JP2008049661A - 液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドのクリーニング方法 - Google Patents

液滴吐出装置及び液滴吐出ヘッドのクリーニング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴吐出ヘッドのノズル面に付着している物質を、そのノズル面にダメージを与えることなく確実に除去できるようにする。
【解決手段】液滴を吐出する複数のノズルを有するノズル面21Aが記録媒体Pの搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッド20と、液滴吐出ヘッド20をメンテナンス可能なメンテナンスユニット40と、を備えた液滴吐出装置10において、メンテナンスユニット40に、ノズル面21Aに対して1つだけ接触可能となる間隔で、回転軸54の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材52と、クリーニング部材52が設けられた回転軸54をノズル面21Aの架設方向に移動させる移動手段47と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、液滴を吐出する複数のノズルを備えたノズル面が記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッドを備えた液滴吐出装置と、その液滴吐出ヘッドのノズル面をクリーニングする方法に関する。
インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)のノズルからインク滴を吐出して記録用紙(記録媒体)に画像を記録するインクジェット記録装置(液滴吐出装置)は、従来から知られている。このようなインクジェット記録装置にあっては、多数のノズルを備えたヘッドユニットを紙幅方向に複数並べて長尺化したフルライン型のインクジェット記録ヘッドがあり、このフルライン型のインクジェット記録ヘッドのノズル面に付着したインクを除去するためには、ゴム製のワイパーブレードによるワイピング方式が多く用いられている。
しかしながら、フルライン型のインクジェット記録ヘッドでは、ノズル面の長さが紙幅方向に長いため、ワイパーブレードの移動量が増大し、それによって、ワイパーブレードの移動方向下流側のノズル周囲に付着しているインクや異物が、既にインクや異物で飽和状態にあるワイパーブレードで充分に除去できなくなったり、そのインクや異物を別のノズル内に押し込んでしまう懸念があった。この問題を解決するための手段としては、例えばインク吸収部材とワイピング部材とを組み合わせて、ノズル面に付着したインクや異物をワイピングと同時に回収する方法が知られている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
しかしながら、この場合、複数の異なる部材が必要となるため、装置サイズが拡大化したり、製造コストが増加するという問題がある。また、インク吸収部材で回収したインクや異物が、そのインク吸収部材において飽和したときの処置も必要となり、更に機構が複雑化してしまうおそれがある。また、回転軸に複数のワイパーブレードを配置してワイピングする方法があるが(例えば、特許文献3参照)、この場合、回転するワイパーブレードが同一ノズル面に対して、複数回当接するため、ノズル面にダメージを与えたり、ノズル面に施した撥水膜等の表面処理材を傷めて、撥水性が低下したり、剥離させてしまうおそれがあった。
特開2005−22193号公報 特開2005−22200号公報 特開2005−212249号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、液滴吐出ヘッドのノズル面に付着している物質を、そのノズル面にダメージを与えることなく確実に除去できる液滴吐出装置と、その液滴吐出ヘッドのクリーニング方法を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の液滴吐出装置は、液滴を吐出する複数のノズルを備えたノズル面が記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドをメンテナンス可能なメンテナンスユニットと、を備えた液滴吐出装置において、前記メンテナンスユニットが、前記ノズル面に対して1つだけ接触可能となる間隔で、回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材と、前記クリーニング部材が設けられた回転軸を前記ノズル面の架設方向に移動させる移動手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材のうち、1つのクリーニング部材のみがノズル面に接触するように、即ちノズル面に対して複数のクリーニング部材が接触しないように、各クリーニング部材の間隔が規定されているので、ノズル面に与えるダメージを低減させることができる。また、1つのクリーニング部材で液滴吐出ヘッドのノズル面の所定領域を払拭した後、回転軸が回転することで、別の1つのクリーニング部材に切り替えられ、次にそのクリーニング部材でノズル面の別の所定領域を払拭することができるので、記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されたヘッド長の長い液滴吐出ヘッドに対しても安定したクリーニングができる。
