JP2007080164A - 注文受付装置および方法並びにプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 画像のプリント注文を受け付けるに際し、プリントを所望する画像に適したプリントサービスをユーザが容易に利用できるようにする。
【解決手段】 プリント注文を行うべくメモリカード２に記録された画像を読み出し、カウント部３２が、メモリカード２に記録された画像数をカウントする。サービス決定部３４が、画像数に応じてユーザに勧めるプリントサービスであるおすすめサービスを決定し、勧誘部３６が決定されたおすすめサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示部６に表示する。
【選択図】 図２

Description

本発明は、画像のプリント注文を受け付けるための注文受付装置および方法並びに注文受付方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。

デジタルカメラ等により取得した画像をプリント出力するプリントサービスが提供されており、ユーザは、自身のパソコンにインストールされたビューアソフト等を用いることにより、ネットワーク経由で写真店に画像のプリント注文を行うことができる。また、写真店の店頭に設置された注文受付機を用いることによっても、画像のプリント注文を行うことができる。

ここで、プリントサービスの１つとして、通常用いられるＬサイズプリント以外に、六切プリントや四切プリント等の大判プリント、ポストカードプリント、シールプリントおよびカレンダープリント等の各種プリント、並びに画像を記録した記録媒体（以下プリント生成物とする）を得ることが可能なバラエティプリントサービスが提供されている。ユーザは画像のプリント注文を行う際には、このような各種プリントサービスのうち、どのようなサービスを利用するかをプリント注文時に指定することにより、ユーザの画像をバラエティに富んだプリント生成物として得ることができる。このように、各種プリントサービスを選択してプリント注文を行う場合に、ユーザが所望するプリントサービスに応じたプリント生成物を受け取るための店舗を選択できるようにしたシステムが提案されている（特許文献１参照）。
特開２００２−２９７７４０号公報

プリントサービスは上述したように多岐に亘るため、ユーザはどのようなプリントサービスを利用したら好ましいプリント生成物が得られるかを考慮して、利用するプリントサービスを決定する必要がある。しかしながら、プリントしたい画像に適したプリントサービスを決定することは容易ではないため、ユーザはＬサイズプリント等の決まったプリントサービスしか利用できていないのが現状である。また、写真店はバラエティに富んだサービスを提供することにより、プリント生成物の売り上げを向上させるための企業努力を払っているが、ユーザが決まったプリントサービスのみしか利用しないと、企業努力が無駄となってしまう。

本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、プリントを所望する画像に適したプリントサービスをユーザが容易に利用できるようにすることを目的とする。

本発明による第１の注文受付装置は、画像のプリント注文を受け付ける注文受付装置において、
前記プリント注文に必要な各種表示を行う表示手段と、
前記プリント注文を行うために記録媒体に記録された画像数をカウントするカウント手段と、
前記画像数に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定するサービス決定手段と、
該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を前記表示手段に表示する勧誘手段とを備えたことを特徴とするものである。

本発明による第２の注文受付装置は、画像のプリント注文を受け付ける注文受付装置において、
前記プリント注文に必要な各種表示を行う表示手段と、
前記プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像特性の少なくとも１つの情報に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定するサービス決定手段と、
該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を前記表示手段に表示する勧誘手段とを備えたことを特徴とするものである。

本発明による第１の注文受付方法は、画像のプリント注文を受け付ける注文受付方法において、
前記プリント注文を行うために記録媒体に記録された画像数をカウントし、
前記画像数に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定し、
該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示手段に表示することを特徴とするものである。

本発明による第２の注文受付方法は、画像のプリント注文を受け付ける注文受付方法において、
前記プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像特性の少なくとも１つの情報に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定し、
該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示手段に表示することを特徴とするものである。

なお、本発明による第１および第２の注文受付方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。

本発明の第１の注文受付装置および方法によれば、記録媒体に記録された画像数に応じて、ユーザに勧めるプリントサービスが決定され、決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示するようにしたため、ユーザはプリント注文しようとする画像数に適したプリントサービスを容易に利用することができる。また、写真店は、ユーザに勧めたプリントサービスをユーザが利用することにより、バラエティに富んだプリントサービスによるプリント生成物の販売を促進させることができる。

