JP2007071709A - 回転状態検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2個のセンサを用いて、磁性回転体の回転方向を検出する回転状態検出装置を得る。
【解決手段】 磁気抵抗効果素子組で構成された第1、第2ブリッジ回路11、12、第1ブリッジ回路11の中点電圧の増減方向を検出する第1コンパレータ31a、第1ブリッジ回路11の中点電圧を2種類の異なる電圧レベルと比較し論理値を出力する第2、第3コンパレータ31b、31c、第2ブリッジ回路12の中点電圧の増減方向を検出する第4コンパレータ32a、第2ブリッジ回路12の中点電圧を所定の電圧レベルと比較し論理値を出力する第5コンパレータ32bを備え、第1、第2、第3、第4、第5コンパレータの出力の組合せにより回転体の回転方向を識別する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、凹凸状磁性回転体の回転状態を検出する回転状態検出装置に関するものである。
一般的に例えば、自動車のエンジンでは、エンジンの回転数や、複数ある気筒の点火タイミングを検出するために、回転センサが取り付けられている。
最近の自動車の高機能化に伴い、回転センサについては、回転数だけではなく回転方向を検出する機能が必要とされてきた。
回転方向を検出する従来の方法として、例えば、特開平6−58770号公報(以下、特許文献1という。)に示されるものがある。
この特許文献1の「エンコーダ」では、回転ドラムの位置を検出し、位相が120゜ずつずれた正弦波信号を出力する3個のセンサと、正弦波信号の正負判定手段と、その判定結果が、計6種の組み合せのいずれであるかを判断する分類手段と、各センサからの直前の正弦波信号値を記憶する記憶手段と、正弦波信号の増減判定手段とを具備し、上記6種のいずれの状態にあるかを判定し、その時の所定の正弦波信号の増減判定情報をもとに回転方向を検出しようとしている。
特開平6−58770号公報
このような特許文献1で示される回転検出装置にあっては、3個のセンサを120°ずつ位相差を持つように配置する必要があるため、センサのコストとサイズを小さくできないなどの問題があった。
この発明は上述のような課題を解消するためになされたもので、2個のセンサを用いて回転体の回転方向を検出可能とし、センサの数を減らして、コストおよびサイズを小さくすることができると共に、雑音などの影響による誤検出を防止して、精度良く回転体の回転方向を検出することのできる回転状態検出装置を提供することを目的とする。
この発明に係わる回転状態検出装置は、バイアス磁界を発生する磁石、この磁石のバイアス磁界中に、被検出対象である凹凸状磁性回転体に対向しその回転方向に並べて配置され、上記被検出対象の回転に応じるバイアス磁界の状態変化により抵抗変化を生じる磁気抵抗効果素子組で構成された第1ブリッジ回路と第2ブリッジ回路、上記第1ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し論理値を出力する第1コンパレータ、上記第1ブリッジ回路の中点電圧と2種類の所定の電圧レベルとの大小を比較し論理値を出力する第2コンパレータおよび第3コンパレータ、上記第2ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し論理値を出力する第4コンパレータ、上記第2ブリッジ回路の中点電圧と所定の電圧レベルとの大小を比較し論理値を出力する第5コンパレータを備え、上記第1〜第5コンパレータの出力の組合せにより上記被検出対象の回転方向を識別するようにしたものである。
この発明の回転状態検出装置によれば、2個のセンサを用いて回転体の回転方向を検出することができるため、センサのコストの低減やサイズの小型化を実現できる。
さらに、この発明の回転状態検出装置によれば、第1ブリッジ回路および第2ブリッジ回路の中点電圧の増減の変化の大きい部分を使用することにより、雑音などの影響による誤検出を防止して、より精度良く回転体の回転方向を検出することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1である回転状態検出装置の主要部を示すブロック図、図2は、実施の形態1の回転状態検出装置に用いる磁気回路の構成図で、図2(a)は斜視図、図2(b)は上面図、図2(c)は磁気抵抗効果素子のパターン図である。
図2において、磁気抵抗効果素子ユニット1は、磁気抵抗効果素子11a、11b、12a、12bで構成されている。図1に示されるように、磁気抵抗効果素子11a、11bは直列接続され、端子11eが接地され、端子11dに定電圧が印加され、端子11cが中点電圧を出力する第1ブリッジ回路11を構成している。