また、請求項2に記載の液滴吐出装置は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記複数のクリーニング部材が、前記回転軸が回転することにより、前記ノズル面に対して接触する払拭姿勢と、前記ノズル面に対して非接触となる払拭準備姿勢とを採れる間隔で、前記回転軸の周面に設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、ノズル面の所定領域のみを選択的にクリーニング(払拭)することができる。これにより、ノズル面に与えるダメージを更に低減させることができる。
また、請求項3に記載の液滴吐出装置は、請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記クリーニング部材に付着した物質を回収可能な吸収体を、該クリーニング部材の回転軌跡上に設けたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、クリーニング部材が回転することにより、そのクリーニング部材に付着した物質を吸収体で回収することができるので、ヘッド長の長い液滴吐出ヘッドに対しても、繰り返し清潔なクリーニング部材を接触させることができる。つまり、ノズル面から除去した物質が再度ノズル面に付着するような不具合の発生を防止することができる。
また、本発明に係る請求項4に記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング方法は、液滴を吐出する複数のノズルを備えたノズル面が記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッドのクリーニング方法であって、回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材のうちの1つを前記ノズル面に接触させつつ、移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させて該ノズル面を払拭し、所定位置で前記移動手段による移動を停止又は減速して前記回転軸を回転させ、別の1つのクリーニング部材を前記ノズル面に接触させつつ、前記移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させて該ノズル面を払拭することを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材のうち、1つのクリーニング部材のみがノズル面に接触するように、即ちノズル面に対して複数のクリーニング部材が接触しないようになっているので、ノズル面に与えるダメージを低減させることができる。また、1つのクリーニング部材で液滴吐出ヘッドのノズル面の所定領域を払拭した後、回転軸が回転することで、別の1つのクリーニング部材に切り替えられ、次にそのクリーニング部材でノズル面の別の所定領域を払拭することができるので、記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されたヘッド長の長い液滴吐出ヘッドに対しても安定したクリーニングができる。
また、本発明に係る請求項5に記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング方法は、液滴を吐出する複数のノズルを備えたノズル面が記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッドのクリーニング方法であって、回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材を前記ノズル面に対して非接触となる状態に回転させ、移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させるとともに、所定位置で前記移動手段による移動を停止又は減速して前記回転軸を回転させ、前記複数のクリーニング部材のうちの1つを前記ノズル面に接触させつつ、前記移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させて該ノズル面の所定領域を払拭することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材のうち、1つのクリーニング部材のみがノズル面に接触するように、即ちノズル面に対して複数のクリーニング部材が接触しないようになっているので、ノズル面に与えるダメージを低減させることができる。また、液滴吐出ヘッドのノズル面の所定領域のみを払拭することができるので、更にノズル面に与えるダメージを低減させることができる。
