JP2007084003A - 車両用計器の配線基板構造 - Google Patents

車両用計器の配線基板構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 車両のインストルメントパネル内空間に配置するための配置自由度の向上が図れる車両用計器の配線基板構造を提供する。
【解決手段】 ケーシング5の後面5bに配線基板6、40を設けて回路配線を行なう車両用計器の配線基板構造において、配線基板6、40は、ケーシング5の後面5bに取り付けられ、電子部品9、30、80、104が実装される回路基板6a、6bと、可撓性を有し、略帯状のフレキシブル配線基板40と、回路基板6a、6bに実装され、回路基板6a、6bとフレキシブル配線基板40を電気的に接続するためのコネクタ30とで構成され、コネクタ30は、フレキシブル配線基板40を、ケーシング5に取り付けられている回路基板6a、6bに対して所定の傾斜面40aを形成して沿わせるように、回路基板6a、6bの外縁形状に対する取り付け角度θ1を所定角度で傾斜させて実装されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用計器の配線基板構造に関し、例えば車両のインストルメントパネル内空間に設けられる車両用計器の配線基板構造に適用して好適なものである。
従来、車両用計器の配線基板構造としては、例えばコンビネーションメータにおける二つの基板間の電気的接続を行なうために、各基板上に配線端子としてのコネクタを配置し、両コネクタをフレキシブル配線板で接続する手段が知られている(特許文献1参照)。
なお、基板上に実装される素子等の電子部品は、通常、基板上に略碁盤状、例えば水平または垂直に配置される。
特開平11−198740号公報
従来技術では、素子等の電子部品910、930を基板上に水平または垂直(図6参照)に配置しているため、両コネクタ930をフレキシブル配線板940で接続することで、コンビネーションメータの外形(図7中の斜線部分)が大きくなり、車両側部品の例えば図8に示すステアリングブラケット251、252等に干渉するおそれがある。このことはインストルメントパネル214内にコンビネーションメータ1を配置する上で大きな障害要因となっていた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、車両のインストルメントパネル内空間に配置するための配置自由度の向上が図れる車両用計器の配線基板構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至5に記載の発明では、ケースの後面に配線基板を設けて回路配線を行なう車両用計器の配線基板構造において、
配線基板は、ケースの後面に取り付けられ、電子部品が実装される回路基板と、可撓性を有するフレキシブル配線基板と、回路基板に実装され、回路基板とフレキシブル配線基板を電気的に接続するためのコネクタとで構成され、
コネクタは、フレキシブル配線基板を、ケースに取り付けられている回路基板に対して所定の傾斜面を形成して沿わせるように、回路基板の外縁形状に対する取り付け角度を所定角度で傾斜させて実装されていることを特徴とする。
これにより、回路基板とフレキシブル配線基板とを電気的に接続することで配線基板の回路配線が行なわれた状態において、フレキシブル配線基板を、ケースに取り付けられている回路基板に対して所定の傾斜面を形成して沿わせられるので、フレキシブル配線基板に対向して配置されるステアリングブラケットなどの車両側部材に対する干渉を、フレキシブル配線基板の傾斜面によって回避することが可能である。
特に、請求項2に記載の発明では、回路基板は少なくとも二つからなり、回路基板間がフレキシブル配線基板によって電気的に接続されている状態において、回路基板に取り付けられたコネクタは、互いの取り付け角度がテーパ状になっていることを特徴とする。
これにより、例えば略帯状のフレキシブル配線基板を、ケースに取り付けられている回路基板に対して所定の傾斜面を形成して沿わせるように、容易に折り曲げられる。
また、請求項3に記載の発明では、フレキシブル配線基板は、コネクタに電気的に接続されているとき、フレキシブル配線基板の延在する延在方向に対して斜めに傾斜した折り目が形成されていることを特徴とする。
これにより、フレキシブル配線基板を、略U字状の帯体に形成せずとも、単に折り曲げて折り目を付けるだけで、車両側部材との干渉回避のための傾斜面が形成できる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用計器の配線基板構造は、車室内に設けられたインストルメントパネル内の空間に配置される車両用計器に用いられ、
