JP2007082053A - 受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回路構成の簡略化を図りつつ、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できるようにする。
【解決手段】 アナログ/デジタル共用チューナ2は、同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したまま、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うとともに、デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応させ、アナログ用SAWフィルタ3にてデジタル放送の第1中間周波信号のフィルタ処理を行うことにより、デジタル放送における隣接チャンネル妨害を除去する。
【選択図】 図1
【解決手段】 アナログ/デジタル共用チューナ2は、同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したまま、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うとともに、デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応させ、アナログ用SAWフィルタ3にてデジタル放送の第1中間周波信号のフィルタ処理を行うことにより、デジタル放送における隣接チャンネル妨害を除去する。
【選択図】 図1
Description
本発明は受信装置に関し、特に、デジタル方式のテレビジョン信号と、アナログ方式のテレビジョン信号との双方を受信可能なテレビジョン受信機に適用して好適なものである。
デジタルCS(Communication Satellite)放送やBS(Broadcast Satellite)放送、デジタル地上波放送等、テレビジョン放送のデジタル化が進められてきており、アナログのテレビジョン放送からデジタルのテレビジョン放送への移行が進められている。
一方、テレビジョン放送のデジタル化が進められても、既存のアナログのテレビジョン放送を直ちに停止することにはならず、アナログのテレビジョン放送からデジタルのテレビジョン放送へ移行する過渡期においては、アナログのテレビジョン放送とデジタルのテレビジョン放送とが共存することになる。
一方、テレビジョン放送のデジタル化が進められても、既存のアナログのテレビジョン放送を直ちに停止することにはならず、アナログのテレビジョン放送からデジタルのテレビジョン放送へ移行する過渡期においては、アナログのテレビジョン放送とデジタルのテレビジョン放送とが共存することになる。
このため、アナログのテレビジョン放送とデジタルのテレビジョン放送との双方が行われるような場合には、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者が受信できるテレビジョン受像機が要望される。ここで、下側隣接アナログ放送の音声信号の妨害を軽減するため、アナログ放送とデジタル放送ではチャンネルの中心周波数が異なる。すなわち、デジタル放送ではアナログ放送に比べて1/7MHzだけ上側に中心周波数がシフトしている。例えば、13chの場合、アナログ放送の中心周波数が473MHzであるのに対し、デジタル放送では中心周波数が473+1/7MHzである
一方、特許文献1には、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者が受信できるテレビジョン受像機において、デジタル放送受信時には選局用の局部発振周波数を自動的に1/7MHzだけシフトさせて受信する方法が開示されている。また、特許文献2には、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者が受信できるテレビジョン受信装置において、デジタル放送受信時には、選局用の局部発振周波数を1/7MHzだけシフトさせるとともに、アナログ放送受信時には、選局用の局部発振周波数をシフトさせないようにして、隣接チャンネルへの妨害を軽減するための隣接チャンネルに対する音声トラップを挿入する方法が開示されている。
特開2001−285032号公報
特開2004−356811号公報
一方、特許文献1には、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者が受信できるテレビジョン受像機において、デジタル放送受信時には選局用の局部発振周波数を自動的に1/7MHzだけシフトさせて受信する方法が開示されている。また、特許文献2には、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者が受信できるテレビジョン受信装置において、デジタル放送受信時には、選局用の局部発振周波数を1/7MHzだけシフトさせるとともに、アナログ放送受信時には、選局用の局部発振周波数をシフトさせないようにして、隣接チャンネルへの妨害を軽減するための隣接チャンネルに対する音声トラップを挿入する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1、2に開示された方法では、デジタル放送では6MHzステップでチャンネルが切り替わるため、各チャンネルごとに1/7MHzだけ中心周波数をシフトさせることが必要になり、回路構成が複雑化するとともに、アナログ放送とデジタル放送の選局システムを共通化できないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、回路構成の簡略化を図りつつ、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信することが可能な受信装置を提供することである。
そこで、本発明の目的は、回路構成の簡略化を図りつつ、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信することが可能な受信装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る受信装置によれば、同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したままアナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うチューナと、前記チューナの後段に接続され、前記アナログ方式のテレビジョン信号に対応して減衰特性が設定されたアナログ用SAWフィルタと、前記アナログ用SAWフィルタを通過したアナログ方式のテレビジョン信号の検波処理を行う検波回路と、前記アナログ用SAWフィルタを通過したデジタル方式のテレビジョン信号の復調処理を行う復調部とを備えることを特徴とする。
