JP2007077368A - 樹脂筐体及びその製造方法 - Google Patents

樹脂筐体及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007077368A
JP2007077368A JP2005270929A JP2005270929A JP2007077368A JP 2007077368 A JP2007077368 A JP 2007077368A JP 2005270929 A JP2005270929 A JP 2005270929A JP 2005270929 A JP2005270929 A JP 2005270929A JP 2007077368 A JP2007077368 A JP 2007077368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
elastomer
polylactic acid
acid resin
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005270929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5011690B2 (ja
Inventor
Koichi Kimura
浩一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005270929A priority Critical patent/JP5011690B2/ja
Publication of JP2007077368A publication Critical patent/JP2007077368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011690B2 publication Critical patent/JP5011690B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 高い耐衝撃性を有する携帯型情報機器に最適な樹脂筐体、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 樹脂筐体は、ポリ乳酸樹脂1と、熱可塑性樹脂2(ポリカーボネート樹脂)と、エラストマ3(エチレン−プロピレンゴム)と、ポリ乳酸樹脂1との相溶性が優れた相溶性材料4(メチルメタクリレート)とを含む。エラストマ3の粒子は相溶性材料4で被覆され、相溶性材料4で被覆された(コーティングされた)エラストマ3が、ポリ乳酸樹脂1中に分散し、相溶性材料4で被覆されたエラストマ3を内部に包含したポリ乳酸樹脂1の粒子が、熱可塑性樹脂2中に分散する。エラストマ3の粒子は、ポリ乳酸樹脂1内(樹脂筐体内)で均一に細かく分散しており、エラストマ3の弾力性を発揮できて、耐衝撃性は良好である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機等の携帯型情報機器に最適な樹脂筐体及びその製造方法に関し、特に、ポリ乳酸樹脂と熱可塑性樹脂とエラストマとを含む樹脂筐体及びその製造方法に関するものである。
ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機等の電子機器は、携帯して屋外で使用することが多く、これに伴って、小型軽量であって高強度の特性が要求されている。このような特性を満たすために、また生産コストが低いという利点を活かして、携帯型の電子機器の筐体には、化学性樹脂を使用した樹脂筐体が広く利用されている。
近年、地球環境を維持するために、環境に優しい製品作りが望まれているが、化学性樹脂を用いた樹脂筐体は、リサイクルを含めて環境への適応性が低いという問題がある。化学性樹脂は、石油を原料として作成されるので、燃焼した際の二酸化炭素の発生量が問題となる。また、リサイクルした際に物性の低下が生じて、再利用が困難である。
そこで、樹脂材料として、石油ではなくて植物(トウモロコシ)を原料としたポリ乳酸樹脂(PLA)が注目されている(例えば、特許文献1参照)。ポリ乳酸樹脂は、高い融点を有し、また溶融成形可能であることから、実用上優れた生分解性ポリマとして期待されている。ポリ乳酸樹脂は、大気中の二酸化炭素の炭素を同定する植物から作成されるため、燃焼した場合の二酸化炭素(炭素)は大気中に戻るだけであり、二酸化炭素の増加、ひいては地球温暖化に起因しない。
しかしながら、ポリ乳酸樹脂は、その剛直な分子構造のために強度は高いものの、耐衝撃性が劣って脆いという難点がある。そこで、ポリ乳酸樹脂に弾性を有するエラストマを混合させたポリ乳酸系組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−190026号公報 特開2002−37987号公報
