JP2007075920A - 非球面研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化することなく、ワークのコア部の長さにかかわらず非球面の研磨が可能な非球面研磨装置を得る。
【解決手段】ワーク40を保持して回転させるワークスピンドル12を備えたワーク保持部と、ポリシャー50を保持して回転させるポリシャースピンドル22を備えたポリシャー保持部が、保持したワーク40およびポリシャー50が対向した状態で配置され、上記ワーク40の研磨すべき非球面の点と上記ポリシャー50の接触角を一定に保つように、ワーク保持部が非球面の斜度に応じて揺動する非球面研磨機において、上記ワークスピンドル12またはワーク保持部を上記ワークスピンドル12の軸方向と平行に進退動させるスライド機構を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非球面レンズ、非球面金型などの非球面を研磨する非球面研磨装置に関するものである。
非球面研磨装置として、ワークを保持して回転させるワークスピンドル、およびポリシャーを保持して回転させるポリシャースピンドルを対向配置し、研磨すべき非球面の点とポリシャー軸の角度を一定に保つために、ワークスピンドルまたはポリシャースピンドルをワークの非球面の斜度に対応して傾ける、ワークスピンドルの回転軸と直交する軸も併せ持つものが知られている。
この種の従来の非球面研磨装置の一例を図3に示した。従来の非球面研磨装置は、ワークスピンドルモータ部111とポリシャースピンドルモータ部121とを対向配置し、ワークスピンドルモータ部111のスピンドル112先端部に設けたワークチャック113にワーク40を保持して回転させる。一方、ポリシャースピンドルモータ部121は、ワークスピンドル122の先端部にポリシャー50が装着され、ワークスピンドル122と一体として回転する。さらにこのポリシャースピンドルモータ部121は、ワークスピンドル122の軸方向および軸と直交する方向に移動自在に支持され、さらにポリシャー50がワーク40の非球面41に常時接触するように、不図示の付勢部材によってワークスピンドル122の軸方向に移動付勢されている。
そうして、スピンドル112、122を回転駆動してワーク40およびポリシャー50を相対回転させながら、さらにワークスピンドルモータ部111を、揺動軸の軸心Bを中心として揺動させる。
しかしながら上記従来タイプの場合、ワーク40のコア部が極端に長い(または極端に短い)場合は、研磨する非球面41が揺動軸の軸心Bから離反してしまうため、ポリシャースピンドル122の軸心と直角方向のストロークS′、S″が長く必要であった(図3)。しかもポリシャースピンドル122の軸方向ストロークも長く必要になるため、非球面41の径が小さくても、ポリシャー50が非球面41に届かない場合もあった。
本発明は、かかる従来の問題に鑑みてなされたものであって、装置を大型化することなく、ワークのコア部の長さにかかわらず非球面の研磨が可能な非球面研磨装置を得ることを目的とする。
かかる目的を達成する本発明は、ワークを保持して回転させるワークスピンドルを備えたワーク保持部と、ポリシャーを保持して回転させるポリシャースピンドルを備えたポリシャー保持部が、保持したワークおよびポリシャーが対向した状態で配置され、上記ワークの研磨すべき非球面の点と上記ポリシャーの接触角を一定に保つように、ワーク保持部が非球面の斜度に応じて揺動する非球面研磨装置であって、上記ワークスピンドルまたはワーク保持部を上記ワークスピンドルの軸方向と平行に進退動させるスライド機構を設けたことに特徴を有する。
より実際的には、上記ワーク保持部は、上記ワークスピンドルの軸と直交する揺動軸を中心として揺動自在に支持され、上記スライド機構は、この揺動軸と上記ワーク保持部との間に設けられ、上記揺動軸に対して上記ワークスピンドルを直線的に進退動させる。この場合上記スライド機構は、上記ワークの研磨すべき非球面が上記揺動軸の軸心の延長上近傍に位置するように上記ワーク保持部をスライド可能に形成される。
上記スライド機構は、マイクロメータ等によって微調整可能とすることが好ましい。
実施形態では、ポリシャースピンドル、またはポリシャー保持部は、上記ポリシャースピンドルの軸方向に直線移動自在に支持され、かつ上記ワークスピンドル方向に常時移動付勢される。そうして上記ポリシャースピンドルまたはポリシャー保持部は、上記ポリシャースピンドルの軸および上記揺動軸と直交する方向にも平行移動自在に支持される。
