JP2007084060A - ガイドループアセンブリ - Google Patents
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Abstract
【課題】乗員を傷害から保護する一方、製造及び付随のコスト効率を達成する、審美的に快適なガイドループアセンビリの提供。
【解決手段】シートベルト用のガイドループアセンブリ10は、相隔たる前および後フランジならびにそれらの間に延びるシートベルト20用の弧状支持面を持つ芯体を有する。弧状シェルカバー22が設けられ、それは弧状支持面に対して凹構造を有する。シェルカバーはその前および後フランジの間に延びる。シェルカバーは、可撓性ヒンジによって凹形芯構成部分に一体的に接続されたブッシング部分を含む。一体的ヒンジは、衝撃カバーの割りピンのようなヒンジ部分にヒンジの可撓性部分を挿通させることによって衝撃カバーに接続される。組立方法では、衝撃カバーおよびシェルカバーは一体に蝶着され、芯に取り付けられる。アセンブリにファスナが挿入された後、アセンブリ用のファスナを覆うように衝撃カバーはヒンジを中心に枢動される。
【選択図】図1
【解決手段】シートベルト用のガイドループアセンブリ10は、相隔たる前および後フランジならびにそれらの間に延びるシートベルト20用の弧状支持面を持つ芯体を有する。弧状シェルカバー22が設けられ、それは弧状支持面に対して凹構造を有する。シェルカバーはその前および後フランジの間に延びる。シェルカバーは、可撓性ヒンジによって凹形芯構成部分に一体的に接続されたブッシング部分を含む。一体的ヒンジは、衝撃カバーの割りピンのようなヒンジ部分にヒンジの可撓性部分を挿通させることによって衝撃カバーに接続される。組立方法では、衝撃カバーおよびシェルカバーは一体に蝶着され、芯に取り付けられる。アセンブリにファスナが挿入された後、アセンブリ用のファスナを覆うように衝撃カバーはヒンジを中心に枢動される。
【選択図】図1
Description
(関連特許出願の相互参照)
本願は、2005年9月16日出願の米国特許仮出願第60/717,697号、および2005年9月16日出願の第60/717,698号の利益および優先権を主張し、その両方を参照してそのまま本明細書に組み込まれる。
本願は、2005年9月16日出願の米国特許仮出願第60/717,697号、および2005年9月16日出願の第60/717,698号の利益および優先権を主張し、その両方を参照してそのまま本明細書に組み込まれる。
本発明は、シートベルトシステム用のガイドループアセンブリ(guide loop assembly)に関する。さらに詳しくは、本発明の実施形態は、一体的アダプタ部片付きカバーを有するガイドループアセンブリに関する。本発明の実施形態は、相異なる前および後カバー部片を有するガイドループアセンブリに関する。
ガイドループアセンブリは、乗員の肩の上のショルダベルトまたはシートベルトのようなウェビング(webbing)を方向付けるために、車両のフレームに取り付けられる。「Dリング」としても知られるガイドループアセンブリは通常、荷重支持鋼芯(load bearing steel core)で作られる。芯はファスナによって車両のフレームに取り付けられる一端と、シートベルトを受容する別個の開口とを有する。
1つの標準型の芯は、シートベルトを支持する湾曲した鞍状の荷重支持壁(load bearing wall)を持つ。荷重支持壁はシートベルトを受容する開口に対面し、シートベルトの経路の円滑な変向点を提供して、シートベルトの容易な調整を可能にする。湾曲した荷重支持壁は開口から離れるように延びて、2つの略平行なフランジが相互に離して配置された芯の外縁を形成する。対照的に、他の芯は、シートベルトが載置されかつ摺接する座席をファウン(faun)するために、余分のプラスチック部片または低摩擦コーティングを必要とし、アセンブリの費用が増大する。
両フランジ型の芯を持つ公知のガイドループアセンブリは、ガイドループアセンブリを審美的により快適にし、かつ車両の車室の内装にマッチするように、フランジの端に取り付けられたカバーを有する。カバーはまた、芯の摩耗を防止し、かつ車両の衝突時にガイドループアセンブリのフランジの縁に激突するかもしれない乗員を保護するためにも働く。
1つのそのようなカバーは、芯の両フランジに挟持されるかあるいはそれらと共に射出成形された単一カバー部片を開示した、Moendelらの特許文献1によって記載されている。カバー部片は、芯のベルト支持壁が芯のフランジ間の空間を完全に埋める芯の下のカバーの中実部片を跨ぐように設計される。単一部片構造はまた、片側に多数の水平支持リブを持ち、かつ反対側には芯のフランジの底縁に当接するための突出円形セグメントを持つ、複雑な形状をも有する。そのような構成は、より多くの材料を必要とし、かつカバー部片を製造するために使用される成形型の複雑度を増大させるので、比較的高価である。
同様に、Janzに発行された特許文献2は、Dリング上をその両側から側方に摺動する一対のサイドカバー部材、Dリングの旋回角度を制限するためのストップディスク、ボルト締結器の周りに取り付けるためのカラーを有するアダプタ、およびカバーキャップをはじめ、多数の構成部品をDリングのために必要とする。これらの多数の構成部品は、組立、別個の在庫管理、および他の考慮事項を必要とし、ガイドループアセンブリの製造および組立の最終的コストを増大させ、芯カバーの一部として螺旋状の壁の形の不必要な構造を必要とする。壁は芯のシートベルト支持面の下に配置され、アセンブリのコストを上昇させる。
幾つかの公知のガイドループアセンブリはまた、ファスナおよびDリング芯を被覆するためにDリング芯に取り付けられ、かつ車両の衝突時に乗員の頭部がガイドループアセンブリにぶつかることによる衝撃力から受けるエネルギを吸収するように配置された、エネルギ吸収アダプタをも有する。時々、アダプタは、シートベルトを芯の荷重支持壁に対して維持するために、Dリング芯のベルト受容面上にも延びて、シートベルトを受容する開口の大きさを細いスロットに縮小する。
多数のこれらの従来のエネルギ吸収アダプタは、芯および芯上の他のカバー部片とは区別される。これらのアダプタは、背部または基部と、前カバー部片と、基部の頂部を前カバーの頂部に接続する屈曲自在なヒンジ部片とを有する。これらの構成により、エネルギ吸収アダプタは、基部を芯の後部に取り付け、次いで芯の前部に前カバーを取り付けるようにヒンジを屈曲することによって、芯に組み付けられる。
別の型のアダプタは、Pfeifferに発行された特許文献3によって開示されており、それはカバーをDリング芯の大部分を覆うコーティングとして成形することを開示し、アイオノマプラスチック樹脂、またはデュポン社のBexloy Wのような他の潤滑性高分子材料であるカバーコーティングによって一体的に取り付けられた蝶着ファスナカバーを提供する。芯体の大部分の上に材料のコーティングが成形される。カバーはコーティングと一体であるので、それもコーティングと同一材料から形成される。この特許では、ベルトは金属両フランジ付きガイドループ表面上を摺動するというよりむしろ、ベルトは芯のプラスチック成形コーティング上を摺動する。
