JP2007080772A - プラズマ発生装置、表面処理装置、光源、プラズマ発生方法、表面処理方法および光照射方法 - Google Patents

プラズマ発生装置、表面処理装置、光源、プラズマ発生方法、表面処理方法および光照射方法 Download PDF

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Abstract

【課題】微小なプラズマを簡単な方法で発生させるプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供する。
【解決手段】絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材からなる第1の電極30を第2の電極20の上方に設置する。第1の電極30には被覆が他の部分よりも薄くなっている発生ポイント10が設けられている。第1の電極30と第2の電極20との間に電源40から交流電圧あるいはパルス電圧を印加すると、電界が発生ポイント10に集中し、その周辺にプラズマが発生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えている電極を用いたプラズマ発生装置、表面処理装置、光源、プラズマ発生方法、表面処理方法および光照射方法に関するものである。
従来より洗浄やエッチング、成膜等を行うのにプラズマを利用して行う方法が知られている。
特許文献1には、ヘリウムガスを使用することなく大気中で安定した放電を行うべく、反応ガスを供給する反応管と、反応管を挟んで対向配置され反応ガスに作用する第1,第2の電極とを備え、第1,第2の電極に高周波電力を供給して反応ガスを励起し、発生させたプラズマで被処理基板を処理するプラズマ処理装置が開示されている。
特許文献2には、処理の際のガス雰囲気を問わず、大気圧近傍の圧力下で均一な放電プラズマを発生させるため、対向電極の少なくとも一方の対向面に固体誘電体を設置し、対向電極間にパルス化された電界を印加する技術が開示されている。
特許文献1に開示されている技術は反応管中を流れる反応ガスをプラズマにして、そのプラズマを反応管から被処理物に噴射させるものであり、特許文献2に開示されている技術は、第2電極板上に載せられた被処理物の表面処理を行うものであり、いずれも比較的大きな装置を前提としている表面処理の技術である。
特開2002−184759号公報 特開平10−154598号公報
しかしながら、上記の従来の技術は装置が大型の上、プラズマも装置内の限られた空間でしか発生しない。また、これらの装置ではプラズマが発生する空間は広く、微小なプラズマを発生させることは困難である。従って、これらの技術では、ある部材の微小な一部をプラズマで加工したり滅菌処理したりすることはできない。
微小なプラズマに関しては、オランダのアイントホーベン工科大学のStoffelのグループがプラズマニードルの報告をしている。これはRFプラズマを用い、中心の針状電極の周囲に同心円状に接地電極を配置し、針状電極の先端に直径0.5mm程度のプラズマを発生させる方式であるが、マッチングが困難なためプラズマを発生させることが非常に難しい、ヘリウム以外のガスでのプラズマ発生が困難である、0.5mm未満のプラズマ発生は確認されていない、という問題点があった。
様々な分野でより小さく、より精密に、より清潔に等々ということが求められている現在では、微小なプラズマによる種々の処理が求められているが、従来は、このような微小プラズマを簡便に発生させる装置、方法は上記のStoffelのグループのものを除いてなかった。また、Stoffelのグループのものも上記の問題点を抱えている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、微小なプラズマを簡単な方法で発生させるプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1のプラズマ発生装置は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源とを備え、前記第1の電極の前記絶縁体または誘電体の被覆の一部は、当該一部以外の部分よりも誘電率が高くなるように構成されており、前記一部の周辺にプラズマを発生させる。ここで、第1電極の絶縁体または誘電体の被覆の一部が当該一部以外の部分よりも誘電率が高くなるように構成されているとは、当該一部の被覆厚みが他の部分よりも薄かったり、当該一部のみ、誘電率が他の部分よりも高い材料を使用したりしている等である。第1の電極において、被覆の一部が他の部分よりも誘電率が高いので、この部分に電界が集中し、この部分にプラズマが発生する。第2の電極と第1電極との間には、絶縁体や誘電体が介在していても構わない。
