JP2007077003A - 複数の光学素子がつくられる平板状光学素子半製品及びその製造装置 - Google Patents
複数の光学素子がつくられる平板状光学素子半製品及びその製造装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】レンズなどの光学レンズの裁断を精度よく行う複数の光学レンズが得られるワンピース状をした平板状レンズ半製品と、複数のレンズを成形でき、レンズの裁断も精度よく行うことができる半製品を製造することができる装置を提供する。
【解決手段】表面と、該表面と背中合わせの裏面とで画成する平板状マトリックス内に、2の裁断方向の少なくとも一方に平行に前記複数の光学レンズが直列状に並べられ、前記表面及び前記裏面のいずれかの一方の面上に前記方向に直列配置して2以上の位置決めマークが設けられている。
【選択図】図4
【解決手段】表面と、該表面と背中合わせの裏面とで画成する平板状マトリックス内に、2の裁断方向の少なくとも一方に平行に前記複数の光学レンズが直列状に並べられ、前記表面及び前記裏面のいずれかの一方の面上に前記方向に直列配置して2以上の位置決めマークが設けられている。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の光学素子がつくられる平板状光学素子半製品及びその製造装置に関する。
従来より光学的精度の単一レンズの成形面を有する金型、或いは複数レンズの成形面が形成された金型を用いてレンズ素材を精密製造し、研磨などの工程を省略して一対の所望光学面形状をした光学レンズを成形することがすでに知られているが、マイクロ光学レンズやマイクロ光学レンズアレイを製造するとき、上記方法では金型の製造手間や数が多くなるため、量産化に向かず、歩留りも向上し難い問題がある。
一度に複数の光学レンズを成形できる手段として例えば図7に示す製造方法がある。図7中、凸レンズの成形手段として、71は複数の突起712、712、・・・を形成した成形面711を有するマスター型で、72は、マスター71を使って複数のくぼみ722、722、・・・を形成した転写成形面721を有する成形型(ネガ)である。成形型72によりセットされた例えばガラスなどの光学素材73を押圧して複数の突起状をした凸レンズ741、741、・・・が転写形成されたワンピース状レンズ連続プレート74がレンズ半製品として形成される。次いで裁断を経て単一凸レンズ741、741、・・・が得られる。
米国特許第2003/0115907 A1号
上記従来技術によれば、レンズである光学素子(以下レンズとする)が大量につくられることができるが、なおも下記のような改善が待たれる問題がある。
一.レンズをつくるマスター型71及び成形型72など、製造するのに2回以上の手数をかけなければならない。
二.それらの型により得られたレンズ連続プレート74には、裁断のための位置決め用マークがないため、レンズ74の裁断を精度よく行うことができず、レンズ74の形状サイズも精度を向上し難い。
三.上記成形型においてそれぞれの成形面上に突起712やくぼみ722が一体形成されているため、突起712或いはくぼみ722のいずれかが傷がつくと、そこだけを取り替えることもできず、成形型全体を廃棄しなければならないので、製造コスト増大を招く。
四.量産を図るに当って成形型の大きさは光学素材のサイズに応じなければならず、また該成形型の大小すなわち成形面の多少にかかわらず個々それぞれ精度よく形成しなければならないため、成形型の製造手間を増す一方である。
二.それらの型により得られたレンズ連続プレート74には、裁断のための位置決め用マークがないため、レンズ74の裁断を精度よく行うことができず、レンズ74の形状サイズも精度を向上し難い。
三.上記成形型においてそれぞれの成形面上に突起712やくぼみ722が一体形成されているため、突起712或いはくぼみ722のいずれかが傷がつくと、そこだけを取り替えることもできず、成形型全体を廃棄しなければならないので、製造コスト増大を招く。