インストルメントパネル内に車両用計器が固定された状態において、車両用計器の下部側に、車両側部材が配置されていることを特徴とする。
このように構成される車両用計器の配線基板構造は、回路基板とフレキシブル配線基板とを電気的に接続するためのコネクタにおける回路基板上のコネクタ取り付け角度を変えるだけで、フレキシブル配線基板つまり車両用計器の外形と車両側部材との干渉が回避できる。
また、請求項5に記載の発明では、車両側部材は、車両の操舵のためのステアリングを支持する支持部材であることを特徴とする。
これにより、車両の操舵のためのステアリングを支持するステアリングブラケットなどの支持部材と、車両用計器の外形との干渉を効果的に回避できる。
以下、本発明の車両用計器の配線基板構造を、自動車に搭載されるコンビネーションメータに適用して、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の配線基板構造を備えたコンビネーションメータを裏面よりみた外観図である。図2は、本実施形態の配線基板周りを示す図であって、図1中のII―IIからみた断面図である。図3は、図1中の上方よりみた模式的平面図である。図4は、図1中のフレキシブル配線基板を展開した展開図である。図5は、本実施形態の配線基板構造を備えたコンビネーションメータの電気回路構成を示す模式図である。
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設され、その文字盤102上に、自動車に関する各種情報、例えば走行速度、走行距離等を表示するものである。
コンビネーションメータ1は、各種情報を表示する主な機能を計器で表すと、図3に示すように、自動車の走行速度を表示する速度計Aと、エンジン回転数を表示する回転計Bと、自動車の累積走行距離等を表示するオドメータCと、図示されない警告灯とを備えている。なお、回転計Bの構成は、速度計Aの構成とほぼ同様であるため、以下、説明簡略化のため、速度計Aを説明し、回転計Bは省略する。
オドメータCは、液晶パネル103上に走行距離、および区間走行距離を切換えて数字で表示している。液晶パネル103上に表示される走行距離と区間走行距離との切換えは、リセットスイッチ8の操作により行なわれる。また、リセットスイッチ8は、区間走行距離の指示値をリセットする、つまり指示値を「0」にする機能も有する。
速度計Aは、ムーブメント20により指針107を回転させ、その回転角度により走行速度を指示している。
以下、コンビネーションメータ1の構成について、図1、図2、および図3に従って説明する。
文字盤102は、図2に示すように、透光性材質、たとえば無色透明なポリカーボネート等の薄板から形成されている。文字盤102は、指針107とともに速度計Aを構成しており、自動車の走行速度を指示するための目盛102a、数字102bおよび文字102c(図3参照)が形成されている。なお、数字102bおよび文字102cは、文字部を構成し、目盛102aは目盛部を構成している。
これらの目盛102a、数字102bおよび文字102cは、文字盤102の表面(図2において右側の面)あるいは裏面(図2において左側の面)に、印刷やホットスタンプ等を施すことにより形成されている。
具体的には、目盛102a、数字102bおよび文字102c以外の部分に不透光性を有する着色層を設けるとともに、目盛102a、数字102bおよび文字102cを透明なままとする。なお、目盛102a、数字102bおよび文字102cを透明なままとするものに限らず、透光性着色層を設ける等の処理を施すものであってもよい。
この様な構成により、目盛102a、数字102bおよび文字102cは、その背後(図2において左側)に配置された光源である発光ダイオード105が発する光により透過照明されて発光表示される。一方、光源が消灯すると、目盛102a、数字102bおよび文字102cは、暗くなるため、上述した不透光性を有する着色層との明度差が小さくなりほとんど目立たなくなる。
また、文字盤102には、図2に示すように、液晶パネル103を運転者により視認可能とするための窓部102gが設けられている。この窓部102gには、液晶パネル103が嵌め込まれている。
文字盤102の裏側(図2において左側)には、ケースとしてのハウジングとしてのケーシング5が配置されている。ケーシング5は、例えば樹脂材料から形成され文字盤102を支持している。