本発明の第2のプラズマ発生装置は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源とを備え、前記第1の電極は、前記導電性部材が前記絶縁体または誘電体の被覆から露出している部分を有しており、前記露出している部分の周辺にプラズマを発生させる。第1の電極において、被覆から導電性部材が一部露出しているので、この部分に電界が集中し、この部分にプラズマが発生する。
本発明の第3のプラズマ発生装置は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源とを備え、前記導電性部材は、突起部または角部を有しており、前記突起部または角部の周辺にプラズマを発生させる。第1の電極において、導電性部材が突起部または角部を有しているので、この部分に電界が集中し、この部分にプラズマが発生する。
本発明の表面処理装置は、前記プラズマによって被加工物の表面処理を行う、上記の本発明のプラズマ発生装置を備えたものである。表面処理とは、エッチングや被処理物に官能基を有する分子を結合させる処理、熱処理、電子を衝突させる処理、膜形成など被処理物の表面に行う物理的または化学的ななんらかの処理のことである。
本発明の光源は、前記プラズマから発生する紫外光あるいは可視光を用いる、上記の本発明のプラズマ発生装置を備えたものである。
本発明の第1のプラズマ発生方法は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、該絶縁体または誘電体の被覆の一部が、当該一部以外の部分よりも誘電率が高くなるように構成されている第1の電極を所定の位置に設置する工程と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記一部の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。第1の電極において、被覆の一部が他の部分よりも誘電率が高いので、この部分に電界が集中し、この部分にプラズマが発生する。
本発明の第2のプラズマ発生方法は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、該導電性部材が該絶縁体または誘電体の被覆から露出している部分を有している第1の電極を所定の位置に設置する工程と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記露出している部分の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。第1の電極において、被覆から導電性部材が露出している部分があるので、この部分に電界が集中し、この部分にプラズマが発生する。
本発明の第3のプラズマ発生方法は、絶縁体または誘電体により被覆されているとともに突起部または角部を有する導電性部材を備えた第1の電極を所定の位置に設置する工程と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記突起部または角部の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。第1の電極において、導電性部材が突起部または角部を有しているので、この部分に電界が集中し、この部分にプラズマが発生する。
本発明の第4のプラズマ発生方法は、絶縁体または誘電体により被覆された線状の導電性部材を備えている第1の電極を所定の位置に設置する工程と、前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記第1の電極の先端の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程とを含む。第1の電極において、被覆が均一であっても先端部分には電界が集中し、この部分にプラズマが発生する。
ある好適な実施形態において、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される第2の電極をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される接地電極をさらに備えている。
ある好適な実施形態において、少なくとも前記一部の周辺に所定のガスを導入するガス導入部をさらに備えている。前記一部の周辺とは、当該一部の外面側であってプラズマが発生する領域を含む。
ある好適な実施形態において、少なくとも前記露出している部分の周辺に所定のガスを導入するガス導入部をさらに備えている。前記露出している部分の周辺とは、当該露出部分の外面側であってプラズマが発生する領域を含む。
