JP2007079129A - 定着用誘導加熱装置 - Google Patents

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Takaaki Tanaka
貴章 田中
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Abstract

【課題】加熱ローラの温度分布均一性を高めることができるコンパクトな定着用誘導加熱装置を提供する。
【解決手段】定着用誘導加熱装置10は、加熱ローラ12と、加熱ローラ12を電磁誘導加熱するための誘導コイル16と、トナーが載った記録媒体を加熱ローラ12に押し付けながら搬送するための加圧ローラ14を具備する。誘導コイル16は、加熱ローラ12の端部側にそれぞれ配置され、直列接続された端部コイル部26と、端部コイル部26に直列接続され、加熱ローラ12の長軸方向全域にわたって巻き廻された全域コイル部28を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真法を用いる複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、記録媒体上に転写されたトナー像を定着させるための定着用誘導加熱装置に関する。
例えば、電子写真法を用いる複写機等においては、感光ドラム上に静電潜像を形成し、これにトナーを付着させて現像し、こうして形成される可視像(トナー像)を記録媒体(例えば、用紙、プラスチックフィルム)上に転写し、その後、この記録媒体上に転写されたトナー像を定着装置により定着させている。
この定着装置としては電磁誘導加熱を用いたものが種々提案されており、例えば、特許文献1には、加熱ローラの軸線方向に沿って伸びる一対の延在コイル部と、加熱ローラの端部に各延在コイル部の両端に連なるように加熱ローラの周方向に沿って設けられたコイル端部とを有する誘導コイルが開示されており、この誘導コイルを備えた誘導加熱装置では、加熱ローラの軸方向端部で鎖交する磁束を均一化して、加熱ローラの軸線方向端部における温度分布むらを解消することができると記されている。
また、特許文献2には、加熱ローラの軸線方向に沿って伸びる一対の延在コイルの長さを、加熱ローラの軸線方向長さよりも長くした誘導コイルが開示されており、このような誘導コイルを備えた誘導加熱装置もまた、加熱ローラの軸線方向端部における温度分布を均一にすることができると記されている。
しかしながら、この特許文献1に開示された誘導加熱装置では、コイル端部が加熱ローラの長軸方向端より内側に配設されている。つまり、誘導コイルの長さが加熱ローラの長軸方向長さよりも短く設定されている。また、加熱ローラはその端部が回転自在に実機に装着されているため、加熱ローラの端部は、加熱ローラの中央部よりも熱容量が大きい。このため、特許文献1に開示された誘導加熱装置では、加熱ローラの端部の温度が上がり難く、加熱ローラの温度分布を均一にすることが難しいと考えられる。
また、特許文献2に開示された誘導加熱装置では、誘導コイルの長さが必然的に加熱ローラの長さよりも長くなってしまうので、装置の大型化は避けられない。また、延在コイルの長さを加熱ローラの長さより長くすると、加熱ローラに作用する交番磁界の大きさは加熱ローラの長軸方向で均一になるが、上述したように加熱ローラの端部は加熱ローラの中央部よりも熱容量が大きいために、結果的に加熱ローラの端部では加熱不足となり、加熱ローラの温度分布を均一にすることは困難である。
特開2003−86344号公報 特開2001−66919号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、加熱ローラの温度分布均一性を高めることができるコンパクトな定着用誘導加熱装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1によれば、定着用加熱ローラと、前記定着用加熱ローラを電磁誘導加熱するために前記定着用加熱ローラに隣接配置された誘導コイルと、トナーが載った記録媒体を前記定着用加熱ローラに押し付けながら搬送するための加圧ローラと、を具備する定着用誘導加熱装置であって、前記誘導コイルは、前記定着用加熱ローラの端部側にそれぞれ配置された、直列接続された端部コイル部と、前記端部コイル部に直列接続され、前記定着用加熱ローラの長軸方向全域にわたって巻き廻された全域コイル部と、を有することを特徴とする定着用誘導加熱装置を提供する。
