JP2007076863A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クリーニング装置によって搬送手段上から除去した液体を確実に回収でき、クリーニング装置のクリーニング性能の低下を防止できるようにした液滴吐出装置の提供を課題とする。
【解決手段】 少なくとも2本のローラー26、28に張架され、記録媒体Pを保持搬送する搬送ベルト30と、搬送ベルト30に保持された記録媒体Pに液体を吐出する液滴吐出ヘッド20と、少なくとも搬送ベルト30に付着した液体を除去するクリーニング装置40と、を備えた液滴吐出装置10において、クリーニング装置40が、搬送ベルト30の幅に対応した長さとされ、搬送ベルト30に圧接するブレード42と、ブレード42を搬送ベルト30から退避させる退避手段45と、退避手段45によって退避したブレード42をクリーニングするクリーニング手段48と、を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録媒体を保持搬送する搬送手段と、搬送手段に保持された記録媒体に液体を吐出する液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置に関し、更に詳しくは、少なくとも搬送手段に付着した液体を除去するクリーニング装置に関する。
記録用紙(記録媒体)を吸着・搬送可能な搬送ベルト(搬送手段)を備えたインクジェット記録装置(液滴吐出装置)では、インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)のノズルからインク滴(液体)を吐出して印字を行う。そして、その印字中、未使用ノズルの目詰りを防止するために、定期的にダミージェット(予備吐出)を搬送ベルト上に行う。したがって、そのダミージェットにより搬送ベルト上に付着したインクを回収するクリーニング機構が必要とされている。
クリーニング機構の一例としては、ゴム等の板状弾性体(以下「ブレード」という)によるクリーニング方式がある。一般に、この方式では、搬送ベルトの搬送経路上に印字幅以上の長さでブレードが備え付けられ、このブレードの先端が常時搬送ベルトに所定の圧力で圧接することにより、その搬送ベルト上に付着したインクを掻き取るようになっている。
しかしながら、このような構成のクリーニング方式の場合、インクジェット記録装置の未使用期間が長いと、掻き取ったインクがブレードに固着してしまい、クリーニング時に、掻き取ったはずのインクが搬送ベルト上に残留し、上流側のローラーや記録用紙を汚してしまうなどのクリーニング不良が発生したり、搬送ベルトの搬送負荷が増大し、搬送ベルトがスリップするなどの搬送不良が引き起こされる問題があった。すなわち、クリーニング装置のクリーニング性能が低下するという問題があった。
そこで、従来では、掻き取ったインクがブレードに固着するのを防止するために、ブレードを固定するブレード支持部材に吸収体を収容し、ブレードで掻き取ったインクを、その吸収体で回収するようにしていた。そして更に、搬送ベルトの磨耗及びブレードの磨耗を低減するために、ブレードを搬送ベルトに対して接離可能に構成していた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなインク回収方法では、重力を利用してインクを回収することになるため、ブレードに付着したインクを完全に回収することは困難であった。また、ブレードを搬送ベルトから退避させた際には、掻き取ったインクがブレードに付着したままとなるため、時間の経過とともにブレードへのインク固着が進行してしまうという問題もあった。つまり、このような構成では、クリーニング装置のクリーニング性能の低下を完全に防止することはできなかった。
特開2004−136533号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、クリーニング装置によって搬送手段上から除去した液体を確実に回収でき、クリーニング装置のクリーニング性能の低下を防止できるようにした液滴吐出装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の液滴吐出装置は、記録媒体を保持搬送する搬送手段と、前記搬送手段に保持された記録媒体に液体を吐出する液滴吐出ヘッドと、少なくとも前記搬送手段に付着した液体を除去するクリーニング装置と、を備えた液滴吐出装置において、前記クリーニング装置が、前記搬送手段の幅に対応した長さとされ、該搬送手段に圧接するブレードと、前記ブレードを前記搬送手段から退避させる退避手段と、前記退避手段によって退避した前記ブレードをクリーニングするクリーニング手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、搬送手段に付着している液体を掻き取るブレードを、搬送手段から退避させてクリーニングできるため、搬送手段から除去した(掻き取った)液体がブレードに固着することはない。したがって、搬送手段に対し、常に良好なクリーニングが実現でき、クリーニング不良や搬送不良の発生を防止することができる(クリーニング性能の低下を防止することができる)。
また、請求項2に記載の液滴吐出装置は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記退避手段が、前記ブレードを、前記搬送手段の幅方向に設けられた回転軸を中心に回転させることによって、前記搬送手段から退避させることを特徴としている。
そして、請求項3に記載の液滴吐出装置は、請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記クリーニング手段が、前記ブレードが回転によって摺接することにより、該ブレードを相対的にワイピングする吸収体であることを特徴としている。
請求項2及び請求項3に記載の発明によれば、ブレードに付着した液体を確実に回収することができる。したがって、搬送手段から除去した液体がブレードに固着するのを確実に防止することができる。
