管7a〜7c及びMFC8a〜8cに残留する反応ガスを除去するための不活性ガス供給手段18とパージ終了確認手段21が設けられている。このパージ終了確認手段21は、パージガスを封入する封入チャンバ22と、封入チャンバ22内に残留する反応ガス濃度を検出するガスセンサ23と、封入チャンバ22の供給側に設けられたパージガス供給管24と、封入チャンバ22の排気側に設けられ、ガスセンサ23が接続されたパージガス排気管25により構成されている。また、このパージ終了確認手段21は、接続部26a〜26cにおいて、パージするガス供給管7a〜7cとバルブ27a〜27cを介して着脱自在に取り付けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガス供給源から供給される反応ガスにより半導体ウェーハ(以下、ウェーハと言う)上に種々の処理を行なう真空処理装置及びそのパージ方法に関し、特に、ガス供給管やプロセスチャンバ内に残留する反応ガスを効率良く、安全にパージすることができる機能を備えた真空処理装置及びそのパージ方法に関する。
半導体デバイスの製造プロセスに使用される真空処理装置には、ウェーハの表面に薄膜を形成するCVD装置やスパッタ装置と、また逆にウェーハの表面をエッチングするドライエッチング装置があり、例えば、特開平10−15378号公報(特許文献1)に開示されている。
図5は、従来の真空処理装置91の概略構成を示す図である。図5に示すように、従来の真空処理装置91は、プロセスチャンバ92の内部に上部電極93と、ウェーハWを載置する下部電極94が上下に相対峙して設けられている。上部電極93には、整合器95を介して高周波電源96が接続され、上部電極93と下部電極94間に高周波電力が印加されるようになっている。さらに、上部電極93には、ガス供給管97a〜97c、MFC(Mass Flow Controller;流量制御器)98a〜98c及び異なる種類の反応ガスが貯蔵されたガス供給源99a〜99cが接続され、MFC98a〜98cの前後には、バルブ100a〜100c、101a〜101cが接続され、プロセスチャンバ92内に複数の反応ガスが供給されるようになっている。
また、プロセスチャンバ92の下部のガス排気管102には、メインバルブ103a、103bとバタフライバルブ等からなるAPCバルブ104を介して、ターボモレキュラーポンプ、メカニカルブースターポンプ、ロータリーポンプ等の真空ポンプ105が接続されている。さらに、プロセスチャンバ92には、真空度を監視するバラトロンゲージやピラニーゲージ等からなる真空計106が設けられ、真空計106が検出した真空度はAPC(Automatic Pressure Controller;自動圧力制御器)107に入力されるようになっている。
この従来の真空処理装置91の動作は、先ず、プロセスチャンバ92内の下部電極94上にウェーハWを載置した後、真空ポンプ105によりプロセスチャンバ92内を高真空にする。次に、バルブ100a〜100c、101a〜101cを開き、ガス供給源99a〜99cからMFC98a〜98cにより所定の流量に調整された反応ガスをプロセスチャンバ92内に供給し、プロセスチャンバ92内を高真空からプロセス真空度付近まで昇圧する。次に、プロセスチャンバ92内の真空度を真空計106により検出し、APC107がその検出された真空度に基づき、APCバルブ104の開閉弁の開度を制御してプロセスチャンバ92内が所定の真空度になるよう調整する。続いて、高周波電源96から高周波電力を整合器95により、インピーダンス制御しながら上部電極93に供給し、反応ガスのプラズマを発生させ、ウェーハWの処理を行なう。
このような従来の真空処理装置91においては、ウェーハW上に処理を行なう際に使用される反応ガスとして、例えばアルシン(AsH)、ホスフィン(PH)、モノシラン(SiH)、ジボラン(B)、モノゲルマン(GeH)等がある。これらの反応ガスは、毒性、可燃性、腐蝕性を有するものであり、取り扱いには十分な注意が必要である。従って、真空処理装置91の配管に取り付けられた接続機器等を修理したり、交換するために取外す必要が発生した場合には、内部に残留する反応ガスを不活性ガスにより完全に除去する必要がある。このようなパージ方法は、例えば、特開平2001−85342号公報(特許文献2)に記載されている。
次に、従来の真空処理装置91のパージ方法を説明する。例えば、ガス供給管97aに取り付けられたMFC98a等の部品を性能低下等の理由により交換する際には、先ず、バルブ101a、100aを閉じてプロセスチャンバ92への反応ガス供給を停止した後、MFC98aの供給側に不活性ガス供給手段108を接続する。この不活性ガス供給手段108は、窒素等の不活性ガス供給源109とバルブ110により構成されている。さらに、MFC98aの排気側にパージガス排気管111を接続する。次に、バルブ110を開け、不活性ガス供給源109から一定時間、不活性ガスを供給することにより、ガス供給管97a及びMFC98aの内部に残留している反応ガスを不活性ガスと共に、パージガスとしてパージガス排気管111側へ排出する。パージガス排気管111を通ったパージガスは除害装置112に送られ、無害化処理された後、大気に放出又はガススクラバーに送られる。
