JP2007077367A - 生分解性を有するキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来から使用されているポリエチレン製のプルオープンキャップと同等もしくはそれ以上の開封性を有し、かつ自然環境下、コンポスト化条件等で優れた生分解性を有するキャップを提供すること、また従来の生分解性樹脂製キャップで問題であった開封時の内容液の飛び散りを改善すること。
【解決手段】生分解性脂肪族ポリエステル樹脂に可塑剤として特定のアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルを特定の割合で配合した組成物を原料としてキャップを成形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生分解性を有する合成樹脂製のキャップに関するものであり、さらに述べると、生分解性を有するプルオープンキャップに関するものである。
従来、キャップはポリプロピレンや、ポリエチレン等の合成樹脂を用いて、射出成形や圧縮成形等の公知の成形手段で製造されるが、近年自然環境下で分解する生分解性樹脂を用いてキャップを成形することが提案されている。(例えば、特許文献1、参照)キャップに要求される性能としては、密封性、タンパーエビデント性、開封性等が挙げられるが、これらの性能に優れたキャップとして、破断可能薄肉部を有するプルオープンキャップが広く使用されている。
特開2003−301096号公報
ここでいうプルオープンキャップとは、キャップ本体の頂壁に破断可能に薄肉部で区画された切取領域が設けられ、かかる頂壁の切取領域に指かけ部を有するキャップを指し、その一例として、頂壁の切取領域から上方に伸びる支柱と、該支柱に接続されたプルリングを有するキャップが挙げられ、主としてポリエチレン樹脂を用いて成形されている。この種のキャップは、破断可能薄肉部の肉厚を0.25mm付近に設定することが周知慣用の技術となっているが、生分解性脂肪族ポリエステル樹脂を用いて破断可能薄肉部の肉厚を0.25mm近に設定した場合には開封が困難になるという問題がある。また、開封時にプルリングを強く引っ張ると破断可能薄肉部が勢いよく裂き切れ、切取領域に付着した内容液が飛び散り、使用者の衣服等に付着するという問題がある。
本発明は、従来から使用されているポリエチレン製のプルオープンキャップと同等もしくはそれ以上の開封性を有し、かつ自然環境下、コンポスト化条件等で優れた生分解性を有するキャップを提供すること、また従来の生分解性樹脂製キャップで問題であった開封時の内容液の飛び散りを改善することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂に可塑剤として下記一般式(A)もしくは(B)もしくは(C)で表されるアジピン酸エステル、または下記一般式(D)で表されるクエン酸エステルを特定の割合で配合した組成物を原料としてキャップを成形することにより、開封性に優れたプルオープンキャップが得られることを見出し、本発明に至った。
Figure 2007077367
Figure 2007077367
Figure 2007077367
Figure 2007077367
(RはH、Cの脂肪族アシル基またはC12の芳香族アシル基を示し、R、R、Rは全てが同一ではなく、それぞれ下記一般式(D’)または一般式(D’’)で表される)
Figure 2007077367
(RはCのアルキレン基を示し、RはC10の直鎖もしくは分岐状のアルキル基、C12のアリール基、C15のアリールアルキル基またはC15のアルキルアリール基を示し、pは0〜6の整数を示す)
Figure 2007077367
(RはCのアルキレン基を示し、R10はC10の直鎖もしくは分岐状のアルキル基、C12のアリール基、C15のアリールアルキル基またはC15のアルキルアリール基を示し、qは0〜6の整数を示す)
本発明によれば、生分解性脂肪族ポリエステル樹脂からなるキャップであって、該キャップは、破断可能薄肉部により切取領域が区画されている頂壁と、該切取領域に設けられた指かけ部を有しており、該生分解性脂肪族ポリエステル樹脂には、前記特定のアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルが特定の割合で配合されていることを特徴とする。該生分解性脂肪族ポリエステル樹脂に対する該アジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの配合量が生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、2〜40重量部であることを特徴とする。本発明においては、その配合量が生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、10〜25重量部の範囲にあることが開封性の観点から好ましい。
本発明のキャップに用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、ポリアルキレンアルカノエート、またはその共重合体、またはそれらの混合物であることを特徴とする。本発明のキャップに用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、ポリブチレンサクシネートまたはその共重合体、またはそれらの混合物であることを特徴とする。本発明のキャップに用いられるポリブチレンサクシネートの共重合体は、ポリブチレンサクシネートアジペートであることを特徴とする。本発明のキャップに用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、鎖延長剤を用いて高分子量化されていることを特徴とする。本発明のキャップに用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂の共重合体は、ポリブチレンアジペートテレフタレートであることを特徴とする。本発明のキャップに用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂の混合物は、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、及びポリブチレンアジペートテレフタレートの中から選ばれた少なくとも2種からなることを特徴とする。本発明のキャップに用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、0.1〜5重量部の脂肪酸、または脂肪酸アミド、または脂肪酸と脂肪酸アミドとの混合物を配合することを特徴とする。本発明のキャップに用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、1〜10重量部のアンチブロッキング剤を配合することを特徴とする。本発明のキャップの指かけ部は、切取領域から上方に伸びる支柱と、該支柱に接続されたプルリングとからなることを特徴とする。
