JP2011055202A - フロントエンド回路、チューナおよびテレビ放送受信機 - Google Patents

フロントエンド回路、チューナおよびテレビ放送受信機 Download PDF

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Abstract

【課題】輝度信号の周波数スペクトラムの欠落による映像の乱れが生じないフロントエンド回路を実現する。
【解決手段】本発明に係るフロントエンド回路110は、ローカル信号を発振するVCO6と、RF信号Frfをベースバンド信号に変換するミキサ3と、ベースバンド信号に含まれるDCオフセットを検出して当該DCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路8と、ローカル信号の周波数を制御するローカル周波数制御回路17と、を有する。ローカル周波数制御回路17は、RF信号Frfがアナログテレビ信号である場合に、ベースバンド信号の周波数が、ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、ローカル信号の周波数を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビ放送受信機等に使用されるチューナおよびフロントエンド回路に関するものであり、特に、アナログテレビ信号をダイレクトコンバージョン方式で受信する場合の局所発振信号の周波数制御に関するものである。
近年の電子機器の発展に伴い、受信機の低価格化の要求が高まってきている。黒田忠広監訳「RFマイクロエレクトロニクス」(丸善株式会社)の5.2.1節および5.2.2節に記載されているように、ダイレクトコンバージョン方式(ゼロIF方式とも呼ばれる)による受信方式では、受信信号が直接ベースバンド信号に変換されるため、原理的にイメージ応答が存在せず、ヘテロダイン方式で必要となるイメージ除去用の急峻なフィルタ特性を持つフィルタが不要である。これにより、ダイレクトコンバージョン方式による受信方式は、チャネル選択用のフィルタを集積回路(IC)上で実現することが可能になるため、低価格化の要求に応える受信方式として注目を集めている。
図10は、従来のダイレクトコンバージョン方式の受信機におけるチューナ400の基本的な構成を示すブロック図である。チューナ400は、フロントエンド回路410および復調回路9を備えている。フロントエンド回路410は、可変利得アンプ(RFVGA)2、乗算器(ミキサ)3、ローパスフィルタ4、可変利得アンプ(IFVGA)5、局所発振器(VCO)6、ローカル周波数制御回路7およびDCオフセットキャンセル回路8を有している。
RFVGA2は、アンテナ1で受信されたRF信号Frfを増幅する。増幅された信号は、ミキサ3によって、後述する局所発振信号(以下、ローカル信号とも称する)とミキシングされることにより周波数変換が行われ、ベースバンド信号に変換される。ローパスフィルタ4は、ベースバンド信号の希望信号帯域外の成分を減衰させ、希望信号を選択する。その後、希望信号は、IFVGA5によって増幅され、IF出力として復調回路9に出力される。復調回路9は、IF出力を映像信号および音声信号に復調する。
一方、ローカル信号はVCO6よって生成される。また、ローカル周波数制御回路7は、ミキサ3から出力されるベースバンド信号の周波数が所定の周波数となるように、RF信号の周波数に応じて、ローカル信号の周波数を制御する。
ここで、ダイレクトコンバージョン方式の受信機特有の問題点について説明する。VCO6からのローカル信号が、ミキサ3のRFポートにリークした場合、ミキサ3においてVCO6からのローカル信号とリークしたローカル信号とがミキシングされる(セルフミキシング)。この場合、VCO6からのローカル信号とリークしたローカル信号とは周波数が同じであるため、ミキサ3から出力されるベースバンド信号の中に直流成分(DCオフセット)が含まれることとなる。このDCオフセットは、後段回路を飽和させるおそれがある。
このため、フロントエンド回路410では、DCオフセットキャンセル回路8によって、IFVGA5の出力に含まれるDCオフセットを除去している。DCオフセットを除去する方法として、例えば、下記の特許文献1および2に記載の技術が提案されている。
特開平10−93647号公報(1998年4月10日公開) 特開2003−276945号公報(2003年9月26日公開)
しかしながら、受信されるRF信号Frfがアナログテレビ信号である場合、DCオフセットを除去すると、復調されたビデオ信号に含まれる輝度信号の一部が欠落する可能性があるという問題を生じる。
図11は、ビデオ信号に含まれる輝度信号の周波数スペクトラムを示す図である。Fhはライン周波数を表しており、具体的には、Fh=4.5MHz/286=15.734kHzである。映像が垂直方向に似た波形を持つ性質があるため、輝度信号の各周波数スペクトラムは、ライン周波数の整数倍に等しいという性質がある。
例えば、図10に示すチューナ400において、アンテナ1によって受信されるRF信号FrfがVHF1chのアナログテレビ信号である場合を例に説明する。1chのアナログテレビ信号は、中心周波数が93MHzであり、映像周波数が91.25MHzである。そのため、ローカル周波数制御回路7は、VCO6が中心周波数と等しい93MHzのローカル信号を出力するように制御する。その結果、ミキサ3から出力されローパスフィルタ4を通過したベースバンド信号の周波数は、93MHz−91.25MHz=1.75MHzとなる。このため、DCオフセットキャンセル回路8によってDCオフセットが除去されると、復調されたビデオ信号におけるベースバンド信号の周波数成分が欠落する。
図12は、図11に示すビデオ信号において、ベースバンド信号の周波数成分が欠落した状態を示す図である。上述のように、ベースバンド信号の周波数は1.75MHzであるため、ビデオ信号における1.75MHzの成分、すなわち、112.22(=1.75MHz/15.734kHz)*Fhの成分が欠落する。ここで、欠落する周波数成分は、ある程度の帯域幅を有しており、図12において欠落する周波数帯域幅が斜線で示されている。
図12では、輝度信号の111*Fhの周波数スペクトラムが、斜線で示される周波数帯域の範囲外にあるので、輝度信号は欠落しない。しかしながら、図10に示すVCO6から出力されるローカル信号は、通常、ある程度の周波数偏差を持っている。そのため、ローカル信号の周波数が、所望の周波数(93MHz)よりも低い場合、図12において、輝度信号の111*Fhの周波数スペクトラムが、斜線で示される周波数帯域の範囲内になると、輝度信号の111*Fhの周波数スペクトラムが欠落する可能性がある。