これにより、デジタル放送受信時に選局用の局部発振周波数をシフトさせることなく、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信することが可能となる。このため、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送の選局システムを共通化することができ、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できるようにした場合においても、回路規模の増大を抑制することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記アナログ用SAWフィルタの通過帯域の一部に対応させて前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域が設定されていることを特徴とする。
これにより、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができる。このため、アナログ用SAWフィルタの位相特性に乱れがある場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することを可能として、回路規模の増大を抑制することが可能となる。
これにより、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができる。このため、アナログ用SAWフィルタの位相特性に乱れがある場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することを可能として、回路規模の増大を抑制することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応していることを特徴とする。
これにより、地上デジタル放送の受信帯域を430kHz〜1.3MHz程度の範囲内に収めることができる。このため、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができ、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制しつつ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することができる。
これにより、地上デジタル放送の受信帯域を430kHz〜1.3MHz程度の範囲内に収めることができる。このため、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができ、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制しつつ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、前記アナログ用SAWフィルタの減衰特性および位相特性の平坦な部分に対応するように設定することを特徴とする。
これにより、音声信号が映像信号に及ぼす影響が軽減されるようにアナログ用SAWフィルタの減衰特性を設定することが可能となるとともに、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理をアナログ用SAWフィルタにて行った場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することができる。
これにより、音声信号が映像信号に及ぼす影響が軽減されるようにアナログ用SAWフィルタの減衰特性を設定することが可能となるとともに、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理をアナログ用SAWフィルタにて行った場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記チューナに設けられ、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器と、前記チューナに設けられ、前記第1局部発振信号を受信信号に混合することにより、前記受信信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器と、第2局部発振信号を生成する第2局部発振器と、前記アナログ用SAWフィルタと前記復調部との間に設けられ、前記第2局部発振信号を前記第1中間周波信号に混合することにより、前記第1中間周波信号を第2中間周波信号に変換する第2混合器とを備えることを特徴とする。
これにより、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できる受信機において、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行うためにアナログ用SAWフィルタを用いた場合においても、ダブルスーパー方式のスーパーヘテロダイン受信を行うことが可能となり、デジタルテレビジョン放送についての第2中間周波信号を所望の周波数に設定することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したまま、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うチューナと、前記チューナの後段に接続され、前記デジタル方式のテレビジョン信号に対応して減衰特性が設定されたデジタル用SAWフィルタと、前記デジタル用SAWフィルタを通過したアナログ方式のテレビジョン信号の検波処理を行う検波回路と、前記デジタル用SAWフィルタを通過したデジタル方式のテレビジョン信号の復調処理を行う復調部とを備えることを特徴とする。
