JP2007079065A - クリーニング装置、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 「画像流れ」や「トナーフィルミング」と言った像担持体1の表面層の変質、堆積に起因する問題を解消して、長期にわたって、像担持体1の表面性能を最適に維持できるクリーニング装置を提供する。
【解決手段】 回転駆動されて像担持体1に接触するブラシ20を設ける。ブラシ20の毛体20aは、そのヤング率に断面積を乗じた値が0.5N以上20N以下で、相対移動して近づく被クリーニング面に向かって鋭角に傾斜して先端部を当接させる。摺擦位置におけるブラシ20の直径方向の変形量は0.4mmから1.2mmの範囲で、前記鋭角の角度をα度、前記変形量をtmmとするとき、αとtとが「―25t+50≦α≦―25t+95」の関係を満たしている。
【選択図】 図2
【解決手段】 回転駆動されて像担持体1に接触するブラシ20を設ける。ブラシ20の毛体20aは、そのヤング率に断面積を乗じた値が0.5N以上20N以下で、相対移動して近づく被クリーニング面に向かって鋭角に傾斜して先端部を当接させる。摺擦位置におけるブラシ20の直径方向の変形量は0.4mmから1.2mmの範囲で、前記鋭角の角度をα度、前記変形量をtmmとするとき、αとtとが「―25t+50≦α≦―25t+95」の関係を満たしている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像形成装置に搭載されて像担持体の表面状態を回復させるクリーニング装置、詳しくは、像担持体の表面を摺擦するブラシ部材の毛体の傾き角度に関する。
感光体ドラム、感光体ベルトと言った像担持体の表面に転写画像を形成して、転写材に転写させる静電写真方式の画像形成装置が実用化されている。静電写真方式の画像形成装置は、通常、転写画像を転写し終えた像担持体の表面状態を回復させるクリーニング装置を備えている。クリーニング装置の一部の機種は、円筒形の外観形状に毛体を植毛したブラシ部材を回転させて、像担持体の表面を摺擦することにより、像担持体の表面に残留したトナーやその他の付着物を除去する。
特許文献1に示される画像形成装置は、回転するブラシ部材を用いて像担持体の表面を摺擦するクリーニング装置を備えている。ブラシ部材は、円筒形の外観形状に毛体を植毛して形成され、毛体の傾きは、ブラシ部材の回転方向の後方側へ向かって傾斜している。
特許文献2に示される画像形成装置は、回転するブラシ部材を用いて像担持体の表面を摺擦するクリーニング装置を備えている。ブラシ部材は、円筒形の外観形状に毛体を植毛して形成され、毛体の傾きは、ブラシ部材の回転方向の前方側へ向かって傾斜している。
特許文献1、特許文献2に示されるクリーニング装置は、いずれも像担持体である感光体ドラムの表面に付着したトナーを除去することを目的としており、比較的に柔らかいブラシ部材を用いて感光体ドラムの表面に残留したトナーをはたき落とすものである。従って、毛体のヤング率に断面積を乗じて求められる毛体の値や毛体の傾き角度αが多少異なっていてもその機能的には大差が無い。
しかし、近年、像担持体の寿命延長を目的として、a−Siなどの硬い材質、特殊材料の表面層を形成した像担持体が採用され始めており、従来の比較的に柔らかいブラシ部材では十分なクリーニング効果を発揮できなくなった。a−Siなどの硬い材質、特殊材料の表面層を形成した像担持体では、トナー像転写後の付着物の除去が不十分だと、「画像流れ」や「トナーフィルミング」などの問題が発生する。ここで、「画像流れ」とは、一次帯電器等から発生する放電生成物等の付着物が像担持体上に付着することによって、朝一番の使用に際して画像が流れてしまう現象である。また、「トナーフィルミング」とは、像担持体上にトナーまたはトナー中の成分が付着・成長して、不良画像の発生に至る現象である。
すなわち、a−Siなどの硬い材質、特殊材料の表面層を形成した像担持体では、表面のトナーをはたき落とす程度の軽い摺擦では、運転時間とともに、トナーやトナー中の成分、さらには像担持体に沿って配置された複数の帯電器で発生する放電生成物等が表面層に結合して次第に堆積し、像担持体の性能低下を引き起す。
そこで、硬質材料のブレード部材を像担持体の表面に当接させて配置し、像担持体の移動に伴って表面の堆積層を切削除去することが提案されたが、固定のブレード部材と像担持体の当接状態を当接線に沿った全域で揃えることは難しい。そして、多数の画像形成装置間で切削効果を揃えることはさらに困難である。また、固定のブレード部材と移動する像担持体との組み合わせでは、振動による当接状態の変動や共振による異常切削を引き起す可能性もある。さらに、頼みのブレード部材も比較的に短期間で磨耗してしまい、切削効果を維持するためには頻繁な交換を要する。
本発明は、従来のブラシ部材では不可能な強力な切削効果を発揮でき、硬質材料のブレード部材よりも均等で微調整容易な切削効果を像担持体表面全体で長期間安定して持続できるクリーニング装置を提供することを目的としている。
本発明のクリーニング装置は、被クリーニング面を摺擦するブラシ部材を備えるクリーニング装置において、前記ブラシ部材の毛体は、そのヤング率に断面積を乗じた値が0.5N以上20N以下である。そして、前記毛体は、相対移動して近づく前記被クリーニング面に向かって鋭角に傾斜して先端部を当接させ、摺擦位置における前記ブラシ部材の直径方向の変形量を0.4mmから1.2mmの範囲に設定し、前記鋭角に傾斜した角度をα度、前記変形量をtmmとするとき、前記αと前記tとが「―25t+50≦α≦―25t+95」の関係を満たしているものである。
本発明のクリーニング装置では、毛体が相対移動して近づく被クリーニング面に向かって鋭角に傾斜して先端部を当接させるので、毛体の先端部分と被クリーニング面との摩擦力が、被クリーニング面に毛体の先端部分をさらに食い込ませて毛体を圧縮する。従って、高められた圧縮反力による強い摺擦効果が得られる。
そして、毛体のヤング率に毛体の太さをかけた値が0.5N以上20N以下と、ブラシ部材として必要な柔軟性を保ちつつも、従来のトナーをはたき落とすブラシ部材に比較してかなり剛毛な範囲としている。従って、高められた圧縮圧力によって毛体が曲げや座屈を起こしにくく、摺擦面の圧力と圧力による切削能力とが損なわれにくい。
そして、―25t+50≦α≦―25t+95の関係によって、相対移動して近づく被クリーニング面に向かう鋭角を保ちつつも、ブラシ部材の直径方向の変形量tが大きい場合には、傾斜角度αを減じてさらに毛体を効率的に圧縮させる。言い換えれば、変形量tが大きいと、毛体に初期設定される曲げ変形量が増えて毛体が曲げ変形を起こし易くなるので、鋭角度を高めて摺擦面の圧縮圧力が損なわれないようにする。従って、変形量tの大小に起因する摺擦面の圧力格差、ひいては圧力による切削能力格差が小さくて済む。