ケーシング5の裏面5b側(図2において左側)には、配線基板としてのプリント基板6(詳しくは、速度計A用プリント基板6a)が配置されている。プリント基板6は、例えばガラスエポキシ基板等からなり、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成している。
速度計A用プリント基板6aの表面(図2において右側の面)には、リセットスイッチ8のスイッチ部材80(図3参照)、液晶パネル103を発光表示させるバックライトとしての発光ダイオード104、および文字盤102を透過照明するための発光ダイオード105が実装されている。なお、図2において、図中の右側がリセットスイッチ8(詳しくは操作用ノブ81)を操作する操作者(運転者)が位置する運転席側であり、運転者は右方よりコンビネーションメータ1を視認する。また、図2は、リセッスイッチ1が無操作の自然状態にある、つまり運転者が触れていない状態を示している。
また、速度計A用プリント基板6aの裏面(図2において左側の面)には、制御装置としてのコントローラ9、および指針107駆動用のムーブメント20が実装されている。コントローラ9は、後述する距離センサ110の検出信号に基づいて走行距離を算出し、オドメータCにその走行距離(累積走行距離、区間走行距離)に係わる情報を表示するための液晶パネル103を駆動する。このコントローラ9は、リセットスイッチ8からの信号に基づいて区間走行距離の表示を初期化する。
プリント基板6の背後(図2において左側)には、図2中の二点鎖線で示すリヤカバー106がプリント基板6を覆うように配置されていてもよい。なお、以下の本実施形態では、リヤカバー106はないものとして説明する。
文字盤102の前面側(図2において右側)には、図2に示すように、透光性カバーとしての透明カバー108が見返し板(図示せず)を介して配置されている。
なお、ここで、ケーシング5、透明カバー108は、スイッチ部材80等を内蔵するケース(以下、ケースハウジング)を構成している。
なお、回転計B用プリント基板6bは、同様に、ムーブメント20、発光ダイオード105等を備えている。コントローラ9は、速度計A用プリント基板6a側に取り付けられており、回転計B用プリント基板6b側には取り付けられていない。
なお、ここで、コントローラ9、発光ダイオード104、105などの素子、スイッチ部材80等、および後述する接続端子としてのコネクタ30は、配線基板、すなわちプリント基板6に実装される電子部品10を構成している。なお、ムーブメント20もプリント基板6に実装されるので、電子部品である。
次に、本発明の要部である配線基板6、30、40構造の構成について、図1、図2、および図4に従って説明する。
配線基板6、30、40は、図1に示すように、二つのプリント基板6(詳しくは、速度計A用プリント基板6aと回転計B用プリント基板6b)と、これらのプリント基板6a、6b間を電気的に接続するフレキシブル配線基板40とを備えている。
フレキシブル配線基板40は、略帯状に形成され、プリント基板6a、6bに実装されたコネクタ30に電気的に接続されるように構成されている。
フレキシブル配線基板40は、可撓性および絶縁性を有するポリイミド等の樹脂からなる帯状の絶縁膜(以下、帯状薄板)43に、複数の銅箔からなる導体41が形成され、さらにその導体41を被覆する帯状薄板43が形成されている。略帯状に形成されたフレキシブル配線基板40の長手方向の両端には、コネクタ30に電気的に接続可能な導体端子42が設けられている。
フレキシブル配線基板40は、図1に示すように、帯状に延在する延在方向すなわち長手方向に対して斜めに傾斜した折り曲げ線としての折り目45(図4参照)が形成されている。
コネクタ30およびフレキシブル配線基板40の導体端子42側は、図1および図4に示すように、折り目45が傾斜角(以下、第1傾斜角と呼ぶ)θ1になるように、プリント基板6に配置される。このとき、フレキシブル配線基板40がコネクタ30に電気的に接続している状態において、プリント基板6の垂直方向断面でみると、図2に示すように、フレキシブル配線基板40の傾斜面40aは、ケーシング5に取り付けられているプリント基板6、つまりケーシング5に対して所定の傾斜角(90−θ2)で傾斜している。
なお、第2傾斜角θ2は、プリント基板6が取り付けられているケーシング5の面に対し直角な面を基準に、フレキシブル配線基板40の傾斜を表したものである。第1傾斜角θ1は、プリント基板6a、6bの外形形状に対する取り付け角度を構成している。
速度計用プリント基板6aおよび回転計用プリント基板6bに取り付けられた両コネクタ30は、図1に示すように、互いの取り付け角度θ1がテーパ状になっており、フレキシブル配線基板40の折り目45(図3参照)がテーパ状となっている。