エラストマは、一般的に他の物質との密着性が低く、ポリ乳酸樹脂も例外ではなく、エラストマとポリ乳酸樹脂とは混じり合いにくい。よって、ポリ乳酸樹脂に単にエラストマを混ぜただけでは、ポリ乳酸樹脂中にエラストマが均一に細かく分散しない。よって、ポリ乳酸樹脂とエラストマとの単なる混練物では、エラストマの混入によって期待される高い耐衝撃性を発揮できず。衝撃が加わった部分から亀裂が生じることになる。携帯型情報機器は、ユーザが持ち運ぶため、床または地面に落下させてしまう可能性が高いので、耐衝撃性は重要且つ必須な特性である。しかしながら、従来の樹脂筐体では、携帯型情報機器に要求される十分な耐衝撃性を実現できないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、エラストマをポリ乳酸樹脂及び/または熱可塑性樹脂に均一に細かく分散できて高い耐衝撃性を有する携帯型情報機器に最適な樹脂筐体、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る樹脂筐体は、ポリ乳酸樹脂と、熱可塑性樹脂と、エラストマとを含む樹脂筐体において、前記エラストマを、前記ポリ乳酸樹脂及び/または前記熱可塑性樹脂と相溶性を有する材料で被覆してあることを特徴とする。
本発明の樹脂筐体にあっては、ポリ乳酸樹脂及び/または熱可塑性樹脂と相溶性を有する材料(例えばメチルメタクリレート)でエラストマを被覆している。よって、相溶性を有する材料でコーティングされたエラストマは、ポリ乳酸樹脂中及び/または熱可塑性樹脂中に均一で細かく分散され、エラストマの弾力性が十分に発揮されて、高い耐衝撃性が実現される。
本発明に係る樹脂筐体は、前記材料で被覆された前記エラストマを前記ポリ乳酸樹脂内に包含してあることを特徴とする。
本発明の樹脂筐体にあっては、ポリ乳酸樹脂が、該ポリ乳酸樹脂と相溶性を有する材料でコーティングされたエラストマを、その内部に包含している。よって、エラストマが確実にポリ乳酸樹脂内に分散される。
本発明に係る樹脂筐体は、前記材料と前記エラストマとの合計重量が、前記ポリ乳酸樹脂と前記熱可塑性樹脂との合計重量に対して、1〜40%であることを特徴とする。
本発明の樹脂筐体にあっては、ポリ乳酸樹脂及び熱可塑性樹脂の合計重量に対するポリ乳酸樹脂と相溶性を有する材料及びエラストマの合計重量の割合を1〜40%とする。よって、高い強度性と耐衝撃性とを両立する。
本発明に係る樹脂筐体の製造方法は、ポリ乳酸樹脂と、熱可塑性樹脂と、エラストマとを含む樹脂筐体を製造する方法において、前記ポリ乳酸樹脂と相溶性を有する材料で前記エラストマを被覆する工程と、前記材料で被覆された前記エラストマと前記ポリ乳酸樹脂とを混練する工程と、得られた混練物に前記熱可塑性樹脂を混練する工程とを有することを特徴とする。
本発明の樹脂筐体の製造方法にあっては、ポリ乳酸樹脂と相溶性を有する材料でエラストマを被覆した後、材料で被覆されたエラストマとポリ乳酸樹脂とを混練し、更にその混練物に熱可塑性樹脂を混練する。よって、ポリ乳酸樹脂と相溶性を有する材料でコーティングされたエラストマがポリ乳酸樹脂中に分散し、そのポリ乳酸樹脂が熱可塑性樹脂中に分散した組成をなす樹脂筐体が得られる。
本発明に係る樹脂筐体の製造方法は、ポリ乳酸樹脂と、熱可塑性樹脂と、エラストマとを含む樹脂筐体を製造する方法において、前記ポリ乳酸樹脂及び/または前記熱可塑性樹脂と相溶性を有する材料で前記エラストマを被覆する工程と、前記材料で被覆された前記エラストマと前記ポリ乳酸樹脂及び前記熱可塑性樹脂とを混練する工程とを有することを特徴とする。
本発明の樹脂筐体の製造方法にあっては、ポリ乳酸樹脂及び/または熱可塑性樹脂と相溶性を有する材料でエラストマを被覆した後、材料で被覆されたエラストマとポリ乳酸樹脂及び熱可塑性樹脂とを混練する。よって、エラストマの均一で細かな分散をより簡単に実現できる。
本発明の樹脂筐体では、ポリ乳酸樹脂及び/または熱可塑性樹脂と相溶性を有する材料でエラストマを被覆するようにしたので、エラストマを均一で細かく分散できるため、エラストマの弾力性を十分に発揮できて、携帯型情報機器に要求される高い耐衝撃性を実現することができる。
本発明の樹脂筐体の製造方法では、エラストマによる弾力性を十分に発揮できるようにエラストマを均一で細かく分散させた樹脂筐体を簡単に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の樹脂筐体の第1実施の形態による内部組成を示す図である。この第1実施の形態の樹脂筐体は、ポリ乳酸樹脂1と、例えばポリカーボネート樹脂からなる熱可塑性樹脂2と、例えばエチレン−プロピレンゴムからなるエラストマ3と、例えばメチルメタクリレートからなる、ポリ乳酸樹脂1との相溶性が優れた相溶性材料4とを含んでいる。
エラストマ3(エチレン−プロピレンゴム)の粒子は、その周囲が相溶性材料4(メチルメタクリレート)で被覆され、相溶性材料4で被覆された(コーティングされた)エラストマ3が、ポリ乳酸樹脂1中に分散している。そして、相溶性材料4で被覆されたエラストマ3を内部に包含したポリ乳酸樹脂1の粒子が、熱可塑性樹脂2(ポリカーボネート樹脂)中に分散している。
このような組成により、エラストマ3の粒子は、ポリ乳酸樹脂1内(樹脂筐体内)で均一に細かく分散しており、エラストマ3の弾力性を発揮できて、耐衝撃性は良好である。また、ポリ乳酸樹脂1が熱可塑性樹脂2で囲まれているため、ポリ乳酸樹脂1の柔軟性を改善できており、十分な強度が得られる。
なお、樹脂筐体を構成する各材料の重量比は以下のようにすることが、耐衝撃性及び強度の点で好ましい。
相溶性材料4:エラストマ3=0.1〜30:100
