JP2007086902A - コンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法、およびコンテンツ提供処理プログラム - Google Patents

コンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法、およびコンテンツ提供処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 作成したコンテンツデータを第三者に適切に提供するためのコンテンツ提供装置を提案する。
【解決手段】 コンテンツ提供装置1は、カメラ101で取得した写真コンテンツに作成時刻情報を付加してデータ記憶部103に記憶する。近距離通信を利用した近距離通信部104で通信可能な距離にあるコンテンツ受信装置2よりコンテンツ要求を受信すると、コンテンツ提供装置1は、受信時から一定時間以内に作成されたコンテンツをデータ記憶部103から抽出し、近距離通信部104で送信する。これにより、一定時間内に作成されたコンテンツを、一定範囲内のコンテンツ受信装置に対して提供することが可能になる。
【選択図】 図3

Description

この発明はコンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法、およびコンテンツ提供処理プログラムに関し、特に、作成したコンテンツデータを第三者に提供するためのコンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法、およびコンテンツ提供処理プログラムに関する。
昨今、インターネット等のネットワークにおいて、ファイル共有ソフトと呼ばれるツールを用いたコンテンツ共有技術が多く利用されている。その技術とは、一般には、共有可能であるファイルをネットワークに接続されたコンピュータに保存しておき、他のコンピュータからファイル共有ソフトによりアクセスされて当該共有可能なファイルの転送要求があったとき、共有可能なファイルのデータをアクセス元のコンピュータに対して提供するというものである。
一方、携帯電話を利用したコンテンツ共有技術として、以下の特許文献1に開示される技術がある。
携帯電話を利用したコンテンツ共有技術は、従来、携帯通信網を利用してコンテンツ共有サーバに接続してコンテンツを受取るサービスを利用するなど、携帯通信網を利用する技術であったが、特許文献1では、携帯電話に近距離通信機能を設けて、これを利用することで、携帯通信網を用いずにコンテンツ共有を行なうための技術を開示している。その方法として、コンテンツ提供を行なうユーザによって、共有可能であると指定されたコンテンツの情報が、他の携帯端末に対して送付され、コンテンツ受信を行なうユーザは、受取ったコンテンツの情報の中から、欲しいコンテンツを選択して受信するための方法が述べられている。あるいは、コンテンツ受信を行なうユーザが、欲しいコンテンツを検索するための検索情報を、コンテンツ提供を行なう端末に対して送信し、コンテンツ提供を行なう端末は、ユーザによって、コンテンツ共有可能であると指定されたコンテンツの中から該当するものがある場合に、コンテンツ提供を行なうための方法が述べられている。
特開2002−175234号公報
このように、近距離通信網を利用して、コンテンツ共有を行なうための方法や、その際に、ユーザによって指定されたコンテンツだけを共有するための方法はすでに提案されているが、これらの技術においては、ユーザがそれぞれのコンテンツに対して、コンテンツ提供可能である、という指定を行なう必要がある、というわずらわしさがある。つまり、ユーザが指定しない限り、コンテンツ共有は行なわれないために、結果的に、コンテンツ共有が活発に行なわれない、という問題がある。
また、逆に、すべてのコンテンツは提供可能である、とした場合には、人に提供したくないコンテンツまで、提供してしまう可能性があり、セキュリティ上問題がある。
たとえば、ある程度人が集まっている場所において、何人かのユーザが、カメラで何かを撮影したとする。その場合、写真コンテンツが作成されるが、作成された写真コンテンツは、「その時、その場所」にいる人たち同士では共有してもよい、という考え方がある。すなわち、もしも親しい人同士であれば、その場で声をかけて写真コンテンツをもらうことは可能であろう。あるいは提供することも可能である。しかしながら、親しくない人同士の場合は、他人が今撮影した写真コンテンツを、声をかけて入手することは困難である。また、親しい人同士であったとしても、わざわざ声をかけるのは手間であり、より簡単に写真コンテンツが共有できる方法が望まれる。こういう場合に、従来提案されている技術では、コンテンツを適切に提供することが難しいという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、作成したコンテンツデータを第三者に適切に提供するためのコンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法、およびコンテンツ提供処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、コンテンツ提供装置は、コンテンツを作成するコンテンツ作成手段と、コンテンツが作成されてからの時間経過を管理する時間管理手段と、時間管理手段によって管理されている、コンテンツ作成手段で作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツを、一定範囲内に存在する他の装置に送信する送信手段とを備える。
また、コンテンツ提供装置は、コンテンツ作成手段で作成されたコンテンツを記憶する記憶手段と、他の装置からコンテンツ要求を受付ける受付手段とをさらに備え、送信手段は、コンテンツ記憶手段より、コンテンツ要求を受付けたときに作成されてから一定時間内のコンテンツを抽出し、一定範囲内に存在する他の装置に送信することが好ましい。
さらに、送信手段は、通信可能距離が定まっている近距離通信を利用して、一定範囲内に存在する他の装置に前記コンテンツを送信することが好ましい。
また、コンテンツ提供装置は、現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、送信手段は、受付手段でコンテンツ要求を他の装置から受付けたときに、位置情報計測手段で取得された現在位置と、コンテンツ要求に含まれる他の装置の位置情報とを比較して、一定範囲内に存在する他の装置にコンテンツを送信することが好ましい。
または、コンテンツ提供装置は、現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、送信手段は、コンテンツ作成手段でコンテンツが作成されたときに、位置情報計測手段で取得された現在位置と、コンテンツ要求に含まれる他の装置の位置情報とを比較して、一定範囲内に存在する他の装置にコンテンツを送信することが好ましい。
または、コンテンツ提供装置は、現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、送信手段は、コンテンツ作成手段でコンテンツが作成されたときに、位置情報計測手段で取得された第1の現在位置と、受付手段でコンテンツ要求を他の装置から受付けたときに、位置情報計測手段で取得された第2の現在位置とを比較して、第2の現在位置が第1の現在位置から一定範囲外である場合には、他の装置にコンテンツを送信しないことが好ましい。
また、コンテンツ提供装置は、コンテンツから、コンテンツの概要を示す加工コンテンツを作成するコンテンツ加工手段と、コンテンツと一意に対応するコンテンツ識別情報を生成する識別情報生成手段とをさらに備え、送信手段は、コンテンツ作成手段で作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツの加工コンテンツとコンテンツ識別情報とを、一定範囲内に存在する他の装置に送信することが好ましい。
また、コンテンツ提供装置は、コンテンツを特定可能なコンテンツキーを生成するコンテンツキー生成手段をさらに備え、送信手段は、コンテンツ作成手段で作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツのコンテンツキーを、一定範囲内に存在する他の装置に送信することが好ましい。
また、コンテンツ提供装置は、現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、送信手段は、コンテンツと共に、コンテンツ作成手段でコンテンツが作成されたときに、位置情報計測手段で取得された現在位置と、時間管理手段で取得されるコンテンツ作成時刻とを、コンテンツとコンテンツ作成位置とコンテンツ作成時刻とを対応付けて記憶する記憶装置に送信することが好ましい。
さらに、送信手段は、コンテンツ作成手段でコンテンツが作成されたときに、コンテンツの提供が可能であることを、一定範囲内に存在する他の装置に通知することが好ましい。
さらに、送信手段は、通信可能距離が定まっている近距離通信を利用して上記通知を行なうことがより好ましい。
また、送信手段は、コンテンツ要求に、他の装置においてコンテンツの提供が可能であることを示す通知が含まれている場合に、コンテンツを送信することが好ましい。
本発明の他の局面に従うと、コンテンツ提供方法は、コンテンツを作成する作成手段と、コンテンツが作成されてからの時間経過を管理する時間管理手段とを含むコンテンツ提供装置において、コンテンツを提供する方法であって、コンテンツ作成手段においてコンテンツを作成するコンテンツ作成ステップと、時間管理手段によって管理されている、コンテンツ作成ステップで作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツを、一定範囲内に存在する他の装置に送信する送信ステップとを備える。
また、コンテンツ提供装置にはコンテンツ作成手段で作成されたコンテンツを記憶する記憶手段が含まれ、コンテンツ提供方法は他の装置からコンテンツ要求を受付ける受付ステップをさらに備え、送信ステップにおいて、コンテンツ記憶手段より、コンテンツ要求を受付けたときに作成されてから一定時間内のコンテンツを抽出し、一定範囲内に存在する他の装置に送信することが好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツ提供処理プログラムは、コンテンツを作成する作成手段と、コンテンツが作成されてからの時間経過を管理する時間管理手段とを含むコンテンツ提供装置におけるコンテンツの提供をコンピュータに実行させるプログラムであって、コンテンツ作成手段においてコンテンツを作成するコンテンツ作成ステップと、時間管理手段によって管理されている、コンテンツ作成ステップで作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツを、一定範囲内に存在する他の装置に送信する送信ステップとを実行させる。