ある好適な実施形態において、少なくとも前記突起部または角部の周辺に所定のガスを導入するガス導入部をさらに備えている。前記突起部または角部の周辺とは、当該突起部または角部の被覆外面側であってプラズマが発生する領域を含む。
本発明の表面処理方法は、上記のプラズマ発生方法によって生じたプラズマによって被加工物の表面処理を行うものである。
本発明の光照射方法は、上記のプラズマ発生方法によって生じたプラズマから発生する紫外光あるいは可視光を用いるものである。
本発明の第4のプラズマ発生装置は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、突起部または角部を有する第2の電極と、前記第1の電極と第2の電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源とを備え、前記第1の電極のうち前記突起部の先端または角部に最も近い部分に放電を生じさせ当該部分の周辺にプラズマを発生させる。
本発明の第5のプラズマ発生方法は、絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えている第1の電極を設置する工程と、突起部または角部を有する第2の電極を所定の位置に設置する工程と、前記第1の電極と第2の電極との間に交流電圧あるいはパルス電圧を印加して、前記第1の電極のうち前記突起部の先端または角部に最も近い部分と前記第2の電極との間の電界強度を他の領域よりも大きくさせる工程と前記第1の電極のうち前記突起部の先端または角部に最も近い部分の周辺にプラズマを発生させる、プラズマ発生工程とを含む。突起部を有する第2電極には、針状電極も含まれる。
第1の電極の被覆のうち一部の誘電率を高くさせたり、導電性部材を一部露出させたりして、その部分に電界が集中するようにさせているので、その一部の大きさを調節することにより任意の大きさの微小プラズマを簡単に、任意の場所に発生させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
(実施形態1)
実施形態1のプラズマ発生装置を図1に示す。このプラズマ発生装置は、第1の電極30の一部の発生ポイント10の周囲にプラズマを発生させる装置である。この装置は、第1の電極30と、第2の電極20と、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧あるいはパルス電圧を印加する電源40とを備えている。
第1の電極30は、図2に示すように導電性部材31の表面に絶縁体または誘電体からなる被覆32が施されている構成を有している。導電性部材31は金属やカーボン、有機導電性材料など導電性を有していればどのようなものであっても構わない。本実施形態では銅線としている。
被覆32を構成する絶縁体は、PFAやPTFE、FEPなどのフッ素樹脂、ポリイミド樹脂などの電気絶縁性のポリマー、あるいはダイヤモンドライクカーボン(DLC)のような電気絶縁性の無機物などを挙げることができる。また、被覆32を構成する誘電体としては、チタン酸バリウムなどの誘電率が高い物質を挙げることができる。本実施形態ではフッ素樹脂であるテフロン(登録商標)により被覆32を形成した。
発生ポイント10は、本実施形態では図3に示すように被覆32の厚みが他の部分よりも薄い部分である。この部分は、被覆32を機械的に除去したり、レーザなどで加工して形成することができる。本実施形態では、レーザ加工により形成した直径50μmの円形の窪みとした。
ここで仮定として被覆32が全く無くて第1の電極30全体において導電性部材31が剥き出しである場合を考えると、導電性部材31の特定部位に放電が集中してしまい、火花放電により絶縁破壊されてしまう可能性が非常に高い。
また、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧あるいはパルス電圧を印加して第1の電極30の周囲にプラズマを発生させると第1の電極30の温度が上がるため、導電性部材31および被覆32は耐熱性が高いもの、具体的には50℃で1時間保持したときに劣化しないものが好ましい。耐熱性の点からは、導電性部材31は金属やカーボン等が好ましく、被覆32はフッ素樹脂やポリイミド樹脂、DLC、チタン酸バリウムなどが好ましい。
第2の電極20は、電源40に接続線60により接続されている。第2の電極20の形状や材質は特に限定されない。例えば、第2の電極20の形状は、平板状、円筒状、メッシュ状あるいはワイヤ状など、どのようなものであってもよい。第2の電極20の材質は、金属、カーボンあるいは有機導電材料など導電性であればどのようなものでもよい。さらに第2の電極20の表面は絶縁体で覆われていても構わない。本実施形態では絶縁性樹脂に被覆された金属板を第2の電極20とした。
