JP2007074511A - 光増幅装置および光通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 光伝送路における信号光の伝送品質を監視または管理することが容易な光増幅装置を提供する。
【解決手段】 送信部50により、出力光レベルモニタ部30により得られた出力光レベル情報は、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ出力端1dから送出される。受信部60により、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出されて入力端1cに到達した前段光増幅装置の出力光レベル情報が受信される。演算部70により、受信部60により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失が求められる。利得調整部80により、演算部70により求められたスパン損失に基づいて利得の調整が行われる。
【選択図】 図1
【解決手段】 送信部50により、出力光レベルモニタ部30により得られた出力光レベル情報は、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ出力端1dから送出される。受信部60により、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出されて入力端1cに到達した前段光増幅装置の出力光レベル情報が受信される。演算部70により、受信部60により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失が求められる。利得調整部80により、演算部70により求められたスパン損失に基づいて利得の調整が行われる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光増幅装置および光通信システムに関するものである。
複数の光ノードの相互間に光伝送路(リンク)が敷設された光通信システムである光ネットワークでは、一般に、光伝送路上に1個または複数個の光増幅装置が設けられており、各光ノードから出力された多波長の信号光は、光伝送路により伝送される間に損失を被る一方で、該光伝送路上の光増幅装置により光増幅されつつ、他の或る光ノードへ伝送される。
また、一般に、光増幅装置は、出力信号光レベルの変動に起因する伝送品質の劣化や後段の機器の破損を防止するため、1チャンネル当たりの出力信号光レベルが一定になるよう制御する。特許文献1に開示された発明の光増幅装置は、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失を算出して、このスパン損失に応じて利得を調整することにより、スパン損失の変動が生じた場合であっても、1チャンネル当たりの出力信号光レベルが一定になるよう制御する。
特開2005−5747号公報
ところで、光ネットワークの各光ノードには、光XCや光ADMが設けられていて、これらにより各信号光の伝送方向が変更され、各ノードから他の或るノードへ光伝送路により伝送される信号光の波数が変化する場合がある。このような光ネットワークにおいては、光ノード間の光伝送路における信号光の伝送品質の監視または管理(例えば、ビットエラーレート監視や光パワー管理など)は困難である。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、光伝送路における信号光の伝送品質を監視または管理することが容易な光増幅装置および光通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る光増幅装置は、多段に直列的に接続されて用いられ、入力端に入力した光を光増幅して出力端から出力する光増幅装置であって、 (1) 入力した光を光増幅する光増幅部と、(2) 入力端に入力する光(以下「入力光」という。)のレベルをモニタする入力光レベルモニタ部と、(3) 光増幅部において光増幅されて出力端から出力される光(以下「出力光」という。)のレベルをモニタする出力光レベルモニタ部と、(4) 入力光の変動時間1ms以下の高速な波長数変動に対し出力光レベル変動を光増幅部の出力光レベルの波長依存性以下に抑える利得制御部と、(5) 出力光レベルモニタ部により得られた出力光レベル情報を、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ送出する送信部と、(6) 自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出された前段光増幅装置の出力光レベル情報を受信する受信部と、(7) 受信部により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失を求める演算部と、(8) 演算部により求められたスパン損失に基づいて利得の調整を行う利得調整部と、を備えることを特徴とする。