これにより、デジタル放送受信時に選局用の局部発振周波数をシフトさせることなく、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信することが可能となる。このため、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送の選局システムを共通化することができ、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できるようにした場合においても、回路規模の増大を抑制することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記デジタル用SAWフィルタの後段に設けられ、前記アナログ方式のテレビジョン信号の音声キャリアを減衰させる音声トラップをさらに備えることを特徴とする。
これにより、アナログ方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行うためにデジタル用SAWフィルタを用いた場合においても、音声信号が映像信号に及ぼす影響が軽減されるように減衰特性を設定することが可能となり、映像信号の品質の劣化を抑制することができる。
これにより、アナログ方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行うためにデジタル用SAWフィルタを用いた場合においても、音声信号が映像信号に及ぼす影響が軽減されるように減衰特性を設定することが可能となり、映像信号の品質の劣化を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記デジタル用SAWフィルタの通過帯域の一部に対応させて前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域が設定されていることを特徴とする。
これにより、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができる。このため、アナログ用SAWフィルタの位相特性に乱れがある場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することを可能として、回路規模の増大を抑制することが可能となる。
これにより、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができる。このため、アナログ用SAWフィルタの位相特性に乱れがある場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することを可能として、回路規模の増大を抑制することが可能となる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応していることを特徴とする。
これにより、地上デジタル放送の受信帯域を430kHz〜1.3MHz程度の範囲内に収めることができる。このため、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができ、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制しつつ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することができる。
これにより、地上デジタル放送の受信帯域を430kHz〜1.3MHz程度の範囲内に収めることができる。このため、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタの位相特性の平坦な部分を用いることができ、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制しつつ、アナログ用SAWフィルタとデジタル用SAWフィルタとを共通化することができる。
また、本発明の一態様に係る受信装置によれば、前記チューナに設けられ、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器と、前記チューナに設けられ、前記第1局部発振信号を受信信号に混合することにより、前記受信信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器と、第2局部発振信号を生成する第2局部発振器と、前記デジタル用SAWフィルタと前記復調部との間に設けられ、前記第2局部発振信号を前記第1中間周波信号に混合することにより、前記第1中間周波信号を第2中間周波信号に変換する第2混合器とを備えることを特徴とする。
これにより、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できる受信機において、アナログ方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行うためにデジタル用SAWフィルタを用いた場合においても、ダブルスーパー方式のスーパーヘテロダイン受信を行うことが可能となり、デジタルテレビジョン放送についての第2中間周波信号を所望の周波数に設定することができる。
以下、本発明の実施形態に係る受信装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、受信装置には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の電波を受信するアンテナ1、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を行うアナログ/デジタル共用チューナ2が設けられている。ここで、アナログ/デジタル共用チューナ2には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の信号を増幅するローノイズアンプ2a、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器2cおよび第1局部発振信号を搬送周波数信号に混合することにより、搬送周波数信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器2bが設けられている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、受信装置には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の電波を受信するアンテナ1、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を行うアナログ/デジタル共用チューナ2が設けられている。ここで、アナログ/デジタル共用チューナ2には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の信号を増幅するローノイズアンプ2a、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器2cおよび第1局部発振信号を搬送周波数信号に混合することにより、搬送周波数信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器2bが設けられている。
