JP2007079937A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水平回動式扉のヒンジ側の貯蔵室内の側面に形成される隙間が風路となるのを防止できて、熱ロスの低減、及び商品との間の熱交換効率を向上させ得るようにする。
【解決手段】 前面に水平回動式扉を有するとともに、庫内の左右に温度を独立して調整可能な複数の貯蔵室5a,5b,5cを備え、かつ各貯蔵室内には、前方へ引き出し可能で商品を縦方向に収納して順次下方向に移送する商品収納ラックと、商品収納ラックから落下した商品を庫外に搬出するためのコンベアと、貯蔵室内を加熱・冷却するためのファン、ヒータ、及び蒸発器とを設置し、かつ水平回動式扉のヒンジ側に位置する貯蔵室5aの側面断熱材3dと商品収納ラックとの間の隙間G2に、補助断熱材20を設置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、前面に水平回動式扉を有するとともに、庫内の左右に温度を独立して調整可能な複数の貯蔵室を備え、かつ各貯蔵室内には、前方へ引き出し可能な商品収納ラックを設置してなる自動販売機に係り、より詳しくは水平回動式扉のヒンジ側に位置する貯蔵室の側面断熱材と商品収納ラックとの間の隙間を、当該貯蔵室の使用形態に合わせて埋めることのできる自動販売機に関する。
図11は従来の一般的な紙容器飲料自動販売機の前面の扉を除いた概略構成を示す正面図、図12はその稼働時の貯蔵室内循環空気の流れを説明するための説明図である。
従来の自動販売機1は、1面(前面)を水平回動式の外扉2a及び内扉2bによって、また残りの面を断熱材3a,3b,3c,3d,3eによって包囲された貯蔵庫を有し、さらに貯蔵庫内が仕切板4a,4bによって3つの縦長の貯蔵室5a,5b,5cに画成されている。すなわち、仕切板4aによって貯蔵室5aと貯蔵室5bとに区切られ、仕切板4bによって貯蔵室5bと貯蔵室5cとに区切られている。
各貯蔵室5a,5b,5cには、それぞれ前方へ引き出し可能で商品6を縦方向に収納して順次下方に移送する商品収納ラック7a,7b,7cと、各商品収納ラック7a,7b,7cから落下した商品6をそれぞれ商品搬送口(内扉2bを貫通する開口部として設けられている)に向けて搬送するコンベア8a,8b,8c(図12に1つのコンベアのみ示す)が設けられているとともに、各コンベア8a,8b,8cの下方に、それぞれ蒸発器9a,9b,9c(図12に1つの蒸発器のみ示す)、ヒータ11a,11b,11c(図12に1つのヒータのみ示す)、及びファン12a,12b,12c(図12に1つのファンのみ示す)が設置され、更に各貯蔵室5a,5b,5cの背面側に、各商品収納ラック7a,7b,7cの内部を経由して各蒸発器9a,9b,9c(又は各ヒータ11a,11b,11c)に向けて各貯蔵室5a,5b,5c内の空気を循環させるための吸気ダクト13a,13b,13c(図12に1つの吸気ダクトのみ示す)が設置されている。