次に、ガス供給管97aからパージガス排気管111を外し、バルブ110aを閉じて不活性ガスの供給を停止した後、MFC98aの交換を行なう。
さらに、各バルブ100a、101a、110の開閉操作を、半導体処理室内に設置されたバルブ制御操作部(図示せず)の1ケ所で操作するようにすれば、パージの作業効率を向上させることができる。
特開平10−15378号公報(第2頁、0002段落〜0007段落、図1) 特開平2001−85342号公報(第2頁、0015段落〜0026段落)
しかしながら、従来の真空処理装置91及びそのパージ方法には、以下のような問題があった。
上述したように、不活性ガス供給手段108をガス供給管97aに接続し、不活性供給源109から不活性ガスを一定時間、供給することにより、ガス供給管97a及びMFC98aの内部に残留する反応ガスを除去するようにしていたので、比重が重く、置換効率の悪い反応ガスを取扱う場合やガス供給管97aの構成が複雑な場合は、反応ガスが十分に除去されず、MFC98aの交換の際に外部に漏れて、作業者の安全性が大きく損なわれるという問題があった。
また、作業者の安全を考慮して、必要以上の時間をかけて不活性ガスを供給するようにしていたので、パージ作業に多大な時間がかかっていた。その結果、長時間に亘って真空処理装置91を停止させることになり、装置稼動率を大きく低下させる原因になっていた。また、不活性ガスの消費量も増え、多大なコストがかかっていた。
本発明は、上記問題点を解決するために考えられたもので、作業者の安全性を損なうことなく、効率よく短時間でパージ作業を行なうことができ、さらに不活性ガスの消費量も低減することができる真空処理装置及びそのパージ方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の真空処理装置は、ガス供給源からガス供給管を介してプロセスチャンバに供給された反応ガスにより被処理体に所定の処理を施す真空処理装置であって、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバ内に残留する反応ガスを不活性ガスにより除去する際に、パージ作業の終了を判定するパージ終了確認手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項2記載の真空処理装置は、請求項1記載の真空処理装置であって、前記パージ終了確認手段が、パージガスを封入する封入チャンバと、前記封入チャンバ内に残留する反応ガス濃度を検出するガスセンサと、前記封入チャンバの供給側に設けられたパージガス供給管と、前記封入チャンバの排気側に設けられ、前記ガスセンサが接続されたパージガス排気管からなることを特徴とする。
また、請求項3記載の真空処理装置は、請求項2記載の真空処理装置であって、前記封入チャンバの排気側に、少なくとも2つ以上のパージガス排気管が設けたことを特徴とする。
また、請求項4記載の真空処理装置は、請求項3記載の真空処理装置であって、前記パージ終了確認手段に、前記ガスセンサの検出感度をチェックする比較用ガスセンサを設けたことを特徴とする。
また、請求項5記載の真空処理装置は、請求項2〜4記載の真空処理装置であって、前記パージ終了確認手段に、前記ガスセンサが検出する反応ガス濃度を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された反応ガスの濃度変化から、反応ガスを除去するパージ時間を算出する算出部と、前記算出部の出力に基づいてパージ時間を制御する第1制御部と、前記記憶部の反応ガス濃度を所定値と比較する比較部と、前記比較部で比較された反応ガス濃度が所定値より低くなれば、パージ終了と判定する判定部と、前記判定部の出力に基づいて不活性ガスの供給を停止する第2制御部と、前記判定部の判定結果を表示する表示部を設けたことを特徴とする。
また、請求項6記載の真空処理装置は、請求項1〜5記載の真空処理装置であって、前記パージ終了確認手段が、着脱自在であるとともに、移動可能であることを特徴とする。
また、請求項7記載の真空処理装置は、請求項1〜6記載の真空処理装置であって、前記不活性ガスが、窒素、アルゴン、ヘリウム又はこれらの混合ガスからなることを特徴とする。