四.量産を図るに当って成形型の大きさは光学素材のサイズに応じなければならず、また該成形型の大小すなわち成形面の多少にかかわらず個々それぞれ精度よく形成しなければならないため、成形型の製造手間を増す一方である。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたもので、レンズなどの光学素子の裁断を精度よく行う複数の光学素子が得られるワンピース状をした平板状光学素子半製品と、複数の光学素子(レンズ)を成形でき、光学素子の裁断も精度よく行うことができる半製品を製造することができる装置を提供しようとすることを目的とする。
上記一の目的を達成すべく本発明は、少なくとも2の裁断方向にそれぞれ平行しながら逐一裁断して複数の光学素子が得られる光学素子半製品において、表面と、該表面と背中合わせの裏面とで画成する平板状マトリックス内に、2の裁断方向の少なくとも一方に平行に前記複数の光学素子が直列状に並べられ、前記表面及び前記裏面のいずれかの一方の面上に前記方向に直列配置して2以上の位置決めマークが設けられていることを特徴とする光学素子半製品を提供する。
前記光学素子半製品においてさらに、前記2の裁断方向は、同一平面において互いに直交する2方向であり、前記表面には、前記一方向に沿って所定間隔をおいて2の前記マークが設けられ、前記裏面には、前記表面に設けられている2の前記マークに対応する位置に2のマークが設けられてあることが好ましい。
前記光学素子半製品においてさらに、平板状マトリックスは円板体であり、前記2のマークのそれぞれが直交する2の直径方向の一方向において円心に対して所定間隔をおいて対称に設けられていることが好ましい。
前記光学素子としては、例えば光学レンズがある。
また、他の目的を達成するために、本発明は、平板状第1の取付プレートと、該第1の取付プレートの表面側に2以上の裁断方向の一方向に平行に直列状に並び、それぞれ第1の成形面が形成されている複数の第1の押圧型とを有する第1の押圧型ユニットと、
前記第1の押圧型ユニットに対応してその表面側が前記第1の押圧型ユニットへ向け垂直に移動可能に対向配置された第2の取付プレートと、それぞれの前記第2の取付プレートの表面側に第2の成形面が形成されている複数の第2の押圧型とを有する第2の押圧型ユニットと、該第1の取付プレート及び該第2の取付プレートのいずれかに前記2以上の裁断方向における一方向に平行に設けられ、前記一方のプレートの表面側には位置決め用の第1のマーク成形面を有する2以上の第1のマーク型とからなり、前記第1の押圧型ユニットの第1の成形面側表面と前記第2の押圧型ユニットの第2の成形面側表面との間に成形用キャビティとしての空間が画成され、予め一定の形にした光学素材が前記キャビティ内にセットされ、第1と第2の押圧型ユニットが移動しながら前記光学素材を押圧して、前記第1と第2の成形面により一定の光学成形面が形成される複数の光学素子が直列状に並び、且つ前記マーク成形面により2以上の位置決めマークが形成される平板状光学素子半製品に成形されることができる製造装置を提供することもできる。
前記第1の押圧型ユニットに対応してその表面側が前記第1の押圧型ユニットへ向け垂直に移動可能に対向配置された第2の取付プレートと、それぞれの前記第2の取付プレートの表面側に第2の成形面が形成されている複数の第2の押圧型とを有する第2の押圧型ユニットと、該第1の取付プレート及び該第2の取付プレートのいずれかに前記2以上の裁断方向における一方向に平行に設けられ、前記一方のプレートの表面側には位置決め用の第1のマーク成形面を有する2以上の第1のマーク型とからなり、前記第1の押圧型ユニットの第1の成形面側表面と前記第2の押圧型ユニットの第2の成形面側表面との間に成形用キャビティとしての空間が画成され、予め一定の形にした光学素材が前記キャビティ内にセットされ、第1と第2の押圧型ユニットが移動しながら前記光学素材を押圧して、前記第1と第2の成形面により一定の光学成形面が形成される複数の光学素子が直列状に並び、且つ前記マーク成形面により2以上の位置決めマークが形成される平板状光学素子半製品に成形されることができる製造装置を提供することもできる。
前記製造装置において、前記第1と第2の取付プレートいずれか他方には、さらに前記第1のマーク型に対応して2以上の第2のマーク型を設け、それぞれの第2のマーク型の表面には、位置決め用の第2のマーク成形面を形成する。このように、平板状光学素子半製品には、複数の光学素子及び位置決め用第1のマークのほか第2のマークも形成された構成とすることもできる。