なお、ここで、後述する車両側部材としてのステアリングブラケット251、252の外形形状(詳しくは、上部側表面251a、252a)との干渉制約によってコンビネーションメータ1の外形が傾斜角θ2でカットされるべき条件になるときがある(図2参照)。
この場合、このようなことがあったとしても、本実施形態では、フレキシブル配線基板40を第2傾斜角θ2(図2参照)でコンビネーションメータ1内に配置し、かつプリント基板6上にコネクタ30を第1傾斜角θ1(図1参照)の角度で実装する。すなわち、フレキシブル配線基板40を図4に示す折り目45に沿って角度θ1で折り曲げ、図2に示すコネクタ30を側方よりみた傾斜面40aの角度がθ2となるように設定する。
このように設定することにより、フレキシブルプリント基板40がコンビネーションメータ1の外形より突出する(従来技術の図7参照)ことはない。したがって、フレキシブルプリント基板40が、ステアリングブラケット251、252などの車両側部材に干渉することなく、コンビネーションメータ1をインストルメントパネル214内に搭載することができる。
なお、ここで、速度計A用プリント基板6aと回転計B用プリント基板6bは、電子部品9、30、80、104、105を実装する回路基板を構成する。また、フレキシブルプリント基板40、および速度計A用プリント基板6aや回転計B用プリントに実装されるコネクタ30は、二つの回路基板6a、6bを電気的に接続する導通構造を構成する。
言い換えると、上述した構成によりコンビネーションメータ1内で複数の回路基板6a、6b間を接続する導通手段としてのフレキシブルプリント基板40とコネクタ30の配置において、車両に搭載される搭載条件(本実施例では、他の車両側部材と干渉することなく、インストルメントパネル214内に配置すること)を満たすための、省スペース化が図れる導通構造を実現することができる。
次に、本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路について、図5に従って説明する。図5に示すように、コントローラ9には、バッテリ113から電力が常時供給されている。また、コントローラ9には、イグニッションスイッチ112が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に、接続されている。
コントローラ9は、速度センサ20や図示しない回転センサ、およびムーブメント20が接続されており、速度センサ20や図示しない回転センサからの検出信号に基づいて自動車の速度やエンジン回転数を算出し、算出した速度や回転数を、速度計Aや回転計Bに指示するように、ムーブメント20や図示しない回転計用のムーブメントを駆動する。
また、コントローラ9には、距離センサ110およびリセットスイッチ8が接続されている。また、コントローラ9には、液晶パネル103、そのバックライトである発光ダイオード104および発光ダイオード105が接続されている。
コントローラ9は、距離センサ110およびリセットスイッチ8(詳しくはスイッチ部材80)からの検出信号に基づいて、液晶パネル103の表示作動を駆動制御を行っている。
なお、車両側部材については、以下図8に従って説明する。自動車のエンジンルーム(車室外)と車室には車室外と車室内を区分するダッシュパネル203が設けられている。また、ダッシュパネル203の上部には、フロントウインドガラス218が設けられており、ダッシュパネル203とフロントウインドガラス218とは車室を形成している。
車室内側には、ダッシュパネル214上部側に、メータフード213を有するインストルメントパネル214や、ステアリング装置229、230、251、252が設けられている。インストルメントパネル214内には、コンビネーションメータ1や、車両用空調装置のベントダクト216およびデフロスタダクト217が設けられている。
コンビネーションメータ1の下端部側には、ステアリング装置229、230、251、252のステアリングブラケット251、252が配置されている。このステアリングブラケット251、252は、運転者が操作するためのステアリング229を運転者に応じて可動可能に支持する支持部材である。具体的には、ダッシュパネル203の後面部と、車幅方向に延びる強度部材(以下、ステアリング支持メンバ)250との間に、第1ステアリングブラケット251が張架されている。また、このステアリング支持メンバ250には、第2ステアリングブラケット252が、ステアリング支持メンバ250を中心として回転可能に取り付けられている。
