JP2007082698A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】円滑で快適にメダルの投入操作が行なえると共に、不正な行為を防止、乃至は未然に抑制できるようにしたメダル投入装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の遊技機は、遊技媒体を受け入れる投入口と、投入口に向けて下り傾斜して遊技媒体を案内する案内面22aを具備する遊技媒体ガイド部22と、案内面22aで案内された遊技媒体が当接することで、遊技媒体を投入口に向けて姿勢変化させるように回転する回転ローラ40と、この回転ローラの、投入口側とは反対方向の回転を規制する一方向クラッチと、を備えた遊技媒体投入装置20を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、メダルやコインのような遊技媒体を利用して遊技を行なう遊技機に関するものであり、詳細には、前記遊技媒体が投入される遊技媒体投入装置を組み込んだ遊技機に関する。
通常、上記したような遊技媒体(以下、「メダル」と称する)を投入することで遊技が開始される遊技機(例えば、スロットマシン、ルーレットゲーム装置、プッシャーゲーム装置等)には、遊技者がメダルを円滑に投入操作できるように、遊技媒体投入装置(以下、メダル投入装置)が組み込まれている。
このようなメダル投入装置は、一度に投入される複数枚のメダルを効率的に処理できるように構成されていることが好ましく、例えば、特許文献1に開示されているように、投入口の内部に駆動ローラと分離ローラとを設置しておき、投入口に投入された複数枚のメダルを搬送ベルトで搬送しながら、前記両ローラで1枚づつ分離、処理するメダル投入装置を組み込んだスロットマシンが知られている。
ところが、上記したメダル投入装置は、駆動ローラ、分離ローラ及び搬送ベルトを、電機的に制御することで駆動する構成であることから、構造が複雑であると共に、コストが高騰してしまう。また、投入された複数枚のメダルを、搬送ベルトで搬送しながら分離をする構成であることから、連続的に投入される複数枚のメダルを処理する速度には限界がある。
そこで、本件特許出願人は、先の出願である特許文献2において、下り傾斜した案内面を具備する遊技媒体ガイド部、この遊技媒体ガイド部の下端部に配設された投入口、及び投入口の上方側に配設された回転ローラを備えたメダル投入装置を有する遊技機を提案している。すなわち、この遊技機によれば、複数枚のメダルであっても、前記下り傾斜する案内面に沿って滑り落ちて行き、前記回転ローラの回転及びメダルの自重によって姿勢変化を受け、そのまま円滑に投入口に連続投下されるようになる。
特開平4−150884号 特願2004−282012号
上記したような特許文献2で提案された遊技機によれば、メダル投入装置が、回転ローラ、及びメダルの自重を利用するものであることから、電気的に制御駆動されるローラ対や搬送ベルトを設置する必要がなく、構造がきわめて簡単で、かつ連続的にメダルを高速処理できるという利点がある。
ところが、一般的な問題として、上記したような遊技機では、投入口に異物を侵入させる等して、その内部に配設された判別装置(セレクタ装置)に対して不正な行為が行なわれることが考えられる。そして、このような不正行為は、上記した特許文献2で提案した先行技術の構成においても実施されることが予測されることから、そのような不正な行為については、効果的に防止、乃至は抑制できるように構成することが好ましい。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、円滑で快適にメダルの投入操作が行なえると共に、不正な行為を防止、乃至は未然に抑制できるようにしたメダル投入装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に係る遊技機は、遊技媒体を受け入れる投入口と、前記投入口に向けて下り傾斜して遊技媒体を案内する案内面を具備する遊技媒体ガイド部と、前記案内面で案内された遊技媒体が当接することで、遊技媒体を前記投入口に向けて姿勢変化させるように回転する回転ローラと、前記回転ローラの、投入口側とは反対方向の回転を規制する回転方向規制手段と、を備えた遊技媒体投入装置を有することを特徴とする。
