JP2007084304A - スキッド供給ライン - Google Patents

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Abstract

【課題】 平版印刷版を所定のスキッドに効率よく集積させることができるスキッド供給ラインを得る。
【解決手段】 PS版10を集積させるか否かに拘わらず、スキッド36を必ず集積部34へ搬送することで、スキッド供給ライン38を複雑化させることなく、自動化を実現させることができ、PS版10を所定のスキッド36に効率よく集積させることができる。また、集積部34を集積1と集積2で構成することで、余剰スキッド36において、他方の集積部34でPS版10が集積されているとき、一方の集積部34で該余剰スキッド36を通過させるようにする。これにより、スキッド供給ライン38を停止させることなく、生産性を向上させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、平版印刷版を集積するスキッドを供給するスキッド供給ラインに関するものである。
平版印刷版(以下「PS版」という)は、一般にシート状或いはコイル状のアルミニウム版等の金属版に、例えば、砂目立て、陽極酸化、シリケート処理、その他化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、感光液の塗布及び乾燥処理を行った後、裁断部で所望のサイズに裁断し、シート状態から束状態に集積して、製品形態に包装し出荷される。
しかしながら、PS版は感光性印刷版に限っても、少印刷用、多量印刷用、新聞印刷用、レーザー製版用などの品種があるとともに、板厚も0.1mm〜0.5mmまである。また、サイズもカードサイズから畳大の大きさまであり、各仕様に合わせてユーザに供給されている。
ここで、各仕様に合わせた出荷形態は、シートの集合体である束が1束当たり20Kg相当を目安にアルミクラフトなどの内装材で内装した状態で出荷する形態と、内装された内装束を扁平の段ボール箱で外装する個装(段ボール外装)と呼ばれる形態がほとんどであった(例えば、特許文献1)。
一方、感光性印刷版の普及にともない、ユーザの使い勝手も多様になり、内装束を数束積み上げパレット包装で出荷する束内装形態、内装しない状態で数百枚一括でパレット包装するバルク形態、合紙なしで専用鉄製スキッドに数百枚積み重ね一括包装するスキッド形態、など多様な出荷形態が要求されるようになってきた。
このため、各仕様に合わせ、人手によって所定のスキッドを集積部に供給すると共に、集積済みスキッドを包装工程へ搬送しているが、PS版の大量生産化に伴い、できるだけ自動ライン化を実現させるに当たって、人手によって所定のスキッドを供給するということは非効率である。
特開2001−66737号公報
本発明は、上記事実を考慮し、平版印刷版を所定のスキッドに効率よく集積させることができるスキッド供給ラインを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、スキッド供給ラインにおいて、所定サイズに加工されたシートを集積するシート集積部で集積されるシートと前記シート集積部へ搬入されたスキッドが適合するか否かを判断する適否判断手段と、前記適否判断手段でシートと前記スキッドが適合しないと判断されると、前記シート集積部を通過させて該スキッドを搬出口へ搬送し、前記適否判断手段でシートと前記スキッドが適合すると判断されると、前記シート集積部で該スキッドにシートを集積した後、スキッドを搬出口へ搬送する搬送手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、スキッドがシート集積部へ搬入されると、適否判断手段によって、集積されるシートと搬入されたスキッドが適合するか否かが判断され、シートと該スキッドが適合すると判断されると、シート集積部でスキッドにシートを集積した後、搬出手段によって、該スキッドを搬出口へ搬送するが、シートとスキッドが適合しないと判断されると、スキッドはシート集積部を通過し搬出口へ搬送される。
人手によってスキッドを搬送する場合、集積されたシートの数に応じてスキッドを包材庫から搬送してくれば良いため、スキッドが余るという問題は生じない。しかし、スキッド供給ラインを自動化するに当たって、平版印刷版の原反コイルを全使用する場合に、得率などを計算し必要なスキッド数が求められるが、シート集積部のトラブルなどによる歩留まり等を考慮する必要があり、シート集積部には計算上求めた数量のスキッドが搬送されることとなる。