一般的に、デジタル信号の場合は、DCオフセットが除去されることにより、一部の周波数成分が欠落したとしても、エラー補正されるため、問題はない。一方、受信されるRF信号がアナログテレビ信号である場合、輝度信号の周波数スペクトラムの一部が欠落すると、映像が乱れてしまうという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落による映像の乱れが生じないフロントエンド回路を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るフロントエンド回路は、ローカル信号を発振する局所発振回路と、上記ローカル信号と受信信号とを混合して周波数変換することに
より、上記受信信号をベースバンド信号に変換する周波数変換回路と、上記ベースバンド信号に含まれるDCオフセットを検出して当該DCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路と、上記ローカル信号の周波数を制御するローカル周波数制御回路と、有するダイレクトコンバージョン方式のフロントエンド回路において、上記受信信号がアナログテレビ信号である場合に、上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することを特徴としている。
上記の構成によれば、周波数変換回路は、局所発振回路からのローカル信号と受信信号とを混合して周波数変換することにより、受信信号をベースバンド信号に変換する。これにより、ベースバンド信号の周波数は、ローカル信号の周波数から受信信号の周波数を減算した値となる。また、DCオフセットキャンセル回路は、ベースバンド信号に含まれるDCオフセットを検出して当該DCオフセットを除去する。ここで、受信信号がアナログテレビ信号である場合、ベースバンド信号を復調したビデオ信号では、ベースバンド信号と同一の周波数成分が欠落する。これに対し、ローカル信号の周波数を制御するローカル周波数制御回路は、ベースバンド信号の周波数が、ビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御する。そのため、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落を防止できる。したがって、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落による映像の乱れが生じないフロントエンド回路を実現できるという効果を奏する。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記ローカル信号の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路をさらに有し、上記ローカル周波数制御回路は、上記周波数誤差に基づいて、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、周波数制御のための基準信号の周波数偏差によって、ローカル信号に周波数誤差が生じている場合であっても、周波数誤差検出回路がローカル信号の周波数誤差を検出し、ローカル周波数制御回路が、その周波数誤差に基づいて、ベースバンド信号の周波数が、ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御する。すなわち、ローカル周波数制御回路は、ローカル信号の周波数誤差分を補正して、ローカル信号の周波数を制御するので、局所発振回路が所望の周波数のローカル信号を出力できない場合であっても、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落を防止できる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記輝度信号の隣接する周波数スペクトラム同士の相加平均となるように、上記ローカル信号の周波数を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、輝度信号の隣接する周波数スペクトラム同士の相加平均の周波数、すなわち、隣接する周波数スペクトラムのちょうど中間の周波数が、欠落することになる。これにより、ローカル信号の周波数に多少の誤差が生じても、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することはない。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔のa+b倍(aは自然数、bは小数)であることが好ましい。
上記の構成によれば、欠落させる周波数が輝度信号の周波数スペクトラムの最大値より大きくなるまで、ローカル信号の周波数を増加させる必要がなくなるので、ローカル信号の周波数制御が容易になる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが好ましい。
上記の構成によれば、ローカル周波数制御回路は、欠落させるビデオ信号の周波数を、輝度信号の任意の周波数スペクトラム間に選択することが可能となる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔と、上記DCオフセットキャンセル回路が上記DCオフセットを除去することにより上記ビデオ信号において除去される周波数帯域幅との和は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが好ましい。
上記の構成によれば、初期状態において、欠落する周波数帯域が輝度信号の周波数スペクトラムと重なる場合であっても、ローカル信号の切り替え幅を最小とすることができる。これにより、ローカル周波数制御回路による周波数制御がさらに容易になる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記周波数誤差検出回路の上記周波数誤差の検出精度に相当する周波数幅の2倍の値と、上記DCオフセットキャンセル回路が上記DCオフセットを除去することにより上記ビデオ信号において除去される周波数帯域幅との和は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが好ましい。
上記の構成によれば、欠落する周波数が、少なくとも輝度信号の隣接する周波数スペクトラムの中間の周波数であれば、すなわち、輝度信号の隣接する周波数スペクトラム同士の相加平均であれば、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することはない。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記周波数誤差検出回路の上記周波数誤差の検出精度に相当する周波数幅の2倍の値と、上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔との和は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが好ましい。