また、コンテンツ提供装置にはコンテンツ作成手段で作成されたコンテンツを記憶する記憶手段が含まれ、コンテンツ提供処理プログラムは、他の装置からコンテンツ要求を受付ける受付ステップをさらに実行させ、送信ステップにおいて、コンテンツ記憶手段より、コンテンツ要求を受付けたときに作成されてから一定時間内のコンテンツを抽出し、一定範囲内に存在する他の装置に送信することが好ましい。
本発明によれば、コンテンツ提供装置がコンテンツを作成した時刻から一定時間に、一定範囲内に存在するコンテンツ受信装置に対して、コンテンツの提供が可能となる。
また、本発明によれば、コンテンツ提供装置がコンテンツ作成を行って保存したコンテンツの中から、コンテンツを作成した時刻から一定時間に、一定範囲内に存在するまたは存在したコンテンツ受信装置に対して、コンテンツの提供が可能となる。また、同時に複数のコンテンツを提供することも可能となる。
また、本発明によれば、携帯通信網を使うことなく、近くのユーザ同士で直接コンテンツデータを送受信可能となる。
また、本発明によれば、近距離通信手段をもたないコンテンツ提供装置においても、ある一定時間かつ一定範囲内に存在する他のユーザに対して、コンテンツの提供が可能となる。
また、本発明によれば、コンテンツ作成時から一定時間かつ、コンテンツ作成位置から一定範囲内にいるコンテンツ受信装置に対してのみ、コンテンツの提供が可能となる。
本発明によれば、コンテンツ作成位置から、コンテンツ提供装置が一定範囲外にいるとき、コンテンツ提供を行なわない。
また、本発明によれば、コンテンツ受信装置のユーザは、提供を受けるコンテンツの概要を予め知り、なおかつ、受信したいと思うコンテンツの提供を受けることが可能となる。
また、本発明によれば、コンテンツ作成時後、一定時間内に発生するデータ送受信の負荷を減らすことができる。
また、本発明によれば、コンテンツ受信装置は、コンテンツ作成時より一定時間以上経過した場合も、コンテンツ作成時の、一定時間かつ一定範囲内にいた場合には、コンテンツの提供を受けることが可能となる。
また、本発明によれば、コンテンツ提供装置からの通知によって、コンテンツ受信装置のユーザは、受信可能なコンテンツがあるかどうかが、コンテンツ要求を行なうことなく分かるため、コンテンツ提供が活発に行われることとなる。
また、本発明によれば、コンテンツ受信装置のユーザは、受信可能なコンテンツを持つコンテンツ提供装置が近くに存在することを知ることができる。
また、本発明によれば、コンテンツ提供装置は、受信可能なコンテンツがあることを前提として、コンテンツ提供を行なうため、コンテンツ共有が活発に行なわれることとなる。また、コンテンツ受信装置は、コンテンツ作成と同時に、コンテンツ提供装置からコンテンツ提供を受けることが可能となる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
まず始めに、本発明の概念を、図1と図2とを用いて説明する。コンテンツ提供装置1が有するカメラを用いて、ユーザがカメラ撮影(コンテンツ作成)を行なったとする。
図1は、コンテンツ提供装置1を主体としてコンテンツの提供の概念を示した図である。図1を参照して、本実施の形態において、作成されたコンテンツは、ある一定距離内(点線円内)に存在するコンテンツ受信装置2にのみ提供可能とされる。また、図1には表現されていないが、コンテンツ提供装置1において作成されたコンテンツは所定時間のみ提供され、作成時から予めコンテンツ提供装置1が決めた時間が過ぎると、提供されない。
図2は、コンテンツ受信装置2を主体としてコンテンツの受信の概念を示した図である。図2を参照して、コンテンツ受信装置2は、一定距離内(点線円内)にあるコンテンツ提供装置1の中に記憶されるコンテンツの中で、コンテンツ作成時から、ある一定時間以内しか経過していないものを受信可能である。該当するコンテンツ提供装置1および/またはコンテンツが複数ある場合、複数のコンテンツの受信が可能である。
すなわち、本実施の形態においては、コンテンツ提供装置1は、コンテンツ作成時刻とコンテンツ作成場所とを基点として、一定時間内および/または一定距離内のコンテンツ受信装置2に対してのみ、コンテンツの提供を行なう。これにより、コンテンツ提供装置1の所有ユーザは、「その時、その場所」で作成したコンテンツのみを提供するので、それ以外のコンテンツが、他のユーザに共有されずに済むこととなる。
[第1の実施の形態]
図3は、第1の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。
図3を参照して、コンテンツ提供装置1は、作成したコンテンツを確認したり、カメラを利用したりするためのUI(User Interface)を表示し、各種操作を行なうための、画面表示部100と、入力部105とを備える。また、ユーザによるコンテンツ作成を可能とするカメラ101と、コンテンツが作成された時刻や、コンテンツ提供のための要求を受けたときの時刻を把握するために時刻またはタイマを管理する、制御部に構成される機能である時刻管理部102と、作成されたコンテンツのデータや、コンテンツに付随する情報、たとえば作成時期を示す情報などを保存するためのデータ記憶部103とを備える。なお、データ記憶部103の他の領域には、コンテンツ提供装置1の図示されない制御部で実行されるプログラムも記憶される。また、コンテンツ提供装置1が、コンテンツ提供を行なう際に、一定距離内にあるコンテンツ受信装置2に対してのみ行なうことが保証される近距離通信部104を備える。近距離通信部104は、コンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との距離が一定距離内であることを保証できる機能であればよいので、かかる機能としては、近距離通信部に限定されず、たとえば、コンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2とがそれぞれ自らの位置を確認するための位置情報確認手段を備えて、これを利用した機能であってもよい。
コンテンツ受信装置2は、コンテンツ提供装置1から受取ったコンテンツを確認など行なうUIの表示や、各種操作を行なうための画面表示部200と、入力部205とを備える。また、受取ったコンテンツデータや、コンテンツに付随する情報を保存するためのデータ記憶部203を備える。なお、データ記憶部203の他の領域には、コンテンツ受信装置2の図示されない制御部で実行されるプログラムも記憶される。また、コンテンツ提供装置1に対して、コンテンツ要求のための信号を送信し、コンテンツ提供装置1からコンテンツデータを受取るための近距離通信部204を備える。
コンテンツ提供装置1にて、ユーザがカメラ101を利用して写真を撮影すると、カメラ101において取得された写真データは当該データを一意に表わすファイル名が付与されて時刻管理部102に渡される。時刻管理部102では、写真データに写真コンテンツの作成時期を示す情報が付加されて、データ記憶部103に記憶される。
図4は、データ記憶部103に記憶されるコンテンツの具体例を示す図であり、具体的に、5つの写真コンテンツが記憶されているデータ記憶部103が示されている。図4に示されるように、コンテンツ提供装置1のカメラ101で撮影されて作成された写真コンテンツは、当該コンテンツの作成時期を示す情報である撮影時刻情報と対応付けられて、データ記憶部103に保存される。すなわち、コンテンツを一意に決定することが可能なようにファイル名がつき、撮影時刻がこれに対応して保存される。なお、さらにこれに対応して、コンテンツのデータそのものもデータ記憶部103に保存されるが、図4では省略する。
このとき、コンテンツ受信装置2において、ユーザが、入力部205を用いてコンテンツ要求の操作を行なったとする。このとき、コンテンツ要求のための信号が、近距離通信部205を通じて、ある一定距離以内にあるコンテンツ提供装置1に対して送信される。ここで送信されるコンテンツ要求信号には、少なくとも、コンテンツを要求する旨と、コンテンツ受信装置2を特定する情報とが含まれる。
図5は、コンテンツ要求のための信号を受信したときの、第1の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1における処理を示すフローチャートである。図5のフローチャートに示される処理は、コンテンツ提供装置1の制御部(不図示)がデータ記憶部103の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図5を参照して、まず、ステップS1100において、近距離通信部104でコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号を受信したことが検出されると(S1100でYES)、コンテンツ提供装置1の制御部は、S1101にて、データ記憶部103に、コンテンツ要求信号を受信した時から一定時間以内に作成されたコンテンツがあるかどうかを検索する。
該当コンテンツが存在する場合(S1101でYES)、S1103にて、該当コンテンツデータが近距離通信部104より送信される。また、該当コンテンツが複数ある場合は、該当する複数のコンテンツデータが送信されてもよい。たとえば、データ記憶部103に記憶されるコンテンツデータが図4に示される具体例の場合において、2005年1月1日15時33分30秒にコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号を受信し、1分以内に作成されたコンテンツを検索するのであれば、1つのファイル(200501011532.jpg)だけが送信されるデータに該当するし、5分以内に作成されたコンテンツがあるかどうかを検索するのであれば、3つのファイル(200501011529.jpg,200501011531.jpg,200501011532.jpg)が送信されるデータに該当することになる。
