JP2007085684A - ガスオーブン - Google Patents

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JP2007085684A
JP2007085684A JP2005277432A JP2005277432A JP2007085684A JP 2007085684 A JP2007085684 A JP 2007085684A JP 2005277432 A JP2005277432 A JP 2005277432A JP 2005277432 A JP2005277432 A JP 2005277432A JP 2007085684 A JP2007085684 A JP 2007085684A
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Hirotoshi Katsuhara
博利 勝原
Kuninori Kuramoto
久仁典 倉本
Masaru Nakao
中尾  賢
Eri Nishikawa
絵里 西川
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Techno Solutions Tottori Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Tega Sanyo Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】 ガスバーナの燃焼熱気を循環ファンにより調理室内に循環して、調理室内に収納した被調理物を加熱するものにおいて、熱効率の向上を目的とするものである。
【解決手段】 被調理物を収納して加熱する調理室に、循環ファンによりガスバーナの燃焼熱気を循環して被加熱物を加熱するものにおいて、循環ファンやガスバーナの燃焼を制御して、調理室内を設定温度に加熱する制御手段を設けると共に、この制御手段を、ガスバーナの燃焼時には循環ファンを所定の設定回転数で制御し、ガスバーナの消火時には設定温度に応じて循環ファンの回転数を設定する様に構成して成るものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被調理物を収納して加熱する調理室内に、循環ファンによりガスバーナの燃焼熱気を循環して調理室内を設定温度に加熱するガスオーブンに関する。
調理室内にガスバーナの燃焼熱気を循環して加熱するガスオーブンでは、調理室内が設定温度に達する迄ガスバーナを燃焼し、設定温度に到達するとガスバーナを消火しているが、ガスバーナの燃焼熱気を調理室内に循環させる循環ファンは連続して回転させているため、ガスバーナの消火時にも調理室内の熱気が室外に排気され、エネルギー効率を低下させるという問題がある。
そこで、例えば特許文献1や特許文献2で示される様に、ガスバーナの燃焼量や点滅に応じてファンの回転を制御することで、加熱むらの防止や、熱損失の低減を図ったものがある。
特公昭58−58570号公報 特開昭59−115919号公報
一方、上記特許文献1に示されるガスオーブンでは、ガスバーナの燃焼量を庫内温度の温度変化に応じて増減すると同時に、このガスバーナの燃焼量に比例してファンの回転数を制御している為、ガスバーナやファンの回転制御が複雑になると共に、これらの比例制御に用いる比例弁や回路構成が複雑となり、コストアップを招くという問題がある。
そこで本発明は、比較的簡単な構成にて循環ファンの回転を制御することで、ガスバーナのガス消費量を低減して熱効率を向上する事を目的とする。
本発明の請求項1の構成は、被調理物を収納して加熱する調理室に、循環ファンによりガスバーナの燃焼熱気を循環して被加熱物を加熱するものにおいて、循環ファンやガスバーナの燃焼を制御して、調理室内を設定温度に加熱する制御手段を設けると共に、この制御手段を、ガスバーナの燃焼時には循環ファンを所定の設定回転数で制御し、ガスバーナの消火時には設定温度に応じて循環ファンの回転数を設定する様に構成して成るものである。
本発明の請求項2の構成は、請求項1の構成において、制御手段を、設定温度がイースト発酵温度に設定された時には、ガスバーナの点滅に連動して循環ファンをオン・オフ制御し、同じく設定温度が約230℃以上の高温に設定された時には、ガスバーナの点滅に関係なく循環ファンを設定回転数で回転制御する様に構成して成るものである。
本発明の請求項3の構成は、請求項1〜2の構成において、制御手段を、設定温度が約100℃〜220℃の中温に設定された時には、循環ファンの回転数が設定回転数で回転時の風量の約20%と成る様に循環ファンを周期的にオン・オフ制御する様に構成して成るものである。