上記の構成によれば、ローカル周波数制御回路は、欠落させるビデオ信号の周波数を、輝度信号の任意の周波数スペクトラム間に選択することが可能となる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記周波数幅の2倍の値と、上記DCオフセットキャンセル回路が上記DCオフセットを除去することにより上記ビデオ信号において除去される周波数帯域幅と、上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔との和は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが好ましい。
上記の構成によれば、ローカル周波数制御回路による周波数制御がさらに容易になる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記ローカル周波数制御回路は、上記周波数誤差が所定の閾値を超える場合に、上記ローカル信号の周波数を切り替えることが好ましい。
上記の構成によれば、時間の経過とともに周波数誤差が増大しても、ローカル周波数制御回路がローカル信号の周波数を切り替えることにより、欠落させるビデオ信号の周波数
を再選択するので、周波数誤差の変化に対応できる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記周波数誤差検出回路は、所定の期間が経過する毎に、検出した周波数誤差を上記ローカル周波数制御回路に出力することが好ましい。
上記の構成によれば、周波数誤差検出回路が、検出した周波数誤差をローカル周波数制御回路に常時出力する場合に比べ、フロントエンド回路の消費電力を抑えることができる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記DCオフセットキャンセル回路は、垂直帰線区間に上記DCオフセットを検出することが好ましい。
上記の構成によれば、DCオフセットキャンセル回路のDCオフセット検出動作の際に発生するノイズによる映像の乱れを回避することができる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記ローカル周波数制御回路は、垂直帰線区間に上記ローカル信号の周波数を切り替えることが好ましい。
上記の構成によれば、ローカル周波数制御回路がローカル信号の周波数を切り替えるときに発生するノイズによる映像の乱れを回避することができる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記周波数誤差検出回路は、垂直帰線区間に上記ローカル信号の周波数誤差を検出することが好ましい。
上記の構成によれば、ローカル信号の周波数誤差検出の際に周波数誤差検出回路から発生するノイズによる映像の乱れを回避することができる。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる色信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、ビデオ信号に含まれる色信号の周波数スペクトラムの欠落を防止できるので、映像に乱れが生じることはない。
本発明に係るフロントエンド回路では、上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調した音声信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することが好ましい。
上記の構成によれば、音声信号の周波数スペクトラムの欠落を防止できるので、音声に乱れが生じることはない。
本発明に係るチューナは、上記いずれかのフロントエンド回路を搭載している。
本発明に係るテレビ放送受信機は、上記のチューナを搭載している。
上記の構成によれば、受信信号がアナログテレビ信号の場合であっても、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することがないため、良好な映像表示を行うことができるテレビ放送受信機を実現できる。
以上のように、本発明に係るフロントエンド回路は、ローカル信号を発振する局所発振回路と、上記ローカル信号と受信信号とを混合して周波数変換することにより、上記受信信号をベースバンド信号に変換する周波数変換回路と、上記ベースバンド信号に含まれるDCオフセットを検出して当該DCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路と、上記ローカル信号の周波数を制御するローカル周波数制御回路と、有するダイレクトコンバージョン方式のフロントエンド回路において、上記受信信号がアナログテレビ信号である場合に、上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御するので、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落による映像の乱れが生じないフロントエンド回路を実現できるという効果を奏する。
本発明の第1の実施例に係るチューナの構成を示すブロック図である。 一部の周波数成分が欠落した状態におけるビデオ信号を示す図である。 輝度信号の周波数スペクトラムのうち(N−1)*FhおよびN*Fh(Nは整数)の周波数スペクトラムを示している。 ビデオ信号に含まれる輝度信号の周波数スペクトラムを示す図である。 輝度信号の周波数スペクトラムのうち(N−1)*Fhから(N+2)*Fh(Nは整数)の周波数スペクトラムを示している。 本発明の第2の実施例に係るチューナの構成を示すブロック図である。 一部の周波数成分が欠落した状態におけるビデオ信号を示す図である。 輝度信号の周波数スペクトラムのうち(N−1)*FhおよびN*Fh(Nは整数)の周波数スペクトラムを示している。 本発明の第3の実施例に係るテレビ放送受信機の構成を示すブロック図である。 従来のダイレクトコンバージョン方式の受信機におけるチューナの基本的な構成を示すブロック図である。 ビデオ信号に含まれる輝度信号の周波数スペクトラムを示す図である。 図11に示すビデオ信号において、ベースバンド信号の周波数成分が欠落した状態を示す図である。
〔実施例1〕