本発明によれば、生分解性脂肪族ポリエステル樹脂に特定のアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルを加えることによって、生分解性を損なうことなく、密封性を維持しつつ、良好な開封性を実現することができ、さらには、開封時の内容液の飛び散りを防止することができる。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明において、生分解性脂肪族ポリエステル樹脂からなるキャップであって、該キャップは破断可能薄肉部により切取領域が区画されている頂壁と、該切取領域に設けられた指かけ部を有しており、該生分解性脂肪族ポリエステル樹脂には、前記特定のアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルが配合されていることを特徴とするキャップである。生分解性脂肪族ポリエステル樹脂に前記アジピン酸エステルまたはクエン酸エステルを添加した場合、生分解性脂肪族ポリエステルに対するアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの配合量を、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、2〜40重量部に設定することでキャップに優れた開封性を付与することができる。生分解性脂肪族ポリエステルに対するアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの配合量が上記範囲よりも大きい場合、液体であるアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルが使用中にブリードアウトする可能性が高くなる。また生分解性脂肪族ポリエステルに対するアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの配合量が上記範囲よりも小さい場合、アジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの可塑剤としての効果が薄まり、開封性の向上に寄与しない。好適には生分解性脂肪族ポリエステルに対するアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの配合量を、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、10〜25重量部に設定することで、密封性と開封性、さらには開封時の内容液の飛び散りを改善したキャップを得ることができる。また、アジピン酸エステルとクエン酸エステルはそれぞれ単独でも混合物としても用いることができる。
本発明の組成物に用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、以下に例示される脂肪族多価アルコール、および脂肪族多塩基酸(またはその誘導体)の、各々、1種以上を縮合したものを任意に用いることができる。なお、本発明において、“生分解性脂肪族ポリエステル樹脂”とは、環状脂肪族の化合物から合成されるものも含む。
本発明に用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂の原料の一つである脂肪族多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクチレングリコール、1,10−デカメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールなどが挙げられる。中でも、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノールが、得られる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂の物性を考慮すると好ましい。
本発明に用いられる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂の原料の一つである脂肪族多塩基酸(またはその誘導体)としては、例えば、コハク酸、無水コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げられる。中でも、コハク酸、アジピン酸が、得られる生分解性脂肪族ポリエステル樹脂の物性を考慮すると好ましい。また、共重合成分としてテレフタル酸等の芳香族多塩基酸を併用しても良い。
本発明に好適な生分解性脂肪族ポリエステル樹脂としては、1,4−ブタンジオールとコハク酸との脱水縮合物であるポリブチレンサクシネート、1,4−ブタンジオールとコハク酸、及びアジピン酸との脱水縮合物であるポリブチレンサクシネートアジペート等が例示される。なおこれらの生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、乳酸、多価イソシアネート、酸無水物等の鎖延長剤を用いて高分子量化したものを用いることが好ましい。また、1,4−ブタンジオールとアジピン酸、及びテレフタル酸を脱水縮合させたポリブチレンアジペートテレフタレートと、前記ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペートとの混合物が例示される。また上記で例示される生分解性脂肪族ポリエステル樹脂、またはそれらの混合物に、ポリ乳酸や澱粉等の他の生分解性樹脂を混合して用いることもできる。前記混合物の混合方法としては、ペレット同士のドライブレンド、押出機等を用いた溶融混練等の公知の混合手段を用いることができる。