米国特許出願公開第2005/0012321号
米国特許第6,702,327号
米国特許第5,601,311号
したがって、両フランジ付き芯(double-flanged core)を持つ、より効率的な構造のガイドループアセンブリが必要である。さらに詳しくは、乗員を傷害から保護する一方、製造および付随のコスト効率を達成する、審美的に快適なガイドループアセンブリが望まれる。
本発明の1つの実施形態はシートベルト装置に関する。シートベルト装置はシートベルトと、シートベルトを案内しかつ支持するためのガイドループアセンブリとを含む。ガイドループアセンブリは、荷重支持壁およびシートベルトが通過する開口を持つ荷重支持体と、一体的ワンピースカバーおよびベース部分であって、カバーが荷重支持体の下部を被覆するようにした部分と、カバーおよびベース部分と一体でありベース部分に対するカバーの折畳みヒンジ運動(folding hinge movement)を可能にするように構成されたヒンジ部分と、荷重支持体上に取り付けられた衝撃保護カバーとを含む。
本発明の別の実施形態は、シートベルト用のガイドループアセンブリに関する。ガイドループアセンブリは、相隔たる前および後フランジならびにそれらの間に延びるシートベルト用の弧状支持面(arcurate bearing surface)を有する芯体(core body)と、弧状支持面に対して凹構造を持ち、それらの前および後フランジの間に延びる弧状シェル(arcurate shell)とを備える。
本発明のさらに別の実施形態は、シートベルト用のガイドループアセンブリに関する。ガイドループアセンブリは、アンカファスナ(fastener anchor)のための取付け用開口およびシートベルト用の支持面を有する本体と、支持部材を枢動して開口に嵌合させるためのヒンジを有する環状支持部材と、本体をその周りに枢動させるための枢軸部分を有し、取付け用開口およびアンカファスナを被覆するための衝撃保護部材とを備える。
本発明の別の実施形態は、シートベルト用のガイドループアセンブリに関する。ガイドループアセンブリは、間に空間を形成する相隔たる前および後フランジを有する本体と、前および後フランジの間に延びるシートベルト用の支持面と、前および後フランジの間の空間の少なくとも一部分を被覆するために前フランジと後フランジとの間に延びるシェルと、ベースを本体に取り付けるべくシェルおよび本体に対してベースを枢動するためにシェルに枢着されたベースと、ベースに取り付けられベース部材とは区別されるカバー部材とを備える。
本発明のさらに別の実施形態は、シートベルト用のガイドループアセンブリを提供する。アセンブリは、ファスナ受容開口およびベルト支持面を有する金属芯体と、芯体の下部を被覆するためのカバー部分を有するワンピースカバーと、ワンピースカバーのカバー部分と一体的に形成されたベース部分と、金属芯体のファスナ受容開口内に挿入するためのベース部分上のブッシング部分と、芯体上に配置するために相互に対して折畳みヒンジ運動するためのブッシング部分とカバー部分との間のワンピースカバー上の一体的ヒンジ部分と、金属芯体上に取り付けられ、事故の発生時の乗客による衝撃用に配置される衝撃保護カバーとを備える。
本発明の別の実施形態は、シートベルト用のスロットを有する芯体にカバーを組み付ける方法を提供する。該方法は、ベルト支持面部分およびファスナを受容するための開口を有する芯体を設けること、ベルト支持面位置(belt bearing surface position)を被覆するためのシェル部分を有し、かつ芯体のファスナ受容開口内に挿入するためのブッシング部分とヒンジとを有する第1カバーを設けること、ストラップ受容部材を有する芯体用のファスナを被覆するための衝撃保護第2カバーを設けること、第1および第2カバーをヒンジで相互に取り付けること、芯体のベルト支持面部分を部分的に被覆するようにシェル部分を配置し、かつブッシング部分をファスナ受容開口内に挿入すること、および衝撃保護カバーをファスナ上に配置することを含む。
本発明の別の実施形態はシートベルト装置を提供する。装置はシートベルトと、シートベルトを案内しかつ支持するためのガイドループアセンブリとを備える。ガイドループアセンブリは、荷重支持壁およびシートベルトが通過する開口を持つ荷重支持体と、荷重支持部材の少なくとも一部分を被覆するカバーシェル部分と、衝撃保護部材と、ベース部分とを含む。ベース部分は、衝撃保護部材またはカバーシェル部分と折畳みヒンジ接続を形成するように構成された一体形成ヒンジを含む。
上記の概略的説明および以下の詳細な説明はどちらも単なる例証および解説にすぎず、請求する発明を限定するものではないことを理解されたい。
本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、以下の説明、添付の請求の範囲、および図面に示す付随の例示的実施形態から明らかになるであろう。
1つの開示実施形態では、ガイドループアセンブリは、相隔たる前および後フランジならびにそれらの間に伸びるシートベルト用の弧状支持面を持つDリング芯体を有する。弧状カバーシェルは弧状支持面に対して凹構造を備え、前および後フランジの間に延びてそれらを被覆する。この構成により、前および後フランジの間の空間にかなりの量の材料を充填せずにすむので、カバーシェルは比較的安価になる。この設計は、荷重支持体のフランジ用の安全、安価、かつ審美的に快適なカバーをもたらすことができる。
別の実施形態では、カバーシェルはシェル部分22と、シェル部分と一体のエネルギ吸収アダプタ部分24とを含む。一実施例では、2つの部分は一体的ヒンジコネクタ30によって取り付けられ、アダプタ部分をDリング本体に取り付けるときに、アダプタ部分はヒンジコネクタに枢着される。
より具体的な実施例では、Dリング本体12はアンカファスナのための取付け用開口を有し、ガイドループアセンブリは、Dリング本体の開口内に入る環状支持部材(annular bearing member)を有する。ガイド部材または衝撃保護部材(または両方として機能する部材)は、一実施形態では環状支持部材とは区別され、本体に取り付けられる。ガイド部材または衝撃保護部材は、枢軸部分を中心に本体を枢動させるための枢軸部分を有する。この構成により、環状支持部材の蝶着取付け(hinged attachment)は、ガイド部材または保護部材を本体に取り付けるためにガイド部材または保護部材(または同等の物)に対し本体を枢動させながら、ガイド部材または衝撃保護部材を枢軸部分で本体に固定する。
一実施形態によると、ベルトループを被覆するためのワンピースシェルカバー部分、およびファスナを受容するためのブッシングカバー部分は、可撓性ヒンジによって接続される。ファスナおよびアセンブリの前部を被覆するための衝撃保護カバーは、ファスナアクセス位置から閉鎖被覆位置(closed, covering position)に移動するためにヒンジで枢動可能である。ヒンジ接続は、ワンピースカバー上の可撓性ヒンジストラップと、衝撃カバー上のスレッディングスロット(threading slot)を有する割りピンとを含むことが好ましい。