上記した構成の遊技機において、遊技者が遊技媒体(メダル)を投入口に投入すべく、メダルを遊技媒体ガイド部の案内面に載置(比較的寝かせた状態、或いは起立させた状態)すると、メダルは、下り傾斜した案内面に沿って滑り落ちて行き、そのまま投入口に向かって自然に導かれるようになる。そして、メダルが投入口付近まで滑り落ちると、メダルの端面や端面側の表面部が回転ローラに当接し、その回転作用(下向きの回転作用)によって、メダルは姿勢変化を受けながら投入口に向けて案内される。すなわち、上記した下り傾斜する案内面、及び回転ローラが設置されることで、多数枚のメダルを連続的かつ円滑に投入口に向けて投入することが可能となる。
そして、上記した回転ローラは、回転方向規制手段によって、投入口側とは反対方向の回転が規制されているため、不正等を目的として投入口に異物を侵入した際に、それを引き出すことが困難となる。すなわち、不正行為は、専ら、投入口に異物(治具や糸を付けたメダル等)を侵入させて内部のセレクタ装置を不正に操作し、その異物を引き出し操作することで行なわれることが多いが、上記したように、回転ローラが異物の引上げ方向には回転できない状態にあるため、異物を引き出す際に、回転ローラと接触して摩擦力が作用して引き出すことが困難となり、結果として、不正による遊技機の操作等が行なえなくなる。また、そのような回転方向規制手段を設置しておくことで、上記したような不正行為を未然に抑制することも可能となる。
上記した回転方向規制手段は、例えば、請求項2にあるように、回転ローラとこれを支持する支軸との間に配設される一方向クラッチによって構成することが可能である。
このような一方向クラッチは、ユニット化されており、回転ローラ部分に容易に組み込むことが可能である。すなわち、きわめて簡単な構成によって、回転ローラの投入口側とは反対方向の回転を規制することが可能となる。
また、請求項3に係る遊技機では、前記回転ローラの表面に高摩擦手段を設けたことを特徴とする。
このように回転ローラの表面に高摩擦手段(回転ローラの構成材料に対して摩擦力を向上させるための手段であり、例えば、表面に凹凸を形成したり、突部を設ける等して構成される)を設けておくことで、投入口に侵入させた異物を引き出す際に、より大きな摩擦抵抗が作用するか、或いは引き出す際に異物が引っ掛かって引き出せなくなり、これにより、不正行為をより効果的に防止、乃至は未然に抑制することが可能となる。
本発明によれば、円滑で快適にメダルの投入操作が行なえると共に、不正な行為を防止、乃至は未然に抑制できるようにしたメダル投入装置を備えた遊技機が得られるようになる。
本発明に係る遊技機は、メダルやコインのような遊技媒体(以下、メダル)を利用して遊技を行なう各種の遊技機、例えば、スロットマシン、ルーレットゲーム装置、プッシャーゲーム装置等が該当し、このような遊技機には、遊技を行なうためにメダルを遊技機内に取り込む遊技媒体投入装置(以下、メダル投入装置)が組み込まれている。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態について、スロットマシンを例示して具体的に説明する。
図1に示すように、スロットマシン1は、遊技を実行するための遊技装置(リールユニット)、遊技媒体としてのメダルを払い出すメダル払出装置、及びリールユニットでの遊技動作を制御する制御基板等を収容した本体3と、この本体3に対してヒンジ機構を介して横方向に回動して開閉されるフロントドア(前面扉)5とを備えている。前記フロントドア5には、リールユニットの各回転リールを視認させるリール表示窓7a,7b,7cを有する表示領域7が設けられている。この表示領域7には、例えば、各種の遊技情報を静止画情報、動画情報として表示する画像表示部(例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ、ドットマトリクス表示機等)が配設されており、前記リールユニットの各回転リールの表面を、前記リール表示窓7a,7b,7cを介して透過表示させるようになっている。なお、画像表示部は、回転リールから離れた位置に設置されたものであっても良いし、そのような画像表示部を備えない構成であっても良い。