生分解性脂肪族ポリエステル樹脂またはその混合物とアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの混合方法としては、樹脂ペレット及び可塑剤の直接ブレンド、押出機等を用いた溶融混練等の公知の混合手段を用いることができる。
また本発明のキャップにおいては、樹脂の成形時の離型性を向上させる目的で、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、0.01〜5重量部の滑剤を配合することが望ましい。コールドランナーを用いた射出成形により成形する場合には、成形品を形成する金型部分の離型性のみならず、スプルーからの離型性をも考慮する必要がある。このため本発明のキャップにおいては、前記、特定量の滑剤を配合することで、成形時の離型性を改善でき、成形性を向上させることができる。
また滑剤を含有する利点として、成形時の樹脂のスクリューへの食い込み性を向上させることができる。成形機中に樹脂が投入される際、特定量の滑剤を含むと、スクリュー中を樹脂がスムーズに流れる。しかし上記特定範囲以上の滑剤を投入すると、逆に食い込み性が悪くなり、成形不良の原因となる。
滑剤としては、内部滑性を付与するための所謂内部滑剤も、外部滑性を付与するための外部滑剤も共に用いることができ、これらは組合せで用いることも可能である。本発明で使用する滑剤は、一般に樹脂の成形に使用されるもの全てを適用することが可能であるが、特に本発明の樹脂組成物を食品包装の用途に用いる場合には、食品添加物として使用が認められているものを用いることが望ましい。
具体的には、特開平8−27363で提案されているステアリン酸などの脂肪酸や、エルカ酸アミド、メチレンビス・ステアリン酸アミド、エチレンビス・ステアリン酸アミド、エチレンビスパルミチン酸アミド、エチレンビス・オレイン酸アミド等の脂肪酸アミド、または上記脂肪酸と脂肪酸アミドとの混合物を用いることができる。
また、上記滑剤に加えて、キャップの成形品の表面に凹凸を形成して、表面粗さを増加させることにより離型性を向上し、また樹脂食い込み性を調整して成形性を向上すべく、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、アンチブロッキング剤を1乃至10重量部の範囲で配合することが好ましい。アンチブロッキング剤としては、従来公知のアンチブロッキング剤を使用することができ、好適にはタルク粒子を用いることができる。
上記滑剤及びアンチブロッキング剤の添加は、これらを比較的高濃度で含有するマスターバッチを調製し、このマスターバッチを配合する内部添加でも良いし、ペレット粒子にアンチブロッキング剤を直接添加する外部添加でも良い。
さらに本発明においては加水分解を抑制する目的で、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、0.1〜10重量部の加水分解抑制剤を配合することが好ましい。キャップは水を含む食品調味料溶液の包装用として多用されるため、耐加水分解性が求められる。本発明においては上記特定量の加水分解抑制剤を配合することで、生分解性脂肪族ポリエステル樹脂が本来有している生分解性を損なうことなく、耐加水分解性を向上させることができる。かかる加水分解抑制剤としては、加水分解を抑制することができれば、特にその種類は限定されない。
前記加水分解抑制剤としては、たとえば、特許第3514736号や特開2003−165917で提案されているカルボジイミド化合物、表面処理無機フィラー、相乗珪酸塩、疎水性ワックス、疎水性可塑剤およびオレフィン系樹脂からなる群のうち少なくとも一種類が選ばれる。
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明をより具体的に説明する。
射出成形機で、図1に示すようなキャップを成形した。その後、プルオープン強度を測定するとともに、破断可能薄肉部のピンホールに起因する液漏れの有無を検査した。さらに開封時の内容液の飛び散りを実際にプルオープンすることによって確認した。なお、本実施例には可塑剤として、下記一般式(A)、(B)、(C)で表されるエステルを用いた。
Figure 2007077367
Figure 2007077367
Figure 2007077367
(キャップ)
図1、及び図2に示すように、プルオープンキャップAは破断可能薄肉部1により切取領域2が区画されている頂壁3と、切取領域2から上方に伸びる支柱5と、支柱5に接続されたプルリング4を有している。該キャップAは、図示しない容器の口筒部外周に設けられた環状突条に係合する係合突起8を外筒壁7の内面に有しており、該口筒部に打栓により密封装着される。なお、前記プルリング4に代えて、切取領域を押圧により破断することができるよう、押圧突起を設けるなど、公知の指かけ部を採用することができる。また該切取領域はすべて切り取れるようにしても良いし、一部の未破断部分を残して切り取れるようにしても良い。また、破断可能薄肉部の破断により形成される注出穴は、適宜公知の形状を採用できるが、図3に示すように、開封初期の開封抵抗を低減するために、支柱接続部分の切取領域2aを幅狭にすることもできる。また該キャップの容器への装着は、上記の手段に限定されず、螺条による装着等公知の手段を採用することができる。
(プルオープン強度の測定)
引っ張り試験機を用いて、以下の手順によりプルオープン強度を測定した。成形後24時間以上経過した測定サンプルを治具で固定した後、頂壁面に対し90度上方の方向に、300mm/minの速度でプルリングを引っ張り、破断可能薄肉部の破断過程における初期ピーク値(最大値)を記録した。開封性についてはプルオープン強度が60N未満のものを良、60N以上80N未満のものを可、80N以上のものを不可とした。
(内容液の飛び散りの確認)
開封時の内容液の飛び散りを確認した。内容液が入った容器にキャップを装着し、容器を10回上下に振った後、プルリングを引っ張って破断可能薄肉部を裂き切り、切取領域を除去した。この時、液の飛び散りの無いもの、或いはほとんど液の飛び散りの無いものを良、わずかに液が飛び散るものを可、液が飛び散るものを不可とした。
