JP2007080678A - 金属蒸気放電ランプ、ランプソケット、および照明装置 - Google Patents
金属蒸気放電ランプ、ランプソケット、および照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007080678A JP2007080678A JP2005267334A JP2005267334A JP2007080678A JP 2007080678 A JP2007080678 A JP 2007080678A JP 2005267334 A JP2005267334 A JP 2005267334A JP 2005267334 A JP2005267334 A JP 2005267334A JP 2007080678 A JP2007080678 A JP 2007080678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- lamp socket
- lamp
- pair
- pin insertion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
【解決手段】 略円弧状に開口した一対の口金ピン挿入孔78,80を有するランプソケット70に、口金本体部58の底部から突出した一対の口金ピン64,66の各々が対応する口金ピン挿入孔78,80に挿入された後、所定角度回転されて装着される口金18を備える金属蒸気放電ランプであって、前記口金18は、口金本体部58の底部であって、前記所定角度回転される際の回転中心上に設けられた凹部68を有し、前記ランプソケット70に装着された状態において、前記凹部68が前記ランプソケットに形成された柱状突起82に嵌合している。
【選択図】 図5
Description
スワン式のソケットには、弾性金属片からなる一対の接触子が設けられている。口金がソケットに装着された状態で、口金ピンの各々は、対応する接触子を押圧して電気的に接続される。このとき、接触子は弾性変形するので(撓むので)、その復元力で口金ピンの各々は弾性的に支持され、前記がたつきにかかわらず、一応、所定の位置に位置決めされることとなる。
本発明は、上記した課題に鑑み、コンパクト性を保持したまま、振動等の外力が加わった場合の前記がたつきに起因するアーク揺れを可能な限り抑制できる口金を備えた金属蒸気放電ランプ、および当該口金が装着されるランプソケット、並びに、前記金属蒸気放電ランプとそのようなランプソケットを有する照明器具とを備えた照明装置を提供することを目的とする。
図1は、高圧金属蒸気放電ランプの一例として示すメタルハライドランプ10の一部切欠正面図であり、図2は、同一部切欠右側面図である。メタルハライドランプ10の定格電力は70[W]である。
メタルハライドランプ10は、発光管12と当該発光管12を収納する気密容器である内管14と当該内管14に被せられた保護容器である外管16とを備える3重管構造を有し、前記内管14と前記外管16とが、スワン式の口金18に支持されてなるメタルハライドランプである。
細管部22,24の各々には、先端部に前記各電極が接合された給電体28,30が挿入されている。給電体28,30は、それぞれの細管部22,24における、本管部20とは反対側の端部部分に充填されたフリットからなるシール材32,34によって封着されている。なお、図1、図2に現れているシール材32,34部分は、細管部22,24端部からはみ出た部分である。
電力供給線36,38はそれぞれ、金属箔40,42を介して、外部リード線44,46に電気的に接続されている。なお、一方の電力供給線36において、少なくとも他方の電力供給線38やこれに接続された給電体30と対向する部分は、例えば石英ガラスからなるスリーブ48で被覆することが好ましい。これは、ランプ寿命末期等に発光管12がリークした場合、始動時等に、反対極性となる両部材間で放電が発生するのを防止するためである。
上記した発光管12等は、図1、図2に示すように、内管14内に収納されている。内管14は、例えば石英ガラスからなり、前記金属箔40,42の存する側の一端部部分が、いわゆるピンチシール法によって圧潰封止され当該金属箔40,42相当部分において気密封止されている。したがって、内管14は、片封止型の気密容器であるといえる。ここで、内管14において前記圧潰封止されてなる部分をピンチシール部50と称することとする。
内管14には、図1、図2に示すように有底筒状をした(すなわち、一端が閉塞され他端が開口されてなる筒状をした)外管16が被せられている。外管16は、例えば硬質ガラスからなり、保護管として機能する。すなわち、発光管12が破損し、内管14が損傷した場合であってもそれ以上の破片等の拡散を防ぐ役割を果たす。外管16は、その開口端部56が無機接着剤54を介して口金18に支持されているのであるが、その支持構造等については後述する。
スワン式の口金18は、その端子部において、例えば、IEC(国際電気標準会議)規格に準拠した構造とすることができる。
口金18は、略有底円筒状をした本体部58を有する。本体部58の内側の底部には、略半円状の横断面を有する柱体をした第1支持部60と第2支持部62とが立設されている。なお、本体部58と第1および第2支持部60,62とは、一体成形されたものであり、絶縁材料であるステアタイトからなる。