このため、何ら問題が生じない場合は、スキッドが余剰となってしまう。この場合、該スキッドを、シート集積部を通過させて搬出口へ搬送させるようにする。このように、シートを集積させるか否かに拘わらず、スキッドを必ずシート集積部へ搬送することで、スキッド供給ラインを複雑化させることなく、自動化を実現させることができ、平版印刷版を所定のスキッドに効率よく集積させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスキッド供給ラインにおいて、前記シート集積部が二つの集積部で構成され、前記スキッドが一方の集積部を通過するとき、他方の集積部でシートが集積されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、シート集積部を二つの集積部で構成し、余剰スキッドにおいて、他方の集積部でシートが集積されているとき、一方の集積部で該余剰スキッドを通過させるようにする。これにより、スキッド供給ラインを停止させることなく、生産性を向上させることができる。
本発明は、上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、シートを集積させるか否かに拘わらず、スキッドを必ずシート集積部へ搬送することで、スキッド供給ラインを複雑化させることなく、自動化を実現させることができ、平版印刷版を所定のスキッドに効率よく集積させることができる。
請求項2に記載の発明では、シート集積部を二つの集積部で構成し、余剰スキッドにおいて、他方の集積部でシートが集積されているとき、一方の集積部で該余剰スキッドを通過させるようにする。これにより、スキッド供給ラインを停止させることなく、生産性を向上させることができる。
図1には、本発明の実施の形態に係るスキッド供給ラインが示されており、図2には、このスキッド供給ラインへ搬送される平版印刷版10(以下、「PS版10」という)の加工ライン100が示されている。
この加工ライン100の上流側(図1右上側)には、あらかじめロール状に巻かれたウエブ12を順次巻き出す送出機14が配設されている。送出機14から送り出された長尺状のウエブ12はカール矯正された後、合紙18が貼り合わされ、帯電により密着されて、ノッチャー20に至る。
ノッチャー20は、ウエブ12に打ち抜き部を設け、裁断加工部22を構成する裁断刃24が、打ち抜き位置でウエブ12の幅方向へ移動できるようにする。これにより、ウエブ12を連続裁断しながら、ウエブ12の裁断幅を変更することが可能となる。
このようにして、所定の裁断幅に裁断されたウエブ12は、指示されたタイミングで走間カッタ30により切断される。これにより、設定されたサイズのPS版10が製造される。そして、コンベア32によって集積部34へ送られる。各PS版10には、個々にサイズや出荷形態等の情報が持たされており、PS版10の仕様に対応してスキッド36が供給され、該スキッド36上にPS版10が集積されることとなる(後述する)。
ここで、ウエブ12には、アルミニウム製の支持体上にあらかじめ感光層(又は感熱層)が形成されており、この感光層(又は感熱層)が形成された面が、PS版10(図1参照)の画像形成面(ウエブ12の表面)となっている。ウエブ12は、加工ライン100によって加工されて所望のサイズとされることで、印刷に使用可能なPS版10となる。
また、支持体としてのアルミニウム板は、例えば、JIS1050材、JIS1100材、JIS1070材、Al−Mg系合金、Al−Mn系合金、Al−Mn−Mg系合金、Al−Zr系合金、Al−Mg−Si系合金等を適用し得る。メーカにおけるアルミニウム板の製造過程では、上記規格に適合するアルミニウムの鋳塊を製造し、このアルミニウム鋳塊を熱間圧延した後、必要に応じて焼鈍と呼ぶ熱処理を施し、冷間圧延により所定の厚さとされた帯状のアルミニウム板に仕上げる。
PS版10は、長方形の板状に形成された薄いアルミニウム板の片面に、塗布膜(感光性印刷版の場合には感光層、感熱性印刷版の場合には感熱層)を塗布して形成されている。この塗布膜に、露光、現像処理、ガム引き等の製版処理が行われ、印刷機にセットされ、インクが塗布されることで、紙面に文字、画像等が印刷される。
なお、PS版10(ウエブ12)の具体的構成は特に限定されないが、例えば、ヒートモード方式およびフォトン方式のレーザ刷版用の平版印刷版とすることによって、デジタルデータから直接製版可能な平版印刷版とすることができる。
そして、塗布膜が塗布された面を画像形成面といい、この反対側の面、すなわち塗布膜が塗布されていない面を非画像形成面という。なお、本実施形態のPS版10は、印刷に必要な処理(露光や現像等)が施される前段階のものであり、場合によっては平版印刷版原版あるいは平版印刷版材と称されることもある。