また、受信装置には、アナログ/デジタル共用チューナ2の後段に接続され、アナログ方式のテレビジョン信号に対応して減衰特性が設定されたアナログ用SAWフィルタ3、第2局部発振信号を生成する第2局部発振器14、アナログ用SAWフィルタ3を通過したデジタル方式のテレビジョン信号の第1中間周波信号に第2局部発振信号を混合することにより、第1中間周波信号を第2中間周波信号に変換する第2混合器5、第2混合器5にて処理されたデジタル方式のテレビジョン信号のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調処理を行うOFDM復調部6、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式による復調処理を行うMPEG復調部7、アナログ用SAWフィルタ3を通過したアナログ方式のテレビジョン信号の検波処理を行う検波回路8、テレビジョン放送の音声を出力するスピーカ12、テレビジョン放送の映像を表示するディスプレイ13、アナログ用SAWフィルタ3との接続を第2混合器5または検波回路8に切り替えるスイッチ4、スピーカ12への接続をMPEG復調部7と検波回路8との間で切り替えるスイッチ10、ディスプレイ13への接続をMPEG復調部7と検波回路8との間で切り替えるスイッチ11およびスイッチ4、10、11の切り替え制御を行う制御部9が設けられている。
ここで、アナログ/デジタル共用チューナ2は、同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したまま、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うことができる。また、デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、アナログ用SAWフィルタ3の通過帯域の一部に対応させることができ、例えば、地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応させることができる。
そして、アナログ方式のテレビジョン信号を受信する場合、制御部9は、検波回路8側にスイッチ4、10、11を切り替える。そして、アンテナ1にて受信されたアナログ方式のテレビジョン信号はアナログ/デジタル共用チューナ2に送られる。そして、アンテナ1から送られたRF(Radio Frequency)信号の中から所望のアナログ放送の搬送周波数信号が選択され、そのアナログ放送の搬送周波数信号がローノイズアンプ2aにて増幅された後、このアナログ放送の搬送周波数信号が局部発振信号と第1混合器2bにて混合されることにより、アナログ放送の搬送周波数信号が中間周波信号に変換される。
そして、アナログ/デジタル共用チューナ2にてアナログ放送の搬送周波数信号が中間周波信号に変換されると、アナログ/デジタル共用チューナ2から出力された中間周波信号はアナログ用SAWフィルタ3に出力される。そして、アナログ用SAWフィルタ3にて中間周波信号のフィルタ処理が行われ、アナログ放送における隣接チャンネル妨害が除去される。
例えば、アナログ放送の受信チャンネルが13チャンネルであるとすると、受信中心周波数は473MHzであり、局部発振周波数を530MHzとすると、中間周波信号の中心周波数は57MHzとなる。そして、中心周波数が57MHzの中間周波信号はそのままアナログ用SAWフィルタ3に入力され、適切な帯域制限を受けてから、後段で信号処理される。
そして、アナログ用SAWフィルタ3を通過した中間周波信号はスイッチ4を介して検波回路8に送られ、検波回路8にて検波処理が行われる。そして、検波回路8にて検波された音声信号はスイッチ10を介してスピーカ12に送られ、スピーカ12からテレビジョン放送の音声が出力される。また、検波回路8にて検波された映像信号はスイッチ11を介してディスプレイ13に送られ、ディスプレイ13にてテレビジョン放送の映像が表示される。
一方、デジタル方式のテレビジョン信号を受信する場合、制御部9は、第2混合器5側にスイッチ4を切り替えるとともに、MPEG復調部7側にスイッチ10、11を切り替える。そして、アンテナ1にて受信されたデジタル方式のテレビジョン信号はアナログ/デジタル共用チューナ2に送られる。そして、アンテナ1から送られたRF信号の中から所望のデジタル放送の搬送周波数信号が選択され、そのデジタル放送の搬送周波数信号がローノイズアンプ2aにて増幅された後、このデジタル放送の搬送周波数信号が局部発振信号と第1混合器2bにて混合されることにより、デジタル放送の搬送周波数信号が中間周波信号に変換される。ここで、第1局部発振器2cは、デジタル放送の受信チャンネルがアナログ放送の受信チャンネルと同じ場合、デジタル放送受信時の局部発振周波数をアナログ放送受信時の局部発振周波数と同一に設定することができる。
そして、アナログ/デジタル共用チューナ2にてデジタル放送の搬送周波数信号が中間周波信号に変換されると、アナログ/デジタル共用チューナ2から出力された第1中間周波信号はアナログ用SAWフィルタ3に出力される。そして、アナログ用SAWフィルタ3にて第1中間周波信号のフィルタ処理が行われ、デジタル放送における隣接チャンネル妨害が除去される。
例えば、デジタル方式のテレビジョン信号を受信する場合、受信チャンネルが13チャンネルであるとすると、受信中心周波数は473+1/7MHz(略473.1429MHz)であり、局部発振周波数をアナログ放送受信時と共通の530MHzとすると、第1中間周波信号の中心周波数は略56.8571MHzとなる(なお、局部発振周波数を略530.1429MHzとすると、第1中間周波信号の中心周波数は57MHzとなる。)。ここで、受信セグメントが3セグメント分の場合、その受信帯域が略1.3MHzであるから、第1中間周波信号の周波数帯域は略56.2071〜略57.5071MHzとなり、アナログ用SAWフィルタ3の減衰/位相特性の平坦部分を通過させることができる。受信セグメントが1セグメント分の場合にも、その受信帯域が略430KHzとさらに狭くなるため、アナログ用SAWフィルタ3の減衰/位相特性の平坦部分を通過させることができる。