また、請求項8記載の真空処理装置のパージ方法は、ガス供給源からガス供給管を介してプロセスチャンバに供給された反応ガスにより被処理体に所定の処理を施した後、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバ内に残留する反応ガスを不活性ガスにより除去する真空処理装置のパージ方法であって、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに封入チャンバを接続する工程と、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに不活性ガスを供給する工程と、前記封入チャンバの排気側に設けられたガスセンサによりパージガス中に残留する反応ガス濃度を検出する工程と、前記ガスセンサにおいて反応ガス濃度が検出されなくなったときに前記不活性ガスの供給を停止する工程を含むことを特徴とする。
また、請求項9記載の真空処理装置のパージ方法は、ガス供給源からガス供給管を介してプロセスチャンバに供給された反応ガスにより被処理体に所定の処理を施した後、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバ内に残留する反応ガスを不活性ガスにより除去する真空処理装置のパージ方法であって、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに封入チャンバを接続する工程と、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに不活性ガスを供給する工程と、前記封入チャンバの排気側に設けられたガスセンサによりパージガス中に残留する反応ガス濃度を検出する工程と、前記反応ガス濃度の変化から算出されたパージ時間に基づいてパージを行なう工程と、前記ガスセンサにおいて反応ガス濃度が検出されなくなったときに前記不活性ガスの供給を停止する工程を含むことを特徴とする。
以上説明したように、本発明の真空処理装置及びそのパージ方法によれば、配管やプロセスチャンバの内部に残留する反応ガスを不活性ガスと共に、パージガスとして除去する際に、パージ作業の終了を確認するパージ終了確認手段を設け、パージ作業と反応ガス濃度検出を同時に行なうようにしたので、反応ガスの種類や濃度、配管構成等に関わらず、確実に反応ガスを除去することができ、作業者の安全性を確保できる。また、効率よく短時間でパージ作業をを行なうことができ、装置稼動率を向上できるとともに、従来のように無駄に不活性ガスを流すことがなくなり、不活性ガスの消費量も低減できる。
また、パージ終了確認手段に、少なくとも2つ以上のパージガス排気管を設け、パージ作業と反応ガス濃度検出を交互に行なうようにしたので、ガスセンサにパージガスを常時供給して反応ガス濃度を検出させる必要がなくなり、ガスセンサの使用寿命を大きく延ばすことができる。その結果、ガスセンサの校正や交換にかかる工数を低減することができ、パージ作業効率を向上させることができる。
また、パージ終了確認手段に、比較用ガスセンサを設け、パージ作業前にガスセンサの検出感度をチェックするようにしたので、ガスセンサの信頼性が高まり、パージ終了確認の精度を向上させることができる。
また、パージ終了確認手段に、反応ガス濃度を記憶、処理して、不活性ガスの供給、停止を自動的に行なう手段を設け、最適なパージ時間を算出してパージ作業を行ない、反応ガス濃度が所定値以下のなったときにパージ作業を終了するようにしたので、反応ガスの種類や濃度、配管構成等が変化しても、最適なパージ時間が算出されるので、より効率よく、より短時間にパージ作業を行なうことができ、装置稼働率の向上や不活性ガスの消費量低減にも多大な効果を奏する。また、パージ終了確認や不活性ガスの供給、停止を全て自動で行なうので、作業者による操作ミス等を完全に防止できて安全性をより向上させることができる。
また、パージ終了確認手段を、着脱及び移動可能としたので、真空処理装置の任意のパージ箇所にスペースを問わず容易に接続することができ、パージ作業性を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施例の真空処理装置1の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施例の真空処理装置1は、プロセスチャンバ2の内部に上部電極3と、ウェーハWを載置する下部電極4が上下に相対峙して設けられている。上部電極3には、整合器5を介して高周波電源6が接続され、上部電極3と下部電極4間に高周波電力が印加されるようになっている。さらに、上部電極3には、ガス供給管7a〜7c、MFC8a〜8c及び異なる種類の反応ガスが貯蔵されたガス供給源9a〜9cが接続され、MFC8a〜8cの前後には、バルブ10a〜10c、11a〜11cが接続され、プロセスチャンバ2内に複数の反応ガスが供給されるようになっている。
また、プロセスチャンバ2の下部のガス排気管12には、メインバルブ13a、13bとAPCバルブ14を介して、ターボモレキュラーポンプ、メカニカルブースターポンプ、ロータリーポンプ等の真空ポンプ15が接続されている。また、プロセスチャンバ2には、真空度を監視するバラトロンゲージやピラニーゲージ等からなる真空計16が設けられ、真空計16が検出した真空度はAPC17に入力されるようになっている。