本発明の第２の注文受付装置および方法によれば、プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像特性の少なくとも１つの情報に応じて、ユーザに勧めるプリントサービスが決定され、決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示するようにしたため、ユーザはプリント注文しようとする画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像特性の少なくとも１つの情報に適したプリントサービスを容易に利用することができる。また、写真店は、ユーザに勧めたプリントサービスをユーザが利用することにより、バラエティに富んだプリントサービスによるプリント生成物の販売を促進させることができる。

以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図１は本発明の第１の実施形態による注文受付装置の外観斜視図である。図１に示すように、本実施形態による注文受付装置１は、ユーザによる画像のプリント注文を受け付けるために写真店の店頭に設置されてなるものであり、プリント注文するための画像が記録された各種メモリカード２を装填し、メモリカード２から画像を読み出したり、メモリカード２に画像を記録したりするための複数種類のカードスロット４と、プリント注文のための各種表示を行う表示部６とを備え、写真店に設置されたプリンタ８と接続されている。なお、表示部６はタッチパネル式の入力部を備え、ユーザはモニタ６の表示にしたがって表示部６にタッチすることにより、プリント注文に必要な入力を行うことができる。

図２は本発明の第１の実施形態による注文受付装置１の構成を示す概略ブロック図である。図２に示すように、注文受付装置１は、画像を表す画像データの記録制御および表示制御等の各種制御を行うとともに、装置１を構成する各部の制御を行うＣＰＵ１２と、装置１を動作させるための基本的なプログラムおよび各種定数が記録されているＲＯＭ並びにＣＰＵ１２が処理を実行する際の作業領域となるＲＡＭにより構成されるシステムメモリ１４と、種々の指示を装置１に対して行うためのタッチパネル式の入力部１６と、上述した表示部６とを備える。

また、注文受付装置１は、上述したカードスロット４と、画像データをＪＰＥＧに代表される手法で圧縮したり、圧縮した画像データを解凍する圧縮解凍部２２と、メモリカード２から読み出した画像データ、画像のプリント注文を行うためのプリント注文プログラム等のＣＰＵ１２が実行する各種プログラム等を記録するハードディスク２４と、システムメモリ１４、カードスロット４およびハードディスク２４を制御するメモリ制御部２６と、表示部６の表示を制御する表示制御部２８と、プリンタ８を装置１に接続するためのプリンタインターフェース３０とを備える。

なお、カードスロット４はメモリカード２の種類に応じて複数用意されているが、図２においては１つのカードスロット４のみを示している。

また、注文受付装置１は、後述するようにメモリカード２に記録された画像数をカウントするカウント部３２と、画像数に応じてユーザに勧めるプリントサービスであるおすすめサービスを決定するサービス決定部３４と、決定されたおすすめサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示部６に表示する勧誘部３６とを備える。

以下、カウント部３２、サービス決定部３４および勧誘部３６の機能について、本実施形態において行われる処理と併せて説明する。

図３は第１の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャートである。ユーザがメモリカード２をカードスロット４に装填し、プリント注文の指示を入力部１６から行うことによりＣＰＵ１２がプリント注文プログラムによる処理を開始し、まずカウント部３２がメモリカード２に記録された画像を読み込み（ステップＳＴ１）、画像数をカウントする（ステップＳＴ２）。次いで、サービス決定部３４がカウント部３２がカウントした画像数に応じて、ユーザに勧めるおすすめサービスを決定する（ステップＳＴ３）。ここで、サービス決定部３４は、ハードディスク２４に保存されたサービステーブルＴ０を参照しておすすめサービスを決定する。

図４は第１の実施形態において用いられるサービステーブルＴ０の例を示す図である。図４に示すようにサービステーブルＴ０には、画像数、プリントサービスの種類を特定するためのサービスＩＤおよびおすすめサービスのサービス名が対応づけられて登録されている。すなわち、画像数が１枚の場合にはサービスＩＤが００１のポストカードプリントがおすすめサービスとして登録されている。画像数が２〜２０枚の場合にはサービスＩＤが００２のＬサイズプリントがおすすめサービスとして登録されている。画像数が２１〜１００枚の場合にはサービスＩＤが００３のアルバム作成がおすすめサービスとして登録されている。画像数が１０１〜２００枚の場合にはサービスＩＤが００４のフォトＣＤ作成がおすすめサービスとして登録されている。そして、画像数が２０１枚以上の場合にはサービスＩＤが００５のフォトＤＶＤ作成がおすすめサービスとして登録されている。