このように、第1ステアリングブラケット251および第2ステアリングブラケット252の上部側表面251a、252aは、コンビネーションメータ1の下端部側に配置される車両側部材として、最も接近する部材の一つである。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、本実施形態では、コネクタ30は、フレキシブル配線基板40を、ケーシング5に取り付けられている速度計用プリント基板6aや回転計用プリント基板6b等の回路基板6に対して所定の傾斜面40aを形成して沿わせるように、上記プリント基板6a、6bに、その外縁形状に対し所定角度で傾斜させた取り付け角度θ1で実装されている。
これにより、上記プリント基板6a、6bとフレキシブル配線基板40とを電気的に接続することで配線基板6、40の回路配線が行なわれた状態において、フレキシブル配線基板40を、コンビネーションメータ1のケーシング5に取り付けられている上記プリント基板6a、6bに対して所定の傾斜面40aを形成して沿わせられるので、フレキシブル配線基板40に対向して配置されるステアリングブラケット251、252などの車両側部材に対する干渉を、フレキシブル配線基板40の傾斜面40aによって回避することが可能である。
また、本実施形態では、速度計用プリント基板6aおよび回転計用プリント基板6bに取り付けられた両コネクタ30は、互いの取り付け角度θ1がテーパ状になっており、フレキシブル配線基板40の折り目45がテーパ状に形成されている。
これにより、フレキシブル配線基板40を、上記プリント基板6a、6bに対して所定の傾斜面40aを形成して沿わせるように、容易に折り曲げられる。
また、本実施形態では、フレキシブル配線基板40がコネクタ30に電気的に接続している状態において、フレキシブル配線基板40は、帯状に延在する延在方向すなわち長手方向に対して斜めに傾斜した折り目45が形成されている。
これにより、フレキシブル配線基板40を、略U字状の帯体に形成せずとも、単に折り曲げて折り目45を付けるだけで、ステアリングブラケット251、252等の車両側部材との干渉回避のための傾斜面40aを形成することができる。
また、本実施形態では、上記配線基板6、40に、上記配置関係にあるフレキシブル配線基板40とコネクタ40を有するコンビネーションメータ1は、車室内に設けられたインストルメントパネル214内に配置されており、上記車両側部材251、252は、コンビネーションメータ1の下部側に、配置されている。
このように構成されるコンビネーションメータ1の配線基板構造では、プリント基板6a、6bとフレキシブル配線基板40とを電気的に接続するためのコネクタ30におけるプリント基板6a、6b上のコネクタ取り付け角度θ1を変えるだけで、フレキシブル配線基板40つまりコンビネーションメータ1の外形と車両側部材251、252との干渉が回避できる。
なお、本実施形態において、上記の車両側部材251、253は、車両の操舵のためのステアリングを支持するステアリングブラケット251、252などの支持部材である。
このような第1ステアリングブラケット251および第2ステアリングブラケット252は、コンビネーションメータ1の下端部側に配置される車両側部材として、最も接近する部材であり、本発明を適用することで、これら支持部材251、252と、コンビネーションメータ1の外形との干渉を効果的に回避することができる。
(他の実施形態)
(1)以上説明した本実施形態では、回路基板6を構成する速度計A用プリント基板6aと回転計B用プリント基板6bのうち、コントローラ9を速度計A用プリント基板6a側に取り付けるものとして説明した。このような構成に限らず、コントローラ9を回転計B用プリント基板6a側に取り付ける構成であってもよく、両プリント基板のうちいずれか一方にコントローラを取り付けるものならばいずれでもよい。
(2)以上説明した本実施形態において、二つの回路基板6a、6bを電気的に接続する導通構造として、各回路基板6a、6bに実装されるコネクタ30と、コネクタ30間を電気的に接続するフレキシブル配線基板40とを備える構成で説明したが、このようなフレキシブル配線基板40を有する構成に限らず、フレキシブル配線基板40に代えて、導体が平角導体からなるいわゆるフラットケーブルを有する構成であってもよい。
(3)以上説明した本実施形態において、コンビネーションメータ1のケーシング5の裏面に取り付けられるプリント基板6a、6bを、それ自体で電子部品30、80、104等を保持できるハード基板で説明したが、このような構成に限らず、可撓性を有するフレキシブル基板であってもケーシングに取り付けられてそのような基板とケーシングとで電子部品を保持できるものであればいずれの回路基板であってもよい。