複数のコンテンツデータを一度に送信する場合には、複数のコンテンツデータをアーカイブ化してあたかも1つのファイルのようにして送信する、または、それぞれのコンテンツデータを送付する前にコンテンツデータのデータサイズをまず送付することで、相手が、コンテンツデータの区切りをわかるようにした後に、複数のコンテンツデータを一度に送信するなど、いろいろな方法があるが、本発明は、この複数のコンテンツデータを送るための方法によって限定はされない。
ステップS1101の検索の結果、データ記憶部103に該当するデータがない場合には(S1101でNO)、処理をそのまま終了する。あるいは、該当コンテンツがないことを示す信号を、近距離通信部104を通じてコンテンツ受信装置2に送信してもよい。
図6は、第1の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置2において、ユーザが入力部205を用いてコンテンツ要求の操作を行なってから、コンテンツ提供装置1からコンテンツ受信を行なうまでの処理を示すフローチャートである。図6のフローチャートに示される処理は、コンテンツ受信装置2の制御部(不図示)がデータ記憶部203の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図6を参照して、ステップS1200にて、入力部205においてユーザからのコンテンツ要求操作を受付けると(S1200でYES)、ステップS1201にて、近距離通信部204よりコンテンツ要求信号が送信される。
この後、ステップS1202にて、コンテンツ提供装置1からのコンテンツデータ受信が検出されると(S1202でYES)、ステップS1203にて、近距離通信部204で、送信されてくるコンテンツデータを受信し、データ記録部203に記憶する。あるいはこのとき、受信してすぐに画像表示部201で画像表示をしてもよい。
なお、コンテンツ要求信号が送信されてからコンテンツ提供装置1よりコンテンツデータが受信されるまでの時間は、時刻管理部202によって計時される。コンテンツ要求信号が送信されてから一定時間が経過するまでにコンテンツ提供装置1よりコンテンツデータが受信されずタイムオーバーとなった場合には(S1204でYES)、処理が終了される。一定時間内にコンテンツデータが受信された場合には(S1204でNO)、再びステップS1202に戻って、コンテンツデータ受信の確認を行なう。これによって、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ要求信号送出後、ある一定時間以内に、受信を開始したコンテンツデータを受信することができる。
本実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1およびコンテンツ受信装置2においてこれら一連の動作が実行されることによって、コンテンツ提供装置1から、コンテンツの作成場所および作成時期に応じたコンテンツ受信装置2に対してコンテンツが提供される。すなわち、コンテンツ提供装置1によって「その時、その場所」で作成されたコンテンツを、「その時、その場所」にいるコンテンツ受信装置2が受信することが可能となる。このため、コンテンツ提供側では、適切な相手に、適切なタイミングでコンテンツを提供することが可能になり、コンテンツ受信側では、適切なコンテンツを適切なタイミングで取得することが可能になる。
[第2の実施の形態]
図7は、第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。
第2の実施の形態においては、コンテンツ提供装置1は、第1の実施の形態にかかる近距離通信部104に替えて、自身の位置を確認する位置情報計測部106を備える。また、コンテンツ受信装置2も、第1の実施の形態にかかる近距離通信部204に替えて、自身の位置を確認する位置情報計測部206を備える。また、コンテンツ提供装置1は通信網9に接続する通信部107を、コンテンツ受信装置2は通信網9に接続する通信部207を備え、これにより、お互いに通信が可能となっている。
図8は、第2の実施の形態にかかるコンテンツ受信装置2において、ユーザがコンテンツ要求を行なったときの処理を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ受信装置2の制御部(不図示)がデータ記憶部203の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図8を参照して、ステップS1300にて、入力部205においてユーザからのコンテンツ要求操作を受付けると(S1300でYES)、ステップS1301にて、位置情報計測部206によって、そのときのコンテンツ受信装置2の現在位置が取得される。位置情報計測部206は、現在位置を常に計測していて、このタイミングでは、単に最新に取得している現在位置を返すだけでもよいし、このタイミングにて計測を行なってもよい。
次に、ステップS1302にて、通信部207より通信網9を介して、コンテンツ要求信号と共に、ステップS1301で取得された位置情報が送信される。このとき、通信部207は、本発明において限定されない特定手段を用いて特定されたコンテンツ提供装置1に対して送信してもよいし、通信網9に接続している不特定多数のコンテンツ提供装置1に対して送信してもよい。たとえば、同じコンテンツ共有サービスを利用しているコンテンツ提供装置1に対して送る、であるとか、通信網9が、携帯網であれば、同じ基地局に接続しているコンテンツ提供装置1に対して送る、などが考えられる。
この後、ステップS1303にて、コンテンツ提供装置1からのコンテンツデータ受信が検出されると(S1303でYES)、ステップS1304にて、通信部207で、送信されてくるコンテンツデータを受信し、データ記録部204に記憶する。あるいはこのとき、受信してすぐに画像表示部201で画像表示をしてもよい。
なお、コンテンツ要求信号が送信されてからコンテンツ提供装置1よりコンテンツデータが受信されるまでの時間は、時刻管理部202によって計時され、コンテンツ要求信号が送信されてから一定時間が経過するまでにコンテンツ提供装置1よりコンテンツデータが受信されずタイムオーバーとなった場合には(S1305でYES)、処理が終了される。一定時間内にコンテンツデータが受信された場合には(S1305でNO)、再びステップS1302に戻って、コンテンツデータ受信の確認を行なう。これによって、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ要求信号送出後、ある一定時間以内に、受信を開始したコンテンツデータを受信することができる。
図9は、第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1が、コンテンツ受信装置2から、コンテンツ要求信号と、これに付随して送られてくる位置情報とを受信したときの処理を示すフローチャートである。図9のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ提供装置1の制御部(不図示)がデータ記憶部103の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図9を参照して、まず、ステップS1500において、通信部107でコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号と位置情報とを受信したことが検出されると(S1500でYES)、ステップS1501にて、位置情報計測部106において現在位置が取得される。位置情報計測部106は、現在位置を常に計測していて、このタイミングでは、単に現在位置を返すだけでもよいし、このタイミングにて計測を行なってもよい。
次にステップS1502にて、コンテンツ提供装置1の制御部は、ステップS1500で受信したコンテンツ受信装置2の位置情報と、現在位置とを比較して、予め設定されている一定距離内かどうかを調べる。位置情報を用いての、一定距離内であるかどうかの比較方法は、緯度経度それぞれで一定範囲内であることを確認する場合や、直線距離を算出して比較するなど、さまざまな方法が考えられるが、本発明では、コンテンツ受信装置2が発信した位置情報と、コンテンツ提供装置1の現在位置情報との、2つの位置情報を元に算出し比較するのであればよく、本発明は、比較のための計算方法によって限定はされない。
ステップS1502での比較の結果、コンテンツ要求時のコンテンツ受信装置2と現在のコンテンツ提供装置1とが一定距離内にあることが確認された場合には(S1502でYES)、コンテンツ提供装置1の制御部は、ステップS1503にて、データ記憶部103に、コンテンツ要求信号を受信した時から、一定時間内に作成されたコンテンツがあるかどうかを検索する。該当コンテンツがある場合(S1503でYES)、S1504にて、通信部107より通信網9を介して、該当コンテンツデータがコンテンツ受信装置2に送信される。
なお、ステップS1502での比較の結果、コンテンツ要求時のコンテンツ受信装置2と現在のコンテンツ提供装置1とが一定距離内にないことが確認された場合(S1502でNO)、またはステップS1503の検索の結果、データ記憶部103に該当するデータがない場合には(S1503でNO)、処理をそのまま終了する。あるいは、該当コンテンツがないことを示す信号を、通信部107を通じてコンテンツ受信装置2に送信した後に終了してもよい。
本実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1およびコンテンツ受信装置2においてこれら一連の動作が実行されることによって、近距離通信手段を備えない場合であっても、コンテンツ提供装置1によって「その時、その場所」で作成されたコンテンツを提供することができ、「その時、その場所」にいるコンテンツ受信装置2によってコンテンツを受信することが可能となる。このため、特別な通信手段を備えなくても、コンテンツ提供側では、適切な相手に、適切なタイミングでコンテンツを提供することが可能になり、コンテンツ受信側では、適切なコンテンツを適切なタイミングで取得することが可能になる。
[第3の実施の形態]