すなわち、例えば貯蔵室5cにおいて蒸発器9cを作動した場合には、蒸発器9cにおいて冷却された空気はファン12cによって送られ、コンベア8cの前縁と内扉2bとの間に形成された隙間G1から上方に吹き出し、商品収納ラック7cに収容された商品6に衝突してこれを冷却し、その後、吸気ダクト13cの上端吸気口から吸気ダクト13c内に吸引され、吸気ダクト13cの下端排気口から蒸発器9cに吸い込まれる。かかる風の流れを図12中に矢印にて模式的に示す。ちなみに、冷却の場合は、法律で規制されているため、貯蔵室5c内全体、つまり商品収納ラック7cに収容された商品6の全てを冷却しなければならない。
一方、例えば貯蔵室5aにおいてヒータ11aを作動した場合には、ヒータ11aにおいて加熱された空気はファン12aによって送られ、コンベア8aの前縁と内扉2bとの間に形成された隙間G1から上方に吹き出し、商品収納ラック7aに収容された商品6に衝突してこれを加熱し、その後、吸気ダクト13aの上端吸気口から吸気ダクト13a内に吸引され、吸気ダクト13aの下端排気口からヒータ11cに吸い込まれる。ちなみに、加熱の場合は、法律上の規制がなく、したがって貯蔵室5aすなわち商品収納ラック7aに収容された商品6の全てを加熱する必要がなく、先に出庫される下部側の商品6を重点的に加熱できればよいものである。
冷却ユニットは、各貯蔵室5a,5b,5c内部にそれぞれ配置された蒸発器9a,9b,9cと、貯蔵庫の外部、つまり貯蔵庫の底壁を形成する断熱材3cの下方に配置された圧縮機14、及びファン15を有する凝縮器16と、これらを接続する冷媒配管17とから成り、圧縮機14と凝縮器16とが1本の冷媒配管17によって直列に接続されている。そして冷媒配管17は、凝縮器16の下流で分岐して、それぞれ貯蔵室5a,5b,5c(蒸発器9a,9b,9cに同じ)に導かれ、さらに貯蔵室5a,5b,5cを出た後は圧縮機14の上流で再び1本の冷媒配管17に統合されている。
そして、貯蔵室5a,5b,5cが商品6の種類や季節等に応じて冷却室または加熱室として適宜切り換えて使用され、冷却室では商品が保冷され、加熱室では商品が加温されるようになっている。
ところで、前述のように水平回動式扉(外扉2a及び内扉2b)を有するとともに、各貯蔵室5a,5b,5c内から各商品収納ラック7a,7b,7cをそれぞれ前方へ引き出し可能に構成してなる自動販売機1にあっては、水平回動式扉のヒンジ側に位置する(ここでは正面から見て左側に位置する)貯蔵室5aの側面の断熱材3dと商品収納ラック7aとの間に水平回動式扉(特に内扉2b)の厚みに応じた隙間G2を設けている。この隙間G2は、水平回動式扉の最大開放角度が90度に制限されるコーナ等に当該自動販売機1が設置されても、水平回動式扉と干渉することなくヒンジ側に位置する貯蔵室5a内から商品収納ラック7aを扉と干渉することなく引き出せるようにするために設けられているものである(例えば特許文献1参照)。
特開2002−197526号公報
従来の自動販売機1は、以上のように構成され、水平回動式扉のヒンジ側(左側)に位置する貯蔵室5aの側面の断熱材3dと商品収納ラック7aとの間に、水平回動式扉の厚みに応じた隙間G2を設けて、コーナ等に自動販売機1が設置されても、ヒンジ側の貯蔵室5a内から商品収納ラック7aを引き出せるようにしている。しかしながら、隙間G2は、貯蔵室5a内で風が通り易い風路となる。このため、コンベア8aの前縁と内扉2bとの間の隙間G1から吹き出して直ぐに隙間G2へ流れる空気の量が多く、商品6との間の熱交換効率が低下する要因となっていた。すなわち、隙間G2へ流れた空気は、商品6と衝突することなく隙間G2内を上昇しながら後方奥へ流れ、吸気ダクト13cの上端吸気口へと直接流れ込む。つまり、隙間G2は、商品6の加熱(又は冷却)に寄与しない風の流れを発生させる要因となっていた。更に、必然的に隙間G2内を流れる風から側面の断熱材3dを介した外部への放熱量(熱ロス)も大きくなるという難点があった。