(4)以上説明した本実施形態において、回路基板6は、二つのプリント基板6a、6bからなるものとして説明したが、回路基板6は二つのプリント基板からなるものに限らず、一つ、あるいは三つ、四つ等からなるものであってもよい。
(5)以上説明した本実施形態において、本発明の配線基板構造を、両プリント基板6a、6bと、これらに導通するコネクタ30およびフレキシブル配線基板40からなる構成を有するコンビネーションメータ1に適用した実施例で説明したが、その用途は、車両用計器であれば、コンビネーションメータ1に限定されるものではなく、車両のインストルメントパネル214内に配置される計器であれば他の用途の計器であってもよい。
本発明の実施形態の配線基板構造を備えたコンビネーションメータを裏面よりみた外観図である。 本実施形態の配線基板周りを示す図であって、図1中のII―IIからみた断面図である。 図1中の上方よりみた模式的平面図である。 図1中のフレキシブル配線基板を展開した展開図である。 本実施形態の配線基板構造を備えたコンビネーションメータの電気回路構成を示す模式図である。 従来の配線基板構造を備えたコンビネーションメータを裏面よりみた外観図である。 従来の配線基板周りを示す模式的断面図である。 車両のインストメントパネルに配置されるコンビネーションメータおよびステアリング装置の関係を示す模式的側面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用計器)
5 ケーシング(ケース)
5b 裏面
6 プリント基板(回路基板)
6a、6b 速度計用プリント基板、回転計用プリント基板
8 リセットスイッチ
9 コントローラ(制御装置)
10 電子部品
20 ムーブメント
30 コネクタ(接続端子)
40 フレキシブル配線基板
40a 傾斜面
41 導体
42 導体端子
43 帯状薄板(絶縁膜)
45 折り目(折り曲げ線)
80 スイッチ部材
81 操作用ノブ
102 文字盤
102a 目盛
102b 数字
102c 文字
103 液晶パネル
104 発光ダイオード
105 発光ダイオード
107 指針
108 透明カバー(透光性カバー)
112 イグニッションスイッチ
113 バッテリ
A 速度計
B 回転計
C オドメータ

Claims (5)

  1. ケースの後面に配線基板を設けて回路配線を行なう車両用計器の配線基板構造において、
    前記配線基板は、前記ケースの前記後面に取り付けられ、電子部品が実装される回路基板と、可撓性を有するフレキシブル配線基板と、前記回路基板に実装され、前記回路基板と前記フレキシブル配線基板を電気的に接続するためのコネクタとで構成され、
    前記コネクタは、前記フレキシブル配線基板を、前記ケースに取り付けられている前記回路基板に対して所定の傾斜面を形成して沿わせるように、前記回路基板の外縁形状に対する取り付け角度を所定角度で傾斜させて実装されていることを特徴とする車両用計器の配線基板構造。
  2. 前記回路基板は少なくとも二つからなり、前記回路基板間が前記フレキシブル配線基板によって電気的に接続されている状態において、
    前記回路基板に取り付けられた前記コネクタは、互いの前記取り付け角度がテーパ状になっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器の配線基板構造。
  3. 前記フレキシブル配線基板は、前記コネクタに電気的に接続されているとき、前記フレキシブル配線基板の延在する延在方向に対して斜めに傾斜した折り目が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用計器の配線基板構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用計器の配線基板構造は、車室内に設けられたインストルメントパネル内の空間に配置される車両用計器に用いられ、
    前記インストルメントパネル内に前記車両用計器が固定された状態において、前記車両用計器の下部側に、車両側部材が配置されていることを特徴とする車両用計器の配線基板構造。
  5. 前記車両側部材は、車両の操舵のためのステアリングを支持する支持部材であることを特徴とする請求項4に記載の車両用計器の配線基板構造。
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