(漏れ試験)
デシケータを用い、減圧下において、破断可能薄肉部のピンホールに起因する液漏れの有無を確認した。
試験手順は以下の通りである。
メチレンブルー溶液を溶解した50%のエタノール水溶液をガラス容器に充填した後、キャップを該容器に装着する。該キャップは、ガラス容器の口筒部外周に設けられた環状突条に係合する係合突起を外筒壁内面に有しており、該キャップは打栓により容器口筒部に液密に装着される。キャップを装着した容器を200hPaの内圧に設定したデシケータ内で、20分間横倒し保管した後、液漏れの有無を確認する。液漏れの生じないキャップを良、液漏れが生じたキャップを不可とした。
(実施例1)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(A))25重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、43Nであり、開封性は良であった。開封時の内容液の飛び散りについてはほとんど液は飛び散らず、良であった。
(実施例2)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(B))25重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、45Nであり、開封性は良であった。開封時の内容液の飛び散りについてはほとんど液は飛び散らず、良であった。
(実施例3)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(A))18重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、50Nであり、開封性は良であった。開封時の内容液の飛び散りについてはほとんど液は飛び散らず、良であった。
(実施例4)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(C))18重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、52Nであり、開封性は良であった。開封時の内容液の飛び散りについてはほとんど液は飛び散らず、良であった。
(実施例5)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(A))11重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、58Nであり、開封性は良であった。開封時の内容液の飛び散りについてはほとんど液は飛び散らず、良であった。
(実施例6)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(A))5重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、76Nであり、開封性は可であった。開封時の内容液の飛び散りについては、液の飛び散りはわずかで可であった。
(実施例7)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(A))30重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.30mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、48Nであり、開封性は可であった。開封時の内容液の飛び散りについては、液の飛び散りはわずかで可であった。
(比較例1)
可塑剤を配合しない、ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型した。デシケータ内で漏れ試験を実施したが、破断可能薄肉部からの液漏れは認められなかった。プルオープン強度を測定すると、98Nであり、開封性は不可であった。開封の内容液の飛び散りについては液の飛び散りがあり、不可であった。
以上の結果を表1に示す。
(比較例2)
ポリブチレンサクシネートアジペート100重量部、アジピン酸エステル(一般式(A))50重量部からなる樹脂を用い、破断可能薄肉部の肉厚が0.25mmのキャップを射出成型したが、ブリードアウトが著しく、使用に不向きな成型品であったため、実験を取りやめた。
Figure 2007077367
*配合量は樹脂100重量部あたりの量を示す。
以上の結果からも明らかなように、生分解性脂肪族ポリエステル樹脂からなるキャップであって、該キャップは破断可能薄肉部により切取領域が区画されている頂壁と、該切取領域に設けられた指かけ部を有するキャップにおいて、生分解性脂肪族ポリエステルに対する特定のアジピン酸エステルまたはクエン酸エステルの配合量が、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、2〜40重量部、好ましくは生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、10〜25重量部である樹脂を用いることで密封性を維持しつつ、良好な開封性を実現することができ、さらに液の飛び散りを改善することができる。生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、滑剤として0.1〜5重量部の脂肪酸、または脂肪酸アミド、または脂肪酸と脂肪酸アミドとの混合物を配合することで、離型性を向上させることができる。また生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、1〜10重量部のアンチブロッキング剤を併用することで、成形性をより向上させることができる。また生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、0.1〜10重量部の加水分解抑制剤を配合することで、耐加水分解性を向上させることができる。
本発明の実施例に用いたプルオープンキャップの一部断面側面図である。 本発明の図1に示すキャップの底面図である。 本発明に好適な形状の切取領域を有するプルオープンキャップの参考図(底面図)である。