電源40は交流電圧あるいはパルス電圧を印加するものであるが、第1の電極30の形状や材質、長さなど、発生ポイント10と第2の電極20との距離、雰囲気の温度、発生ポイント10の大きさ、その部分の被覆32厚み等々でプラズマが発生するかしないかということ及びプラズマの強度が大きく影響されるため、また、プラズマの発生にとって重要なのは印加電圧ではなく発生ポイント10の周囲の電界強度であるため、交流電圧あるいはパルス電圧の周波数や電圧の大きさは特に限定されない。パルス電圧は図4に示すように、極性の変わる(+から−、または−から+)パルス、あるいは0Vから立ち上がるパルスが好ましく、パルス電圧が時間的に連続して供給されるとプラズマが連続して発生するので、好ましい。このように連続して供給されるパルス電圧は、方形波の交流電圧とも言える。
なお、電源40の周波数や電圧は特に限定されないと上で述べたが、周波数は0.1Hz〜100MHzが電源装置として実用上好ましく、プラズマの発生しやすさを考慮すると50Hz〜1MHzが好ましい。電圧は、1V〜500kVがプラズマが発生し易くで好ましく、装置の扱いやすさの点で1V〜100kVが好ましい。もしくは、電源40により交流電圧またはパルス電圧が第1の電極30に印加された際の第1の電極30近辺の電界強度が、104V/m以上1010V/m以下が好ましい。
次に本実施形態のプラズマ発生装置を用いたプラズマを発生させる方法を説明する。
まず第1の電極30を所定の位置に設置する。所定の位置というのは、例えばプラズマ処理を行いたい微小な場所の近傍に発生ポイント10が配置されるような位置のことである。第1の電極30は電源40と接続しておく。
それから第2の電極20を第1の電極30の近傍に配置する。第2の電極20は発生ポイント10の近傍に配置されることが好ましい。第2の電極20は電源40と接続しておく。
次に、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧またはパルス電圧を印加する。すると、発生ポイント10のところに電界が集中してプラズマが発生する。
発生したプラズマは、例えば被加工物の表面に作用させて表面処理を行ったり、滅菌を行ったり、プラズマから生じる光を光源として用いたりする。プラズマによる表面処理は、例えばエッチングや親水性処理などを挙げることができる。プラズマを光源として用いる場合は、プラズマから生じる紫外光を利用して紫外線硬化樹脂の特定のスポットのみを硬化させるという使い方を例として挙げることができる。
これまで説明したように、本実施形態では絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材31を備えた第1の電極30の被覆32の一部を他の部分よりも薄くして絶縁性を低くして、第1の電極30と第2の電極20との間に交流電圧またはパルス電圧を印加して発生ポイント10の周辺にプラズマを発生させるので、従来の装置ではできなかった微小なプラズマを容易に発生させることができる。このようにして発生したプラズマは、微小領域の表面処理や滅菌等に用いたり、光源等として用いることができる。発生するプラズマが微小なものであるので、発生する熱も少なく、低温でのプラズマ処理を行うことができる。また、本実施形態のプラズマ発生装置は非常に簡単な構造であり、製造コストを低くできる。そして、プラズマ発生も容易にかつ非熟練者でも行える。プラズマの大きさも発生ポイント10の大きさを変えることにより任意の大きさにすることができる。なお、プラズマの発生の具合は、発光の強さによって判断することができる。
なお、本実施形態では発生ポイント10を被覆32を薄くすることによって形成したが、この部分の被覆材料を周囲の被覆材料よりも誘電率の高いものにしたり、被覆32に切り込みを入れたり等して発生ポイント10を形成してもよい。また、本実施形態のように第1の電極30が線状の場合は先端部分に電界が集中しやすく、たとえ先端部分から第2の電極20を遠く離していても先端部分にプラズマが発生しやすいので、先端部分以外に発生ポイント10を形成する場合は、先端部分の被覆厚みを厚くしたり誘電率の低い材料で先端部分のみを被覆したりすることが好ましい。
(実施形態2)
実施形態2に係るプラズマ発生装置は、図5に示すように、実施形態1に係るプラズマ発生装置と電源40や第2の電極20は同じであるが、その他のところは異なっているので、異なっている点を主に説明する。
本実施形態の第1の電極130は、0.08mm径の銅線にテフロン(商標)被覆をした被覆線で、先端がプラズマの発生ポイント11となっている。第1の電極130の先端は、図6に示すように被覆線を切断したままの状態であって銅線である導電性部材31が露出して発生ポイント11を形成している。なお、第1の電極130は、この発生ポイント11以外の部分は被覆32により覆われている。