同様に、磁気抵抗効果素子12a、12bは直列接続され、端子12eが接地され、端子12dに定電圧が印加され、端子12cが中点電圧を出力する第2ブリッジ回路12を構成している。
被検出対象である磁性回転体8は、磁界を変化させる形状を具備した凹凸状又は歯状(両者を合わせて凹凸状と言う)である。
磁石9は着磁方向が、凹凸状磁性回転体8の回転軸81方向に向き、凹凸状磁性回転体8に対向し、間隔を空けて配置され、バイアス磁界を発生する。
磁気抵抗効果素子ユニット1は、磁石9と所定の間隔を持って配置されると共に、凹凸状磁性回転体8と対向しその半径方向に所定の間隔を持って配置される。
磁気抵抗効果素子ユニット1を構成する第1ブリッジ回路11と第2ブリッジ回路12は、図2(c)に示すように、凹凸状磁性回転体8の回転方向82に並べて配置されている。実施の形態1では、磁気抵抗効果素子11a、11b、12a、12bの順に凹凸状磁性回転体8の回転方向82に所定の間隔で並べて配置されている。
なお、図2の(b)は凹凸状磁性回転体8の外周縁を直線上に延ばして表示している。
図1において、第1ブリッジ回路11、第2ブリッジ回路12では、それぞれ、印加される磁界の強度によって、それらを構成する磁気抵抗効果素子11a、11b、12a、12bの抵抗値が変化する。抵抗値が変化することにより第1ブリッジ回路11、および第2ブリッジ回路12の中点電圧(端子11c、12cの電圧で、以後その電圧も同一符号で示す)も変化する。
遅延回路21、22は、中点電圧11c、12cを所定の時間遅延させる。
コンパレータ31a、32aは、中点電圧11c、12cと、遅延回路21、22の出力とを比較することにより、中点電圧11cおよび12cの増減方向を検出する。
コンパレータ31b、31cは、中点電圧11cと所定の電圧Vref0、Vref1との差分をとり、その正負に基づく論理値を出力する。
コンパレータ32bは、中点電圧12cと所定の電圧Vref2との差分をとり、その正負に基づく論理値を出力する。
論理回路41は、図5に示すテーブルに従い、論理値0あるいは1を出力する回路で、上記コンパレータ31a、31b、31c、32a、32bの出力の組み合わせにより、上記凹凸状磁性回転体8が図2(a)に示す回転方向82の向きに回転する場合(以下、正回転と言う)1を出力し、回転方向82と逆向きに回転する場合(以下、逆回転と言う)0を出力する。
次に動作について、図3、図4に沿って説明する。
図3に凹凸状磁性回転体8が正回転をした場合の各信号波形を示す。
磁性回転体8が正回転をした場合は、図3に示すように、中点電圧11c、12cの波形は、中点電圧11cの方が位相が90°進んだ正弦波状の波形となる。
この中点電圧11cの信号を遅延回路21にて遅延させた信号と、中点電圧11cをコンパレータ31aで比較することにより、中点電圧11cの増減方向を検知する。
つまり、図中時刻t1からt3の区間では、中点電圧11cのレベルは減少しているため、コンパレータ31aの出力は0となり、時刻t3からt5の区間では、中点電圧11cのレベルは増加しているため、コンパレータ31aの出力は1となる。
また、コンパレータ31bでは、中点電圧11cと所定の電圧Vref0と比較し、図3に示すように、Aの領域では中点電圧11cは所定の電圧Vref0よりもレベルが大きいため、コンパレータ31bの出力は0となり、B、C、Dの領域では中点電圧11cは所定の電圧Vref0よりもレベルが小さいため、コンパレータ31bの出力は1となる。
同様にコンパレータ31cでは、中点電圧11cと所定の電圧Vref1と比較することにより、A、B、Dの領域では、コンパレータ31cの出力は0となり、Cの領域では1となる。
一方、中点電圧12cの信号を遅延回路22にて遅延させた信号と、中点電圧12cをコンパレータ32aで比較することにより、中点電圧12cの増減方向を検知する。
つまり、図中時刻t0からt2の区間では、中点電圧12cのレベルは増加しているため、コンパレータ32aの出力は1となり、時刻t2からt4の区間では、コンパレータ32aの出力は0となる。
また、コンパレータ32bでは、中点電圧12cと基準電圧Vref2と比較し、図3に示すように、時刻t1からt3の区間では、コンパレータ32bの出力は1となり、時刻t3からt5の区間では、コンパレータ32bの出力は0となる。
次に磁性回転体8が逆回転をした場合の各信号波形を図4に示す。
磁性回転体8が逆回転をした場合は、図4に示すように、中点電圧11c、12cの波形は、中点電圧11cの方が位相が90°遅れた正弦波状の波形となる。