本発明の請求項1に記載の構成により、ガスバーナの燃焼時には循環ファンを所定の設定回転数で制御し、ガスバーナの消火時には設定温度に応じて設定した回転数で制御することで、ガスバーナの消火時には必要以上に調理室内の熱気を外部に排気することがなく、比較的簡単な構成にて熱効率を向上させる事が出来るものである。
本発明の請求項2に記載の構成により、イースト発酵時にはガスバーナの点滅に連動して循環ファンをオン・オフ制御し、かつ設定温度が高温に設定時にはガスバーナの点滅に関係なく循環ファンを設定回転数で回転させることで、イースト発酵時のパン生地等の被調理物の乾燥を防止すると共に、高温設定時の各部品の温度上昇による損傷や耐久性能の低下を防止する事が出来るものである。
本発明の請求項3に記載の構成により、設定温度が中温に設定された場合には、ガスバーナが消火すると循環ファンの回転数が設定回転時の約20%の風量に成る様に制御することで、従来の様にガスバーナの消火時にも循環ファンを設定回転数で回転する場合に比較し、調理室内の熱気の無駄な排気を防止して熱効率を向上できると共に、循環ファンをガスバーナの燃焼量に比例して制御する場合に比較して、循環ファンを制御する制御回路を簡素化し、回路部分のコストアップを防止する事が出来るものである。
本発明の実施例を先ず図1に基づき説明すると、1は調理器本体で、前面を開口2し、この開口より被調理物を出し入れして収納して加熱する調理室3を区画形成している。
又、上記調理室3の奥部にはガスバーナ4を収納した燃焼室5と、循環ファン6を収納した送風室7を区画形成し、循環ファン6の回転によって、ガスバーナ4の燃焼により発生した燃焼熱気を調理室3内に循環してこの調理室内を加熱する様に構成している。
上記送風室7の後方には、上記循環ファン6を回転するファンモータ8を設置していると共に、上記開口2は、縦開き式の扉9にて開閉自在に閉塞している。
そして、上記調理室3の上方には高周波加熱用のマグネトロン10を配置し、かつ調理室3内の底部には被調理物を載せて回転するターンテーブル11を配置し、調理室3の底板12の下方には、ターンテーブル11を回転駆動するギヤードモータ13を装着している。
図2は制御手段を構成する制御回路20の実施例を示すもので、商用の交流電源21に電源回路22を接続していると共に、この電源回路の出力にマイクロコンピュータ23を接続している。
又、上記マイクロコンピュータ23の出力ポートには、調理時間や調理メニュー等を表示する表示器24を駆動する表示回路25と、ブザー26を作動するブザー回路27と、上記ファンモータ8を駆動するモータ駆動回路28と、上記ガスバーナ4への燃料供給を制御する電磁弁29を駆動する電磁弁駆動回路30と、上記ガスバーナ4の点火用の点火器31を作動する点火器駆動回路32と、上記マグネトロン10の作動を制御するマグネトロン駆動回路33とを接続し、同じく入力ポートには、扉9の開閉を検出するドア開閉検出回路34の出力と、図示しない調理条件等を入力する操作部に配置した各操作キーの入力を検出するキー入力回路35の出力と、上記調理室の熱気の一部を排気する排気筒14内に配置した温度センサ36にて調理室3内の温度を検出する庫内温度検出回路37の出力と、ガスバーナ4の点火を検出する炎検出回路38の出力とを接続している。
而して、上記マイクロコンピュータ23は、図示しない操作部から入力された調理条件をキー入力回路35の出力から検出し、オーブン調理が開始された場合には、電磁弁駆動回路30を介して電磁弁29を開いてガスバーナ4にガスを供給すると同時に、点火器駆動回路32を介して点火器31を作動し、ガスバーナ4を燃焼すると共に、モータ駆動回路28を介してファンモータ8を所定の設定回転数で作動し、循環ファン6を回転してガスバーナ4の燃焼により発生した熱気を調理室3内に循環し、この調理室内に収納された被調理物を加熱し、かつ調理室3内の温度を、温度センサ36及び庫内温度検出回路37を介して検出し、この検出温度に応じてガスバーナ4の燃焼と循環ファン6の回転を制御する。
一方上記マイクロコンピュータ23は、上記オーブン調理時の調理メニューがイースト発酵に設定された場合には、調理開始後、調理室3内の温度が設定温度(例えば35℃)に到達すると、電磁弁29を閉じてガスバーナ4の燃焼を停止すると共に、循環ファン6の回転も停止する。
これにより、パン生地等の被調理物表面の乾燥を防ぎ、調理物の仕上がりを良好にすると共に、循環ファン6の回転による調理室3内の熱気の排気を防止し、ガスバーナ4のガス消費量を低減して熱効率の向上を図る事が出来るものである。