第2の電極20は電源40に接続線60により接続されているとともに、接続線50により接地されている。こうして、第1の電極130と第2の電極20との間に電源40から交流電圧あるいはパルス電圧が印加されると、導電性部材31が露出している発生ポイント11に電界が集中して発生ポイント11の近辺のみにプラズマが発生する。
さらに本実施形態のプラズマ発生装置にはガス導入部80が備え付けられている。ガス導入部80にはノズル85が取り付けられており、ノズル85の噴射口は発生ポイント11の近傍に置かれている。ガス導入部80からはノズル85を介して発生ポイント11の周辺に所定のガスが流れていく。所定のガスというのは、種々のガスの中からプラズマ発生の目的によって選択されたガスである。例えばArやHeを発生ポイント11近辺に導入すると大気下よりもプラズマが発生しやすくなる。利用したい光の波長に合わせてガス種を選んでもよい。また、酸素を導入するとオゾンや酸素ラジカルが発生する。被加工物表面に例えば特定の有機物分子を結合させたい場合は、当該有機物分子を含むガスを導入すればよい。また、被加工物表面に樹脂コーティングしたい場合は、モノマーを含むガスを導入すればよい。
本実施形態は、実施形態1と同じ効果を奏するとともに所定のガスを導入することにより、様々な表面処理や光照射、滅菌等を微小な領域において容易に行うことができる。この場合様々なガスを使うことができる。
(実施形態3)
実施形態3に係るプラズマ発生装置は、図7に示すように、実施形態1に係るプラズマ発生装置と電源40や第2の電極20は同じであるが、その他のところは異なっているので、異なっている点を主に説明する。
本実施形態の第1の電極34は、図8に示すように導電性部材33にテフロン(登録商標)の被覆32が施されている。導電性部材33は、両端が半球状である円柱であって半球から円柱へは滑らかに接続している。さらに導電性部材33は円柱の一部に突起35を有しており、この突起35にも他の部分と同じ厚みの被覆32が施されている。第1の電極34のこの突起35に対応する部分が発生ポイント12となる。
一方、第2の電極20は発生ポイント12の近傍に置かれ、電源40には接続されずに接続線50を介して接地されている。
電源40から第1の電極34に交流電圧あるいはパルス電圧を印加すると、発生ポイント12周辺に電界が集中してこの部分にのみプラズマが発生する。
本実施形態は実施形態1と同じ効果を奏する。
(実施形態4)
実施形態4に係るプラズマ発生装置は、図9に示すように、実施形態3に係るプラズマ発生装置と第1の電極36が異なっているが、その他のところは同じであるので、異なっている点を主に説明する。
本実施形態の第1の電極36は、図10に示すように導電性部材37にテフロン(登録商標)の被覆32が施されている。導電性部材37は、横断面が楕円形の楕円柱であって両端が滑らかに丸みを帯びて終端している。そして、導電性部材37の終端の一部にはほぼ直角の角部38が存しており、この角部38にも他の部分と同じ厚みの被覆32が施されている。第1の電極36のこの角部38に対応する部分が発生ポイント13となる。
一方、第2の電極20は発生ポイント13の近傍に置かれ、電源40には接続されずに接続線50を介して接地されている。
電源40から第1の電極36に交流電圧あるいはパルス電圧を印加すると、発生ポイント13周辺に電界が集中してこの部分にのみプラズマが発生する。
本実施形態は実施形態1と同じ効果を奏する。
(実施形態5)
実施形態5に係るプラズマ発生装置は、図11に示すように、実施形態1に係るプラズマ発生装置と電源40や第2の電極20は同じであるが、その他のところは異なっているので、異なっている点を主に説明する。
本実施形態の第1の電極230は、図12に示すように線状の導電性部材31に絶縁性の被覆32を設けたものであり、先端部分にも他の部分と同様の被覆32が設けられている。この先端部分が発生ポイント14である。
第2の電極20は発生ポイント14の近傍に置かれ、接続線51を介して被覆接地線22に接続されている。被覆接地線22は絶縁性被覆により被覆された導電線であり、グランド1に差し込まれている。一方、電源40は第1の電極230と接続されているとともに接地線70により接地されている。
電源40から第1の電極230に交流電圧あるいはパルス電圧が印加されると、発生ポイント14周辺に電界が集中してこの部分にのみプラズマが発生する。
第2の電極20は被覆を介して接地されているが、誘電分極によって第1の電極230との間に交流電圧あるいはパルス電圧が印加されることになる。