前記フロントドア5の表示領域7の下方側には、台座9が形成されており、ここにベットボタン10a、マックスベットボタン10b、スタートレバー12、3個のストップボタン13a,13b,13c等の各種操作部材が配設されている。
さらに、スタートレバー12の下方に位置するフロントドア5には、腰部パネル15が開閉可能に取り付けられており、腰部パネル15の下方に位置するフロントドア5には、本体3内に設置されたメダル払出装置から払出しされるメダルを排出するメダル払出口16に臨むようにしてメダル受皿17が配設されている。
また、前記台座9の各種操作部材の右側には、遊技を実行するに際してメダルの投入操作が行なえるメダル投入装置20が組み込まれている。
以下、図2から図9を参照して、メダル投入装置20の構成について説明する。
なお、これらの図において、図2はメダル投入装置の構成を示す斜視図、図3は表面カバーを取り外した状態を示す斜視図、図4は中央部分を切断した状態を示す斜視図、図5は上面図、図6は正面図、図7はメダルガイド部とメダルの関係を示す概略正面図、図8はメダルガイド部と回転ローラの好ましい位置関係を説明する概略側面図、そして、図9は回転ローラの所定方向の回転を規制する回転方向規制手段の一構成例を示す概略側面図である。
メダル投入装置20は、前記台座9を構成しているパネル9aに組み込まれており、パネル9aの表面と略面一となるように形成された露出プレート21を備えている。この露出プレート21には、その中央部分に凹所21aが形成されており、ここに遊技者によって載置されたメダルを案内する案内面22aを具備したメダルガイド部(遊技媒体ガイド部)22と、案内面22aに沿ってガイドされてくるメダルを筐体内部に落下させるスリット状の投入口23が形成されている。この場合、案内面22aは、遊技者側から投入口23に向けて下降するように形成されており、メダルを多数枚、起立させて設置できる程度の長さを備えている。また、案内面22aの傾斜角度については、メダルが円滑に滑るように水平面に対して傾斜していれば良く、その角度については特に限定されることはない。
なお、案内面22aは、多数のメダルを連続的に投下できるように、ある程度の長さを有していることが好ましい。具体的には、少なくともメダルの直径以上の長さを有していることが好ましく、更には、連続した投下動作がより円滑で容易に行なえるように、メダルの直径の2〜3倍以上の長さを有していることが好ましい。
また、上記した露出プレート21は、例えば、亜鉛(亜鉛合金)をダイカスト鋳造することで一体形成されており、見栄えを向上するために、その表面には、クロムメッキ処理が施されている。また、露出プレート21は、パネル9aに対して着脱可能に構成されていても良い。
前記パネル9aの内部のフレームには、投入口23に対応するようにしてメダル受け入れ開口25が形成されており、ここから落下するメダルは、公知のセレクタ装置100に案内されて所定のパラメータ(重量、径など)が測定され、真正と判断されたメダルは、例えば、メダル払出装置のバケットに案内され、そうでないものは、図1に示すメダル払出口16を介してメダル受皿17に返却される。
本実施形態における前記メダルガイド部22の案内面22aは、メダルを載置させた際、メダルの直径よりも小さい部分の外周縁が2点で接触するように構成されている。具体的には、前記案内面22aは、図7に示すように、断面U字型に形成されており、メダルMを案内面に対して略垂直に起立させた際(案内面の傾斜角に対して水平状態以外に載置させた場合)、メダルの直径よりも小さい部分の外周縁が2点で接触するような接触部P1を備えている。このため、断面U字型の案内面22aの最深部Pとメダルの下端縁M1との間では隙間が生じるようになっており、かつ接触部P1がメダルの中心位置Cよりも下方になることから、メダルMの保持状態は不安定となる。
前記露出プレート21の凹所21aの背面壁21bには、後述する回転ローラの外周面が露出するように、矩形の開口21cが形成されている。また、露出プレート21の凹所21aの手前部分には、所定枚数のメダルが載置できるように、略平坦状のメダル載置部21dが形成されている。この場合、メダル載置部21dについては、遊技者の利便性を考慮して形成されたものであることから、形成しない構成であっても良い。