前記製造装置において、第1の押圧型ユニットには、さらに前記第1の取付プレートを貫通して前記複数の第1の押圧型及び第1のマーク型をそれぞれ脱着可能に挿入する複数の第1の貫通孔を設け、また、第1の定位板により、前記第1の取付プレートの裏面を覆うと共に、対応する貫通孔に挿入される前記各第1の押圧型及び前記各第1のマーク型の底面と接触するように設けている構成とすることもできる。
前記製造装置において、第2の押圧型ユニットには、さらに前記第1の押圧型ユニットの第1の貫通孔に対応して第2の取付プレートを貫通し、前記第2の押圧型及び第2のマーク型がそれぞれ脱着可能に挿入される複数の第2の貫通孔を設け、また、第2の定位板により、前記第2の取付プレートの裏面を覆うと共に、対応する第2の貫通孔に挿入される前記各第2の押圧型及び前記各第2のマーク型の底面と接触するように設けた構成とすることもできる。
前記製造装置において、前記複数の第1の押圧型が互いに直交する2の裁断方向に平行して直列状に並べられていることが好ましい。
前記製造装置において、それぞれが直交する前記2の裁断方向のいずれか一方に平行に所定の間隔をおいて前記第1のマーク型が2つ設けた構成とすることもできる。
前記製造装置において、前記第1の取付プレートとしては、円板体とし、前記裁断方向が直径方向であり、前記2のマーク型は円心を中心として前記直径方向に所定の間隔をおいて対称に設けることができる。
前記製造装置において、保護膜が前記第1と第2の押圧型のそれぞれの成形面に形成されている構成とすることもできる。
以上により、本発明の光学素子半製品及び製造装置によれば、複数の光学素子が一度に大量製造されることができるので、製造歩留りの向上を図り、製造コストをより一層低減することができる。また、第1と第2の押圧型ユニットには位置決め用の第1と第2のマーク型が設けられているので、複数の光学素子が形成されている平板状をした光学素子半製品には位置決め用のマークが形成されることができるので、マークによって精度よく光学素子半製品の裁断を行うことができ、且つ光学素子の外観サイズを効果的に把握することができる。また、複数の光学素子が形成されている平板状光学素子半製品を製造できる製造装置により、従来技術のようにマスター型と成形型の用意をしなくてもよく、型の製造手間を省くことができる。また、複数の第1と第2の押圧型のいずれかに欠陥が生じても、個別に交換することができ、製造コスト及び時間を大幅に低減することができる。量産化用の光学素材のサイズが大きくても、第1と第2の取付プレートを大きくして貫通孔に応じて設ければよく、型の製造手間を省き、製造コストを大幅に下げることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である製造装置の概略を示す断面図である。この製造装置1は、図示のように、セットされた予め平板状をした光学素材例えばレンズ素材100を押圧して複数のレンズである光学素子が形成される円板状レンズ半製品200を成形するためのものである。図1に示す製造装置としては、レンズ素材100を押圧する方向沿いに第1と第2の押圧型ユニット10、20とが移動可能に対向配置されてなる。
第1の押圧型ユニット10は、図2に示すように例えば円板状をした第1の取付プレート11を有し、第1の取付プレート11の表面11a側には2の裁断方向好ましく直交するX、Y方向に平行に直列状好ましくはマトリックス状に並べられ、それぞれに第1の成形面121、121が形成されている複数の第1の押圧型12、12、・・・と、直交する前記2以上の裁断方向における例えばX方向に平行に設けられ、位置決め用の第1のマーク成形面131、131を有する第1のマーク型13、13とからなっている。この例では、裁断方向としては製造装置に応じて適宜決めるとよく、好ましくは直交するX、Y方向である。第1のマーク型13としては2つ使われているが、レンズ半製品200に裁断用のマークを設けることができればよくその使用数に何も特別な制限がない。
第1の押圧型ユニット10にはさらに第1の取付プレート11に貫通して複数の第1の押圧型12、12、・・・及び第1のマーク型13、13がそれぞれ脱着可能に挿入される複数の第1の貫通孔111、111、・・・及び112、112を設け、且つ、取付プレート11の裏面側に貫通孔111、111、・・・、及び112、112に挿入される各第1の押圧型12、12、・・・及び前記各第1のマーク型13、13の底面と接触するよう第1の取付プレート11の裏面11bに覆われて第1の定位板14を設けている。