本発明の第1の実施例について、図1ないし図5に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図1は、本実施例に係るチューナ100の構成を示すブロック図である。チューナ100は、図10に示す従来のチューナ400において、フロントエンド回路410をフロントエンド回路110に置き換えた構成であり、フロントエンド回路110は、フロントエンド回路410において、ローカル周波数制御回路7の代わりにローカル周波数制御回路17を有する構成である。なお、本実施例では、説明の便宜上、図10に示すチューナ400と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
ローカル周波数制御回路17は、従来のローカル周波数制御回路7が有する機能に加え、VCO6からのローカル信号の周波数が、ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、ローカル信号の周波数を制御する機能をさらに有している。これにより、ビデオ信号における輝度信号の欠落が防止され
るので、映像の乱れが生じることはない。続いて、アンテナ1によって受信されるRF信号Frf(受信信号)がVHF1chのアナログテレビ信号(中心周波数:93MHz、映像周波数:91.25MHz)である場合を例に、具体的に説明する。
〔発明が解決しようとする課題〕において説明したように、従来のローカル周波数制御回路7が、VCO6からのローカル信号の周波数を中心周波数と等しい93MHzに制御していた。これによって、図12に示すように、DCオフセットキャンセル回路8がDCオフセットを除去することにより、ビデオ信号の111.22*Fhの周波数成分が欠落していた。しかしながら、欠落する周波数帯域幅や、ローカル信号の周波数偏差によって、輝度信号の111*Fhの周波数スペクトラムが欠落する可能性がある。
これに対し、本実施例では、ローカル周波数制御回路17は、欠落する周波数が、輝度信号の隣接する周波数スペクトラムの中間の周波数となるように、すなわち、輝度信号の隣接する周波数スペクトラム同士の相加平均となるように、ローカル信号の周波数を制御する。例えば、図2に示すように、ローカル周波数制御回路17は、欠落するビデオ信号の周波数が、(111−0.5)*Fhとなるように、ローカル信号の周波数を制御する。
欠落する周波数は、ローカル信号の周波数から映像周波数を減算したベースバンド信号の周波数と等しいため、ローカル周波数制御回路17は、ローカル信号の周波数が、
91.25MHz+(111−0.5)*Fh=
91.25MHz+110.5*15.734kHz=
91.25MHz+1.738636MHz=92.98864MHz
となるように制御する。その結果、1.738636MHzのビデオ信号成分が欠落する。この周波数での輝度信号の信号レベルは低いため、この周波数のビデオ信号成分が欠落しても、映像の乱れは生じない。また、欠落する周波数は、輝度信号の周波数スペクトラムの中間であるため、欠落する周波数成分の帯域幅や、ローカル信号の周波数偏差によって、欠落する周波数成分が多少変化したとしても、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することはない。
なお、上記の例では、110*Fhの周波数スペクトラムと111*Fhの周波数スペクトラムとの中間の周波数成分が欠落したが、輝度信号の各周波数スペクトラムが欠落しない値であれば、欠落する周波数成分は他の値であってもよい。
続いて、欠落する周波数帯域幅と、ローカル周波数制御回路17が選択可能なローカル信号の周波数との関係について説明する。図3は、輝度信号の周波数スペクトラムのうち(N−1)*FhおよびN*Fh(Nは整数)の周波数スペクトラムを示している。同図において、△DCoffsetは、欠落する周波数帯域幅を示しており、Fb1およびFb2は、それぞれ、(N−1)*Fhの周波数スペクトラムが欠落しない下限の周波数帯域、およびN*Fhの周波数スペクトラムが欠落しない上限の周波数帯域を示している。ベースバンド信号の周波数が(N−1)*Fh+ΔDCoffset/2である場合、帯域Fb1が欠落し、ベースバンド信号の周波数がN*Fh−ΔDCoffset/2である場合、帯域Fb2が欠落する。したがって、一点鎖線双方向矢印にて示すように、ベースバンド信号の周波数が(N−1)*Fh+ΔDCoffset/2とN*Fh−ΔDCoffset/2との間であれば、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することはない。すなわち、(N−1)*FhおよびN*Fhの周波数スペクトラムの間で、ローカル周波数制御回路17が選択可能なローカル信号の周波数の帯域幅は、
N*Fh−ΔDCoffset/2−((N−1)*Fh+ΔDCoffset/2)=Fh−ΔDCoffset
となる。
この式から明らかなように、欠落する周波数帯域幅ΔDCoffsetは、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔(すなわちライン周波数)未満である必要があるが、欠落する周波数帯域幅は、通常100Hz程度であるため、ローカル信号の周波数をどの値に設定しても輝度信号の周波数スペクトラムが欠落するという状況は生じない。また、欠落する周波数帯域幅は小さいほど、ローカル周波数制御回路17が選択可能なローカル信号の周波数の帯域幅が大きくなるので、ローカル周波数制御回路17による周波数制御が容易になる。
なお、通常、ローカル周波数制御回路17は、PLLシンセサイザによって構成されるため、VCO6は、所定の周波数間隔でローカル信号の周波数を段階的に切り替える。VCO6が発振可能なローカル信号の周波数間隔(以下「周波数間隔△Fstep」とする)は、小さいほど望ましいが、本実施例では、周波数間隔△Fstepが、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔(=15.734kHz)より小さくなるように設定されている。
図4は、ビデオ信号に含まれる輝度信号の周波数スペクトラムを示す図である。同図において、一点鎖線は、VCO6がローカル信号の周波数を切り替えることにより、欠落する各周波数を示している。欠落する周波数はベースバンド信号の周波数と等しく、ローカル信号の周波数間隔とベースバンド信号の周波数間隔とは、互いに等しいので、欠落する各周波数の間隔は、周波数間隔△Fstepと等しくなる。
上記のように、周波数間隔△Fstepが、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいので、欠落させる周波数を、輝度信号の任意の周波数スペクトラム間に選択することが可能となる。例えば、ローカル周波数制御回路17がローカル信号の周波数を制御した結果、欠落させる周波数が(N−1)*Fhとなって、輝度信号のスペクトラムと重なる場合に、欠落させる周波数が高周波数側または低周波数側に切り替わるように、ローカル信号の周波数を制御することにより、輝度信号の欠落を防ぐことができる。