なお、アルバム作成は複数の画像をテンプレートに配置してプリント出力したアルバムを作成するサービスである。フォトＣＤ作成は画像をＣＤに記録するサービスであり、フォトＤＶＤ作成は画像をＤＶＤに記録するサービスである。

次いで、勧誘部３６がサービス決定部３４が決定したおすすめサービスをユーザに勧めるための勧誘画面を表示部６に表示し（ステップＳＴ４）、サービス勧誘処理を終了する。

図５は第１の実施形態における勧誘画面の例を示す図である。なお、ここでは画像数が１枚であった場合の勧誘画面を示している。図５に示すように勧誘画面４２には、「ポストカードプリントはいかがですか？」のように、メモリカード２に記録された画像数に応じたおすすめサービスをユーザに知らせるためのテキスト４２Ａと、おすすめサービスによるプリント注文を行うための注文ボタン４２Ｂと、おすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行うための他のサービスボタン４２Ｃとが表示されている。

ユーザは勧誘画面４２を見て、おすすめサービスによるプリント注文を行う場合には注文ボタン４２Ｂを選択する。これにより、ＣＰＵ１２はおすすめサービスによるプリント注文を行うための注文画面を表示部６に表示する。図６はおすすめサービスによる注文画面の例を示す図である。なお、ここでは図５に対応させて１枚の画像のポストカードプリントを行うための注文画面を示している。図６に示すように注文画面４４には、ポストカードプリントを行う画像を表示する画像表示エリア４４Ａと、プリント枚数を設定する枚数設定部４４Ｂと、プリントを実行させるための実行ボタン４４Ｃと、プリント注文をキャンセルするためのキャンセルボタン４４Ｄとが表示されている。

そして、ユーザは、枚数設定部４４Ｂに所望とするプリント枚数を入力して実行ボタン４４Ｃを選択することにより、注文受付装置１にポストカードプリントを実行させることができる。なお、具体的には、注文画面４４に続いてユーザの氏名、住所等、ポストカードに含める文字等を設定するための設定画面が表示され、この設定画面においてポストカードのデザインの詳細な設定を行った後に、プリンタ８からポストカードプリントをプリンタ８からプリント出力させることができる。

一方、ユーザはおすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行う場合には他のサービスボタン４２Ｃを選択する。これにより、ＣＰＵ１２は通常のプリント注文画面を表示部６に表示する。図７は通常のプリント注文画面を示す図である。なお、ここでは説明のためメモリカード２には複数の画像が記録されていたものとして説明する。図７に示すように通常のプリント注文画面４６には、メモリカード２に記録されている画像のサムネイル画像の一覧を表示するサムネイル画像エリア４６Ａおよび各種入力を行うための入力エリア４６Ｂが表示されている。サムネイル画像エリア４６Ａの各サムネイル画像の下方には、プリント枚数を入力するための枚数入力部４６Ｃが表示されている。また、入力エリア４６Ｂには、ユーザが所望するプリントサービスを入力するためのプリントサービス入力部４６Ｄと、プリントを実行させるための実行ボタン４６Ｅと、プリント注文をキャンセルするためのキャンセルボタン４６Ｆとが表示されている。

ユーザは、プリント注文画面４６において、プリントを所望する画像に対応する枚数設定部４６Ｃにプリント枚数を入力し、プリントサービス入力部４６Ｄにユーザが所望するプリントサービスを入力することができる。なお、プリントサービス入力部４６Ｄはプルダウンメニューによりプリントサービスを入力するものであることが好ましい。

そして、ユーザが実行ボタン４６Ｅを選択することにより、ユーザが所望するプリントサービスによるプリントを、プリンタ８からプリント出力させることができる。

このように、本発明の第１の実施形態によれば、メモリカード２に記録された画像数に応じて、ユーザに勧めるおすすめサービスを決定し、決定したおすすめサービスをユーザに勧める勧誘画面４４を表示するようにしたため、ユーザはプリント注文しようとする画像数に適したプリントサービスを容易に利用することができる。また、写真店は、ユーザに勧めたプリントサービスをユーザが利用することにより、バラエティに富んだプリントサービスによるプリントの販売を促進させることができる。