そして、アナログ用SAWフィルタ3を通過した第1中間周波信号はスイッチ4を介して第2混合器5に送られ、第1中間周波信号に第2局部発振信号が混合されることにより、第1中間周波信号が第2中間周波信号に変換される。
そして、第1中間周波信号が第2中間周波信号に変換されると、第2中間周波信号はOFDM復調部6に送られ、OFDM復調部6にて復調処理が行われる。そして、OFDM復調部6にて復調されたデジタル信号はMPEG復調部7に送られ、MPEG復調部7にて映像信号および音声信号に復調される。そして、MPEG復調部7にて復調された音声信号はスイッチ10を介してスピーカ12に送られ、スピーカ12からテレビジョン放送の音声が出力される。また、MPEG復調部7にて復調された映像信号はスイッチ11を介してディスプレイ13に送られ、ディスプレイ13にてテレビジョン放送の映像が表示される。
そして、第1中間周波信号が第2中間周波信号に変換されると、第2中間周波信号はOFDM復調部6に送られ、OFDM復調部6にて復調処理が行われる。そして、OFDM復調部6にて復調されたデジタル信号はMPEG復調部7に送られ、MPEG復調部7にて映像信号および音声信号に復調される。そして、MPEG復調部7にて復調された音声信号はスイッチ10を介してスピーカ12に送られ、スピーカ12からテレビジョン放送の音声が出力される。また、MPEG復調部7にて復調された映像信号はスイッチ11を介してディスプレイ13に送られ、ディスプレイ13にてテレビジョン放送の映像が表示される。
これにより、デジタル放送受信時に選局用の局部発振周波数をシフトさせることなく、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信することが可能となる。このため、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送の選局システムを共通化することができ、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できるようにした場合においても、回路規模の増大を抑制することが可能となる。また、14チャンネル以上を受信する場合には、6MHzステップの簡単な選局システムを用いることができる。
さらに、デジタル用SAWフィルタをアナログ用SAWフィルタ3と共通化することにより、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できるようにした場合においても、IF段のSAWフィルタを1個で済ますことができ、サイズ、質量およびコストを削減することができる。
ここで、デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、アナログ用SAWフィルタ3の通過帯域の一部に対応するように設定することが好ましい。これにより、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタ3の位相特性の平坦な部分を用いることができる。このため、アナログ用SAWフィルタ3の位相特性の一部分に乱れがある場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、デジタル用SAWフィルタをアナログ用SAWフィルタ3と共通化することができる。
ここで、デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、アナログ用SAWフィルタ3の通過帯域の一部に対応するように設定することが好ましい。これにより、デジタル方式のテレビジョン信号についてのフィルタ処理を行う際に、アナログ用SAWフィルタ3の位相特性の平坦な部分を用いることができる。このため、アナログ用SAWフィルタ3の位相特性の一部分に乱れがある場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができ、デジタル用SAWフィルタをアナログ用SAWフィルタ3と共通化することができる。
図2は、図1のアナログ用SAWフィルタ3の減衰特性および位相特性を示す図である。
図2において、例えば、日本仕様の場合、アナログ用SAWフィルタ3の全体の通過帯域幅は約6MHzである。そして、音声信号が映像信号に及ぼす影響を軽減するために、アナログ用SAWフィルタ3の減衰特性F1は、58.75MHzの映像キャリアに対して、54.25MHzの音声キャリアが20dB程度減衰されるように設定されている。
図2において、例えば、日本仕様の場合、アナログ用SAWフィルタ3の全体の通過帯域幅は約6MHzである。そして、音声信号が映像信号に及ぼす影響を軽減するために、アナログ用SAWフィルタ3の減衰特性F1は、58.75MHzの映像キャリアに対して、54.25MHzの音声キャリアが20dB程度減衰されるように設定されている。
ここで、映像キャリアに対して音声キャリアが減衰されるような減衰特性F1をアナログ用SAWフィルタ3に持たせると、音声キャリアの周波数の付近で位相特性F2に乱れが生じるが、アナログ信号の場合では、品位はほとんど劣化することはない。また、減衰特性F1および位相特性F2が平坦となる部分Wは3MHz程度確保することができる。
しかし、例えば、地上デジタル放送に対応した移動体通信では、13個あるセグメントのうち1〜3セグメント分が用いられる。このため、地上デジタル放送の帯域は略430KHzから略1.3MHzとなり、地上デジタル放送の帯域をアナログSAWフィルタ3の位相特性F1の平坦な部分W1に収めることができる。この結果、地上デジタル放送の帯域をアナログSAWフィルタ3の位相特性F1の平坦な部分W1に対応させることが可能となり、デジタル用SAWフィルタをアナログ用SAWフィルタ3と共通化した場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができる。
