JP2007071962A - 耐水性吸音材およびこれを用いた構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の耐水性吸音材1aは、無機化合物を含むシリコーンゴムから成る膜11と、当該膜11の背面側(剛壁側)に積層された第1の多孔質体層12と、膜11および第1の多孔質体層12の周囲に設けられた防水層13とを備えている。
膜11は、シリコーンゴムに2:1〜1:1の比で、Si、Ca、Sr、Ba、Al、Mgの何れか1種を含む化合物またはSi、Ca、Sr、Ba、Al、Mgの何れか1種を含む化合物の混合物から成る無機化合物を混入したもので形成されている。
第1の多孔質体層12は、難燃性を有する材料で形成されている。具体的には、グラスウール、ロックウールの何れかまたはこれらの混合物から成るもので形成されている。
防水層13は、薄厚の非透湿性のフィルムまたはテープで形成されている。
【選択図】図1
Description
[第1の実施の形態]
図1は、本発明における耐水性吸音材およびこれを用いた構造体の第1の実施の形態を示す断面図である。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明における耐水性吸音材およびこれを用いた構造体の第2の実施の形態を示す断面図である。なお、同図において、図1と共通する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
[第3の実施の形態]
図6は、第1の実施の形態における耐水性吸音材1aを使用した膜状吸音構造の構造体の断面図を示している。なお、同図において、図1と共通する部分に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
[第4の実施の形態]
図7は、第2の実施の形態における耐水性吸音材1bを使用した膜状吸音構造の構造体の断面図を示している。なお、同図において、図5および図6と共通する部分に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
[第5の実施の形態]
前述の実施例では、膜11を無機化合物を含むシリコーンゴムで形成した場合について述べているが、当該膜11は、アクリル樹脂に2:1〜1:1の比で、Si、Ca、Sr、Ba、Al、Mgの何れか1種を含む化合物またはSi、Ca、Sr、Ba、Al、Mgの何れか1種を含む化合物の混合物から成る無機化合物、並びに次に示す炭素繊維を混入したもので形成してもよい。
11・・・シリコーンゴムから成る膜
12・・・第1の多孔質体層
13・・・防水層
14・・・第2の多孔質体層
2・・・剛壁
3a、3b、3c、3d・・・構造体
4a、4b・・・支持部材
5・・・背後空気層
Claims (23)
- 無機化合物および/または炭素繊維を含むゴムまたはアクリル樹脂から成る膜と、前記膜の背面側に積層される第1の多孔質体層と、前記膜の前面側および前記第1の多孔質体層の背面側の少なくとも一方に積層される防水層とを備えることを特徴とする耐水性吸音材。
- 無機化合物および/または炭素繊維を含むゴムまたはアクリル樹脂から成る膜と、前記膜の背面側に積層される第1の多孔質体層と、前記膜の前面側に積層される第2多孔質体層と、前記第1の多孔質体層の背面側および前記第2多孔質体層の前面側の少なくとも一方に積層される防水層とを備えることを特徴とする耐水性吸音材。
- 前記ゴムは、シリコーンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、多硫化ゴム、ポリオレフィンのうちから選択された何れかのゴムであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の耐水性吸音材。
- 前記無機化合物は、Si、Ca、Sr、Ba、Al、Mgの何れか1種を含む化合物または前記Si、Ca、Sr、Ba、Al、Mgの何れか1種を含む化合物の混合物から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記炭素繊維は、繊維径が10〜30μm、長さの平均値が0.3〜2mm、添加量が主剤のアクリル樹脂に対し0.5〜10部であることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記防水層は、非透湿性のフィルムまたはテープから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記防水層は、プラスチック樹脂フィルムまたはテープから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記防水層は、金属箔から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記防水層は、プラスチック樹脂フィルムまたはテープの片面に金属箔を積層したラミネートフィルムまたはテープから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記プラスチック樹脂フィルムまたはテープは、ポリエチレンテレフタレート樹脂または塩化ビニリデン樹脂から成ることを特徴とする請求項7または請求項9記載の耐水性吸音材。
- 前記金属箔は、アルミ箔または銅箔であることを特徴とする請求項8または請求項9記載の耐水性吸音材。
- 前記膜の燃焼発熱量は、8MJ/m3以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項11何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記膜の燃焼発熱速度は、[200kW/m2]・10sec以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項11何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方は、難燃性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方は、グラスウール、ロックウールの何れかまたはこれらの混合物から成ることを特徴とする請求項1乃至請求項13何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記膜は、前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方と一体化していることを特徴とする請求項1乃至請求項15何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記膜は、接着により前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方と一体化していることを特徴とする請求項1乃至請求項15何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記膜は、熱融着により前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方と一体化していることを特徴とする請求項1乃至請求項15何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記膜は、シリコーングラフト反応により前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方と一体化していることを特徴とする請求項1乃至請求項15何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 前記膜は、前記膜の一部が前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方の孔部に入り込むことで前記第1の多孔質体層および前記第2の多孔質体層の少なくとも何れか一方と一体化していることを特徴とする請求項2乃至請求項15何れか1項記載の耐水性吸音材。
- 請求項1乃至請求項20の何れか1項記載の耐水性吸音材と、剛壁とを備え、前記耐水性吸音材は、前記耐水性吸音材を構成する第1の多孔質体層を剛壁側に向けて、前記剛壁と平行に設置されていることを特徴とする構造体。
- 請求項1乃至請求項20の何れか1項記載の耐水性吸音材と、剛壁とを備え、前記耐水性吸音材は、空気層を介して前記耐水性吸音材を構成する第1の多孔質体層を剛壁側に向けて、前記剛壁と平行に設置されていることを特徴とする構造体。
- 請求項1乃至請求項20の何れか1項記載の耐水性吸音材を備え、前記耐水性吸音材の燃焼発熱量は、8MJ/m3以下、燃焼発熱速度は[200kW/m2]・10sec以下であることを特徴とする構造体。
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