本発明によれば、加熱ローラの両端近傍での磁束が大きくなるので、加熱ローラの両端をその中心部よりも強く加熱することができる。これにより、加熱ローラの温度均一性を高めることができる。また、誘導コイルの長さを加熱ローラの軸長内に納めることができるので、コンパクトな構成とすることができる。特に、端部コイル部と全域コイル部を加熱ローラの径方向において重なり合うように配置すると、複写機等の実機へ装着する観点から、スペース効率がよくなる。これにより、実機をコンパクトに設計することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1に本発明の一実施形態に係る定着用誘導加熱装置の概略構成を示す斜視図を示す。この定着用誘導加熱装置10は、電磁誘導加熱により所定温度に加熱される定着用加熱ローラ(以下「加熱ローラ」という)12と、トナーが載った紙等の記録媒体を加熱ローラ12に押し付けながら搬送するための加圧ローラ14と、加熱ローラ12を電磁誘導加熱するために加熱ローラ12に隣接配置された誘導コイル16と、誘導コイル16を保持するためのコイル保持部材18とを備えている。定着用誘導加熱装置10は、レーザープリンタやコピー機等の印刷機器に装着される。
加熱ローラ12は円柱状で、以下、その長軸方向をX軸方向とする。加熱ローラ12の枢軸22の両端には歯車(図示せず)が取り付けられ、その歯車を電動機等で回転させることにより、所定の速度で回転することができるようになっている。加熱ローラ12には、磁性を有し、導電性のある材料が用いられ、この材料誘導コイル16によって形成される交番磁界中で渦電流が誘導されて発熱する。このような発熱部は、加熱ローラ12の外周近傍に層状に形成されていてもよい。加熱ローラ12の表面には、トナーのオフセットを防止するための離型層(図示せず)が設けられる。
加圧ローラ14は、円柱状で、加熱ローラ12と平行に配置されている。加圧ローラ14は、金属製の円柱体の表面にシリコンゴム等の耐熱性弾性体からなる層が形成された構造を有している。加圧ローラ14の枢軸24の両端は、加熱ローラ12と加圧ローラ14の間に用紙を挟んで加圧ローラ14を回転させた際にこれらの間に作用する摩擦力によって回転することができるように、回転自在に図示しない保持機構により保持される。
誘導コイル16には、例えば、直径0.2mmφのエナメル線を撚り合わせたリッツ線からなるコイル素線31が用いられ、最大で十数アンペアの電流を流すことができるようになっている。
図2に、誘導コイル16の構造を、図1中のAA軸の位置においてX軸と直交する断面図で示す。また、図3に誘導コイル16の概略構造をX軸およびAA軸を含む平面に投影して示す。誘導コイル16は、加熱ローラ12の長軸方向端側にそれぞれ設けられた端部コイル部26と、加熱ローラ12の長軸方向全域にわたって巻き廻された全域コイル部28から構成されている。2つの端部コイル部26は直列接続され、これら端部コイル部26と全域コイル部28もまた直列接続されている。つまり、誘導コイル16は1本のコイル素線31で構成されている。
前述の通り、加熱ローラ12は回転駆動することができるように印刷機器に装着されるので、枢軸22を通して熱が逃げやすい。このため、加熱ローラ12の端部は加熱ローラ12の中央部よりも熱容量が大きくなる。しかし、誘導コイル16では、加熱ローラ12の端部側で、コイル素線31の巻数が多くなっているために、磁束が大きくなる。そのため、加熱ローラ12の両端をその中心部よりも強く加熱することができる。
図4に、誘導コイル16と、全域コイル部28のみからなる誘導コイルをそれぞれ用いて加熱ローラ12を加熱したときの加熱ローラ12の表面温度分布を示す。この図4に示されるように、端部コイル部26を設けることにより、加熱ローラ12の温度均一性を高めることができる。
図3に示されるように、誘導コイル16のX方向長さL1は、加熱ローラ12の軸長L以下とすることができる。これにより、定着用誘導加熱装置10全体をコンパクトな構成とすることができる。端部コイル部26のX方向長さL2と巻き数、全域コイル部28の巻き数はそれぞれ、加熱ローラ12の軸長および加熱ローラ12の直径等に応じて、適宜、設定すればよい。