そして、毛体の曲げ変形を引き起すブラシ部材の変形量tは、0.4≦t≦1.2とすれば、不必要な曲げ変形や座屈変形を回避しつつ、しかし、過剰な圧力上昇は毛体の曲げ変形や座屈で逃げて、毛体の異常な発熱や磨耗を防止できる。
ブラシ部材は、それぞれ少しずつ条件の異なる無数の毛体の先端部が被クリーニング面を摺擦するので、毛体の先端部ごとの圧力状態や摺擦能力は統計的な広がりを持っている。従って、ブラシ部材全体としての摺擦効果や損耗寿命は、実験的に確認して定めるしかなく、これらの数値限定および数式限定は、後述するように、理論モデルに従って組み立てた統一的な複数の実験の実験結果に基づいて定められている。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態であるクリーニング装置8を図面に基づいて説明する。本発明のクリーニング装置は、モノクロの画像形成を行う複写機100のみならず、単色、カラーに関わらず、アナログ及びデジタル複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置に搭載可能である。
本実施形態のクリーニング装置8は、以下に説明する限定的な構成部材の組み合わせには限定されず、感光体ドラム以外の一般的な像担持体に適用する等、それぞれの代替部材で一部または全部を置き換えた別の実施形態で実現してもよい。
<画像形成装置>
図1は本実施形態のクリーニング装置を搭載した複写機の構成の説明図、図2は本実施形態のクリーニング装置の構成の説明図、図3はクリーニング装置に装備されたブラシ部材の動作と、毛体の傾き角度の説明図、図4は毛体の傾き角度の別の説明図である。
図1は本実施形態のクリーニング装置を搭載した複写機の構成の説明図、図2は本実施形態のクリーニング装置の構成の説明図、図3はクリーニング装置に装備されたブラシ部材の動作と、毛体の傾き角度の説明図、図4は毛体の傾き角度の別の説明図である。
図1に示すように、複写機100の装置本体100Aの上部には、情報提供源である原稿30の画像情報を読み取る画像読取機構100Bが配置されている。装置本体100Aは、像担持体1に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する。像担持体1の周囲には、一次帯電器3、走査ミラー34、現像装置4、転写帯電器7、クリーニング装置8が配置される。
画像読取機構100Bの上面に配置されたプラテンガラス上に、原稿30は、画像面を下向きにして載置される。原稿30の画像は、図中左右方向に移動する光源31およびミラー5aを通じて取り込まれる。光源31で照明された細長い領域の画像は、ミラー5a、5b、5cを経て光学系31に入射し、光学系31の画像読取素子によって線画像が読み取られる。光源31およびミラー5aの移動に伴って読み取られる多数の線画像に基づいて、制御用のCPU32が画像データを形成する。CPU32は、画像データを展開してデジタル画像信号を形成し、感光体ドラム1の回転に同期したタイミングで光源装置33へ送出する。光源装置33は、デジタル画像信号に基づいて強度変調されたレーザ光35を走査ミラー34に射出し、走査ミラー34は、像担持体1の外周面にレーザ光35を走査して照射する。
像担持体1は、図中の矢印X方向に回転しており、回転の上流側に配置された一次帯電器3によって外周面が一様に帯電された後、走査されたレーザ光35が照射されることにより、その外周面の帯電部位に静電潜像が形成される。そして、静電潜像は、現像装置4に収容された現像剤であるトナーによってトナー像として現像される。
次に、像担持体1の外周面に形成されたトナー像が転写帯電器7により記録媒体Pに転写された後、記録媒体Pが像担持体1の外周面から分離され、分離された記録媒体Pは、搬送ベルト45によって定着装置9へと搬送される。定着装置9に搬送された記録媒体Pは、定着装置9からの熱供給及び圧力付与により、トナー像の定着処理が施された後、機外の排紙トレイ46上に排出される。
そして、転写帯電器7でトナー像を転写した像担持体1の外周面は、回転下流側に配置された本実施形態のクリーニング装置8へ送り込まれ、後述するように、クリーニング装置8により、残留物の除去等のクリーニング処理が施される。その後、像担持体1の外周面は、光照射されて静電潜像を解消され、再び一次帯電器3へ送り込まれて次の静電潜像形成に備える。
一方、紙及び合成樹脂等で構成された記録媒体P(以下、本実施形態にあっては、記録媒体Pが紙で構成される場合について説明する)は、装置本体100Aの下部にて取り外し自在に配置された上下2段のカセット41、41から給紙ローラ対42、42により選択的に給紙された後、給紙ローラ対42、42から搬送方向下流側に配置されたレジストローラ対43へと搬送される。
レジストローラ対43に搬送された記録媒体Pは、像担持体1の回転に同期して、像担持体1及び転写帯電器7の間に形成された転写空間に搬送され、前述のように転写処理及び定着処理が施された後、排紙トレイ46上に排出される。
<クリーニング装置>
図2に示すように、本実施形態のクリーニング装置8は、図中の矢印X方向(時計方向)に回転駆動される像担持体(感光体ドラム)1に隣接して配置されている。像担持体1の外径は、φ84mmである。像担持体1には、表面のリフレッシュ効果が得られづらい硬い特殊材料の表面層が形成されている。具体的には、25℃、湿度50%の環境下でビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を用いて試験した時、荷重6mNで押し込んだ時のユニバーサル硬さ値(HU)が150N/mm2以上である。
図2に示すように、本実施形態のクリーニング装置8は、図中の矢印X方向(時計方向)に回転駆動される像担持体(感光体ドラム)1に隣接して配置されている。像担持体1の外径は、φ84mmである。像担持体1には、表面のリフレッシュ効果が得られづらい硬い特殊材料の表面層が形成されている。具体的には、25℃、湿度50%の環境下でビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を用いて試験した時、荷重6mNで押し込んだ時のユニバーサル硬さ値(HU)が150N/mm2以上である。
クリーニング装置8は、ブラシ20とクリーニングブレード22とにより、像担持体1の外周面をクリーニング処理する。ブラシ20は、円筒形の外観を有して、図中の矢印Y方向(反時計方向)に、像担持体1に対する周速比110%で回転駆動され、像担持体1の外周面に摺接して、表面に残留したトナーやタルク等の異物を除去する。