さらに、周波数間隔△Fstepと、ビデオ信号において除去される周波数帯域幅との和は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが望ましい。図5は、輝度信号の周波数スペクトラムのうち(N−1)*Fhから(N+2)*Fh(Nは整数)の周波数スペクトラムを示している。同図において、一点鎖線は、VCO6がローカル信号の周波数を切り替えることにより、欠落する各周波数を示しており、斜線領域は、欠落する各周波数帯域を示している。また、周波数間隔△Fstepと、除去される周波数帯域幅との和は、破線双方向矢印で示されている。
図5では、破線双方向矢印で示される周波数帯域幅が、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さい。このため、初期状態において、欠落する周波数帯域が最も左側の周波数帯域であるために、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落する場合であっても、欠落させる周波数帯域を1つずらすだけで、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落を回避できる。すなわち、VCO6のローカル信号の切り替え幅を最小とすることができる。したがって、ローカル周波数制御回路17による周波数制御がさらに容易になる。
なお、発振可能なローカル信号の周波数間隔は小さいほど望ましいため、本実施例では、フラクショナルPLLなどの技術によって、VCO6およびローカル周波数制御回路17を実現している。
なお、VCO6が発振可能なローカル信号の周波数間隔は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔よりも大きくてもよい。この場合、欠落させる周波数を、輝度信号の任意の
周波数スペクトラム間に選択することはできないが、欠落させる周波数が輝度信号の周波数スペクトラムと一致しないように制御することは可能である。
ただし、VCO6が発振可能なローカル信号の周波数間隔が、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔の整数倍と等しい場合、ローカル信号の周波数偏差などにより、欠落させる周波数が輝度信号の周波数スペクトラムと一致すると、欠落させる周波数が輝度信号のスペクトラムが消滅する周波数帯域となるまで、ローカル信号の周波数を増加させる必要がある。そのため、VCO6が発振可能なローカル信号の周波数間隔は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔の整数倍ではないことが望ましい。換言すれば、VCO6が発振可能なローカル信号の周波数間隔は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔のa+b倍(aは自然数、bは小数)であることが望ましい。
なお、ローカル信号の周波数の切り替えを行う際に、VCO6やローカル周波数制御回路17からノイズが発生するため、ローカル信号の周波数の切り替えは、垂直帰線区間に行うことが望ましい。これにより、発生したノイズに起因する映像の乱れを防止することができる。
また、DCオフセットキャンセル回路8によるDCオフセットの検出動作も、垂直帰線区間に行うことが望ましい。これにより、DCオフセットの検出動作の際に発生するノイズによって映像が乱れることはない。この場合、垂直走査期間以外の期間では、DCオフセットキャンセル回路8は、直前に検出したDCオフセット量を保持して、IFVGA5の出力から当該オフセット量を除去する。
なお、図示していないが、放送信号には、輝度信号だけでなく、色信号および音声信号が含まれている。DCオフセットキャンセル回路8がDCオフセットを除去することにより、色信号や音声信号が欠落した場合、映像や音声に乱れが生じる。そのため、ローカル周波数制御回路17は、ベースバンド信号の周波数が、放送信号に含まれる色信号の各周波数のスペクトラムおよび音声信号の各周波数スペクトラムと異なるように、ローカル信号の周波数を制御することが望ましい。なお、音声信号の周波数スペクトラムは、4.5MHzであり、色信号の周波数スペクトラムも、3.5795MHzと比較的高い周波数であるため、通常選択されるローカル信号の周波数では、色信号や音声信号が欠落することはない。
〔実施例2〕
本発明の第2の実施例について、図6ないし図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。VCO6からのローカル信号の周波数は、設定した周波数と実際の出力周波数との間に誤差がないことが理想的である。しかしながら、ローカル周波数制御回路17が周波数制御を行うための基準信号を発生する基準発振器として、例えば水晶振動子を用いた場合、基準信号は周波数偏差を有しているため、ローカル信号に所望の周波数との周波数誤差が生じる場合がある。そこで、本実施例では、ローカル信号の周波数誤差を考慮して、ローカル信号の周波数を制御する構成について説明する。
図6は、本実施例に係るチューナ200の構成を示すブロック図である。チューナ200は、図1に示すチューナ100において、フロントエンド回路110をフロントエンド回路210に置き換えた構成である。フロントエンド回路210は、フロントエンド回路110において、ローカル周波数制御回路17をローカル周波数制御回路27に置き換え、周波数誤差検出回路10をさらに有する構成である。なお、本実施例では、説明の便宜上、図1に示すチューナ100と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
周波数誤差検出回路10は、IFVGA5からのIF出力に基づいて、ローカル信号の
周波数誤差を検出する機能を有している。ローカル周波数制御回路27は、周波数誤差検出回路10が検出した周波数誤差に基づいて、VCO6からのベースバンド信号の周波数が、ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、ローカル信号の周波数を制御する。本実施例では、アンテナ1によって受信されるRF信号がUHF62chのアナログテレビ信号(中心周波数:767MHz、映像周波数:765.25MHz)である場合を例に、具体的に説明する。
まず、ローカル信号に周波数誤差がないと仮定した場合、ベースバンド信号の周波数が隣接する周波数スペクトラムの中間の周波数となるローカル信号の周波数は、例えば、
765.25MHz+4.5MHz/286*(111−0.5)=766.98864MHz
となる。このとき、図7の一点鎖線に示す周波数(110.5*Fh)が欠落するので、輝度信号の周波数スペクトラムは欠落しない。