第1,第2の実施の形態において、「その時、その場所」で作成されたコンテンツを、「その時その場所」にいる、コンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との間で共有するための方法について述べたが、ここでの「その時、その場所」は、ある一定の範囲を持っているため、コンテンツが作成された場所をある程度離れていたとしても、コンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との相対的距離が近ければ、コンテンツ共有が可能となってしまう。すなわち、たとえばステップS1101や、ステップS1503における、一定時間がたとえば5分と設定されていたとき、5分以内にコンテンツ提供装置1が、車を用いるなどして、その場から1000m離れた場所にいるときに、近くにいるコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求を受けると、該当コンテンツを渡してしまうこととなる。これを解決するために、一定時間の範囲をたとえば1分間に狭める、などの対応策は可能だが、この場合、提供可能なコンテンツが非常に限定されてしまうという問題も起こる。
第3の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1は、このような問題を解決するコンテンツの提供方法を採用する。
本実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1が、コンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号と位置情報とを受信するまでの処理は、第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1での処理と同じである。
図10は、第3の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1のデータ記憶部103に保存されているコンテンツの具体例を示す図である。本実施の形態においては、図4に示された具体例に対して、さらに、それぞれのコンテンツに対応する、コンテンツ作成時(写真撮影時)の位置情報が保存されている。
図7に示された第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1は、位置情報計測部106を備えるため、カメラ101にて写真を撮影したとき、撮影時の位置を位置情報計測部106を用いて取得し、作成したコンテンツに対応付けて保存することが可能である。場合によっては、位置情報を取得することができない場合もあり、この場合はファイル名200512311540.jpgの場合のように、位置情報がないコンテンツも存在し得る。
図11は、第3の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1が、コンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号と、これに付随して送られてくる位置情報とを受信したときの処理を示すフローチャートである。図11のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ提供装置1の制御部(不図示)がデータ記憶部103の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図11を参照して、まず、ステップS1400において、通信部107でコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号と位置情報とを受信したことが検出されると(S1400でYES)、コンテンツ提供装置1の制御部は、ステップS1401にて、データ記憶部103に、コンテンツ要求信号を受信した時刻から一定時間以内に作成されたコンテンツであって、コンテンツ受信装置2から受信した位置情報と該当コンテンツの位置情報とを比較して、一定距離内で作成されたコンテンツがあるかどうかを検索する。
該当コンテンツが存在する場合(S1401でYES)、ステップS1402にて、通信部107を通じて該当するコンテンツデータが送信される。たとえば、一定時間を5分、一定距離内を緯度±0.0.0.10と経度±0.0.0.10の範囲内という基準で検索するとして、受信した位置情報が「緯度+35.40.39.90、経度+139.45.56.30」であった場合、図10の例であれば、2つのファイル(200501011531.jpg,200501011532.jpg)が該当することになる。ステップS1401における、位置情報を用いた、一定距離内であるかどうかの比較方法は、このように、緯度経度それぞれで一定範囲内であることを確認する場合や、直線距離を算出して比較するなど、さまざまな方法が考えられるが、本発明では、コンテンツ受信装置2が発信した位置情報と、コンテンツ提供装置1が記憶しているコンテンツに対応する位置情報との、2つの位置情報を元に算出し比較するのであればよく、本発明は、比較のための計算方法によって限定はされない。また、第1,第2の実施の形態と同様、このように該当コンテンツが複数ある場合は、複数のコンテンツデータを送信してもよい。
ステップS1401の検索の結果、データ記憶部103に該当するデータがない場合には(S1401でNO)、処理をそのまま終了する。あるいは、該当コンテンツがないことを示す信号を、通信部107を通じてコンテンツ受信装置2に送信してもよい。
これら一連の動作によって、コンテンツ提供装置1において、「その時、その場所」で作成していないコンテンツを、コンテンツ受信装置2に提供することを防ぐことが出来る。
また、他の方法として、コンテンツ要求を受けたときの現在位置と、コンテンツ作成位置とを比較する方法がある。この場合、コンテンツ受信装置2からのコンテンツ要求信号に、コンテンツ受信装置2の位置情報が含まれていない場合にも、利用可能である。
図28は、第3の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1が、コンテンツ受信装置2からのコンテンツ要求信号を受信したときの処理の他の具体例を示すフローチャートである。
図28を参照して、ステップS2400において、通信部107でコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号を受信したことが検出されると(S2400でYES)、ステップS2401で位置情報計測部106において現在位置が取得される。位置情報計測部106は、現在位置を常に計測していてこのタイミングで単に現在位置を返すだけでもよいし、このタイミングにて計測を行なってもよい。
次にステップ2402にて、コンテンツ提供装置1の制御部は、データ記憶部103に、コンテンツ要求信号を受信した時刻から一定時間以内に作成されたコンテンツであって、現在位置と該当コンテンツの位置情報とを比較して、一定距離内で作成されたコンテンツがあるかどうかを検索する。
該当コンテンツが存在する場合(S2402でYES)、ステップS2403にて、通信部107を通じて該当するコンテンツデータが送信される。一方、データ記憶部103に該当するデータがない場合には(S2402でNO)、処理をそのまま終了する。ステップS2402でNOの場合、該当コンテンツがないため、そのまま終了する。これにより、コンテンツ受信装置2から、位置情報が送られてこなかった場合であっても、コンテンツ提供装置1が、コンテンツ作成位置をある程度離れた場合には、コンテンツ提供を行なわないという制限をかけることが可能である。
なお、本実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1およびコンテンツ受信装置2は、通信部107または通信部207にかえて、第1の実施の形態において説明された近距離通信部を備えていても構わない。
[第4の実施の形態]
第1〜第3の実施の形態では、コンテンツ要求を受けた後、コンテンツデータそのものを送っている。しかし、コンテンツデータが複数ある場合や、どんなコンテンツなのかを予め把握しておきたい場合は、コンテンツが画像であればサムネイル画像など、コンテンツの概要が分かる情報をまず送信し、受取った側が、その内容を確認した上で、このコンテンツを受取りたいと思った時点で、コンテンツデータそのものを送信する方が望ましい場合もある。よって、本実施の形態においては、その場合の方法を示す。
図12は、コンテンツデータの送信に先立ってコンテンツの概要を示す情報を送信し、その後でコンテンツデータを送信する、第4の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。
図12を参照して、本実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1は、図3に構成の具体例が示された第1の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1の構成に加えて、コンテンツをコンテンツの概要が分かるように加工するためのコンテンツ加工部108と、加工されたコンテンツを一意に特定するコンテンツIDであって、コンテンツ受信装置2によって所望するコンテンツを選択する際に用いるコンテンツIDを生成する、コンテンツID生成部109とを備える。コンテンツIDは、コンテンツ受信装置2で所望するコンテンツが指定されたとき、コンテンツ提供装置1で、そのコンテンツを一意に特定できる必要がある。そのため、その生成方法としては、たとえば、コンテンツ作成順にシリアルな数値を割振って生成したり、コンテンツ作成時刻に基づいて秒単位の時刻を利用して生成したりする方法が挙げられる。さらに、コンテンツID生成時に、すでに同じコンテンツIDに対応するコンテンツが存在する場合には、再度コンテンツIDを生成しなおす(コンテンツIDの最後に任意の数値を付加したものを新しいコンテンツIDとするなど)して生成されることが好ましい。
図13は、第4の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1において、コンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号を受取ったときの処理を示すフローチャートである。図13のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ提供装置1の制御部(不図示)がデータ記憶部103の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図13を参照して、まず、ステップS1600において、近距離通信部104でコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号を受信したことが検出されると(S1600でYES)、コンテンツ提供装置1の制御部は、S1601にて、データ記憶部103に、コンテンツ要求信号を受信した時刻から一定時間以内に作成されたコンテンツがあるかどうかを検索する。