また、請求項4に記載の液滴吐出装置は、請求項3に記載の液滴吐出装置において、前記吸収体が、前記ブレードが回転したときに飛散する液体を回収できる構成とされていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、液滴吐出装置内が液体の飛散により汚染されるのを防止することができる。
また、請求項5に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、前記ブレード及び前記クリーニング手段がユニット化され、装置本体に着脱可能に構成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、ブレードやクリーニング手段の交換が容易にできるので、クリーニング装置のクリーニング性能を常に最適な状態に維持することができる。
また、請求項6に記載に液滴吐出装置は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記搬送手段が、少なくとも2本のローラーに張架された記録媒体を保持搬送する搬送ベルトであり、前記退避手段が、前記ブレードを、前記ローラーの軸方向と直交する方向に設けられた回転軸を中心に回転させることによって、前記搬送ベルトから退避させることを特徴としている。
そして、請求項7に記載の液滴吐出装置は、請求項6に記載の液滴吐出装置において、前記クリーニング手段が、前記ブレードが当接することにより、該ブレードに付着した液体を吸収する吸収体であることを特徴としている。
更に、請求項8に記載の液滴吐出装置は、請求項6に記載の液滴吐出装置において、前記クリーニング手段が、前記ブレードが回転によって摺接することにより、該ブレードを相対的にワイピングする吸収体であることを特徴としている。
請求項6乃至請求項8に記載の発明によれば、ブレードに付着した液体を確実に回収することができる。したがって、搬送ベルトから除去した液体がブレードに固着するのを確実に防止することができる。
また、請求項9に記載の液滴吐出装置は、請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、前記クリーニング装置が、複数設けられていることを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、液体の種類が異なる場合(搬送手段(搬送ベルト)に対する付着度合いが異なる液体)でも、確実にその液体を搬送手段(搬送ベルト)から除去することができる。
また、請求項10に記載の液滴吐出装置は、請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、前記クリーニング装置のブレードが、前記搬送ベルトの幅よりも短く構成され、該クリーニング装置が前記搬送ベルトの両側に配置されていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、搬送ベルトの搬送方向の長さを低減することができる。したがって、液滴吐出装置の小型化を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、クリーニング装置によって搬送手段上から除去した液体を確実に回収でき、クリーニング装置のクリーニング性能の低下を防止できる液滴吐出装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1、図2では、本発明に係る液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置10の概略構成が示されている。したがって、以下において、液滴吐出ヘッドをインクジェット記録ヘッド20とし、記録媒体を記録用紙Pとして説明をする。
図1、図2で示すように、インクジェット記録装置10は、記録用紙Pが収容される給紙トレイ12と、この給紙トレイ12から供給された記録用紙Pに画像を記録する画像記録部14と、画像記録部14へ記録用紙Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録用紙Pを収容する排紙トレイ18と、を有している。
画像記録部14は、インクジェット記録ヘッド20を有しており、このインクジェット記録ヘッド20は、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録用紙Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。つまり、このインクジェット記録ヘッド20は、シングルパス印字が可能な所謂Full Width Array(FWA)となっている。
また、インクジェット記録ヘッド20は、記録用紙Pの搬送方向に対して、その上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並設されており、サーマル方式や圧電方式等の公知の手段によって、インク滴が吐出されるように構成されている。なお、これに加えて、インク定着用の透明な処理液を吐出するインクジェット記録ヘッド20L(図5、図10参照)が並設される場合もある。
また、インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクが使用可能であり、インクジェット記録装置10には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにインクを供給するインクタンク21Y、21M、21C、21Kが配設されている。
更に、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kには、メンテナンスユニット22Y、22M、22C、22Kが備えられている。このメンテナンスユニット22Y〜22Kは、それぞれ印刷時における退避位置(図1参照)と、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする位置(図2参照)とに移動可能に構成されている。