しかし、例えば、地上デジタル放送に対応した移動体通信では、13個あるセグメントのうち1〜3セグメント分が用いられる。このため、地上デジタル放送の帯域は略430KHzから略1.3MHzとなり、地上デジタル放送の帯域をアナログSAWフィルタ3の位相特性F1の平坦な部分W1に収めることができる。この結果、地上デジタル放送の帯域をアナログSAWフィルタ3の位相特性F1の平坦な部分W1に対応させることが可能となり、デジタル用SAWフィルタをアナログ用SAWフィルタ3と共通化した場合においても、デジタル方式のテレビジョン信号の特性が劣化することを抑制することができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図3において、受信装置には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の電波を受信するアンテナ21、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を行うアナログ/デジタル共用チューナ22が設けられている。ここで、アナログ/デジタル共用チューナ22には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の信号を増幅するローノイズアンプ22a、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器22cおよび第1局部発振信号を搬送周波数信号に混合することにより、搬送周波数信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器22bが設けられている。
図3において、受信装置には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の電波を受信するアンテナ21、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を行うアナログ/デジタル共用チューナ22が設けられている。ここで、アナログ/デジタル共用チューナ22には、デジタル方式のテレビジョン放送およびアナログ方式のテレビジョン放送の信号を増幅するローノイズアンプ22a、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器22cおよび第1局部発振信号を搬送周波数信号に混合することにより、搬送周波数信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器22bが設けられている。
また、受信装置には、アナログ/デジタル共用チューナ22の後段に接続され、デジタル方式のテレビジョン信号に対応して減衰特性が設定されたデジタル用SAWフィルタ23、第2局部発振信号を生成する第2局部発振器34、デジタル用SAWフィルタ23を通過したデジタル方式のテレビジョン信号の第1中間周波信号に第2局部発振信号を混合することにより、第1中間周波信号を第2中間周波信号に変換する第2混合器25、第2混合器25にて処理されたデジタル方式のテレビジョン信号のOFDM復調処理を行うOFDM復調部26、MPEG方式による復調処理を行うMPEG復調部27、アナログ方式のテレビジョン信号の音声キャリアを減衰させる音声トラップ35、音声トラップ35を通過したアナログ方式のテレビジョン信号の検波処理を行う検波回路28、テレビジョン放送の音声を出力するスピーカ32、テレビジョン放送の映像を表示するディスプレイ33、デジタル用SAWフィルタ23との接続を第2混合器25または音声トラップ35に切り替えるスイッチ24、スピーカ32への接続をMPEG復調部27と検波回路28との間で切り替えるスイッチ30、ディスプレイ33への接続をMPEG復調部27と検波回路28との間で切り替えるスイッチ31およびスイッチ24、30、31の切り替え制御を行う制御部29が設けられている。
ここで、アナログ/デジタル共用チューナ22は、同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したまま、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うことができる。また、デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、デジタル用SAWフィルタ23の通過帯域の一部に対応させることができ、例えば、地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応させることができる。
そして、アナログ方式のテレビジョン信号を受信する場合、制御部29は、検波回路28側にスイッチ24、30、31を切り替える。そして、アンテナ21にて受信されたアナログ方式のテレビジョン信号はアナログ/デジタル共用チューナ22に送られる。そして、アンテナ21から送られたRF信号の中から所望のアナログ放送の搬送周波数信号が選択され、そのアナログ放送の搬送周波数信号がローノイズアンプ22aにて増幅された後、このアナログ放送の搬送周波数信号が局部発振信号と第1混合器22bにて混合されることにより、アナログ放送の搬送周波数信号が中間周波信号に変換される。
そして、アナログ/デジタル共用チューナ22にてアナログ放送の搬送周波数信号が中間周波信号に変換されると、アナログ/デジタル共用チューナ22から出力された中間周波信号はデジタル用SAWフィルタ23に出力される。そして、デジタル用SAWフィルタ23にて中間周波信号のフィルタ処理が行われ、アナログ放送における隣接チャンネル妨害が除去される。
例えば、アナログ放送の受信チャンネルが13チャンネルであるとすると、受信中心周波数は473MHzであり、局部発振周波数を530MHzとすると、中間周波信号の中心周波数は57MHzとなる。そして、中心周波数が57MHzの中間周波信号はそのままデジタル用SAWフィルタ23に入力される。
ここで、デジタル用SAWフィルタ23は、通過帯域内での減衰特性が平坦であるため、音声信号の映像信号に対する妨害を軽減するための音声トラップ35を挿入してから、後段で信号処理することができる。なお、音声トラップ35の減衰量は、略20dBとすることができる。
ここで、デジタル用SAWフィルタ23は、通過帯域内での減衰特性が平坦であるため、音声信号の映像信号に対する妨害を軽減するための音声トラップ35を挿入してから、後段で信号処理することができる。なお、音声トラップ35の減衰量は、略20dBとすることができる。