更に、露出プレート21の凹所21aの右側には、メダル返却ボタン30が設けられており、これを押圧操作することによって、投入したメダルを前記メダル受皿17に返却できるように構成されている。
前記パネル9aの内部のフレームには、前記露出プレート21に形成された開口21cから、外周面が部分的に露出するように回転ローラ40が支持されている。この回転ローラ40は、図8に示すように、その回転中心E(支持位置)が、前記案内面22aにおける最深部Pと投入口23との間のエッジ位置(投入口23の開口端位置)P2よりも高い位置となるように支持されている。メダルガイド部22の案内面22aに対して、このような位置関係で回転ローラ40を支持することにより、メダルの当接位置を、回転ローラの中心Eを通り、案内面22aの延出方向と平行となる仮想線Xよりも下方側にすることが可能となり、回転ローラを、確実に下向きに回転駆動させることができる。すなわち、回転ローラに対するメダルの当接位置は、上記した仮想線Xとローラ外周が交差する位置E1よりも下方側となり、メダルが投入口付近まで滑り降りて、端面が回転ローラ40に当接した際、回転ローラ40を確実に下向きに回転駆動させることができる(位置E1よりも上側に当接すると、下向きに回転し難くなる)。このような回転ローラ40の下向きの回転により、当接したメダルは、メダルの重力、及び回転ローラ40が回転することによるアシストによって、簡単に下向きに姿勢変化させられ、円滑に投入口23内に落下するようになる。
なお、実際には、回転ローラ40の支持位置は、案内面22aに、通常、最も摘み易いメダルの量(ここでは、5〜6枚程度とする)を寝かせた状態で載置した際の前記最深部Pからの高さhよりも、最深部Pから上記した位置E1までの高さHが大きくなる(h<H)ように設定しておくことが好ましい。すなわち、このような位置となるように回転ローラを支持することで、最も摘み易いメダル量を案内面22aに載置した際、それらが滑り降りて回転ローラ40の外周に当接しても、当接位置は、確実に位置E1よりも下側となるため、回転ローラ40を、確実に下向きに回転駆動させることが可能となる(図8において、仮想線X´は、メダルを案内面22aに寝かせた状態で載置した際に、メダルと案内面22aが接触する位置である)。
そして、上記した回転ローラ40には、投入口23側とは反対方向の回転(図9に示す図において、時計回り方向の回転)を規制する回転方向規制手段50が設けられている。本実施形態における回転方向規制手段50は、図9に示すように、回転ローラ40とこれを支持する支軸40Aとの間に配設される一方向クラッチ51によって構成されている。
この一方向クラッチ51は、支軸40Aに固定される内輪51a、前記回転ローラ40が固定される外輪51b、内輪51aと外輪51bとの間に位置し、外輪の矢印方向のみの回転を許容すべく保持された転がり部材(図示せず)を備えている。このような一方向クラッチは、予めユニット化されており、回転ローラ40と支軸40Aとの間に容易に組み込むことが可能である。すなわち、きわめて簡単な構成によって、回転ローラ40の投入口側とは反対方向の回転が規制されるようになっている。
さらに、上記したように、回転ローラ40の周囲には、カバー42が設置されている。この場合、本実施形態のカバー42は、粒状のガラスを混入したPA系の樹脂によって形成されており、パネル9aの内部のフレームに取着されて、前記露出プレート21の凹所21aに形成された矩形の開口21cから、回転ローラの外周面が部分的に露出するように構成されている。
以上のように構成された遊技機によれば、遊技者がメダルを投入口23に投入する場合において、例えば、1枚のメダルMをメダルガイド部22の手前側で案内面22aに略垂直となるように起立させると、メダルは、図10に示すように、その中心Cよりも下方位置となる接触部P1(図7参照)でU字型の案内面22aに接触し、下端が宙に浮いた状態で不安定な状態で保持される。このとき、メダルMの重心位置(メダルの中心位置C)は接触部P1よりも上方にあり、かつ案内面22aは下り傾斜していることから、メダルMの自重によって、メダルMの上方は、図の矢印に示すように前方に向けて倒れるようなモーメントが作用する。そして、最終的にメダルMは、二点鎖線で示すように、案内面22aの表面に沿うように倒れ込んで、そのまま投入口23に向かって自然に導かれるようになる。このとき、倒れ込んだメダルは、回転ローラ40に対向する側の端面M2、或いは倒れ込んだ勢いで、径方向外側の表面部M3が回転ローラ40に当接し、その回転作用(下向きの回転作用)及びメダルの重量によって、投入口23に向けて垂直方向に姿勢変化されて、メダルは、円滑に投入口23に落下するようになる。