各メンテナンスユニット22Y〜22Kは、キャップ、ダミージェット受け、クリーニング部材等を有しており、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする際には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定高さ上昇することにより、各ノズル面に対して、メンテナンスユニット22Y〜22Kがそれぞれ対向配置できるようになっている。
給紙トレイ12中の記録用紙Pは、ピックアップローラー24によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラー対25によって画像記録部14へ送られる。搬送手段16は、記録用紙Pの印刷面をインクジェット記録ヘッド20に対面させるための搬送ベルト30を有しており、この搬送ベルト30は、用紙搬送方向下流側に配置された駆動ローラー26と、用紙搬送方向上流側に配置された従動ローラー28とに張架されて、図示の矢印A方向(時計方向)に循環駆動(回転)するように構成されている。
また、従動ローラー28の上部には、搬送ベルト30の表面側から、その搬送ベルト30に従動する用紙押さえローラー32が配設されている。この用紙押さえローラー32が帯電ローラーを兼ねており、この用紙押さえローラー32によって搬送ベルト30が帯電される(電荷が与えられる)ことにより、記録用紙Pが搬送ベルト30に静電吸着されて搬送される構成である。
したがって、搬送ベルト30は、帯電させることによって電荷を表面に滞留させることが可能な高分子材料からなる、例えばポリイミドやポリエステルで構成される。なお、搬送ベルト30は、記録用紙Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録用紙Pとの摩擦により、あるいは記録用紙Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト30の適宜位置には、その搬送ベルト30から記録用紙Pを剥離する剥離爪34が接近・離隔可能に配設されている。したがって、インクジェット記録ヘッド20により印字された後、搬送ベルト30の曲率及び剥離爪34により記録用紙Pが搬送ベルト30から剥離され、排出される構成である。なお、連続印字の場合は、記録用紙Pと記録用紙Pの間に所定の間隔が設けられ、順に印字される構成である。
また、搬送ベルト30の下方には、反転部36が設けられており、両面印刷するときには、印刷直後の面側がスターホイールとされた複数の搬送ローラー対38により、記録用紙Pが搬送されて、再度インクジェット記録ヘッド20へ供給されるようになっている。そして、排紙トレイ18への搬送路の適宜位置にも、印刷直後の面側がスターホイールとされた複数の搬送ローラー対38が配設されている。
その他、図示しないが、このインクジェット記録装置10には、画像信号に応じてインク滴の吐出タイミングと使用するノズルを決定し、そのノズルに駆動信号を印加するインクジェット記録ヘッド20の制御手段と、インクジェット記録装置10全体の動作を制御するシステム制御手段が備えられている。
以上のような構成のインクジェット記録装置10において、次に、その作用について簡単に説明する。なお、ここでは片面印刷する場合を例に採る。まず、ピックアップローラー24により、給紙トレイ12から記録用紙Pが1枚取り出され、搬送ベルト30よりも上流側の搬送ローラー対25により、搬送ベルト30上に供給される。
搬送ベルト30上に供給され、その搬送ベルト30の搬送面に吸着・保持された記録用紙Pは、インクジェット記録ヘッド20の記録位置へ供給され、その印刷面に画像が記録される。そして、その印刷(画像記録)終了後、記録用紙Pは搬送ベルト30から剥離爪34によって剥離され、搬送ベルト30よりも下流側の搬送ローラー対38によって排紙トレイ18へ排紙される。
さて、以上のようなインクジェット記録装置10にあっては、印字中において、未使用ノズルの目詰りを防止するために、定期的に(所定時間経過毎に)ダミージェット(予備吐出)を搬送ベルト30上の用紙間エリアに行うようになっている。したがって、このインクジェット記録装置10には、少なくともダミージェットによって搬送ベルト30上に付着したインクを除去するクリーニング装置が備えられている。以下、そのクリーニング装置について説明する。
[第1実施例]
まず、第1実施例について説明する。この第1実施例のクリーニング装置40は、図3で示すように、搬送ベルト30の幅と略同じか、それより若干長めに形成され、搬送ベルト30の表面に所定の圧力で圧接して搬送ベルト30上に付着したインクを掻き取るブレード42と、そのブレード42を、搬送ベルト30の下方で、かつ駆動ローラー26及び従動ローラー28の軸方向(搬送ベルト30の幅方向)に架設された回転軸46を中心に一方向(矢印B方向)に回転させる退避機構45と、ブレード42が回転することによって、少なくともその先端部分が摺接し、その先端部分(ブレード42)に付着したインクを回収するインク吸収体48と、を有している。
ブレード42は、例えばウレタンゴム等の板状弾性体で構成され、回転軸46の周面に固着された支持部材44に取り付けられている。そして、退避機構45は、その支持部材44の底面が固着された回転軸46と、その回転軸46を一方向(矢印B方向)に回転駆動させるステッピングモーター(図示省略)とで主に構成されている。
インク吸収体48は、例えばポリウレタン多孔質体で構成され、側面視略「L」字形状に、かつブレード42の長さと略同じか、それより若干長めに形成されている。そして、そのインク吸収体48は、搬送ベルト30の下方で、かつ、その下部48B側(図3において仮想線Tより下側)がブレード42の少なくとも先端部分の回転動軌跡上に位置するように配設されている。したがって、ブレード42で掻き取り、そのブレード42に付着したインクは、そのインク吸収体48によって確実に回収(ワイピング)される。
なお、このインク吸収体48の上部48A側(図3において仮想線Tより上側)は、搬送ベルト30に近接するように延設されており、ブレード42が回転することによって飛散するインク滴及びインクミストを回収できるようになっている。つまり、これにより、インクジェット記録装置10内において、インク滴及びインクミストの飛散による汚染が防止される構成である。