すなわち、デジタル用SAWフィルタ23を通過した中間周波信号はスイッチ24を介して音声トラップ35に送られ、アナログ方式のテレビジョン信号の音声キャリアが減衰される。そして、音声トラップ35を通過した中間周波信号は検波回路28に送られ、検波回路28にて検波処理が行われる。そして、検波回路28にて検波された音声信号はスイッチ30を介してスピーカ32に送られ、スピーカ32からテレビジョン放送の音声が出力される。また、検波回路28にて検波された映像信号はスイッチ31を介してディスプレイ33に送られ、ディスプレイ33にてテレビジョン放送の映像が表示される。
一方、デジタル方式のテレビジョン信号を受信する場合、制御部29は、第2混合器25側にスイッチ24を切り替えるとともに、MPEG復調部27側にスイッチ30、31を切り替える。そして、アンテナ21にて受信されたデジタル方式のテレビジョン信号はアナログ/デジタル共用チューナ22に送られる。そして、アンテナ21から送られたRF信号の中から所望のデジタル放送の搬送周波数信号が選択され、そのデジタル放送の搬送周波数信号がローノイズアンプ22aにて増幅された後、このデジタル放送の搬送周波数信号が局部発振信号と第1混合器22bにて混合されることにより、デジタル放送の搬送周波数信号が第1中間周波信号に変換される。ここで、第1局部発振器22cは、デジタル放送の受信チャンネルがアナログ放送の受信チャンネルと同じ場合、デジタル放送受信時の局部発振周波数をアナログ放送受信時の局部発振周波数と同一に設定することができる。
そして、アナログ/デジタル共用チューナ22にてデジタル放送の搬送周波数信号が中間周波信号に変換されると、アナログ/デジタル共用チューナ22から出力された中間周波信号はデジタル用SAWフィルタ23に出力される。そして、デジタル用SAWフィルタ23にて第1中間周波信号のフィルタ処理が行われ、デジタル放送における隣接チャンネル妨害が除去される。
例えば、デジタル方式のテレビジョン信号を受信する場合、受信チャンネルが13チャンネルであるとすると、受信中心周波数は473+1/7MHz(略473.1429MHz)であり、局部発振周波数をアナログ放送受信時と共通の530MHzとすると、第1中間周波信号の中心周波数は略56.8571MHzとなる。ここで、受信セグメントが3セグメント分の場合、その受信帯域が略1.3MHzであるから、第1中間周波信号の周波数帯域は略56.2071〜略57.5071MHzとなり、デジタル放送受信時の局部発振周波数をアナログ放送受信時の局部発振周波数と同一に設定した場合においても、デジタル用SAWフィルタ23の帯域内に収めることができる。受信セグメントが1セグメント分の場合にも、その受信帯域が略430KHzとさらに狭くなるため、デジタル用SAWフィルタ23の帯域内に収めることができる。
そして、デジタル用SAWフィルタ23を通過した第1中間周波信号はスイッチ24を介して第2混合器25に送られ、第1中間周波信号に第2局部発振信号が混合されることにより、第1中間周波信号が第2中間周波信号に変換される。
そして、第1中間周波信号が第2中間周波信号に変換されると、第2中間周波信号はOFDM復調部26に送られ、OFDM復調部26にて復調処理が行われる。そして、OFDM復調部26にて復調されたデジタル信号はMPEG復調部27に送られ、MPEG復調部27にて映像信号および音声信号に復調される。そして、MPEG復調部27にて復調された音声信号はスイッチ30を介してスピーカ32に送られ、スピーカ32からテレビジョン放送の音声が出力される。また、MPEG復調部27にて復調された映像信号はスイッチ31を介してディスプレイ33に送られ、ディスプレイ33にてテレビジョン放送の映像が表示される。
そして、第1中間周波信号が第2中間周波信号に変換されると、第2中間周波信号はOFDM復調部26に送られ、OFDM復調部26にて復調処理が行われる。そして、OFDM復調部26にて復調されたデジタル信号はMPEG復調部27に送られ、MPEG復調部27にて映像信号および音声信号に復調される。そして、MPEG復調部27にて復調された音声信号はスイッチ30を介してスピーカ32に送られ、スピーカ32からテレビジョン放送の音声が出力される。また、MPEG復調部27にて復調された映像信号はスイッチ31を介してディスプレイ33に送られ、ディスプレイ33にてテレビジョン放送の映像が表示される。
これにより、デジタル放送とアナログ放送とで共通にデジタル用SAWフィルタ23を用いた場合においても、デジタル放送受信時に選局用の局部発振周波数をシフトさせることなく、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信することが可能となる。このため、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送の選局システムを共通化することができ、アナログテレビジョン放送とデジタルテレビジョン放送との両者を受信できるようにした場合においても、回路規模の増大を抑制することが可能となる。また、14チャンネル以上を受信する場合には、6MHzステップの簡単な選局システムを用いることができる。
図4は、図3のデジタル用SAWフィルタ23の減衰特性および位相特性を示す図である。
図4において、デジタルSAWフィルタ23では、例えば、日本仕様の場合、位相特性F4の変動によるデジタル信号の特性悪化を防止するため、57MHzを中心に減衰特性F3および位相特性F4とも平坦になるように設定されている。このため、デジタルSAWフィルタ23をアナログテレビジョン放送受信用に単に用いると、音声信号の映像信号に対する妨害を抑制することができなくなる。このため、デジタルSAWフィルタ23をアナログテレビジョン放送受信用に用いる場合、検波回路28の前段に音声トラップ35を挿入することにより、音声信号の映像信号に対する妨害を抑制することができる。
図4において、デジタルSAWフィルタ23では、例えば、日本仕様の場合、位相特性F4の変動によるデジタル信号の特性悪化を防止するため、57MHzを中心に減衰特性F3および位相特性F4とも平坦になるように設定されている。このため、デジタルSAWフィルタ23をアナログテレビジョン放送受信用に単に用いると、音声信号の映像信号に対する妨害を抑制することができなくなる。このため、デジタルSAWフィルタ23をアナログテレビジョン放送受信用に用いる場合、検波回路28の前段に音声トラップ35を挿入することにより、音声信号の映像信号に対する妨害を抑制することができる。
図5は、図3の音声トラップ35を含むデジタル用SAWフィルタ23の減衰特性を示す図である。