本実施形態は実施形態1と同じ効果を奏する。なお、第2の電極20を発生ポイント14の近傍に置かなくても例えば10cm以上離しても発生ポイント14においてプラズマが発生する。これは、第1の電極が線状である場合はその先端に非常に電界が集中するためである。
(実施形態6)
実施形態6に係るプラズマ発生装置は、図13に示すように、実施形態5に係るプラズマ発生装置と電源40や第1の電極230は同じであるが、その他のところは異なっているので、異なっている点を主に説明する。なお、本実施形態ではプラズマが発生するのは第1の電極230の先端ではない。
本実施形態の第2の電極25は、第1の電極230の近傍ではあるが第1の電極230先端からは離れたところに設置されている。第2の電極25は金属板よりなっており、涙型の形状、別の言葉でいうと卵形の頂点部が角部81となっている形状を有している。そして、電源40には接続されずに接続線50を介して接地されている。
本実施形態では電源40から第1の電極230に交流電圧あるいはパルス電圧を印加すると、第1電極230のなかで第2の電極25の角部81に最も近い部分16に電界が集中してその周辺にのみプラズマが発生する。なお、前記部分16に確実にプラズマを発生させるためには、第1の電極230の先端をできるだけ第2の電極25から離したり、第1の電極230の先端の被覆32を他の部分よりも厚くするあるいは絶縁性を高めたり、第2の電極25の外形周縁部の角を落として丸めたりすることが好ましい。
本実施形態は実施形態1と同じ効果を奏する。
(実施形態7)
実施形態7に係るプラズマ発生装置は、図14に示すように、実施形態5に係るプラズマ発生装置と電源40や第1の電極230は同じであるが、その他のところは異なっているので、異なっている点を主に説明する。なお、本実施形態ではプラズマが発生するのは第1の電極230の先端ではない。
本実施形態の第2の電極27は、第1の電極230の近傍ではあるが第1の電極230先端からは離れたところに設置されている。第2の電極27は金属板よりなっており、第1の電極230に面した側の面の一部に第1の電極230側に向かって突き出した突起82を有している。そして、電源40に接続されるとともに接続線50を介して接地されている。
本実施形態では電源40から第1の電極230に交流電圧あるいはパルス電圧を印加すると、第1電極230のなかで第2の電極27の突起82に最も近い部分18に電界が集中してその周辺にのみプラズマが発生する。なお、前記部分18に確実にプラズマを発生させるためには、第1の電極230の先端をできるだけ第2の電極27から離したり、第1の電極230の先端の被覆32を他の部分よりも厚くするあるいは絶縁性を高めたり、第2の電極27の外形周縁部の角を落として丸めたりすることが好ましい。
本実施形態は実施形態1と同じ効果を奏する。
(実施形態8)
実施形態8に係るプラズマ発生装置は、図15に示すように実施形態2に係るプラズマ発生装置と電源40や第1の電極130、第2の電極20は同じであるが、その他のところは異なっているので、異なっている点を主に説明する。
本実施形態のプラズマ発生装置は、細管100中に第1の電極130を挿入している。細管100はPVC製で不透明であり、その先端101は石英ガラスがはめ込まれて可視光から紫外光までが透過するようになっている。また、ガス導入部80がアダプタ87を介して細管100の先端101とは反対側の端部に取り付けられている。導入するガスは、プラズマが発生しやすいArやHe等および所望の波長の光を発生させるガスが好ましい。
本実施形態は、実施形態1と同じ効果を奏するとともに所定のガスを導入することにより、光照射を微小な領域において容易に行うことができる。特に細管100の先端101からのみ光を透過するように構成されているので、指向性の高い微小光源として利用できる。この場合様々なガスを使うことができる。
(その他の実施形態)
上記の実施形態は本発明の例であり、本発明はこれらの例に限定されない。例えば、第1の電極の導電性部材の形状は線状の他、板状、箔状、棒状等どのような形状でもよい。
第1の電極に発生する放電は、誘電体バリア放電やグロー放電、コロナ放電など特に限定されない。プラズマが発生すればどのような放電形態であっても構わない。
実施形態6において第2の電極25の形状は上記の形状に限定されず、曲線に囲まれた角部を有する形状であればどのようなものであっても構わない。
実施形態2のガス導入部を他の実施形態のプラズマ発生装置に取り付けても構わない。
第2の電極の接地方法や電源との接続方法は、上記の実施形態のいずれの方法でも構わないので、例えば実施形態1において、実施形態3の接地方法(電源40の接地も併せて)を採用してもよい。