また、ブレード42が圧接する搬送ベルト30の裏面側には、そのブレード42の押圧力によって撓む搬送ベルト30を受け止めるためのブレード受け部材35が配設されている。これにより、搬送ベルト30上に付着したインクをブレード42によって確実に掻き取ることができる構成である。なお、ブレード受け部材35は、板状としてもよいし、ローラー(図示省略)によって構成してもよい。
以上のような構成のクリーニング装置40において、次にその作用について説明する。インクジェット記録装置10が稼働しているときには、ダミージェットが定期的に行われるので、ブレード42は常時搬送ベルト30に所定の圧力で圧接している。そして、搬送ベルト30の裏面側にはブレード受け部材35が配設されている。
したがって、搬送ベルト30上に付着しているインクはブレード42によって確実に掻き取られる。つまり、ダミージェットにより搬送ベルト30の表面に付着したインクは、ブレード42が圧接しているクリーニングポジションに到達した時点で、そのブレード42によって堰き止められ(掻き取られ)、それより下流側へは行かないようになっている。
インクジェット記録装置10による印刷が終了すると、ブレード42は、図示しないギア列を介して、ステッピングモーターにより、回転軸46を中心に矢印B方向(図3において時計方向)に回転する。この回転動作により、ブレード42が、その回転動軌跡上で、かつ搬送ベルト30の下方に配置されたインク吸収体48に摺接し、その先端部分に付着しているインクが回収(ワイピング)される。
すなわち、ブレード42が回転することにより、ブレード42の先端部分がインク吸収体48により相対的にワイピングされ、ブレード42に対するクリーニングが実行される。したがって、搬送ベルト30から除去したインクがブレード42に固着するような不具合は起きず、搬送ベルト30上にブレード42の掻き取り不良(クリーニング不良)によりインクが残留して、搬送ベルト30上に吸着・保持した記録用紙Pや用紙押さえローラー32がそのインクで汚れたり、搬送ベルト30の搬送負荷が増大して、搬送ベルト30がスリップするような不具合(搬送不良)は起きない。
なお、インク吸収体48によってクリーニング(ワイピング)されたブレード42は、そのまま矢印B方向に1回転して元の位置(クリーニングポジション)へ戻り、再び搬送ベルト30に圧接して、次のクリーニングに向け、待機する構成である。また、ブレード42に付着したインクの量が多い場合などには、ブレード42を複数回回転させても構わない。つまり、ブレード42を回転させる回数は1回に限定されない。
また、インク吸収体48は、その上部48Aが搬送ベルト30に近接配置されているので、搬送ベルト30上のインクをブレード42で掻き取り、そのブレード42が回転したときに、そのブレード42と搬送ベルト30との間の空間に飛散するインク滴やインクミストも回収することができる。したがって、その飛散したインク滴やインクミストが搬送ベルト30に再付着したり、インクジェット記録装置10の内部に付着して汚染してしまう不具合を防止することができる。
更に、インク吸収体48によるブレード42のクリーニング(ワイピング)が終了した後などの適宜タイミングで、インク吸収体48を上昇移動させるとともに、搬送ベルト30を矢印A方向とは逆の方向に回転させ、インク吸収体48の上部48Aの上面で搬送ベルト30の表面をクリーニングするような構成にしてもよい。このような構成にすれば、ブレード42が回転して搬送ベルト30から退避した際に、搬送ベルト30上に僅かながらインクが残留してしまっても、そのインクを吸収・除去することができる。
[第2実施例]
次に、第2実施例について説明する。図4で示す第2実施例のクリーニング装置50では、付勢手段である引っ張りコイルバネ52の張力によって、搬送ベルト30に圧接するブレード42の圧力が調整可能になっている点が、上記第1実施例とは異なっている。したがって、その点に関連する部分についてのみ説明し、上記第1実施例と同等のものには同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
図4で示すように、ブレード42を支持する支持部材44が回転軸46に回動可能に枢支され、その回転軸46の両端部は、正面視略「コ」字状とされたフレーム54の両側壁54B内面に固着されている。そして、フレーム54の側壁54B近傍の底壁54Aには、コイルバネ52の一端が係止される係止部53が突設されており、支持部材44のブレード42とは反対側の端部44A外面には、コイルバネ52の他端が係止される係止突起51が突設されている。
したがって、ブレード42は、コイルバネ52の付勢力により、回転軸46を中心に搬送ベルト30へ向かって回動し、その付勢力によって決められる所定の圧力で搬送ベルト30に圧接する構成である。なお、ブレード42が搬送ベルト30から外れた後、インク吸収体48にてクリーニングする際に、ブレード42を位置決めするため、フレーム54の底壁54Aには、支持部材44の端部44Aが当接する棒状のストッパー56が突設されている。また、コイルバネ52及びストッパー56は両方の側壁54B近傍にそれぞれ1個ずつ配設されている。
また、フレーム54は、両側壁54B外面に突設された一対の支持軸58により、回転可能に軸支されている。したがって、このクリーニング装置50は、フレーム54ごと支持軸58を中心に回転する構成である。つまり、第1実施例のクリーニング装置40の場合は、引っ張りコイルバネ52等が設けられていないため、ブレード42が取り付けられている支持部材44を回転させるだけでよいが、第2実施例のクリーニング装置50の場合は、引っ張りコイルバネ52等が設けられているため、それを取り付けるフレーム54ごと回転させる必要がある。なお、この点以外の作用については、第1実施例と同様であるため、その説明は省略する。
[第3実施例]
次に、第3実施例について説明する。図5で示すように、この第3実施例では、処理液吐出用のインクジェット記録ヘッド20Lが追加されている場合に、第1実施例で説明したクリーニング装置40を2基(複数)設けている点だけが、上記第1実施例とは異なっている。したがって、その点についてのみ説明し、それ以外の点については第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。