本発明の非球面研磨装置によれば、ワークの研磨面は、コアの長さ、研磨面の径や非球面の斜度によっても大きく移動することがないので、ポリシャーの軸と平行な方向の移動量も少量で済む。したがって、コアの長さが射出成形型のように非常に長いワークでも端面を非球面に研磨することが可能になる。
本発明の実施形態について、図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明を適用した、横型非球面研磨装置の実施形態を示す側面図である。
非球面研磨装置は、対向するワークユニット(ワーク保持部)10およびポリシャー(研磨)ユニット(ポリシャー保持部)20を備えている。ワークユニット10は、ワーク40を保持して回転させるワークスピンドル12とワークスピンドルモータ部11を備え、ポリシャーユニット20はポリシャー50を保持して回転させるポリシャースピンドル22とポリシャースピンドルモータ部21を備え、それぞれのユニット10、20が、互いの先端部を対向させた状態で水平方向に配置されている。
ワークスピンドルモータ部11は、ポリシャースピンドルモータ部21に対向する側の面から突出したワークスピンドル12を備え、このワークスピンドル12の先端部にワークチャック13が装着されている。ワークチャック13は、ワーク40を軸合わせした状態で着脱自在に嵌合保持する公知の構成である。これらワークスピンドルモータ部11およびワークチャック13がワーク保持部を構成している。ワークスピンドル12は、ワークスピンドルモータ部11に内蔵されたモータによって回転駆動される。
ワークユニット10は、スライドテーブル14上に固定されている。スライドテーブル14は、スライドガイド15に、ワークスピンドル12の軸心O1と平行に移動自在に支持されている。スライドテーブル14およびスライドガイド15がスライドガイド機構を構成している。なお、スライドテーブル14は、ワークスピンドル12の軸心O1が水平になるように、かつ初期状態では直線移動方向がポリシャースピンドル22の軸心O2と平行かつ交わるように設定されている。
スライドガイド15は、ワーク揺動テーブル16上に固定されている。ワーク揺動テーブル16は、ポリシャーユニット20側の端部近傍において軸心O1と直交する鉛直方向に設置された揺動軸(図示せず)を介してワークモータ部17に揺動自在に枢支されている。ワーク揺動テーブル16の後端部は、揺動軸の揺動軸心Aを中心とした円弧ローラ18に摺動自在に支持されている。図示しないが、ワークモータ部17内には、ワーク揺動テーブル16を揺動駆動する揺動モータが内蔵されている。そうしてワークモータ部17、円弧ローラ18は、基台30上に固定されている。
ポリシャースピンドルモータ部21は、ワークスピンドルモータ部11に対向する側の端面から突出したポリシャースピンドル22を備え、このポリシャースピンドル22の先端部に、ポリシャー50が、その軸部51を介して軸合わせされた状態で着脱自在に装着されている。ポリシャー50は、軸部の先端に球形部が固定され、このまま、あるいはこの球形部を研磨布で包んだ公知の構成である。
このポリシャースピンドルモータ部21は、ポリシャースライドテーブル23に、ポリシャースピンドル22の軸心O2方向に平行移動自在に装着され、さらにポリシャースライドテーブル23がスライドガイド24に、揺動軸心Aおよび軸心O2と直交する方向に平行移動自在に支持されている。つまりポリシャースピンドルモータ部21は、軸心O2と平行な方向かつ直交する方向に移動自在に支持されている。そうしてスライドガイド24は、軸心O2が水平となり、ポリシャースピンドルモータ部21が軸心O2と直交方向かつ水平方向に移動するようにポリシャー台25を介して基台30に固定されている。
なお、図示しないが、ポリシャーユニット20は、常時ワークスピンドルモータ部11に接近する方向に所定の付勢力で付勢されて進退動し、かつ水平横方向には自由状態とされている。
次に、この非球面研磨装置の動作について、さらに図2を参照して説明する。図2は、図1に示した非球面研磨装置の平面図である。
先ず、ワークユニット10をポリシャースピンドルユニット20から離反させる。逆にポリシャースピンドルユニット20をワークユニット10から離反させてもよい。次に、ワーク40をワークチャック13に固定する。ワーク40を固定したら、スライドテーブル14のマイクロメータハンドル14aを回転操作して、ワーク40の先端面に形成される非球面41の中心(非球面41とその光軸が交差する点)がスライドガイド15の揺動中心である揺動軸心A(鉛直軸O3)上または近傍に位置するようにポリシャーユニット20の位置を調整する。一度調整しておけば、同一のワーク40を研磨する場合は調整が不要となり、調整する場合も僅かな調整で済む。