上記の構成からなるメタルハライドランプ10は、その口金18がランプソケットに装着されて、当該ランプソケットを備える照明器具に取り付けられる。
ランプソケット70は、口金18と同様、その口金ピン64,66の受け部において、例えば、IEC(国際電気標準会議)規格に準拠した構造とすることができる。
第1本体部72は、全体的に丸皿状をし、その底部に開口した一対の口金ピン挿入孔78,80を有する。各口金ピン挿入孔78,80は、略弧状、例えば、中心点Pを共有する略円弧状をし、当該中心点Pに関して点対称に配されている。各口金ピン挿入孔78,80の一端部部分は、口金ピン挿入孔78,80の長手方向中央部の幅W1よりも長い直径D2を有する大円部78a,80aに形成されている。他端部部分は、前記幅W1と同じ直径を有する半円部78b,80bに形成されている。ここで、前記直径D2は、口金ピン64,66(図3)の太径部64a,66aの直径よりも大きく、前記幅W1は、口金ピン64,66の太径部64a,66aの直径よりも小さく、細径部64b,66bの直径よりも大きい。また、各口金ピン挿入孔78,80の中心を通る(大円部78a,80aの中心、半円部78b,80bの中心を通る)仮想円Cの直径は、口金ピン64,66の中心間距離D1(図3)と同じである。
装着状態で、口金18に設けられた凹部68に、ランプソケット70に設けられた柱状突起82が嵌合している。当該凹部68と柱状突起82が無い従来の口金とランプソケットの場合、口金18は、ランプソケット70に対し、口金ピン64,66が接触子86,88に、例えば、ほぼ線状に接触して押圧され、保持されているだけであり、メタルハライドランプ10の長手方向に対しても、口金ピン64,66の太径部64a,66aが、口金ピン挿入孔78,80で単に係止するだけであるので、メタルハライドランプ10は、ランプソケット70に対してがたつきやすい。このため、点灯中、振動等の外力が加わると、電極間で発生するアークが揺れてしまって、[発明が解決しようとする課題]で述べたような問題が発生する。この問題を解決するため、接触子86,88の弾性復元力をもっと大きくすることが考えられるが、以下の理由から好ましくない。すなわち、口金18装着時に作業者が感じる前記手ごたえが大きくなりすぎて、口金ピン64,66の太径部64a,66aが接触子86,88の屈曲部86a.88aを乗り越える手前で装着が完了したと勘違いするおそれがあるからである。
そこで、従来、メタルハライドランプ用のランプソケットに、ハロゲン電球(の口金)が誤って装着されるのを防止するため、柱状突起82と同じ位置に、ドーム状に膨出した凸部を設けているランプソケットがある。すなわち、ハロゲン電球の口金の底部は、平らな面にしておき、ハロゲン電球をメタルハライドランプ用ランプソケットに装着しようとした場合に、前記凸部が障害となって、口金ピンの太径部が口金ピン挿入孔の大円部の途中までしか入らず、そこから口金を半円部に向けて回転しようとしても口金ピンの太径部の側面が口金ピン挿入孔側壁に当接して回転できないようにしているのである。一方、メタルハライドランプの口金の底部には、装着時に、当該底部が前記凸部と干渉しないように(装着の障害とならないように)、当該凸部が十分収納できるようなスペースにへこんだ凹部が設けられている。
本実施の形態では、ランプソケットにおいて従来の凸部の設置位置に柱状突起82を設け、口金において従来の凹部の設置位置に当該柱状突起が嵌合する凹部68を設けることとしたので、従来のスワン式の口金とランプソケットの有するコンパクト性を損ねることなく、口金とランプソケットの装着状態におけるがたつきを効果的に抑制することが可能となっている。また、本実施の形態の柱状突起82は、ハロゲン電球(の口金)が誤って装着されるのを防止するための機能も有しているのである。さらに、嵌合関係を有する柱状突起82と凹部68とは、口金18装着の時において当該口金18が回転される際の回転中心上に設けられているので、口金18の滑らかな回転を実現する。
照明装置90は、照明器具92と当該照明器具92に装着されたメタルハライドランプ10とで構成される。照明器具92は、ランプソケット70を内蔵しており、当該ランプソケット70に口金18が装着されて、メタルハライドランプ10が照明器具92に取り付けられる。
(1)上記実施の形態では、柱状突起を円柱状に形成したが、口金の凹部に嵌りやすくするため、柱状突起の先端周縁に面取りを施してもよく、あるいは、先端部分を円錐状に形成しても構わない。
(2)上記実施の形態では、柱状突起82、凹部68共に、その横断面形状を円形にしたが、これに限らず、例えば、(i)柱状突起の横断面形状を正多角形にし(すなわち、柱状突起を正多角柱状とし)、凹部の横断面形状を円形としても構わないし、これとは逆に、(ii)柱状突起の横断面形状を円形とし、凹部の横断面形状を正多角形状としても(すなわち、正多角形孔としても)構わない。
(3)上記実施の形態のメタルハライドランプは定格電力が70[W]であったが、本発明は、定格電力20[W]〜150[W]のものに適用可能である。