また、請求項6に記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング方法は、請求項4又は請求項5に記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング方法において、前記クリーニング部材に付着した物質を、該クリーニング部材の回転軌跡上に設けられた吸収体で回収することを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、クリーニング部材が回転することにより、そのクリーニング部材に付着した物質を吸収体で回収することができるので、ヘッド長の長い液滴吐出ヘッドに対しても、繰り返し清潔なクリーニング部材を接触させることができる。つまり、ノズル面から除去した物質が再度ノズル面に付着するような不具合の発生を防止することができる。
以上のように、本発明によれば、液滴吐出ヘッドのノズル面に付着している物質を、そのノズル面にダメージを与えることなく確実に除去できる液滴吐出装置と、その液滴吐出ヘッドのクリーニング方法を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1、図2では、本発明に係る液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置10の概略構成が示されている。したがって、以下において、液滴吐出ヘッドをインクジェット記録ヘッド20とし、記録媒体を記録用紙Pとして説明をする。また、図1、図2で示す側を側面とし、インクジェット記録ヘッド20の直下における記録用紙Pの搬送方向と平行な方向側を正面とする。
図1、図2で示すように、インクジェット記録装置10は、記録用紙Pが収容される給紙トレイ12と、この給紙トレイ12から供給された記録用紙Pに画像を記録する画像記録部14と、画像記録部14へ記録用紙Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録用紙Pを収容する排紙トレイ18と、を有している。
画像記録部14は、インクジェット記録ヘッド20を有しており、このインクジェット記録ヘッド20は、図3で示すように、複数のノズルが形成されたノズル面21Aを有するヘッドユニット21が、記録用紙Pの搬送方向と直交する方向に複数(図示のものは8個)並設されて構成され、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録用紙Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。なお、インクジェット記録ヘッド20は、複数のヘッドユニット21によって構成されるものに限定されるものではなく、例えば1つの長尺なヘッドユニット21によって構成されてもよい。
また、インクジェット記録ヘッド20は、記録用紙Pの搬送方向に対して、その上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並設されており、サーマル方式や圧電方式等の公知の手段によって、インク滴が吐出されるように構成されている。なお、そのインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクが使用可能であり、インクジェット記録装置10には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにインクを供給するインクタンク22Y、22M、22C、22Kが配設されている。
更に、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kには、メンテナンスユニット40Y、40M、40C、40Kが備えられている。このメンテナンスユニット40Y〜40Kは、イエロー(Y)とマゼンタ(M)、シアン(C)とブラック(K)の2組に分かれて、それぞれ印刷時における待機位置(図1参照)と、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする実行位置(図2参照)とに移動可能に構成されている。
各メンテナンスユニット40Y〜40Kは、キャップ42、エアリザーバー44、チューブポンプ48、ワイパーユニット50(図3参照)等を有しており、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする際には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定高さ上昇することにより、各ノズル面21A(図3参照)に対して、メンテナンスユニット40Y〜40Kがそれぞれ対向配置できるようになっている。
また、給紙トレイ12中の記録用紙Pは、ピックアップローラー24によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラー対25によって画像記録部14へ送られる構成になっている。搬送手段16は、記録用紙Pの印刷面をインクジェット記録ヘッド20に対面させるための搬送ベルト30を有しており、この搬送ベルト30は、用紙搬送方向下流側に配置された駆動ローラー26と、用紙搬送方向上流側に配置された従動ローラー28とに張架されて、図示の矢印A方向(反時計方向)に循環駆動(回転)するように構成されている。