第2の押圧型ユニット20は、第1の押圧型ユニット10に対応して円板状の第2の取付プレート21と、第2の成形面221、221、・・・が形成されている複数の第2の押圧型22、22、・・・とからなっている。第2の押圧型ユニット20にはさらに第1のマーク型13、13に対応して第2の取付プレート21に2以上の第2のマーク型23、23が設けられ、第2のマーク型23、23には、第1のマーク成形面131、131に対応する位置決め用の第2のマーク成形面231、231を形成している。
第2の押圧型ユニット20にはさらに第1の押圧型ユニット10の第1の貫通孔111、111、・・・に対応して第2の取付プレート21に貫通して第2の押圧型22、22、・・・及び第2のマーク型23、23がそれぞれ脱着可能に挿入される複数の第2の貫通孔211、211、・・・、212、212が設けられ、第2の取付プレート21の裏面21bに覆われて対応する第2の貫通孔211、211、・・・、212、212に挿入される前記各第2の押圧型22、22、・・・及び各第2のマーク型23、23の底面と接触する第2の定位板24が設けられている。
なお、前記貫通孔111、211、112、212は、それぞれの内周面が縮径して階段状が形成され、押圧型12、22及びマーク型13、23としてはつば部が突出た型体が用いられている。
以上のように、第1と第2の取付プレート11、21のそれぞれの表面11a、21aの間に成形用キャビティとしての空間が画成され、予め一定の形にしたレンズ素材100がキャビティ内にセットされ、第1と第2の押圧型ユニット10、20が移動してレンズ素材100を押圧し、第1、第2の成形面121、221により一定の光学面を有する光学レンズ230、230、・・・が複数直列状に形成され、且つマーク成形面131、231により2以上の位置決めマーク240、240、250、250が設けられる平板状レンズ半製品200(図4、5参照)に成形されることができる。
また、押圧型12、22の成形面121、221を少し長く使用しようとして、例えばダイヤモンド、炭素、ダイヤモンドライク炭素或いはPt、Ir、Re、Ru、Cr、Ni、Al、Ti、W、Moの1つまたは2以上を含有する材料によりそれぞれの成形面121、221上に金属或いは化合物保護膜122、222が形成される工夫がなされてもよい。
なお、この例においては、第1と第2のプレート11、21としては円板体であり、マーク型13、23としては円板体の円心を中心として直交する2の直径方向のX方向に所定の間隔をおいて対称に設けられている。なお、この例においては第1と第2のマーク型13、23のマーク成形面(縮径部分)131、231の横断面としては平行四辺形である。
このように、図4と図5に示されているように、レンズ半製品200は、表面210と、該表面210と背中合わせの裏面220とで平板状をしたマトリックスを有し、直交する裁断方向X、Yに平行に複数の光学レンズ230、230、・・・が直列状に並べられ、表面210及び裏面220の上にX方向において2の位置決めマーク240及び250が設けられているものである。
図示しない成形チャンバー内にセットされている製造装置が例えば抵抗器の直接加熱装置或いは赤外線の間接加熱装置により加熱され、製造装置のキャビティ内にセットされているレンズ素材100が軟化されると、例えば第1の押圧型ユニット10が第2の押圧型ユニット20に向かって移動されて、レンズ素材100を押圧し、第1と第2の成形面121、221により一定の光学面を形成している光学レンズ230、230、・・・が直列状に並べられている円板状レンズ半製品200が得られる。該レンズ半製品200には、第1と第2のマーク面131と231によりマーク240、240、250、250が形成されている。
次いで、図6に示す裁断装置800によって、レンズ半製品200に対してマーク240、250に基づいて互いに直交するX、Y方向に平行しながら逐一裁断して複数のレンズ230、230、・・・が得られる。この裁断工程において、レンズ半製品200をUVテープ500を介して加工テーブル400上にセットされる。加工テーブル400を動かして位置調整しながらCCDカメラ600により、マーク250を取り入れ、モニタ700画面に示されているマーク610に合わして光学レンズ230の裁断を行う。裁断後、UV光の照射によりUVテープ500を除去することができる。