また、PS版10は、感光層又は感熱層中の成分を種々選択することによって、種々の製版方法に対応した平版印刷版とすることができる。本発明の平版印刷版の具体的態様の例としては、下記(1)〜(11)の態様が挙げられる。
(1) 感光層が赤外線吸収剤、熱によって酸を発生する化合物、および酸によって架橋する化合物を含有する態様。
(2) 感光層が赤外線吸収剤、および熱によってアルカリ溶解性となる化合物を含有する態様。
(3) 感光層が、レーザ光照射によってラジカルを発生する化合物、アルカリに可溶のバインダー、および多官能性のモノマーあるいはプレポリマーを含有する層と、酸素遮断層との2層を含む態様。
(4) 感光層が、物理現像核層とハロゲン化銀乳剤層との2層からなる態様。
(5) 感光層が、多官能性モノマーおよび多官能性バインダーとを含有する重合層と、ハロゲン化銀と還元剤を含有する層と、酸素遮断層との3層を含む態様。
(6) 感光層が、ノボラック樹脂およびナフトキノンジアジドを含有する層と、ハロゲン化銀を含有する層との2層を含む態様。
(7) 感光層が、有機光導電体を含む態様。
(8) 感光層が、レーザー光照射によって除去されるレーザー光吸収層と、親油性層および/または親水性層とからなる2〜3層を含む態様。
(9) 感光層が、エネルギーを吸収して酸を発生する化合物、酸によってスルホン酸またはカルボン酸を発生する官能基を側鎖に有する高分子化合物、および可視光を吸収することで酸発生剤にエネルギーを与える化合物を含有する態様。
(10) 感光層が、キノンジアジド化合物と、ノボラック樹脂とを含有する態様。
(11) 感光層が、光又は紫外線により分解して自己もしくは層内の他の分子との架橋構造を形成する化合物とアルカリに可溶のバインダーとを含有する態様。
特に、近年では、レーザー光で露光する高感度感光タイプの塗布膜を塗布した平版印刷版や、感熱タイプの平版印刷版が使用されることもある(例えば上記した(1)〜(3)の態様等)。
なお、ここでいうレーザー光の波長は特に限定されず、例えば、
(a) 波長域350〜450nmのレーザー(具体例としては、波長405±5nmのレーザーダイオード)。
(b) 波長域480〜540nmのレーザー(具体例としては、波長488nmのアルゴンレーザー、波長532nmの(FD)YAGレーザー、波長532nmの固体レーザー、波長532nmの(グリーン)He−Neレーザー)。
(c) 波長域630〜680nmのレーザー(具体例としては、波長630〜670nmのHe−Neレーザー、波長630〜670nmの赤色半導体レーザー)。
(d) 波長域800〜830nmのレーザー(具体例としては、波長830nmの赤外線(半導体)レーザー)。
(e) 波長1064〜1080nmのレーザー(具体例としては、波長1064nmのYAGレーザー)。
等を挙げることができる。これらのうち、例えば、(b)及び(c)の波長域のレーザー光はいずれも、上記した(3)又は(4)の態様の感光層又は感熱層を有する平版印刷版の双方に適用可能である。また、(d)及び(e)の波長域のレーザー光はいずれも、上記した(1)又は(2)の態様の感光層又は感熱層を有する平版印刷版の双方に適用可能である。もちろん、レーザー光の波長域と感光層又は感熱層との関係はこれらに限定されない。
PS版10の形状等は特に限定されず、例えば、厚み0.1〜0.5mm、長辺(幅)300〜2050mm、短辺(長さ)200〜1500mmのアルミニウム板の片面に感光層又は感熱層が塗布されたもの等とすることができる。
使用される合紙18としては平版印刷版に用いられる一般的なものでよいが、代表例を下記に示す。合紙18としても、PS版10の塗布膜を確実に保護できれば、その具体的構成は限定されないが、例えば、木材パルプを100%使用した紙や、木材パルプを100%使用せず合成パルプを使用した紙、及びこれらの紙の表面に低密度ポリエチレン層を設けた紙等を使用できる。
特に、合成パルプを使用しない紙では、材料コストが低くなるので、低コストで合紙18を製造することができる。より具体的には、漂白クラフトパルプから抄造した坪量20〜55g/m2、密度0.7〜0.85g/cm3、水分4〜6%、ベック平滑度10〜800秒、PH4〜6、透気度15〜300secの合紙が挙げられるが、もちろんこれに限定されない。
次に、本発明の実施の形態に係るスキッド供給ライン38を図2を参照して説明する。
図4に示す制御部40によって自動運転される無人搬送車42によって包材庫44からスキッド36が搬送される。スキッド供給ライン38を構成する搬入口46には、データ読取装置48が配設されており、包材庫44から搬入されたスキッド36の仕様(外形寸法等)が記されたスキッドデータを読み取り、制御部40に該スキッドデータを送信する。