また、例えば、図11に示すように、1枚のメダルMをメダルガイド部22の手前側で案内面22aに対して、比較的寝かせるように起立させると、メダルは、下端が宙に浮いた状態で不安定な状態で保持される。このとき、メダルMの重心位置(メダルの中心位置C)は、接触部P1よりも上方にあり、かつメダルガイド部22は下り傾斜していることから、メダルMの自重によって、起立状態にあるメダルMの上方は、図の矢印に示すように遊技者側に向けて倒れるようなモーメントが作用する。そして、最終的にメダルMは、二点鎖線で示すように、案内面22aの表面に沿うように倒れ、そのまま投入口23に向かって自然に導かれるようになる。このとき、倒れたメダルは、そのまま回転ローラ40に対向する側の端面M4が回転ローラ40に当接し、その回転作用(下向きの回転作用)及びメダルの重量によって、投入口23に向けて垂直方向に姿勢変化されて、メダルは円滑に投入口23に落下するようになる。
なお、上記した図10及び図11に示した態様において、少量の複数枚のメダルを、同様にメダルガイド部の案内面22aの手前側に起立させて指を離しても、それぞれのメダルは、上記したような軌道に従って順次回転ローラ40に当接するようになり、連続的に投入口23に落下するようになる。
このように、少数枚のメダルを投入する場合、メダルを指で摘んで案内面22aの手前側に起立するように載置し、そのまま指を離すことで、メダルは、起立状態にある上方が投入口側に倒れながら、或いは起立状態にある上方が遊技者側に倒れながら、最終的に回転ローラ40に対向する側の端面領域、或いは径方向外側の表面領域が回転ローラ40に当接し、その回転作用によって姿勢変化を受けながら投入口23に落下するため、より円滑で快適なメダルの投入操作が行なえるようになる。
また、図12に示すように、メダルを、案内面22aに起立させずに、単に寝かせた状態で積層載置しても、各メダルは、案内面22aに沿ってそのまま投入口に向けて滑って行き、最終的に、各メダルの端面が回転ローラ40に順次当接して、回転ローラの回転作用(下向きの回転作用)及びメダルの重量によって姿勢変化を受け、投入口23に向けて円滑に落下するようになる。なお、積層されたメダルは、回転ローラ40に当接して姿勢変化を受ける際、積層状態にある最上のメダルの遊技者側後端領域が矢印D1へ回転できることから(2枚目以降は、その上にあるメダルによって矢印D1方向に回転できない)、上側のメダルから順に、姿勢変化を受けながら投入口23に落下するようになる。
また、本実施形態では、案内面22aを断面U字型に形成したことから、メダルをメダルガイド部22のサイド領域から投入した場合、メダルは、図5の矢印に示すように、案内面22aの表面に沿って、延出方向の中心に向かいながら滑り落ちると共に、滑り落ちて行く際にローリングモーメントが作用し、投入口に近づくに従って、図6の矢印で示すように、案内面22aの傾斜に対して次第に水平状態に移行するようになる。そして、最終的に、投入口23に落下する直前には、略水平状態になって回転ローラ40に当接し、姿勢変化を受けてそのまま投入口に落下するようになる。すなわち、メダルを、メダルガイド部22のサイド領域から投入しても、上記したような作用(ローリングモーメントの自動調芯効果)によって、最終的に投入口23に落下する直前に、最も落下し易い略水平状態になって回転ローラ40に当接することから、投入口23には、円滑にメダルが落下するようになる。
以上のように、遊技者が少量のメダルを取り扱う場合、単にメダルを摘んで、メダルガイド部22の案内面22aの手前側に起立させたり、寝かせた状態で載置したり、あるいはサイド領域から投入しても、上記したような動きによって、円滑にメダルを投入口23に投入することができる。
また、多数枚のメダルを取り扱う場合であっても、例えば、図13に示すように、多数枚積層して案内面22aに起立させておくことで、各メダルは、その自重によって順次、案内面22aに沿って下方に移動して行き、最終的に回転ローラ40の表面に当接して、回転する回転ローラ40によって下向きに案内され、順次、投入口23に落下するようになる。