該当コンテンツが存在する場合(S1601でYES)、ステップS1602で、該当コンテンツデータがコンテンツ加工部108において加工される。ステップS1602での加工方法としては、一般的には、たとえばコンテンツが写真である場合は、画像を縮小したサムネイル画像に加工したり、コンテンツが曲であれば、最初の数秒だけを切出したり、コンテンツがビデオの場合は、最初の数秒を切出す、あるいは、ビデオの表示サイズを小さくするなどの加工が挙げられる。すなわち、ステップS1602でコンテンツ加工部108は、コンテンツの概要が分かるようコンテンツの加工を行なう。また、該当コンテンツが複数ある場合は、複数のコンテンツデータを加工する。
次に、ステップS1603で、コンテンツID生成部109において、該当加工されたコンテンツそれぞれに対応する、コンテンツIDが生成される。
最後に、ステップS1604で、ステップS1602で加工されたコンテンツデータと、それに対応するコンテンツIDが近距離通信部104より送信される。
図14は、第4の実施の形態にかかるコンテンツ受信装置2において、ユーザがコンテンツ要求を行なったときの処理を示すフローチャートである。図14のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ受信装置2の制御部(不図示)がデータ記憶部203の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図14を参照して、ステップS1700にて、入力部205においてユーザからのコンテンツ要求操作を受付けると(S1700でYES)、ステップS1701にて、近距離通信部204よりコンテンツ要求信号が送信される。
この後、ステップS1702にて、コンテンツ提供装置1からの、加工されたコンテンツデータとそれに対応したコンテンツIDとの受信が検出されると(S1702でYES)、ステップS1703にて、加工されたコンテンツデータと、コンテンツIDとが対応付けられてデータ記憶部103に記憶される。このとき、必要に応じて、加工されたコンテンツデータとコンテンツIDとを送信してきたコンテンツ提供装置1を特定するための情報もあわせて記憶される。また、ステップS1702で、加工コンテンツデータと、コ なお、コンテンツ要求信号が送信されてからコンテンツ提供装置1より加工されたコンテンツデータとコンテンツIDとが受信されるまでの時間は、時刻管理部202によって計時される。コンテンツ要求信号が送信されてから一定時間が経過するまでにコンテンツ提供装置1よりこれらの情報が受信されずタイムオーバーとなった場合には(S1704でYES)、ステップS1702,S1703の処理を終了して、ステップS1705に進む。一定時間内にこれらの情報が受信された場合には(S1704でNO)、再びステップS1702に戻って、加工されたコンテンツデータと、コンテンツIDとの受信の確認を行なう。これによって、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ要求信号送出後、ある一定時間以内に、受信を開始した加工されたコンテンツデータを受信することができる。
次に、ステップS1705にて、コンテンツ受信装置2の制御部は、受信した加工されたコンテンツデータの一覧を画面表示部200に表示し、入力部205において、ユーザから所望のコンテンツの選択を受付ける。ここでの選択は、1つだけでも複数でも構わない。
次に、ステップS1706にて、当該コンテンツデータの送信を要求するために、コンテンツ受信装置2の制御部は、ステップS1705で選択されたコンテンツに対応するコンテンツIDを、当該コンテンツIDを送信してきたコンテンツ提供装置1に送信する。もちろん、コンテンツIDが、自分の近傍に存在する複数のコンテンツ提供装置1の中で一意に決まるのであれば、コンテンツ提供装置1を特定して送信する必要は無く、近距離通信部104より、(通信相手を特定せずに)近傍の端末すべてに、コンテンツ要求のためのコンテンツIDを送信してもよい。
この後、ステップS1707にて、コンテンツ提供装置1より、送信したコンテンツIDに該当するコンテンツデータを受信したことが検出されると(S1707でYES)、ステップS1708で近距離通信部104においてコンテンツデータを受信して、データ記憶部203に記憶する。また、ステップS1709にて、コンテンツIDを送信したが、まだコンテンツデータを受信していないものがあるかどうかをチェックする。送信したコンテンツIDに対応するコンテンツデータをすべて受取っている場合(S1709でNO)、ステップS1710に進まずに処理を終了する。
選択したコンテンツIDが送信されてからコンテンツ提供装置1よりコンテンツデータが受信されるまでの時間は、時刻管理部202によって計時される。コンテンツIDが送信されてから一定時間が経過するまでに、送信したコンテンツIDに対応するコンテンツデータのすべてがコンテンツ提供装置1より受信されずタイムオーバーとなった場合には(S1709でYES,かつS1710でYES)、時間切れとして終了する。一定時間内にいくつかのコンテンツデータが受信された場合には(S1710でNO)、再びステップS1707に戻って、コンテンツデータの受信の確認を行なう。
図15は、第4の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1が、コンテンツ受信装置2からコンテンツデータ要求のためのコンテンツIDを受信した場合の処理を示すフローチャートである。図15を参照して、ステップS1800にて、コンテンツ受信装置2からコンテンツIDを受信した場合(S1800でYES)、コンテンツ提供装置1の制御部はデータ記憶部103に記憶されるコンテンツデータを参照してそのコンテンツIDに対応するコンテンツデータを特定し、ステップS1801にて該当するコンテンツのデータを送信する。
これらの一連のステップにより、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ提供装置1から提供されるコンテンツの内容を確認した上で、欲しいコンテンツだけを選択して、受信することが可能となる。
[第5の実施の形態]
上述の実施の形態においては、コンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との間で、直接コンテンツデータのやりとりをしていたが、コンテンツ提供装置1またはコンテンツ受信装置2が、近傍に非常に多く存在する場合は、コンテンツデータのやりとりが頻繁に発生して、コンテンツ提供装置1またはコンテンツ受信装置2への負担が多くなる問題がある。これを解決するために、第5の実施の形態においては、コンテンツを後から取得するための、コンテンツキーのみを提供または入手して、後から、コンテンツデータを入手する方法を採用するコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2について説明する。
図16は、第5の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成は、図7に示された、第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成とほぼ同じ構成であるが、本実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1は、後からコンテンツを取得するための、コンテンツキーの生成を行なうコンテンツキー生成部110をさらに備える。また、通信部107は、提供するコンテンツデータの保存を行なうコンテンツストレージサーバ3と接続可能である。また、コンテンツ受信装置2の、通信部207は、コンテンツストレージサーバ3と接続可能であり、コンテンツストレージサーバ3に保存されているコンテンツを取得できる。
コンテンツキーは、コンテンツストレージサーバ3において、コンテンツを一意に特定できるものである必要がある。そのため、コンテンツキー生成部110は、コンテンツID生成部109において採用されている上述のような方法で生成されたコンテンツIDに、コンテンツ提供装置1がもつ、製造番号やシリアルNo.など、コンテンツ提供装置1においてコンテンツを特定できるような情報を付加するなどの方法で生成される。
図17は、第5の実施の形態にかかるコンテンツ受信装置2において、ユーザがコンテンツ要求を行なったときの処理を示すフローチャートである。図17のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ受信装置2の制御部(不図示)がデータ記憶部203の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図17を参照して、ステップS1900にて、入力部205においてユーザからのコンテンツ要求操作を受付けると(S1900でYES)、ステップS1901にて、位置情報計測部206によって、そのときのコンテンツ受信装置2の現在位置が取得される。
次に、ステップS1902にて、通信部207より通信網9を介して、コンテンツ要求信号と共に、ステップS1901で取得された位置情報がコンテンツ提供装置1に対して送信される。このとき、通信部207は、本発明において限定されない特定手段を用いて特定されたコンテンツ提供装置1に対して送信してもよいし、通信網9に接続している不特定多数のコンテンツ提供装置1に対して送信してもよい。たとえば、同じコンテンツ共有サービスを利用しているコンテンツ提供装置1に対して送る、であるとか、通信網9が、携帯網であれば、同じ基地局に接続しているコンテンツ提供装置1に対して送る、などが考えられる。
この後、ステップS1903にて、コンテンツ提供装置1からの加工されたコンテンツデータと、コンテンツキーとの受信が検出されると(S1903でYES)、ステップS1904において、加工されたコンテンツデータとコンテンツキーとが対応付けられてデータ記憶部203に記憶される。このとき、必要に応じて、これらのデータを送信したコンテンツ提供装置1を特定するための情報もあわせて記憶することが好ましい。