図5で示すように、インクジェット記録装置10では、インクの滲みや乾燥性を良好とするために、インク定着用の処理液を吐出するインクジェット記録ヘッド20Lが設けられる場合がある。このような処理液吐出用のインクジェット記録ヘッド20Lが設けられていると、搬送ベルト30上にダミージェットした際に、インクと処理液が混合され、顔料の凝集効果が促進されるため、インクが固体状になり、クリーニング装置40のクリーニング性能に悪影響を及ぼす。
したがって、これを避けるために、クリーニング装置40を2基配置し、一方をインク用のクリーニング装置40Aとし、他方を処理液用のクリーニング装置40Bとしている。つまり、インクと処理液のダミージェットタイミングを変え、インクのダミージェットのときには、インク用のブレード42Aのみを搬送ベルト30に圧接させ、処理液用のブレード42Bは回転途中、例えばインク吸収体48に当接させた状態で停止させ、搬送ベルト30に圧接させない状態とする(図5参照)。
そして、処理液のダミージェットのときには、処理液用のブレード42Bのみを搬送ベルト30に圧接させ、インク用のブレード42Aは回転途中、例えばインク吸収体48に当接させた状態で停止させ、搬送ベルト30に圧接させない状態とする。このような構成にすれば、インクが処理液により固体状になることがないため、クリーニング装置40のクリーニング性能に悪影響を及ぼすおそれがない。なお、インク用のクリーニング装置40Aと処理液用のクリーニング装置40Bの配置は、図示の配置と逆であっても構わない。
[第4実施例]
次に、第4実施例について説明する。この第4実施例は、第2実施例で説明したクリーニング装置50がケース59内に収容され、かつ、そのケース59がインクジェット記録装置10に対して着脱可能に構成されている点が、上記第2実施例とは異なっている。つまり、この第4実施例で示すクリーニング装置50はユニット化されている。したがって、その点についてのみ説明し、それ以外の点については第2実施例と同様であるので、その説明は省略する。
図6で示すように、フレーム54はケース59内に収容され、図4(B)で示した支持軸58はケース59内において軸支されている。そして、インク吸収体48はケース59の内側に設けられている。また、ケース59は、支持軸58(回転軸46)の軸方向に抜き差し可能に構成されており、ケース59をインクジェット記録装置10の装置本体から取り出すときには、図示しないカバーを開放させ、ケース59を引き出すことにより、その装置本体から取り出すことが可能となっている。
このように、クリーニング装置50をユニット化し、インクジェット記録装置10の装置本体に対して着脱可能に構成すると、ブレード42の交換及びインク吸収体48の交換を容易に行うことが可能となり、その交換作業もユーザーにおいて定期的に行えるようになる。したがって、クリーニング装置50のクリーニング性能を常時最適な状態に維持することが可能となる。なお、ケース59内に収容するのは、第1実施例のクリーニング装置40であっても構わない。
[インク吸収体の変形例]
ここで、ブレード42によって掻き取られたインクを吸収するインク吸収体48の変形例について説明する。インク吸収体48は、上記第1実施例〜第4実施例で説明したタイプのものに限定されるものではなく、例えば図7で示すようなタイプのものにしても構わない。すなわち、図7(A)で示すように、一対のローラーに張架され、矢印方向に回転移動するベルト状ウェブタイプのインク吸収体49Aにしたり、図7(B)で示すように、矢印方向に巻き取られる巻取ウェブタイプのインク吸収体49Bにしたり、図7(C)で示すように、矢印方向に回転駆動するロール状タイプのインク吸収体49Cにしてもよい。
何れにしても、このようなインク吸収体49A〜49Cにすれば、インク吸収位置が常に変わるため、クリーニング効率を向上させることができる。なお、図7(C)で示すロール状タイプのインク吸収体49Cの場合には、ブレード42が回転する際に飛散するインク滴及びインクミストを回収できるように、別途インク吸収体47をロール状タイプのインク吸収体49Cと搬送ベルト30との間に配設することが好ましい。
[第5実施例]
次に、第5実施例について説明する。この第5実施例のクリーニング装置60は、図8で示すように、搬送ベルト30の幅と略同じか、それより若干長めに形成され、搬送ベルト30の表面に所定の圧力で圧接して搬送ベルト30上に付着したインクを掻き取るブレード62と、そのブレード62を、搬送ベルト30の側方で、かつ駆動ローラー26及び従動ローラー28の軸方向と直交する鉛直方向に架設された回転軸66を中心に正逆両方向(矢印C方向)に回動させる退避機構65と、ブレード62が回転することによって、少なくともその先端部分が当接し、その先端部分(ブレード62)に付着したインクを吸収(回収)するインク吸収体68と、を有している。
ブレード62は、例えばウレタンゴム等の板状弾性体で構成され、回転軸66の周面に回動軸63を介して支持された支持部材64に取り付けられている。そして、退避機構65は、その支持部材64が回動可能に枢支された回動軸63の一端を周面で片持ち支持する回転軸66と、その回転軸66を正逆両方向(矢印C方向)に回転駆動させるステッピングモーター(図示省略)と、回動軸63に枢支された支持部材44を正逆両方向に回転駆動させるステッピングモーター(図示省略)とで主に構成されている。
インク吸収体68は、例えばポリウレタン多孔質体で構成され、略直方体形状に、かつブレード62の長さと略同じか、それより若干長めに形成されている。そして、そのインク吸収体68は、搬送ベルト30の側方で、かつブレード62の少なくとも先端部分の回転動軌跡上に配設されている。したがって、ブレード62で掻き取り、そのブレード62に付着したインクは、そのインク吸収体68によって確実に回収(吸収)される。