次いで、本発明の第２の実施形態について説明する。図８は本発明の第２の実施形態による注文受付装置１′の構成を示す概略ブロック図である。なお、第２の実施形態において第１の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付与し、ここでは詳細な説明は省略する。第２の実施形態による注文受付装置１′は、第１の実施形態におけるカウント部３２が省略され、第１の実施形態におけるサービス決定部３４および勧誘部３６に対応するサービス決定部５４および勧誘部５６を備えた点が第１の実施形態と異なる。

次いで、第２の実施形態においてサービス決定部５４および勧誘部５６が行う処理について説明する。図９は第２の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャートである。なお、ここでは、ユーザがプリントを所望する画像を１枚選択する場合の処理について説明する。

ユーザがメモリカード２をカードスロット４に装填し、プリント注文の指示を入力部１６から行うことによりＣＰＵ１２がプリント注文プログラムによる処理を開始し、まずＣＰＵ１２がメモリカード２に記録された画像を読み込み（ステップＳＴ１１）、図７に示すプリント注文画面４６を表示する（ステップＳＴ１２）。第２の実施形態においては、プリント注文画面４６においてユーザはプリントを所望する枚数設定部４６Ｃにプリント枚数を入力することによりプリントを所望する画像を選択する。このため、ＣＰＵ１２はプリントする画像が選択されたか否かの監視を開始し（ステップＳＴ１３）、ステップＳＴ１３が肯定されると、サービス決定部５４が、ユーザが選択した画像の画像サイズを読み込む（ステップＳＴ１４）。なお、画像サイズは画像のタグ等のヘッダ部分に記述されている。

そして、サービス決定部５４が、読み込んだ画像サイズに応じたおすすめサービスを決定する（ステップＳＴ１５）。ここで、サービス決定部５４はハードディスク２４に保存されたサービステーブルＴ１を参照しておすすめサービスを決定する。

図１０は第２の実施形態において用いられるサービステーブルＴ１の例を示す図である。図１０に示すようにサービステーブルＴ１には、画像サイズ、プリントサービスの種類を特定するためのサービスＩＤおよびおすすめサービスのサービス名が対応づけられて登録されている。すなわち、画像サイズが６４０×４８０画素の場合には、サービスＩＤが００１のシールプリントがおすすめサービスとして登録されている。画像サイズが６４１×４８１画素〜１６００×１２００画素の場合には、サービスＩＤが００２のＬサイズプリントがおすすめサービスとして登録されている。画像サイズが１６０１×１２０１画素〜２８４８×２１３６画素の場合には、サービスＩＤが００３の六切サイズプリントがおすすめサービスとして登録されている。そして、画像数が２８４９×２１３７画素以上の場合には、サービスＩＤが００４の四切サイズプリントがおすすめサービスとして登録されている。

次いで、勧誘部５６がサービス決定部５４が決定したおすすめサービスをユーザに勧めるための勧誘画面を表示部６に表示し（ステップＳＴ１６）、サービス勧誘処理を終了する。

図１１は第２の実施形態における勧誘画面の例を示す図である。なお、ここでは画像サイズが６４０×４８０画素以下であった場合の勧誘画面を示している。図１１に示すように勧誘画面６０には、「シールプリントはいかがですか？」のように、画像サイズに応じたおすすめサービスをユーザに知らせるためのテキスト６０Ａと、おすすめサービスによるプリント注文を行うための注文ボタン６０Ｂと、おすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行うための他のサービスボタン６０Ｃとが表示されている。

ユーザは勧誘画面６０を見て、おすすめサービスによるプリント注文を行う場合には注文ボタン６０Ｂを選択する。これにより、ＣＰＵ１２はおすすめサービスによるプリント処理を実行するための画面を表示部６に表示する。ユーザは画面表示にしたがって注文受付装置１に指示を行うことにより、おすすめサービスによるプリントをプリンタ８からプリント出力させることができる。