ブラシ20に当接させたスクレーバ21は、ブラシ20の毛体20aの先端部に接触して、ブラシ20に付着したトナー等をはたき落とす。ブラシ20の下流側に配置されたクリーニングブレード22は、像担持体1の外周面を摺擦して、像担持体1の表面に残留したトナーやタルク等の異物を除去する。クリーニング装置8の筐体内部に配置されたトナー搬送スクリュー23は、ブラシ20とクリーニングブレード22とによって像担持体1の表面から除去されたトナー等を搬送して、不図示の廃トナー収容部に回収する。
図3に示すように、ブラシ20は、回転軸20bの周囲に不図示の接着剤層を形成して、接着剤層により無数の毛体20aを50000本/平方インチの高密度で植毛・接着して構成されている。ただし、図3では、毛体20aの傾きを説明するために毛体20aの本数を省略して図示している。毛体20aは、ブラシ20の回転方向(図示矢印Y方向)と同じ方向に傾斜している。毛体20aの材質および断面積は、毛体20aのヤング率に毛体の断面積をかけた値が0.5N以上20N以下となるように硬めに選択してある。ブラシ20の周速度は、像担持体1の周速度よりも大きいので、硬めの毛体20Aの先端は、像担持体1の表面を突いて圧縮される。
ここで、ブラシ20の被クリーニング面への侵入量をtと定義する。侵入量tは、クリーニング装置初期におけるブラシ20の外径と像担持体1のドラム径との和から実際の両者の軸中心間距離を差し引いた値である。言い換えれば、外周が柔軟なブラシ20に初期設定された押し込み変形量tである。
また、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入角度、すなわち毛体20aの先端部の被クリーニング面に対する傾き角度をαとする。角度αは、像担持体1とブラシ20の外周円との交点を結んだ直線(直線A)とブラシ20の毛体20aの先端の接線(直線B)とのなす角度として定義される。言い換えれば、毛体20aの先端部と被クリーニング面とが相対移動によって近づく側から測定した、像担持体1とブラシ20が静止状態における初期設定の角度である。
ただし、後述するように、本実施形態では、侵入量tが、0.4mm≦t≦1.2mmの範囲であるため、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αは、図4に示すように、ブラシ20の外周円の接線(直線C)とブラシ20の先端の接線(直線B)とがなす角度θでも良い。
なお、後述する数値限定の範囲であれば、ブラシ20の毛体20aは直毛でも曲率を有していてもよい。このようなブラシ20の製造方法としては、例えば特許文献1に記載された公知の製造方法などを挙げることができる。
ブラシ20の毛体20aの材質としては、ポリエステル繊維、アクリル系繊維、フッ素系繊維、ナイロン繊維、ポリプロピレン繊維等の絶縁性繊維、また上記の材質にカーボンを分散することによって得られる導電性繊維がある。
これらの材質でも、本実施形態で説明するような特徴的な効果は得られるが、より効果を得るためには、ある程度の範囲のヤング率を備えた材質の毛体20aが好ましく、ヤング率に毛体20aの断面積を乗じた値が0.5N(ニュートン)以上、20N以下の範囲である毛体20aを備えたブラシ20が好ましい。
毛体20aのヤング率の測定に関しては、JIS L 1013−1992に示される方法に準じて測定される。
そこで、本実施形態においては、ブラシ20の毛体20aの材質にアクリルを用い、その毛体20aの長さが5mm、太さが6d、密度が50000本/平方インチに設定されている。この場合、毛体20aのヤング率に毛体20aの断面積を乗じた値は、約4N(ニュートン)である。
本実施形態のクリーニング装置8では、相対移動して近づく像担持体1の被クリーニング面に向かって鋭角に傾斜して先端部が当接するように、毛体20aを植毛して回転駆動された円筒外観のブラシ20を像担持体1の外周面に摺擦させる。そして、像担持体1の外周面に予め形成された静電記録層をこの摺擦によって次第に摩擦損耗させる条件下で画像形成を行う。
本実施形態のクリーニング装置8では、像担持体1の被クリーニング面に対して鋭角に傾斜して毛体20aが突き当たるので、毛体20aの先端部の摩擦力が毛体20aを被クリーニング面に食い込ませる方向に駆動する。従って、ブラシ20の直径方向の変形量である侵入量tによって初期設定された圧力よりも大きな圧力で、毛体20aの摺擦面が、像担持体1の表面を摺擦する。
従って、使用時間(耐久時間)が経過しても、像担持体1の外周面に「画像流れ」や「トナーフィルミング」を引き起すような堆積を残さない。従って、「画像流れ」や「トナーフィルミング」の発生を抑え、長期にわたって、高質画像を安定的に得ることができる。
また、硬めの毛体20aは、先端が被クリーニング面を突いて圧縮方向に変形するので、曲がり癖(毛倒れ等)が付きにくく、先端が損耗する前に曲がり癖が付いて寿命切れとなる可能性が低い。従って、圧縮を伴う摺擦効果は、毛体が損耗により限界を越えて短くなるまで長期間継続する。
ところで、像担持体(感光体ドラム)1はアルミシリンダの表面に感光層等を塗布して形成されている。塗布層の表面には掻き取られて良い層があって、その層が使用に伴って徐々に減って行き、層が損耗して無くなると形成画像の品質が低下して像担持体(感光体ドラム)1の寿命となり、その交換を行うこととなる。
本実施形態の硬い表面層を形成した像担持体1は、従来のより柔らかい表面層の像担持体1よりも使用に伴う損耗は遅いが、逆に、劣化、変質した表面層がそのまま残ったり、付着等によって表面層の厚みが増したりする。
そこで、本実施形態のクリーニング装置8では、ほんの少しづつ像担持体1の表面層が損耗する範囲にブラシ20の物性と運転条件とを限定することにより、ブラシ20の摺擦によって表面層が常に最適な機能状態にリフレッシュされる。
<毛体の傾き>
ところで、ブラシ20は、その毛体20aの傾斜方向に対して、表1に示す特性を有している。この表は、図2に示すように、ブラシ20と像担持体1との接触部における、ブラシ20の像担持体1に対する相対速度が、ブラシ20の移動方向を正とした場合、正である際の評価結果である。
ところで、ブラシ20は、その毛体20aの傾斜方向に対して、表1に示す特性を有している。この表は、図2に示すように、ブラシ20と像担持体1との接触部における、ブラシ20の像担持体1に対する相対速度が、ブラシ20の移動方向を正とした場合、正である際の評価結果である。
なお、ブラシ20と像担持体1との接触部におけるブラシ20の像担持体1に対する相対速度が負である場合には、摺擦力、持続性(寿命)の評価は、ブラシの移動方向に対する毛体20aの傾斜方向が同方向と逆方向とで入れ替わることはない。