図5において、検波回路28の前段に音声トラップ35を挿入することにより、58.75MHzの映像キャリアに対して、54.25MHzの音声キャリアが20dB程度減衰されるように設定することができ、デジタルSAWフィルタ23をアナログテレビジョン放送受信用に用いた場合においても、音声信号の映像信号に対する妨害を抑制することができる。
図5において、検波回路28の前段に音声トラップ35を挿入することにより、58.75MHzの映像キャリアに対して、54.25MHzの音声キャリアが20dB程度減衰されるように設定することができ、デジタルSAWフィルタ23をアナログテレビジョン放送受信用に用いた場合においても、音声信号の映像信号に対する妨害を抑制することができる。
1、21 アンテナ、2、22 アナログ/デジタル共用チューナ、2a、22a ローノイズアンプ、2b、22b 第1混合器、2c、22c 第1局部発振器、3 アナログ用SAWフィルタ、4、10、11、24、30、31 スイッチ、5、25 第2混合器、6、26 OFDM復調部、7、27 MPEG復調部、8、28 検波回路、9、29 制御部、12、32 スピーカ、13、33 ディスプレイ、14、34 第2局部発振器、23 デジタル用SAWフィルタ、35 音声トラップ
Claims (10)
- 同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したまま、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うチューナと、
前記チューナの後段に接続され、前記アナログ方式のテレビジョン信号に対応して減衰特性が設定されたアナログ用SAWフィルタと、
前記アナログ用SAWフィルタを通過したアナログ方式のテレビジョン信号の検波処理を行う検波回路と、
前記アナログ用SAWフィルタを通過したデジタル方式のテレビジョン信号の復調処理を行う復調部とを備えることを特徴とする受信装置。 - 前記アナログ用SAWフィルタの通過帯域の一部に対応させて前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域が設定されていることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
- 前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応していることを特徴とする請求項2記載の受信装置。
- 前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は、前記アナログ用SAWフィルタの減衰特性および位相特性の平坦な部分に対応するように設定することを特徴とする請求項3記載の受信装置。
- 前記チューナに設けられ、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器と、
前記チューナに設けられ、前記第1局部発振信号を受信信号に混合することにより、前記受信信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器と、
第2局部発振信号を生成する第2局部発振器と、
前記アナログ用SAWフィルタと前記復調部との間に設けられ、前記第2局部発振信号を前記第1中間周波信号に混合することにより、前記第1中間周波信号を第2中間周波信号に変換する第2混合器とを備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の受信装置。 - 同一チャンネルについて中心周波数を一定に維持したまま、アナログ方式のテレビジョン信号およびデジタル方式のテレビジョン信号の選局を共通に行うチューナと、
前記チューナの後段に接続され、前記デジタル方式のテレビジョン信号に対応して減衰特性が設定されたデジタル用SAWフィルタと、
前記デジタル用SAWフィルタを通過したアナログ方式のテレビジョン信号の検波処理を行う検波回路と、
前記デジタル用SAWフィルタを通過したデジタル方式のテレビジョン信号の復調処理を行う復調部とを備えることを特徴とする受信装置。 - 前記デジタル用SAWフィルタの後段に設けられ、前記アナログ方式のテレビジョン信号の音声キャリアを減衰させる音声トラップをさらに備えることを特徴とする請求項6記載の受信装置。
- 前記デジタル用SAWフィルタの通過帯域の一部に対応させて前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域が設定されていることを特徴とする請求項6または7記載の受信装置。
- 前記デジタル方式のテレビジョン信号の受信帯域は地上デジタル放送の1〜3セグメント分に対応していることを特徴とする請求項8記載の受信装置。
- 前記チューナに設けられ、第1局部発振信号を生成する第1局部発振器と、
前記チューナに設けられ、前記第1局部発振信号を受信信号に混合することにより、前記受信信号を第1中間周波信号に変換する第1混合器と、
第2局部発振信号を生成する第2局部発振器と、
前記デジタル用SAWフィルタと前記復調部との間に設けられ、前記第2局部発振信号を前記第1中間周波信号に混合することにより、前記第1中間周波信号を第2中間周波信号に変換する第2混合器とを備えることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005269728A JP2007082053A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 受信装置 |
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CN105227197A (zh) * | 2015-10-19 | 2016-01-06 | 中国电子科技集团公司第二十八研究所 | 一种x波段快速锁频接收系统 |
-
2005
- 2005-09-16 JP JP2005269728A patent/JP2007082053A/ja not_active Withdrawn
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CN105227197B (zh) * | 2015-10-19 | 2017-07-07 | 中国电子科技集团公司第二十八研究所 | 一种x波段快速锁频接收方法 |
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