また、従動ローラー28の上部には、搬送ベルト30の表面側から、その搬送ベルト30に従動する帯電ローラー32が配設されている。この帯電ローラー32によって搬送ベルト30が帯電される(電荷が与えられる)ことにより、記録用紙Pが搬送ベルト30に静電吸着されて搬送される構成である。なお、搬送ベルト30は、記録用紙Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録用紙Pとの摩擦により、あるいは記録用紙Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト30の下方には、反転部34が設けられており、両面印刷するときには、複数の搬送ローラー対36により、記録用紙Pが搬送されて、再度インクジェット記録ヘッド20へ供給されるようになっている。そして、排紙トレイ18への搬送路の適宜位置にも、複数の搬送ローラー対38が配設されている。なお、図示しないが、このインクジェット記録装置10には、画像信号に応じてインク滴の吐出タイミングと使用するノズルを決定し、そのノズルに駆動信号を印加するインクジェット記録ヘッド20の制御手段と、インクジェット記録装置10全体の動作を制御するシステム制御手段が備えられている。
以上のような構成のインクジェット記録装置10において、次にメンテナンスユニット40について詳細に説明する。図3で示すように、メンテナンスユニット40には、インクジェット記録ヘッド20を構成する個々のヘッドユニット21に対応した複数個(図示のものは8個)のキャップ42を有しており、各キャップ42は、バルブ46を備えたチューブ45により、エアリザーバー44に接続されている。エアリザーバー44内は1つの空間とされ、それぞれのキャップ42に導くための接続口44Aが複数個(図示のものは8個)形成されており、各接続口44Aにチューブ45が接続されている。そして、エアリザーバー44はチューブポンプ48に接続されている。
また、インクジェット記録ヘッド20は、キャップ位置、インク吸引位置(図6(A)で示す位置)、キャップOFF位置(キャップ内空吸引位置であり、図3で示す位置)、ワイピング位置(図6(B)、図7で示す位置)、退避位置(図8で示す位置)の5つのポジションを採ることができるように構成されており、目的に応じて、それぞれのポジションへ移動(上下動)可能となっている。
また、メンテナンスユニット40にはワイパーユニット50が設けられている。ワイパーユニット50は、記録用紙Pの搬送方向と直交する方向に架設されたガイドシャフト47に沿って往復移動可能に構成されており、所望とする位置で停止及び減速可能となるように構成されている。ワイパーユニット50を移動・停止させる機構としては、シリンダーやボールネジ等、図示しない任意の構成を採用することができる。
また、ワイパーユニット50は、図3、図4で示すように、記録用紙Pの搬送方向におけるヘッドユニット21のノズル面21Aの長さと同じ長さか、それより若干大きい長さとされた円柱状の回転軸54を有しており、その回転軸54の周面には、回転軸54の長さと同じ長さとされた複数枚(例えば6枚)のワイパーブレード52が放射状に立設されている。回転軸54は、例えば駆動手段としての駆動モーター58と図示しないギア群又はベルト等によって、一方向(図示の矢印B方向)に回転可能に構成され、更に所定の位置で回転停止可能に構成されている。
各ワイパーブレード52は、ゴム等の板状弾性体で構成されており、図4(A)で示すように、その先端部分が、正面視でインクジェット記録ヘッド20(ヘッドユニット21)に対して、所定量Lだけ、オーバーラップするように構成されている。このオーバーラップ量Lは、ワイパーブレード52の撓み変形する先端部分が、ノズル面21Aに対して所定の圧力(ノズル面21Aの撥水処理膜にダメージを与えない程度の圧力)で摺接可能となるように設定されている。
また、各ワイパーブレード52がノズル面21Aに接触(圧接)する枚数は、常に1枚のみとされている。つまり、各ワイパーブレード52は、ノズル面21Aに対して2枚以上(複数枚)接触(圧接)しないように、ワイパーユニット50とノズル面21Aとの間のクリアランスCと、ノズル面21Aに対する所定のオーバーラップ量L(公差による位置ずれ時も含む)と、回転軸54の中心からワイパーブレード52の先端面までの距離Nを考慮した上で、その配設枚数及び配設角度θ(立設間隔)が設定されている。これにより、ワイパーブレード52によるノズル面21Aへのダメージを低減できる構成である。
本実施例では、回転軸54の中心からワイパーブレード52の先端面までの距離Nを、N=20mm、ノズル面21Aに対するワイパーブレード52のオーバーラップ量Lを、L=1±0.5mm、ワイパーユニット50とノズル面21Aとの間のクリアランスCを、C=8.5mmとしている。この場合、ワイパーブレード52の配設角度θは、θ=60度となり、ワイパーブレード52の配設枚数は、等間隔に6枚となる。距離N、オーバーラップ量L、クリアランスCの値にもよるが、この場合、ワイパーブレード52がノズル面21Aに2枚以上接触(圧接)しないようにするためには、その配設角度θを、θ=30度以上とする必要がある。
また、図4(B)で示すように、ワイパーユニット50内には、各ワイパーブレード52の主に先端部分に付着したインクや異物等を吸収・除去する(回収する)吸収体56が配設されている。吸収体56は、各ワイパーブレード52の先端部分の回転軌跡上で、かつワイパーブレード52に付着したインクが乾燥する前に回収されることが望ましいことから、少なくとも拭き終わった直後のワイパーブレード52が当接可能となる位置に設けられている。なお、ワイパーブレード52に付着するインクの状態によっては、例えば図4(C)で示すように、各ワイパーブレード52の先端部分が複数回当接可能となるように吸収体56を設けてもよい。