表1に示すように、ブラシ20の毛体20aの傾斜方向が移動方向に対して逆方向である場合、ブラシ20の毛体20aの側面が像担持体1の表面を撫でる様に摺擦するため、あまり像担持体1への摺擦力が得られない。これに対して、移動方向に対して同方向に毛体20aが傾斜している場合は、ブラシ20の毛体20aが像担持体1の表面を掘るように摺擦するため、逆方向に毛体20aが傾斜しているブラシに比べ、高い摺擦力が得られる。
しかし、ブラシ20が初期状態であれば、表1で示した摺擦力が得られるが、積算使用時間が進むに従い、この特性は薄れていき、上述した「画像流れ」や「トナーフィルミング」等の問題が発生する。それが表1に示す、持続性(寿命)の欄の評価である。この原因として、以下の2つの要因が考えられる。
1つは、像担持体1とブラシ20とが摺擦し合う事により、ブラシ20の毛体20aが摩耗したり、毛体20aが倒れたりして、ブラシ20の像担持体1に対する押圧力が弱まり、ブラシ20の像担持体1への摺擦力が弱まるためである。特に、ブラシ20の移動方向に対する毛体20aの傾斜方向が同方向の場合に起こる現象である。
もう1つは、初期状態からブラシ20の像担持体1への摺擦力が弱いために、像担持体1表面のリフレッシュ効果が像担持体1への放電生成物等やトナー若しくはトナー中の成分等の付着量を下回り、像担持体1に付着物が徐々に蓄積していくことによるものである。これは、初期状態での摺擦力の評価が○であるブラシを用いても、積算使用時間が進むに従い、画像不良が発生する。特に、ブラシ20の移動方向に対する毛体20aの傾斜方向が逆方向の場合に起こる。
つまり、初期状態において、十分な摺擦力が得られなかったり、また、ブラシ20の劣化が抑制できず、像担持体1への摺擦力が徐々に得られなくなったりすると、「画像流れ」や「トナーフィルミング」などの問題が発生する。特に、これらの問題は、像担持体1表面のリフレッシュ効果が得づらい、高寿命を狙った硬い像担持体1に対して顕著に現れる。
<ブラシの最適な使用条件>
図5は空回転試験機の説明図、図6は初期設定された侵入量tとブラシの寿命との関係を示す線図、図7は初期設定された侵入量tと像担持体のクリーニング効果との関係を示す線図、図8はブラシの最適な運転条件領域を示す線図である。空回転試験機100Eは、図1に示す複写機100の装置本体100Aから不必要な部品を取り外して製作されている。
図5は空回転試験機の説明図、図6は初期設定された侵入量tとブラシの寿命との関係を示す線図、図7は初期設定された侵入量tと像担持体のクリーニング効果との関係を示す線図、図8はブラシの最適な運転条件領域を示す線図である。空回転試験機100Eは、図1に示す複写機100の装置本体100Aから不必要な部品を取り外して製作されている。
図5に示すように、空回転試験機100Eは、像担持体1とブラシ20とを備えており、図中の矢印X方向(時計方向)に像担持体1が回転駆動され、ブラシ20は、像担持体1の表面に対して周速比110%で順方向(矢印Y方向(反時計周り))に回転している。
そして、空回転試験機100Eを用いて、トナーを用いず空回転の耐久試験を行い、空回転を所定時間継続するごとに、ブラシ20の外径と像担持体1の膜厚を測定して、図6、図7に示す結果を得た。膜厚の測定には、渦電流式膜厚計(Fischer製 PERMASCOPE TYPE E111)を使用した。
図6では、ブラシ20の劣化(寿命)の指標として、ブラシ20の外径(mm)と空回転時間(時間)との関係を示している。図7では、ブラシ20の摺擦力の1つの指標として、像担持体1の膜厚(μm)と空回転時間(時間)との関係を示している。
耐久試験で用いたブラシ20の毛体20aの材質、太さ、長さ、密度はすべて同じであって、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αもすべて同じ60°に固定してある。そして、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが、それぞれ、0.2、0.4、0.6、1.0、1.2、1.4mmになるように設定してある。
図6に示すように、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが1.2mm付近を境に、侵入量tを大きくすると、ブラシ20の外径が使用時間に伴ってより小さくなる、すなわち、消耗や永久変形を起こす傾向にある。これは、像担持体1への押圧力が高いために、ブラシの毛体20aが像担持体1に当たった際の負荷が大きくなり、その毛体20aが摩耗してブラシ20の外径が小さくなっていくためである。
ブラシ20の像担持体1への侵入量tが1.2mmより大きい場合、ブラシ毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αを様々な角度に振っても、同様に、毛体20aが摩耗してブラシ20の外径が小さくなった。
図7に示すように、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが0.4mm付近を境に、ブラシ20の像担持体1への侵入量tを小さくすると、実験初期から、像担持体1の膜厚の変化量が小さくなる傾向にある。これは、像担持体1への押圧力が小さく、実験初期から既に像担持体1への十分な摺擦力が得られないためである。ブラシ20の像担持体1への侵入量tが0.4mmより小さい場合、ブラシの毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αを様々な角度に振っても、同様に、摺擦力が得られなかった。
また、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが1.2mmより大きい場合、実験初期から、像担持体1の膜厚の変化量が大きい。しかし、使用時間が進むに従い、ブラシ20の毛体20aが摩耗してブラシ20の外径が小さくなるため、像担持体1への摺擦力が得られなくなっていき、像担持体1の膜厚の変化量も小さくなっていく。
上記の事をまとめると、表2に示すような結果となった。
つまり、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが小さいと、ブラシの毛体20aの像担持体1への押圧力も小さくなるために、実験初期から、像担持体1への摺擦力が得られない。また、逆に、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが大きいと、実験初期の摺擦力は強いが、像担持体1に当たった際のブラシ20の毛体20aへの負荷が大きくなり、ブラシ20の毛体20aの摩耗量が多いために、使用時間が進むに従い、像担持体1への摺擦力が早く弱まっていく。これらの事から、像担持体1の表面をリフレッシュするのに十分な摺擦力が得られないため、「画像流れ」や「トナーフィルミング」が発生する。