一方、ユーザはおすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行う場合には他のサービスボタン６０Ｃを選択する。これにより、ＣＰＵ１２はプリント注文画面４６を表示部６に表示する。ユーザはすでにプリント注文を所望する画像のプリント枚数を設定していることから、プリントサービス入力部４６Ｄにおいて所望とするプリントサービスを入力し、その後、実行ボタン４６Ｅを選択することにより、ユーザが所望するプリントサービスによるプリントを、プリンタ８からプリント出力させることができる。

次いで、本発明の第３の実施形態について説明する。第３の実施形態による注文受付装置は第２の実施形態における注文受付装置１′と同一の構成を有し、サービス決定部５４および勧誘部５６が行うプリント勧誘処理のみが異なるものであるため、詳細な説明は省略する。

図１２は第３の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャートである。なお、ここでは、ユーザがプリントを所望する画像を１枚選択する場合の処理について説明する。

ユーザがメモリカード２をカードスロット４に装填し、プリント注文の指示を入力部１６から行うことによりＣＰＵ１２がプリント注文プログラムによる処理を開始し、ＣＰＵ１２がメモリカード２に記録された画像を読み込み（ステップＳＴ２１）、図７に示すプリント注文画面４６を表示する（ステップＳＴ２２）。第３の実施形態においては、プリント注文画面４６においてユーザはプリントを所望する枚数設定部４６Ｃにプリント枚数を入力することによりプリントを所望する画像を選択する。このため、ＣＰＵ１２はプリントする画像が選択されたか否かの監視を開始し（ステップＳＴ２３）、ステップＳＴ２３が肯定されると、サービス決定部５４が、ユーザが選択した画像の撮影日を読み込む（ステップＳＴ２４）。なお、撮影日は画像のタグ等のヘッダ部分に記述されている。

そして、サービス決定部５４が、読み込んだ撮影日に応じたおすすめサービスを決定する（ステップＳＴ２５）。ここで、サービス決定部５４は、ハードディスク２４に保存されたサービステーブルＴ２を参照しておすすめサービスを決定する。

図１３は第３の実施形態に用いられるサービステーブルＴ２の例を示す図である。図１３に示すようにサービステーブルＴ２には、撮影日、プリントサービスの種類を特定するためのサービスＩＤおよびおすすめサービスのサービス名が対応づけられて登録されている。すなわち、撮影日の月が１〜２月の場合には、サービスＩＤが００１のカレンダープリントがおすすめサービスとして登録されている。撮影日の月が３〜５月の場合には、サービスＩＤが００２のかもめーるプリントがおすすめサービスとして登録されている。撮影日の月が６〜７月の場合には、サービスＩＤが００３の暑中見舞いプリントがおすすめサービスとして登録されている。撮影日の月が８月の場合には、サービスＩＤが００４の残暑見舞いプリントがおすすめサービスとして登録されている。撮影日の月が９〜１１月の場合には、サービスＩＤが００５のクリスマスカードプリントがおすすめサービスとして登録されている。そして、撮影日の月が１２月の場合には、サービスＩＤが００６の年賀状プリントがおすすめサービスとして登録されている。

次いで、勧誘部５６がサービス決定部５４が決定したおすすめサービスをユーザに勧めるための勧誘画面を表示部６に表示し（ステップＳＴ２６）、サービス勧誘処理を終了する。

図１４は第３の実施形態における勧誘画面の例を示す図である。なお、ここでは撮影日が９月であった場合の勧誘画面を示している。図１４に示すように勧誘画面６２には、「クリスマスカードプリントはいかがですか？」のように、画像の撮影日に応じたおすすめサービスをユーザに知らせるためのテキスト６２Ａと、おすすめサービスによるプリント注文を行うための注文ボタン６２Ｂと、おすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行うための他のサービスボタン６２Ｃとが表示されている。

ユーザは勧誘画面６２を見て、おすすめサービスによるプリント注文を行う場合には注文ボタン６２Ｂを選択する。これにより、ＣＰＵ１２はおすすめサービスによるプリント処理を実行するための画面を表示部６に表示する。ＣＰＵ１２はこの画面にクリスマスカード用の複数のテンプレートを表示し、ユーザに所望とするテンプレートを選択させることによりクリスマスカードをユーザに作成させる。そして、ユーザは注文受付装置１にプリント実行の指示を行うことにより、プリンタ８からクリスマスカードプリントをプリント出力させることができる。