ここで、ローカル周波数制御回路27が周波数制御を行うための基準信号に+51.17ppmの周波数誤差がある場合、実際のローカル信号の周波数は、
766.98864MHz*51.17/10=39.2468kHz
だけ理想値より高い周波数(767.02788MHz)となる。
このとき、ベースバンド信号の周波数は、
767.02788MHz−765.25MHz=1.77788MHz
であるので、図7の二点鎖線に示す周波数(113*Fh)が欠落する。よって、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落するので、映像に乱れが生じる可能性がある。
なお、ローカル信号に周波数誤差がない理想状態の場合、IFVGA5からのIF出力は、
766.98864MHz−765.25MHz=1.73864MHz
となる。これに対し、ローカル周波数制御回路17が周波数制御を行うための基準信号に+51.17ppmの周波数誤差がある場合、IFVGA5からのIF出力は、
767.02788MHz−765.25MHz=1.77788MHz
となり、期待値から39.2468kHz高くなる。
図6に示す周波数誤差検出回路10は、実際のIF周波数(1.77788MHz)が理想IF周波数(1.73864MHz)より、ずれていることを検出することにより、ローカル信号の周波数誤差(+39.2468kHz)を検出する。ローカル周波数制御回路27は、検出された周波数誤差に基づいて、VCO6から出力されるべきローカル信号の周波数を得るために必要な、設定周波数を算出する。上記の例の場合、ローカル周波数制御回路27は、
766.98864MHz/(1+51.17/10)=766.94939MHz
のローカル信号をVCO6から出力するように制御すれば、VCO6から実際に出力されるローカル信号の周波数は766.98864MHz(=766.98865MHz/(1+51.17/10)*(1+51.17/10))となるので、図7の一点鎖線に示す周波数(110.5*Fh)を欠落させることができる。
なお、周波数誤差検出回路10が検出するローカル信号の周波数誤差には、ある程度のばらつきがあるため、周波数誤差検出回路10が検出可能な周波数誤差の検出精度を考慮して、ローカル信号の周波数を設定することが望ましい。続いて、周波数誤差検出回路10の周波数誤差の検出精度に相当する周波数幅と、ローカル信号の周波数の設定値との関係について説明する。
周波数誤差の検出精度△Ferror=50Hzと仮定すると、ローカル信号の周波数を、N*Fh±ΔFerror(Nは整数)の範囲内のビデオ信号の周波数が欠落するように設定すると、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落する可能性がある。そこで、ローカル周波数制御回路27は、N*Fh±ΔFerror(Nは整数)の範囲外のビデオ信号の周波数が欠落するように、ローカル信号の周波数を設定する。
図8は、輝度信号の周波数スペクトラムのうち(N−1)*FhおよびN*Fh(Nは整数)の周波数スペクトラムを示している。同図において、Fb3およびFb4は、それぞれ、(N−1)*Fhの周波数スペクトラムが欠落しない下限の周波数帯域、およびN*Fhの周波数スペクトラムが欠落しない上限の周波数帯域を示している。ベースバンド信号の周波数が(N−1)*Fh+ΔFerrorである場合、(N−1)*Fhの輝度信号が欠落する可能性があり、ベースバンド信号の周波数がN*Fh−ΔFerrorである場合、N*Fhの輝度信号が欠落する可能性がある。したがって、一点鎖線双方向矢印にて示すように、ベースバンド信号の周波数が(N−1)*Fh+ΔFerrorとN*Fh−ΔFerrorとの間であれば、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することはない。すなわち、(N−1)*FhおよびN*Fhの周波数スペクトラムの間で、ローカル周波数制御回路27が選択可能なローカル信号の周波数の帯域幅は、
N*Fh−ΔFerror−((N−1)*Fh+ΔFerror)=Fh−2*ΔFerror
となる。
この式から明らかなように、周波数誤差の検出精度ΔFerrorの2倍の値は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔(すなわちライン周波数)未満である必要があるが、周波数誤差の検出精度ΔFerrorは、通常50Hz程度であるため、ローカル信号の周波数をどの値に設定しても輝度信号の周波数スペクトラムが欠落するという状況は生じない。
なお、周波数誤差の検出精度ΔFerrorは、小さいほうが望ましく、同様に、DCオフセットキャンセル回路8がDCオフセットを除去することによりビデオ信号において欠落する周波数帯域幅ΔDCoffsetも、小さいほうが望ましい。本実施例では、周波数誤差の検出精度ΔFerrorの2倍の値と周波数帯域幅ΔDCoffsetとの和は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さくなっている。これにより、欠落する周波数が、少なくとも輝度信号の隣接する周波数スペクトラムの中間の周波数であれば、すなわち、輝度信号の隣接する周波数スペクトラム同士の相加平均であれば、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することはない。
また、本実施例においても、第1の実施例と同様に、VCO6が発振可能なローカル信号の周波数間隔△Fstepは、小さいほうが望ましい。具体的には、周波数間隔△Fstepと、周波数誤差の検出精度ΔFerrorの2倍の値との和は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが望ましい。これにより、DCオフセットキャンセル回路8がDCオフセットを除去することによりビデオ信号において欠落する周波数を、輝度信号の任意の周波数スペクトラム間に選択することが可能となる。
さらに、周波数間隔△Fstepと、周波数誤差の検出精度ΔFerrorの2倍の値と、DCオフセットキャンセル回路8がDCオフセットを除去することによりビデオ信号において欠落する周波数帯域幅ΔDCoffsetとの和は、輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことが望ましい。これにより、ローカル周波数制御回路27による周波数制御がさらに容易になる。
本実施例では、周波数誤差検出回路10は、IFVGA5からのIF出力に基づいてロ
ーカル信号の周波数誤差を検出しているが、これに限定されない。例えば、周波数誤差検出回路10は、ローパスフィルタ4からの出力信号など、他の信号に基づいてローカル信号の周波数誤差を検出してもよい。