さらなる実施形態では、衝撃カバーおよびシェルの蝶着組立(hinging assembly)、カバーのブッシング、ならびに芯上のそれらの配置の方法を提供する。
別の実施形態によると、ガイドループアセンブリはDリングと、間に空間を形成する相隔たる前および後フランジを有する芯体と、それらの間に延びるシートベルト用の支持面とを有する。カバーシェルは、前および後フランジ間の空間の少なくとも一部分を被覆するために、前フランジと後フランジとの間に延びる。ベースは、本体にベースを取り付けるべく、ベースをシェルおよび本体に対して枢動させるためにシェルに枢着される。加えて、ベース部材とは区別されるカバー部材がベースに取り付けられる。これらの構成は、審美的に快適な設計を達成しながら、ガイドループアセンブリを組み立てる単純で安価な方法を提供する。
さらに別の実施形態では、シートベルト用のガイドループアセンブリは、前面および後面ならびに本体の前面と後面と間に延びるシートベルト支持用に構成されたベルト支持面を一般に含む、Dリング本体を有する。前カバー部材は本体の前面の少なくとも一部分を被覆するように取り付けられる一方、後カバー部材は、本体の後面の少なくとも一部分を被覆するように取り付けられる。後カバー部材は前カバー部材とは区別される。この設計は、荷重支持体のための安全、安価、かつ審美的に快適なカバーをもたらすことができる。
別の実施形態では、シートベルトは、本体の開口内を前後方向に(換言すると、左右方向または横方向とは対照的に、本体の前後面から)貫通して延びる。前および後カバー部材は、組立て中に本体に嵌合するために前後方向に移動または変位させるように構成される。これは、ガイドループアセンブリの芯を被覆するためにその異形材を横方向に嵌め合わせるJanzの’327号特許とは正反対である。
追加の実施形態では、本体は、その外周に沿って延びる前および後フランジを持つことができる。前および後装飾カバー部分はそれぞれ、Dリング本体の外周に沿って前および後フランジを被覆する。
一実施形態によると、Dリングアセンブリには、金属ガイドループを間に捕捉するためにインタロックされる前および後カバーが設けられ、Dリングアセンブリを車両に固定するために使用されるボルトまたはファスナ、およびガイドループのベルト受容スロットは、好ましくはファスナを被覆するエネルギ吸収アダプタを有する別のカバー部材によって被覆される。この実施形態では、前および後カバーは、それらの間に金属ガイドループを捕捉するようにスナップ嵌合するか、または一体に溶接することができる。好適な別のカバー部材はエネルギ吸収機能を有し、後カバー部材の背後に配置されるベース部材に蝶着される。
さらに別の態様では、前および後カバー部材の間のスナップ嵌合はカバーを本体に固締させる。これは、U字状前および後カバーの2つの相隔たるショルダまたは上端のような、少なくとも2つの別個の位置におけるフック型タブ(hooked tab)および穴接続を使用することにより、達成することができる。加えて、1つのカバーで前後方向に延びるフック型タブを設けることができ、本体の耐荷重支持ビームの下のような第3の位置で他のカバーの穴に係合して、3点接続をもたらし、接続の1つが偶発的に分離された場合でも、、カバーを本体に安全に固定する。これらの構成は、審美的に快適な設計を達成しながら、ガイドループアセンブリを組み立てる単純で安価な方法を提供する。
以下で、図面を参照しながら、様々な例示的実施形態について説明する。
図1〜2を参照すると、ガイドループアセンブリ10は、一般的に前面14および後面16を形成する荷重支持体12を有する。支持体12は、シートベルト20がガイドループアセンブリを通して延びるときにその上に載りまたは摺動する、荷重支持壁18を有する。シェル22およびアダプタ24が支持体12に取り付けられる。アダプタ24はカバー部材26(ガイド部材または衝撃保護部材とも呼ばれる)およびベース28(図2および3に図示)の両方を含む。一実施形態では、ヒンジ接続または部分30は、ベースがシェル22と一体になる(つまり一体的に形成される)ように、ベース28をシェル22に取り付ける。
図3〜5を参照すると、支持体12の荷重支持壁18は湾曲し、あるいは断弧状であり(図4に最もよく示す)、上部ベルト支持面32は、シートベルトが支持体の前および後面14、16の間に延びるときに、シートベルト20(または図1に示すように他の細長いウェビング)を支持するために使用される。支持体12を後部から見ると(図3)、支持壁18は略直線状であり(左から右へ)、2つの湾曲端部34、36に接続される。壁18および端部34、36は協働して略U字形状を形成する。
支持体12の端部34、36は、それらが上部取付け板38に結合するまで上向きに延びる。板38は、ガイドループアセンブリ10を車両に取り付けることができるように、車両の壁(図示せず)から延びるアンカファスナまたはボルト42(図4に破線で示す)を受容する円形開口40を有する。
支持体12のベルト開口44は取付け板38を支持面32から離し、支持体12の前および後面14、16からシートベルト20を受容する。一実施形態では、支持面32は、シートベルト20が支持面32の頂面を直接摺動するように、開口44に対面する。この目的のために、支持体12は低摩擦仕上げの鋼または他の金属から作られるが、シートベルトを支持体上で摺動させることができる一方で、シートベルトによってもたらされる力に耐える充分な強度を有する他の種類の材料から作ることができる。
図3〜4に示すように、ベルト支持壁18は外向きおよび下向きに湾曲して、支持体12の前面14に前フランジまたはリム46を形成し、支持体の後面16に後フランジまたはリム48を形成する。フランジ46、48は支持体12の湾曲端部34、36に沿って延び、それらの間の空間50が存在するように、相互に略平行である。各フランジ46、48はそれぞれ外周部52、54を有する。
図5に示すように、前フランジ46の前周部52は、前フランジ46を広幅化する湾曲延長部またはタブ56に沿って延びる。長尺溝58が前フランジ46の長さに沿って、かつ前周部52と略平行に走る。溝58は、タブ56の基部を除き、外周部52から均等に後退して配置される。
図3を参照して、シェル22を後ろから見ると、それは、2つの上向きに延びる湾曲部片62、64に結合されて支持体12の支持壁18および湾曲端部34、36と整列するU字形状を一般的に形成する、水平の直線状底部ビーム60を有する。図6に示すように、ビーム60は、弧状の略U字状断面、前リム66、および後リム68による凹構造(弧状支持壁18に対して)を有する。