この光増幅装置では、入力端に入力した光は光増幅部において光増幅され、その光増幅部で光増幅された光は出力端から出力される。入力端に入力する光のレベルは入力光レベルモニタ部によりモニタされ、出力端から出力される光のレベルは出力光レベルモニタ部によりモニタされる。利得制御部により、入力光の変動時間1ms以下の高速な波長数変動に対し出力光レベル変動が光増幅部の出力光レベルの波長依存性以下に抑えられる。送信部により、出力光レベルモニタ部により得られた出力光レベル情報は、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ送出される。受信部により、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出された前段光増幅装置の出力光レベル情報が受信される。演算部により、受信部により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失が求められる。そして、利得調整部により、この演算部により求められたスパン損失に基づいて利得の調整が行われる。
好適には、本発明に係る光増幅装置では、受信部は、前段光増幅装置から送出された前段光増幅装置のOSNR情報をも受信し、演算部は、受信部により受信された前段光増幅装置のOSNR情報、入力光レベルモニタ部により得られた入力光レベル、および、光増幅部における内部雑音発生量に基づいて、自己の出力光のOSNR情報をも求め、送信部は、演算部により求められたOSNR情報をも後段光増幅装置へ送出する。
また、好適には、本発明に係る光増幅装置では、利得調整部は、減衰率が可変である可変光減衰器を含む。
本発明に係る光通信システムは、上記の本発明に係る光増幅装置を複数個備え、これら複数の光増幅装置が直列的に接続されて光を多段増幅し、これら複数の光増幅装置のうち各光増幅装置の送信部から送出された情報を次段の光増幅装置の受信部が受信することを特徴とする。
また、本発明に係る光通信システムは、上記の本発明に係る光増幅装置を複数個備えるとともに上位システムを備え、これら複数の光増幅装置が直列的に接続されて光を多段増幅し、これら複数の光増幅装置のうち各光増幅装置の送信部から送出された情報を次段の光増幅装置の受信部が受信するとともに、これら複数の光増幅装置それぞれの送信部から送出された情報を上位システムが受信することを特徴とする。
本発明によれば、光伝送路における信号光の伝送品質を監視または管理することが容易となる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光増幅装置1の構成図である。この図に示される光増幅装置1は、多段に直列的に接続されて用いられ、入力端1aに入力した光を光増幅して出力端1bから出力するものであって、光増幅部10、入力光レベルモニタ部20、出力光レベルモニタ部30、利得制御部40、送信部50、受信部60、演算部70および利得調整部80を備える。入力端1aから出力端1bへ向かう光路上に、順に、入力光レベルモニタ部20、光増幅部10、利得調整部80および出力光レベルモニタ部30が設けられている。
光増幅部10は、入力端1aに入力した光を光増幅するものである。この光増幅部10は、好適には、光導波領域に希土類元素(例えばEr元素)が添加された希土類元素添加光ファイバを光増幅媒体として含み、この希土類元素を励起し得る波長の光を希土類元素添加光ファイバに供給することで、この希土類元素添加光ファイバにおいて光を増幅することができる。
入力光レベルモニタ部20は、入力端1aに入力する光(以下「入力光」という。)のレベルをモニタする。入力光レベルモニタ部20は、光カプラ21およびフォトダイオード22を含む。光カプラ21は、入力端1aと光増幅部10との間の光路上に設けられ、入力端1aから光増幅部10へ向かう光の一部を分岐して、その分岐した光をフォトダイオード22へ出力する。フォトダイオード22は、光カプラ21から到達した光を受光して、その受光強度に応じた値の電気信号を出力する。この電気信号の値は入力光レベルを表す。
出力光レベルモニタ部30は、光増幅部10において光増幅されて出力端1bから出力される光(以下「出力光」という。)のレベルをモニタする出力光レベルモニタ部30は、光カプラ31およびフォトダイオード32を含む。光カプラ31は、利得調整部80と出力端1bとの間の光路上に設けられ、利得調整部80から出力端1bへ向かう光の一部を分岐して、その分岐した光をフォトダイオード32へ出力する。フォトダイオード32は、光カプラ31から到達した光を受光して、その受光強度に応じた値の電気信号を出力する。この電気信号の値は出力光レベルを表す。
利得制御部40は、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベル、および、出力光レベルモニタ部30により得られた出力光レベルに基づいて、入力光の変動時間1ms以下の高速な波長数変動に対し出力光レベル変動を光増幅部10の出力光レベルの波長依存性以下に抑える高速利得一定制御を行う。