符号の説明
A プルオープンキャップ
1、1a 破断可能薄肉部
2、2a 切取領域
3 頂壁
4 指かけ部(プルリング)
5 支柱
6、6a 支柱接続部
7 外筒壁
8 係合突起

Claims (14)

  1. 生分解性脂肪族ポリエステル樹脂からなるキャップであって、該キャップは破断可能薄肉部により切取領域が区画されている頂壁と、該切取領域に設けられた指かけ部を有しており、該生分解性脂肪族ポリエステル樹脂には、下記一般式(1)で表される化合物が配合されていることを特徴とするキャップ。
    Figure 2007077367
    (Rが下記一般式(A)で表される基を示すときにRは下記一般式(B)で表される基を示し、Rがベンジル基であるときにRは下記一般式(A)または(B)で表される基を示す。)
    Figure 2007077367
    Figure 2007077367
  2. 生分解性脂肪族ポリエステル樹脂からなるキャップであって、該キャップは破断可能薄肉部により切取領域が区画されている頂壁と、該切取領域に設けられた指かけ部を有しており、該生分解性脂肪族ポリエステル樹脂には、下記一般式(2)で表される化合物が配合されていることを特徴とするキャップ。


    Figure 2007077367
    (RはH、Cの脂肪族アシル基またはC12の芳香族アシル基を示し、R、R、Rは全てが同一ではなく、それぞれ下記一般式(C)または一般式(D)で表される)
    Figure 2007077367
    (RはCのアルキレン基を示し、RはC10の直鎖もしくは分岐状のアルキル基、C12のアリール基、C15のアリールアルキル基またはC15のアルキルアリール基を示し、pは0〜6の整数を示す)
    Figure 2007077367
    (RはCのアルキレン基を示し、R10はC10の直鎖もしくは分岐状のアルキル基、C12のアリール基、C15のアリールアルキル基またはC15のアルキルアリール基を示し、qは0〜6の整数を示す)
  3. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂への、一般式(1)または一般式(2)で表される化合物の配合量が生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、2〜40重量部であることを特徴とする、請求項1乃至2の何れかに記載のキャップ。
  4. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂への一般式(1)または一般式(2)で表される化合物の配合量が生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、10〜25重量部であることを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載のキャップ。
  5. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂がポリアルキレンアルカノエート、またはその共重合体、またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のキャップ。
  6. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂がポリブチレンサクシネート、またはその共重合体、またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のキャップ。
  7. 前記ポリブチレンサクシネートの共重合体が、ポリブチレンサクシネートアジペートであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のキャップ。
  8. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂、またはその共重合体が、鎖延長剤を用いて高分子量化されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のキャップ。
  9. 前記ポリアルキレンアルカノエートの共重合体が、ポリブチレンアジペートテレフタレートであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のキャップ。
  10. 前記ポリアルキレンアルカノエート及びその共重合体の混合物が、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート、及びポリブチレンアジペートテレフタレートの中から選ばれた少なくとも2種からなることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のキャップ
  11. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、0.01〜5重量部の脂肪酸、または脂肪酸アミド、または脂肪酸と脂肪酸アミドの混合物が配合されていることを特徴とする、請求項1乃至10の何れかに記載のキャップ。
  12. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り、1〜10重量部のアンチブロッキング剤が配合されていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のキャップ。
  13. 前記生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は、生分解性脂肪族ポリエステル100重量部当り0.1〜10重量部の加水分解抑制剤が配合されていることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載のキャップ。
  14. 前記指かけ部は、前記切取領域から上方に伸びる支柱と、該支柱に接続されたプルリングとからなることを特徴とする請求項1乃至2に記載のキャップ。
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