上記したように、本実施形態の構成によれば、取り扱うメダルの枚数に関係なく、遊技者は、単にメダルを摘んでメダルガイド部22の案内面22aに載置するか、或いはそのまま案内面22aに向けて投入操作を行なうだけで、メダルは、メダルガイド部22に沿って滑り落ちて行く。そして、投入口23の上方に設置された回転ローラ40によって、メダルを容易に垂直方向に姿勢変化させて投入口23への落下をアシストする機能を持たせたため、メダルの投入口23への落下が、メダルの投入操作に追い付かなくなるような不具合を解消でき、円滑な投入操作が実現されるようになる。
また、回転ローラ40は、上述したように、一方向クラッチ51によって、投入口側23とは反対方向の回転が規制されているため、不正等を目的として投入口23に異物を侵入させても、それを引き出すことが困難となる。
通常、不正行為は、例えば、投入口23に特殊な治具等を侵入させて、内部のセレクタ装置100を操作したり、或いはメダルに糸等をつけて投入口へ侵入、引き出し操作することで行なわれることが多い。本実施形態の構成において、仮に、不正目的で投入口23に異物200を侵入した場合、侵入時には、図14(a)に示すように、異物200の侵入方向に沿って回転ローラ40は回転できるため、容易に投入口の内部に向けて差し込むことは可能である。しかし、侵入した異物200を引上げる際には、図14(b)に示すように、異物200が回転ローラ40の外周面と接触して摩擦力が作用し、回転ローラ40を反時計方向に回転させようとするが、回転ローラ40は上記した一方向クラッチ51によってこの方向に回転できない状態になっているため、侵入した異物を引き出すことが困難となる。特に、一般的に投入されるメダルと同程度の厚さを有する異物に対しては、侵入時及び引上げ操作時に、必然的に回転ローラ40の外周面と接触するため効果的である。
この結果、異物が引き出せないことから、不正操作者は、途中でその操作を諦めてしまう等、不正による遊技機の操作が行なえなくなる。また、そのような回転方向規制手段を設置しておくことで、上記したような不正行為を未然に抑制することも可能となる。
なお、上記した回転方向規制手段に、規制方向に対して所定のトルクが作用した際に、その状態を報知するような報知手段を設けておいても良い。このような報知手段を設けておくことにより、不正操作があったことを直ちに報知することが可能となる。
また、本実施形態では、前記回転ローラ40の周囲にカバー42を設置しており、開口から露出する回転ローラ40の上下、左右の領域を覆っているため、回転ローラ40の周囲の隙間部分からも、筐体内部への異物の侵入を防ぐことが可能になる。
さらに、上記した構成の回転ローラ40に、投入口23から異物を引き出し操作する際に、大きな摩擦抵抗を与えるような高摩擦手段を設けておくことが好ましい。すなわち、回転ローラ40をウレタンゴム等で構成した場合、その素材の摩擦係数よりも大きな摩擦係数となるような手段を施しておくことが好ましい。具体的には、例えば、図15に示すように、回転ローラ40の表面に亘って、先端が前記投入口23側に向くような多数の突部60を形成することで、高摩擦手段を構成することが可能である。
このように、時計回り方向の回転が規制された回転ローラ40の表面に亘って、先端が投入口23側に向く突部60を多数形成しておくことで、投入口23に侵入させた異物を引き出す際に、それが突部60に接触して大きな摩擦抵抗が作用するか、場合によっては引き出す際に多数の突部60に引っ掛かって引き出せなくなってしまい、不正行為をより効果的に防止、乃至は未然に抑制することが可能となる。更には、回転ローラ40の表面に、このような突部60を設けておくことで、メダルがメダルガイド部22に沿って滑り落ちてきて表面に当接した際、摩擦力が高くなっていることから、回転ローラ40は投入口23側に向けてより回転し易くなり、メダルを円滑に投入口23に落下させ易くなる。なお、上記したような高摩擦手段は、例えば、図2及び図3に示すように、回転ローラ40の外周面に、軸方向に延出する多数のローレット40aによって構成しても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