一方、ユーザはおすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行う場合には他のサービスボタン６２Ｃを選択する。これにより、ＣＰＵ１２はプリント注文画面４６を表示部６に表示する。ユーザはすでにプリント注文を所望する画像のプリント枚数を設定していることから、プリントサービス入力部４６Ｄにおいて所望とするプリントサービスを入力し、その後、実行ボタン４６Ｅを選択することにより、ユーザが所望するプリントサービスによるプリントを、プリンタ８からプリント出力させることができる。

なお、上記第３の実施形態においては、プリント注文する画像の撮影日に応じたおすすめサービスをユーザに勧めているが、プリント注文を行っている注文日に応じたおすすめサービスをユーザに勧めるようにしてもよい。この場合、サービステーブルＴ２の撮影日を注文日と読み替えて使用すればよい。

次いで、本発明の第４の実施形態について説明する。第４の実施形態による注文受付装置は第２の実施形態における注文受付装置１′と同一の構成を有し、サービス決定部５４および勧誘部５６が行うプリント勧誘処理のみが異なるものであるため、詳細な説明は省略する。

図１５は第４の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャートである。なお、ここでは、ユーザがプリントを所望する画像を１枚選択する場合の処理について説明する。

ユーザがメモリカード２をカードスロット４に装填し、プリント注文の指示を入力部１６から行うことによりＣＰＵ１２がプリント注文プログラムによる処理を開始し、ＣＰＵ１２がメモリカード２に記録された画像を読み込み（ステップＳＴ３１）、図７に示すプリント注文画面４６を表示する（ステップＳＴ３２）。第４の実施形態においては、プリント注文画面４６においてユーザはプリントを所望する枚数設定部４６Ｃにプリント枚数を入力することによりプリントを所望する画像を選択する。このため、ＣＰＵ１２はプリントする画像が選択されたか否かの監視を開始し（ステップＳＴ３３）、ステップＳＴ３３が肯定されると、サービス決定部５４が、ユーザが選択した画像の画像特性を取得する（ステップＳＴ３４）。

ここで、画像特性としては、画像のタグ等のヘッダ部分に記述されている撮影時のＩＳＯ感度、焦点距離および撮影時の撮影モードの他、画像に含まれる顔の大きさおよび顔の数等を用いることができる。

顔の大きさは画像に顔が含まれる場合に画像から顔領域を抽出し、抽出した顔領域が画像の全体に占める割合を算出することにより求めればよい。また、顔の数は抽出した顔領域の数をカウントすることにより求めればよい。なお、顔領域を抽出する手法としては、画像から肌色を有するとともに人物の顔の形状（例えば長円系）を有する領域を検出し、検出した領域を顔の領域と見なして抽出する手法を用いることができる。また、この手法の他、例えば特開平８−１５３１８７号公報、特開平９−５０５２８号公報、特開２００１−１４４７４号公報、特開２００１−１７５８６８号公報および特開２００１−２０９７９５号公報等に記載された手法等、既知の手法を用いることができる。

そして、サービス決定部５４が、取得した画像特性に応じたおすすめサービスを決定する（ステップＳＴ３５）。ここで、サービス決定部５４は、ハードディスク２４に保存されたサービステーブルＴ３を参照しておすすめサービスを決定する。

図１６は第４の実施形態において用いられるサービステーブルＴ３の例を示す図である。図１６に示すようにサービステーブルＴ３には、画像特性の優先度、画像特性、基準、プリントサービスの種類を特定するためのサービスＩＤおよびおすすめサービスのサービス名が対応づけられて登録されている。すなわち、ＩＳＯ感度、焦点距離、顔の大きさ、顔の数および撮影モードの順に優先度が設定されており、ＩＳＯ感度については１００以下の場合にサービスＩＤが００１の六切プリントがおすすめサービスとして登録されている。これは、ＩＳＯ感度が１００以下であると画像がそれほど粗くないことから、拡大しても画質が劣化しないからである。また、焦点距離については、８．０〜１０．０ｍｍの場合にサービスＩＤが００２のポストカードプリントがおすすめサービスとして登録されている。これは、焦点距離が８．０〜１０．０ｍｍ程度であるとポートレート撮影を行っており、あいさつ状に利用したい場合が多いからである。