なお、ローカル周波数制御回路27が周波数制御を行うための基準信号の周波数誤差は、一定ではなく、周囲の温度や電源立ち上げからの経過時間などによって変化する。したがって、一旦ローカル周波数制御回路27によってローカル信号の周波数が設定されても、時間の経過とともに周波数誤差が増大すると、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落する場合がある。
そこで、本実施例では、ローカル周波数制御回路27は、周波数誤差検出回路10によって検出される周波数誤差が所定の閾値を超える場合に、ローカル信号の周波数を切り替えて、欠落させるビデオ信号の周波数を再選択する。この閾値としては、例えば、ビデオ信号において欠落する周波数と、当該周波数に最も近い輝度信号の周波数スペクトラムとの差を閾値に設定する。例えば、電源立ち上げから最初の設定において、欠落させるビデオ信号の周波数が110.3*Fhであるとする。このとき、110*Fhの周波数スペクトラムとの差が0.3*Fhであるため、周波数誤差が0.3*Fhを超えると、110*Fhの周波数スペクトラムが欠落する可能性がある。そのため、周波数誤差が0.3*Fhを超えた場合、ローカル周波数制御回路27は、例えば欠落させるビデオ信号の周波数が110.5*Fhとなるように、ローカル信号の周波数を切り替える。これにより、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落を回避することができる。なお、ビデオ信号において欠落する周波数と、当該周波数に最も近い輝度信号の周波数スペクトラムとの差よりも小さい値を閾値(上記の例では、例えば0.25*Fh)に設定してもよい。これにより、輝度信号の周波数スペクトラムの欠落をさらに確実に回避することができる。
なお、ローカル周波数制御回路27は、周波数誤差検出回路10からの出力信号を常時観測してもよいが、所定の期間が経過する毎に、周波数誤差検出回路10からの出力信号を観測することが望ましい。すなわち、周波数誤差検出回路10は、所定の期間が経過する毎に、検出した周波数誤差をローカル周波数制御回路27に出力することが望ましい。この所定の期間は、周波数誤差の変化速度に応じて適宜設定できる。例えば、1フレーム期間が経過する毎に、周波数誤差検出回路10が周波数誤差をローカル周波数制御回路27に出力する構成としてもよい。これにより、フロントエンド回路210の消費電力を抑えることができる。
また、ローカル周波数制御回路27によるローカル信号の周波数の切り替えは、垂直帰線区間に行うことが望ましく、周波数誤差検出回路10による周波数誤差の検出も、垂直帰線区間に行うことが望ましい。これにより、ローカル周波数制御回路27および周波数誤差検出回路10から発生するノイズによって映像の乱れが生じることを防止できる。
同様に、また、DCオフセットキャンセル回路8によるDCオフセットの検出動作も、垂直帰線区間に行うことが望ましい。これにより、DCオフセットの検出動作の際に発生するノイズによって映像が乱れることはない。
〔実施例3〕
本発明の第3の実施例について、図9に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図9は、本実施例に係るテレビ放送受信機300の構成を示すブロック図である。テレビ放送受信機300は、アンテナ310およびアンテナ311からのRF信号を受信する受信機であり、チューナ320・321、スイッチ330・331、ビデオ信号処理回路340、音声信号処理回路341、表示装置350、スピーカ351、システムコントローラ360、キー入力部370およびリモコン入力部380を備えている。
アンテナ310・311で受信されたRF信号は、それぞれチューナ320・321に送られる。チューナ320・321は、RF信号をIF信号に変換して、IF信号を映像信号および音声信号に復調する。チューナ320・321からの映像信号は、スイッチ330に出力され、チューナ320・321からの音声信号は、スイッチ331に出力される。
スイッチ330は、システムコントローラ360からの制御信号に基づき、ビデオ信号処理回路340に、チューナ320からの映像信号とチューナ321からの映像信号とのいずれを出力するかを選択する。また、スイッチ331は、システムコントローラ360からの制御信号に基づき、音声信号処理回路341に、チューナ320からの音声信号とチューナ321からの音声信号とのいずれを出力するかを選択する。ビデオ信号処理回路340は、現在選択されているチャンネルの映像信号を表示装置350に出力する。また、音声信号処理回路341は、現在選択されているチャンネルの音声信号をスピーカ351に出力する。
キー入力部370は、筐体の前面に設けられたキーの入力操作を受け付ける機能ブロックである。また、リモコン入力部380は、リモコン381からの操作信号を受け付ける機能ブロックである。システムコントローラ360は、キー入力部370およびリモコン入力部380からの操作信号に基づき、チューナ320・321およびスイッチ330・331の制御を行う。
ここで、本実施例に係るテレビ放送受信機300は、チューナ320・321として、第1の実施例に係るチューナ100または第2の実施例に係るチューナ200を備えている。これにより、テレビ放送受信機300は、アンテナ310・311で受信されるRF信号がアナログテレビ信号の場合であっても、輝度信号の周波数スペクトラムが欠落することがないため、良好な映像表示を行うことができる。なお、チューナ321用の信号入力はアンテナ310から供給する構成(アンテナ311がない構成)でもあっても良い。
〔実施例の総括〕
本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施例についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、液晶表示装置などのテレビの他、テレビ放送受信機能を有するパーソナルコンピュータや携帯電話などに利用することができる。
1 アンテナ
2 RFVGA
3 ミキサ(周波数変換回路)
4 ローパスフィルタ
5 IFVGA
6 VCO(局所発振回路)
7 ローカル周波数制御回路
8 DCオフセットキャンセル回路
9 復調回路
10 周波数誤差検出回路
17 ローカル周波数制御回路
27 ローカル周波数制御回路
100 チューナ
110 フロントエンド回路
200 チューナ
210 フロントエンド回路
300 テレビ放送受信機
310 アンテナ
311 アンテナ
320 チューナ
321 チューナ
330 スイッチ
331 スイッチ
340 ビデオ信号処理回路
341 音声信号処理回路
350 表示装置
351 スピーカ
360 システムコントローラ
370 キー入力部
380 リモコン入力部
381 リモコン
400 チューナ
410 フロントエンド回路