送信部50は、出力光レベルモニタ部30により得られた出力光レベル情報を、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ出力端1dから送出する。受信部60は、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出されて入力端1cに到達した前段光増幅装置の出力光レベル情報を受信する。
演算部70は、受信部50により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失を求める。利得調整部80は、演算部70により求められたスパン損失に基づいて利得の調整を行う。この利得調整部80は、減衰率が可変である可変光減衰器を含むのが好適であり、この場合には、簡易に利得の調整を行うことができる。
この光増幅装置1では、入力端1aに入力した光は光増幅部10において光増幅され、その光増幅部10で光増幅された光は出力端1bから出力される。入力端1aに入力する光のレベルは入力光レベルモニタ部20によりモニタされ、出力端1bから出力される光のレベルは出力光レベルモニタ部30によりモニタされる。利得制御部40により、入力光の変動時間1ms以下の高速な波長数変動に対し出力光レベル変動が光増幅部10の出力光レベルの波長依存性以下に抑えられる。
送信部50により、出力光レベルモニタ部30により得られた出力光レベル情報は、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ出力端1dから送出される。受信部60により、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出されて入力端1cに到達した前段光増幅装置の出力光レベル情報が受信される。演算部70により、受信部60により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失が求められる。そして、利得調整部80により、演算部70により求められたスパン損失に基づいて利得の調整が行われる。
本実施形態に係る光増幅装置1がこのような構成を有することにより、全光ネットワークの光ノードでの波数変動や光増幅スパンの損失変動が発生しても、自立的に出力光レベルの変動を抑えることが可能となる。また、管理者が多段接続された各光増幅装置から情報を収集することで、高品質で高信頼な全光型光波長ルーティングネットワークの管理・運用が可能となる。
好適には、本実施形態に係る光増幅装置1では、受信部60は、前段光増幅装置から送出された前段光増幅装置のOSNR(光信号雑音比)情報をも受信する。演算部70は、受信部60により受信された前段光増幅装置のOSNR情報、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベル、および、光増幅部10における内部雑音(ASE光)発生量に基づいて、自己の出力光のOSNR情報をも求める。また、送信部50は、演算部70により求められたOSNR情報をも後段光増幅装置へ送出する。このようにすることにより、より高品質で高信頼な全光型光波長ルーティングネットワークの管理・運用が可能となる。また、内部雑音を考慮して出力光レベルを制御することにより、より精度の高い出力光レベルの制御が可能となる。更に、上流で発生した雑音成分を考慮することにより、更に精度の高い出力光レベルの制御も可能となる。
図2は、他の実施形態に係る光増幅装置2の構成図である。図1に示された光増幅装置1の構成と比較すると、この図2に示される光増幅装置2は、光増幅部10に替えて光増幅部11および光増幅部12を備える点で相違し、また、これら光増幅部11と光増幅部12との間に利得調整部80が配置されている点で相違する。
この光増幅装置2では、入力端2aに入力した光は光増幅部11および光増幅部12において光増幅され、これら光増幅部11,12で光増幅された光は出力端2bから出力される。入力端2aに入力する光のレベルは入力光レベルモニタ部20によりモニタされ、出力端2bから出力される光のレベルは出力光レベルモニタ部30によりモニタされる。利得制御部40により、入力光の変動時間1ms以下の高速な波長数変動に対し出力光レベル変動が光増幅部10の出力光レベルの波長依存性以下に抑えられる。
送信部50により、出力光レベルモニタ部30により得られた出力光レベル情報は、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ出力端2dから送出される。受信部60により、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出されて入力端2cに到達した前段光増幅装置の出力光レベル情報が受信される。演算部70により、受信部60により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失が求められる。そして、光増幅部11と光増幅部12との間に配置された利得調整部80により、演算部70により求められたスパン損失に基づいて利得の調整が行われる。