なお、本形態の製造装置によって両凸のレンズを製造するとき、第1と第2の成形面121、221が窪んで形成されているので、窪んだ成形面上にガスが溜まり易く気泡を含む光学面に成形する虞があり、成形するときは真空引きをしなければならないが、両凹のレンズを製造するときは、光学面に気泡を含めず真空引きをしなくてよい。
本発明のレンズ半製品及び製造装置によれば、下記の効果を奏することができる。
1.光学レンズを大量製造することができるので、製造歩留りの向上を図り、製造コストをより一層低減することができる。
2.第1と第2の押圧型ユニットには位置決め用の第1と第2のマーク型が設けられているので、複数の光学レンズが形成されている平板状レンズ半製品には位置決め用のマークが形成されることができ、精度よくレンズ半製品の裁断を行うことができ、且つ光学レンズの外観サイズを効果的に把握することができる。
3.従来技術のようにマスター型と成形型の用意をせずにすみ、型の製造手間を省くことができる。
4.複数の第1と第2の押圧型のいずれかが壊れても、個別に交換することができ、製造コスト及び時間を大幅に低減することができる。
5.量産化用のレンズ素材のサイズが大きくても、第1と第2の取付プレートを大きくして貫通孔も光学レンズのサイズや形状に応じて設ければよいので、製造の自由度を高め、型の製造手間を省き、製造コストを大幅に下げることができる。また、光学レンズの種類に応じて任意の成形面を有する型を用いることができるので、マイクロレンズや、マイクロレンズ直列、オプティカル回折素子などの製造も簡単化になる。
1.光学レンズを大量製造することができるので、製造歩留りの向上を図り、製造コストをより一層低減することができる。
2.第1と第2の押圧型ユニットには位置決め用の第1と第2のマーク型が設けられているので、複数の光学レンズが形成されている平板状レンズ半製品には位置決め用のマークが形成されることができ、精度よくレンズ半製品の裁断を行うことができ、且つ光学レンズの外観サイズを効果的に把握することができる。
3.従来技術のようにマスター型と成形型の用意をせずにすみ、型の製造手間を省くことができる。
4.複数の第1と第2の押圧型のいずれかが壊れても、個別に交換することができ、製造コスト及び時間を大幅に低減することができる。
5.量産化用のレンズ素材のサイズが大きくても、第1と第2の取付プレートを大きくして貫通孔も光学レンズのサイズや形状に応じて設ければよいので、製造の自由度を高め、型の製造手間を省き、製造コストを大幅に下げることができる。また、光学レンズの種類に応じて任意の成形面を有する型を用いることができるので、マイクロレンズや、マイクロレンズ直列、オプティカル回折素子などの製造も簡単化になる。
10、20 押圧型ユニット
11、21 取付プレート
11a、21a 表面
11b、21b 裏面
111、112、211、212 貫通孔
12、22 押圧型
121、221 成形面
122、222 保護膜
13、23 マーク型
131、231 マーク成形面
14、24 第1の定位板
100 レンズ素材
200 レンズ半製品
210 表面
220 裏面
230 光学レンズ
240、250 位置決めマーク
400 加工テーブル
500 UVテープ
600 CCDカメラ
610 マーク
700 モニタ
800 裁断装置
X、Y 裁断方向
11、21 取付プレート
11a、21a 表面
11b、21b 裏面
111、112、211、212 貫通孔
12、22 押圧型
121、221 成形面
122、222 保護膜
13、23 マーク型
131、231 マーク成形面
14、24 第1の定位板
100 レンズ素材
200 レンズ半製品
210 表面
220 裏面
230 光学レンズ
240、250 位置決めマーク
400 加工テーブル
500 UVテープ
600 CCDカメラ
610 マーク
700 モニタ
800 裁断装置
X、Y 裁断方向
Claims (13)
- 少なくとも2の裁断方向にそれぞれ平行しながら逐一裁断して複数の光学素子が得られる光学素子半製品において、