再び図4を参照すると、ビーム60の中心に、ビームは、支持体12の前および後フランジ46、48の間の空間50に嵌合する、上向きに延びる支持フィン70を有する。支持フィン70は、支持体12の支持壁18にシェル22を少なくとも一般的に配置しかつ保持するように形作られる。一実施形態では、支持フィン70はまた前リム66と協働して、支持壁18の前フランジを把持する。この目的のために、この構成は、フィンがフランジ46、48の間の空間50内で変位するためのわずかな量の余地(前後方向および上下方向)ができるように、支持フィン70が空間50より小さいことを想定している。しかし、支持フィン70が空間50内に緊密にまたはぴったりスナップ嵌合するような大きさにすることができることは理解されるであろう。工具穴72は単に、シェルの製造中に支持フィン70を形成する成形型を提供するために、シェル22に設けられる。
図4および6を参照すると、シェル22の前および後リム66、68はそれぞれ、支持体12のフランジ46、48に接続される。さらに詳しくは、前フランジ46の上縁74は溝58に沿って延び、それと係合する。この位置で、前リム66は支持壁18の前フランジ46の前周部52を被覆する。後リム68の上縁76は、荷重支持壁18の後フランジ48にその周縁部54で係合する。
この構成は、フランジ46、48の少なくとも一部分を被覆し、かつ空間50を密閉しながら、空間50内から材料を除去することによって、審美的に快適な形状を効率的に提供する。しかし、リム66、68は、支持体12の前および後リム36、38または空間50の特定の領域もしくは部分を被覆することができるだけであることは理解されるであろう。かくして、シェル22はパターン化または配列構造、穴、またはビームを持つことができ、あるいはフランジ46、48の全長を被覆したりそれに取り付けることができないので、空間50を完全に密閉して材料コストをさらに節約しあるいは審美的により快適な実施形態を提供するというのではなく、むしろ空間50の特定の部分しか被覆されない。
再び図3を参照すると、シェル22は、吊り板78の底縁82で開口している中心溝または切抜き穴80を持つ吊り板78をも有する。湾曲部片62、64の上端84、86は吊り板78の両側に結合され、一実施形態では、吊り板78は上端84、86と一体的に形成される。
図4を参照すると、吊り板78は、支持体12の後方に延びるカラー88の上に、かつ取付け開口40の周りに取り付けられる。切抜き穴80は、シェル22に安定性をもたらし、かつシェル22を支持体12に取り付けるための追加位置を提供する一方で、吊り板78がアンカファスナ42と抵触するのを防止するように設けられる。
図3および4に示すように、アダプタ24は、ヒンジ接続30によってシェル22の吊り板78に接続されたベース28を含む。かくして、一実施形態では、ヒンジ30およびベース28はシェル22と一体的に形成される。この場合、支持の耐荷重支持壁18の下に取り付けられる少なくとも主ビーム60およびリム66、68を除き、シェルの全ての要素はシェル部分100を形成し、それは、ベース28またはアダプタ24を形成するいずれかの他の構造から成るアダプタ部分102と一体的に形成され、支持体12に取り付けられる。
一実施形態では、ヒンジ接続30は、アダプタ部分102およびシェル部分100を形成するのと同一材料の可撓性の薄肉ストリップまたはストラップである。しかし、ヒンジ接続30がアダプタ部分102をシェル部分100に接続する一方で、アダプタ部分102をシェル部分100に対して、かつひいては支持体12に対して枢動させることのできる、枢支ピンまたはいずれかの他の同等の構造の有無に関わらず、他の機械的代替物、例えば連動、枢動、または屈曲板または部材も考えられる。
ベース28は、複数のフック108付き遠端106を有する環状支持部材104を持つ。環状支持部材104は、フック108を使用して上部取付け板上の支持体12の前面14を係合して固締する一方で、支持体12の開口40を貫通して延び、ベース28を支持体12の後面16に取り付ける。環状支持部材104は、ガイドループアセンブリ10がアンカファスナ32の周りを回動することのできる大きさに作られる。
ベース28はまた、支持体12の開口44内に延びる係止タブ110を有し、ベース28を支持体にさらに固定するために、支持体の前面14の上部取付け板38を係合すべく折り返されたフック型端部112を有する。
図2〜3を参照すると、シェル22の吊り板78の裏面114は、ベース28に形成された2つのガイドスロット118にそれぞれ係合する、2つの相隔たる傾斜ガイド突起116を有する(図2)。これらの接続は、ベースが支持体12に取り付けられたとき(図4に示す通り)、およびガイドループアセンブリ10がファスナ42の周りを回動するときに、シェル22およびひいては支持体12と、アダプタ24のベース28との間の整列を維持するために設けられる。
図3〜4を参照すると、アダプタ24の一部をも形成するカバー部材26が支持体12の前面16に取り付けられ、かつ支持体12を介してベース28に取り付けられる一方、ベース28が支持体12の後面14に取り付けられるように、ヒンジ30は図8に矢印Aで示すように屈曲することができる。カバー部材26は、ベース28のタブ110に結合することにより、かつヒンジ接続30に結合することにより、支持体12の前面14に取り付けられる。この構成は、シェル22の吊り板78および支持体12の上部取付け板38をベース28とカバー部材26との間に固締し、固定する。
カバー部材26は、シートベルト20用の開口44を貫通して延びる底壁120を有する。壁120は支持面32から間隔を置いて配置され、それらの間に細いスロット122(図4)が形成されて、ガイドループアセンブリ10におけるシートベルト20の縦の動きが抑制され、かつシートベルトが支持面32と整列状態かつ/または接触状態に維持される。この機能のため、カバー部材26をガイド部材と呼ぶこともできる。
カバー部材26は、係止タブ110から下向きに延びる対応する対の突起128とインタロックする、上向きに延びる一対の相隔たる突起124を底壁120の内面126に設けることによって、その下端130をベース28に固定される。
図3、7および8を参照すると、カバー部材26の上端132で、カバー部材は、カバー部材26の頂縁138に沿ったくぼみ136内に配置された枢支部分134を有する。枢支部分134は少なくとも1つの枢軸を含むが、一実施形態では、2つの長尺枢軸140、142を含み、一方の軸142は他方の軸140の前方に位置する。枢軸140、142は半円形断面を持ち、軸の張出し遠端部146には拡大半円形ヘッドがある。軸140、142の反対側の長尺平坦面は、軸の長さにわたって延びる。軸140、142は、それらがくぼみ136の対向側壁150、152から延びるように、相互に対向して配置される。
軸140、142はまた充分に弾性的であるので、ヒンジストラップ30を最前軸142とくぼみ136の後壁154との間に配置するために、邪魔にならないようにそれらを屈曲させることができる。この目的のために、吊り板78は、頂縁158から縁部160まで垂直に走り、切抜き穴80を形成する長尺間隙156(図8)を有する。これは、ヒンジ30を枢支部分のくぼみ136内に配置するために、必要な場合に、ヒンジ30およびひいては吊り板78のさらなる側方屈曲または捻転を可能にする。間隙156は吊り板78の高さ全体より短くすることができ、あるいはヒンジ30を形成する構造および材料によっては除去してもよいことは理解されるであろう。ひとたびヒンジ30がくぼみ136内に配置されると、図4に示すように2つの軸140、142を中心にヒンジストラップ30を屈曲させることによって、ベース28およびひいてはその環状支持部材104を枢動させて、ベース24を支持体12に取り付けることができる。これは軸140、142を一緒にそれらの対向平坦面148に対して固締する。