そこで、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが0.4mm〜1.2mmの範囲であれば、ブラシ20の劣化速度が緩和される一方で、ブラシ20の像担持体1に対する押圧力も十分に確保できるため、「画像流れ」や「トナーフィルミング」の発生を抑えることができる。
<毛体の侵入角度α>
しかし、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが0.4mm〜1.2mmの範囲内であっても、ブラシ20の像担持体1への侵入量tと、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αとの組み合わせによっては、実験初期や時間経過後の摺擦力に差が生じ、像担持体1の表面をリフレッシュするのに十分な摺擦力が得られない場合があることが分かった。
しかし、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが0.4mm〜1.2mmの範囲内であっても、ブラシ20の像担持体1への侵入量tと、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αとの組み合わせによっては、実験初期や時間経過後の摺擦力に差が生じ、像担持体1の表面をリフレッシュするのに十分な摺擦力が得られない場合があることが分かった。
以下に、それを裏付ける検討結果を示す。この実験では、毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αをそれぞれ20°、40°、60°、80°、90°に異ならせたブラシ20を製作した。そして、ブラシ20の像担持体1への侵入量tを0.4mmに固定して、図5に示す空回転試験機100Eを用いて、トナーを用いず像担持体1を空回転させる耐久試験を行った。実験した各ブラシ20の材質、太さ、長さ、密度に関してはすべて同じである。
像担持体1は、図5に示すように、矢印X方向(時計方向)に回転駆動し、ブラシ20はこの像担持体1の表面に対して周速比110%で順方向(図示矢印Y方向(反時計周り))に回転している。空回転後、ブラシ20の外径、像担持体1の膜厚をそれぞれ測定した。ブラシ20の劣化(寿命)の1つの指標であるブラシの外径(mm)と空回転時間(時間)との関係のグラフと、ブラシ20の摺擦力の1つの指標である像担持体1の膜厚(μm)と空回転時間(時間)との関係のグラフとから得られた結果を表3にまとめる。
表3に示すように、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αを40°より小さくすると、実験初期から像担持体1への摺擦力が得られないことが分かった。これは、侵入角度αを小さくしていくと、段々とブラシ20の毛先が像担持体1表面を上滑りしやすくなり、像担持体表面をリフレッシュするための摺擦力が得られなくなるためである。
また、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αが90°の場合、実験初期から像担持体1への摺擦力があまり得られないことが分かった。これは、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αが90°付近では、ブラシ20の毛体20aが像担持体1に当たった際に摩擦抵抗で回転上流側へ曲がってしまい、ブラシ20の毛体20aの毛先が回転方向の上流側に向いて像担持体1の表面を撫でる様に摺擦するためである。更に、積算使用時間が進むに従い、ますますブラシ20の毛体20aが回転方向上流側に毛倒れして、摺擦力が得られなくなる。
次に、ブラシ20の像担持体1への侵入量tが1.2mmに固定して同様な実験を行った。すなわち、毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αをそれぞれ20°、40°、60°、80°、90°に異ならせたブラシ20を用いて、ブラシ20の像担持体1への侵入量tを0.4mmに固定し、図5に示す空回転試験機100Eを用いて、トナーを用いず像担持体1を空回転させる耐久試験を行った。その結果を表4にまとめる。
表4に示すように、侵入量tを1.2mmと比較的大きく設定して、毛体20aの像担持体1への侵入角度αを大きくした場合、大きな摺擦力が得られるが、使用時間が進むに従い、摺擦力が得られなくなることが分かった。これは、ブラシ20の毛体20aの傾斜方向が、初期状態に比べて反対方向(回転方向上流側)に向きやすくなり、ブラシ20の劣化が激しくなるためである。
しかし、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αが90°付近になると、ブラシ20の毛体20aが像担持体1に当たった際に、ブラシ20の毛体20aが回転方向上流側に向いてしまい、像担持体1の表面を撫でる様に摺擦する。従って、耐久初期からあまり摺擦力が得られなくなる。
そこで、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αを80°に固定し、ブラシ20の像担持体1への侵入量tを徐々に小さくしていき、上記と同様な評価を行った。その結果を表5に示す。
表5に示すように、ブラシ20の侵入量tを小さくしていくと、次第に、長時間の使用を経た後でも摺擦力が得られる事がわかった。これは、ブラシ20の毛体20aが像担持体1に浅く侵入するために、ブラシ20の毛体20aにかかる負荷が減少し、ブラシ20の毛体20aの傾斜方向が初期状態に比べて反対方向(回転方向上流側)に向きにくくなり、ブラシ20の劣化を抑制できているためである。
また、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αを80°に固定した際と同様、侵入角度αを70°に固定し、ブラシ20の像担持体1への侵入量tを徐々に小さくしていき、上記と同様な評価を行った。その結果を表6に示す。
表6に示すように、ブラシ20の侵入量tを小さくしていくと、次第に、長時間の使用を経た後でも摺擦力が得られる事がわかった。これは、ブラシ20の毛体20aが像担持体1に浅く侵入するために、ブラシ20の毛体20aにかかる負荷が減少し、ブラシ20の毛体20aの傾斜方向が初期状態に比べて反対方向(回転方向上流側)に向きにくくなり、ブラシ20の劣化を抑制できているためである。
つまり、従来のように、ただブラシの毛体20aを傾斜させれば、摺擦力を得られるわけではない事がわかった。
まず、ブラシ20の像担持体1に対する侵入量t<0.4の場合、像担持体1への摺擦力が得られず、逆に、ブラシ20の像担持体1に対する侵入量tを、1.2mmより大きくした場合、ブラシの毛体20aの劣化が抑制できない。