以上のような構成のインクジェット記録装置10において、次に、その作用について説明する。まず、ピックアップローラー24及び搬送ローラー対25により、記録用紙Pを搬送ベルト30上に供給する。搬送ベルト30上に供給され、その搬送ベルト30に吸着保持された記録用紙Pは、インクジェット記録ヘッド20の記録位置へ供給され、その印刷面に画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録用紙Pは搬送ベルト30から剥離され、搬送ローラー対38によって排紙トレイ18へ搬送される。
ここで、インクジェット記録ヘッド20をメンテナンスする際には、まず、そのインクジェット記録ヘッド20が退避位置まで上昇する。そして、メンテナンスユニット40が搬送ベルト30とインクジェット記録ヘッド20との間に配置される(図2参照)。その後、インクジェット記録ヘッド20をキャップ位置まで下降させ、各キャップ42を各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにおける各ヘッドユニット21のノズル面21Aに被せて、所定のメンテナンス動作を行う。
この所定のメンテナンス動作終了後、必要に応じて、ヘッドユニット21のノズル面21Aをワイパーユニット50によってワイピング(クリーニング)する。このワイピング動作を図5で示すフローチャート及び図6乃至図8を基に説明する。図6(A)で示すように、ワイパーユニット50は、インクジェット記録ヘッド20がキャップ42によってキャッピングされている初期状態では、インクジェット記録ヘッド20の真下から外れたホームポジション(待機位置)に配置されている。そして、このとき、ワイパーブレード52は、ワイパーユニット50がガイドシャフト47に沿って移動した際、1枚だけノズル面21Aに接触可能となる「払拭姿勢」(ワイパーブレード52がワイパーユニット50の上面から略垂直に突出した状態)で停止している。
図5、図6(A)で示すように、ワイピング命令が来ると(S1)、インクジェット記録ヘッド20はインク吸引位置に移動し(S2)、全てのバルブ46を閉じ(S3)、チューブポンプ48を所定時間駆動して、エアリザーバー44内を所定の圧力に減圧する(S4)。そして、減圧後、全てのバルブ46を開き(S5)、所定時間待機する(S6)。すると、全てのノズルからインクが引き出されて、全てのノズル面21Aが湿潤される。
なお、このときの圧力(インク吸引量)は、ワイピングの目的が、吐出回復のためにノズル内のインクを吸引した後のインク除去(以下「回復用ノズル内インク除去」という)か、ノズル面21Aに増粘・固化して付着したインク除去(以下「ノズル面付着インク除去」という)かによって異なる。すなわち、回復用ノズル内インク除去時の圧力に対し、ノズル面付着インク除去時の圧力は、ノズル面21Aにインクを引き出す(ノズル面21Aをインクで湿潤する)ことが目的なので、弱い圧力でよい(インク吸引量は少なくてよい)。
ここで、インクジェット記録ヘッド20において、1つのヘッドユニット21当たりの回復用ノズル内インク除去の吸引条件(回復のための吸引条件)と、ノズル面付着インク除去の吸引条件(ノズル面21Aにインクを引き出すための吸引条件)、更には1つのヘッドユニット21当たりのインク吸引量を比較した表を図9で示す。この図9で示すように、ノズル面付着インク除去時の圧力は、回復用ノズル内インク除去時の圧力のおよそ1/6で実施されており、ノズル面付着インク除去時のインク吸引量は、回復用ノズル内インク除去時のインク吸引量の1/8〜1/10に抑えられている。
こうして、ノズル面21Aをインクで湿潤したら、図6(B)で示すように、インクジェット記録ヘッド20をワイピング位置に移動させる(S7)。そして、図7(A)で示すように、ワイパーユニット50をヘッドユニット21(ノズル面21A)の並び方向(架設方向)へ移動させ、各ノズル面21Aをワイピングする(S8)。このとき、ワイパーブレード52の先端部分がノズル面21Aに対して撓み変形して圧接するが、ワイパーブレード52は、ノズル面21Aの撥水処理膜に殆どダメージを与えることなく、所定の圧力で圧接できる。
こうして、ワイパーブレード52の先端部分が、ノズル面21Aに圧接しつつ、そのノズル面21Aをワイピングして行くが、ワイパーブレード52の先端部分が、払拭・除去したインクや異物等により汚染されて来たら、ワイパーユニット50を、払拭し終わったノズル面21Aと、次に払拭するノズル面21Aとの間付近で減速又は一時停止させ(S9)、図7(B)で示すように、駆動モーター58により、回転軸54を矢印B方向(図示の時計方向)に60度回転させて、隣接する次のワイパーブレード52をノズル面21Aに圧接させる(S10)。このとき、次のワイパーブレード52は、回転により、斜め下方向からノズル面21Aに接触するので、所望とする圧力を保ったまま当接できる。
また、その回転動作中も、ワイパーブレード52がノズル面21Aに接触(圧接)するのは、常に1枚となるため、ノズル面21Aに施した撥水処理膜に与えるダメージを低減することができる。なお、この回転と同時に、先のワイパーブレード52の先端部分が吸収体56に接触するので、その先端部分に付着している不要なインクや異物等が、その吸収体56に回収される。