この光増幅装置2も、光増幅装置1が奏する効果を奏することができる。加えて、この光増幅装置2は、光増幅部11と光増幅部12との間に利得調整部80が配置されていることから、増幅効率を過度に低下させることなく利得の調整が可能となる。なお、この光増幅装置2において、利得制御部40は、光増幅部11および光増幅部12それぞれを個別に制御してもよいし、一括して制御してもよい。
図3は、更に他の実施形態に係る光増幅装置3の構成図である。図1に示された光増幅装置1の構成と比較すると、この図3に示される光増幅装置3は、光遅延部90を更に備える点で相違する。光遅延部90は、入力光モニタ部20と光増幅部10との間の光路上に設けられ、入力光モニタ部20から出力された光に対して遅延を与えた後に、その光を光増幅部10へ入力させる。この光遅延部90における光の遅延量は、利得制御部40における遅延量と光増幅部10における遅延量とを考慮して決定されるのが好ましい。
この光増幅装置3では、入力端3aに入力した光は、光遅延部90において所要量の遅延が与えられた後、光増幅部10において光増幅され、その光増幅部10で光増幅された光は出力端3bから出力される。入力端3aに入力する光のレベルは入力光レベルモニタ部20によりモニタされ、出力端3bから出力される光のレベルは出力光レベルモニタ部30によりモニタされる。利得制御部40により、入力光の変動時間1ms以下の高速な波長数変動に対し出力光レベル変動が光増幅部10の出力光レベルの波長依存性以下に抑えられる。
送信部50により、出力光レベルモニタ部30により得られた出力光レベル情報は、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ出力端3dから送出される。受信部60により、自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出されて入力端3cに到達した前段光増幅装置の出力光レベル情報が受信される。演算部70により、受信部60により受信された前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、入力光レベルモニタ部20により得られた入力光レベルに基づいて、前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失が求められる。そして、利得調整部80により、演算部70により求められたスパン損失に基づいて利得の調整が行われる。
この光増幅装置3も、光増幅装置1が奏する効果を奏することができる。加えて、この光増幅装置3は、光遅延部90が設けられていることにより、利得制御部40および光増幅部10が持つ遅延が補償され、より高速な制御が可能となる。
図4は、本実施形態に係る光通信システム100の構成図である。この図に示される光通信システム100は、前述の本実施形態に係る光増幅装置1を複数個備え、各光増幅装置1の出力端1bと次段の光増幅装置1の入力端1aとが光伝送路により接続されていて、信号光を多段増幅する。また、この光通信システム100では、各光増幅装置1の出力端1dと次段の光増幅装置1の入力端1cとが互いに接続されていて、各光増幅装置1の送信部50から送出された情報(出力光レベル情報およびOSNR情報)は次段の光増幅装置1の受信部60により受信される。特に、この光通信システム100では、各光増幅装置1の出力端1bから次段の光増幅装置1の入力端1aへ信号光を伝送する光伝送路と、各光増幅装置1の出力端1dから次段の光増幅装置1の入力端1cへ情報(出力光レベル情報およびOSNR情報)を伝送する伝送路とは、共通の線路となっている。
図5は、他の実施形態に係る光通信システム200の構成図である。この図に示される光通信システム200は、前述の本実施形態に係る光増幅装置1を複数個備え、各光増幅装置1の出力端1bと次段の光増幅装置1の入力端1aとが光伝送路により接続されていて、信号光を多段増幅する。また、この光通信システム200では、各光増幅装置1の出力端1dと次段の光増幅装置1の入力端1cとが互いに接続されていて、各光増幅装置1の送信部50から送出された情報(出力光レベル情報およびOSNR情報)は次段の光増幅装置1の受信部60により受信される。特に、この光通信システム200では、各光増幅装置1の出力端1bから次段の光増幅装置1の入力端1aへ信号光を伝送する光伝送路と、各光増幅装置1の出力端1dから次段の光増幅装置1の入力端1cへ情報(出力光レベル情報およびOSNR情報)を伝送する伝送路とは、別の線路となっている。後者の伝送路としては、LANケーブル、電力線、電話線等が用いられる。