また、ブレード62が圧接する搬送ベルト30の裏面側には、そのブレード62の押圧力によって撓む搬送ベルト30を受け止めるためのブレード受け部材37が配設されている。これにより、搬送ベルト30上に付着したインクをブレード62によって確実に掻き取ることができる構成である。なお、ブレード受け部材37は、ブレード62が搬送ベルト30に摺接しつつ回転するため、板状に構成されている。
以上のような構成のクリーニング装置60において、次にその作用について説明する。インクジェット記録装置10が稼働しているときには、ダミージェットが定期的に行われるので、ブレード62は常時搬送ベルト30に所定の圧力で圧接している。そして、搬送ベルト30の裏面側にはブレード受け部材37が配設されている。
したがって、搬送ベルト30上に付着しているインクN(図8(B)参照)はブレード62によって確実に掻き取られる。つまり、ダミージェットにより搬送ベルト30の表面に付着したインクNは、ブレード62が圧接しているクリーニングポジションに到達した時点で、そのブレード62によって堰き止められ(掻き取られ)、それより下流側へは行かないようになっている。
インクジェット記録装置10による印刷が終了すると、ブレード62は、図示しないギア列を介して、ステッピングモーターにより、回転軸66を中心に矢印C方向(図8(B)において反時計方向)に搬送ベルト30に摺接しながら回転する。この回転動作により、ブレード62が、その回転動軌跡上で、かつ搬送ベルト30の側方に配置されたインク吸収体68に当接し、その先端部分に付着しているインクが回収(吸収)される。
すなわち、ブレード62が回転することにより、ブレード62の先端部分がインク吸収体68に当接し、その先端部分に付着しているインクがインク吸収体68に吸収されることによって、ブレード62に対するクリーニングが実行される。したがって、搬送ベルト30から除去したインクがブレード62に固着するような不具合は起きず、搬送ベルト30上にブレード62の掻き取り不良(クリーニング不良)によりインクが残留して、搬送ベルト30上に吸着・保持した記録用紙Pや用紙押さえローラー32がそのインクで汚れたり、搬送ベルト30の搬送負荷が増大して、搬送ベルト30がスリップするような不具合(搬送不良)は起きない。
なお、インク吸収体68によってクリーニングされたブレード62は、図8(C)で示すように、搬送ベルト30の表面に接触しない位置まで退避した状態で、即ち回動軸63を中心に矢印D方向へ回転させた状態で、元の位置(クリーニングポジション)へと戻り(図8(B)において時計方向に回転し)、その後、回動軸63を中心に矢印D方向とは逆方向に回転して、再び搬送ベルト30に圧接し、次のクリーニングに向け、待機する構成である。また、ブレード62に付着したインクの量が多い場合などには、ブレード62を複数回回動させても構わない。つまり、ブレード62を回動させる回数は1回に限定されない。
また、図8(B)で示すように、搬送ベルト30の側方で、かつ下流側には、搬送ベルト30のエッジに常時摺接するベルトエッジ用のインク吸収体67が別途配設されている。したがって、ブレード62が回転し、搬送ベルト30から離れる際、掻き取ったインクの一部が搬送ベルト30のエッジに残留したとしても、その残留インクを回収(吸収)することができる。なお、このベルトエッジ用のインク吸収体67は、ブレード用のインク吸収体68と一体で構成してもよい。
更に、図8(B)の底面視で、ブレード62の搬送ベルト30に対する配置角度は用紙搬送方向に対して直角とされているが、これに限定されるものではなく、インク吸収体68側へ少し回動させた角度としてもよい。但し、その場合、ブレード62の長さは、搬送ベルト30の幅よりも更に長くする必要がある。
[第6実施例]
次に、第6実施例について説明する。図9で示す第6実施例のクリーニング装置60は、ブレード62が、上記第5実施例のように回動(往復移動)するのではなく、回転軸66を中心に1回転してクリーニングポジションへ復帰し、インク吸収体68が昇降移動可能に構成されている点のみが、上記第5実施例とは異なっている。したがって、その点についてのみ説明し、それ以外の点については第5実施例と同様であるため、その説明は省略する。
ブレード62がインク吸収体68に当接するまでは、上記第5実施例と同様である。ブレード62がインク吸収体68に当接した後、このブレード62は更に図9(B)で示す矢印E方向に回転する。したがって、そのブレード62の回転を許容する(ブレード62を通過させる)ために、インク吸収体68は、図9(C)で示すように、上昇移動する(退避する)。これにより、ブレード62が、抵抗なく回転できる構成である。
なお、ブレード62が通過した後、インク吸収体68は元の高さに下降移動する(復帰する)。また、ブレード62を回転移動させるとき、インク吸収体68を上昇させつつ、そのブレード62を回転移動させるようにしてもよい。この場合、ブレード62は、インク吸収体68に摺接しながら回転移動するため、その回転動作に若干の抵抗が生じるが、インク吸収体68に相対的にワイピングされることになるため、より好適にクリーニングされる。
更に、ブレード62を1回転させる場合において、インク吸収体68の配設位置を適宜位置に変更することにより、インク吸収体68を上昇させないで(インク吸収体68を固定配置して)、ブレード62を通過させることも可能である。この場合も、ブレード62は、インク吸収体68に摺接しながら回転移動するため、その回転動作に若干の抵抗が生じるが、上記と同様に、インク吸収体68に相対的にワイピングされることになるため、より好適にクリーニングされる。
何れにしても、このようにブレード62を1回転させる構成にすると、上記第5実施例のように回動軸63を中心にブレード62を回動(退避)させる動作が不要となる。つまり、支持部材44を回動軸63に固着することが可能となる。なお、インク吸収体68を固定配置し、上記実施例5のように、ブレード62を、回動軸63を中心に回動させて、インク吸収体68の下方を通過させるようにしてもよいことは言うまでもない。
[第7実施例]