以上のような動作を残りのノズル面21A及びワイパーブレード52に対しても同様に行い、全てのノズル面21Aに対するワイピング(クリーニング)が終了したら(S11)、最後にノズル面21Aをワイピングしたワイパーブレード52を矢印B方向(図示の時計方向)に60度以上回転させ、その先端部分に付着しているインクや異物等を吸収体56に回収させる。
その後、図8で示すように、インクジェット記録ヘッド20を退避位置に移動させ(上昇させ)(S12)、ワイパーユニット50をホームポジション(待機位置)へ復帰移動させる(S13)。そして、インクジェット記録ヘッド20をキャップOFF位置へ移動させ(S14)、チューブポンプ48を所定時間駆動してキャップ42内を空吸引し(S15)、次いで、キャップ42内に予備吐出(空吐出)を実施した後(S16)、インクジェット記録ヘッド20をキャップ位置に戻して終了となる(S17)。
次に、ワイパーユニット50の変形例について説明するが、上記実施例と同等のものには、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。このワイパーユニット50は、所定のノズル面21Aだけを選択的にワイピングできるように、換言すれば、ワイパーブレード52が、ガイドシャフト47に沿って移動したときに、ノズル面21Aに対して非接触となる状態が採れるように、ワイパーブレード52の配設枚数及び配設角度θ(立設間隔)が設定されている。すなわち、図10で示すように、ワイパーブレード52は、回転軸54の周面に、その配設角度θが、θ=120度とされて、等間隔に3枚立設されている。
この場合、ワイパーブレード52は、図10(A)で示すように、ワイパーブレード52がワイパーユニット50の上面から略垂直に突出した状態とされて、ノズル面21Aに対して接触可能となる「払拭姿勢」と、図10(B)で示すように、インクジェット記録ヘッド20(ヘッドユニット21)がワイピング位置にあっても、ワイパーブレード52がノズル面21Aに接触しない、つまり、ワイパーブレード52がワイパーユニット50の上面から最も突出していない状態とされたときに、ワイパーブレード52とノズル面21Aとの間に所定のクリアランスDが形成される「払拭準備姿勢」を採ることができる。
ワイパーブレード52の先端部分が、ワイピング位置にあるノズル面21Aに接触しないで移動できる配設角度θ(立設間隔)は、回転軸54の中心からワイパーブレード52の先端面までの距離Nと、ノズル面21Aに対するワイパーブレード52の先端部分のオーバーラップ量Lと、ワイパーユニット50とノズル面21Aとの間のクリアランスCによって適宜決定される。
例えば、距離Nが、N=20mm、オーバーラップ量Lが、L=1±0.5mm、クリアランスCが、C=8.5mmとされている場合には、ワイパーブレード52の回転軸54に対する配設角度θを、θ=120度に設定すれば、即ち「払拭姿勢」から「払拭準備姿勢」までの回転角度を、配設角度θの1/2である60度にすれば、ワイパーブレード52の先端部分が、ワイピング位置にあるノズル面21Aに接触しないで移動可能となる。距離N、オーバーラップ量L、クリアランスCの値にもよるが、この場合、ワイピング位置にあるノズル面21Aに、ワイパーブレード52が非接触で移動できるようにするためには、その配設角度θを、θ=60度以上とする必要がある。
ここで、この変形例の作用について説明する。すなわち、このワイパーユニット50によるワイピング動作を図11で示すフローチャート及び図12、図13を基に説明する。今、一例として、図12(B)で示すように、左から3番目のヘッドユニット21のノズル面21Aのみをワイピング(クリーニング)する場合を想定して説明する。なお、この変形例におけるワイピングのためのインク吸引量等、上記実施例と同じ作用については、その詳細な説明を省略する。
図12(A)で示すように、ワイパーユニット50は、インクジェット記録ヘッド20がキャップ42によってキャッピングされている初期状態では、インクジェット記録ヘッド20の真下から外れたホームポジション(待機位置)に配置されている。そして、このとき、ワイパーブレード52は、ワイパーユニット50がガイドシャフト47に沿って移動しても、ノズル面21Aに非接触となる「払拭準備姿勢」(ワイパーブレード52がワイパーユニット50の上面から最も突出していない状態)で停止している。
図11、図12(A)で示すように、ワイピング命令が来ると(T1)、インクジェット記録ヘッド20はインク吸引位置に移動し(T2)、全てのバルブ46を閉じ(T3)、チューブポンプ48を所定時間駆動して、エアリザーバー44内を所定の圧力に減圧する(T4)。そして、減圧後、左から3番目のバルブ46を開き(T5)、所定時間待機する(T6)。すると、左から3番目のヘッドユニット21のノズルからインクが引き出されて、そのノズル面21Aだけが湿潤される。
左から3番目のヘッドユニット21のノズル面21Aをインクで湿潤したら、図12(B)で示すように、インクジェット記録ヘッド20をワイピング位置に移動させ(T7)、ワイパーユニット50を、左から3番目のヘッドユニット21に対する払拭開始位置へ移動させて停止させる(T8)。このとき、ワイパーブレード52は「払拭準備姿勢」のままである。そして、図13(A)で示すように、ワイパーブレード52を「払拭姿勢」となるように、矢印B方向(図示の時計方向)に60度回転させる(T9)。