本発明の技術的課題は、水平回動式扉のヒンジ側の貯蔵室内の側面に形成される隙間が風路となるのを防止できて、熱ロスの低減、及び商品との間の熱交換効率を向上させ得るようにすることにある。
(1)本発明に係る自動販売機は、下記の構成からなるものである。すなわち、前面に水平回動式扉を有するとともに、庫内の左右に温度を独立して調整可能な複数の貯蔵室を備え、かつ各貯蔵室内には、前方へ引き出し可能で商品を縦方向に収納して順次下方向に移送する商品収納ラックと、商品収納ラックから落下した商品を庫外に搬出するためのコンベアと、貯蔵室内を加熱・冷却するためのファン、ヒータ、及び蒸発器とを設置してなる自動販売機において、水平回動式扉のヒンジ側に位置する貯蔵室の側面断熱材と商品収納ラックとの間の隙間に、補助断熱材を設置したものである。
(2)補助断熱材に、ファンから吹き出されて貯蔵室内を循環する空気の一部を通過させて商品収納ラックの高さ方向中間部に直接向かわせる内部風路を設けたものである。
(3)補助断熱材は、前記隙間に着脱自在で、上下、左右、又は表裏を反転しても前記隙間に挿入可能な構造を有し、その表裏を反転させて前記隙間に取り付けた場合には、その内部風路が側面断熱材にて閉塞されるように構成されてなるものである。なお、ここでいう閉塞とは、内部風路の両端開口の一方のみが閉じられている状態を含むものである。
(4)補助断熱材は、真空断熱材または発泡材から構成されてなるものである。
本発明においては、水平回動式扉のヒンジ側に位置する貯蔵室の側面断熱材と商品収納ラックとの間の隙間に、補助断熱材を設置して、側面断熱材と商品収納ラックとの間の隙間を補助断熱材で埋めて無くするようにしているので、ファンから吹き出されて隙間へ流れる空気の流れが無くなり、商品と衝突する空気の量を増やすことができる。このため、熱ロスの低減、及び商品との間の熱交換効率が向上する。
また、補助断熱材に、ファンから吹き出されて貯蔵室内を循環する空気の一部を通過させて商品収納ラックの高さ方向中間部に直接向かわせる内部風路を設けているので、商品収納ラックに収納されている商品のうち、下部側の商品と衝突する空気の量を増やすことができる。このため、水平回動式扉のヒンジ側に位置する貯蔵室を加熱室として使用することで、先に出庫される下部側の商品を重点的に加熱することができ、加熱効率が向上し、省エネルギ効果が得られる。
また、補助断熱材は、前記隙間に着脱自在で、上下、左右、又は表裏を反転しても前記隙間に挿入可能な構造を有し、その表裏を反転させて前記隙間に取り付けた場合には、その内部風路が側面断熱材にて閉塞されるように構成しているので、前記隙間に補助断熱材をその表裏を反転させて取り付けることで、商品収納ラックに収納されている全ての商品と衝突する空気の量を増やすことができ、水平回動式扉のヒンジ側に位置する貯蔵室を冷却室として使用することができる。
また、補助断熱材を、真空断熱材または発泡材から構成することで、製作が容易となる。
実施の形態1.
