JP2007076003A - タイヤのシーリング・ポンプアップ装置及び逆流防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 シーリング剤32を収容し、アルミシール31で密封して気密性と液密性を確保した液剤容器18と、液剤容器18に融着した加圧給液室40を備えた注入ユニット20と、液剤容器18側に圧縮空気を供給するエア供給手段と、その通路であるエア供給路と、加圧給液室40から空気入りタイヤ14内にシーリング剤32及び圧縮空気を供給する気液供給路と、エア供給路内に設けられて圧縮空気の圧力により移動してアルミシール31を突き破るピストン60と、突き破った後で、ピストン60の液剤容器18側への移動を制限する制限手段と、液剤容器18内にエア供給路側から圧縮空気を流入させるピストン60を通る連通路68とで構成されるタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。
【選択図】 図2
Description
また、中栓が弛んだり、外れないようにエア供給路及び気液供給路の夫々の内径より大きい外径を有する中栓を嵌め込んだならば、エア供給路に圧縮空気を供給しても中栓が外れない虞がある。このため、中栓の製作には非常に精度が要求される。
ここで、シーリング剤の保存性を確保し、また、安定した速度で空気入りタイヤ内にシーリング剤を供給することが期待される。
また、シーリング装置では、エアコンプレッサの作動を停止させるとタイヤからの空気圧で容器内のシーリング剤がエアコンプレッサ内へ逆流して、エアコンプレッサを故障させる虞があるため、シーリング剤(液体)がエアコンプレッサ側へ逆流するのを防止する
ことが期待されている。
また、本発明の目的は、上記事実を考慮して、通路内への液体の逆流を防止する逆流防止装置を提供することを目的とする。
また、蓋部による液剤容器の密封性(主に気密性、液密性)の検査を融着作業直前まで行うことができる。
また、中栓のように、エア供給手段からエア供給路に圧縮空気を供給しても、中栓がエア供給路及び気液供給路から外れない虞がないため、確実に圧縮空気を液剤容器内に流入することができる。
また、本発明の逆流防止装置は、通路内への液体の逆流を防止できる。
(タイヤのシーリング・ポンプアップ装置の構成)図1には、本発明の第1実施形態に係るタイヤのシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「シーリング装置」という。)が示されている。シーリング装置10は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤ及びホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して所定の基準圧まで内圧を再加圧(ポンプアップ)するものである。
また、第1実施形態では、弾性体をコイルバネ72としているが、その他の実施形態では、弾性変形できれば良いものとする。例えばゴムなどがある。
また、第1実施形態では、シール部材をオーリング70としているが、その他の実施形態では、オーリングと同様に、弾性変形できれば良いものとする。
また、第1実施形態では、オーリング70が弾性変形しているが、その他の実施形態では、シーリング部材58が弾性変形する構成であっても良いものとする。
また、第1実施形態では、シーリング剤32を内部に収容した液剤容器18を用いたが、その他の実施形態では、容器の中身は液体であれば何れのものでもよいもとする。
また、ピストン60でアルミシール31を突き破り、シーリング剤32のシリンダ56内への逆流を防止する逆流防止装置は、シーリング装置以外の装置にも使用できるものである。
実施例のシーリング装置は、第1実施形態と同様に液剤容器をアルミシールで密閉し、注入ユニットと液剤容器とを融着にて一体成形したシーリング装置。
また、実施例のシーリング装置は、アルミシールにより液剤容器内が完全に密封されているので、パンクシーリング剤の保存性は高く、ピストンの移動により確実にアルミシールを突き破り、液剤容器内に圧縮空気を流入させ、気液供給路を通して空気入りタイヤにパンクシーリング剤を供給できることが明らかである。
従って、本発明が適用された実施例のシーリング装置は、従来例のシーリング装置よりもシーリング剤の保存性及び、確実に空気入りタイヤにパンクシーリング剤を供給することができる機能性において、優れていることが明確である。
12 コンプレッサユニット(エア供給手段)
14 タイヤ(空気入りタイヤ)
18 液剤容器
20 注入ユニット
31 アルミシール(蓋部)
32 シーリング剤
40 加圧給液室
44 耐圧ホース(エア供給路)
46 ジョイントカプラ(エア供給路)
48 圧力配管(エア供給路)
54 ジョイントホース(気液供給路)