また、本実施例の真空処理装置1は、ガス供給管7a〜7cに取り付けられたMFC8a〜8c等の部品を交換する際に、ガス供給管7a〜7c及びMFC8a〜8cの内部に残留する反応ガスを除去するための不活性ガス供給手段18が設けられている。この不活性ガス供給手段18は、窒素等の不活性ガス供給源19とバルブ20a〜20cにより構成されている。さらに、パージ終了を確認するパージ終了確認手段21が設けられている。このパージ終了確認手段21は、パージガスを封入する封入チャンバ22と、封入チャンバ22内に残留する反応ガス濃度を検出するガスセンサ23と、封入チャンバ22の供給側に設けられたパージガス供給管24と、封入チャンバ22の排気側に設けられ、ガスセンサ23が接続されたパージガス排気管25により構成されている。また、このパージ終了確認手段21は、接続部26a〜26cにおいて、ガス供給管7a〜7cとバルブ27a〜27cを介して着脱自在に取り付けることができる。
次に、本実施例の真空処理装置1のパージ方法を説明する。例えば、ガス供給管7aに接続されているMFC8aが性能低下等の理由により交換が必要と判断された場合、先ず、バルブ11a、10aを閉じてプロセスチャンバ2への反応ガス供給を停止した後、MFC8aの供給側に不活性ガス供給手段18を接続し、MFC8aの排気側にパージ終了確認手段21を接続する。次に、バルブ20aを開けて、ガス供給管7aとMFC8aの内部に残留している反応ガスを不活性ガスと共に、パージガスとしてパージガス排気管24を通じて封入チャンバ22へ排出する。
次に、封入チャンバ22へ排出されたパージガス中の反応ガス濃度を、常時、ガスセンサ23により検出する。反応ガス濃度が検出されなくなった段階で、バルブ20a、27aを閉じて不活性ガスの供給を停止し、MFC8aの交換を行なう。なお、排出されたパージガスは、パージガス排気管25を通って除害装置28へ送られ、無害化処理された後、大気に放出又はガススクラバーに送られる。この除害手段としては、例えば、除害装置28内に設けた薬液によりパージガスを化学的に吸着させて有害成分を除去する方法等がある。
このように、本実施例の真空処理装置1及びそのパージ方法は、ガス供給管7aにパージ終了確認手段21を接続して不活性ガスによる配管パージを行ないながら、封入チャンバ22内に残留する反応ガス濃度をガスセンサ23により検出し、反応ガス濃度が検出されなくなった段階でパージ作業を終了する。これにより、反応ガスの種類や配管構成に関わらず、確実に反応ガスを除去することができ、作業者の安全性を確保できる。また、効率よく短時間でパージ作業をを行なうことができるので装置稼動率を向上できるとともに、従来のように無駄に不活性ガスを流すことがなくなるので不活性ガスの消費量も低減できる。さらに、このパージ終了判定手段21は着脱及び移動可能であるので、真空処理装置1の任意のパージ箇所にスペースを問わず容易に接続することができ、パージ作業性を向上させることができる。
次に、他の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。図2は本発明の第2実施例の真空処理装置31の概略構成を示す図である。なお、図2において、上述した第1実施例と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示すように本実施例の真空処理装置31には、パージ終了確認手段41が設けられている。このパージ終了確認手段41は、パージガスを封入する封入チャンバ42と、封入チャンバ42内に残留する反応ガス濃度を検出するガスセンサ43と、封入チャンバ42の供給側に設けられたパージガス供給管44と、封入チャンバ42の排気側に設けられ、ガスセンサ43が接続された第1パージガス排気管45aと、第1パージガス排気管45aと並列に設けられた第2パージガス排気管45bにより構成されている。また、第1及び第2パージガス排気管45a、45bには、各々バルブ46a、46bが設けられている。このパージ終了確認手段41は、第1実施例と同様に、接続部26a〜26cにおいて、ガス供給管7a〜7cとバルブ27a〜27cを介して着脱自在に取り付けることができる。
次に、本実施例の真空処理装置31のパージ方法を説明する。例えば、ガス供給管7aに接続されているMFC8aが性能低下等の理由により交換が必要と判断された場合、先ず、バルブ11a、10aを閉じてプロセスチャンバ2への反応ガス供給を停止した後、MFC8aの供給側に不活性ガス供給手段18を接続し、MFC8aの排気側にパージ終了確認手段41を接続する。次に、第1パージガス排気管45aのバルブ46aを閉じ、第2パージガス排気管45bのバルブ46bを開ける。