図6は、他の実施形態に係る光通信システム300の構成図である。この図に示される光通信システム300は、前述の本実施形態に係る光増幅装置1を複数個備え、各光増幅装置1の出力端1bと次段の光増幅装置1の入力端1aとが光伝送路により接続されていて、信号光を多段増幅する。また、この光通信システム300では、各光増幅装置1の出力端1dと次段の光増幅装置1の入力端1cとが互いに接続されていて、各光増幅装置1の送信部50から送出された情報(出力光レベル情報およびOSNR情報)は次段の光増幅装置1の受信部60により受信される。さらに、この光通信システム300では、各光増幅装置1の送信部50から送出された情報は、上位システム310によっても受信される。このようにすることにより、伝送品質や光増幅スパンの損失状況を一元管理することが可能となり、より高品質で高信頼な全光型光波長ルーティングネットワークの管理・運用が可能となる。
図7は、更に他の実施形態に係る光通信システム400の構成図である。この図に示される光通信システム400は、前述の本実施形態に係る光増幅装置1を複数個備え、各光増幅装置1の出力端1bと次段の光増幅装置1の入力端1aとが光伝送路により接続されていて、信号光を多段増幅する。また、この光通信システム400では、各光増幅装置1の入力端1cおよび出力端1dそれぞれは上位システム410と接続されており、各光増幅装置1の送信部50から送出された情報は、上位システム410を経て次段の光増幅装置1の受信部60により受信される。このようにすることにより、伝送品質や光増幅スパンの損失状況を一元管理することが可能となり、より高品質で高信頼な全光型光波長ルーティングネットワークの管理・運用が可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図4〜図7それぞれに示された光通信システムにおいて、光増幅装置1に替えて他の実施形態に係る光増幅装置2,3が用いられてもよい。
1〜3…光増幅装置、10〜12…光増幅部、20…入力光レベルモニタ部、21…光カプラ、22…フォトダイオード、30…出力光レベルモニタ部、31…光カプラ、32…フォトダイオード、40…利得制御部、50…送信部、60…受信部、70…演算部、80…利得調整部、90…光遅延部、100…光通信システム、200…光通信システム、300…光通信システム、310…上位システム、400…光通信システム、410…上位システム。
Claims (5)
- 多段に直列的に接続されて用いられ、入力端に入力した光を光増幅して出力端から出力する光増幅装置であって、
入力した光を光増幅する光増幅部と、
前記入力端に入力する光(以下「入力光」という。)のレベルをモニタする入力光レベルモニタ部と、
前記光増幅部において光増幅されて前記出力端から出力される光(以下「出力光」という。)のレベルをモニタする出力光レベルモニタ部と、
前記入力光の変動時間1ms以下の高速な波長数変動に対し出力光レベル変動を前記光増幅部の出力光レベルの波長依存性以下に抑える利得制御部と、
前記出力光レベルモニタ部により得られた出力光レベル情報を、自己の後段に設けられた後段光増幅装置へ送出する送信部と、
自己の前段に設けられた前段光増幅装置から送出された前記前段光増幅装置の出力光レベル情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記前段光増幅装置の出力光レベル情報、および、前記入力光レベルモニタ部により得られた入力光レベルに基づいて、前記前段光増幅装置から自己までの間の光伝送路のスパン損失を求める演算部と、
前記演算部により求められたスパン損失に基づいて利得の調整を行う利得調整部と、
を備えることを特徴とする光増幅装置。 - 前記受信部が、前記前段光増幅装置から送出された前記前段光増幅装置のOSNR情報をも受信し、
前記演算部が、前記受信部により受信された前記前段光増幅装置のOSNR情報、前記入力光レベルモニタ部により得られた入力光レベル、および、前記光増幅部における内部雑音発生量に基づいて、自己の出力光のOSNR情報をも求め、
前記送信部が、前記演算部により求められたOSNR情報をも前記後段光増幅装置へ送出する、
ことを特徴とする請求項1記載の光増幅装置。 - 前記利得調整部が、減衰率が可変である可変光減衰器を含む、ことを特徴とする請求項1記載の光増幅装置。
- 請求項1記載の光増幅装置を複数個備え、これら複数の光増幅装置が直列的に接続されて光を多段増幅し、これら複数の光増幅装置のうち各光増幅装置の送信部から送出された情報を次段の光増幅装置の受信部が受信することを特徴とする光通信システム。
- 請求項1記載の光増幅装置を複数個備えるとともに上位システムを備え、これら複数の光増幅装置が直列的に接続されて光を多段増幅し、これら複数の光増幅装置のうち各光増幅装置の送信部から送出された情報を次段の光増幅装置の受信部が受信するとともに、これら複数の光増幅装置それぞれの送信部から送出された情報を前記上位システムが受信することを特徴とする光通信システム。
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