ポリ乳酸樹脂1:熱可塑性樹脂2=1〜9:9〜1
エラストマ3及び相溶性材料4の合計重量:混合ポリ乳酸樹脂1及び熱可塑性樹脂2の合計重量=1〜40:100
このような第1実施の形態の樹脂筐体の製造方法は、次の通りである。まず、エラストマ3(エチレン−プロピレンゴム)と相溶性材料4(メチルメタクリレート)とを混練して、エラストマ3の各粒子を相溶性材料4で被覆する。次いで、相溶性材料4で被覆されたエラストマ3とポリ乳酸樹脂1とを混練した後、得られる混練材料に熱可塑性樹脂2(ポリカーボネート樹脂)を更に混練する。そして、最終的に得られる混練材料を金型に射出して成形し、樹脂筐体を製造する。
(第2実施の形態)
図2は、本発明の樹脂筐体の第2実施の形態による内部組成を示す図である。この第2実施の形態の樹脂筐体は、第1実施の形態と同様に、ポリ乳酸樹脂1と、例えばポリカーボネート樹脂からなる熱可塑性樹脂2と、例えばエチレン−プロピレンゴムからなるエラストマ3と、例えばメチルメタクリレートからなる、ポリ乳酸樹脂1及び熱可塑性樹脂2との相溶性が優れた相溶性材料4とを含んでいる。
エラストマ3(エチレン−プロピレンゴム)の粒子は、その周囲が相溶性材料4(メチルメタクリレート)で被覆され、相溶性材料4で被覆された(コーティングされた)一部のエラストマ3が、ポリ乳酸樹脂1中に分散している。そして、相溶性材料4で被覆されたエラストマ3を内部に包含したポリ乳酸樹脂1の粒子と、相溶性材料4で被覆された残りのエラストマ3の粒子とが、熱可塑性樹脂2(ポリカーボネート樹脂)中に分散している。
このような組成により、エラストマ3の粒子は、ポリ乳酸樹脂1内及び熱可塑性樹脂2内(樹脂筐体内)で均一に細かく分散しており、エラストマ3の弾力性を発揮できて、耐衝撃性は良好である。また、ポリ乳酸樹脂1が熱可塑性樹脂2で囲まれているため、ポリ乳酸樹脂1の柔軟性を改善できており、十分な強度が得られる。
なお、樹脂筐体を構成する各材料の好ましい重量比は、上述した第1実施の形態の場合と同一である。
このような第2実施の形態の樹脂筐体の製造方法は、次の通りである。まず、エラストマ3(エチレン−プロピレンゴム)と相溶性材料4(メチルメタクリレート)とを混練して、エラストマ3の各粒子を相溶性材料4で被覆する。次いで、相溶性材料4で被覆されたエラストマ3とポリ乳酸樹脂1及び熱可塑性樹脂2(ポリカーボネート樹脂)とを混練する。得られる混練材料を金型に射出して成形し、樹脂筐体を製造する。この第2実施の形態では、第1実施の形態と比べて、混練工程が一つ少なくなるので、製造プロセスの簡略化を図れる。
第1,第2実施の形態では、エラストマ3として、エチレン−プロピレンゴム(エチレン−プロピレン共重合体)を用いる場合について説明したが、他の材料を用いても良い。他の材料として、具体的には、エチレン−プロピレン−非共役ジエン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、各種アクリルゴム、エチレン−アクリル酸共重合体及びそのアルカリ金属塩(いわゆるアイオノマー)、エチレン−グリシジル(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸アルキルエステル共重合体(例えば、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合体)、酸変性エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレンゴム、ジエンゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ジエンとビニル単量体との共重合体(例えば、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソプレンランダム共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、ポリブタジエンにスチレンをグラフト共重合せしめたもの、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体)、ポリイソブチレン、イソブチレンとブタジエンまたはイソプレンとの共重合体、天然ゴム、チオコールゴム、多硫化ゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテルゴム、エピクロロヒドリンゴム、ポリエステル系エラストマ、並びに、ポリアミド系エラストマの何れかの材料、または、これらの中のいくつかを併用した材料を使用できる。