次に、第7実施例について説明する。図10で示すように、この第7実施例では、処理液吐出用のインクジェット記録ヘッド20Lが追加されている場合に、第5実施例で説明したクリーニング装置60を2基(搬送ベルト30の両側方に)設けている点だけが、上記第5実施例とは異なっている。したがって、その点についてのみ説明し、それ以外の点については第5実施例と同様であるので、その説明は省略する。
図10で示すように、インクジェット記録装置10では、インクの滲みや乾燥性を良好とするために、インク定着用の処理液を吐出するインクジェット記録ヘッド20Lが設けられる場合がある。この処理液吐出用のインクジェット記録ヘッド20Lが設けられていると、搬送ベルト30上にダミージェットした際に、インクと処理液が混合され、顔料の凝集効果が促進されるため、インクが固体状になり、クリーニング装置60のクリーニング性能に悪影響を及ぼす。
したがって、これを避けるために、クリーニング装置60を2基配置し、一方をインク用のクリーニング装置60Aとし、他方を処理液用のクリーニング装置60Bとしている。つまり、インクと処理液のダミージェットタイミングを変え、インクのダミージェットのときには、インク用のブレード62Aのみを搬送ベルト30に圧接させ、処理液用のブレード62Bは、搬送ベルト30の側方、例えばインク吸収体68に当接させた状態で停止させ、搬送ベルト30に圧接させない状態とする。
そして、処理液のダミージェットのときには、処理液用のブレード62Bのみを搬送ベルト30に圧接させ、インク用のブレード62Aは、搬送ベルト30の側方、例えばインク吸収体68に当接させた状態で停止させ、搬送ベルト30に圧接させない状態とする。このような構成にすれば、インクが処理液により固体状になることがないため、クリーニング装置60のクリーニング性能に悪影響を及ぼすおそれがない。なお、インク用のクリーニング装置60Aと処理液用のクリーニング装置60Bの配置は、図示の配置と逆であっても構わない。
[第8実施例]
次に、第8実施例について説明する。図11で示す第8実施例のクリーニング装置70では、第5実施例で説明したクリーニング装置60を搬送ベルト30の両側方に1基ずつ設け、かつ、各クリーニング装置60のブレード62の長さを、それぞれ搬送ベルト30の幅方向略半分程度までしかクリーニングできないような長さに構成している。
つまり、このクリーニング装置70は、ブレード72及び支持部材74の長さが搬送ベルト30の幅の1/2以上2/3以下程度に構成され、搬送ベルト30の両側に1基ずつ、各ブレード72が互いに干渉しないようにオフセット配置されてなる2基一対で構成されている。このような構成にすると、搬送ベルト30の用紙搬送方向の長さを低減できる効果がある。
すなわち、印字範囲以上に長いブレード62であると、ブレード62が摺動する搬送ベルト30の表面(ブレード受け部材37で構成する平面部)の長さを、そのブレード62の長さ以上にしなければならないため、搬送ベルトユニットの大型化(駆動ローラー26と従動ローラー28の離隔距離の増大化)につながるおそれがある。
しかしながら、ブレード72のように、その長さを短くして2つに分けると、必要以上に搬送ベルトユニット(駆動ローラー26と従動ローラー28の離隔距離)を長くしなくて済むため(ブレード受け部材37で構成する平面部を短くできるため)、それを防止することができる。つまり、これにより、搬送ベルトユニットの小型化が図れるため、インクジェット記録装置10の小型化を図ることができる。
[インク吸収体の変形例]
ここで、上記第1実施例〜第4実施例と同様に、ブレード62によって掻き取られたインクを吸収するインク吸収体68の変形例について説明する。インク吸収体68は、上記第5実施例〜第8実施例で説明したタイプのものに限定されるものではなく、例えば図12で示すようなタイプのものにしても構わない。
すなわち、図12(A)で示すように、一対のローラーに張架され、矢印方向に回転移動するベルト状ウェブタイプのインク吸収体69Aにしたり、図12(B)で示すように、矢印方向に巻き取られる巻取ウェブタイプのインク吸収体69Bにしたり、図12(C)で示すように、矢印方向に回転駆動するロール状タイプのインク吸収体69Cにしてもよい。何れにしても、このようなインク吸収体69A〜69Cにすれば、インク吸収位置が常に変わるため、クリーニング効率を向上させることができる。
以上、説明したように、本発明に係るクリーニング装置40、50、60、70によれば、搬送ベルト30上(搬送面)に付着したインクを確実に除去できる。また、ブレード42、62、72の回転動軌跡上には、インク吸収体48、68が設けられているので、ブレード42、62、72によって掻き取られ、ブレード42、62、72の先端に付着したインクは、そのブレード42、62、72の先端部分がインク吸収体48、68に当接又は摺接することにより確実に回収(吸収)される。
したがって、搬送ベルト30から除去した(掻き取った)インクが、ブレード42、62、72に固着するような不具合は起きず、ブレード42、62、72は、常にクリーンな状態で搬送ベルト30に圧接できる。つまり、搬送ベルト30上のインクを掻き取るブレード42、62、72のクリーニング性能を常時最適な状態に維持することができるため、クリーニング装置40、50、60、70のクリーニング性能が低下するような不具合は起きない。なお、上記第1実施例〜第4実施例のクリーニング装置40、50は、搬送ベルト30ではなく、搬送ドラム(図示省略)とした場合でも適用可能である。
また、本発明に係る液滴吐出装置としてのインクジェット記録装置10は、複写機、プリンター複合機、ワークステーション等の出力機器として用いられる記録装置等、記録用紙P上への文字や画像の記録に用いられるものに限定されるものではなく、例えば、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製等にも適用可能である。
すなわち、本発明における「記録媒体」は、記録用紙Pに限定されるものではなく、例えば、OHPシートや配線パターン等が形成される基板なども含まれる。そして、「画像」は、一般的な画像(文字、絵、写真など)のみならず、インク滴が記録媒体上に着弾されることで得られるドットのパターン(配線パターン)なども含まれる。