ここで、スキッド36は板材で構成されたパレット50に載置されており、このパレット50とスキッド36を1組1段として、包材庫44の高さ及び無人搬送車42の能力により、ここでは、最高4段の状態で包材庫44から搬送される。
そして、スキッド36を集積部34へ搬送するための搬送準備手段として、無人搬送車42は搬入口46を通過すると段バラシ部52へ移動する。この段バラシ部52にはフォークリフト54の爪部56が配設されている。一方、無人搬送車42には図示はしないが昇降装置が設けられており、昇降移動可能となっている。
この昇降装置によって、フォークリフト54の爪部56が下から2段目のパレット50の開口部50A内に挿入可能となるように無人搬送車42の載置台58を上昇移動させる。そして、フォークリフト54の爪部56が下から2段目のパレット50の開口部50A内に挿入した状態で、昇降装置を下降移動させると、無人搬送車42上には、最下段のパレット50のみが載置された状態となる。この状態で、無人搬送車42は次の工程に移動する。
一方、フォークリフト54によって上方に位置する3段のパレット50は、次に移動してきた無人搬送車42の昇降装置の上昇移動により無人搬送車42の載置台58に載置された後、フォークリフト54の爪部56を抜き、さらにフォークリフト54の爪部56が下から2段目のパレット50の開口部50A内に挿入されるように昇降装置を下降させる。そして、フォークリフト54の爪部56が下から2段目のパレット50の開口部50A内に挿入された状態で、さらに昇降装置を下降移動させることで、無人搬送車42上には、最下段のパレット50のみが載置された状態となる。この動作を繰り返すことで、4段に積まれたパレット50が1段ずつばらされる。
ここで、パレット50とスキッド36を1組1段として積み重ねるため、スキッド36の上面には、パレット50が載置されることとなるが、スキッド36の上面が傷付いたり、また、スキッド36の上面にゴミなどが付着しないよう、スキッド36の上面を保護するための保護紙60がスキッド36の上面に載置されており、スキッド36の上面を覆っている。
このため、段バラシ部52の次に、無人搬送車42は保護紙外し部62へ移動する。以下、無人搬送車42の図示を省略する。この保護紙外し部62には、複数の吸引部64が設けられた吸引装置66が配設されており、搬送されたスキッド36上の保護紙60を吸引し、所定の位置に移動させる。これにより、スキッド36上の保護紙60が外され、スキッド36はトラバーサー部68へ移動する。
ところで、所定のサイズに裁断されたPS版10は、コンベア32によって集積部34へ送られるが、図3に示すように、集積部34は集積1と集積2とで構成され、切替装置70によって、コンベア72又はコンベア74に切り替えられて、集積1又は集積2へ搬送される。この集積1又は集積2へスキッド36が搬送され、該スキッド36上にPS版10が集積されることとなる。
ここで、切替装置70の上流側には、図4に示すデータ読取装置76が配設されており、コンベア32で搬送されるPS版10の仕様(外形寸法等)が記されたシートデータを読み取り、制御部40に該シートデータを送信する。
図5に示すように、制御部40では、ステップ100において、シートデータとスキッドデータとを照合し、集積されるPS版10とスキッド36とが適合するか否かが判断される。そして、PS版10とスキッド36が適合すると判断されると、ステップ102において、スキッド36は一旦待機位置へ移動した後、集積部34へ搬送され、ステップ104において、集積部34にセットされる。
このとき、無人搬送車42の昇降装置によって、スキッド36はPS版10を受け取る位置まで上昇し、ステップ106において、PS版10を集積する。そして、所定枚数(例えば500枚)が集積されると下降し、ステップ108において、スキッド36は搬出口78を経て、包装工程(図示省略)へ搬送される。
一方、ステップ100において、PS版10とスキッド36が適合しないと判断された場合、ステップ110において、スキッド36は一旦待機位置33へ移動し、ステップ112において、集積部34を通過する。そして、ステップ114において、スキッド36は搬出口78を経て、包材庫44へ搬送される。
つまり、PS版10の同一ロットでは同じ包装形態を有するため、ロット毎に包装工程へ案内されることとなるが、同一ロットでは同じスキッド36が用いられるため、シートデータとスキッドデータとが適合することとなる。このため、トラバーサー部68において、待機位置33にあるスキッド36が前ロット用か現ロット用かが判断され、前ロット用なら集積部34を通過させる。これにより、各ロットが混ざらないようにしている。