この位置で、カバー部材26の上端132は、カバー部材26の下端130をベースのタブ110に固定することができるように、シェルベースおよび支持体(または等価物)に対して依然として枢動することが可能でありながら、シェル22およびベース28、およびひいては支持体12に確実に固定される。軸140、142の拡大ヘッド144は、ヒンジストラップ30が側方に摺動して軸から外れるのを防止する。
カバー22および24を芯12と共に組み立てるときに、これらの2つの別個の相異なるカバーをヒンジ接続するために、エネルギ吸収アダプタの割りピンに可撓性ストラップ30を挿通することができる。図3に示すように、下部シェル部分を持ち上げて、芯の下部ベルトガイドループを被覆することができる。次いでシェル部分の上部ブッシング部分を下方に旋回して、ブッシングを芯12のファスナ受容開口40内に挿入し、それによりカバーと芯の予備組立てを達成する。車両に据え付けるときに、ボルトファスナ42はラインドブッシング40にねじ止めされ、車両にねじ止めされ、次いでボルトヘッドを被覆し、カバー部材26をシェルカバー22に固定するために、衝撃保護カバー26が下方に枢動され、スナップ嵌合突起124、128で掛止またはスナップ嵌合される。
図3〜4を参照すると、一実施形態では、カバー部材26は、アンカファスナ42の端部162に界接または対向する一方で、取付け穴40を被覆するように形成される。カバー部材26は、カバー部材26に衝突する乗員による力から受けるエネルギを吸収するために、内部エネルギ吸収フィン164を有する。この機能のために、カバー部材26は衝撃保護部材とも呼ばれる。しかし、アダプタ24は上述した機能の一方(ガイドもしくは保護)、またはこれらの機能の両方を実行し、あるいはそれらのどちらも実行しなくてもよく、単に審美上の理由のためにだけ使用してもよいことは理解されるであろう。
ガイドループアセンブリ10は、単純にアセンブリを車両の壁のアンカファスナまたはアンカボルトに取り付ける以外の方法で固定することができる場合でも、依然として本発明の範囲に該当することは理解されるであろう。
図9〜10Bを参照すると、ガイドループアセンブリ210は、前カバー部材250と、前カバー部材とは区別される後カバー部材252との間に固締される荷重支持Dリング本体212を含む。本体はそれを貫通して延びるシートベルト222を保持し、かつシートベルト222が本体上で動くための空間を制限するため、かつ事故中に乗員の頭に衝突した場合にエネルギを吸収するために、本体212に取り付けられたエネルギ吸収アダプタ300をも有する。これらの部品の各々について、以下でさらに詳述する。
Dリング本体212は通常金属から作られ、一般的に前面214および後面216を含む。本体212はまた湾曲または弧状荷重支持壁218をも有し(図10Aに最もよく示す)、上部ベルト支持面220は、シートベルト222が本体212の前および後面214、216の間に延びるときにシートベルト222を支持するために使用される。本体212を正面から見ると、支持壁218は略直線状(左から右へ)であり、2つの湾曲端部124、226に接続される。壁218および端部224、226は協働して、一般的にU字形状を形成する。
本体212の端部224、226は、それらが上部取付け板228に結合するまで上向きに延びる。板228は、ガイドループアセンブリ210を車両に取り付けることができるように、車両の壁(図示せず)から延びるアンカファスナまたはボルト232(図11Aに破線で示す)を受容する円形開口230を有する。
本体212のベルト開口234は取付け板228を支持面220から離し、シートベルト222を前後方向から受容する。図10Aの矢印AおよびBは一般的に、それぞれ本体212の前および後面214、216に対する前後(つまり腹背)方向を示す。一実施形態では、シートベルト222が支持面220の頂面に直接着座するように、支持面220は開口234に対面する。本体212は鋼から作られるが、事故時に乗員の身体による荷重がシートベルトに掛かった際に、シートベルトによってもたらされる力に耐える充分な強度を有する他の種類の金属または材料から作ることができる。
図11A〜12に示すように、ベルト支持壁218は外向きおよび下向きに延びて、本体212の前面214に前フランジまたはリム236を形成し、本体の後面1216に後フランジまたはリム238を形成する。リム236、238は、本体212の湾曲端部224、226に沿って延び(図10Aに最もよく示す)、相互に略平行であるのでそれらの間に空間240が存在する。各リム236、238はそれぞれ外周部242、244を有する。
図10Bの斜視図では、Dリング本体212は、前リム236を広幅化する湾曲延長部またはタブ1246に沿って延びる外延周縁部242を前リム236に有することが分かる。長尺溝248が前リム236長さに沿って、かつ前周部242と略平行に走る。溝248は、タブ246の基部を除き、外周部242から均等に後退して配置することができる。
図10Aを参照すると、ガイドループアセンブリ210は、本体212の前面214に取り付けられた前カバー部材250、および本体の後面216に取り付けられた後カバー部材252を有する。以下で説明するように、前および後カバー部材250、252は相互に係合して、本体212に固締される。
前カバー部材250を正面から見ると、それは、2つの上向きに延びる湾曲部片256、258に結合されて支持体212の前面214の支持壁218および湾曲端部224、226と整列するU字形状を一般的に形成する、水平の直線状底部ビーム254を有する。
図11Aおよび12を参照すると、前カバー部材250の底部ビーム254は上向きに傾斜し、湾曲し、あるいは略L字状の断面を有し、前部分260は一般的にDリング本体212の前面214の少なくとも一部分に沿って延び、それを被覆する。ビーム254の底部分262は、金属ガイドループフランジの前リム236および前周部242の少なくとも一部分を被覆するために、一般的に本体212の下に延びる。
再び図10Aを参照すると、前カバー部材250とは相異なる構成部品である後カバー部材252は、本体212の後面216に取り付けるように適応される。正面から見ると、後カバー部材252は、同じくビーム264と共にU字形状を一般的に形成する2つの上向きに延びる湾曲部片266、268に結合される底部ビーム264を有し、本体212の後面216と整列する。
後カバー部材252は、後カバー部材をDリング本体に取り付けるための上部吊り板270をも有し、上部吊り板は、吊り板の底縁274が開口した中心溝または切抜き穴272を有する。湾曲部片266、268の上端276、278は吊り板270の両側に結合され、一実施形態では、吊り板270は上端266、268と一体的に形成される。