また、吐出する液体もインクに限定されるわけではない。例えば、溶融状態の半田を基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴吐出装置全般に対して、本発明に係る液滴吐出装置を適用することが可能である。
インクジェット記録装置の印刷時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録装置のメンテナンス時の構成を示す概略側面図 第1実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図 (A)第2実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図、(B)第2実施例のクリーニング装置の構成を示す概略正面図 第3実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図 第4実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図 第1実施例〜第4実施例のクリーニング装置におけるインク吸収体の変形例を示す概略側面図 (A)第5実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図、(B)第5実施例のクリーニング装置の構成を示す概略底面図、(C)第5実施例のクリーニング装置の構成を示す概略正面図 (A)第6実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図、(B)第6実施例のクリーニング装置の構成を示す概略底面図、(C)第6実施例のクリーニング装置の構成を示す概略正面図 第7実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図、(B)第7実施例のクリーニング装置の構成を示す概略底面図 第8実施例のクリーニング装置の構成を示す概略側面図、(B)第8実施例のクリーニング装置の構成を示す概略底面図 第5実施例〜第8実施例のクリーニング装置におけるインク吸収体の変形例を示す概略側面図
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
14 画像記録部
16 搬送手段
20 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
26 駆動ローラー
28 従動ローラー
30 搬送ベルト
40、50、60、70 クリーニング装置
42、62、72 ブレード
44、64、74 支持部材
45、65 退避機構(退避手段)
46、66 回転軸
48、68 インク吸収体(クリーニング手段)
52 コイルバネ
54 フレーム
56 ストッパー
58 支持軸
59 ケース
63 回動軸

Claims (10)

  1. 記録媒体を保持搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段に保持された記録媒体に液体を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    少なくとも前記搬送手段に付着した液体を除去するクリーニング装置と、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記クリーニング装置は、
    前記搬送手段の幅に対応した長さとされ、該搬送手段に圧接するブレードと、
    前記ブレードを前記搬送手段から退避させる退避手段と、
    前記退避手段によって退避した前記ブレードをクリーニングするクリーニング手段と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記退避手段は、前記ブレードを、前記搬送手段の幅方向に設けられた回転軸を中心に回転させることによって、前記搬送手段から退避させることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記クリーニング手段は、前記ブレードが回転によって摺接することにより、該ブレードを相対的にワイピングする吸収体であることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記吸収体は、前記ブレードが回転したときに飛散する液体を回収できる構成とされていることを特徴とする請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記ブレード及び前記クリーニング手段がユニット化され、装置本体に着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記搬送手段は、少なくとも2本のローラーに張架された記録媒体を保持搬送する搬送ベルトであり、
    前記退避手段は、前記ブレードを、前記ローラーの軸方向と直交する方向に設けられた回転軸を中心に回転させることによって、前記搬送ベルトから退避させることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記クリーニング手段は、前記ブレードが当接することにより、該ブレードに付着した液体を吸収する吸収体であることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記クリーニング手段は、前記ブレードが回転によって摺接することにより、該ブレードを相対的にワイピングする吸収体であることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
  9. 前記クリーニング装置が、複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  10. 前記クリーニング装置のブレードが、前記搬送ベルトの幅よりも短く構成され、該クリーニング装置が前記搬送ベルトの両側に配置されていることを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
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