Claims (18)

  1. ローカル信号を発振する局所発振回路と、
    上記ローカル信号と受信信号とを混合して周波数変換することにより、上記受信信号をベースバンド信号に変換する周波数変換回路と、
    上記ベースバンド信号に含まれるDCオフセットを検出して当該DCオフセットを除去するDCオフセットキャンセル回路と、
    上記ローカル信号の周波数を制御するローカル周波数制御回路と、
    を有するダイレクトコンバージョン方式のフロントエンド回路において、
    上記受信信号がアナログテレビ信号である場合に、
    上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することを特徴とするフロントエンド回路。
  2. 請求項1に記載のフロントエンド回路において、
    上記ローカル信号の周波数誤差を検出する周波数誤差検出回路をさらに有し、
    上記ローカル周波数制御回路は、上記周波数誤差に基づいて、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる輝度信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することを特徴とするフロントエンド回路。
  3. 請求項1または2に記載のフロントエンド回路において、
    上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記輝度信号の隣接する周波数スペクトラム同士の相加平均となるように、上記ローカル信号の周波数を制御することを特徴とするフロントエンド回路。
  4. 請求項1、2または3に記載のフロントエンド回路において、
    上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔のa+b倍(aは自然数、bは小数)であることを特徴とするフロントエンド回路。
  5. 請求項4に記載のフロントエンド回路において、
    上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔は、上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことを特徴とするフロントエンド回路。
  6. 請求項5に記載のフロントエンド回路において、
    上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔と、上記DCオフセットキャンセル回路が上記DCオフセットを除去することにより上記ビデオ信号において除去される周波数帯域幅との和は、
    上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことを特徴とするフロントエンド回路。
  7. 請求項2に記載のフロントエンド回路において、
    上記周波数誤差検出回路の上記周波数誤差の検出精度に相当する周波数幅の2倍の値と、
    上記DCオフセットキャンセル回路が上記DCオフセットを除去することにより上記ビデオ信号において除去される周波数帯域幅との和は、
    上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことを特徴とするフロントエンド回路。
  8. 請求項2に記載のフロントエンド回路において、
    上記周波数誤差検出回路の上記周波数誤差の検出精度に相当する周波数幅の2倍の値と、
    上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔との和は、
    上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことを特徴とするフロントエンド回路。
  9. 請求項7または8に記載のフロントエンド回路において、
    上記周波数幅の2倍の値と、
    上記DCオフセットキャンセル回路が上記DCオフセットを除去することにより上記ビデオ信号において除去される周波数帯域幅と、
    上記局所発振回路が発振可能な上記ローカル信号の周波数間隔との和は、
    上記輝度信号の各周波数スペクトラムの間隔より小さいことを特徴とするフロントエンド回路。
  10. 請求項2、7、8または9に記載のフロントエンド回路において、
    上記ローカル周波数制御回路は、上記周波数誤差が所定の閾値を超える場合に、上記ローカル信号の周波数を切り替えることを特徴とするフロントエンド回路。
  11. 請求項10に記載のフロントエンド回路において、
    上記周波数誤差検出回路は、所定の期間が経過する毎に、検出した周波数誤差を上記ローカル周波数制御回路に出力することを特徴とするフロントエンド回路。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のフロントエンド回路において、
    上記DCオフセットキャンセル回路は、垂直帰線区間に上記DCオフセットを検出することを特徴とするフロントエンド回路。
  13. 請求項10または11に記載のフロントエンド回路において、
    上記ローカル周波数制御回路は、垂直帰線区間に上記ローカル信号の周波数を切り替えることを特徴とするフロントエンド回路。
  14. 請求項2、7〜11のいずれか1項に記載のフロントエンド回路において、
    上記周波数誤差検出回路は、垂直帰線区間に上記ローカル信号の周波数誤差を検出することを特徴とするフロントエンド回路。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載のフロントエンド回路において、
    上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調したビデオ信号に含まれる色信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することを特徴とするフロントエンド回路。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載のフロントエンド回路において、
    上記ローカル周波数制御回路は、上記ベースバンド信号の周波数が、上記ベースバンド信号を復調した音声信号の各周波数スペクトラムと異なるように、上記ローカル信号の周波数を制御することを特徴とするフロントエンド回路。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載のフロントエンド回路を搭載したチューナ。
  18. 請求項17に記載のチューナを搭載したテレビ放送受信機。
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