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る自動販売機の補助断熱材と貯蔵室との関係を前面の水平回動式扉を除いた状態で示す分解斜視図、図2はその貯蔵室内に補助断熱材を設置した状態を示す正面図、図3はその補助断熱材を拡大して示す斜視図、図4はその商品収納ラックを拡大して示す斜視図、図5はその貯蔵室の要部である補助断熱材設置部を拡大して示す斜視図、図6は商品収納ラック及び補助断熱材をスライド自在に支持するレールの要部を斜め下方より示す斜視図、図7はその貯蔵室を冷却室として使用する場合の補助断熱材の姿勢を示す説明図、図8はその貯蔵室を冷却室として使用する場合の補助断熱材と貯蔵室との関係を前面の水平回動式扉を除いた状態で示す分解斜視図であり、各図中、前述の従来例のものと同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。また、説明にあたっては前述の図12を参照するものとする。なお、各図中の補助断熱材については説明の都合上、実際の厚みより厚く表記してある。
本実施形態の自動販売機1は、水平回動式扉(外扉2a及び内扉2b)のヒンジ側に位置する貯蔵室5aの側面の断熱材(以下、側面断熱材という)3dと商品収納ラック7aとの間の隙間G2に、内部風路21を有する補助断熱材20を設置したものである。
これを更に詳述すると、補助断熱材20は、真空断熱材または発泡材から成り、隙間G2に着脱自在で、図1、図3、図7及び図8のように上下、左右、又は表裏を反転しても隙間G2に挿入可能な直方体構造を有している。内部風路21は、補助断熱材20の短辺側の側縁20cに設けた風路入口21bと補助断熱材20の表面(一端面)20aの高さ方向中間部に設けた風路出口21aとの間を接続するL形に形成され、奥行き方向に複数(ここでは2つ)並設されている。
また、コンベア8aの側方には、図5及び図6のように商品収納ラック7a及び補助断熱材20をスライド自在に支持するレール22が配置されている。レール22は、一側辺が幅広に設定されてその端縁が外方に折曲された溝形部材から成り、その折曲部が商品収納ラック7aを案内支持するラック支持部22aとして、またその一側辺の幅広部が補助断熱材20をスライド自在に支持する補助断熱材支持部22cとして、それぞれ構成されている。また、ラック支持部22aの手前側端に、商品収納ラック7aの引き出しストロークを規定する突起状のストッパ22bが形成され、さらに補助断熱材支持部22cに、補助断熱材20の各内部風路21のピッチに合わせて各風路入口21bと連通可能な複数(ここでは2つ)の孔22dが形成されている。それ以外の構成は前述の従来例のものと同様である。
本実施形態の自動販売機1において、貯蔵室5aを加熱室として使用する場合は、図1及び図3のように補助断熱材20の側縁20cの風路入口21bが下向き、風路出口21aが商品収納ラック7a側を向くように、つまり表面20aを商品収納ラック7a側に向かせた状態で、補助断熱材20をその先端面が貯蔵室5aの背面に当接するまで隙間G2内へ挿入する。これにより、各内部風路21の各風路入口21bとレール22の各孔22dとの位置合わせが行われ、これらが連通する。したがって、ヒータ11a及びファン12aを作動すると、ヒータ11aにおいて加熱された空気はファン12aによって送られ、図12のようにコンベア8aの前縁と内扉2bとの間の隙間G1から上方に吹き出し、大部分は商品収納ラック7aに収容された商品6に衝突してこれを加熱し、その後、吸気ダクト13aの上端吸気口から吸気ダクト13a内に吸引され、吸気ダクト13aの下端排気口からヒータ11cに吸い込まれる。
また、ファン12aから吹き出されて貯蔵室5a内を循環する空気(暖気)の一部は、図5のようにレール22の補助断熱材支持部22cの各孔22dから各内部風路21の各風路入口21b内へ進入して内部風路を通過し、各風路出口21aから商品収納ラック7aの高さ方向中間部に直接向かい、商品収納ラック7aの高さ方向中間部に収容された商品6に衝突してこれを加熱し、その後、吸気ダクト13aの上端吸気口から吸気ダクト13a内に吸引される。これにより、先に出庫される下部側の商品6を重点的に加熱することができ、下部側の商品6と衝突する空気(暖気)の量を増やすことができる。このため、熱ロスの低減、及び下部側の商品6との間の熱交換効率が向上する。