次に、バルブ20aを開けて、ガス供給管7aとMFC8aの内部に残留している反応ガスを不活性ガスと共に、パージガスとしてパージガス供給管44を通じて封入チャンバ42へ排出する。この排出されたパージガスは、第2パージガス排気管45bを通って除害装置28へ送られ、無害化処理した後、大気に放出又はガススクラバーに送られる。
所定時間パージ作業を行なった後、第2パージガス排気管45bのバルブ46bを閉じ、第1パージガス排気管45aのバルブ46aを開く。そして、第1パージガス排気管45aに接続されたガスセンサ43により、封入チャンバ42内に残留している反応ガス濃度を検出する。反応ガス濃度が検出されなければ、バルブ20a、27を閉じて不活性ガスの供給を停止し、MFC8aの交換を行なう。反応ガス濃度が検出されれば、バルブ46aを閉じた後、バルブ46bを開け、再び同様のパージ作業を所定時間だけ行なう。このパージ作業と反応ガス濃度検出を、ガスセンサ43により反応ガス濃度が検出されなくなるまで繰り返した後、バルブ20a、27aを閉じて不活性ガスの供給を停止し、MFC8aの交換を行なう。
このように、本実施例の真空処理装置31及びそのパージ方法は、不活性ガスによりガス供給管7aのパージを行なう際、先ず、第2パージガス排気管45bからパージガスを所定時間排気した後、第1パージガス排気管45aへ切換え、第1パージガス排気管45aに接続されたガスセンサ43により残留する反応ガス濃度を検出する。そして、このパージ作業と反応ガス濃度検出を、反応ガス濃度が検出されなくなるまで繰り返し行なう。これにより、ガスセンサ43にパージガスを常時供給して反応ガス濃度を検出させる必要がなくなる。ガスセンサ43は、反応ガスとの反応により検出信号を発生する関係上、温度や変位を検出する他の形式のセンサに比較して寿命が短かく、短期間での校正又は交換を必要とする。そのため、本実施例のように、反応ガス濃度検出を間欠的に行なうようにすれば、ガスセンサ43の使用寿命を大きく延ばすことができる。その結果、ガスセンサ43の校正や交換にかかる工数を低減することができ、パージ作業効率を向上させることができる。また、本実施例の第2パージガス排気管45bは、バルブ46bを介して第1パージガス排気管45aから分岐させるようにしてもよい。
次に、他の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。図3は本発明の第3実施例の真空処理装置51概略構成を示す図である。なお、図3において、上述した第1実施例と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図3に示すように本実施例の真空処理装置51には、パージ終了確認手段61が設けられている。このパージ終了確認手段61は、パージガスを封入する封入チャンバ62と、封入チャンバ62内に残留する反応ガス濃度を検出するガスセンサ63と、封入チャンバ62の供給側に設けられたパージガス供給管64と、封入チャンバ62の排気側に設けられ、ガスセンサ63が接続された第1パージガス排気管65aと、第1パージガス排気管65aと並列に設けられた第2パージガス排気管65bと、ガスセンサ63の検出感度をチェックする比較用ガスセンサ66と、比較用ガスセンサ66が接続された第3パージガス配管65cにより構成されている。また、第1〜第3パージガス排気管65a〜65cには、各々バルブ67a〜67cが設けられている。このパージ終了確認手段61は、第1実施例と同様に、接続部26a〜26cにおいて、ガス供給管7a〜7cとバルブ27a〜27cを介して着脱自在に取り付けることができる。
次に、本実施例の真空処理装置51のパージ方法を説明する。例えば、ガス供給管7aに接続されているMFC8aが性能低下等の理由により交換が必要と判断された場合、先ず、バルブ11a、10aを閉じてプロセスチャンバ2への反応ガス供給を停止した後、MFC8aの供給側に不活性ガス供給側に不活性ガス供給手段18を接続し、MFC8aの排気側にパージ終了確認手段61を接続する。次に、第2パージガス排気管65bのバルブ67bを閉じ、第1及び第3パージガス排気管65a、65のバルブ57a、67cを開ける。
次に、バルブ20aを開けて、ガス供給管7aとMFC8aの内部に残留している反応ガスを不活性ガスと共に、パージガスとしてパージガス供給管64を通じて封入チャンバ62へ排出する。
次に、封入チャンバ62へ排出されたパージガス中の反応ガス濃度を、ガスセンサ63と比較用ガスセンサ66により検出する。このとき、ガスセンサ63と比較用ガスセンサ66の反応ガスの検出値を比較することにより、ガスセンサ63の検出感度をチェックする。ガスセンサ63の検出値が比較用ガスセンサ66の検出値よりも小さい値を示せば感度低下が生じていると判断し、校正を行なうか、新しいものと交換する。
ガスセンサ63の校正又は交換を行なった後、バルブ67a、67cを閉じ、バルブ67bを開ける。そして、第2実施例の場合と同様にして、パージ作業と反応ガス濃度検出を、ガスセンサ63により反応ガス濃度が検出されなくなるまで繰り返す。