18 口金
64,66 口金ピン
68 凹部
70 ランプソケット
78,80 口金ピン挿入孔
82 柱状突起
90 照明装置
92 照明器具
P 円弧中心(回転中心)
Claims (3)
- 略弧状に開口した一対の口金ピン挿入孔を有するランプソケットに、口金本体の底部から突出した一対の口金ピンの各々が対応する前記口金ピン挿入孔に挿入された後、所定角度回転されて装着される口金を備える金属蒸気放電ランプであって、
前記口金は、前記口金本体の前記底部であって、前記所定角度回転される際の回転中心上に設けられた凹部を有し、前記ランプソケットに装着された状態において、前記凹部が前記ランプソケットに形成された略柱状の突起に嵌合していることを特徴とする金属蒸気放電ランプ。 - 口金本体の底部から突出した一対の口金ピンを有する口金が、略弧状に開口した一対の口金ピン挿入孔を有し、前記一対の口金ピンの各々が対応する前記口金ピン挿入孔に挿入された後、所定角度回転されて装着されるランプソケットであって、
前記所定角度回転される際の回転中心上に設けられた略柱状の突起を有し、前記口金が装着された状態において、当該突起が前記口金本体の前記底部に設けられた凹部に嵌合していることを特徴とするランプソケット。 - 略弧状に開口した一対の口金ピン挿入孔を有するランプソケットを備える照明器具と、
前記ランプソケットに、口金本体の底部から突出した一対の口金ピンの各々が対応する前記口金ピン挿入孔に挿入された後、所定角度回転されて装着される口金を備える金属蒸気放電ランプと、
を有する照明装置であって、
前記ランプソケットは、前記所定角度回転される際の回転中心上に設けられた略柱状の突起を有し、
前記口金は、前記口金本体の前記底部に、前記ランプソケットに装着された状態において、前記突起が嵌合する凹部を有していることを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005267334A JP2007080678A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 金属蒸気放電ランプ、ランプソケット、および照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005267334A JP2007080678A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 金属蒸気放電ランプ、ランプソケット、および照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007080678A true JP2007080678A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37940749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005267334A Pending JP2007080678A (ja) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | 金属蒸気放電ランプ、ランプソケット、および照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007080678A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011108184A1 (ja) | 2010-03-03 | 2011-09-09 | パナソニック株式会社 | ランプ |
JP2013152790A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Z Co Ltd | 照明装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181576U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | 松下電子工業株式会社 | 螢光ランプ |
JPH04230947A (ja) * | 1990-05-01 | 1992-08-19 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 高圧放電ランプ |
JP2005521213A (ja) * | 2002-03-26 | 2005-07-14 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ランプ及び周囲にロッキング手段を有するランプホルダー |
JP2005216773A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 蛍光ランプ及び照明器具 |
JP2006331932A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Ssec Kk | メタルハライドランプ |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005267334A patent/JP2007080678A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181576U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | 松下電子工業株式会社 | 螢光ランプ |