ところで、集積部34では集積1と集積2が設けられており、トラバーサー部68によってスキッド36は待機1又は待機2へ振り分けられ、集積1又は集積2へ搬送される。ここで、集積1から搬出口78へのラインと集積2から搬出口78へのラインは一部を共有しており、集積1又は集積2から搬送されてきたスキッド36は、合流部80において合流することとなる。
集積1から合流部80までの搬送時間と集積2から合流部80までの搬送時間とは、搬送時間を変えており、生産ラインを停止させることなく、集積1と集積2とで調整を図り
、PS版10のロットの切替えをスムーズに行えるようにしている。
具体的には、集積1と合流部80までの搬送時間の方が、集積2と合流部80までの搬送時間よりも長くしている。このため、集積1と集積2とで交互にスキッド36を搬送するようにすると、集積2側のスキッド36が滞留してしまうことがある。したがって、基本的には、集積2側の搬送を優先させ、ロットの切替え時において、後ロットが前ロットを追い越さないようにするため、集積1側の優先させる場合もある。
ここで、人手によってスキッド36を搬送する場合、集積されたPS版10の数に応じてスキッド36を包材庫44から搬送してくれば良いため、スキッド36が余るという問題は生じないが、スキッド供給ライン38を自動化するに当たって、ウエブ12を全使用する場合に、得率などを計算し必要なスキッド数が求められるが、集積部34のトラブルなどによる歩留まり等を考慮する必要があり、集積部34には計算上求めた数量のスキッド36が搬送されることとなる。
このため、何ら問題が生じない場合は、スキッド36が余剰となってしまう。この場合、該スキッド36を、集積部34を通過させて搬出口78から搬出させるようにする。このように、PS版10を集積させるか否かに拘わらず、スキッド36を必ず集積部34へ搬送することで、スキッド供給ライン38を複雑化させることなく、自動化を実現させることができ、PS版10を所定のスキッド36に効率よく集積させることができる。
また、過去の経験により、スキッド数は、計算上求めたスキッド数+5%(端数切り上げ)を選定する。このスキッド数では、スキッド36が不足することなく、また大量に余剰が出ることがない。スキッド36の余剰が大量に出ると、余剰の処理に時間が掛かり、ラインの停止が必要となるが、このスキッド数では、無人搬送車42及び包装工程のトラブルと重ならない限りラインを停止しなくても良い。
また、集積部34を集積1と集積2で構成することで、余剰スキッド36において、他方の集積部34でPS版10が集積されているとき、一方の集積部34で該余剰スキッド36を通過させるようにする。これにより、スキッド供給ライン38を停止させることなく、生産性を向上させることができる。
PS版の加工ラインを示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るスキッド供給ラインを示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るスキッド供給ラインの集積部を示す概略側面図である。 本発明の実施の形態に係るスキッド供給ラインの制御を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスキッド供給ラインの制御を示すフローチャートである。
符号の説明
10 PS版(平版印刷版)
34 集積部
36 スキッド
38 スキッド供給ライン
40 制御部(適否判断手段)
42 無人搬送車(搬送手段)
72 コンベア
74 コンベア
78 搬出口

Claims (2)

  1. 所定サイズに加工されたシートを集積するシート集積部で集積されるシートと前記シート集積部へ搬入されたスキッドが適合するか否かを判断する適否判断手段と、
    前記適否判断手段でシートと前記スキッドが適合しないと判断されると、前記シート集積部を通過させて該スキッドを搬出口へ搬送し、前記適否判断手段でシートと前記スキッドが適合すると判断されると、前記シート集積部で該スキッドにシートを集積した後、スキッドを搬出口へ搬送する搬送手段と、
    を有することを特徴とするスキッド供給ライン。
  2. 前記シート集積部が二つの集積部で構成され、前記スキッドが一方の集積部を通過するとき、他方の集積部でシートが集積されることを特徴とする請求項1に記載のスキッド供給ライン。
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