貯蔵室5aを冷却室として使用する場合は、図7及び図8のように補助断熱材20の側縁20cの風路入口21bを上に、更に補助断熱材20の表裏を反転させた状態、つまり裏面20bを商品収納ラック7a側に向かせた状態で、補助断熱材20をその先端面が貯蔵室5aの背面に当接するまで隙間G2内へ挿入する。これにより、補助断熱材20は、各内部風路21の各風路入口21bが貯蔵室5aの頂面の断熱材3aにて閉塞され、更に各内部風路21の各風路出口21aが側面断熱材3dにて閉塞されるので、単に隙間G2を埋めるブロックとして機能する。したがって、蒸発器9a及びファン12aを作動すると、蒸発器9aにおいて冷却された空気はファン12aによって送られ、図12のようにコンベア8aの前縁と内扉2bとの間の隙間G1から全て上方に吹き出し、商品収納ラック7aに収容された商品6に衝突してこれを冷却し、その後、吸気ダクト13aの上端吸気口から吸気ダクト13a内に吸引され、吸気ダクト13aの下端排気口から蒸発器9aに吸い込まれる。これにより、ファン12aから吹き出されて隙間へ流れる空気(冷気)の流れが無くなり、商品6と衝突する空気(冷気)の量を増やすことができる。このため、熱ロスの低減、及び商品6との間の熱交換効率が向上する。
また、補助断熱材20を真空断熱材または発泡材から構成すれば、製作が容易となる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2に係る自動販売機の補助断熱材を示す斜視図、図10はその補助断熱材と貯蔵室との関係を前面の水平回動式扉を除いた状態で示す分解斜視図であり、各図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。また、ここでも説明にあたっては前述の図12を参照するものとする。なお、ここでも各図中の補助断熱材については説明の都合上、実際の厚みより厚く表記してある。
本実施形態の自動販売機1は、水平回動式扉(外扉2a及び内扉2b)のヒンジ側に位置する貯蔵室5aの側面断熱材3dと商品収納ラック7aとの間の隙間G2に設置する補助断熱材30の内部風路31を、補助断熱材30の表面(一端面)30aの下部に設けた風路入口31bと同じ表面30aの高さ方向中間部に設けた風路出口31aとの間を接続するコ字形に形成し、奥行き方向に複数(ここでは2つ)並設したものである。それ以外の構成は前述の従来例のものと同様である。
本実施形態の自動販売機1において、貯蔵室5aを加熱室として使用する場合は、補助断熱材30の風路入口31bと風路出口31aが商品収納ラック7a側を向くように、つまり表面30aを商品収納ラック7a側に向かせた状態で、補助断熱材30をその先端面が貯蔵室5aの背面に当接するまで隙間G2内へ挿入する。ヒータ11a及びファン12aを作動すると、ヒータ11aにおいて加熱された空気はファン12aによって送られ、図12のようにコンベア8aの前縁と内扉2bとの間の隙間G1から上方に吹き出し、大部分は商品収納ラック7aに収容された商品6に衝突してこれを加熱し、その後、吸気ダクト13aの上端吸気口から吸気ダクト13a内に吸引され、吸気ダクト13aの下端排気口からヒータ11cに吸い込まれる。
また、ファン12aから吹き出されて貯蔵室5a内を循環する空気(暖気)の一部は、商品収納ラック7aから各内部風路31の各風路入口31b内へ進入して内部風路を通過し、各風路出口31aから商品収納ラック7aの高さ方向中間部に直接向かい、商品収納ラック7aの高さ方向中間部に収容された商品6に衝突してこれを加熱し、その後、吸気ダクト13aの上端吸気口から吸気ダクト13a内に吸引される。これにより、先に出庫される下部側の商品6を重点的に加熱することができ、下部側の商品6と衝突する空気(暖気)の量を増やすことができる。このため、熱ロスの低減、及び下部側の商品6との間の熱交換効率が向上する。
貯蔵室5aを冷却室として使用する場合は、図9及び図10のように補助断熱材30の風路入口31bと風路出口31aが側面断熱材3d側を向くように、つまり裏面30bを商品収納ラック7a側に向かせた状態で、補助断熱材30をその先端面が貯蔵室5aの背面に当接するまで隙間G2内へ挿入する。これにより、補助断熱材30は、各内部風路31の各風路入口31bと各風路出口31aが側面断熱材3dにて閉塞されるので、単に隙間G2を埋めるブロックとして機能する。したがって、蒸発器9a及びファン12aを作動すると、蒸発器9aにおいて冷却された空気はファン12aによって送られ、図12のようにコンベア8aの前縁と内扉2bとの間の隙間G1から全て上方に吹き出し、商品収納ラック7aに収容された商品6に衝突してこれを冷却し、その後、吸気ダクト13aの上端吸気口から吸気ダクト13a内に吸引され、吸気ダクト13aの下端排気口から蒸発器9aに吸い込まれる。これにより、ファン12aから吹き出されて隙間へ流れる空気(冷気)の流れが無くなり、商品6と衝突する空気(冷気)の量を増やすことができる。このため、熱ロスの低減、及び商品6との間の熱交換効率が向上する。
