JP2007085289A - プランジャ駆動構造 - Google Patents

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Toshiki Hasegawa
壽貴 長谷川
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雅彦 里田
Nobuhiro Kasahara
延広 笠原
Masakuni Suzuki
雅邦 鈴木
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 軸受とバランサとの接触部分における回転抵抗を軽減して、駆動時の異音や振動を抑えたプランジャ駆動構造を提供する。
【解決手段】 オイルポンプ11は、偏心部12aを有する回転軸12と、回転軸12の偏心部12aを支持する針状ころ軸受13と、針状ころ軸受13の外輪に当接して放射状に配置されるタペット14と、タペット14上に配置され、回転軸12の回転により往復運動するプランジャ15と、偏心部12aの両端に配置されるバランサ16とを備える。そして、バランサ16は、大径部16aと小径部16bとを有し、小径部16bの外形輪郭線が軸受外輪の内径より内側に位置する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ディーゼルエンジンの燃料ポンプやブレーキ装置のオイルポンプ等に使用されるプランジャ駆動構造に関するものである。
従来、自動車用ブレーキ装置等に使用されるオイルポンプは、実開平5−83372号公報(特許文献1)に記載されている。同公報に記載されているオイルポンプ1は、図7に示すように、偏心部2aを有する回転軸2と、回転軸2の偏心部2aを支持する玉軸受3と、玉軸受3上に放射状に配置されるタペット4と、タペット4上に配置され、回転軸2の回転により往復運動するプランジャ5とを備える。
また、玉軸受3は、図8に示すように、内輪3aと、外輪3bと、内輪3aおよび外輪3bの間に配置された複数の玉3cと、玉3を保持する保持器3dと、軸受の両端に配置され軸受内部空間を密封する密封シール3eとを有する。
上記構成のオイルポンプ1は、回転軸2の回転でプランジャ6を上下動させることにより、オイルの吸入と圧送とを行う。
また、同公報には、回転軸2の偏心部2aが駆動状態においてアンバランスを生じ、これによる振動等の発生により軸受及びモータの出力軸等に損傷を与える恐れがあると共に、伝動ポンプの作動音が大きくなるという問題点が指摘されている。
そこで、この問題を解決するために、図9に示すような、大径部6aと小径部6bとを有するバランサ6を用いる。具体的には、偏心部2aの両端に、大径部6aを偏心方向と逆方向に向けて配置することにより、大径部6aと小径部6bとの遠心力の差を利用して、回転軸2の駆動時における動的不釣合いを補正することができると記載されている。
実開平5−83372号公報
上記構成のプランジャ駆動構造は、回転軸2と内輪3aとバランサ6とは一体回転するが、外輪3bは固定されているのでバランサ6の壁面と外輪3bの端面との接触部分に摩擦抵抗が生じる。この摩擦抵抗は、オイルポンプ11の駆動時に異音や振動の原因となる可能性がある。
そこで、この発明の目的は、軸受とバランサとの接触部分における回転抵抗を軽減して、駆動時の異音や振動を抑えたプランジャ駆動構造を提供することである。
この発明に係るプランジャ駆動構造は、偏心部を有する回転軸、外輪と、外輪の軌道面に沿って配置される複数のころとを備え、偏心部を支持するころ軸受、回転軸のころ軸受に隣接する位置に配置されるバランサ、および外輪に当接し、回転軸の回転により往復運動するプランジャを備える。そして、バランサは小径部と大径部とを有し、小径部の外形輪郭線は、外輪の内径より内側に位置する。
上記構成のように、バランサの小径部壁面と軸受外輪とが接触しない構造とすることにより、駆動時の回転抵抗を軽減することができる。その結果、異音や振動を抑えたプランジャ駆動構造を得ることができる。
好ましくは、大径部の円周方向の端面は面取り部を有する。大径部の円周方向端面、すなわち大径部の小径部と接する端面の角部が、外輪端面に接触するときにより大きな回転抵抗を生じるので、その角部に面取り加工を施すことにより、より効果的に異音や振動を抑えることが可能となる。
さらに好ましくは、バランサはその壁面に貫通孔を有する。これにより、偏心部を支持するころ軸受への潤滑油の供給が円滑に行われるので、潤滑性能に優れたプランジャ駆動構造を得ることができる。
この発明は、駆動時の回転抵抗を軽減して、異音や振動を抑えたプランジャ駆動構造を得ることができる。
図1〜図3を参照して、この発明の一実施形態に係るオイルポンプ用プランジャ駆動構造を説明する。
オイルポンプ11は、図1に示すように、偏心部12aを有する回転軸12と、回転軸12の偏心部12aを支持する針状ころ軸受13と、針状ころ軸受13の外輪に当接して放射状に配置されるタペット14と、タペット14上に配置され、回転軸12の回転により往復運動するプランジャ15と、偏心部12aの両端に配置されるバランサ16とを備える。
針状ころ軸受13は、図2に示すように、内輪13aと、外輪13bと、内輪13aおよび外輪13bの間に配置される複数の針状ころ13cと、針状ころ13cを保持する保持器13dとを備える。または、内輪13aを有さず、外輪13bの軌道面に沿って針状ころ13cが配置されるタイプの針状ころ軸受13であってもよい。このような針状ころ軸受13を偏心部12aを支持する軸受として使用することにより、オイルポンプ11の小型化を図ることができる。
バランサ16は、図3に示すように、大径部16aと小径部16bとを有し、小径部16bの外形輪郭線が外輪13bの内径より内側に位置するように図中の斜線部を切断する。さらに、バランサの壁面と大径部16aの円周方向端面16cとの角部16dには、図4に示すように、面取り加工を施している。