図2に示されるように、端部コイル部26と全域コイル部28は、加熱ローラ12の径方向において重なり合うように配置されている。このような形態とすることにより、印刷機器におけるスペース効率がよくなり、印刷機器等をコンパクトに設計することができるようになる。なお、ここでは、端部コイル部26が加熱ローラ12側に配置されているが、全域コイル部28が加熱ローラ12側に設けられていてもよい。また、誘導コイル16では、1層の端部コイル部26と、1層の全域コイル部28から構成されているが、端部コイル部26と全域コイル部28はそれぞれ複数層で構成されていてもよい。
コイル保持部材18は、印刷機器のフレーム等に固定される。コイル保持部材18の平面形状を誘導コイル16の巻き廻しの形態に合わせると、誘導コイル16を形成するためのコイル素線31の巻き廻し作業が容易となる。誘導コイル16が自立して形態を保持することができるものであれば、コイル保持部材18は必要ではない。
次に、誘導コイル16の変形例について説明する。図5に、誘導コイル16aの構造を先に示した図2と同様の断面図で示す。また、図6に、誘導コイル16aを先に示した図3と同様の平面投影図で示す。この誘導コイル16aもまた、加熱ローラ12の長軸方向端側にそれぞれ配置された端部コイル部26aと、加熱ローラ12の長軸方向全域にわたって巻き廻された全域コイル部28aから構成され、2つの端部コイル部26aは直列接続され、これら端部コイル部26aと全域コイル部28aもまた直列接続されている。
この誘導コイル16aでは、全域コイル部28aが端部コイル部26aを囲っているので、全体的に厚さが薄い構造となっている。誘導コイル16aもまた、誘導コイル16と同様に、加熱ローラ12の端部側でコイル素線31の巻数が多くなっているために、磁束が大きくなる。こうして、加熱ローラ12の両端をその中心部よりも強く加熱することができるので、加熱ローラ12の温度均一性を高めることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々変形して実施可能である。
本発明の一実施形態に係る定着用誘導加熱装置の概略構成を示す斜視図。 誘導コイルの概略構造を示す断面図。 誘導コイルの概略構造を示す平面投影図。 本発明に係る定着用誘導加熱装置における加熱ロールの温度分布と従来の定着用誘導加熱装置における加熱ロールの温度分布を比較して示す図。 別の誘導コイルの概略構造を示す断面図。 別の誘導コイルの概略構造を示す平面投影図。
符号の説明
10…定着用誘導加熱装置、12…加熱ローラ、14…加圧ローラ、16・16a…誘導コイル、18…コイル保持部材、22・24…枢軸、26・26a…端部コイル部、28・28a…全域コイル部、31…コイル素線。

Claims (3)

  1. 定着用加熱ローラと、
    前記定着用加熱ローラを電磁誘導加熱するために前記定着用加熱ローラに隣接配置された誘導コイルと、
    トナーが載った記録媒体を前記定着用加熱ローラに押し付けながら搬送するための加圧ローラと、
    を具備する定着用誘導加熱装置であって、
    前記誘導コイルは、
    前記定着用加熱ローラの端部側にそれぞれ配置され、直列接続された端部コイル部と、
    前記端部コイル部に直列接続され、前記定着用加熱ローラの長軸方向全域にわたって巻き廻された全域コイル部と、
    を有することを特徴とする定着用誘導加熱装置。
  2. 前記端部コイル部と前記全域コイル部は、前記定着用加熱ローラの径方向において重なり合うように配置されている特徴とする請求項1に記載の定着用誘導加熱装置。
  3. 前記全域コイル部は前記端部コイル部を囲うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着用誘導加熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114365A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 誘導加熱定着装置及び画像形成装置
JP2016090600A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 誘電加熱定着装置及び画像形成装置

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JP2015114365A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 誘導加熱定着装置及び画像形成装置
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