第1の電極におけるプラズマが発生する場所は1箇所だけに限定されず、複数箇所であっても構わない。すなわち、一つの第1の電極において誘電率が他の部分よりも高い被覆部分が複数箇所あっても構わないし、突起部分や角部が複数箇所あっても構わないし、これらが一つの第1の電極の中に組み合わされて存在していても構わない。実施形態6,7において第2の電極の角部または突起が複数存していても構わない。
以上説明したように、本発明に係るプラズマ発生装置およびプラズマ発生方法は、微小なプラズマを容易に発生させることができ、滅菌装置・方法、光源、表面処理装置・方法等として有用である。
実施形態1に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。 第1の電極の断面図である。 第1の電極の拡大図である。 パルス電圧を示す図である。 実施形態2に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。 実施形態2に係る発生ポイントを示す図である。 実施形態3に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。 実施形態3に係る発生ポイントを示す図である。 実施形態4に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。 実施形態4に係る発生ポイントを示す図である。 実施形態5に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。 実施形態5に係る発生ポイントを示す図である。 実施形態6に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。 実施形態7に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。 実施形態8に係るプラズマ発生装置の模式的な図である。
符号の説明
10、11、12 発生ポイント
13、14 発生ポイント
20、25、27 第2の電極
30、34、36 第1の電極
31、33、37 導電性部材
32 被覆
35 突起
38 角部
40 電源
80 ガス導入部(ガス流入部材)
81 角部
82 突起
130 第1の電極
230 第1の電極

Claims (24)

  1. 絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と
    を備え、
    前記第1の電極の前記絶縁体または誘電体の被覆の一部は、当該一部以外の部分よりも誘電率が高くなるように構成されており、
    前記一部の周辺にプラズマを発生させる、プラズマ発生装置。
  2. 絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と
    を備え、
    前記第1の電極は、前記導電性部材が前記絶縁体または誘電体の被覆から露出している部分を有しており、
    前記露出している部分の周辺にプラズマを発生させる、プラズマ発生装置。
  3. 絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と
    を備え、
    前記導電性部材は、突起部または角部を有しており、
    前記突起部または角部の周辺にプラズマを発生させる、プラズマ発生装置。
  4. 前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される第2の電極をさらに備えた、請求項1から3のいずれか一つにに記載のプラズマ発生装置。
  5. 前記電源に接続されて前記第1の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧が印加される接地電極をさらに備えた、請求項1から3のいずれか一つに記載のプラズマ発生装置。
  6. 少なくとも前記一部の周辺に所定のガスを導入するガス導入部をさらに備えた、請求項1に記載のプラズマ発生装置。
  7. 少なくとも前記露出している部分の周辺に所定のガスを導入するガス導入部をさらに備えた、請求項2に記載のプラズマ発生装置。
  8. 少なくとも前記突起部または角部の周辺に所定のガスを導入するガス導入部をさらに備えた、請求項3に記載のプラズマ発生装置。
  9. 前記プラズマによって被加工物の表面処理を行う、請求項1から8のいずれか一つに記載のプラズマ発生装置を備えた表面処理装置。
  10. 前記プラズマから発生する紫外光あるいは可視光を用いる、請求項1から8のいずれか一つに記載のプラズマ発生装置を備えた光源。