この中点電圧11cの信号を遅延回路21にて遅延させた信号と、中点電圧11cをコンパレータ31aで比較した出力は、図中時刻t1からt3の区間では0となり、時刻t3からt5の区間では1となる。
また、中点電圧11cと基準電圧Vref0と比較したコンパレータ31bの出力は、Eの領域では0となり、F、G、Hの領域では1となる。
同様に、中点電圧11cと基準電圧Vref1と比較したコンパレータ31cの出力は、E、F、Hの領域では0となり、Gの領域では1となる。
一方、中点電圧12cの信号を遅延回路22にて遅延させた信号と、中点電圧12cをコンパレータ32aで比較したコンパレータ32aの出力は、図中時刻t0からt2の区間では0となり、時刻t2からt4の区間では1となる。
また、中点電圧12cと基準電圧Vref2と比較したコンパレータ32bの出力は、時刻t1からt3の区間では0となり、時刻t3からt5の区間では1となる。
以上の各コンパレータの出力を元に、回転方向を判別する方法について、図5に沿って説明する。
まず、中点電圧11cが増加から減少に変化する領域(A、E)では、コンパレータ31bの出力が0となり、この時の中点電圧12cの増減(コンパレータ32aの出力)を観測することにより、回転方向を検出できる。
つまり、コンパレータ31bの出力が0かつコンパレータ32aの出力が1の時は、正回転と判別され、コンパレータ31bの出力が0かつコンパレータ32aの出力が0の時は、逆回転と判別される。
この場合、中点電圧12cの比較的変化の大きい部分を使用して、回転方向を判別しているため、回転方向の判別を誤る可能性は低い。
次に、中点電圧11cが減少から増加に変化する領域(C、G)では、コンパレータ31cの出力が1となり、この時の中点電圧12cの増減(コンパレータ32aの出力)を観測することにより、回転方向を検出できる。
つまり、コンパレータ31cの出力が1かつコンパレータ32aの出力が0の時は、正回転と判別され、コンパレータ31cの出力が1かつコンパレータ32aの出力が1の時は、逆回転と判別される。
この場合も、中点電圧12cの比較的変化の大きい部分を使用して、回転方向を判別しているため、回転方向の判別を誤る可能性は低い。
さらに、中点電圧11cがVref0とVref1の間にある領域(B、D、F、H)では、コンパレータ31bの出力が1かつコンパレータ31cの出力が0となり、この時のコンパレータ31aとコンパレータ32bの出力を観測することにより、回転方向を検出できる。
つまり、コンパレータ31bの出力が1かつコンパレータ31cの出力が0で、コンパレータ31aの出力が0かつコンパレータ32bの出力が1、あるいはコンパレータ31aの出力が1かつコンパレータ32bの出力が0の時は、正回転と判別される。
また、コンパレータ31bの出力が1かつコンパレータ31cの出力が0で、コンパレータ31aの出力が0かつコンパレータ32bの出力が0、あるいはコンパレータ31aの出力が1かつコンパレータ32bの出力が1の時は、逆回転と判別される。
この場合は、中点電圧12cが増加から減少、あるいは減少から増加に遷移する部分であるので、比較的変化が少なく、増減情報を誤りやすいので、この領域では中点電圧11cの比較的変化の大きい部分を使用して、回転方向を判別しているため、回転方向の判別を誤る可能性は低い。
以上の判別をロジックで実現した場合の回路が、図1の論理回路41である。
なお、実施の形態1では、論理回路41により、回転方向を検出しているが、コンパレータ31a、31b、31c、32a、32bの出力をもとに、マイクロコンピュータなどのプログラムにより実現しても良い。この判別をプログラムにて実現した場合のフローチャートの例を、図6に示す。
回転方向の検出をマイクロコンピュータなどのプログラムにより実現することにより、回路規模を削減することができる。以下、判別のフローについて図6により説明する。
図6において、まず、コンパレータ31bの出力が0(中点電圧11cの電圧がVref0より大きい)の時、コンパレータ32aの出力を観測し、0(中点電圧12cが減少中)であれば逆回転(領域E)、1(中点電圧12cが増加中)であれば正回転(領域A)と判別できる。
コンパレータ31bの出力が0でない場合は、コンパレータ31cの出力が1(中点電圧11cの電圧がVref1より小さい)の時、コンパレータ32aの出力を観測し、0(中点電圧12cが減少中)であれば正回転(領域C)、1(中点電圧12cが増加中)であれば逆回転(領域G)と判別できる。
さらに、コンパレータ31bの出力が0でなく、コンパレータ31cの出力が1でない(中点電圧11cの電圧がVref0とVref1の間)場合は、コンパレータ31aの出力が0(中点電圧11cが減少中)の時は、コンパレータ32bの出力を観測し、0(中点電圧12cが減少中)であれば逆回転(領域F)、1(中点電圧12cが増加中)であれば正回転(領域B)と判別できる。