図3の斜線部および角部16dは、外輪端面に接触するときにより大きな回転抵抗を生じるので、図3の斜線部を切断し、また角部16dに面取り加工を施すことにより、効果的に異音や振動を抑えることが可能となる。
なお、角部16dの面取り加工は、タンブラ処理によって行う。タンブラ処理とは、バランサ16と鉄片を回転ドラムに入れて回転し、摩擦や衝撃によって角部16dに丸みを持たせる方法を指すものとする。
上記構成のバランサ16を図1に示すように大径部16aを偏心方向と逆方向に向けて配置すると、大径部16aと小径部16bとの遠心力の差を利用して、回転軸12の駆動時における動的不釣合いを補正することができる。
また、上記の実施形態において、バランサ16の壁面に貫通孔を設けてもよい。このとき、貫通孔は、大きな貫通孔でもよいし、小さな貫通孔を複数設けてもよい。これにより、貫通孔を通って軸受に潤滑剤を供給することができる。また、貫通孔の大きさや数によって遠心力の大きさを調節することが可能となる。これは、偏心部12aを支持する軸受として、外部から潤滑剤を供給する必要のある針状ころ軸受13を使用する場合には、特に効果が期待できる。
次に、図5および図6を参照して、この発明の他の実施形態に係るオイルポンプ用プランジャ駆動構造を説明する。
オイルポンプ21は、図5に示すように、回転軸22と、回転軸22を支持する針状ころ軸受23と、針状ころ軸受23の外輪に当接して放射状に配置されるタペット24と、タペット24上に配置され、回転軸22の回転により往復運動するプランジャ25とを備え、針状ころ軸受23の両端に配置するバランサ26として、図3および図4に示したようなバランサを使用する。
また、針状ころ軸受23は、図6に示すように、円周方向で径方向の厚み寸法が異なる偏心内輪23aと、外輪23bと、偏心内輪23aおよび外輪23bの間に配置される複数の針状ころ23cと、針状ころ23cを保持する保持器23dとを備える。
この針状ころ軸受23は、偏心内輪23aを有するので、回転軸22に偏心部を設ける必要がなくなる。その結果、図1および図2に示した実施形態で得られる効果に加えて、回転軸22の製造コストを低減することが可能となる。
図2および図6に示したような針状ころ軸受13,23は、針状ころ13c,23cを保持する保持器13d,23dを有するが、これに限ることなく、保持器13d,23dを有さず、隣接する針状ころ13c,23cが互いに接触する総ころ軸受であってもよい。針状ころ軸受13,23は、針状ころ13c,23cの収容本数が多いほど負荷容量が高くなるので、針状ころ13c,23cを最大限収容した総ころ軸受とすることによって、耐荷重性に優れたプランジャ支持用軸受を得ることができる。
なお、上記の各実施形態においては、偏心部を支持する軸受として針状ころ軸受を使用した例を示したが、これに限ることなく、外部からの潤滑油の供給を必要とするあらゆるころ軸受に適用することにより、同様の効果を期待することができる。
また、上記実施形態では、図3および図4に示したようなバランサを自動車用ブレーキ装置等に使用されるオイルポンプのプランジャ駆動構造に適用した例を示したが、これに限ることなく、ディーゼルエンジンの燃料ポンプ用プランジャ駆動構造等にも適用することができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、オイルポンプ用のプランジャ駆動構造に有利に利用される。
この発明の一実施形態に係るオイルポンプ用プランジャ駆動構造を示す図である。 図1に使用される針状ころ軸受を示す図である。 図1に使用されるバランサを示す図である。 図3のバランサの側面図である。 この発明の他の実施形態に係るオイルポンプ用プランジャ駆動構造を示す図である。 図5に使用される針状ころ軸受を示す図である。 従来のオイルポンプ用プランジャ駆動構造を示す図である。 図7に使用される玉軸受を示す図である。 図7に使用されるバランサを示す図である。
符号の説明
1,11,21 オイルポンプ、2,12,22 回転軸、2a,12a 偏心部、3 玉軸受、4 外輪、5,14,24 タペット、6,15,25 プランジャ、13,23 針状ころ軸受、3a,13a,23a 内輪、3b,13b、23b 外輪、3c 玉、13c,23c 針状ころ、3d,13d,23d 保持器、3e 密封シール、6,16,26 バランサ、6a,16a 大径部、6b,16b 小径部、16c 大径部の円周方向端面、16d 角部。

Claims (3)

  1. 偏心部を有する回転軸、
    外輪と、前記外輪の軌道面に沿って配置される複数のころとを備え、前記偏心部を支持するころ軸受、
    前記回転軸の前記ころ軸受に隣接する位置に配置されるバランサ、および
    前記外輪に当接し、前記回転軸の回転により往復運動するプランジャを備え、
    前記バランサは、小径部と大径部とを有し、前記小径部の外形輪郭線は、前記外輪の内径より内側に位置する、プランジャ駆動構造。
  2. 前記大径部の円周方向の端面は、面取り部を有する、請求項1に記載のプランジャ駆動構造。
  3. 前記バランサは、その壁面に貫通孔を有する、請求項1または2に記載のプランジャ駆動構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1071518A (ja) * 1996-08-30 1998-03-17 Toyota Motor Corp クランクシャフトの加工方法
JPH10288146A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Gijutsu Kaihatsu Sogo Kenkyusho:Kk ラジアルプランジャポンプ
JP2005240654A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Toyota Motor Corp プランジャポンプ

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