第1,第2実施の形態において相溶性材料4として使用するメチルメタクリレートは、メチルメタクリレート共重合物単独または併用しても良い。メチルメタクリレート共重合物としては、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン系共重合体、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン系グラフト共重合体、メタクリル酸エステル系共重合体、メタクリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル酸エステル−スチレン−α−メチルスチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、及びアクリロニトリル−スチレン−メタクリル酸エステル系共重合体などを挙げることができる。また、相溶性材料4として使用できるメタクリル酸エステルモノマーとして、メタクリル酸メチル(MMA)、メタクリル酸(MAA)、メタクリル酸ブレンド(MMA(GE−110),MMA(GE−120))、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(2−HEMA)、メタクリル酸n−ブチル(n−BMA)、メタクリル酸i−ブチル(i−BMA)、メタクリル酸ジメチルアミノエチル(DAM)、メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライド塩(DMC)、メタクリル酸グリシジル(GMA)、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル(LMA)、メタクリル酸Sラウリル(SLMA)、メタクリル酸ステアリル(SMA)、メタクリル酸ジエチルアミノエチル(DEAEMA)、メタクリル酸アリル(AMA)、及び、メタクリル酸シクロヘキシル(CHMA)を、単独または併用して良い。
また、第1,第2実施の形態では、熱可塑性樹脂2として、ポリカーボネート樹脂を用いる場合について説明したが、これ以外の他の熱可塑性樹脂を単独、またはポリカーボネート樹脂と併用するようにしても良い。他の熱可塑性樹脂として、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリウレタン樹脂、芳香族及び脂肪族ポリケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリイミド樹脂、熱可塑性澱粉樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ビニルエステル系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、フェノキシ樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリ−4−メチルペンテン−1樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、及び、ポリビニルアルコール樹脂などを挙げることがきる。
なお、第1,第2実施の形態の樹脂筐体に難燃剤を加えるようにしても良い。難燃剤としては、リン系難燃剤、難燃無機物、フッ素系化合物、シリコーン系難燃剤などを使用できる。
リン系難燃剤の代表的な例としては、リン酸エステル、縮合リン酸エステル、ポリリン酸塩などの有機リン系化合物、赤リンを挙げることができる。また、有機リン系化合物におけるリン酸エステルの具体例としては、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、トリス(フェニルフェニル)ホスフェート、トリナフチルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、ジフェニル(2−エチルヘキシル)ホスフェート、ジ(イソプロピルフェニル)フェニルホスフェート、モノイソデシルホスフェート、2−アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、ジフェニル−2−アクリロイルオキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェート、メラミンホスフェート、ジメラミンホスフェート、メラミンピロホスフェート、トリフェニルホスフィンオキサイド、トリクレジルホスフィンオキサイド、メタンホスホン酸ジフェニル、及びフェニルホスホン酸ジエチルなどを挙げることできる。有機リン系化合物としては、芳香族縮合リン酸エステルが好ましい。
難燃無機物としての代表的な例はタルクである。タルクは、滑石を微粉砕した無機粉末であって、白色及び灰色の滑らかで脂肪感に富んだ素材であり、化学名は含水珪酸マグネシウム(Mg3 Si4 10(OH)2 )で、SiO2 約60%、MgO約30%、及び結晶水約4.8%が主成分である。タルク以外の難燃無機物として、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素繊維、グラファイト繊維、金属繊維、チタン酸カリウムウイスカー、ホウ酸アルミニウムウイスカー、マグネシウム系ウイスカー、珪素系ウイスカー、ワラステナイト、セピオライト、アスベスト、スラグ繊維、ゾノライト、エレスタダイト、石膏繊維、シリカ繊維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化硼素繊維、窒化珪素繊維、及び硼素繊維などの繊維状の無機充填剤、ガラスフレーク、非膨潤性雲母、グラファイト、金属箔、セラミックビーズ、クレー、マイカ、セリサイト、ゼオライト、ベントナイト、ドロマイト、カオリン、微粉珪酸、長石粉、チタン酸カリウム、シラスバルーン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、珪酸アルミニウム、酸化珪素、石膏、ノバキュライト、ドーソナイト、及び白土などの板状または粒状の無機充填材を添加しても良い。