また、コンパレータ31aの出力が1(中点電圧11cが増加中)の時は、コンパレータ32bの出力が0(中点電圧12cが減少中)であれば正回転(領域D)、1(中点電圧12cが増加中)であれば逆回転(領域H)と判別できる。
以上のように、この発明の実施の形態1の回転状態検出装置は、中点電圧11cの出力レベルを2種類の基準電圧Vref0、Vref1と比較することにより領域を4つに分け、回転方向の判別に、基準電圧Vref0よりも大きい領域あるいは基準電圧Vref1よりも小さい領域については、中点電圧12cの増減情報を使用し、中点電圧11cの出力レベルが基準電圧Vref0とVref1の間にある領域では、中点電圧11cの増減情報を使用して回転方向を判別するようにしたものである。
このように構成することにより、90°の出力位相差を持つ2個のセンサ(第1ブリッジ回路11、第2ブリッジ回路12)を用いて回転体の回転方向を検出することができ、センサのコスト低減やサイズの小型化が実現できると共に、中点電圧11c、12cの変化量が比較的大きい領域を使用するため、増減情報を誤る可能性を低くすることができ、精度良く回転体の回転方向を検出することができる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2における回転状態検出装置の主要部を示すブロック図である。なお、図中、図1との同一符号は、同一あるいは相当部分を示す。
この実施の形態2の回転状態検出装置は、コンパレータ31a、31b、31c、32a、32bは、中点電圧11c、12cと、遅延回路21、22の出力、あるいは所定の電圧Vref0、Vref1、Vref2とを比較しているが、誤動作を防止するため、それぞれに、ローパスフィルタ23、24を挿入することにより、雑音成分を除去した信号を比較するよう構成したものである。
図7において、ローパスフィルタ23、24は、第1ブリッジ回路11の中点電圧11c、第2ブリッジ回路12の中点電圧12c出力の高周波成分の雑音成分を除去し、ローパスフィルタ23、24の出力と、その出力を遅延する遅延回路21、22、あるいは所定の電圧Vref0、Vref1、Vref2をコンパレータ31a、31b、31c、32a、32bで比較する。
これにより、外乱などによる高周波成分の雑音を除去した信号で比較するため、雑音による誤動作を抑制できる。
なお、上述の実施の形態2では、ローパスフィルタ23、24の出力と、この出力を遅延回路21、22で遅延させた出力とをコンパレータ31a、32aで比較したが、中点電圧11c、12cをそれぞれ時定数の異なる2つのローパスフィルタを通して得た出力をコンパレータ31a、32aで比較しても良い。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3の回転状態検出装置の主要部を示すブロック図である。
上述の実施の形態1では、第1ブリッジ回路11、第2ブリッジ回路12の各中点電圧11c、12cの増減方向を、遅延回路21、22とコンパレータ31a、32aを使用して検出し、所定の電圧Vref0、Vref1、Vref2との大小関係を、コンパレータ31b、31c、32bを使用して検出していたが、実施の形態3では、中点電圧11c、12cのアナログ値をA/Dコンバータ25、26でデジタル値に変換し、そのデジタル値(信号)を、Dフリップフロップ回路27、28を使って遅延させ、各中点電圧11c、12cの増減方向および所定の電圧との大小関係を検出するよう構成したものである。
図8において、A/Dコンバータ25、26は、中点電圧11c、12cのアナログ値(信号)をデジタル値(信号)に変換する。Dフリップフロップ回路27、28はデジタル値に変換された中点電圧11c、12cを1タイミング分遅延させる。
比較回路31a’、32a’は、中点電圧11c、12cのデジタル値(A/Dコンバータ25、26の出力)と、1タイミング遅延した中点電圧11c、12cのデジタル値(Dフリップフロップ回路27、28の出力)を比較し論理値を出力するもので、コンパレータの機能を有する。
比較回路31b’、31c’、32b’は、中点電圧11c,12cのデジタル値(A/Dコンバータ25、26の出力)と、所定の電圧Vref0、Vref1、Vref2のデジタル値Vref0’、Vref1’、Vref2’を比較し論理値を出力するもので、コンパレータの機能を有する。
この実施の形態3によれば、実施の形態1の効果に加え、信号をデジタル化することにより、雑音などによる誤動作をより抑制することができる。