以上位置調整した状態で、ポリシャーユニット20を付勢する付勢手段の付勢力によって、ポリシャー50を非球面41に当接させる。ポリシャー50は、付勢手段によって非球面41に向かって移動付勢された状態になり、常に一定の圧力で非球面41に接触する。
この状態で、ワークスピンドルモータ部11、ポリシャースピンドルモータ部21のモータを起動してワークスピンドル12、ポリシャースピンドル22を回転させ、さらにワークモータ部17内蔵の揺動モータを起動する。非球面41は、自身の回転およびポリシャー50の相対回転およびワークスピンドルモータ部11の揺動によって、非球面41を所定の軌跡で研磨される。ワークスピンドルモータ部11は、揺動モータの回転によって、図2に示した範囲を揺動する。揺動軸心Aが非球面41の中心近傍に位置するのでポリシャー50が移動する距離Sは、非球面41の直径以内の短い範囲となる。
なお、以上のスピンドルモータ、揺動モータ等は、図示しないパソコン等の制御手段によって駆動制御されるが、その構成は公知なので図示しない。
以上の通り本発明の実施形態によれば、ワークのコア部の長さが相違しても、研磨する非球面の中心を揺動軸心A(の延長上)と一致または近傍に位置させることができるので、研磨できるコア部の長さ範囲が非常に広くてもポリシャーの移動量が少なくて済む。
本発明の実施形態である非球面研磨装置の側面図である。 同実施形態の動作状態を示す平面図である。 従来の非球面研磨装置の動作状態を示す平面図である。
符号の説明
10 ワークユニット
11 ワークスピンドルモータ部
12 ワークスピンドル
13 ワークチャック
14 スライドテーブル
14a マイクロメータハンドル
15 スライドガイド
16 ワーク揺動テーブル
17 ワークモータ部
20 ポリシャーユニット
21 ポリシャースピンドルモータ部
22 ポリシャースピンドル
23 ポリシャースライドテーブル
24 スライドガイド
25 ポリシャー台
30 基台
40 ワーク
41 非球面
50 ポリシャー

Claims (6)

  1. ワークを保持して回転させるワークスピンドルを備えたワーク保持部と、ポリシャーを保持して回転させるポリシャースピンドルを備えたポリシャー保持部が、保持したワークおよびポリシャーが対向した状態で配置され、上記ワークの研磨すべき非球面の点と上記ポリシャーの接触角を一定に保つように、ワーク保持部が非球面の斜度に応じて揺動する非球面研磨装置であって、
    上記ワークスピンドルまたはワーク保持部を上記ワークスピンドルの軸方向と平行に進退動させるスライド機構を設けたこと、を特徴とする非球面研磨装置。
  2. 請求項1記載の非球面研磨装置において、上記ワーク保持部は、上記ワークスピンドルの軸と直交する揺動軸を中心として揺動自在に支持され、上記スライド機構は、この揺動軸と上記ワーク保持部との間に設けられ、上記揺動軸に対して上記ワークスピンドルを直線的に進退動させる非球面研磨装置。
  3. 請求項2記載の非球面研磨装置において、上記スライド機構は、上記ワークの研磨すべき非球面が上記揺動軸の揺動軸心の延長上または近傍に位置するように上記ワーク保持部をスライド可能に形成されている非球面研磨装置。
  4. 請求項2または3記載の非球面研磨装置において、上記スライド機構は、マイクロメータによって微調整可能な非球面研磨装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項記載の非球面研磨装置において、ポリシャースピンドル、またはポリシャー保持部は、上記ポリシャースピンドルの軸方向に直線移動自在に支持され、かつ上記ワークスピンドル方向に常時移動付勢されている非球面研磨装置。
  6. 請求項5記載の非球面研磨装置において、上記ポリシャースピンドルまたはポリシャー保持部は、上記ポリシャースピンドルの軸および上記揺動軸心と直交する方向に平行移動自在に支持されている非球面研磨装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010125590A (ja) * 2008-12-01 2010-06-10 Olympus Corp 研削方法および研削装置
JP2013141736A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 球面研削装置及び研削加工方法
WO2018003765A1 (ja) * 2016-06-29 2018-01-04 川崎重工業株式会社 研磨装置

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