また、ブラシ20の像担持体1に対する侵入量が0.4≦t≦1.2の場合、この範囲内で、侵入量tが小さく、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αが小さい場合は、ブラシ20の毛体20aが像担持体1表面を上滑りしてしまう。従って、像担持体1表面をリフレッシュするための摺擦力が得られない。
また、ブラシ20の像担持体1に対する侵入量が0.4≦t≦1.2の場合、この範囲内で、侵入量tが大きく、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αが大きい場合は、大きな摺擦力が得られる。しかし、ブラシ20の毛体20aの傾斜方向が、初期状態に比べて反対方向(回転方向上流側)に向きやすく、ブラシ20の劣化が激しくなる。
つまり、ブラシ20の毛体20aの劣化を抑制しつつ、像担持体1への摺擦力を長期にわたって得るためには、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αとブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入量tを最適に組み合わせる必要がある。
そこで、ブラシ20の毛体20aの材質、太さ、長さ、密度はすべて同じにし、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入量t、ブラシ20の毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αを振って実験した。トナーを用いず、図8に示す空回転機を用いて、像担持体1の空回転耐久試験を行った。像担持体1は図示矢印X方向(時計方向)に回転駆動し、ブラシ20は、像担持体1の表面に対して周速比110%で順方向(図示矢印Y方向(反時計周り))に回転している。空回転後、ブラシ20の外径、像担持体1の膜厚をそれぞれ測定した。ブラシ20の劣化(寿命)の1つの指標であるブラシの外径(mm)と空回転時間(時間)との関係のグラフと、ブラシ20の摺擦力の1つの指標である像担持体1の膜厚(μm)と空回転時間(時間)との関係のグラフとから得られた結果を図8にまとめる。
図8に示すように、斜線で囲まれた領域Aは、摺擦力(初期)、摺擦力(耐久)、寿命のすべての評価で△以上の評価を得られた組み合わせのものであり、ブラシの毛体20aの劣化を抑制しつつ、像担持体1への摺擦力を長期にわたって得るための最適な条件である。この領域は、下記の式(1)に表される。
これまでの実験結果を考慮して、ブラシの最適な使用条件が説明される。図8に示すように、侵入量tが0.4mm以下である領域Bにおいては、像担持体1への押圧力が小さいために、実験初期から像担持体1への摺擦力が得られない。また、侵入量tが1.2mm以上である領域Cにおいては、ブラシ20の劣化を抑制できず、長期にわたって、像担持体1への摺擦力が得られない。
侵入角度αが(―25t+50)より小さい領域Dでは、ブラシ20の毛体20aが像担持体1の表面を上滑りしてしまい、像担持体1の表面をリフレッシュするための摺擦力が得られない。侵入角度αが(―25t+95)より大きい領域Eでは、大きな摺擦力が得られるが、ブラシの毛体20aの傾斜方向が初期状態に比べて反対方向(回転方向上流側)に向きやすく、ブラシ20の劣化を抑制できない。従って、長期にわたって、像担持体1への摺擦力が得られない。
これらの事から、領域Aを示す関係式(1)を満足すれば、ブラシの毛体20aの劣化を抑制し、長期にわたって、高い摺擦力を得ることができる。
<像担持体の硬度>
特に、これらの事は、高寿命を狙った硬い像担持体、具体的には、ユニバーサル硬さ値(HU)が150N/mm2以上である像担持体に対して顕著に現れる。
特に、これらの事は、高寿命を狙った硬い像担持体、具体的には、ユニバーサル硬さ値(HU)が150N/mm2以上である像担持体に対して顕著に現れる。
ここで、ユニバーサル硬さ値(HU)は、圧子に連続的に荷重をかけ、荷重下での押し込み深さを直読することにより連続的硬さが求められる微小硬さ測定装置フィシャースコープH100V(Fischer社製)を用いて測定することができる。圧子としては対面角136°のビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を使用することができる。具体的には、最終荷重6mNまで段階的に(各点0.1Sの保持時間で273点)測定する。本発明において、ユニバーサル硬さ値(以下、HUともいう)は、最終荷重6mNで押し込んだ時の同荷重下での押し込み深さから下記式により求めることができる。
以下に、高寿命を狙った硬い像担持体、具体的には、ユニバーサル硬さ値(HU)が150N/mm2以上である像担持体に対して、本発明の効果の有無が顕著に現れる事を説明する。上記のように像担持体1の硬度を測定し、像担持体1の硬度が、約70N/mm2、約190N/mm2で、ブラシ20の設定条件が、ブラシ20の像担持体1への侵入量tを0.7mmに固定して実験した。ブラシの毛体20aの像担持体1に対する侵入角度αは20°、70°であり、各ブラシ20の材質、太さ、長さ、密度に関してはすべて同じである。そして、トナーを用いず、図8に示す空回転機を用いて、像担持体1の空回転耐久試験を行った。像担持体1は図示矢印X方向(時計方向)に回転駆動し、ブラシ20はこの像担持体1の表面に対して周速比110%で順方向(図示矢印Y方向(反時計周り))に回転している。空回転後、ブラシ20の外径、像担持体1の膜厚をそれぞれ測定した。ブラシ20の劣化(寿命)の1つの指標であるブラシの外径(mm)と空回転時間(時間)との関係のグラフと、ブラシ20の摺擦力と像担持体1の寿命の1つの指標である像担持体1の膜厚(μm)と空回転時間(時間)との関係のグラフとから得られた結果を表7にまとめる。
表7に示すように、ブラシの毛体20aの像担持体1への侵入角度αが20°の場合、ブラシの毛体20aが上滑りをしてしまい、像担持体表面をリフレッシュするための摺擦力が得られない。このため、像担持体表面の硬い、ビッカース硬度で190N/mm2の像担持体1を用いた場合、像担持体1の表面が削れにくいため、更に摺擦力が得られない形となる。
しかし、像担持体1のビッカース硬度が70N/mm2の場合、ブラシ20自体に摺擦力がなくとも、像担持体1表面がやわらかく、削れ易いため、結果、ある程度、摺擦力が得られている形となる。しかし、徐々にではあるが、像担持体1表面のリフレッシュ効果が像担持体1への放電生成物等やトナー若しくはトナー中の成分等の付着量を下回り、像担持体1に付着物が徐々に蓄積していく。そして、耐久後半になると、「画像流れ」や「トナーフィルミング」などの問題が発生してしまい、像担持体1の寿命が短くなる。