なお、コンテンツ要求信号が送信されてからの経過時間は、時刻管理部202によって計時され、コンテンツ要求信号が送信されてから一定時間が経過してタイムオーバーとなった場合には(S1905でYES)、処理が終了される。一定時間内には(S1305でNO)、再びステップS1903に戻って、加工されたコンテンツデータとコンテンツキーとの受信の確認を行なう。これによって、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ要求信号送出後、ある一定時間以内に、受信を開始した加工されたコンテンツデータと、コンテンツキーとを受信することができる。
図18は、第5の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1において、コンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号を受取ったときの処理を示すフローチャートである。図18のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ提供装置1の制御部(不図示)がデータ記憶部103の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図18を参照して、まず、ステップS2000において、通信部107でコンテンツ受信装置2からコンテンツ要求信号と位置情報とを受信したことが検出されると(S2000でYES)、ステップS2001にて、コンテンツ提供装置1の制御部は、コンテンツ要求信号を受信した時刻から、一定時間以内に作成されたコンテンツであって、コンテンツ受信装置2から受信した位置情報と、該当コンテンツの位置情報とを比較して、一定距離内で作成されたコンテンツがあるかどうかデータ記憶部103を検索する。
データ記憶部103に、たとえば図10のような形態でコンテンツデータが記憶されているものとする。該当するコンテンツが存在する場合(S2001でYES)、ステップS2002で、該当コンテンツデータがコンテンツ加工部108において加工される。ステップS2002での加工方法については第4の実施におけるステップS1602での加工方法と同様の方法を採用することができる。
次に、ステップS2003で、コンテンツキー生成部110において、該当コンテンツそれぞれに対応するコンテンツキーが生成される。
最後に、ステップS2004で、加工されたコンテンツデータとそれに対応するコンテンツキーとが、近距離通信部104より送信される。また、ステップ2005で、該当するコンテンツデータとそれに対応するコンテンツキーとが、コンテンツストレージサーバ3に送信される。
コンテンツストレージサーバ3は、受取ったコンテンツデータとそれに対応するコンテンツキーとを対応付けて保存しておき、コンテンツ受信装置2からの、コンテンツ要求に備える。
図19は、第5の実施の形態にかかるコンテンツ受信装置2において、取得したコンテンツキーを利用してコンテンツデータを実際に入手する処理を示すフローチャートである。図19のフローチャートに示される処理もまた、コンテンツ受信装置2の制御部(不図示)がデータ記憶部203の所定領域に記憶されているプログラムを読出して実行することで実現される処理である。
図19を参照して、ステップS2100にて、コンテンツ受信装置2の制御部は、受信した加工コンテンツデータの一覧を、画面表示部200に表示し、入力部205において、ユーザから所望のコンテンツの選択を受付ける。ここでの選択は、1つだけでも複数でも構わない。次に、ステップS2101にて、当該コンテンツデータの送信を要求するために、コンテンツ受信装置2の制御部は、ステップS2100で選択されたコンテンツに対応するコンテンツキーを、コンテンツストレージサーバ3に送信する。
この後、ステップS2102にて、コンテンツストレージサーバ3より、送信したコンテンツキーに該当するコンテンツデータを受信したことが検出されると(S2102でYES)、ステップS2103にてコンテンツデータを受信して、データ記憶部203に記憶する。また、ステップS2104にて、コンテンツキーを送信したが、まだコンテンツデータを受信していないものがあるかどうかをチェックする。コンテンツストレージサーバ3より、送信したコンテンツキーに対応するコンテンツデータをすべて受取っている場合(S2104でNO)、ステップS2105に進まずに処理を終了する。
選択したコンテンツキーが送信されてからコンテンツストレージサーバ3よりコンテンツデータが受信されるまでの時間は、時刻管理部202によって計時される。コンテンツキーが送信されてから一定時間が経過するまでに、送信したコンテンツキーに対応するコンテンツデータのすべてがコンテンツストレージサーバ3より受信されずタイムオーバーとなった。
図20は、第5の実施の形態において、コンテンツストレージサーバ3が、コンテンツ受信装置2からコンテンツデータ要求のためのコンテンツキーを受信した場合の処理を示すフローチャートである。
図20を参照して、ステップS2200にて、コンテンツ受信装置2からコンテンツキーを受信した場合(S2200でYES)、ステップS2201にて該当するコンテンツデータがあるかどうかが検索されて、該当するコンテンツデータが存在すれば(S2201でYES)、ステップS2202にて、該当するコンテンツデータが送信される。
これらの一連のステップにより、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ提供装置1から、その場ではコンテンツキーだけを受取り、後からサーバ経由でコンテンツデータを取得できるため、コンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との間で直接コンテンツデータのやりとりをする場合に比べて処理の負荷を軽くすることができる。特に、コンテンツ提供のやり取りが多く発生する場面においては有効である。
なお、本実施の形態においては、第3の実施の形態と同様に、位置情報計測部106または位置情報計測部206を利用して、コンテンツ提供装置1で作成されたコンテンツの作成位置とコンテンツ受信装置2の位置とが近いかどうかを判断しているが、第1の実施の例のように、近距離通信部を用いることで、これを保証してもよい。つまり、コンテンツキーの要求や提供は、近距離通信部を用いて所定距離で相手を特定しない通信で行なってもよい。
また、本実施の形態ではコンテンツストレージサーバ3がネットワークに含まれるものとしたが、たとえば、コンテンツ受信装置2は、コンテンツストレージサーバ3がコンテンツ提供装置1に含まれる構成であってもよい。すなわち、コンテンツ受信装置2はコンテンツ提供装置1に直接所望のコンテンツキーを送信し、コンテンツ提供装置1が、図20のフローにしたがって、コンテンツ提供を行なってもよい。コンテンツストレージサーバ3がコンテンツ提供装置1に含まれる場合、コンテンツキー生成部110は、コンテンツID生成部109と同様に、コンテンツ提供装置1内で特定可能なコンテンツキーを生成してもよい。
また、この実施の例の応用例として、コンテンツ受信装置2が、コンテンツキーに替えて、任意の時刻と、その時刻における位置情報とを組合わせた情報(移動の履歴情報など)をコンテンツストレージサーバ3に送付して、その移動履歴の、「その時、その場所」で作成されたコンテンツを入手してもよい。この場合は、図10に示されたような、コンテンツデータと、これに対応する時刻と位置情報とを、予め(たとえばコンテンツ作成時などに)コンテンツストレージサーバ3に送信し保存しておくことが必要となる。
図21は、第5の実施の形態の応用例において、コンテンツ受信装置2から、ある時刻と、その時刻における位置情報とを受信したときのコンテンツストレージサーバ3での処理を示すフローチャートである。
すなわち、コンテンツ受信装置2が、時刻管理部202と位置情報計測部206とを用いて、時刻とその時刻における位置情報とを定期的に確認しており、これらを組合わせた情報を保持していたとする。
図21を参照して、ステップS2300にて、コンテンツストレージサーバ3が、コンテンツ受信装置2から、コンテンツ要求のために送信された、ある時刻とその時刻における位置情報とを組合わせたある時点での移動履歴情報を受信したことが検出されると(S2300でYES)、ステップS2301にて、受信した位置情報に基づいて、その位置情報の示す位置から一定距離内で作成されたコンテンツデータであって、受信した、ある時刻の一定時間内(または前後)に作成されたコンテンツがあるかどうかを検索し、該当するコンテンツデータが存在する場合には(S2301でYES)、該当するコンテンツデータを送付する。
このような処理が実行されることにより、たとえば旅先などから帰ったときに、自分が旅先でいた場所、時間の近くで作成されたコンテンツを入手可能となり、結果、「その時、その場所」で作成されたコンテンツを、「その時、その場所」にいたコンテンツ受信装置2が受信することが可能となる。
なお、コンテンツストレージサーバ3がコンテンツ提供装置1に含まれて構成される場合には、言うまでもなく、上記応用例におけるコンテンツストレージサーバ3での処理も、コンテンツ提供装置1において実行される。
[第6の実施の形態]
上述の実施の形態においては、コンテンツ受信装置2がコンテンツ要求を行なうことがコンテンツ受信のトリガであるものとされているが、この場合、コンテンツ要求を行なっても、受信可能なコンテンツがない可能性がある。つまり、何度もコンテンツ要求を行なっても、コンテンツを提供してもらえないという場合が発生する。
第6の実施の形態においては、コンテンツ作成時をトリガとして、コンテンツ提供を行なう場合について説明する。
図22は、コンテンツ作成時をトリガとして、コンテンツ提供を行なう場合の、第6の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。
図22を参照して、コンテンツ提供装置1は、コンテンツ作成を行なった際に、近距離通信部104を通じて、コンテンツ受信装置2に対して、コンテンツ提供可能通知を行なう。
コンテンツ受信装置2は、コンテンツ提供装置1からの、コンテンツ提供可能通知信号を、近距離通信部204を通じて受信した後、コンテンツ要求をコンテンツ提供装置1に対して行なう。この後の処理は、今までに述べてきた、コンテンツデータを受取るまでの処理と同じである。
第6の実施の形態においては、近距離通信部104と近距離通信部204とを利用しているが、第2または第3の実施の形態のように、位置情報計測部を利用した方法でもよい。