図11Aを参照すると、後カバー吊り板270は、Dリング本体212の後方に延びるカラー280の上に、かつ開口230の周りに取り付けられる。切抜き穴272は、後カバー部材252に安定性をもたらし、かつ後カバー部材252を本体212に取り付けるための追加位置を提供する一方で、吊り板270がアンカファスナ232と抵触するのを防止するように設けられる。
再び図11A〜12を参照すると、後カバー部材252のビーム264もまた、本体212の後面216に延びる湾曲、屈曲、または傾斜断面を持つことができる。ビーム264は、前カバー部材250の底縁286に界接する底縁284で終端するまで下向きに延びる。
図11Aに示すように、ビーム264の中心に、ビームは、Dリング本体212の荷重支持壁218の前および後リム236、238の間の空間240内に嵌合する、上向きに延びる支持フィン288を有する。支持フィン288は、後および前カバー部材250、252が本体で相互に結合されるときに、Dリング本体212の支持壁218に後カバー部材252を少なくとも一般的に配置しかつ保持するように形作られる。支持フィン288は前カバー部材250と協働して、支持壁218の前リム236を被覆把持する。フィンがリム236、238の間の空間240内で変位するためのわずかな量の余地(前後方向および上下方向)ができるように、支持フィン288は空間240より小さい(図11Aに示す通り)。しかし、支持フィンが空間240内に緊密にまたはぴったりスナップ嵌合するような大きさにすることができることは理解されるであろう。
前および後カバー部材250、252をリム236、238に接続するために、前カバー部材の外側上縁290は溝248に沿って延び、かつそれと係合し、前リム236の前周部242およびタブ246を被覆する。後カバー部材252の外側上縁292は、荷重支持壁218の後リム238にその周縁部244で係合する。この構成は、リム又はフランジ236、238の少なくとも一部分を被覆することによって、審美的にさらに快適な形状を提供する。しかし、カバー部材250、252の縁部290、292は、本体212の前および後リム236、238の特定の領域または部分だけを被覆することができることは理解されるであろう。
前および後カバー部材250、252は、それぞれ前後方向A、Bに(図10Aに示す)変位して、それらを一体に嵌合し、カバー部材250、252をDリング本体212に固締するように形作られる。一実施形態では、図9〜12に示すように、前および後カバー部材250、252は、それらを本体212に固締するために、相互に音波溶接される。後カバー部材252の底縁284は、図11Bに予備組立て状態で示される長尺溶接コンセントレータリブ(concentrator rib)294を有する。
図11A〜12に示すように、ひとたび前および後カバー部材250、252が本体212に配置され、溶接コンセントレータ294が前カバー部材250の外縁286に当てて配置されると、カバー部材250、252はそれらの底縁284、286に沿って一体に溶接されるので、溶接コンセントレータ294は、前カバー部材250の底縁286を後カバー部材252の底縁284に固定する溶接を形成する。この実施形態では、2つの相異なるカバー部片を一体に結合するために使用することのできる、いずれかの同様の溶接プロセスを使用することができる。また、溶接コンセントレータ294は、いずれか一方または両方のカバー部材250、252に配置することができることも理解されるであろう。溶接コンセントレータ294はまた、一実施形態では底縁284のほぼ全長にわたって連続的に延びるが、接続の強度要件が溶接によって満たされる限り、縁284に沿って間隔をおいて配置するか、あるいは縁284に沿って特定のポイントまたは領域のみに配置することもできる。一実施形態では、1回の溶接または溶接の一部分が失敗した場合、縁284、286に沿って2箇所以上の場所またはポイントで溶接が行なわれる。
前および後カバー部材250、252は協働して、リング236、238間の空間240の少なくとも一部分を被覆し、一実施形態では、図12に示すように、カバー250、252は空間240を完全に密閉するが、必ずしもそうする必要はないことは理解されるであろう。前および後カバー部材250、252は、2つのカバー部材が協働して本体のリム236、238の間の空間240を前後に被覆する限り、多種多様な形状構成で設けることができる。かくして、カバーは、パターン化または配列構造、穴、ビームを持つことができ、あるいは材料コストを節約するため、あるいは審美的により快適な実施形態を提供するために、空間240の特定の部分だけが被覆されるように、リム236、238の全長を被覆しなくてもかまわない。
別の代替実施形態では(図示しないが)、ビーム254および256のようなカバー250、252の被覆部分は、略同一であるが対称的な断面を有する。
今、図13〜17を参照すると、別の実施形態では、ガイドループアセンブリ211(図14に概略的に示す)は、溶接されるのではなく、例えばフックおよび溝接続255(図17)またはフックおよびスロット接続257(図14)によって一体にスナップ嵌合される、前および後カバー部材213、215を有する。アセンブリ210の特徴と同様のアセンブリ211の特徴は全て同様の参照番号を有する。
図13〜14に示すように、後カバー部材215は、底部ビーム221で後部開口219まで狭窄する底部スロット217を有する。係止縁または壁223が、後部開口219の下縁を形成する。図14〜15に示すように、前カバー部材213は、内側に延びかつ底部ビーム227から張り出すフック型タブ225を有する。タブ225は前後方向に延び、フック遠端229を有する。前および後カバー部材213、215が本体に前後方向A、B(図10Aに示す)に押圧されると、タブ225はスロット217の後部に界接するまで後方に摺動し、次いでフック端229が係止縁223に係止されるまで下方に摺動する。いずれかのカバー部材213、215がタブ225、またはタブを受容するスロット217を持つことができることは理解されるであろう。
前および後カバー213および215の上部もまた相互に結合することができる。この目的のために、図7に最もよく示すように、一対の対称的な頂部ショルダ231、233が、前カバー部材213の上向きに延びる湾曲部片256、258にそれぞれ配置される。前部左ショルダ231は湾曲部片256に配置され、前部右ショルダ233は湾曲部片258に配置される(左右は、前カバー部材213の正面または外側から前カバー部材213に向かって定義される)。各ショルダ231、233はそれぞれ、上向きに延びる先端239、241を備え内側に延びる張出しフック235、237を有する。図13に示すように、後カバー部材215もまた、湾曲部片266、268の上端276、278にそれぞれ後部左および右ショルダ243および245を有し、1つのショルダ243または245は吊り板270および切抜き穴272の左右に配置される。