また、顔の大きさについては、顔が画像の６０％以上の領域を占める場合にサービスＩＤが００３のシールプリントがおすすめサービスとして登録されている。顔の数については、５個以上の場合にサービスＩＤが００４のパズルプリントがおすすめサービスとして登録されている。そして、撮影モードについては夜景の場合にサービスＩＤが００５のポスタープリントがおすすめサービスとして登録されている。

なお、画像から取得される画像特性に重複するものが含まれている場合には、サービス決定部５４はサービステーブルＴ３に設定された優先度にしたがっておすすめサービスを決定する。例えば、ＩＳＯ感度が１００、顔の数が５以上という画像特性が取得された場合、ＩＳＯ感度が１００に対応する六切サイズプリントをおすすめサービスに決定する。

次いで、勧誘部５６がサービス決定部５４が決定したおすすめサービスをユーザに勧めるための勧誘画面を表示部６に表示し（ステップＳＴ３６）、サービス勧誘処理を終了する。

図１７は第４の実施形態における勧誘画面の例を示す図である。なお、ここでは画像特性がＩＳＯ感度１００であった場合の勧誘画面を示している。図１７に示すように勧誘画面６４には、「六切サイズプリントはいかがですか？」のように、画像特性に応じたおすすめサービスをユーザに知らせるためのテキスト６４Ａと、おすすめサービスによるプリント注文を行うための注文ボタン６４Ｂと、おすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行うための他のサービスボタン６４Ｃとが表示されている。

ユーザは勧誘画面６４を見て、おすすめサービスによるプリント注文を行う場合には注文ボタン６４Ｂを選択する。これにより、ＣＰＵ１２はおすすめサービスによるプリント処理を実行するための画面を表示部６に表示する。ユーザは画面表示にしたがって注文受付装置１に指示を行うことにより、おすすめサービスによるプリントをプリンタ８からプリント出力させることができる。

一方、ユーザはおすすめサービス以外のプリントサービスによるプリント注文を行う場合には他のサービスボタン６４Ｃを選択する。これにより、またプリント注文画面４６を表示部６に表示する。ユーザは、すでにプリント注文を所望する画像のプリント枚数を設定していることから、プリントサービス入力部４６Ｄにおいて所望とするプリントサービスを入力し、その後、実行ボタン４６Ｅを選択することにより、ユーザが所望するプリントサービスによるプリントを、プリンタ８からプリント出力させることができる。

このように、本発明の第２から第４の実施形態によれば、プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像の画像特性のいずれかの情報に応じておすすめサービスを決定し、決定したおすすめサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示するようにしたため、ユーザはプリント注文しようとする画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像の画像特性のいずれかに適したプリントサービスを容易に利用することができる。また、写真店はユーザが、ユーザに勧めたプリントサービスを利用することにより、バラエティに富んだプリントサービスによるプリントの販売を促進させることができる。

なお、上記第２から第４の実施形態においては、プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像の画像特性のいずれかの情報に応じたおすすめサービスを決定しているが、プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像の画像特性のうちの２つ以上の情報を組み合わせることによりおすすめサービスを決定してもよい。

図１８は画像のサイズ、撮影日、および画像の画像特性のうちの２つ以上の情報を組み合わせた場合におすすめサービスを決定するためのサービステーブルを示す図である。図１８に示すようにこのサービステーブルＴ４には、画像サイズ、撮影日、画像特性、プリントサービスの種類を特定するためのサービスＩＤおよびおすすめサービスのサービス名が対応づけられて登録されている。すなわち、画像サイズが２８４９×２１３７画素以上、撮影日が１２月、かつ画像特性の撮影モードが夜景の場合には、サービスＩＤが００１のポスタープリントがおすすめサービスとして登録されている。また、画像サイズが６４０〜４８０以下、かつ画像特性の顔の数が３以上の場合には、サービスＩＤが００２のシールプリントがおすすめサービスとして登録されている。また、撮影日が１２月、かつ画像特性の撮影モードが夜景の場合には、サービスＩＤが００３のクリスマスカードプリントがおすすめサービスとして登録されている。