また、さらに第6の実施の形態の応用例として、図23のように、コンテンツストレージボックス4を備え、コンテンツストレージボックス4付近で作成されたコンテンツを、蓄積していくサービスも可能である。すなわち、コンテンツストレージボックス4は、コンテンツ提供装置1からのコンテンツ提供可能通知を受信した際に、コンテンツ要求をコンテンツ提供装置1に対して行ない、コンテンツデータを受信して蓄積しておく。コンテンツ受信装置2は、コンテンツストレージボックス4に対してコンテンツ要求をし、コンテンツストレージボックスからコンテンツデータを受信する。また、コンテンツストレージボックス4には、多くのコンテンツが蓄積されることが考えられるため、第4の実施の形態のように、コンテンツ受信装置2に対しては、予めサムネイル画像など、加工コンテンツデータを送ってから、欲しいコンテンツを選択させてもよい。
このように、コンテンツストレージボックス4は「常に、その場所」にいるため、その付近で作成されたコンテンツが蓄積されている。コンテンツ受信装置2は、「その時、その場所」で作成されたコンテンツを受信できるが、たとえば、コンテンツストレージボックス運営者に対して料金を払うことで、多少過去に遡って作成されたコンテンツの提供を受けるといったサービスが可能となる。
[第7の実施の形態]
図24は、コンテンツ受信装置2が提供可能なコンテンツを作成したことをトリガに、コンテンツ受信装置2がコンテンツ要求をコンテンツ提供装置1に対して行なう、第7の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。
図24を参照して、コンテンツ受信装置2において、カメラ撮影などを行ない、提供可能なコンテンツが作成されたとき、コンテンツ提供装置1に対して、コンテンツ要求と共に、コンテンツ提供可能通知が行なわれる。コンテンツ提供装置1は、コンテンツ提供可能通知が含まれたコンテンツ要求を受けることで、コンテンツデータの提供を行なう。
コンテンツ提供装置1は、コンテンツ受信装置2からコンテンツ提供可能通知を受取っているため、この通知をトリガとして、次はコンテンツ受信装置2となって、コンテンツ要求を行なう。
このような構成のため、コンテンツ提供の公平感が高まり、結果、積極的にコンテンツの提供、あるいはコンテンツの交換が行なわれやすくなる。また、コンテンツ受信装置2は、カメラ撮影後、すぐに他の端末からもコンテンツ提供を得られるため、自分が撮影したコンテンツと共に、「その時、その場所」にいる他端末によって作成されたコンテンツを入手して保存する、あるいは撮影したコンテンツと共に並べて表示するといったことも可能になる。その結果、コンテンツ提供がより活発に行なわれるようになる。
なお、本発明において、セキュリティ上の問題を考慮して、コンテンツ送信を行なわないことを設定するなど、コンテンツの提供が制限されてもよい。その方法としては、コンテンツを提供可能としている、コンテンツ作成時からの上記一定時間を短縮する、またはコンテンツごとに提供可/不可を設定することが考えられる。
図25は、コンテンツの提供が制限される場合の、コンテンツ提供装置1のデータ記憶部103に保存されているコンテンツの具体例を示す図である。図25に示される例では、コンテンツごとに、提供可能かどうかの提供許可フラグが設定される。
コンテンツ提供装置1は、コンテンツ要求信号に応じてデータ記憶部103から提供可能なコンテンツを検索する際、提供許可フラグを参照して、提供許可フラグがOK(提供可)となっているコンテンツの中から、条件に合うコンテンツを抽出する。
提供許可フラグは、コンテンツ作成時に、コンテンツ作成者によって設定(切替え)されてもよいし、コンテンツ作成後のどこかの時点で所定のユーザによって設定(切替え)られてもよい。
このように、コンテンツの提供を制限する方法としてコンテンツごとに提供許可フラグを設定することで、提供したくないコンテンツを提供しないようにすることが可能となる。
なお、上記実施の形態に共通する技術として、コンテンツ提供装置1および/またはコンテンツ受信装置2が複数存在する場合の、一般的なシーケンスについて説明する。
図26は、複数のコンテンツ提供装置1A〜1Cと1つのコンテンツ受信装置2との間のシーケンスを表わす図である。
図26を参照して、この場合、コンテンツ受信装置2は、コンテンツ要求を行なった後、コンテンツ受信待ちの状態となる。一定時間待ち続け、この間にコンテンツデータが送られてきたときには、これを受信するが、一定時間を超えた場合は、コンテンツ受信待ちを終了する。図26の場合は、コンテンツ提供装置1A,1Cから、コンテンツデータを受信している。
図27は、1つコンテンツ提供装置1と複数のコンテンツ受信装置2A〜2Cとの間のシーケンスを表わす図である。
図26を参照して、上記第6の実施の形態においては、コンテンツ提供装置1からのコンテンツ提供可能通知を受取ったコンテンツ受信装置2A,2Cは、コンテンツを要求したい場合は、コンテンツ要求を行なって、一定時間、コンテンツ受信待ちの状態となる。
コンテンツ提供装置1は、コンテンツ要求を受取ると、該当するコンテンツデータをコンテンツ受信装置2A,2Cに対して送信する。コンテンツ受信装置2A,2Cは、コンテンツ受信待ちの間にコンテンツデータが送られてきた場合には、これを受信する。図27では、コンテンツ提供装置1は、コンテンツ提供装置2A,2Cそれぞれにコンテンツデータを送信しているが、たとえば放送データのように、データを受取ることできる人すべてに対してコンテンツデータを送信し、受取りたいコンテンツ提供装置2がコンテンツデータを受信するようにしてもよい。
本発明にかかるコンテンツ提供装置1およびコンテンツ受信装置2としては、カメラを備えた携帯電話、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、通信機能を備えたデジタルカメラなどに実装されて、これらの装置によって実現されてもよいし、これらの装置の一部に搭載されて実現されてもよい。また、これらの装置は、コンテンツ提供装置1としての機能とコンテンツ受信装置2としての機能とを兼ね備えてもよい。
また、上記各実施の形態においては、コンテンツ作成手段としてカメラを具体例に挙げたが、コンテンツを作成可能な手段であればカメラに限定されず、たとえば、マイクやビデオカメラ、あるいは、テレビジョン放送やストリーミング放送の受信機能を持つ端末である場合は、放送画面の画像またはビデオのキャプチャ機能であっても構わない。
また、上記実施の形態に挙げられた近距離通信部104,204としては、具体的に、bluetooth(R)、無線LAN(Local Area Network)、IrDA(Infrared Data Association)などの技術を利用した機能が考えられる。
本発明にかかるコンテンツ提供装置は、コンテンツが作成されたときより一定時間、一定範囲内にあるコンテンツ受信装置にコンテンツ提供を行なうが、この提供方法は、コンテンツ作成時に、作成されたコンテンツを入手可能であろう人や、作成コンテンツの元となるもの、つまり、カメラ撮影によるコンテンツ作成であれば、風景など、同じものを共有することができるであろう人には提供してもよい、という考え方に基づくものである。
このため、コンテンツの提供を行なう一定時間とは、短くて1分、あるいは、何らかのイベント会場でのコンテンツ共有を考えると、数時間程度(イベント時間に合わせた期間)が好ましい。また、コンテンツの提供は、コンテンツが作成された後より一定時間に限定されず、コンテンツが作成された前後一定時間としてもよい。たとえば、第5の実施の形態の応用例のように、コンテンツ受信装置2からの、ある時刻とその時刻における位置情報とを組合わせた情報(移動の履歴情報など)を得てコンテンツ提供を行なう場合は、必ずしも、コンテンツ作成後から一定時間に限定せず、コンテンツ作成時刻と、コンテンツ受信装置2から得た時刻とを比較して、前後一定時間であるならば、コンテンツ提供を行なってもよい。
さらに、上記のコンテンツ提供の考え方に基づくと、コンテンツの提供を行なう一定範囲内とは、すぐそばにいる間隔である10m前後、あるいは、たとえばイベント会場のようなものを想定すると、100m〜300m以内が好ましい。これは、上述の近距離通信部104,204の具体例の、到達距離とほぼ一致する距離でもある。
また、上記各実施の形態においては、特にコンテンツ提供装置とコンテンツ受信装置との関係について述べていない。すなわち知らない人が持っているコンテンツ提供装置とコンテンツ受信装置との間でのコンテンツ共有が可能であるが、たとえば友人同士であれば、予め、コンテンツ提供装置とコンテンツ受信装置との間で何らかの認証を行ない、この認証情報を持っている装置間でのみ、本発明におけるコンテンツ共有を行なうよう制限を設けてもよい。
また、上述のコンテンツ提供装置1で実行されるコンテンツ提供方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