次に、ブラシ20の毛体20aの像担持体1への侵入角度αが70°の場合、本発明の効果により、ブラシ20による摺擦力が、初期状態で高く、更に、ブラシ20の劣化を抑制できるので、この高い摺擦力を維持できる。この条件において、ビッカース硬度で70N/mm2のやわらかい像担持体1を用いた場合、像担持体1の削れ量が多くなりすぎ、像担持体1の寿命が短くなる。しかし、ビッカース硬度が190N/mm2の硬い像担持体の場合、像担持体1の削れ量は少なくなるが、表面のリフレッシュ効果を得るのに十分なブラシ20の摺擦力を長期にわたって得ることが可能となる。これにより、像担持体1の寿命まで「画像流れ」や「トナーフィルミング」などの問題が発生しない事がわかった。
これらのことから、像担持体1のビッカース硬度が高い、具体的には、25℃、湿度50%の環境下でビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を用いて試験した時、荷重6mNで押し込んだ時のユニバーサル硬さ値(HU)が150N/mm2以上であれば、本発明の効果の有無が顕著に現れる。
また、どの材質の毛体20aを用いても、必ずしも、本発明の効果が得られるわけではない。より効果を得るためには、ある程度の範囲のヤング率を備えた材質が好ましく、そのヤング率に毛体の断面積を乗じた変形抵抗率ρが0.5N以上20N以下の範囲である毛体を備えたブラシがより好ましい。毛体20aのヤング率は、一般的な回転ブラシの評価方法である「JIS L 1013−1992に示される方法」に準じて測定される。
<別の実施形態>
図9は別の実施形態のクリーニング装置における像担持体とブラシとの回転状態の組み合わせの説明図である。図9中、(a)はブラシ20の回転方向と被クリーニング面の移動方向が同じでブラシ20の周速度が被クリーニング面の移動速度よりも大きい場合である。同図の(b)はブラシ20の回転方向と被クリーニング面の移動方向が同じで被クリーニング面の移動速度がブラシ20の周速度よりも大きい場合、(c)はブラシ20の回転方向と被クリーニング面の移動方向が逆の場合である。別の実施形態のクリーニング装置は、図1〜図3を参照して説明した実施形態のクリーニング装置8と同一の構成要素を採用して像担持体1とブラシ20との回転状態の組み合わせだけを異ならせている。
図9は別の実施形態のクリーニング装置における像担持体とブラシとの回転状態の組み合わせの説明図である。図9中、(a)はブラシ20の回転方向と被クリーニング面の移動方向が同じでブラシ20の周速度が被クリーニング面の移動速度よりも大きい場合である。同図の(b)はブラシ20の回転方向と被クリーニング面の移動方向が同じで被クリーニング面の移動速度がブラシ20の周速度よりも大きい場合、(c)はブラシ20の回転方向と被クリーニング面の移動方向が逆の場合である。別の実施形態のクリーニング装置は、図1〜図3を参照して説明した実施形態のクリーニング装置8と同一の構成要素を採用して像担持体1とブラシ20との回転状態の組み合わせだけを異ならせている。
図2に示す実施形態のクリーニング装置8は、図9の(a)に示すように、摺擦位置における毛体20aの先端部の移動速度と被クリーニング面の移動速度とが同一方向で、毛体20aの先端部の移動速度が被クリーニング面の移動速度よりも大きい。従って、毛体20aは、先端部の移動方向の前方側へ傾斜して植毛されている必要がある。
しかし、図9の(b)に示す実施形態では、摺擦位置における毛体20aの先端部の移動速度と被クリーニング面の移動速度とが同一方向で、被クリーニング面の移動速度が毛体20aの先端部の移動速度よりも大きい。従って、毛体20aは、先端部の移動方向の後方側へ傾斜して植毛されている必要がある。
一方、図9の(c)に示す実施形態では、摺擦位置における毛体20aの先端部の移動速度と被クリーニング面の移動速度とが逆方向である。従って、毛体20aは、先端部の移動方向の前方側へ傾斜して植毛されている必要がある。
図3に示す実施形態のクリーニング装置8では、像担持体1の被クリーニング面を摺擦するブラシ20の毛体20aが、被クリーニング面に対してカウンター方向に摺擦するため、ブラシ20の被クリーニング面への摺擦力を高める事ができた。これに関しては、ブラシ20の毛体20aの傾斜方向と、像担持体1とブラシ20の回転方向と、両者の回転速度の大小の組み合わせに応じて状況は異なるが、図9の(a)、(b)、(c)に示すとおり、ブラシ20の毛体20aが像担持体1の被クリーニング面に対してカウンター方向に摺擦しているという点で共通しておれば、上述した数値限定によって同じ効果が得られる。
すなわち、ブラシ20の被クリーニング面への侵入量tと、ブラシ20の毛体20aの被クリーニング面への侵入角度αとが―25t+50≦α≦―25t+95の関係を満たして侵入量tが(0.4mm≦t≦1.2mm)の範囲に設定される。これにより、ブラシ20の被クリーニング面への摺擦力が更に得られ、また、ブラシ20の経時的な劣化を防ぐことができ、ブラシ20の状態が初期状態と等しく保たれる。これにより、「画像流れ」や「トナーフィルミング」の発生を抑え、長期に渡って、高質画像を安定的に得ることができる。
本実施例の評価検討において、ブラシ20と像担持体1の回転方向や回転速度、ブラシの毛体20aの傾斜方向は一例しか記していない。しかし、ブラシの毛体20aが像担持体1に対してカウンター方向に摺擦する構成であれば、図3に示す実施形態のクリーニング装置8と同様な被クリーニング面と毛先との相対関係が再現されて、同様な評価結果になることが確認されている。
そして、ブラシ20の被クリーニング部材への摺擦力が強いために、ブラシ20による掻き取り量が被クリーニング部材への付着量を上回り、被クリーニング部材表面がリフレッシュされることも確認された。
<従来のブラシによるクリーニング>
感光体ドラム上の残留トナー及びその他の付着物を除去するクリーニング装置として、弾性を有するクリーニングブレードを像担持体に当接させる方法が知られている。しかし、近年、ランニングコストの観点から、感光体ドラムの寿命を延ばす手段の一つとして、a−Siなどの硬い材質の感光体ドラムが用いられるようになった。このため、クリーニングブレードだけでは、像担持体上の付着物を除去できず、「画像流れ」や「トナーフィルミング」などの問題が発生する。ここで、「画像流れ」とは、帯電器等から発生する放電生成物等の付着物が感光体ドラム上に付着することによって、朝一番の使用に際して画像が流れてしまう現象である。また、「トナーフィルミング」とは、感光体ドラム上にトナー若しくはトナー中の成分が付着・成長し、不良画像が発生するという現象である。