このようなサービステーブルＴ４を参照することにより、画像サイズ、撮影日、および画像特性の情報の２以上の組み合わせに応じたおすすめサービスをユーザに勧めることができる。

以上、本発明の実施形態に係る装置について説明したが、コンピュータを、上記のカウント部３２、サービス決定部３４，５４および勧誘部３６，５６に対応する手段として機能させ、図３，９，１２，１５に示すような処理を行わせるプログラムも、本発明の実施形態の１つである。また、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の実施形態の１つである。また、このようなプログラムを、画像を閲覧するためのビューアソフトに組み込むようにしてもよい。

本発明の第１の実施形態による注文受付装置の外観斜視図 本発明の第１の実施形態による注文受付装置の構成を示す概略ブロック図 第１の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャート 第１の実施形態において用いられるサービステーブルの例を示す図 第１の実施形態における勧誘画面の例を示す図 おすすめサービスによる注文画面の例を示す図 通常のプリント注文画面を示す図 本発明の第２の実施形態による注文受付装置の構成を示す概略ブロック図 第２の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャート 第２の実施形態において用いられるサービステーブルの例を示す図 第２の実施形態における勧誘画面の例を示す図 第３の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャート 第３の実施形態に用いられるサービステーブルの例を示す図 第３の実施形態における勧誘画面の例を示す図 第４の実施形態において行われるサービス勧誘処理を示すフローチャート 第４の実施形態において用いられるサービステーブルの例を示す図 第４の実施形態における勧誘画面の例を示す図 画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像の画像特性のうちの２つ以上の情報を組み合わせた場合におすすめサービスを決定するためのサービステーブルの例を示す図

符号の説明

１，１′ 注文受付装置
２ メモリカード
４ カードスロット
６ 表示部
８ プリンタ
１２ ＣＰＵ
１４ システムメモリ
１６ 入力部
２２ 圧縮解凍部
２４ ハードディスク
２６ メモリ制御部
２８ 表示制御部
３０ プリンタインターフェース
３２ カウント部
３４，５４ サービス決定部
３６，５６ 勧誘部
４２，６０，６２，６４ 勧誘画面
４４，４６ 注文画面

Claims (6)

1. 画像のプリント注文を受け付ける注文受付装置において、
   前記プリント注文に必要な各種表示を行う表示手段と、
   前記プリント注文を行うために記録媒体に記録された画像数をカウントするカウント手段と、
   前記画像数に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定するサービス決定手段と、
   該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を前記表示手段に表示する勧誘手段とを備えたことを特徴とする注文受付装置。
2. 画像のプリント注文を受け付ける注文受付装置において、
   前記プリント注文に必要な各種表示を行う表示手段と、
   前記プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像特性の少なくとも１つの情報に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定するサービス決定手段と、
   該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を前記表示手段に表示する勧誘手段とを備えたことを特徴とする注文受付装置。
3. 画像のプリント注文を受け付ける注文受付方法において、
   前記プリント注文を行うために記録媒体に記録された画像数をカウントし、
   前記画像数に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定し、
   該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示手段に表示することを特徴とする注文受付方法。
4. 画像のプリント注文を受け付ける注文受付方法において、
   前記プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像特性の少なくとも１つの情報に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定し、
   該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示手段に表示することを特徴とする注文受付方法。
5. 画像のプリント注文を受け付ける注文受付方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
   前記プリント注文を行うために記録媒体に記録された画像数をカウントする手順と、
   前記画像数に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定する手順と、
   該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示手段に表示する手順とを有することを特徴とするプログラム。
6. 画像のプリント注文を受け付ける注文受付方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
   前記プリント注文がなされる画像のサイズ、撮影日、注文日、および画像特性の少なくとも１つの情報に応じて、前記プリント注文を行うユーザに勧めるプリントサービスを決定する手順と、
   該決定されたプリントサービスをユーザに勧める勧誘画面を表示手段に表示する手順とを有することを特徴とするプログラム。

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