表面と、該表面と背中合わせの裏面とで画成する平板状マトリックス内に、2の裁断方向の少なくとも一方に平行に前記複数の光学素子が直列状に並べられ、前記表面及び前記裏面のいずれかの一方の面上に前記方向に直列配置して2以上の位置決めマークが設けられていることを特徴とする光学素子半製品。 - 前記2の裁断方向は、同一平面において互いに直交する2方向であることを特徴とする請求項1に記載の光学素子半製品。
- 前記表面には、前記一方向に沿って所定間隔をおいて2の前記マークが設けられ、前記裏面には、前記表面に設けられている2の前記マークに対応する位置に2のマークが設けられてあることを特徴とする請求項2に記載の光学素子半製品。
- 前記平板状マトリックスは円板体であり、
前記2のマークのそれぞれが直交する2の直径方向の一方向において円心に対して所定間隔をおいて対称に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の光学素子半製品。 - 前記光学素子としては、光学レンズがあることを特徴とする請求項1に記載の光学素子半製品。
- 平板状第1の取付プレートと、該第1の取付プレートの表面側に2以上の裁断方向の一方向に平行に直列状に並び、それぞれ第1の成形面が形成されている複数の第1の押圧型とを有する第1の押圧型ユニットと、
前記第1の押圧型ユニットに対応してその表面側が前記第1の押圧型ユニットへ向け垂直に移動可能に対向配置された第2の取付プレートと、それぞれの前記第2の取付プレートの表面側に第2の成形面が形成されている複数の第2の押圧型とを有する第2の押圧型ユニットと、
該第1の取付プレート及び該第2の取付プレートのいずれかに前記2以上の裁断方向における一方向に平行に設けられ、前記一方のプレートの表面側には位置決め用の第1のマーク成形面を有する2以上の第1のマーク型とからなり、
前記第1の押圧型ユニットの第1の成形面側表面と前記第2の押圧型ユニットの第2の成形面側表面との間に成形用キャビティとしての空間が画成され、予め一定の形にした光学素材が前記キャビティ内にセットされ、第1と第2の押圧型ユニットが移動しながら前記光学素材を押圧して、前記第1と第2の成形面により一定の光学成形面が形成される複数の光学素子が直列状に並び、且つ前記マーク成形面により2以上の位置決めマークが形成される平板状光学素子半製品に成形されることができる製造装置。 - 前記第1と第2の取付プレートいずれか他方には、さらに前記第1のマーク型に対応して2以上の第2のマーク型を設け、それぞれの第2のマーク型の表面には、位置決め用の第2のマーク成形面を形成することを特徴とする請求項6に記載の製造装置。
- 第1の押圧型ユニットには、さらに前記第1の取付プレートを貫通して前記複数の第1の押圧型及び第1のマーク型をそれぞれ脱着可能に挿入する複数の第1の貫通孔を設け、
また、第1の定位板により、前記第1の取付プレートの裏面を覆うと共に、対応する貫通孔に挿入される前記各第1の押圧型及び前記各第1のマーク型の底面と接触するように設けていることを特徴とする請求項7に記載の製造装置。 - 第2の押圧型ユニットには、さらに前記第1の押圧型ユニットの第1の貫通孔に対応して第2の取付プレートを貫通し、前記第2の押圧型及び第2のマーク型がそれぞれ脱着可能に挿入される複数の第2の貫通孔を設け、
また、第2の定位板により、前記第2の取付プレートの裏面を覆うと共に、対応する第2の貫通孔に挿入される前記各第2の押圧型及び前記各第2のマーク型の底面と接触するように設けていることを特徴とする請求項8に記載の製造装置。 - 前記複数の第1の押圧型が互いに直交する2の裁断方向に平行して直列状に並べられていることを特徴とする請求項6に記載の製造装置。
- それぞれが直交する前記2の裁断方向のいずれか一方に平行に所定の間隔をおいて前記第1のマーク型が2つ設けていることを特徴とする請求項10に記載の製造装置。
- 前記第1の取付プレートとしては、円板体とし、前記裁断方向が直径方向であり、前記2のマーク型は円心を中心として前記直径方向に所定の間隔をおいて対称に設けることを特徴とする請求項11に記載の製造装置。
- 保護膜が前記第1と第2の押圧型のそれぞれの成形面に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の製造装置。
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