これにより、ワイパーブレード52の先端部分がノズル面21Aに対して撓み変形して圧接するが、このとき、ワイパーブレード52は、回転により、斜め下方向からノズル面21Aに圧接するので、ノズル面21Aの撥水処理膜に殆どダメージを与えることなく、所定の圧力で圧接できる(所望の圧力を保ったまま当接できる)。圧接後は、ワイパーユニット50を再び移動させて、ワイピング対象である左から3番目のヘッドユニット21のノズル面21Aをワイピングし、所定の払拭終了位置で停止させる(T10)。
所定のノズル面21Aに対するワイピング動作終了後は、図13(B)で示すように、インクジェット記録ヘッド20を退避位置に移動させ(上昇させ)、ワイパーブレード52を「払拭準備姿勢」となるように、矢印B方向に更に60度回転させる(T11)。そして、この回転と同時に、ワイパーブレード52の先端部分が吸収体56に接触するので、その先端部分に付着している不要なインクや異物等が、その吸収体56に回収される。
なお、この変形例の場合も、上記実施例と同様に、ワイパーブレード52がノズル面21Aに接触(圧接)するのは、常に1枚となるため、ノズル面21Aに施した撥水処理膜に与えるダメージを低減することができる。また、この変形例では、インクジェット記録ヘッド20を退避位置に移動させてから、ワイパーブレード52を回転させる構成としたが、ワイパーブレード52は、インクジェット記録ヘッド20がワイピング位置にあるときに回転させてもよい。更に、ワイピング対象であるヘッドユニット21が複数ある場合には、上記実施例と同様に、回転軸54を回転させ、次のワイパーブレード52で、所望とする次のヘッドユニット21のノズル面21Aをワイピングすればよい。
こうして、所望とするヘッドユニット21のノズル面21Aに対するワイピングが終了したら、ワイパーユニット50をホームポジション(待機位置)へ復帰移動させ(T12)、インクジェット記録ヘッド20をキャップOFF位置へ移動させる(T13)。そして、チューブポンプ48を所定時間駆動してキャップ42内を空吸引し(T14)、次いで、キャップ42内に予備吐出(空吐出)を実施した後(T15)、インクジェット記録ヘッド20をキャップ位置に戻して終了となる(T16)。
なお、図14で示すように、ワイパーブレード52が上記実施例のように、回転軸54の周面に等間隔に6枚立設されている場合でも、例えばワイパーブレード52を矢印B方向に30度回転させた状態で、ワイパーユニット50を移動させたときに、ノズル面21Aに対するクリアランスDが確保されるか、又は、そのクリアランスDが確保されない場合は、インクジェット記録ヘッド20が所定高さ上昇する構成にすれば、変形例と同様に、所望とするヘッドユニット21のノズル面21Aのみをワイピングすることが可能となる。
すなわち、図14(A)で示すように、ワイパーブレード52を図6で示す状態から30度回転させる。このとき、ノズル面21Aに対するクリアランスDが確保できる場合は、インクジェット記録ヘッド20を上昇させず、ワイピング位置のままとし、クリアランスDが確保できない場合は、インクジェット記録ヘッド20を、ワイパーブレード52が、そのノズル面21Aに接触しない位置(例えば退避位置)まで上昇させる。そして、例えば左から3番目のヘッドユニット21のノズル面21Aをワイピングする場合であれば、その払拭開始位置までワイパーユニット50を移動させて停止させる。
ここで、インクジェット記録ヘッド20を退避位置まで上昇させていた場合には、ワイパーユニット50の停止後、インクジェット記録ヘッド20をワイピング位置まで下降させる。そして、図14(B)で示すように、回転軸54を矢印B方向に30度回転させ、ワイパーブレード52をノズル面21Aに圧接させるとともに、ワイパーユニット50を再び移動させる。これにより、変形例と同様に、所望とするヘッドユニット21のノズル面21Aのみをワイピングすることが可能となる。
以上、説明したように、本発明に係るメンテナンスユニット40によれば、ワイパーブレード52は、ノズル面21Aに対して常に1枚だけ接触(圧接)する構成であるため、ワイパーブレード52によってノズル面21Aに加えられるダメージを極力低減することができる。また、ワイパーブレード52が、除去したインクや異物等(物質)で汚染されるなどしたら、回転軸54を回転させることによって、次のワイパーブレード52に切り替えてノズル面21Aをワイピングできるため、長尺化されたフルライン型のインクジェット記録ヘッド20であっても、安定してクリーニングできる。また、その回転に伴い、ワイパーブレード52に付着しているインクや異物等を、ワイパーブレード52の回転軌跡上に配設された吸収体56で回収することができるので、そのインクや異物等が再度ノズル面21Aに付着するような不具合の発生を防止することができる。
なお、本発明に係るインクジェット記録装置10は、複写機、プリンター複合機、ワークステーション等の出力機器として用いられる記録装置等、記録用紙P上への文字や画像の記録に用いられるものに限定されるものではなく、例えば、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製等にも適用可能である。すなわち、「記録媒体」は、記録用紙Pに限定されるものではなく、例えば、OHPシートや配線パターン等が形成される基板なども含まれる。