また、補助断熱材30の風路入口31bと風路出口31aを同一面(表面30a)に形成しているので、貯蔵室5aの使用形態に応じて補助断熱材30の表裏を反転させるだけでよく、冷却室から加熱室、又はその逆の切換が容易となる。
また、補助断熱材30をスライド自在に支持するレール22(図5、図6)に、内部風路31との連通孔を形成する必要が無くなって加工が容易となる。
なお、前述の各実施の形態においては補助断熱材の各内部風路の出口をいずれも表面の高さ方向中間部の同一高さ位置に設けたものを例に挙げて説明したが、これに限るものでなく、貯蔵室5a内を循環する空気(暖気)の挙動に応じて、例えば手前側は低く、奥側は高くなるように高さ位置を異ならせてもよい。
本発明の実施の形態1に係る自動販売機の補助断熱材と貯蔵室との関係を前面の水平回動式扉を除いた状態で示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機の貯蔵室内に補助断熱材を設置した状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機の補助断熱材を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機の商品収納ラックを拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機の貯蔵室の要部である補助断熱材設置部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機の商品収納ラック及び補助断熱材をスライド自在に支持するレールの要部を斜め下方より示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機の貯蔵室を冷却室として使用する場合の補助断熱材の姿勢を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る自動販売機の貯蔵室を冷却室として使用する場合の補助断熱材と貯蔵室との関係を前面の水平回動式扉を除いた状態で示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機の補助断熱材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機の補助断熱材と貯蔵室との関係を前面の水平回動式扉を除いた状態で示す分解斜視図である。 従来の自動販売機の前面の扉を除いた概略構成を示す正面図である。 従来の自動販売機の稼働時の貯蔵室内循環空気の流れを説明するための説明図である。
符号の説明
1 自動販売機
2a 外扉(水平回動式扉)
2b 内扉(水平回動式扉)
3d 側面断熱材
5a 貯蔵室(扉のヒンジ側の貯蔵室)
5b,5c 貯蔵室
6 商品
7a,7b,7c 商品収納ラック
8a,8b,8c コンベア
9a,9b,9c 蒸発器
11a,11b,11c ヒータ
12a,12b,12c ファン
G2 隙間
20,30 補助断熱材
21,31 内部風路

Claims (4)

  1. 前面に水平回動式扉を有するとともに、庫内の左右に温度を独立して調整可能な複数の貯蔵室を備え、かつ各貯蔵室内には、前方へ引き出し可能で商品を縦方向に収納して順次下方向に移送する商品収納ラックと、商品収納ラックから落下した商品を庫外に搬出するためのコンベアと、貯蔵室内を加熱・冷却するためのファン、ヒータ、及び蒸発器とを設置してなる自動販売機において、
    前記水平回動式扉のヒンジ側に位置する貯蔵室の側面断熱材と商品収納ラックとの間の隙間に、補助断熱材を設置したことを特徴とする自動販売機。
  2. 前記補助断熱材に、前記ファンから吹き出されて前記貯蔵室内を循環する空気の一部を通過させて前記商品収納ラックの高さ方向中間部に直接向かわせる内部風路を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 前記補助断熱材は、前記隙間に着脱自在で、上下、左右、又は表裏を反転しても前記隙間に挿入可能な構造を有し、その表裏を反転させて前記隙間に取り付けた場合には、前記内部風路が前記側面断熱材にて閉塞されるように構成されてなることを特徴とする請求項2記載の自動販売機。
  4. 前記補助断熱材は、真空断熱材または発泡材から構成されてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動販売機。
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