このように、本実施例の真空処理装置51及びそのパージ方法は、不活性ガスによりガス供給管7aのパージを行なう際、先ず、ガスセンサ63と比較用ガスセンサ66の反応ガスの検出値を比較して、ガスセンサ63の検出感度をチェックする。そして、検出感度の低下があれば校正又は交換を行ない、パージ作業と反応ガス濃度検出を、ガスセンサ63により反応ガス濃度が検出されなくなるまで繰り返した後、バルブ20a、27aを閉じて不活性ガスの供給を停止し、MFC8aの交換を行なう。第2実施例で述べたように、ガスセンサ63は他のセンサと比較して短期間での校正又は交換を必要とするので、本実施例のように、パージ作業前にガスセンサ63の感度チェックを行なうようにすれば、ガスセンサ63の信頼性が高まり、パージ終了確認の精度を大きく向上させることができるので、作業者の安全性をさらに向上させることができる。また、本実施例の第2、第3パージガス排気管65b、65cは、バルブ67b、67cを介して第1パージガス排気管67aから分岐させるようにしてもよい。
次に、他の好ましい実施の形態を、図面を参照して説明する。図4は本発明の第4実施例の真空処理装置71の概略構成を示す図である。なお、図4において、上述した第1実施例と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように本実施例の真空処理装置71には、パージ終了確認手段81が設けられている。このパージ終了確認手段81は、パージガスを封入する封入チャンバ62と、封入チャンバ62内に残留する反応ガス濃度を検出するガスセンサ63と、封入チャンバ62の供給側に設けられたパージガス供給管64と、封入チャンバ62の排気側に設けられ、ガスセンサ63が接続された第1パージガス排気管65aと、第1パージガス排気管65aと並列に設けられた第2パージガス排気管65bと、ガスセンサ63の検出感度をチェックする比較用ガスセンサ66と、比較用ガスセンサ66が接続された第3パージガス配管65cを有している。
さらに、ガスセンサ63が検出する反応ガス濃度を記憶する記憶部82と、記憶部82に記憶された反応ガスの濃度変化から、反応ガスを除去するパージ時間を算出する算出部83と、算出部83の出力に基づいてパージ時間を制御する第1制御部84と、記憶部82の反応ガス濃度を所定値と比較する比較部85と、比較部85で比較された反応ガス濃度が所定値以下になれば、パージ終了と判定する判定部86と、判定部86の出力に基づいて不活性ガスの供給を停止する第2制御部87と、判定部86の判定結果を表示する表示部88が設けられている。これら82〜88は周知のCPUやメモリ等から構成され、表示部88はLCDやLED等で構成されている。このパージ終了確認手段81は、第1実施例と同様に、接続部26a〜26cにおいて、ガス供給管7a〜7cとバルブ27a〜27cを介して着脱自在に取り付けることができる。
次に、本実施例の真空処理装置71のパージ方法を説明する。例えば、ガス供給管7aに接続されているMFC8aが性能低下等の理由により交換が必要と判断された場合、先ず、バルブ11a、10aを閉じてプロセスチャンバ2への反応ガス供給を停止した後、MFC8aの供給側に不活性ガス供給手段18を接続し、MFC8aの排気側にパージ終了確認手段81を接続する。次に、第2パージガス排気管65bのバルブ67bを閉じ、第1及び第3パージガス排気管65a、65のバルブ57a、67cを開ける。次に、バルブ20aを開けて、ガス供給管7aとMFC8aの内部に残留している反応ガスを不活性ガスと共に、パージガスとしてパージガス供給管64を通じて封入チャンバ62へ排出する。
次に、封入チャンバ62へ排出されたパージガス中の反応ガス濃度を、ガスセンサ63と比較用ガスセンサ66により検出することにより、第3実施例と同様にして、ガスセンサ63の感度をチェックし、必要に応じてガスセンサ63の感度調整又は交換を行なう。このとき、ガスセンサ63で検出された反応ガス濃度は、初期値として記憶部82に記憶される。
次に、バルブ67a、67cを閉じ、バルブ67bを開ける。そして、所定時間パージ作業を行なった後、再びバルブ67bを閉じてバルブ67aを開け、ガスセンサ63により残留している反応ガス濃度を検出する。このとき検出された反応ガス濃度は、パージ後の値として記憶部82に記憶される。そして、算出部83では、記憶部82に記憶された反応ガスの濃度変化を受けて、単位時間当りの反応ガスのパージ量が算出され、残留している反応ガスを全てパージするのに要するパージ時間が算出される。さらに、第1制御部84では、算出部83の出力に基づいて不活性ガス供給手段18を操作し、算出したパージ時間だけパージ作業を行なう。パージ作業時は、バルブ67a、67cを閉じ、バルブ67bを開けた状態にしておく。