なお、中点電圧11c、12cの信号を、実施の形態2に示すように、ローパスフィルタ23、24にて外乱などによる高周波成分の雑音を除去してからA/Dコンバータ25、26でデジタル値に変換して、さらに雑音などによる誤動作を抑制してもよい。
この発明の実施の形態1である回転状態検出装置の主要部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1の回転状態検出装置に用いる磁気回路構成図である。 この発明の実施の形態1において磁性回転体が正回転の場合の各出力端子の出力を示す波形図である。 この発明の実施の形態1において磁性回転体が逆回転の場合の各出力端子の出力を示す波形図である。 この発明の実施の形態1における動作状態を分類する真理値表を示す図である。 この発明の実施の形態1における回転方向を判別するプログラムのフローチャート例を示す図である。 この発明の実施の形態2における回転状態検出装置の主要部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3における回転状態検出装置の主要部を示すブロック図である。
符号の説明
1:磁気抵抗効果素子ユニット 8:凹凸状磁性回転体
9:磁石 11:第1ブリッジ回路
11a、11b、12a、12b:磁気抵抗効果素子
11c:端子(中点電圧) 11d:端子
11e:端子 12:第2ブリッジ回路
12c:端子(中点電圧) 12d:端子
12e:端子 21、22:遅延回路
23、24:ローパスフィルタ(LPF) 25、26:A/Dコンバータ
27、28:Dフリップフロップ(D−FF)
31a、31b、31c、32a、32b:コンパレータ
31a’、31b’、31c’、32a’、32b’:比較回路
41:論理回路 81:回転軸
82:回転方向。

Claims (5)

  1. バイアス磁界を発生する磁石、この磁石のバイアス磁界中に、被検出対象である凹凸状磁性回転体に対向しその回転方向に並べて配置され、上記被検出対象の回転に応じるバイアス磁界の状態変化により抵抗変化を生じる磁気抵抗効果素子組で構成された第1ブリッジ回路と第2ブリッジ回路、上記第1ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し論理値を出力する第1コンパレータ、
    上記第1ブリッジ回路の中点電圧と2種類の所定の電圧レベルとの大小を比較し論理値を出力する第2コンパレータおよび第3コンパレータ、
    上記第2ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し論理値を出力する第4コンパレータ、
    上記第2ブリッジ回路の中点電圧と所定の電圧レベルとの大小を比較し論理値を出力する第5コンパレータを備え、
    上記第1コンパレータ〜第5コンパレータの出力の組合せにより上記被検出対象の回転方向を識別するようにしたことを特徴とする回転状態検出装置。
  2. 上記第1コンパレータと第4コンパレータは、それぞれ、上記第1ブリッジ回路と第2ブリッジ回路の各中点電圧と、その遅延出力とを比較して、上記第1ブリッジ回路と第2ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し論理値を出力することを特徴とする請求項1に記載の回転状態検出装置。
  3. 上記第1ブリッジ回路と第2ブリッジ回路の中点電圧を、ローパスフィルタを介して出力するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転状態検出装置。
  4. 上記第1ブリッジ回路、第2ブリッジ回路の中点電圧のアナログ値をデジタル値に変換するA/Dコンバータと、上記第1ブリッジ回路、第2ブリッジ回路の中点電圧のデジタル値を一時格納する手段とを設け、上記A/Dコンバータのデジタル値出力と一時格納したデジタル値出力とを比較して上記第1ブリッジ回路と第2ブリッジ回路の中点電圧の増減方向を検出し論理値を出力し、上記第1ブリッジ回路に接続したA/Dコンバータのデジタル値出力と2種類の所定の電圧レベルの値を比較し、上記第2ブリッジ回路に接続したA/Dコンバータのデジタル値出力と所定の電圧レベルの値を比較するようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の回転状態検出装置。
  5. 上記各コンパレータおよび回転方向の識別は、マイクロコンピュータで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の回転状態検出装置。
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