JPH04230947A (ja) * | 1990-05-01 | 1992-08-19 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 高圧放電ランプ |
JP2005521213A (ja) * | 2002-03-26 | 2005-07-14 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ランプ及び周囲にロッキング手段を有するランプホルダー |
JP2005216773A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 蛍光ランプ及び照明器具 |
JP2006331932A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Ssec Kk | メタルハライドランプ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011108184A1 (ja) | 2010-03-03 | 2011-09-09 | パナソニック株式会社 | ランプ |
US8558457B2 (en) | 2010-03-03 | 2013-10-15 | Panasonic Corporation | Lamp comprising glass tube having pinched sealed portion at end |
JP2013152790A (ja) * | 2012-01-24 | 2013-08-08 | Z Co Ltd | 照明装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4436428B2 (ja) | 金属蒸気放電ランプ及び照明装置 | |
JP4130829B2 (ja) | 金属蒸気放電ランプ、および当該金属蒸気放電ランプを有する照明装置 | |
CA2176399C (en) | Double-based lamp and socket therefor, and lamp base construction | |
JP2007080678A (ja) | 金属蒸気放電ランプ、ランプソケット、および照明装置 | |
WO2011108184A1 (ja) | ランプ | |
JP4173524B2 (ja) | 管球、反射鏡付き管球、および照明装置 | |
JP2008059899A (ja) | 電球形蛍光ランプおよび照明器具 | |
US7859176B2 (en) | High-pressure discharge lamp assembly | |
JP2009224222A (ja) | 電球形蛍光ランプおよび照明器具 | |
JP2010056031A (ja) | 高圧放電ランプおよび照明装置 | |
JP2005108699A (ja) | 電球形蛍光ランプおよび照明器具 | |
JP2006202668A (ja) | 蛍光ランプ、蛍光ランプ装置及び照明器具 | |
JP2002015701A (ja) | 蛍光ランプおよび照明装置 | |
JP5134054B2 (ja) | 金属蒸気放電ランプおよび照明装置 | |
JP5180265B2 (ja) | 金属蒸気放電ランプおよび照明装置 | |
JP4569928B2 (ja) | 金属蒸気放電ランプおよび照明装置 | |
JP2007294130A (ja) | 電球形蛍光ランプおよび照明器具 | |
JP3124296U (ja) | ランプ装置 | |
JP3565159B2 (ja) | 管球用口金、およびそれを用いた管球 | |
JP3888559B2 (ja) | 蛍光ランプおよび照明器具 | |
JP3124181U (ja) | 高圧放電ランプ | |
JP2007227104A (ja) | 蛍光ランプ | |
JP2004039423A (ja) | 環形蛍光ランプ | |
JP2007294394A (ja) | 管球、反射鏡付き管球、および照明装置 | |
JP2011181437A (ja) | 放電ランプ、および当該放電ランプを有する照明装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080717 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20100510 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20100521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100615 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101019 |