算出したパージ時間だけパージ作業を行なった後、再びバルブ67bを閉じてバルブ67aを開け、ガスセンサ63により残留している反応ガス濃度を検出する。このとき、ガスセンサ63で検出された反応ガス濃度は、比較部85へ入力され、所定値と比較される。判定部86では、比較部85で比較された反応ガス濃度が所定値以下であればパージ終了と判定され、第2制御部87へパージ終了信号が出力される。第2制御部87では、判定部86の出力に基づいて不活性ガス供給手段18を操作し、不活性ガスの供給を停止する。同時に、表示部88では、判定部86の判定結果を表示し、作業者にパージ作業の終了を知らせる。その後、バルブ27aを閉じて、MFC8aの交換を行なう。
このように、本実施例の真空処理装置71及びそのパージ方法は、不活性ガスによりガス供給管7aのパージを行なう際、先ず、ガスセンサ63と比較用ガスセンサ66の反応ガスの検出値を比較して、ガスセンサ63の検出感度をチェックする。さらに、ガスセンサ63で検出した反応ガスの濃度変化から、反応ガスを除去するパージ時間を算出する。そして、算出されたパージ時間だけパージ作業を行なった後、再び反応ガス濃度を確認し、所定値以下であれば不活性ガスの供給を停止して、パージ作業を終了する。これにより、パージする反応ガスの種類や濃度、配管の構成等が変化しても、最適なパージ時間が算出されるので、より効率よく、より短時間にパージ作業を行なうことができ、装置稼働率の向上や不活性ガスの消費量低減にも多大な効果を奏する。また、パージ終了確認や不活性ガスの供給、停止を全て自動で行なうので、作業者による操作ミス等を完全に防止できて安全性をより向上させることができる。
なお、上述した各実施例では、パージ終了判定手段21、41、61、81として、封入チャンバ22、42、62に1つのガスセンサ23、43、63を設けた場合について説明したが、反応ガスの種類に応じて複数のガスセンサを設けることも可能である。例えば、ホスフィン(PH)やモノシラン(SiH)検出用としての定電位電解式、アンモニア(NH)検出用としての隔膜イオン電極式、メタン(CH)や水素(H)検出用としての接触燃焼式及び半導体式、プロパン(C)検出用としての水素炎イオン化式、一酸化窒素(NO)検出用としての化学発光式等のガスセンサがある。このようにすれば、複数の配管、例えば、ガス供給管7a〜7cを同時にパージすることもできるので、パージの作業効率や装置稼動率を大幅に向上させることができる。また、ガス供給管7a〜7cのみならず、プロセスチャンバ2やガス排気管12のパージ等にも適用できる。
さらに、本発明は、毒性、可燃性、腐蝕性を有する反応ガスを使用する装置であれば、いずれの真空処理装置にも適用でき、例えば、CVD装置、スパッタ装置、ドライエッチング装置等に適用できる。また、不活性ガスは、窒素の他に、アルゴン、ヘリウム又はこれらの混合ガスを使用することができる。これらの不活性ガスは、安全性が高く、半導体製造プロセスに影響を与えることがない。
配管やプロセスチャンバの内部に残留する反応ガスを不活性ガスと共に、パージガスとして除去する際に、パージ作業の終了を確認するパージ終了確認手段を設け、パージ作業と反応ガス濃度検出を同時に行なうことによって、反応ガスの種類や濃度、配管構成等に関わらず、確実に反応ガスを除去することができ、作業者の安全性を確保できる。また、効率よく短時間でパージ作業をを行なうことができ、装置稼動率を向上できるとともに、従来のように無駄に不活性ガスを流すことがなくなり、不活性ガスの消費量も低減できる。
本発明の第1実施例の真空処理装置の概略構成を示す図 本発明の第2実施例の真空処理装置の概略構成を示す図 本発明の第3実施例の真空処理装置の概略構成を示す図 本発明の第4実施例の真空処理装置の概略構成を示す図 従来の真空処理装置の概略構成を示す図
符号の説明
1 本発明の第1実施例の真空処理装置
2 プロセスチャンバ
3 上部電極
4 下部電極
5 整合器
6 高周波電源
7a〜7c ガス供給管
8a〜8c MFC
9a〜9c ガス供給源
10a〜10c バルブ
11a〜11c バルブ
12 ガス排気管
13a、13b メインバルブ
14 APCバルブ
15 真空ポンプ
16 真空計
17 APC
18 不活性ガス供給手段
19 不活性ガス供給源
20a〜20c バルブ
21 パージ終了確認手段
22 封入チャンバ
23 ガスセンサ
24 パージガス供給管
25 パージガス排気管
26a〜26c 接続部
27a〜27c バルブ
28 除害装置
31 本発明の第2実施例の真空処理装置
41 パージ終了確認手段
42 封入チャンバ
43 ガスセンサ
44 パージガス供給管
45a 第1パージガス排気管
45b 第2パージガス排気管
46a、46b バルブ
51 本発明の第3実施例の真空処理装置
61 パージ終了確認手段
62 封入チャンバ
63 ガスセンサ
64 パージガス供給管
65a 第1パージガス排気管
65b 第2パージガス排気管
65c 第3パージガス排気管
66 比較用ガスセンサ