難燃剤として使用できるフッ素系化合物は、物質分子中にフッ素を含有するフッ素系樹脂であり、具体的には、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン/エチレン共重合体、ヘキサフルオロプロピレン/プロピレン共重合体、ポリビニリデンフルオライド、ビニリデンフルオライド/エチレン共重合体が良い。
また、好適なシリコーン系難燃剤としては、アルキルシロキサン、またはアルキルフェニルシロキサンとして信越シリコーン社のX40−9805、ダウコーニング・シリコーン社のMB50−315などがある。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
エチレン−プロピレンゴム(EPM:住友化学製)に、10%のメタクリル共重合体(メタクリル酸メチル、アクリル酸メチルの共重合体と、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、スチレンの共重合体との混合物(パラペットGR:クラレ製))を、TECHNOVEL社製のKZW−30MG二軸押出機で反応押出して、エチレン−プロピレンゴム(EPM)上をグラフト共重合した。次に、メタクリル共重合体(パラペットGR)で被覆したエチレン−プロピレンゴム(EPM)に、ポリ乳酸樹脂ペレット(レイシアH−100J:三井化学製)を混練した後、更に、ポリカーボネート樹脂(タフロンA1900)を混練した。
この際のポリ乳酸樹脂とポリカーボネート樹脂とエチレン−プロピレンゴムとの重量比は、4:6:1とした。また、混合時の溶融温度は230℃とし、押出機の口金よりストランド状に押出し、水冷後ペレタイザーで切断し、ペレットを得た。得られたペレットを80℃で4時間乾燥した後、住友重機械工業社製の型圧50tのSG50−SYCAPMIII 横型射出成形機を用い、金型温度70℃、シリンダー温度230℃、冷却時間30秒で射出成形し、その成形品にJIS準拠のアイゾット衝撃試験を実施した。この際のアイゾット衝撃試験の測定条件は以下の通りとした。
(アイゾット衝撃試験)
JIS準拠
試験機:株式会社東洋精機製作所製
持ち上げ位置=150°(最下点を0°)
秤量(WR)=2.75ジュール
測定回数=5
試験の結果、アイゾット衝撃強度は150ジュール/mであった。この数値は、メタクリル共重合体を加えない(メタクリル共重合体で被覆しない)エチレン−プロピレンゴムを用いて同様に作製した比較例におけるアイゾット衝撃強度の約1.5倍であった。
また、この実施例1で作製したペレットを用いて、図3に示すような携帯電話機の樹脂筐体を成形した。ペレットを、80℃で4時間乾燥した後、ファナック社製の型圧150tの射出成形機S−2000Iを用い、金型温度60℃、シリンダー温度230℃、冷却時間30秒で、図3の樹脂筐体を射出成形した。
成形した樹脂筐体を携帯電話機に組み込んで、落下試験を行った。落下試験は、1.5mの高さから自由落下させた際の破壊の有無によって判定した。その結果、破壊は起こらず、十分な耐衝撃性を有することを確認できた。
(実施例2)
エチレン−プロピレンゴムに添加するメタクリル共重合体として、メタクリル酸グリシジル(GM:三菱ガス化学株式会社製)を用いる以外は、上記実施例1と同様の条件にて、混練材を作製し、その混練材を用いて携帯電話機の樹脂筐体を製造した。そして、実施例1と同様のアイゾット衝撃試験及び落下試験を行ったところ、実施例1と同じく優れた結果を得た。
(実施例3)
実施例1と同様に、エチレン−プロピレンゴム(EPM:住友化学製)に、10%のメタクリル共重合体(メタクリル酸メチル、アクリル酸メチルの共重合体と、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、スチレンの共重合体との混合物(パラペットGR:クラレ製))を、TECHNOVEL社製のKZW−30MG二軸押出機で反応押出して、エチレン−プロピレンゴム(EPM)上をグラフト共重合した。次に、メタクリル共重合体(パラペットGR)で被覆したエチレン−プロピレンゴム(EPM)に、ポリ乳酸樹脂ペレット(レイシアH−100J:三井化学製)及びポリカーボネート樹脂(タフロンA1900)を、一工程で混練した。この際のポリ乳酸樹脂とポリカーボネート樹脂とエチレン−プロピレンゴムとの重量比は、4:6:1.5とした。
そして、混練した材料について、実施例1と同じ条件でアイゾット衝撃試験を施した。その結果、実施例1と同様に、アイゾット衝撃強度が150ジュール/mであった。
また、この実施例3で作製した材料を用いて、実施例1と同じ条件で図3に示すような携帯電話機の樹脂筐体を成形し、成形した樹脂筐体を携帯電話機に組み込んで、実施例1と同じ落下試験を行った。その結果、破壊は起こらず、十分な耐衝撃性を有することを確認できた。
(実施例4)
エチレン−プロピレンゴムに添加するメタクリル共重合体として、メタクリル酸グリシジル(GM:三菱ガス化学株式会社製)を用いる以外は、上記実施例3と同様の条件にて、混練材を作製し、その混練材を用いて携帯電話機の樹脂筐体を製造した。そして、実施例3と同様のアイゾット衝撃試験及び落下試験を行ったところ、実施例3と同じく優れた結果を得た。