又上記マイクロコンピュータ23は、同じくオーブン調理時に設定温度が例えば230℃以上の高温に設定された場合には、調理を開始して調理室3内が設定温度に到達するとガスバーナ4を消火して燃焼を停止し、一方循環ファン6は所定の設定回転数で継続して回転する。
これにより、調理室3内が設定温度に上昇してガスバーナ4を消火しても、循環ファン6を所定の設定回転数で回転させることで、循環ファン6により調理室3内や燃焼室5内の熱気の一部を排気筒14より外部に排気し、これらを構成する室壁や、この室壁の周囲に配置された部品の温度上昇を防止し、温度上昇による故障や劣化、耐久性能の低下を防止する事が出来るものである。
更に上記マイクロコンピュータ23は、同じくオーブン調理時に設定温度が例えば100℃〜220℃の中温に設定された場合には、ガスバーナ4を点火すると共に循環ファン6を設定回転数で回転して調理を開始した後、調理室3内が上記設定温度に到達すると、ガスバーナ4を消火すると共に循環ファン6を設定回転数で回転時の風量の約20%の回転数で回転制御し、ガスバーナ4の消火により調理室3内の温度が設定温度より1〜2℃低下すると、再びガスバーナ4を点火して燃焼すると共に循環ファン6を設定回転数で回転し、以降この動作を調理時間の間繰り返して調理を行なう。
これらの構成により、設定温度が中温に設定された場合には、ガスバーナ4が燃焼時には循環ファン6を設定回転数で回転し、ガスバーナ4の消火時には循環ファン6を設定回転時の約20%の風量で回転させることで、ガスバーナ4の消火時には循環ファン6の回転数を下げて排気筒14から外部に排出される排気量を低減することで、熱気の無駄な排気による調理室3内温度の低下を防ぎ、これによりガスバーナ4のガス消費量を削減して熱効率を向上する事が出来るものである。
尚、上記循環ファン6の回転数を低下させる場合は、例えば15秒間回転させた後15秒間停止させる周期を繰り返すことで、回路部品を追加することなく、比較的安価な構成にて循環ファン6の回転制御を行なうことが出来るが、上記ファンモータ8の通電をオン・オフするリレーに替えて半導体素子を用い、所謂デューティー制御によりファンモータ8の回転数を下げて連続回転させても良い。
更に、上記実施例では、設定温度が中温に設定された場合には、ガスバーナ4の消火時には循環ファン6を約20%の風量で回転制御する様に構成しているが、設定温度を複数段階に分割し、この段階毎に循環ファン6の回転数を制御する様に構成しても良く、これにより、高温に近い温度に設定時の各部品の温度上昇を防止する事が出来る。
又、上記実施例では、調理器本体1にガスバーナ4の燃焼熱気とマグネトロン10による高周波加熱とを組み合わせた複合調理器を用いているが、ガスバーナ4のみ用いたガスオーブンでも良い。
本発明による実施例を示す側面縦断面図である。 同じく制御回路のブロック図である。
符号の説明
3 調理室
4 ガスバーナ
6 循環ファン
20 制御回路(制御手段)

Claims (3)

  1. 被調理物を収納して加熱する調理室に、循環ファンによりガスバーナの燃焼熱気を循環して被加熱物を加熱するものにおいて、上記循環ファンやガスバーナの燃焼を制御して、上記調理室内を設定温度に加熱する制御手段を設けると共に、この制御手段を、上記ガスバーナの燃焼時には循環ファンを所定の設定回転数で制御し、ガスバーナの消火時には設定温度に応じて循環ファンの回転数を設定する様に構成した事を特徴とするガスオーブン。
  2. 上記制御手段を、上記設定温度がイースト発酵温度に設定された時には、ガスバーナの点滅に連動して循環ファンをオン・オフ制御し、同じく設定温度が約230℃以上の高温に設定された時には、ガスバーナの点滅に関係なく循環ファンを設定回転数で回転制御する様に構成した事を特徴とする、上記請求項1に記載のガスオーブン。
  3. 上記制御手段を、設定温度が約100℃〜220℃の中温に設定された時には、上記循環ファンの回転数が設定回転数で回転時の風量の約20%と成る様に循環ファンを周期的にオン・オフ制御する様に構成した事を特徴とする、上記請求項1〜2に記載のガスオーブン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008339A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Osaka Gas Co Ltd 調理器
JP2014081112A (ja) * 2012-10-16 2014-05-08 Rinnai Corp 加熱調理器
JP2015140943A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 リンナイ株式会社 加熱調理器

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