コンテンツ提供装置1を主体としてコンテンツの提供の概念を示した図である。 コンテンツ受信装置2を主体としてコンテンツの受信の概念を示した図である。 第1の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。 データ記憶部103に記憶されるコンテンツの具体例を示す図である。 第1の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1における処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置2における処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置2における処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1における処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1のデータ記憶部103に保存されているコンテンツの具体例を示す図である。 第3の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1における処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1における処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかるコンテンツ受信装置2における処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1における処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態にかかるコンテンツ受信装置2における処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1における処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態にかかるコンテンツ受信装置2における処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態における、コンテンツストレージサーバ3の処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態の応用例における、コンテンツストレージサーバ3の処理を示すフローチャートである。 第6の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。 第6の実施の形態の応用例にかかる、コンテンツストレージボックス4が存在する構成の、コンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。 第7の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1とコンテンツ受信装置2との構成の具体例として最も単純な構成を示すブロック図である。 コンテンツの提供が制限される場合の、コンテンツ提供装置1のデータ記憶部103に保存されているコンテンツの具体例を示す図である。 複数のコンテンツ提供装置1A〜1Cと1つのコンテンツ受信装置2との間のシーケンスを表わす図である。 1つコンテンツ提供装置1と複数のコンテンツ受信装置2A〜2Cとの間のシーケンスを表わす図である。 第3の実施の形態にかかるコンテンツ提供装置1の処理の他の具体例を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1A〜1C コンテンツ提供装置、2,2A〜2C コンテンツ受信装置、3 コンテンツストレージサーバ、4 コンテンツストレージボックス、9 通信網、100,200 画面表示部、101 カメラ、102,202 時刻管理部、103,203 データ記憶部、104,204 近距離通信部、205 入力部、106,206 位置情報計測部、107,207 通信部、108 コンテンツ加工部、109 コンテンツID生成部、110 コンテンツキー生成部。

Claims (16)

  1. コンテンツを作成するコンテンツ作成手段と、
    前記コンテンツが作成されてからの時間経過を管理する時間管理手段と、
    前記時間管理手段によって管理されている、前記コンテンツ作成手段で作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツを、一定範囲内に存在する他の装置に送信する送信手段とを備える、コンテンツ提供装置。
  2. 前記コンテンツ作成手段で作成されたコンテンツを記憶する記憶手段と、
    他の装置からコンテンツ要求を受付ける受付手段とをさらに備え、
    前記送信手段は、前記コンテンツ記憶手段より、前記コンテンツ要求を受付けたときに作成されてから一定時間内のコンテンツを抽出し、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に送信する、請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
  3. 前記送信手段は、通信可能距離が定まっている近距離通信を利用して、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に前記コンテンツを送信する、請求項1または2に記載のコンテンツ提供装置。
  4. 現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記受付手段で前記コンテンツ要求を前記他の装置から受付けたときに、前記位置情報計測手段で取得された現在位置と、前記コンテンツ要求に含まれる前記他の装置の位置情報とを比較して、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に前記コンテンツを送信する、請求項2に記載のコンテンツ提供装置。
  5. 現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記コンテンツ作成手段で前記コンテンツが作成されたときに、前記位置情報計測手段で取得された現在位置と、前記コンテンツ要求に含まれる前記他の装置の位置情報とを比較して、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に前記コンテンツを送信する、請求項2に記載のコンテンツ提供装置。
  6. 現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記コンテンツ作成手段で前記コンテンツが作成されたときに、前記位置情報計測手段で取得された第1の現在位置と、前記受付手段で前記コンテンツ要求を前記他の装置から受付けたときに、前記位置情報計測手段で取得された第2の現在位置とを比較して、前記第2の現在位置が前記第1の現在位置から前記一定範囲外である場合には、前記他の装置に前記コンテンツを送信しない、請求項2に記載のコンテンツ提供装置。
  7. 前記コンテンツから、前記コンテンツの概要を示す加工コンテンツを作成するコンテンツ加工手段と、
    前記コンテンツと一意に対応するコンテンツ識別情報を生成する識別情報生成手段とをさらに備え、
    前記送信手段は、前記コンテンツ作成手段で作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツの前記加工コンテンツと前記コンテンツ識別情報とを、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に送信する、請求項1または2に記載のコンテンツ提供装置。
  8. 前記コンテンツを特定可能なコンテンツキーを生成するコンテンツキー生成手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記コンテンツ作成手段で作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツの前記コンテンツキーを、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に送信する、請求項1または2に記載のコンテンツ提供装置。
  9. 現在位置を取得する位置情報計測手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記コンテンツと共に、前記コンテンツ作成手段で前記コンテンツが作成されたときに、前記位置情報計測手段で取得された現在位置と、前記時間管理手段で取得される前記コンテンツ作成時刻とを、コンテンツとコンテンツ作成位置とコンテンツ作成時刻とを対応付けて記憶する記憶装置に送信する、請求項1または2に記載のコンテンツ提供装置。
  10. 前記送信手段は、前記コンテンツ作成手段で前記コンテンツが作成されたときに、前記コンテンツの提供が可能であることを、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に通知する、請求項1または2に記載のコンテンツ提供装置。
  11. 前記送信手段は、通信可能距離が定まっている近距離通信を利用して前記通知を行なう、請求項10に記載のコンテンツ提供装置。
  12. 前記送信手段は、前記コンテンツ要求に、前記他の装置においてコンテンツの提供が可能であることを示す通知が含まれている場合に、前記コンテンツを送信する、請求項2に記載のコンテンツ提供装置。
  13. コンテンツを作成する作成手段と、
    前記コンテンツが作成されてからの時間経過を管理する時間管理手段とを含むコンテンツ提供装置において、前記コンテンツを提供する方法であって、
    前記コンテンツ作成手段において前記コンテンツを作成するコンテンツ作成ステップと、
    前記時間管理手段によって管理されている、前記コンテンツ作成ステップで作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツを、一定範囲内に存在する他の装置に送信する送信ステップとを備える、コンテンツ提供方法。
  14. 前記コンテンツ提供装置には前記コンテンツ作成手段で作成されたコンテンツを記憶する記憶手段が含まれ、
    他の装置からコンテンツ要求を受付ける受付ステップをさらに備え、
    前記送信ステップにおいて、前記コンテンツ記憶手段より、前記コンテンツ要求を受付けたときに作成されてから一定時間内のコンテンツを抽出し、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に送信する、請求項13に記載のコンテンツ提供方法。
  15. コンテンツを作成する作成手段と、
    前記コンテンツが作成されてからの時間経過を管理する時間管理手段とを含むコンテンツ提供装置における前記コンテンツの提供をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記コンテンツ作成手段において前記コンテンツを作成するコンテンツ作成ステップと、
    前記時間管理手段によって管理されている、前記コンテンツ作成ステップで作成されてからの時間経過が一定時間内のコンテンツを、一定範囲内に存在する他の装置に送信する送信ステップとを実行させる、コンテンツ提供処理プログラム。
  16. 前記コンテンツ提供装置には前記コンテンツ作成手段で作成されたコンテンツを記憶する記憶手段が含まれ、
    他の装置からコンテンツ要求を受付ける受付ステップをさらに実行させ、
    前記送信ステップにおいて、前記コンテンツ記憶手段より、前記コンテンツ要求を受付けたときに作成されてから一定時間内のコンテンツを抽出し、前記一定範囲内に存在する前記他の装置に送信する、請求項15に記載のコンテンツ提供処理プログラム。
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