上記した構成のメダル投入装置において、メダルガイド部22は、単に、投入口23に向けて下り傾斜していれば良く、その断面形状については、平坦面、或いはV字状にする等、図7に示したような形状に限定されることはなく適宜変形することが可能である。また、下り傾斜するメダルガイド部以外に、多数のメダルが載置できるようなメダル載置部を一体形成しておいても良い。
また、上記したメダル投入装置20は、上記した露出プレート21、及び回転ローラ40等の構成部材を予めユニット化しておいて、遊技機本体に組み込むような構成であっても良い。さらに、メダル投入装置20におけるメダルガイド部22は、遊技機本体に、遊技者に対して左右に延出していたり、斜めに延出していたり、或いは、本実施形態とは逆に、遊技機側から遊技者側に向けてメダルを投入する構成であっても良い。
また、上記した実施形態では、回転方向規制手段50は、図9に示すように、回転ローラ40とこれを支持する支軸40Aとの間に配設される一方向クラッチ51によって構成したが、回転ローラ40の所定方向の回転(投入口と反対側方向の回転)が規制できれば、その機構については適宜変形することが可能である。例えば、回転ローラ40を、回転可能に支持された支軸40Aに固着しておくと共に、支軸40Aにラチェットを設けておき、このラチェットに係止爪を係合させることで、回転ローラ40の回転方向を規制するような構成であっても良い。
本発明は、上述したスロットマシンのような遊技機以外にも、コインやメダルが投入される各種の装置、例えば、自動販売機や、切符など各種の券を発券する発券装置等に適用することが可能である。すなわち、遊技機の態様としては、コインやメダルが投入される各種の装置が含まれる。
メダル投入装置が組み込まれる遊技機(スロットマシン)の一例を示す図。 図1に示すメダル投入装置の構成を示す斜視図。 表面カバーを取り外したメダル投入装置を示す斜視図。 メダル投入装置の中央部分を切断した状態を示す斜視図。 メダル投入装置の上面図。 メダル投入装置の正面図。 メダルガイド部とメダルの関係を示す概略正面図。 メダルガイド部と回転ローラの好ましい位置関係を説明する概略側面図。 回転ローラの所定方向の回転を規制する回転方向規制手段の一構成例を示す概略側面図。 メダルの挙動の一例を示す概略側面図。 メダルの挙動の別の例を示す概略側面図。 複数枚のメダルをメダルガイド部に載置した場合のメダルの挙動を示す概略側面図。 多数枚のメダルを起立してメダルガイド部に載置した場合のメダルの挙動を示す概略側面図。 (a)は投入口に異物を侵入する際の作用を示す図、(b)は投入口から異物を引き出す際の作用を示す図。 回転ローラに設けられる高摩擦手段の一例を示す概略側面図。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
20 メダル投入装置(遊技媒体投入装置)
22 メダルガイド部(遊技媒体ガイド部)
22a 案内面
22d メダル載置部(遊技媒体載置部)
23 投入口
40 回転ローラ
40a ローレット(高摩擦手段)
42 カバー
50 回転方向規制手段
51 一方向クラッチ
60 突部(高摩擦手段)

Claims (3)

  1. 遊技媒体を受け入れる投入口と、
    前記投入口に向けて下り傾斜して遊技媒体を案内する案内面を具備する遊技媒体ガイド部と、
    前記案内面で案内された遊技媒体が当接することで、遊技媒体を前記投入口に向けて姿勢変化させるように回転する回転ローラと、
    前記回転ローラの、投入口側とは反対方向の回転を規制する回転方向規制手段と、
    を備えた遊技媒体投入装置を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記回転方向規制手段は、回転ローラとこれを支持する支軸との間に配設される一方向クラッチを有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記回転ローラの表面に高摩擦手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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