本発明の樹脂筐体の第1実施の形態による内部組成を示す図である。 本発明の樹脂筐体の第2実施の形態による内部組成を示す図である。 本発明の樹脂筐体の使用例を示す図である。
符号の説明
1 ポリ乳酸樹脂
2 熱可塑性樹脂
3 エラストマ
4 相溶性材料

Claims (5)

  1. ポリ乳酸樹脂と、熱可塑性樹脂と、エラストマとを含む樹脂筐体において、前記エラストマを、前記ポリ乳酸樹脂及び/または前記熱可塑性樹脂と相溶性を有する材料で被覆してあることを特徴とする樹脂筐体。
  2. 前記材料で被覆された前記エラストマを前記ポリ乳酸樹脂内に包含してあることを特徴とする請求項1に記載の樹脂筐体。
  3. 前記材料と前記エラストマとの合計重量が、前記ポリ乳酸樹脂と前記熱可塑性樹脂との合計重量に対して、1〜40%であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂筐体。
  4. ポリ乳酸樹脂と、熱可塑性樹脂と、エラストマとを含む樹脂筐体を製造する方法において、前記ポリ乳酸樹脂と相溶性を有する材料で前記エラストマを被覆する工程と、前記材料で被覆された前記エラストマと前記ポリ乳酸樹脂とを混練する工程と、得られた混練物に前記熱可塑性樹脂を混練する工程とを有することを特徴とする樹脂筐体の製造方法。
  5. ポリ乳酸樹脂と、熱可塑性樹脂と、エラストマとを含む樹脂筐体を製造する方法において、前記ポリ乳酸樹脂及び/または前記熱可塑性樹脂と相溶性を有する材料で前記エラストマを被覆する工程と、前記材料で被覆された前記エラストマと前記ポリ乳酸樹脂及び前記熱可塑性樹脂とを混練する工程とを有することを特徴とする樹脂筐体の製造方法。


JP2005270929A 2005-09-16 2005-09-16 樹脂筐体及びその製造方法 Active JP5011690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005270929A JP5011690B2 (ja) 2005-09-16 2005-09-16 樹脂筐体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005270929A JP5011690B2 (ja) 2005-09-16 2005-09-16 樹脂筐体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007077368A true JP2007077368A (ja) 2007-03-29
JP5011690B2 JP5011690B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=37937983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005270929A Active JP5011690B2 (ja) 2005-09-16 2005-09-16 樹脂筐体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5011690B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274191A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Daicel Pack Systems Ltd 脂肪族ポリエステル系樹脂組成物
JP2009084333A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Toyoda Gosei Co Ltd ポリ乳酸/天然ゴム組成物及びその製造方法
WO2011001763A1 (ja) * 2009-06-29 2011-01-06 パナソニック電工株式会社 熱可塑性樹脂組成物、熱可塑性樹脂組成物の製造方法、成形品、携帯電話機用卓上ホルダー、携帯電話機の内部シャーシ部品、電子機器用筐体及び電子機器用内部部品
JP2011168705A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Mitsubishi Engineering Plastics Corp ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体
WO2013111203A1 (ja) * 2012-01-25 2013-08-01 パナソニック株式会社 電気機器の外装体
US8735486B2 (en) 2004-11-19 2014-05-27 Panasonic Corporation Flame-retardant resin composition, process for producing the same, method of molding the same
US8779049B2 (en) 2011-02-24 2014-07-15 Panasonic Corporation Outer casing and method for producing the same