56 シリンダ(エア供給路)
58 シーリング部材(段差部)
58A 小孔
60 ピストン
62 先端部
66 フランジ部
68 連通路
70 オーリング(シール部材)
72 コイルバネ(弾性体)
Claims (9)
- パンクした空気入りタイヤ内に液状のシーリング剤を注入すると共に、該空気入りタイヤ内へ圧縮空気を供給して該空気入りタイヤの内圧を昇圧するタイヤのシーリング・ポンプアップ装置であって、
前記シーリング剤を内部に収容できると共に、該シーリング剤を吐出する吐出口に設けた蓋部により該内部を密封することができる液剤容器と、
前記液剤容器に固着され、前記蓋部が破られると前記吐出口を通して前記液剤容器内と連通し、該液剤容器内から前記シーリング剤が流入できる加圧給液室を備えた注入ユニットと、
一端部が、前記加圧給液室内に配設された前記蓋部に面して開口するように前記注入ユニットに接続されたエア供給路と、
前記エア供給路の他端部から前記エア供給路内に圧縮空気を供給するエア供給手段と、
一端部が、前記加圧給液室内に面して開口するように前記注入ユニットに接続されると共に、他端部が前記空気入りタイヤに接続されて前記加圧給液室を該空気入りタイヤ内に連通する気液供給路と、
前記エア供給路内に設けられ、前記エア供給手段により前記圧縮空気が該エア供給路内に供給されて該エア供給路内が加圧されるに従って、該エア供給路に沿って前記液剤容器側に押出移動し、先端部で前記蓋部を突き破るピストンと、
前記ピストン内の軸方向に延設され、前記先端部側と反先端部側とに夫々開口を有する通路である連通路と、
前記ピストンが前記蓋部を突き破った後で、前記ピストンの前記液剤容器側への押出移動を制限する制限手段と、
を備えることを特徴とするタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。 - 前記制限手段は、前記エア供給路の前記一端部の開口部分に設けられ、前記エア供給路の内径より小径である小孔を有する段差部と、
前記ピストンの反先端部側に設けられ、前記エア供給路の前記段差部の内径より、外径が大きいフランジ部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。 - 前記ピストンの前記連通路の前記先端部側の開口は、前記ピストンの軸方向と直交する方向に配設され、
前記ピストンの前記先端部側の開口より先端部側の外周に設けられ、前記段差部の内径より、外径が大きい弾性変形できる環状のシール部材と、
前記段差部と前記フランジ部との間に設けられ、前記ピストンを反液剤容器側に付勢する弾性体と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載のタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。 - 前記ピストンの前記先端部は、尖形形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のタイヤのシーリング・ポンプアップ装置。
- 一端部から他端部へ内部を貫通する通路を備える通路部材と、
前記通路部材の一端部の開口部分に設けられ、前記通路の内径より小径である小孔を有する段差部と、
前記通路部材内に設けられ、前記小孔の内径よりも小径であると共に、基端部側に前記小孔の内径よりも大径であるフランジ部を備え、前記通路部材内を移動可能なピストンと、
前記ピストンの先端部側の外周に設けられ、前記小孔の内径より大径であると共に、前記ピストンの前記通路部材内での初期位置では、前記小孔内で圧縮変形して前記小孔と前記ピストンとの間をシールするシール部材と、
前記通路部材内の前記フランジ部と前記段差部との間に設けられ、前記ピストンを前記通路の他端部側へ付勢する弾性体と、
を備えることを特徴とする逆流防止装置。 - 前記ピストンの前記フランジ部より前記通路部材内の他端部側に設けられ、前記通路の内径を前記フランジ部の外径より小径とさせると共に、前記弾性体により前記通路の他端部側へ付勢された前記ピストンの移動を前記初期位置で制限する突起部を備えることを特徴とする請求項5に記載の逆流防止装置。
- 前記通路部材の他端部側から前記通路部材内に気体を供給することによって前記通路部材内を加圧可能な加圧手段を備え、
前記通路部材の一端部を内部に液体を収容した容器の吐出口を塞ぐ蓋部に対向させることを特徴とする請求項6に記載の逆流防止装置。 - 前記ピストンの先端部が尖形形状とされる請求項7に記載の逆流防止装置。
- 前記ピストン内には、前記基端部から先端部側へ貫通する連通路を備えると共に、該連通路の前記ピストンの先端部側の開口は、前記シール部材よりも基端部側であることを特徴とする請求項7又は8に記載の逆流防止装置。
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