  11. 絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、該絶縁体または誘電体の被覆の一部が、当該一部以外の部分よりも誘電率が高くなるように構成されている第1の電極を所定の位置に設置する工程と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記一部の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
  12. 絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備え、該導電性部材が該絶縁体または誘電体の被覆から露出している部分を有している第1の電極を所定の位置に設置する工程と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記露出している部分の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
  13. 絶縁体または誘電体により被覆されているとともに突起部または角部を有する導電性部材を備えた第1の電極を所定の位置に設置する工程と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記突起部または角部の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
  14. 絶縁体または誘電体により被覆された線状の導電性部材を備えている第1の電極を所定の位置に設置する工程と、
    前記第1の電極に交流電圧またはパルス電圧を印加して、前記第1の電極の先端の周辺にプラズマを発生させるプラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
  15. 前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と該第1の電極の近傍に置かれた第2の電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる、請求項11から14のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  16. 前記プラズマ発生工程では、前記第1の電極と接地電極との間に前記交流電圧またはパルス電圧を印加してプラズマを発生させる、請求項11から13のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法。
  17. 前記プラズマ発生工程では、少なくとも前記一部の周辺に所定のガスを導入する、請求項11に記載のプラズマ発生方法。
  18. 前記プラズマ発生工程では、少なくとも前記露出している部分の周辺に所定のガスを導入する、請求項12に記載のプラズマ発生方法。
  19. 前記プラズマ発生工程では、少なくとも前記突起部または角部の周辺に所定のガスを導入する、請求項13に記載のプラズマ発生方法。
  20. 前記プラズマ発生工程では、少なくとも前記第1の電極の先端の周辺に所定のガスを導入する、請求項14に記載のプラズマ発生方法。
  21. 請求項11から20のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法によって生じたプラズマによって被加工物の表面処理を行う、表面処理方法。
  22. 請求項11から20のいずれか一つに記載のプラズマ発生方法によって生じたプラズマから発生する紫外光あるいは可視光を用いる、光照射方法。
  23. 絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えた第1の電極と、
    突起部または角部を有する第2の電極と、
    前記第1の電極と第2の電極との間に交流電圧またはパルス電圧を印加する電源と
    を備え、
    前記第1の電極のうち前記突起部の先端または角部に最も近い部分に放電を生じさせ当該部分の周辺にプラズマを発生させる、プラズマ発生装置。
  24. 絶縁体または誘電体により被覆された導電性部材を備えている第1の電極を設置する工程と、
    突起部または角部を有する第2の電極を所定の位置に設置する工程と、
    前記第1の電極と第2の電極との間に交流電圧あるいはパルス電圧を印加して、前記第1の電極のうち前記突起部の先端または角部に最も近い部分と前記第2の電極との間の電界強度を他の領域よりも大きくさせる工程と
    前記第1の電極のうち前記突起部の先端または角部に最も近い部分の周辺にプラズマを発生させる、プラズマ発生工程と
    を含む、プラズマ発生方法。
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