図16に示すように、頂部右ショルダ245は、図17に示すようにフック237と係合する下向きに延びる突起247を有する。後部左ショルダ243の突起249(図13に示す)は同様に前部左ショルダ231のフック235と係合するので、両方のカバー部材213、215の両方の頂部ショルダを一緒にスナップ嵌合することができる。前および後カバー部材213、215の間のこの3点スナップ式接続は、ガイドループアセンブリ211を組み立て、かつ前および後カバー部材213、215を本体212に固定するための効率的で安価な方法を提供する。別個の接続255、257は、スナップ嵌合接続の1つが故障するかあるいは偶発的に分離された場合に備えて、さらなる安全性を提供する。
図13および15を参照すると、スナップ嵌合接続255自体がショルダの外縁251、253に配置されるように、フック235、237および突起247、249がショルダ231、233、243、345の外縁251又は253に形成される。これは、一方が他方の上を側方に摺動することができるように突起247、249にフック235、237を係合するときに、組立てをさらに容易にするように働く。しかし、スナップ嵌合接続255は、図示するより短く、または長く、または不連続に(ガイドループアセンブリの前後方向に対して左右方向に)することができ、かつショルダの外縁251、253から離して配置することができることは理解されるであろう。
また、前および後カバーは、少なくとも2つの別個の位置で、あるいは3箇所以上でも、スナップ嵌合することができることも理解されるであろう。例えば、前後カバー部材213、215は、別個の下部タグ225の接続257の有無に関係なく、対応するショルダ231、233、243、245のみで、あるいは左側または右側の一対の係合ショルダと一緒にスナップ嵌合することができる。また、背腹または前後方向に係合する前および後カバー部材213、215間のスナップ嵌合接続は、カバー部材213、215のリムに沿ったどこかの位置に配置することができ、かつカバー部材213、215のリムの内部から延びる突起から形成することができる。代替的に、それぞれの前および後カバーとスナップ嵌合される部分を持つように再設計された場合、前および後カバーはDリング本体の一部分にスナップ嵌合することができる。
今、図11Aおよび18を参照すると、ガイドループアセンブリ210および211は、後部ベース302がヒンジ304によって前保護カバー306に接続されたアダプタ300(ガイド部材または保護部材とも呼ばれる)を有する(図9にも示す)。一形態では、アダプタ300は本体212ならびに前および後カバー部材250、252とは区別される構成部品である。図11Aに示すように、ベース302は、Dリング本体212のファスナ受容穴230内に取り付けるための環状支持部分またはブッシングを有する。ここで、このブッシングまたはカラーは、一実施例として、複数のフック328を備えた遠端326を有する係止カラー308の形を取る。カラー308は、本体212の開口230を貫通して延び、ベース302を本体212の後面216に取り付ける一方、フック328を使用して本体212の前面214を上部取付け板228に係合し、固締する。係止カラー308は、ガイドループアセンブリ210がアンカファスナ232を中心に回動することが可能な大きさに形成される。
図10A〜11Bを参照すると、アダプタも底部など別の位置でDリング本体に結合することができる。例えば、アダプタのベース302もまた、本体212の開口234内に延びる係止タブ310を有し、ベース302を本体にさらに固定するために、本体の前面214に上部取付け板228を係合するように折り返されたフック付き端部312を有する。
アダプタ300の最終設置において、上部エネルギ吸収カバー部分はボルトファスナを被覆するように下方に枢動され、次いでこの動作位置に固定される。この目的のために、図19〜20に最もよく示すように、後カバー部材252の取付け板270の裏面330は、アダプタ300のベース302に形成された2つのガイドスロット334(図20に示す)と係合する、2つの傾斜した相隔たるガイド突起332を有する。これらの接続は、アダプタが本体212に取り付けられるとき、およびガイドループアセンブリ210がファスナ232の周りを回動するときに、後カバー部材252およびひいては本体212と前カバー部材250およびアダプタ300との間の整列状態を維持するために設けられる。
再び図10A〜11Bを参照すると、ベース302にタブ310を結合することによって、前保護カバー306が本体212の前面214に取り付けられるように、ヒンジ304は屈曲させることができる。この構成により、後カバー部材252の吊り板270および上部取付け板228が固締され、それによってベース302と保護カバー306との間に固定される。
図11Aを参照すると、保護カバー306は、Dリング本体212のシートベルト222用の開口234の上部を被覆するように延びる底壁314を有する。壁314は支持面220から離して配置されるので、細いスロット316がそれらの間に形成され、ガイドループアセンブリ210におけるシートベルト222の縦の移動が抑制され、かつシートベルトが支持面220と整列した状態に維持される。
図11Aおよび20を参照すると、係止タブ310から下向きに延びる対応する対の突起322とインタロックする、底壁314の内面320に一対の上向きに延びる相隔たる突起318(図20に最もよく示す)を設けることによって、保護カバー306はベース302に固定される。この構成は、本体212にアダプタ300を固定する単純なスナップ嵌合接続を提供する。
一実施形態では、保護カバー306は、乗員が保護カバー306に衝突し、フィン338を変形させることから受ける力を吸収するために、エネルギ吸収フィン338(図10Aにも示す)を備えたアンカファスナ232の端部336と界接または対向するように形作られる。
全ての実施形態でカバー部材250、252はアダプタ300を必要とせず、カバー部材は、アダプタ300を使用せずにそれらを本体212に固定することができるように、自己固定式とすることができることは理解されるであろう。別の実施形態として、前および後カバー部材250、252を相互に、およびアダプタにではなく本体212に固定するために、必要ならば、接着剤、ファスナ、クランプ、または多くの他の構造を追加構造として使用することができる。
ガイドループアセンブリ10、210は、たとえそれが単にアセンブリを車両の壁のアンカファスナまたはアンカボルトに取り付ける以外の方法で車両に固定される場合でも、依然として本発明の範囲内に含まれることも理解されるであろう。
本発明の開示を前提として、当業者は、本発明の請求および精神の範囲内で他の実施形態および変形例があることを理解されるであろう。したがって、本発明の請求および精神の範囲内で本開示から当業者が達成可能な全ての変形は、本発明のさらなる実施形態として含まれるものとする。本発明の請求の範囲は、添付の特許請求の範囲に掲げる通り定められるものとする。