67a〜67c バルブ
71 本発明の第4実施例の真空処理装置
81 パージ終了確認手段
82 記憶部
83 算出部
84 第1制御部
85 比較部
86 判定部
87 第2制御部
88 表示部
91 従来の真空処理装置
92 プロセスチャンバ
93 上部電極
94 下部電極
95 整合器
96 高周波電源
97a〜97c ガス供給管
98a〜98c MFC
99a〜99c ガス供給源
100a〜100c バルブ
101a〜101c バルブ
102 ガス排気管
103a、103b メインバルブ
104 APCバルブ
105 真空ポンプ
106 真空計
107 APC
108 不活性ガス供給手段
109 不活性ガス供給源
110 バルブ
111 パージガス排気管
112 除害装置

Claims (9)

  1. ガス供給源から配管を介してプロセスチャンバに供給された反応ガスにより被処理体に所定の処理を施す真空処理装置において、前記配管や前記プロセスチャンバ内に残留する反応ガスを不活性ガスによりパージして除去する際に、パージ作業の終了を確認するパージ終了確認手段を設けたことを特徴とする真空処理装置。
  2. 前記パージ終了確認手段が、パージガスを封入する封入チャンバと、前記封入チャンバ内に残留する反応ガス濃度を検出するガスセンサと、前記封入チャンバの供給側に設けられたパージガス供給管と、前記封入チャンバの排気側に設けられ、前記ガスセンサが接続されたパージガス排気管からなることを特徴とする請求項1記載の真空処理装置。
  3. 前記封入チャンバの排気側に、少なくとも2つ以上のパージガス排気管を設けたことを特徴とする請求項2記載の真空処理装置。
  4. 前記パージ終了確認手段に、前記ガスセンサの検出感度をチェックする比較用ガスセンサを設けたことを特徴とする請求項3記載の真空処理装置。
  5. 前記パージ終了確認手段に、前記ガスセンサが検出する反応ガス濃度を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された反応ガスの濃度変化から、反応ガスを除去するパージ時間を算出する算出部と、前記算出部の出力に基づいてパージ時間を制御する第1制御部と、前記記憶部の反応ガス濃度を所定値と比較する比較部と、前記比較部で比較された反応ガス濃度が所定値以下になれば、パージ終了と判定する判定部と、前記判定部の出力に基づいて不活性ガスの供給を停止する第2制御部と、前記判定部の判定結果を表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項2〜4記載の真空処理装置。
  6. 前記パージ終了確認手段が、着脱自在であるとともに、移動可能であることを特徴とする請求項1〜5記載の真空処理装置。
  7. 前記不活性ガスが、窒素、アルゴン、ヘリウム又はこれらの混合ガスからなることを特徴とする請求項1〜6記載の真空処理装置。
  8. ガス供給源からガス供給管を介してプロセスチャンバに供給された反応ガスにより被処理体に所定の処理を施した後、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバ内に残留する反応ガスを不活性ガスにより除去する真空処理装置のパージ方法において、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに封入チャンバを接続する工程と、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに不活性ガスを供給する工程と、前記封入チャンバの排気側に設けられたガスセンサによりパージガス中に残留する反応ガス濃度を検出する工程と、前記ガスセンサにおいて反応ガス濃度が検出されなくなったときに前記不活性ガスの供給を停止する工程を含むことを特徴とする真空処理装置のパージ方法。
  9. ガス供給源からガス供給管を介してプロセスチャンバに供給された反応ガスにより被処理体に所定の処理を施した後、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバ内に残留する反応ガスを不活性ガスにより除去する真空処理装置のパージ方法において、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに封入チャンバを接続する工程と、前記ガス供給管や前記プロセスチャンバに不活性ガスを供給する工程と、前記封入チャンバの排気側に設けられたガスセンサによりパージガス中に残留する反応ガス濃度を検出する工程と、前記反応ガス濃度の変化から算出されたパージ時間に基づいてパージを行なう工程と、前記ガスセンサにおいて反応ガス濃度が検出されなくなったときに前記不活性ガスの供給を停止する工程を含むことを特徴とする真空処理装置のパージ方法。
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