そして、「画像」は、一般的な画像(文字、絵、写真など)のみならず、インク滴が記録媒体上に着弾されることで得られるドットのパターン(配線パターン)なども含まれる。また、吐出する液体もインクに限定されるわけではない。例えば、溶融状態の半田を基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴吐出装置全般に対して、本発明に係るインクジェット記録装置10を適用することが可能である。
インクジェット記録装置の印刷時の構成を示す概略側面図 インクジェット記録装置のメンテナンス時の構成を示す概略側面図 メンテナンスユニットの構成を示す概略正面図 ワイパーユニットの構成を示す概略正面図 ワイパーユニットによるワイピング動作を説明するフローチャート ワイパーユニットによるワイピング動作を説明する概略正面図 ワイパーユニットによるワイピング動作を説明する概略正面図 ワイパーユニットによるワイピング動作を説明する概略正面図 異なる吸引条件によるインク吸引量の違いを示す表 ワイパーユニットの変形例の構成を示す概略正面図 変形例のワイパーユニットによるワイピング動作を説明するフローチャート 変形例のワイパーユニットによるワイピング動作を説明する概略正面図 変形例のワイパーユニットによるワイピング動作を説明する概略正面図 ワイパーユニットによる別のワイピング動作を説明する概略正面図
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
20 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
21 ヘッドユニット
21A ノズル面
40 メンテナンスユニット
47 ガイドシャフト(移動手段)
50 ワイパーユニット
52 ワイパーブレード(クリーニング部材)
54 回転軸
56 吸収体
58 駆動モーター

Claims (6)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルを備えたノズル面が記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドをメンテナンス可能なメンテナンスユニットと、
    を備えた液滴吐出装置において、
    前記メンテナンスユニットは、
    前記ノズル面に対して1つだけ接触可能となる間隔で、回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材が設けられた回転軸を前記ノズル面の架設方向に移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記複数のクリーニング部材は、前記回転軸が回転することにより、前記ノズル面に対して接触する払拭姿勢と、前記ノズル面に対して非接触となる払拭準備姿勢とを採れる間隔で、前記回転軸の周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記クリーニング部材に付着した物質を回収可能な吸収体を、該クリーニング部材の回転軌跡上に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 液滴を吐出する複数のノズルを備えたノズル面が記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッドのクリーニング方法であって、
    回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材のうちの1つを前記ノズル面に接触させつつ、移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させて該ノズル面を払拭し、所定位置で前記移動手段による移動を停止又は減速して前記回転軸を回転させ、別の1つのクリーニング部材を前記ノズル面に接触させつつ、前記移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させて該ノズル面を払拭することを特徴とする液滴吐出ヘッドのクリーニング方法。
  5. 液滴を吐出する複数のノズルを備えたノズル面が記録媒体の搬送方向と直交する方向に架設されてなる液滴吐出ヘッドのクリーニング方法であって、
    回転軸の周面に放射状に設けられた複数のクリーニング部材を前記ノズル面に対して非接触となる状態に回転させ、移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させるとともに、所定位置で前記移動手段による移動を停止又は減速して前記回転軸を回転させ、前記複数のクリーニング部材のうちの1つを前記ノズル面に接触させつつ、前記移動手段により前記ノズル面の架設方向に移動させて該ノズル面の所定領域を払拭することを特徴とする液滴吐出ヘッドのクリーニング方法。
  6. 前記クリーニング部材に付着した物質を、該クリーニング部材の回転軌跡上に設けられた吸収体で回収することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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