US8835558B2 (en) 2008-12-19 2014-09-16 Cheil Industries Inc. Polylactic acid/polycarbonate resin composition and molded product made using the same
US9447231B2 (en) 2011-02-24 2016-09-20 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Outer casing and method for producing the same
JP2017061154A (ja) * 2016-11-11 2017-03-30 凸版印刷株式会社 不燃化粧板

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005048067A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Teijin Chem Ltd 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP2005060637A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Fujitsu Ltd 生分解性樹脂組成物とそれを用いた樹脂筐体
WO2005075564A1 (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Unitika Ltd. 樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2005232232A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Tosoh Corp 樹脂組成物
JP2006131828A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Idemitsu Kosan Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物及び成形体
JP2006241445A (ja) * 2005-02-04 2006-09-14 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性樹脂組成物とその成形体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005048067A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Teijin Chem Ltd 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP2005060637A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Fujitsu Ltd 生分解性樹脂組成物とそれを用いた樹脂筐体
WO2005075564A1 (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Unitika Ltd. 樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
JP2005232232A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Tosoh Corp 樹脂組成物
JP2006131828A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Idemitsu Kosan Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物及び成形体
JP2006241445A (ja) * 2005-02-04 2006-09-14 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性樹脂組成物とその成形体

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8735486B2 (en) 2004-11-19 2014-05-27 Panasonic Corporation Flame-retardant resin composition, process for producing the same, method of molding the same
JP2008274191A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Daicel Pack Systems Ltd 脂肪族ポリエステル系樹脂組成物
JP2009084333A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Toyoda Gosei Co Ltd ポリ乳酸/天然ゴム組成物及びその製造方法
US8835558B2 (en) 2008-12-19 2014-09-16 Cheil Industries Inc. Polylactic acid/polycarbonate resin composition and molded product made using the same