感光体ドラム上の残留トナー及びその他の付着物を除去するクリーニング装置として、弾性を有するクリーニングブレードを像担持体に当接させる方法が知られている。しかし、近年、ランニングコストの観点から、感光体ドラムの寿命を延ばす手段の一つとして、a−Siなどの硬い材質の感光体ドラムが用いられるようになった。このため、クリーニングブレードだけでは、像担持体上の付着物を除去できず、「画像流れ」や「トナーフィルミング」などの問題が発生する。ここで、「画像流れ」とは、帯電器等から発生する放電生成物等の付着物が感光体ドラム上に付着することによって、朝一番の使用に際して画像が流れてしまう現象である。また、「トナーフィルミング」とは、感光体ドラム上にトナー若しくはトナー中の成分が付着・成長し、不良画像が発生するという現象である。
これらの問題への対策として、クリーニングブレードの硬度を硬くしたり、クリーニングブレードの感光体ドラムへの当接圧を上げたりする事により、感光体ドラム上に付着した放電生成物等やトナー若しくはトナー中の成分などの付着物を掻き落し、感光体ドラム表面をリフレッシュする方法が知られている。
しかし、このような対策では、クリーニングブレードと感光体ドラムとの間に発生する負荷が高くなってしまう。そして、クリーニングブレードが捲れたり、微小振動を起こしたりして、トナーなどがクリーニングブレードのニップ部をすり抜けるなど、別の問題が発生する。
そこで、クリーニングブレードの先端当接位置よりも感光体ドラムの回転方向上流側にブラシを配置し、このブラシを感光体ドラムに圧接する方法が提案されている。この方法によれば、ブラシが感光体ドラム表面を摺擦し、帯電器などから発生する放電生成物などやトナー若しくはトナー中の成分などの付着物を除去し、感光体ドラム表面をリフレッシュする。
これにより、クリーニングブレード負担が軽減されて、クリーニングブレードの硬度や感光体ドラムへの当接圧を上げる必要がなくなる。また、ブラシから一旦回収したトナーを再度、感光体ドラムにコートする事で、常時クリーニングブレードニップ部に潤滑剤としてのトナーを送ることが可能となる。そして、クリーニングブレードの硬度や感光体ドラムへの当接圧を上げ、更なる感光体ドラム表面のリフレッシュ効果が得られる。これらの事から、ブラシを備えることで、クリーニングブレードが捲れたり、微小振動を起こしたりせず、「画像流れ」や「トナーフィルミング」の問題を解決することができる。
しかし、特許文献1、2に示されるようなブラシやその配置および運転方法では、十分なリフレッシュ効果を達成することが困難であり、実際に問題解決がなされていないことは上述したとおりである。
1 被クリーニング面(像担持体)
3 一次帯電器
4 現像装置
7 転写帯電器
8 クリーニング装置(クリーニング手段)
9 定着装置
20 ブラシ部材(ブラシ)
20a 毛体
20b 回転軸
21 スクレーパ
22 クリーニングブレード
23 トナー搬送スクリュー
3 一次帯電器
4 現像装置
7 転写帯電器
8 クリーニング装置(クリーニング手段)
9 定着装置
20 ブラシ部材(ブラシ)
20a 毛体
20b 回転軸
21 スクレーパ
22 クリーニングブレード
23 トナー搬送スクリュー
Claims (7)
- 被クリーニング面を摺擦するブラシ部材を備えるクリーニング装置において、
前記ブラシ部材の毛体は、そのヤング率に断面積を乗じた値が0.5N以上20N以下であって、
前記毛体は、相対移動して近づく前記被クリーニング面に向かって鋭角に傾斜して先端部を当接させ、
摺擦位置における前記ブラシ部材の直径方向の変形量を0.4mmから1.2mmの範囲に設定し、
前記鋭角に傾斜した角度をα度、前記変形量をtmmとするとき、前記αと前記tとが「―25t+50≦α≦―25t+95」の関係を満たしていることを特徴とするクリーニング装置。 - 摺擦位置における前記先端部の移動速度と前記被クリーニング面の移動速度とが同一方向で、前記先端部の移動速度が前記被クリーニング面の移動速度よりも大きく、
前記毛体は、前記先端部の移動方向の前方側へ傾斜して植毛されていることを特徴とする請求項1または2記載のクリーニング装置。 - 摺擦位置における前記先端部の移動速度と前記被クリーニング面の移動速度とが同一方向で、前記被クリーニング面の移動速度が前記先端部の移動速度よりも大きく、
前記毛体は、前記先端部の移動方向の後方側へ傾斜して植毛されていることを特徴とする請求項1または2記載のクリーニング装置。 - 摺擦位置における前記先端部の移動速度と前記被クリーニング面の移動速度とが逆方向で、前記毛体は、前記先端部の移動方向の前方側へ傾斜して植毛されていることを特徴とする請求項1または2記載のクリーニング装置。
- 前記ブラシ部材は、回転体の外観形状を有し、前記被クリーニング面に対して所定距離の位置に軸支されて前記被クリーニング面を回転摺擦することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のクリーニング装置。
- 前記被クリーニング面は、ビッカース四角錐ダイヤモンド圧子を荷重6mNで押し込んだ時のユニバーサル硬さ値(HU)が150N/mm2以上であることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載のクリーニング装置。
- 表面に転写画像が形成される像担持体と、
回転駆動されて前記表面を摺擦するブラシ部材と、を備えた画像形成装置において、
前記ブラシ部材の毛体は、そのヤング率に断面積を乗じた値が0.5N以上20N以下であって、
前記毛体は、相対移動して近づく前記表面に向かって鋭角に傾斜して先端部を当接させ、
前記摺擦における前記ブラシ部材の直径方向の変形量を0.4mmから1.2mmの範囲に設定し、
前記鋭角に傾斜した角度をα度、前記変形量をtmmとするとき、前記αと前記tとが「―25t+50≦α≦―25t+95」の関係を満たしていることを特徴とする画像形成装置。
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---|---|---|---|---|
JP2014006383A (ja) * | 2012-06-25 | 2014-01-16 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置 |
JP2017187638A (ja) * | 2016-04-06 | 2017-10-12 | コニカミノルタ株式会社 | 潤滑剤塗布装置および画像形成装置 |
-
2005
- 2005-09-13 JP JP2005266114A patent/JP2007079065A/ja active Pending
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