10、210 ガイドループアセンブリ
46、48 前および後フランジ
22 シェルカバー
40 ラインドブッシング
30 一体的ヒンジコネクタ
46、48 前および後フランジ
22 シェルカバー
40 ラインドブッシング
30 一体的ヒンジコネクタ
Claims (24)
- シートベルトと、
前記シートベルトを案内しかつ支持するためのガイドループアセンブリと、
を備え、
前記ガイドループアセンブリが、
荷重支持壁およびシートベルトが通過する開口を持つ荷重支持体と、
一体的ワンピースカバーおよびベース部分であって、前記カバーが前記荷重支持体の下部を被覆するようにした部分と、
前記カバーおよびベース部分と一体であり、前記ベース部分に対する前記カバーの折畳みヒンジ運動を可能にするように構成されたヒンジ部分と、
荷重支持体上に取り付けられた衝撃保護カバーと、
を含むように構成された、
シートベルト装置。 - 前記衝撃保護カバーが、乗員が衝撃保護カバーに衝突することによる力から受けるエネルギを吸収するように構成されたエネルギ吸収フィンを含む、請求項1に記載のシートベルト装置。
- 前記ベース部分が、前記荷重支持体のファスナ受容部分に挿入されるように構成された環状ブッシング部分を含む、請求項1に記載のシートベルト装置。
- 前記衝撃保護カバーが前記荷重支持体の開口内に延びる、請求項1に記載のシートベルト装置。
- 相隔たる前および後フランジならびにそれらの間に延びるシートベルト用の弧状支持面を有する芯体と、
前記弧状支持面に対して凹構造を有し、前記前および後フランジの間に延びる弧状シェルと、
を備えた、シートベルト用のガイドループアセンブリ。 - 前記芯体および弧状シェルが、前記シェルを前記芯体に取り付けるための接続構造を含む、請求項5に記載のガイドループアセンブリ。
- 前記弧状シェルがシェル部分およびそれと一体的なアダプタ部分を含む、請求項5に記載のガイドループアセンブリ。
- 前記弧状シェル部分およびアダプタ部分がそれらの間の一体的ヒンジコネクタを含む、請求項7に記載のガイドループアセンブリ。
- 前記芯体が、弧状支持面がその中に延びる長尺開口と取付け用開口とを含み、前記ガイドループアセンブリが、
前記取付け用開口内に延びるための環状支持部材と、
前記シートベルトが通過するスロット開口を形成するために前記支持面から離して配置された前記長尺開口上に延びる、前記芯体に取り付けるための、前記環状支持部材とは区別される案内部材と、
を備えた、
請求項5に記載のガイドループアセンブリ。 - 前記弧状シェルおよび環状支持面がそれらの間に延びる一体的ヒンジを含み、前記区別されるガイド部材が少なくとも1つの枢軸を有し、それを中心に前記ヒンジが前記環状支持部材を前記取付け開口に嵌合するために屈曲する、請求項9に記載のガイドループアセンブリ。
- 前記本体フランジがオープンチャネルを形成し、前記弧状シェルが前記本体のオープンチャネルに対面するオープンチャネルと、前記シェルを前記本体に取り付けるための前記それぞれのチャネル内の接続構造とを有する、請求項5に記載のガイドループアセンブリ。
- アンカファスナ用の取り付け開口およびシートベルト用の支持面を有する本体と、
前記支持部材を枢動させて前記開口に嵌合させるためのヒンジを有する環状支持部材と、
前記本体を枢動させるための枢支部分を有し、前記取付け開口およびアンカファスナを被覆するための衝撃保護部材と、
を備えたシートベルト用のガイドループアセンブリ。 - 前記衝撃保護部材が、シートベルトが通過するスロット開口を形成するために前記支持面から離して配置されたガイド部分を有する、請求項12に記載のガイドループアセンブリ。
- 前記ヒンジがストラップ部分を備え、前記枢支部分が少なくとも1つの枢軸を備え、それを中心に前記環状支持を枢動させるために前記ストラップ部分が屈曲する、請求項12に記載のガイドループアセンブリ。
- 少なくとも1つの枢軸が、ヒンジストラップ部分の確実な枢動のために、相互に対して対向配置された拡大端部を各々が有する一対の長尺枢軸を備える、請求項14に記載のガイドループアセンブリ。
- 間に空間を形成する相隔たる前および後フランジを有する本体と、
前記前および後フランジに延びるシートベルト用の支持面と、
前記前および後フランジ間の空間の少なくとも一部分を被覆するために前記前フランジと前記後フランジとの間に延びるシェルと、
前記ベースを前記本体に取り付けるように前記シェルおよび本体に対してベースを枢動させるために前記シェルに枢着されたベースと、
前記ベース部材とは区別され、前記ベースに結合されるカバー部材と、
を備えたシートベルト用のガイドループアセンブリ。 - 前記本体が一般的に前面および後面を形成し、前記ベースおよびカバー部材が各々一般的に前記本体の異なる1つの面に配置される、請求項16に記載のガイドループアセンブリ。
- ファスナ受容開口およびベルト支持面を有する金属芯体と、
前記芯体の下部を被覆するためのカバー部分を有するワンピースカバーと、
前記ワンピースカバーの前記カバー部分と一体的に形成されるベース部分と、
前記金属芯体の前記ファスナ受容開口内に挿入するための前記ベース部分上のブッシング部分と、
前記芯体上に配置するために相互に対して折畳みヒンジ運動をするための、前記ブッシング部分と前記カバー部分との間の前記ワンピースカバー上の一体的ヒンジ部分と、
前記金属芯体に取り付けられ、事故時に乗員による衝撃に備えて配置された衝撃保護カバーと、
を備えたシートベルト用のガイドループアセンブリ。 - 前記ヒンジ部分が、
前記カバー部分と前記ブッシング部分との間のストラップと、
前記衝撃保護カバー上に前記ストラップを受容するための割りピンを有する枢支部分と、
を備えた、請求項18に記載のガイドループアセンブリ。 - 前記ワンピースカバーおよび前記衝撃保護カバーを相互接続するための、前記ワンピースカバーおよび前記衝撃カバーの相互接続部分をさらに備えた、請求項18に記載のガイドループアセンブリ。
- 前記ヒンジ部分が前記カバー部分および前記ブッシング部分を接続し、前記相互接続部分が前記カバー部分および前記保護カバーを前記ヒンジからかなり離れた位置で接続する、請求項18に記載のガイドループアセンブリ。
- シートベルトと、
前記シートベルトを案内しかつ支持するためのガイドループアセンブリとを
備え、前記ガイドループアセンブリが、
荷重支持壁およびシートベルトが通過する開口を持つ荷重支持体と、
前記荷重支持部材の少なくとも一部分を被覆するカバーシェル部分と、
衝撃保護部材と、
ベース部分と、
を備え、
前記ベース部分が、前記衝撃保護部材または前記カバーシェル部分との折畳みヒンジ接続を形成するように構成された一体形成ヒンジを含む、
シートベルト装置。 - 前記カバーシェル部分がワンピースカバーである、請求項22に記載のシートベルト装置。
- 前記カバーシェル部分が前カバーおよび区別される後カバーを含む、請求項22に記載のシートベルト装置。
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