WO2011001763A1 (ja) * 2009-06-29 2011-01-06 パナソニック電工株式会社 熱可塑性樹脂組成物、熱可塑性樹脂組成物の製造方法、成形品、携帯電話機用卓上ホルダー、携帯電話機の内部シャーシ部品、電子機器用筐体及び電子機器用内部部品
JP2011168705A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Mitsubishi Engineering Plastics Corp ポリカーボネート樹脂組成物及び成形体
US8779049B2 (en) 2011-02-24 2014-07-15 Panasonic Corporation Outer casing and method for producing the same
US9447231B2 (en) 2011-02-24 2016-09-20 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Outer casing and method for producing the same
WO2013111203A1 (ja) * 2012-01-25 2013-08-01 パナソニック株式会社 電気機器の外装体
JP5484632B2 (ja) * 2012-01-25 2014-05-07 パナソニック株式会社 電気機器の外装体
JP2017061154A (ja) * 2016-11-11 2017-03-30 凸版印刷株式会社 不燃化粧板

Also Published As

Publication number Publication date
JP5011690B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5011690B2 (ja) 樹脂筐体及びその製造方法
TW530080B (en) Polycarbonate resin composition and instrument casing using the same
JP4236002B2 (ja) 難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
JP5419698B2 (ja) 樹脂組成物およびそれを成形した成形体
JP4616334B2 (ja) 植物性樹脂組成物及び植物性樹脂成形体
CN103059543B (zh) 一种汽车内饰件用抗冲击改性聚碳酸酯塑料及其制备方法
WO2006067948A1 (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物及びその成形体
JP5166256B2 (ja) 耐薬品性及び流動性に優れたポリカーボネート樹脂組成物
JP2007099820A (ja) 粉体組成物、造粒体及び成形品
JPWO2011152371A1 (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびそれを成形してなる成形体
CN107033575B (zh) 激光直接结构化聚碳酸酯共混物组合物、制备及应用
JP2012131905A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、および該熱可塑性樹脂組成物からなる成形体
JP2004059690A (ja) 芳香族ポリカーボネート系着色難燃樹脂組成物及び成形品
JP4236964B2 (ja) 難燃性芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物
JP4248906B2 (ja) 難燃化された芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物
CN101050299A (zh) 一种基于连续本体法的abs聚合物与聚碳酸酯合金的制备方法
JP2004010825A (ja) 芳香族ポリカーボネート系難燃樹脂組成物
JP2004043556A (ja) 滞留安定性に優れた芳香族ポリカーボネート系難燃樹脂組成物
US20140228491A1 (en) Injection molding means
JP4976616B2 (ja) 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物とその製造法および成形品
CN1337419A (zh) 透明橡胶变性苯乙烯系树脂组成物
JP4592273B2 (ja) 難燃性樹脂組成物及び成形体
JP2003226758A (ja) 着色難燃樹脂組成物の製造方法
KR102347772B1 (ko) 상용성이 개선된 캡슐화 드립 방지제 및 이의 제조방법
JP2004010688A (ja) 難燃芳香族ポリカーボネート系樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120224

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5011690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150